JP3501018B2 - 現像装置及びプロセスカートリッジ及び現像器カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びプロセスカートリッジ及び現像器カートリッジ及び画像形成装置

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JP3501018B2
JP3501018B2 JP17245099A JP17245099A JP3501018B2 JP 3501018 B2 JP3501018 B2 JP 3501018B2 JP 17245099 A JP17245099 A JP 17245099A JP 17245099 A JP17245099 A JP 17245099A JP 3501018 B2 JP3501018 B2 JP 3501018B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電微粒子である
現像剤を用いて現像を行う現像装置、プロセスカートリ
ッジ、現像器カートリッジ、及びこれらのうちの何れか
を備えた画像形成装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】現像剤として帯電微粒子であるトナーを
用い、このトナーを静電潜像に静電気的に付着させるこ
とにより現像を行う現像装置においては、トナーが現像
装置から洩れてしまうという問題がある。トナーが現像
装置から洩れると、この現像装置を備えた画像形成装置
本体の内部が汚れてしまい、その結果印字不良が発生し
たり、更には現像装置の交換時に作業者の手や着衣が汚
れてしまうことがあった。
【0003】特に、トナーを担持しながら搬送する機能
を有する現像ローラ上に、層厚規制ブレードによってト
ナーの薄層を形成し、これを静電潜像に対向させて現像
を行う非磁性1成分現像の場合には、回転する現像ロー
ラの周辺からのトナー洩れが生じ易い。
【0004】そこで、従来は、現像装置の内部にトナー
洩れ防止部材を設けることにより、以上のようなトナー
洩れを防止していた。例えば、現像ローラ周辺には、現
像ローラの両端部方向からのトナー洩れを防止するため
に、サイドシールと呼ばれるトナー洩れ防止部材を現像
ローラの両端部の周面に摺擦させると共に、現像ローラ
の下方に形成される現像ローラとトナー収容容器の開口
部との隙間からのトナー洩れを防止するために、ロアフ
ィルムと呼ばれるトナー洩れ防止部材を現像ローラの下
方にて現像ローラに摺擦させていた。更に、現像ローラ
の上方に形成される現像ローラとトナー収容容器の開口
部との隙間からのトナー洩れを防止するためには、前記
層厚規制ブレードを現像ローラに押圧させることによっ
て、前記層厚規制ブレードにトナー洩れ防止部材として
の機能を持たせていた。
【0005】前記サイドシールは、ウレタンスポンジに
テフロンフェルト製の摺動部材を貼り付けた構造を有し
ている。ウレタンスポンジには、十分に柔らかいこと
と、圧縮永久歪が少ないことが必要とされる。テフロン
フェルトは、押圧力の確保と回転トルクの低減との両立
のために用いられる。
【0006】前記ロアフィルムは、PET(polyethyle
ne terephthalate)シートやウレタンゴム等が用いられ
る。ウレタンゴムは柔らかい押圧が期待できるが、腰が
ないため、スポンジ等で背面から押し当てることが必要
である。PETシートは、ウレタンゴムフィルムに比べ
て硬いので、背面からスポンジ等で押圧する必要がな
く、また、ウレタンゴムフィルムよりも組み立て作業が
容易であるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成を採った場合には、トナーが僅かでも現像ローラとサ
イドシールの間に入り込むと、入り込んだトナーによっ
て現像ローラやサイドシールが損傷を受けてしまうとい
う問題があった。最初に入り込むトナーは僅かでも、サ
イドシールが損傷することによって、印字を重ねるにつ
れて損傷の度合いが拡大し、徐々にトナー洩れが増大し
てしまう。
【0008】特に、形状が球形をしており、流動性が極
めて優れている重合トナーを用いた場合には、トナーが
サイドシールと現像ローラの間に入り易くなり、更に、
サイドシール等が損傷を受けた時のトナー洩れも重合ト
ナーを用いた場合の方が顕著であり、洩れるトナー量は
著しく増大するという問題点があった。
【0009】このようなトナー洩れを防止するには、現
像ローラへのサイドシールの押圧を高くするという方法
が考えられるが、このようにすると、現像ローラの回転
トルクが高くなり過ぎて、モーターへの負荷が大きくな
るという問題が発生する。
【0010】また、重合トナーを用いた場合には、押圧
を強くしても、トナー洩れを完全に防止することは困難
であった。
【0011】特に、現像ローラへのトナーの供給を良好
にするために、供給ローラを現像ローラに摺擦する方式
を採用した場合には、供給ローラと現像ローラの圧接部
付近に多くのトナーが集まり、トナー密度が上昇し、サ
イドシールと現像ローラの間にトナーが入り込み易くな
るという問題があった。
【0012】そこで、本発明は、このような問題を解決
し、重合トナー及び供給ローラを用いた場合でも、現像
ローラとサイドシールとの摺擦部からのトナー洩れを確
実に防止することのできる現像装置、プロセスカートリ
ッジ、現像器カートリッジ、及び画像形成装置を提供す
ることを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の現像装置
は、前記課題を解決するために、現像剤を収容する現像
器筐体の開口部に、現像剤担持体を回転可能に配置し、
該現像剤担持体上に形成した現像剤の薄層を静電潜像に
対向させることによって可視像を形成する現像装置であ
って、前記現像器筐体開口部の長手方向両端付近に前記
現像剤担持体の両端部側の周面に摺擦するように設けら
れた両端部現像剤洩れ防止部材と、前記両端部現像剤洩
れ防止部材の前記現像剤担持体との摺擦面の背面位置に
設けられ、前記両端部現像剤洩れ防止部材と前記現像剤
担持体との摺擦境界部及び当該摺擦境界部の周辺を覆う
シート状部材とを備え、前記シート状部材は、前記背面
位置から、前記現像器筐体開口部の長手方向中央部側に
突出して設けられていることを特徴する。
【0014】請求項1記載の現像装置によれば、現像剤
担持体は、回転しながら現像剤を担持搬送するが、前記
現像器筐体開口部の長手方向両端付近には、現像剤担持
体の両端部側周面に摺擦するように両端部現像剤洩れ防
止部材が設けられているので、両端部側からの現像剤洩
れは防止される。しかも、両端部現像剤洩れ防止部材の
現像剤担持体との摺擦面の背面位置にシート状部材を備
え、当該シート状部材を、前記背面位置から、前記現像
器筐体開口部の長手方向中央部側に突出させた。これに
より、両端部現像剤洩れ防止部材と現像剤担持体との摺
擦境界部、及び当該摺擦境界部の周辺は、当該シート状
部材により覆われるので、両端部現像剤洩れ防止部材と
現像剤担持体との摺擦境界部、及び当該摺擦境界部の周
辺における現像剤密度が低下し、両端部現像剤洩れ防止
部材と現像剤担持体との摺擦部に現像剤が侵入すること
