JP3498852B2 - 雲台情報表示用コントローラ - Google Patents
雲台情報表示用コントローラInfo
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Description
用いられるテレビカメラの雲台におけるパン、チルトの
各方向さらにはテレビカメラの撮影レンズのフォーカス
位置や画角等の雲台情報を表示部に表示させるコントロ
ーラに関し、詳しくはこの雲台付近の地図情報と共にこ
の雲台情報を同一画面上に表示せしめる雲台情報表示用
コントローラに関するものである。
ビカメラを支持し駆動操作する雲台をビルの屋上等に設
置し、この設置位置から離れた場所、例えばビルの室内
からこの雲台のパン方向やチルト方向、さらにはこのテ
レビカメラのフォーカスやズームの各量を指定して雲台
やテレビカメラを遠隔操作するものが知られている。
遠隔位置から操作する際に、オペレータが雲台やテレビ
カメラの現在の状態、例えば上述したパン、チルトの方
向やフォーカス、ズームの各量(以下、これらの方向や
各量を雲台情報と総称する)を視覚的に認識できれば上
記遠隔操作を行なう上で極めて便利である。
した複数のLEDの所定部分を点灯させることにより視
覚的に表わしたもの、さらには、7セグメントのLED
を用いて数値的に表したもの、例えばパン…128 °、チ
ルト…−5.7 °、フォーカス位置…200 mというように
表示したものが知られている。
た従来技術における雲台情報の表示はオペレータにとっ
て感覚的に分り難い。また、このような従来技術によっ
てはテレビカメラによる実際の撮影範囲がどの程度の範
囲をカバーしているかを認識することが困難であった。
もので、雲台やテレビカメラの状態を感覚的に分り易く
表示し得る雲台情報表示用コントローラを提供すること
を目的とするものである。
在の撮影範囲を簡単かつ感覚的に分りやすく表示し得る
雲台情報表示用コントローラを提供することを目的とす
るものである。
用コントローラは、テレビカメラの雲台の現在の配設位
置に関する現在位置情報に応じて、この現在位置付近の
地図情報を地図情報記憶部から読み出す地図情報読出手
段と、前記テレビカメラの撮影方向等に関する雲台情報
を図形表示用情報に変換する雲台情報変換手段と、前記
読み出された地図情報と前記図形表示用情報が表示画面
内で重畳して表示されるように前記地図情報と前記図形
表示用情報を合成し、画像表示部に送出する情報合成手
段とを備えてなることを特徴とするものである。
向に関する情報である場合に、表示画面上にその雲台位
置付近の地図情報に重ねてその方向を示す矢印を表示す
ることが可能であり、上記雲台情報がテレビカメラの撮
影レンズの画角に関する情報である場合に、表示画面上
にその雲台位置付近の地図情報に重ねて画角を表わす扇
形領域を表示することが可能であり、さらに、上記雲台
情報がテレビカメラの撮影レンズのフォーカス位置に関
する情報である場合に、表示画面上にその雲台位置付近
の地図情報に重ねてフォーカス位置を表わすマークを表
示することが可能である。
部を平面図に表わした、いわゆる地図の他、地球表面の
一部を側面図に表わしたもの、鳥かん図や斜視図等に表
わしたもの等の広義の地図に関する情報を意味するもの
とする。
の雲台配設位置付近の地図情報に重ね合わせるようにし
て表示画面上に表示されるので、オペレータは感覚的に
この雲台情報を認識することが容易となり、雲台および
テレビカメラの遠隔操作の便宜が図られる。
ルト方向をこの地図情報に重畳させて矢印で表示すれ
ば、テレビカメラが正確に撮影目標方向を向いているか
否かを一目で確認することができ、雲台の遠隔操作が極
めて容易となる。
き、その画角範囲に含まれる領域を、地図情報に重ね合
わせて雲台配設位置を中心とする扇形領域で表わせば、
実際にどのような物体が撮影範囲に含まれるのかを一目
で判断することができ、雲台やテレビカメラの遠隔操作
における微調整等が極めて容易となる。
重ね合せてマークで示すようにすればピントが合ってい
る位置がどこであるかを一目で判断することができ、フ
ォーカス調整の遠隔操作が容易となる。
明する。
テレビカメラの雲台制御システムを示す概略図である。
ンズ3とで構成され、上記カメラ本体2は旋回方向のパ
ンおよび上下傾動方向のチルトが可能な雲台4に支承さ
れている。この雲台4は三脚5などによって固定部分に
設置されている。そして、上記雲台4のパンおよびチル
トの操作がサーボモータによって駆動可能とされてい
る。また、同様にテレビカメラ1のズームレンズ3にお
けるズームおよびフォーカスの操作がサーボモータによ
