JP3497750B2 - 自動車用シートのシートバック係止装置 - Google Patents

自動車用シートのシートバック係止装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートクッション
がわに回動自在に枢支させられたシートバックを起立姿
勢となるよう回動させたとき、このシートバックを車体
の固定側部材に係脱自在に係止させるようにした自動車
用シートのシートバック係止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記自動車用シートのシートバック係止
装置には、従来、特開平6‐206486号公報で示さ
れるものがある。
【0003】上記公報のものによれば、車載のリヤのシ
ートが起立姿勢とされるシートバックを備え、このシー
トバックは前後いずれか一方向に向って往復回動自在と
なるようその下端部がシートクッションに枢支されてい
る。上記シートバックの一側部に対し車幅方向で隣接す
る車体の固定側部材の表面に係止部であるストライカが
突設され、上記シートバックが復回動して上記起立姿勢
に戻るとき上記ストライカに係止される被係止部が、上
記シートバックの一側部に取り付けられている。
【0004】そして、上記シートバックを起立姿勢とさ
せて上記被係止部をストライカに係止させ、もって、シ
ートバックが固定側部材に支持されている場合に、上記
シートに乗員が着座可能とされ、一方、上記係止を解除
してシートバックを往回動させこれをシートクッション
上に重ね合わせれば、上記シートバックの背面上に荷物
等が載置可能とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、ストライカに被係止部を係止させたとき、上
記ストライカは車幅方向に延びる棒材で構成されてい
て、この棒材の部分に上記被係止部が係合することとな
っており、このため、車体の車幅方向の振動で上記スト
ライカに対し被係止部がわずかながらでも摺動するおそ
れがあり、よって、上記係止状態で、固定側部材とシー
トバックとの間に車幅方向でのがたつきが生じるおそれ
がある。
【0006】また、上記ストライカには、上記被係止部
との係脱により表面傷が生じるおそれがあり、また、こ
れを防止するためにグリースを塗布することがあるが、
この場合、上記ストライカは固定側部材の表面に突設さ
れていて、外観上容易に見えるものであるため、上記表
面傷やグリースも外観上容易に見えることとなり、もっ
て、シートの見栄えが低下させられるおそれを生じる。
【0007】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、シートのシートバックを固定側部材に係
止させたとき、これら両者の間にがたつきが生じないよ
うにし、かつ、シートの見栄えを向上させるようにする
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車用シートのシートバック係止装置は、
次の如くである。
【0009】請求項1の発明は、シート1が起立姿勢と
されるシートバック6を備え、このシートバック6が前
後いずれか一方向に向って往復回動(A,B)自在となる
ようその下端部をシートクッション5がわに枢支させ、
上記シートバック6の一側部9に対し車幅方向で隣接す
る車体の固定側部材10の表面に係止部13を突設し、
上記シートバック6が復回動Bして上記起立姿勢に戻る
とき上記係止部13に係止される被係止部14を上記シ
ートバック6の一側部9に取り付けた自動車用シートに
おいて、
【0010】 上記係止部13が、上記固定側部材10
の表面から外方に突出する基部18と、この基部18か
ら上記一方向に向って突出する縦長の係止部本体19と
を備え、上記一方向とは反対方向での上記被係止部14
の端面における車幅方向での中途部、かつ、上下方向で
の中途部に上記係止部本体19を嵌脱自在に嵌入させる
嵌入孔37を形成し、この嵌入孔37よりも上記固定側
部材10がわに位置する上記被係止部14の側部を縦長
の被係止部本体38とし、上記係止部本体19と被係止
部本体38の車幅方向での互いの対向面19a,38a
を互いに圧接させたものである。
【0011】 請求項2の発明は、請求項1の発明に加
えて、上記反対方向に向っての上記被係止部本体38の
端を、上記係止部13の基部18に弾性体44を介して
圧接させたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0013】図2において、符号1は自動車の車体の車
室に設けられる車載のリヤのシートで、このシート1
は、車幅方向に離れて配設される左右一対の主シート
2,2と、これら主シート2,2の間に配設される補助
シート3とを備えている。
【0014】上記各シート2,3は、それぞれ車体のフ
ロアパネル上に支持されるシートクッション5と、この
シートクッション5の後端部がわから上方に向って突出
する起立姿勢で背もたれ可能な姿勢とされるシートバッ
ク6と、このシートバック6の骨組みを構成するシート
フレーム7と、上記シートバック6が上記起立姿勢から
自動車の前後いずれかの一方向に向って往復回動(A,
B)自在となるようその下端部を上記シートクッション
5の後端部がわに枢支させる枢支手段8とを備えてい
る。なお、上記後端部がわとは、シートクッション5の
後端部とフロアパネルなど車体を含む概念である。
【0015】 上記一方向は、図例では図中矢印Frで
示した自動車の前方に一致しており、このため、上記一