がない。その結果、当該摺擦部からの現像剤洩れが確実
に防止される。
【0015】請求項2記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1記載の現像装置において、前記
両端部現像剤洩れ防止部材は、前記現像器筐体に取り付
けられる基材部と、該基材部上に取り付けられ前記現像
剤担持体に摺擦する摺擦部とからなり、前記シート状部
材は、前記基材部と前記摺擦部との間に挟持されている
ことを特徴とする。
【0016】請求項2記載の現像装置によれば、両端部
現像剤洩れ防止部材の摺擦部は、現像器筐体に取り付け
られた基材部により押圧され、現像剤担持体に摺擦する
ので、隙間を形成することなく現像剤担持体に接触し、
現像剤洩れを確実に防止する。しかも、基材部と摺擦部
との間には、前記シート状部材が挟持されているので、
前記摺擦部と現像剤担持体との摺擦境界部、及び当該摺
擦境界部の周辺は、当該シート状部材により覆われる。
その結果、当該摺擦境界部、及び当該摺擦境界部の周辺
における現像剤密度が低下し、前記摺擦部と現像剤担持
体との間に現像剤が侵入することがなく、現像剤洩れが
確実に防止される。
【0017】請求項3記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1または2記載の現像装置におい
て、前記現像剤担持体に摺擦しながら回転可能に配置さ
れ、前記現像剤担持体に前記現像剤を搬送供給する発泡
弾性体製の現像剤搬送供給体を更に備え、前記シート状
部材の突出した部分は、前記現像剤担持体と前記現像剤
搬送供給体との間に挟持されていることを特徴とする。
【0018】請求項3記載の現像装置によれば、発泡弾
性体製の現像剤搬送供給体は、現像剤担持体に圧接して
摺擦しながら回転し、現像剤担持体に現像剤を搬送供給
する。従って、現像剤搬送供給体と現像剤担持体との圧
接部には多量の現像剤が供給され、当該圧接部における
現像剤密度が上昇する。しかしながら、前記シート状部
材の突出した部分は、現像剤担持体と現像剤搬送供給体
との間に挟持されているので、前記圧接部における現像
剤が前記シート状部材を超えて両端部現像剤洩れ防止部
材と現像剤担持体との摺擦境界部、及び当該摺擦境界部
の周辺に搬送されてくることがなくなり、当該摺擦境界
部、及び当該摺擦境界部の周辺における現像剤密度が低
下する。その結果、両端部現像剤洩れ防止部材と現像剤
担持体との摺擦部に現像剤が侵入することがなく、当該
摺擦部からの現像剤洩れが確実に防止される。
【0019】請求項4記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1ないし3のいずれか1記載の現
像装置において、前記シート状部材は、樹脂で形成され
ていることを特徴とする。
【0020】請求項4記載の現像装置によれば、前記シ
ート状部材を樹脂で形成したことにより、適度な硬さを
有して確実に現像剤の侵入を防ぎ、かつ、適度に変形す
るので現像剤担持体の周面に沿った形状にすることが容
易となる。
【0021】請求項5記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項4記載の現像装置において、前記
シート状部材は、PETで形成されていることを特徴と
する。
【0022】請求項5記載の現像装置によれば、前記シ
ート状部材をPETで形成したことにより、適度な硬さ
を有して確実に現像剤の侵入を防ぎ、かつ、適度に変形
するので現像剤担持体の周面に沿った形状にすることが
容易となる。
【0023】請求項6記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1ないし5のいずれか1記載の現
像装置において、前記シート状部材には、前記現像剤担
持体の長手方向に沿った切り込みが設けられていること
を特徴とする。
【0024】請求項6記載の現像装置によれば、前記シ
ート状部材に、現像剤担持体の長手方向に沿った切り込
みを設けたので、現像剤担持体の回転に伴う負荷を受け
た場合でも、前記シート状部材自体が破れることがな
い。
【0025】請求項7記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1ないし6のいずれか1記載の現
像装置において、前記シート状部材は、前記両端部現像
剤洩れ防止部材と前記現像剤担持体との摺擦境界部より
も、前記現像器筐体開口部の長手方向中央部側に突出し
た部分の当該長手方向に沿った長さが1mm以上4mm
以下であることを特徴とする。
【0026】請求項7記載の現像装置によれば、前記シ
ート状部を、両端部現像剤洩れ防止部材と現像剤担持体
との摺擦境界部よりも、現像器筐体開口部の長手方向中
央部側に突出させ、当該突出部分の当該長手方向に沿っ
た長さを1mm以上としたので、当該突出部分を超える
現像剤の量を確実に低減することによって現像剤洩れを
防止する。しかも、前記突出部分の前記長手方向に沿っ
た長さを4mm以下としたので、前記突出部分の先端部
近傍にて、現像剤の対流を悪化させず、トナー劣化を防
止する。
【0027】請求項8記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1ないし7のいずれか1記載の現
像装置において、前記現像剤は、重合法で作製された重
合トナーであることを特徴とする。
【0028】請求項8記載の現像装置によれば、前記現
像剤として重合法で作製された重合トナーを用いたの
で、流動性が高く現像剤洩れが生じ易いが、上述したよ
うに、前記シート状部材により両端部現像剤洩れ防止部
材と現像剤担持体との摺擦境界部及びその周辺における
現像剤密度が低下するので、トナー洩れを生じさせるこ
とがない。
【0029】請求項9記載のプロセスカートリッジは、
前記課題を解決するために、画像形成装置に対して着脱
自在に形成されたプロセスカートリッジであって、前記
静電潜像の担持体と、請求項1ないし8のいずれか1記
載の現像装置とを備えたことを特徴とする。
【0030】請求項9記載のプロセスカートリッジによ
れば、画像形成装置に対して着脱自在に形成されたプロ
セスカートリッジに、請求項1ないし8のいずれか1記
載の現像装置とを備えたので、プロセスカートリッジの
着脱の際にも確実に現像剤洩れが防止される。
【0031】請求項10記載の現像器カートリッジは、
前記課題を解決するために、請求項1ないし8のいずれ
か1記載の現像装置を、画像形成装置またはプロセスカ
ートリッジに対して着脱自在に形成したことを特徴とす
る。
【0032】請求項10記載の現像器カートリッジによ
れば、請求項1ないし8のいずれか1記載の現像装置
を、画像形成装置またはプロセスカートリッジに対して
着脱自在に形成したので、現像器カートリッジの着脱の
際にも確実に現像剤洩れが防止される。
【0033】請求項11記載の画像形成装置は、前記課
題を解決するために、請求項1ないし8のいずれか1記
載の現像装置、または請求項9記載のプロセスカートリ
ッジ、もしくは請求項10記載の現像器カートリッジを
備えたことを特徴とする。
【0034】請求項11記載の画像形成装置によれば、