って駆動可能とされている。
スの作動は、雲台制御コントローラ10でのオペレータの
操作に基づいて遠隔制御が行えるように構成されてい
る。なお、前記テレビカメラ1の雲台4の部分と雲台制
御コントローラ10とは、ケーブル21等の通信手段によっ
て接続され、この通信手段としては電話回線等を使用す
るようにしてもよい。また、ケーブル21内にはテレビカ
メラ1からのビデオ信号を伝送する配線も含まれてお
り、これによりテレビカメラ1からのビデオ信号が画像
表示部22に送出され、この画像表示部22にテレビカメラ
により撮影された映像が表示される。
報(パン方向、チルト方向、フォーカス位置、ズーム比
および画角位置)がケーブル31を介して表示部コントロ
ーラ40に送出される。雲台情報はこの情報コントローラ
40において図形化処理され、この表示部コントローラ40
内の、地図情報を格納したCD−ROM(ICカード等
によってもよい)から読み出されたこの雲台4の配設位
置付近の地図情報と合成され、この合成信号はケーブル
41を介して画像表示部42に送出される。また、雲台4の
配設位置は、雲台4付近に配されたGPS受信機(図示
せず)からの現在位置情報に基づき表示部コントローラ
40内のCPUが判断する。
合成信号に基づき雲台情報を含んだ地図情報を表示し、
これによりオペレータは雲台4のパン、チルト各方向、
テレビカメラ1のフォーカス位置、ズーム比および画角
を一目で認識することができる。
を示すブロック図である。雲台制御コントローラ10から
の雲台情報およびGPS受信機43からの雲台4の現在位
置情報はこの表示部コントローラ40のI/Oポート51に
入力され、CPU52に送出される。CPU52には、通常
の装置プログラムが格納されたROM53および各種情報
が格納されたRAM54が接続されており、また地図情報
が格納されたCD−ROM55から所定の地図情報を読み
出し、雲台情報と合成された地図情報を外部の画像表示
部42に出力する表示データ送出部56と接続されている。
で入力することを可能とするため、この表示部コントロ
ーラ40の前面に配されたキーボード57がI/Oポート51
に接続されている。
上記表示部コントローラ40の信号処理操作について説明
する。
の現在位置情報が得られるか否かを判断し(S1)、得
られる状態であれば現在位置情報を取り込み(S2)、
そうでなければキーボード57から手動で現在位置情報を
入力せしめる(S3)。
置情報が得られない場合としては、例えばこの表示部コ
ントローラ40にGPS受信機43が接続されていない場
合、あるいはGPS受信機43の作動スイッチがOFF状
態とされている場合等がある。
に記憶させる(S4)。
チルトの各方向、フォーカス位置、ズーム比等の雲台情
報を入力せしめ(S5)、これに所定の図形化処理を施
して図形表示用情報に変換し、これをRAM54に一旦格
納しておく(S6)。
み出し、この現在位置情報に基づきCD−ROM55から
雲台4の配設位置付近の地図情報を読み出す(S7)。
情報と上記図形表示用情報を合成し、この後この合成情
報を表示データ送出部56に転送する(S8)。この後、
表示データ送出部56から上記合成された情報が順次所定
のタイミングで外部の画像表示部42に送出される(S
9)。
図形表示用情報とし、これと上記地図情報を合成する処
理操作は、例えば、地図情報を一旦RAM54(別途設け
たビデオRAMでもよい)に格納し、所定のアドレスに
格納されている画素情報を図形化処理された雲台情報の
画素情報と置き替えるようにしてもよい。
るいは図5に示される画像が表示されることとなる。
ては、その画面の大部分に雲台配設位置付近の平面地図
が表示されており、この平面地図内で、雲台4が配設さ
れている位置を基準として、この雲台4のパン方向を示
す矢印が表示されている。また、この画面の下方にはこ
の雲台4の配設位置における側面図が表示されており、
この側面図内で、雲台4が配設されている位置を基準と
して、この雲台4のパン方向を示す矢印が表示されてい
る。また、この画面の下方にはこの雲台4の配設位置に
おける側面図が表示されており、この側面図内で、雲台
4が配設されている位置を基準として、この雲台4のチ
ルト方向を示す矢印が表示されている。さらに、この矢
印の長さはズーム比を表わしている。このように画像表
示部42の表示画面内に地図情報に重ね合わされてパンお
よびチルトの各方向およびズーム比の大きさを示す矢印
が表示されるので、オペレータは雲台の現在状態を一目
で判断することができ、パンおよびチルトの各方向およ
びズーム比の修正が極めて容易となる。
は、図4に示される表示画面と同様に雲台配設位置付近
の平面地図と、この雲台配設位置における側面図が示さ
れており、これらの平面地図と側面図内に、パン方向お
よびチルト方向を中心とした、テレビカメラ1のレンズ
の画角範囲(撮影領域;ズーム比に応じて設定される)
が扇形状の領域として他の領域と識別可能に表示されて
いる。この扇形状の領域を他の領域と識別可能に表示す
る手法としては、この扇形状の領域の輝度を他の領域の
輝度よりも大幅に上げるが大幅に下げるようにしたり、
この扇形状の領域の色調を他の領域の色調と比べて大幅
に変化させるようにする。また、扇形状の領域の外縁を
示す輪郭線のみによってこの撮影領域を表現することも
可能である。
画面の右方には、パン方向、チルト方向、水平画角およ
びピント位置に関する情報が数字で表示されており、オ
ペレータは図形的に表示された雲台情報とこの数字で表
示された雲台情報の両者から雲台情報をさらに良好に認
識することが可能となる。
ラとしては上述した実施例のものに限られるものではな
く、その他種々の態様の変更が可能である。
B)信号で入力された場合には、図6に示すような回路
構成の表示部コントローラ40a により雲台配設位置付近
の地図情報と図形化処理を施された雲台情報を合成する
ことも可能である。なお、図6にはこのコントローラ40
a の一部の回路のみが示されている。
は、地図情報を担持したRGBビデオ信号の各信号をア
ンプ部61に入力せしめ、各信号毎に所定のタイミングで
利得を変化せしめ、この後利得を変化せしめたRGBの
各信号を画像表示部42a に送出する。
された雲台情報は、I/Oポート51a を介してCPU52
a に入力される。CPU52a は、マスクゲート回路62か
らこの雲台情報に基づく図形表示用情報たる所定のマス
クゲート信号を発生せしめるべく、マスクゲート回路62
に対し雲台情報に基づくゲートコントロール信号を送出
する。これにより、マスクゲート回路62からはタイミン
グパルスの入力に応じて所定のマスクゲート信号が順次
アンプ部61に入力され、例えば撮影領域を表わす扇形領
域に対応した信号タイミングでアンプ部61のRGB各信
号に対する利得が変化することになる。
ては、種々の態様を取り得るが、例えばR信号のみ1/2
の信号レベルに低減したり、R、G、B各信号を全て1/
2 の信号レベルに低減する。
に対応したズーム比に関する情報を他の雲台情報と同様
に雲台制御コントローラ10から出力せしめているが、こ
れに代えて、雲台制御コントローラ10から出力されたズ
ームレンズ3の焦点距離fとテレビカメラ1の撮像素子
の幅(上下幅あるいは左右幅)Hとから、画角θ=2ta
n-1(H/2) /fなる式を用いて表示部コントローラ40内
のCPU52により演算し、画角θを求めるようにするこ
とも可能である。
格納しておく地図情報記憶部としてCD−ROMを用い
ているが、これに代えてICカードや他の記憶手段を用
いることも可能である。また、雲台が固定され雲台配設
位置が変化しない場合には、現在位置情報は常に同一デ
ータとなるため、地図情報を一種類とすることも可能で
ある。
いが、表示画面上にフォーカス位置を表わすマーク(例
えばX印)を表示したり、表示地図の縮小倍率を変更し
たりすることも可能であり、さらにはスクロール機能を
もたせて、目標物体を表示画面に表示させるときに雲台
配設位置を表示画面のフレーム外へはずしたり、雲台配
設位置を表示画面の所望の位置に移動させる等という諸
操作を行なうことも可能である。
報表示用コントローラによれば、雲台配設位置付近の地
図情報に、図形化された雲台情報を重ね合わせて一つの
表示画面上に表示せしめるようにしているので、オペレ
ータは感覚的にパン、チルトの各方向、フォーカス位
置、画角等の雲台情報を認識することが容易となり、雲
台およびテレビカメラの操作、例えば方向修正等の操作
が極めて容易となる。
ーラの処理手順を示すフローチャート
込んだ雲台制御システムを示すブロック図
すブロック図
て画像表示部に表示された画像の一例を示す概略図
て画像表示部に表示された画像の他の例を示す概略図
部コントローラの一例を示すブロック図
トローラ) 43 GPS受信機 52,52a CPU 54 RAM 55 CD−ROM 56 表示データ送出部 61 アンプ部 62 マスクゲート回路
Claims (4)
- 【請求項1】 テレビカメラの雲台の現在の配設位置に
関する現在位置情報に応じて、この現在位置付近の地図
情報を地図情報記憶部から読み出す地図情報読出手段
と、前記テレビカメラの撮影方向等に関する雲台情報を
図形表示用情報に変換する雲台情報変換手段と、前記読