請求項1ないし8のいずれか1記載の現像装置、または
請求項9記載のプロセスカートリッジ、もしくは請求項
10記載の現像器カートリッジを備えたので、現像剤洩
れが発生せず、画像形成装置本体内が現像剤により汚染
されることがない。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について、添付図面を参照して説明する。まず、本実施
形態における画像形成装置全体の概要について説明す
る。
【0036】(画像形成装置全体の概要)図1は、本発
明の画像形成装置の一実施形態としてのレーザビームプ
リンタ1の概略構成を示す断面図である。図1におい
て、レーザビームプリンタ1は、本体ケース2の底部
に、図示しない用紙を給紙するフィーダユニットを備え
ている。フィーダユニットは、図示しないバネによって
押圧される用紙押圧板10と、給紙ローラ11と、摩擦
分離部材14とを備え、用紙押圧板10により用紙を給
紙ローラ11に押圧し、給紙ローラ11の回転により給
紙ローラ11と摩擦分離部材14との間で最上位の用紙
を分離して所定のタイミングで用紙の供給を行う。
【0037】図1の矢印方向に回転する前記給紙ローラ
11の回転による用紙搬送方向の下流側には、1対のレ
ジストローラ12及び13が回転可能に枢支され、後述
する感光ドラム20と転写ローラ21によって形成され
る転写位置へ所定のタイミングで用紙を搬送する。
【0038】感光ドラム20は、正帯電性の材料、例え
ば、正帯電性のポリカーボネイトを主成分とする有機感
光体からなる。具体的には、感光ドラム20は、例え
ば、円筒状でアルミ製の円筒スリーブを本体として、そ
の外周部に、ポリカーボネートに光導電性樹脂を分散さ
せた所定厚さ(例えば、約20μm)の光導電層を形成
した中空状のドラムから構成され、円筒スリーブを接地
した状態で、本体ケース2に回転自在に枢支される。更
に、感光ドラム20は、図示しない駆動手段により矢印
方向に回転駆動される。
【0039】帯電器30は、例えば、タングステンなど
からなる帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯
電用のスコロトロン型の帯電器から構成される。
【0040】レーザスキャナユニット40は、感光ドラ
ム20上に静電潜像を形成する為のレーザ光Lを発生す
るレーザ発生器(図示せず)、回転駆動されるポリゴン
ミラー(5面体ミラー)41、一対のレンズ42及び4
5、並びに反射ミラー43,44及び46を含んで構成
されている。
【0041】現像装置50は、現像器筐体としてのケー
ス51内に現像剤室としてのトナー収容室52が形成さ
れ、トナー収容室52内には、アジテータ53と、清掃
部材54が回転軸55の周りに回転自在に設けられてい
る。なお、このトナー収容室52内には、電気絶縁性を
有する正帯電性の非磁性1成分現像剤としてのトナーが
収容される。また、トナー収容室52の前記回転軸55
の両端側に位置する側壁には光透過窓56が設けられて
いる。また、トナー収容室52の感光ドラム20側に
は、開口部Aによってトナー収容室52と連通し現像を
行う現像室57が形成され、供給ローラ58と現像剤担
持体としての現像ローラ59が回転可能に枢支される。
現像ローラ59上のトナーは、薄い板状の弾性を有する
層厚規制ブレード64により所定の層厚に規制され、現
像に供される。
【0042】ここで、現像剤担持体としての現像ローラ
59は、ステンレス鋼等で形成された芯金上に、導電性
を有するカーボンの微粒子を含む導電性のシリコーンゴ
ムで形成された円筒状の基材が設けられており、更にこ
の基材上には、フッ素を含有した樹脂またはゴム材のコ
ート層が形成されている。なお、現像ローラ59は、必
ずしも基材を導電性のシリコーンゴムで構成しなくても
よく、導電性のウレタンゴムで構成しても良い。
【0043】また、現像剤搬送供給体としての供給ロー
ラ58は、ステンレス鋼等で形成された芯金上に、導電
性の発泡弾性体であるウレタンゴムスポンジ製の円筒状
基材が形成されたローラであり、現像ローラ59に対し
てウレタンゴムスポンジの弾性力によって押圧接触する
ように配置されている。なお、供給ローラ58として
は、この他にも、導電性シリコーンゴムの発泡体等の適
宜の部材を使用することができる。
【0044】また、前記トナー収容室52に収容される
トナーは、正帯電性の非磁性1成分現像剤であり、懸濁
重合法によって球状に形成したスチレン−アクリル系樹
脂に、カーボンブラック等の周知の着色剤、及びニグロ
シン、トリフェニルメタン、4級アンモニウム塩等の荷
電制御剤を添加してなる粒径6μm〜10μm、平均粒
径8μmのトナー母粒子を有している。そして、トナー
は、そのトナー母粒子の表面にシリカを外添剤として添
加して構成されている。
【0045】転写ローラ21は、回転自在に枢支され、
シリコーンゴムやウレタンゴムなどからなる導電性を有
する発泡弾性体から構成される。転写ローラ21は、印
加される電圧により、感光ドラム20上のトナー画像を
用紙に確実に転写するように構成されている。
【0046】定着ユニット70は、レジストローラ12
及び13から感光ドラム20と転写ローラ21との圧接
部に至る用紙の搬送方向の更に下流側に設けられ、加熱
用ローラ71と押圧ローラ72を備える。用紙に転写さ
れたトナー画像は加熱用ローラ71と押圧ローラ72と
によって搬送される間に加熱されつつ押圧されて用紙に
定着される。
【0047】用紙搬送用の1対の搬送ローラ73及び排
紙ローラ74は、定着ユニット70の搬送方向下流側に
夫々設けられており、排紙ローラ74の下流側には排紙
トレイ75が設けられている。
【0048】なお、上述した感光ドラム20、転写ロー
ラ21、帯電器30、及び現像装置50は、ドラムカー
トリッジ2a内に収容されており、該ドラムカートリッ
ジ2aはレーザビームプリンタ1に対して着脱自在に設
けられている。更に、現像装置50は、現像器カートリ
ッジとしてドラムカートリッジ2a(請求項10のプロ
セスカートリッジ)に対して着脱自在に設けられてい
る。
【0049】以上のような本実施形態のレーザビームプ
リンタ1において、感光ドラム20の表面が帯電器30
により一様に帯電され、レーザスキャナユニット40か
ら画像情報に従って変調されたレーザ光Lが照射される
と、感光ドラム20の表面には静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像装置50によってトナーで可視像
化され、感光ドラム20上に形成された可視像は感光ド
ラム20によって転写位置へと搬送される。転写位置に
おいては、給紙ローラ11及びレジストローラ12及び
13を介して用紙が供給され、前記可視像は転写ローラ
21によって印加される転写バイアスにより、用紙に転
写される。なお、転写後に感光ドラム20上に残ったト
ナーは、現像ローラ59によって現像室57に回収され
る。
【0050】次に、用紙は定着ユニット70に搬送さ
れ、定着ユニット70の加熱用ローラ71と押圧ローラ
72によって挟持搬送され、用紙上の可視像は加圧及び
加熱され、用紙上に定着される。そして、用紙は一対の
搬送ローラ73及び排紙ローラ74によりレーザビーム
プリンタ1上部の排紙トレイ75に排出され、画像形成
動作が終了する。
【0051】(現像装置におけるシール構造)次に、本
実施形態の現像装置50における現像剤洩れ防止部材を
用いたシール構造を、図2ないし図16を参照しなが
ら、各部材の取り付け手順と共に説明する。
【0052】図2(A)、図3(A)、図4(A)、図
5(A)、図6(A)、図7(A)、図8(A)、図1
1(A)、図12、及び図14(A)は、現像装置50
におけるケース51のシール部を示す一部破断斜視図で
ある。また、図2(B)、図3(C)、図4(C)、図
5(B)、図6(B)、図7(B)、図8(C)、図1
1(B)、及び図14(C)は、前記各一部破断斜視図
に示す矢印B方向から見たシール部を示す図である。ま
た、図3(B)は図3(A)のC−C線断面図、図4
(B)は図4(A)に示す矢印A方向から見たシール部
を示す図、図8(B)は図8(A)に示す矢印A方向か
ら見たシール部を示す図、図9は、アッパーシールを取
り付けた段階のケース51のシール部を示す正面図、図
10は図9に示す矢印B方向から見たシール部を示す
図、図13(A)は層厚規制ブレードを裏側から見た
図、図13(B)は層厚規制ブレードを表側から見た
図、図13(C)は図11(B)と同様に矢印B方向か
ら見たシール部を示す図、図14(B)は図14(A)
に示す矢印A方向から見たシール部を示す図、図14
(D)は図14(C)のD−D線断面図、図15(A)
はロアフィルム及びその取り付け部周辺を示す平面図、
図15(B)はロアフィルムの接着面を示す図、図16
(A)は図14(A)とは反対側のケース51のシール
部を示す一部破断斜視図、図16(B)は図14(C)
のように矢印B方向から見たシール部を示す図である。
【0053】まず、図2(A)において、斜線で示され
る領域は、以下に説明するシール部材を両面テープによ
って取り付ける領域であり、現像ローラ59の周方向に
沿ったサイド側シール取付領域100と、現像ローラ5
9の下部位置にて現像ローラ59の長手方向に沿った下
部側シール取付領域101とに分けられる。サイド側シ
ール取付領域100及び下部側シール取付領域101
は、両面テープによる接着性を高めるため、脱脂処理さ
れる。
【0054】なお、現像ローラ59は、その端面部が図
2(A)に示すケース51の現像ローラ収容部における
側面部51aに近接するように配置される。図2(B)
に示す中心点Qが現像ローラ59の回転中心軸線位置を
示している。また、供給ローラ58は図2(A)に二点
鎖線で示すように、現像ローラ収容部の後方位置に設け
られた供給ローラ収容部に取り付けられる。
【0055】次に、図3(A)、(B)、(C)に示す
ように、下部側シール取付領域101に続く現像ローラ
収容部における底面部51bのサイド側シール取付領域
100側の端面51cに密着させて、サイドエッジシー
ル102を両面テープによりサイド側シール取付領域1
00に接着取り付けする。両面テープはサイドエッジシ
ール102の底面に貼り付け、サイドエッジシール10
2の端面は、前記底面部51bのサイド側シール取付領
域100側の端面51cに押圧させて密着させる。サイ
ド側シール取付領域100は、図3(B)に示すよう
に、後述するサイドシールの厚さを考慮して底面部51
bよりも低い位置に形成されており、底面部51bとサ
イド側シール取付領域100との間には、端面51cを
有する段差部が形成される。サイド側シール取付領域1
00に図3(B)に点線で示すようにサイドシール10
4を取り付けると、前記端面51cはサイドシール10
4の端面と接触することになるが、サイドシール104
にはスポンジの中でも比較的剛性の高いウレタンスポン
ジが用いられるため、ケース51を形成する樹脂との密
着性が弱くなり、前記端面51cとサイドシール104
の端面との接触部にトナーが侵入し、トナー洩れが発生
してしまう。このトナーの侵入は、前記底面部51bを
伝わってくるものだけでなく、供給ローラ収容部からの
侵入もある。そこで、本実施形態では、ウレタンスポン
ジよりも柔らかいスポンジで形成したサイドエッジシー
ル102を、前記端面51cに密着させ、このようなト
ナーの侵入を確実に防いでいる。
【0056】次に、図4(A)、(B)、(C)に示す
ように、上部サイドシール取り付け用のフィルム103
をケース51に両面テープを用いて貼り付ける。層厚規
制ブレード64には、両端部方向からのトナー洩れを防
止するためのブレードサイドシールが取り付けられお
り、ケース51側には、このブレードサイドシールとの
密着性を高めるための上部サイドシールが取り付けられ
る。この上部サイドシールは、図4(B)に示すフィル
ム103に重ね合わせるように取り付けられるが、仮に
フィルム103がないとすると、上部サイドシールのケ
ース51に対する接着領域は図4(B)に斜線で示す領
域のみとなって、安定性に欠けることになる。そこで、
本実施形態では、PET製のフィルム103をケース5
1に取り付けることにより、この上部サイドシールの接
着領域を確保している。
【0057】次に、図5(A),(B)に示すように、
現像ローラ59の端部からのトナー洩れを防止するため
に、両端部現像剤洩れ防止部材の基材を構成するサイド
シール104を、サイド側シール取付領域100に両面
テープにより取り付ける。サイドシール104はスポン
ジの中でも比較的剛性の高いウレタンスポンジ(商品
名:ポロン、ロジャースイノアック社製)で形成されて
おり、現像ローラ59を取り付けた際に圧縮されて所定
の押圧力を発揮するようにある程度の厚みを持って構成
されている。このような構成により、後述する両端部現
像剤洩れ防止部材の最上層であるテフロンフェルトを、
現像ローラ59に所定の押圧力で押圧させることができ
る。
【0058】また、本実施形態においては、図5(A)
に示すように、供給ローラ58の側端面は、サイドシー
ル104の側端面に摺擦する構成となっており、供給ロ
ーラ58とサイドシール104との間からのトナー洩れ
が防止されている。
【0059】次に、図6(A)、(B)に示すように、
下部側シール取付領域101とサイド側シール取付領域
100との境界部からのトナー洩れ、及び後述するロア
シールの可動部と下部側シール取付領域101との隙間
からのトナー洩れを防止するために、ロアサイドシール
105を、両面テープにより下部側シール取付領域10
1の端部に取り付ける。ロアサイドシール105は、柔
らかいウレタンスポンジで形成されており、両面テープ
はロアサイドシール105の底面に貼り付ける。サイド
シール104側の端面は、図6(B)に示すように一部
の領域W0で重なるように取り付け、ロアサイドシール
105を押圧によりサイドシール104に密着させる。
本実施形態では、重なる領域W0を約2mm程度に設定
している。
【0060】次に、図7(A)、(B)に示すように、
ケース51のサイドシール104の接着面とフィルム1
03の接着面との間に形成された段差部Eから、サイド
シール104の上端面に亘って、エッジシール106を
取り付ける。エッジシール106は柔らかいウレタンス
ポンジで形成されており、底面に両面テープを貼り付け
ることにより、前記段差部E及びサイドシール104の