み出された地図情報と前記図形表示用情報が表示画面内
で重畳して表示されるように前記地図情報と前記図形表
示用情報を合成し、画像表示部に送出する情報合成手段
とを備えてなることを特徴とする雲台情報表示用コント
ローラ。 - 【請求項2】 前記雲台情報がパンおよびチルトの方向
に関する情報であって、前記図形表示用情報が前記表示
画面上に前記パンおよびチルトの方向を示す矢印を表示
するための情報であることを特徴とする請求項1記載の
雲台情報表示用コントローラ。 - 【請求項3】 前記雲台情報がテレビカメラの撮影レン
ズの画角に関する情報であって、前記図形表示用情報が
前記表示画面上に前記画角を表わす扇形領域を表示する
ための情報であることを特徴とする請求項1または2記
載の雲台情報表示用コントローラ。 - 【請求項4】 前記雲台情報がテレビカメラの撮影レン
ズのフォーカス位置に関する情報であって、前記図形表
示用情報が前記表示画面上に前記フォーカス位置を表わ
すマークを表示するための情報であることを特徴とする
請求項1記載の雲台情報表示用コントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26204793A JP3498852B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 雲台情報表示用コントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26204793A JP3498852B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 雲台情報表示用コントローラ |
Publications (2)
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JPH07115571A JPH07115571A (ja) | 1995-05-02 |
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Family
ID=17370298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26204793A Expired - Lifetime JP3498852B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 雲台情報表示用コントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3498852B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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US6222583B1 (en) | 1997-03-27 | 2001-04-24 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Device and system for labeling sight images |
EP2460473B1 (en) | 2003-05-08 | 2017-01-11 | Hitachi, Ltd. | Reference image display method for ultrasonography and ultrasonic diagnosis apparatus |
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JP2008110625A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-15 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2008154188A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Sony Corp | 画像伝送システム及び画像伝送方法 |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP26204793A patent/JP3498852B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07115571A (ja) | 1995-05-02 |
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