上端面と接着される。このようなエッジシール106を
設けることにより、フィルム103に取り付けられる上
部サイドシール、及び層厚規制ブレードに取り付けるブ
レードサイドシールの両面テープが貼り付けられていな
い下端面を、エッジシール106に接触させることがで
き、スポンジとスポンジとの接触部を形成してトナー洩
れを確実に防止することができる。
【0061】次に、図8(A)、(B)、(C)に示す
ように、後述するブレードサイドシールとの密着性を高
めるために、上部サイドシール107をフィルム103
及びケース51に両面テープで取り付ける。上部サイド
シール107はりも柔らかいウレタンスポンジで形成さ
れており、後述するブレードサイドシールとの接触する
位置に設けられる。このように構成することにより、上
部サイドシール107とブレードサイドシールの接触部
は、スポンジとスポンジとの接触部となり、トナー洩れ
を確実に防ぐことができる。
【0062】次に、図9及び図10に示すように、層厚
規制ブレード64の取り付け部裏側の上部位置からのト
ナー洩れを防止するために、層厚規制ブレード64の長
手方向に延びて形成されたアッパーシール108を取り
付ける。アッパーシール108は柔らかいウレタンスポ
ンジで形成される。このアッパーシール108により、
トナー収容室内を噴霧状に舞うトナーによるトナー洩
れ、あるいは現像装置50を逆さまにした場合のトナー
洩れを確実に防ぐことができる。
【0063】次に、図11(A)、(B)に示すよう
に、サイドシール104上に、両端部現像剤洩れ防止部
材の中間層を構成するシート状部材としての中間層フィ
ルム109を取り付ける。フィルム109は、PETで
形成されており、両面テープによりサイドシール104
に貼り付けられる。中間層フィルム109は、図11
(A)に示すように、サイドシール104よりも幅が広
く、端部がケース51の中央部側に突出した突出部が構
成されている。このように構成することにより、後述す
るように中間層フィルム109上に取り付けられるテフ
ロンフェルトと現像ローラの圧接部付近におけるトナー
密度を低下させることができ、当該圧接部部へのトナー
圧力を低下させることができる。その結果、サイドシー
ル104の現像ローラ59への押圧力を必要以上に強く
することなく、トナー洩れを確実に防止することができ
る。
【0064】特に、本実施形態は、図11(A)に示す
ように、現像ローラ59の長さよりも供給ローラ58が
短く、図5(A)または図11(A)に示すように、供
給ローラ58の側端面がサイドシール104の側端面に
摺擦するように構成されているため、供給ローラ58の
側端面とサイドシール104の側端面との接触部からの
不要なトナー洩れは防止されるものの、供給ローラ58
と現像ローラ59との圧接部には、供給ローラ58のト
ナー搬送供給機能により、多量のトナーが搬送されくる
ため、この圧接部周辺のトナー密度は非常に高くなる。
その結果、供給ローラ58の側端面とサイドシール10
4の側端面との摺擦部周辺においてもトナー密度が高く
なる。
【0065】しかしながら、本実施形態においては、中
間層フィルム109の端部をケース51の中央部側に突
出するように構成したので、この摺擦部周辺のトナーが
中間層フィルム109を超えて現像ローラ59側に来る
ことを低減することができる。
【0066】また、中間層フィルム109の突出部に
は、図11(A)に示すように、切り込み部109aが
ケース51の中央部側から現像ローラ59の長手方向に
沿って設けられており、現像ローラ59と供給ローラ5
8の回転に伴う負荷による変形に対して、中間層フィル
ム109が破れることを防止している。
【0067】つまり、中間層フィルム109をケース5
1の中央部側に突出するように構成することにより、こ
の突出部は現像ローラ59と供給ローラ58の間に挟ま
れることになる。中間層フィルム109上には、後述す
るようにテフロンフェルトが設けられるため、現像ロー
ラ59と中間層フィルム109との間にはテフロンフェ
ルトの厚さ分の微小な間隙が存在する。しかし、供給ロ
ーラ58は、この中間層フィルム109の突出部によっ
て押圧されることになるため、この中間層フィルム10
9の突出部は若干ではあるが現像ローラ59にも接触す
ることになる。従って、中間層フィルム109の突出部
は現像ローラ59と供給ローラ58の間に挟まれ、現像
ローラ59と供給ローラ58の回転に伴って変形するこ
とになる。
【0068】しかしながら、本実施形態のように中間層
フィルム109に切り込み部109aを設けることによ
り、現像ローラ59と供給ローラ58の回転に伴って中
間層フィルム109が変形したとしても、破れることが
ない。
【0069】次に、図12に示すように、サイドエッジ
シール110を中間層フィルム109の上部に両面テー
プを用いて取り付ける。このサイドエッジシール110
は、スポンジで形成されており、後述する層厚規制ブレ
ード64の板金と中間層フィルム109との間に隙間が
形成されることを防止し、トナー洩れを防いでいる。
【0070】次に、図13(A)に示すように、層厚規
制ブレード64の鉄またはステンレス鋼製の支持部64
cに取り付けられたリン青銅またはステンレス鋼製の板
金64bに、裏面側ブレードサイドシール111を両面
テープにより取り付ける。ここでは、圧接部材64aが
設けられた側の面を板金64bの正面とし、その反対側
の面を板金64bの裏面としている。層厚規制ブレード
64の長手方向に沿った裏面側ブレードサイドシール1
11の横方向の長さW1は、板金64bの側端部から圧
接部材64aの側端部までの間隔W2よりも広く形成さ
れており、板金64bの側端部から圧接部材64aの端
部に相当する位置までを覆っている。層厚規制ブレード
64をケース51に取り付けた際には、図14(D)に
示すように板金64bは上部サイドシール107及び裏
面側ブレードサイドシール111から押圧力を受けるこ
とになるが、裏面側ブレードサイドシール111を前記
のような領域に設けることにより、板金64bだけでな
く、圧接部材64aの端部をも押圧することになり、板
金64bを撓ませることがない。従って、板金64bの
撓みによるトナー洩れを防止することができる。また、
層厚規制ブレード64の短手方向に沿った裏面側ブレー
ドサイドシール111の縦方向の長さH1は、板金64
bを板金64bの短手方向の全域に亘って覆う長さとな
っている。両面テープは、裏面側ブレードサイドシール
111の裏面に貼り付けられ、表面は図13(C)に示
すように上部サイドシール107に押圧されて接触す
る。裏面側ブレードサイドシール111は柔らかいウレ
タンスポンジで形成されているため、裏面側ブレードサ
イドシール111と上部サイドシール107の接触部
は、スポンジとスポンジの接触部となっている。また、
裏面側ブレードサイドシール111の下端面は、図13
(C)に示すようにサイドエッジシール106に接触し
ている。従って、裏面側ブレードサイドシール111と
サイドエッジシール106との接触部も、スポンジとス
ポンジの接触部となっている。このように、裏面側ブレ
ードサイドシール111の他の部材との境界部は、板金
64bとの接着面を除いて全てスポンジとスポンジの接
触部となっており、トナー洩れを確実に防いでいる。
【0071】一方、板金64bの圧接部材64aが設け
られた正面側には、図13(B)に示すように正面側ブ
レードサイドシール112が、圧接部材64aの両端部
に接触するように両面テープにより取り付けられてい
る。正面側ブレードサイドシール112は柔らかいウレ
タンスポンジで形成される。この正面側ブレードサイド
シール112上には、後述するテフロンフェルトが取り
付けられるが、正面側ブレードサイドシール112とテ
フロンフェルトとを合わせた際の厚さは、図14(D)
に示すように、ある程度の潰し量を見込んで、圧接部材
64aよりも厚くなるように構成されている。このよう
に構成することにより、圧接部材64aが摩耗した場合
でも、両端部側の圧接部材64aの現像ローラ59に対
する押圧力を変化させず、圧接部材64aと現像ローラ
59との圧接部からのトナー洩れを確実に防止すること
ができる。
【0072】次に、図14(A)、(B)、(C)に示
すように、両端部現像剤洩れ防止部材の最上層を構成す
るテフロンフェルト113を、層厚規制ブレード64の
板金64b、正面側ブレードサイドシール112、中間
層フィルム109、及びサイド側シール取付領域100
に亘って両面テープを用いて取り付ける。層厚規制ブレ
ード64上においては、図14(B)、(C)に示すよ
うに、テフロンフェルトの先端を板金64bに貼り付
け、更にそれに続く部分により正面側ブレードサイドシ
ール112を覆うように貼り付けを行う。このように構
成することにより、層厚規制ブレード64の圧接部材6
4aの両端部側からのトナー洩れを確実に防止すること
ができる。また、層厚規制ブレード64の板金64bの
動きに応じてテフロンフェルト113が一緒に動くの
で、トナー洩れを確実に防止しつつ、層厚規制ブレード
64の板金64bの動きを阻害することがない。また、
テフロンフェルト113は、現像ローラ59に対する摩
擦抵抗が低いので、現像ローラ59の回転トルクを低減
させることができる。
【0073】特に、本実施形態においては、テフロンフ
ェルト113の背面側に、中間層フィルム109を取り
付け、中間層フィルム109の端部をケース51の長手
方向における中央部側に突出させた構成としたので、供
給ローラ58と現像ローラ59との圧接部に多量のトナ
ーが供給されトナー密度が高くなっても、そのトナーは
中間層フィルム109に遮られ、テフロンフェルト11
3の現像ローラ59との摺擦面に到達するトナーは著し
く低減する。従って、テフロンフェルト113と現像ロ
ーラ59との間にトナーが入り込むことがなく、トナー
洩れが確実に防止される。
【0074】次に、図15(A)、図16(A)、
(B)に示すように、下端部現像剤洩れ防止部材として
のロアフィルム114を取り付ける。ロアフィルム11
4は、PETシートあるいはウレタンゴムフィルムが用
いられる。本実施形態ではPETシートを用いた。ロア
フィルム114は、図15(B)に斜線で示すように、
下部側シール取付領域101の一部、及びケース51の
前縁部51dの一部、並びにロアサイドシール105の
一部に、両面テープを用いて貼り付ける。このように、
ロアフィルム114の接着面は、下部側シール取付領域
101だけでなく、前縁部51dの幅W3高さH2の領
域も含まれるので、剥がれ難くなっている。従って、現
像ローラ59とロアフィルム114及びテフロンフェル
ト113の押圧力をある程度高めた場合でも、ロアフィ
ルム114の剥がれを確実に防止することができる。ま
た、ロアフィルム114の両端部は、図15(A)、
(B)及び図16(A)に示すように、テフロンフェル
ト113の上に乗り上げるようにする。このように構成
することにより、現像ローラ59を装着すると、ロアフ
ィルム114は現像ローラ59によってテフロンフェル
ト113側に押圧されることになり、テフロンフェルト
113とロアフィルム114との隙間が無くなるので、
テフロンフェルト113とロアフィルム114との接触
部からのトナー洩れを確実に防止することができる。
【0075】以上説明したように、本実施形態の現像装
置50においては、現像ローラ59の上部、両端部、及
び下部からのトナー洩れを確実に防止することができ、
特に、テフロンフェルト113の背面側に中間層フィル
ム109を取り付け、中間層フィルム109の端部をケ
ース51の長手方向における中央部側に突出させたの
で、トナーのテフロンフェルト113と現像ローラ59
との摺擦部への侵入を確実に防止して、当該摺擦部から
のトナー洩れを確実に防止することができる。本実施形
態のように、微細な粒径を持ち、流動性の高い重合トナ
ーを用いた場合には、確実にトナー洩れを防止すること
ができ、極めて有効である。
【0076】また、その結果、サイドシール104とテ
フロンフェルト113の現像ローラ59に対する押圧力
を必要以上に強くしなくても良いので、モーターへの負
荷を軽減することができる。
【0077】本実施形態においては、この中間層フィル
ム109の端部を突出量を、サイドシール104の側端
面を基準として変化させ、トナー洩れ防止効果の違いを
実験により確認した。その結果、この突出量がサイドシ
ール104の側端面から1mm未満である場合には、ト
ナー洩れ防止効果が低く、若干のトナー洩れが生じた。
一方、突出部が4mmを超えると、突出部の端部の方
でトナーの対流が著しく悪化し、トナーの劣化が促進さ
れ、用紙の端部側で印字カブリが発生した。これらの結
果から、中間層フィルム109の突出部長さは、サイド
シール104の側端面を基準として1mm以上4mm以
下であることが好ましいことが判った。特に3mmが最
適であることが確認された。
【0078】また、最大印字幅(用紙幅)との関係を調
べたところ、中間層フィルム109の端部の突出部は、
最大印字幅(用紙幅)領域内に入り込まない長さが適切
であることが判った。中間層フィルム109の端部の突
出部が、最大印字幅(用紙幅)領域内に入り込んだ場合
には、印字不良が確認された。
【0079】また、本実施形態においては、中間層フィ
ルム109の材質として樹脂シートを用いた例について
説明したが、樹脂シートは、適度な硬さを有しているた
めに、樹脂シート自体の剛性によりトナー阻止部におけ
る平面性をある程度保ちつつ、適度に変形して組み付け
が容易になるという効果を奏する。
【0080】なお、本発明は、中間層フィルム109は
樹脂シートに限られるものではなく、ウレタンシートや
テフロンフェルトでも良い。
【0081】また、前記実施形態においては、両端側現
像剤洩れ防止部材を、サイドシールとテフロンフェルト
の二層構造とし、更にその中間層にシート状部材として
の中間層フィルムを設けた例について説明したが、本発
明はこれに限定されるものでなく、両端側現像剤洩れ防
止部材を、サイドシールを現像器筐体に取り付けた一層
構造とした場合には、現像器筐体とサイドシールとの間
にシート状部材を設けようにすれば良い。
【0082】また、供給ローラの長さについては、供給
ローラの側端面がサイドシールの側端面に摺擦する程度
の長さとしたが、本発明はこれに限られるものではな
く、供給ローラの側端面とサイドシールの側端面との間
に間隙を有する程度の長さであっても良い。この場合で
も、シート状部材が、テフロンフェルトと現像ローラの
摺擦部及びその近傍のトナー密度を低下させ、トナー洩
れを確実に防ぐ。
【0083】また、前記の説明においては、現像装置5
0を装着したドラムカートリッジ2aが画像形成装置本
体に対して着脱自在に構成されている例について説明し
たが、本発明はこれに限られる訳ではなく、例えば、現
像装置50の部分のみが画像形成装置本体に対して着脱
できてもよく、また、ドラムカートリッジ2aと現像装
置50とが一体の筐体で形成されたプロセスカートリッ
ジ(請求項9のプロセスカートリッジ)で画像形成装置
に対して着脱自在に構成した場合でも良い。また、現像
装置50は必ずしも画像形成装置に対して着脱可能であ
る必要はなく、据え置き型でも良い。現像器カートリッ
ジやプロセスカートリッジに本発明を適用すれば、着脱
時におけるトナー洩れを確実に防止できるという効果が
あるが、据え置き型の場合でも、振動等が生じても画像
形成装置本体内をトナーで汚染することがない、という
効果を発揮することができる。
【0084】以上、実施形態に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0085】
【発明の効果】請求項1記載の現像装置によれば、前記
現像器筐体開口部の長手方向両端付近に前記現像剤担持
体の両端部側の周面に摺擦するように両端部現像剤洩れ
防止部材を設け、前記両端部現像剤洩れ防止部材の前記
現像剤担持体との摺擦面の背面位置には、前記両端部現
像剤洩れ防止部材と前記現像剤担持体との摺擦境界部及
び当該摺擦境界部の周辺を覆うシート状部材を設けると
共に、前記シート状部材を、前記背面位置から、前記現
像器筐体開口部の長手方向中央部側に突出させたので、
前記摺擦境界部及びその周辺における現像剤密度を低下
させ、両端部現像剤洩れ防止部材と現像剤担持体との摺
擦部への現像剤の侵入を防ぎ、当該摺擦部からの現像剤
洩れを確実に防止することができる。また、その結果、
現像剤担持体に対する両端部現像剤洩れ防止部材の押圧
力を抑えることができるので、モーターへの負荷を低減
させることができる。
【0086】請求項2記載の現像装置によれば、前記両
端部現像剤洩れ防止部材を、前記現像器筐体に取り付け
られる基材部と、該基材部上に取り付けられ前記現像剤
担持体に摺擦する摺擦部とから構成し、前記シート状部
材を、前記基材部と前記摺擦部との間に挟持したので、
前記摺接部の摺擦境界部及びその周辺における現像剤密
度を低下させ、前記摺擦部と現像剤担持体との間への現
像剤の侵入を防ぎ、現像剤洩れを確実に防止することが
できる。
【0087】請求項3記載の現像装置によれば、前記現
像剤担持体に摺擦しながら回転可能に配置され、前記現
像剤担持体に前記現像剤を搬送供給する発泡弾性体製の
現像剤搬送供給体を更に備え、前記シート状部材の突出
した部分を、前記現像剤担持体と前記現像剤搬送供給体
との間に挟持したので、現像剤担持体と両端部現像剤洩
れ防止部材との摺擦境界部及びその周辺における現像剤
密度を低下させ、両端部現像剤洩れ防止部材と現像剤担
持体との摺擦部への現像剤の侵入を防止して、当該摺擦
部からの現像剤洩れを確実に防止することができる。
【0088】請求項4記載の現像装置によれば、前記シ
ート状部材を樹脂で形成したので、適度な硬さを有して
確実に現像剤の侵入を防ぐことができ、かつ、適度に変
形するので現像剤担持体の周面に沿った形状で容易に取
り付けることができる。
【0089】請求項5記載の現像装置によれば、前記シ
ート状部材をPETで形成したので、適度な硬さを有し
て確実に現像剤の侵入を防ぐことができ、かつ、適度に
変形するので現像剤担持体の周面に沿った形状で容易取
り付けることができる。
【0090】請求項6記載の現像装置によれば、前記シ
ート状部材に、現像剤担持体の長手方向に沿った切り込
みを設けたので、現像剤担持体の回転に伴う負荷を受け
た場合でも、前記シート状部材自体が破れることを確実
に防止することができる。
【0091】請求項7記載の現像装置によれば、前記シ
ート状部を、両端部現像剤洩れ防止部材と現像剤担持体
との摺擦境界部よりも、現像器筐体開口部の長手方向中
央部側に突出させ、当該突出部分の当該長手方向に沿っ
た長さを1mm以上としたので、当該突出部分を超える
現像剤を低減して現像剤洩れを防止することができる。
しかも、前記突出部分の前記長手方向に沿った長さを4
mm以下としたので、前記突出部分の先端部近傍にて、
現像剤の対流を悪化させず、トナー劣化を防止すること
ができる。
【0092】請求項8記載の現像装置によれば、前記現
像剤として重合法で作製された重合トナーを用いたの
で、流動性が高く現像剤洩れが生じ易いが、上述したよ
うに、前記シート状部材により両端部現像剤洩れ防止部
材と現像剤担持体との摺擦境界部及びその周辺における
現像剤密度が低下するので、トナー洩れを確実に防止す
ることができる。
【0093】請求項9記載のプロセスカートリッジによ
れば、画像形成装置に対して着脱自在に形成されたプロ
セスカートリッジに、請求項1ないし8のいずれか1記
載の現像装置とを備えたので、プロセスカートリッジの
着脱の際にも確実に現像剤洩れを防止することができ
る。従って、使い勝手の良いプロセスカートリッジを提
供することができる。
【0094】請求項10記載の現像器カートリッジによ
れば、請求項1ないし8のいずれか1記載の現像装置
を、画像形成装置またはプロセスカートリッジに対して
着脱自在に形成したので、現像器カートリッジの着脱の
際にも確実に現像剤洩れを防止することができる。従っ
て、使い勝手の良い現像器カートリッジを提供すること
ができる。
【0095】請求項11記載の画像形成装置によれば、
請求項1ないし8のいずれか1記載の現像装置、または
請求項9記載のプロセスカートリッジ、もしくは請求項
10記載の現像器カートリッジを備えたので、現像剤洩
れが発生せず、画像形成装置本体内の現像剤汚染を確実
に防止することができる。従って、印字汚れのない高画
質の画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像形成装置の概
略構成を示す断面図である。
【図2】図2(A)はシール部材取り付け前の現像装置
ケースのシール部を示す一部破断斜視図、図2(B)は
図2(A)に示す矢印B方向から見た当該シール部を示
す図である。
【図3】図3(A)はサイドエッジシールを取り付けた
場合の現像装置ケースのシール部を示す一部破断斜視
図、図3(B)は図3(A)のC−C線断面図、図3
(C)、図3(A)に示す矢印B方向から見た当該シー
ル部を示す図である。
【図4】図4(A)は上部サイドシール取り付け用フィ
ルムを取り付けた場合の現像装置ケースのシール部を示
す一部破断斜視図、図4(B)は図4(A)に示す矢印
A方向から見たシール部を示す図、図4(C)は図4
(A)に示す矢印B方向から見た当該シール部を示す図
である。
【図5】図5(A)はサイドシールを取り付けた場合の
現像装置ケースのシール部を示す一部破断斜視図、図5
(B)は図5(A)に示す矢印B方向から見た当該シー
ル部を示す図である。
【図6】図6(A)はロアサイドシールを取り付けた場
合の現像装置ケースのシール部を示す一部破断斜視図、
図6(B)は図6(A)に示す矢印B方向から見た当該
シール部を示す図である。
【図7】図7(A)はエッジシールを取り付けた場合の
現像装置ケースのシール部を示す一部破断斜視図、図7
(B)は図7(A)に示す矢印B方向から見た当該シー
ル部を示す図である。
【図8】図8(A)は上部サイドシールを取り付けた場
合の現像装置ケースのシール部を示す一部破断斜視図、
図8(B)は図8(A)に示す矢印A方向から見たシー
ル部を示す図、図8(C)は図8(A)に示す矢印B方
向から見た当該シール部を示す図である。
【図9】図9はアッパーシールを取り付けた場合の現像
装置ケースのシール部を示す正面図である。
【図10】図10は図9に示す矢印B方向から見たシー
ル部を示す図である。
【図11】図11(A)は中間層フィルムを取り付けた
場合の現像装置ケースのシール部を示す一部破断斜視
図、図11(B)は図11(A)に示す矢印B方向から
見た当該シール部を示す図である。
【図12】図12はサイドエッジシールを取り付けた場
合の現像装置ケースのシール部を示す一部破断斜視図で
ある。
【図13】図13(A)は層厚規制ブレードを裏側から
見た図、図13(B)は層厚規制ブレードを表側から見
た図、図13(C)は図11(B)と同様に矢印B方向
から見たシール部を示す図である。
【図14】図14(A)はテフロンフェルトを取り付け
た場合の現像装置ケースのシール部を示す一部破断斜視
図、図14(B)は図14(A)に示す矢印A方向から
見たシール部を示す図、図14(C)は図14(A)に
示す矢印B方向から見たシール部を示す図、図14
(D)は図14(C)のD−D線断面図である。
【図15】図15(A)はロアフィルム及びその取り付
け部周辺を示す平面図、図15(B)はロアフィルムの
接着面を示す図である。
【図16】図16(A)はロアフィルムを取り付けた場
合の図14(A)とは反対側のケース51のシール部を
示す一部破断斜視図、図16(B)は図14(C)のよ
うに矢印B方向から見たシール部を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザビームプリンタ 50 現像装置 51 ケース 52 トナー収容室 59 現像ローラ 64 層厚規制ブレード 64a 圧接部材 64b 板金 100 サイド側シール取付領域 101 下部側シール取付領域 102 サイドエッジシール 103 上部サイドシール取り付け用フィルム 104 サイドシール 105 ロアサイドシール 106 エッジシール 107 上部サイドシール 108 アッパーシール 109 中間層フィルム 109a 切り込み部 110 サイドエッジシール 111 裏面側ブレードサイドシール 112 正面側ブレードサイドシール/ 113 テフロンフェルト 114 ロアフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容する現像器筐体の開口部
    に、現像剤担持体を回転可能に配置し、該現像剤担持体
    上に形成した現像剤の薄層を静電潜像に対向させること
    によって可視像を形成する現像装置であって、 前記現像器筐体開口部の長手方向両端付近に前記現像剤
    担持体の両端部側の周面に摺擦するように設けられた両
    端部現像剤洩れ防止部材と、 前記両端部現像剤洩れ防止部材の前記現像剤担持体との
    摺擦面の背面位置に設けられ、前記両端部現像剤洩れ防
    止部材と前記現像剤担持体との摺擦境界部及び当該摺擦
    境界部の周辺を覆うシート状部材と、を備え、 前記シート状部材は、前記背面位置から、前記現像器筐
    体開口部の長手方向中央部側に突出して設けられてい
    る、 ことを特徴する現像装置。
  2. 【請求項2】 前記両端部現像剤洩れ防止部材は、前記
    現像器筐体に取り付けられる基材部と、該基材部上に取
    り付けられ前記現像剤担持体に摺擦する摺擦部とからな
    り、前記シート状部材は、前記基材部と前記摺擦部との
    間に挟持されていることを特徴とする請求項1記載の現
    像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤担持体に摺擦しながら回転可
    能に配置され、前記現像剤担持体に前記現像剤を搬送供
    給する発泡弾性体製の現像剤搬送供給体を更に備え、前
    記シート状部材の突出した部分は、前記現像剤担持体と
    前記現像剤搬送供給体との間に挟持されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記シート状部材は、樹脂で形成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記
    載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記シート状部材は、PETで形成され
    ていることを特徴とする請求項4記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記シート状部材には、前記現像剤担持
    体の長手方向に沿った切り込みが設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれか1記載の現像装
    置。
  7. 【請求項7】 前記シート状部材は、前記両端部現像剤
    洩れ防止部材と前記現像剤担持体との摺擦境界部より
    も、前記現像器筐体開口部の長手方向中央部側に突出し
    た部分の当該長手方向に沿った長さが1mm以上4mm
    以下であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
    か1記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記現像剤は、重合法で作製された重合
    トナーであることを特徴とする請求項1ないし7のいず
    れか1記載の現像装置。
  9. 【請求項9】 画像形成装置に対して着脱自在に形成さ
    れたプロセスカートリッジであって、前記静電潜像の担
    持体と、請求項1ないし8のいずれか1記載の現像装置
    とを備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のいずれか1記載の
    現像装置を、画像形成装置またはプロセスカートリッジ
    に対して着脱自在に形成したことを特徴とする現像器カ
    ートリッジ。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし8のいずれか1記載の
    現像装置、または請求項9記載のプロセスカートリッ
    ジ、もしくは請求項10記載の現像器カートリッジを備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
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