方向については、以下、これを単に前方として説明し、
上記一方向とは反対方向を後方として説明する。
【0016】上記したように、シートバック6を起立姿
勢にさせたとき、図1中の主シート2で示すようにシー
ト1は着座可能な姿勢とされる。
【0017】一方、上記状態からシートバック6を往回
動Aさせれば、このシートバック6は上記シートクッシ
ョン5の上面に重ね合わせ可能とされ(図1中一点鎖
線)、これにより、シート1は収納姿勢とされ、もっ
て、シート1の収納時における車室の荷物収納空間が広
げられ、上記シートバック6の背面上に荷物等が載置可
能とされている。
【0018】上記シート1は、上記補助シート3のシー
トバック6の一側部9に対し車幅方向で隣接する車体の
固定側部材10である上記主シート2のシートバック6
に、上記シートバック6の一側部9を係脱自在に係止さ
せる係止装置11を備えている。
【0019】上記係止装置11は、上記シートバック6
の一側部9に対し車幅方向で隣接する上記固定側部材1
0の表面に突設される係止部13と、上記補助シート3
のシートバック6の一側部9に取り付けられこのシート
バック6が復回動Bして上記起立姿勢に戻るとき、上記
係止部13に係脱自在に自動的に係止される被係止部1
4とを備え、この係止により、上記シートバック6が上
記固定側部材10に支持されることとなる。
【0020】全図において、上記係止部13は、車体の
平面視で前方に向って開くほぼU字形状の板金製の係止
部主部16を備えている、この係止部主部16を構成す
る左右一対の対向片のうち、上記固定側部材10(主シ
ート2)がわの一方の対向片17が上記主シート2のシ
ートフレーム7に着脱自在に固着され、上記両対向片の
各後端部を互いに一体的に連結させる連結片が上記固定
側部材10の表面から外側方に突出する基部18とさ
れ、また、上記両対向片のうち、他方の対向片が上記基
部18の突出端部から前方に向って突出する縦長の係止
部本体19とされている。
【0021】上記固定側部材10(主シート2)のシート
バック6のシートフレーム7に板金製のブラケット22
が取り付けられている。このブラケット22には軸心が
車幅方向に延びるパイプ形状のガイド体23が固着具2
4により取り付けられ、上記ガイド体23に可動の係止
体である係止フック25がその軸方向に摺動自在となる
よう嵌入されて支承されている。
【0022】上記係止フック25はその摺動で、車幅方
向から上記係止部本体19に向って接近、離反自在とさ
れている。上記係止フック25における上記係止部本体
19がわの一端部28は矢先形状とされ、この一端部2
8の前面28aは上記係止部本体19に向うに従い後方
に向う被案内面である傾斜面とされている。上記係止部
本体19の近傍にまで上記係止フック25の一端部28
が接近したとき、上記係止部本体19の前端部と、上記
係止フック25の一端部28の前面28aとの間に前方
に向って拡開する縦長のV字形状の導入溝29が形成さ
れる。また、上記係止部本体19に向って上記係止フッ
ク25の一端部28が接近するよう付勢するばね30が
設けられている。
【0023】上記の場合、係止部主部16を全体的にそ
の外方から覆う樹脂製のカバー体31が設けられ、この
カバー体31の前面には、上記導入溝29を前方に向っ
て開放させる縦長の開口32が形成されている。上記カ
バー体31により、上記係止部13の構造の細部が外観
上容易に見えることは防止されて、上記係止部13の見
栄えが向上させられている。また、上記ブラケット2
2、ガイド体23、係止フック25の他端部側、および
ばね30は上記シートバック6の内部に配設されて、こ
れらが外観上見えることは防止されている。
【0024】前記被係止部14は、樹脂製部材と、これ
に埋入された補強用の板金製部材とで構成され、上下一
対の締結具36,36によって、補助シート3のシート
バック6のシートフレーム7に着脱自在に固着されてい
る。
【0025】 上記被係止部14の後面には、その車幅
方向での中途部、かつ、上下方向での中途部に上記係止
部本体19を嵌脱自在に嵌入させる縦長の有底の嵌入孔
37が形成されている。この嵌入孔37よりも上記固定
側部材10がわに位置する上記被係止部14の側部が縦
長の被係止部本体38とされ、その平面視の断面は後方
に向って突出しその突出方向に向うに従い車幅方向の幅
寸法が漸減する矢先形状とされ、また、この被係止部本
体38の基部には車幅方向に貫通して上記係止フック2
5の一端部28を嵌脱自在とさせる係止孔39が形成さ
れている。
【0026】上記補助シート3のシートバック6が起立
姿勢である場合には(図1,3〜5)、上記被係止部本体
38は上記開口32を通り上記係止部主部16の内部に
嵌脱自在に嵌入させられ、かつ、上記嵌入孔37が上記
係止部本体19に嵌合しており、上記係止部本体19と
被係止部本体38の車幅方向での互いの対向面19a,
38aは互いに面接触により圧接させられている。ま
た、上記被係止部本体38の係止孔39に前記した係止
フック25の一端部28が嵌脱自在に嵌入させられ、こ
れにより、上記係止部13に被係止部14が係止された
状態とされ、もって、上記補助シート3のシートバック
6が上記固定側部材10に支持されて、上記起立姿勢に
保持される。
【0027】上記被係止部本体38の左右両側面のう
ち、上記対向面38aとは反対側の固定側部材10がわ
の面は、上記被係止部本体38の突出方向(後方)に向う
に従い上記固定側部材10から離れる方向に傾斜するガ
イド面38bとされている。
【0028】上記シートバック6がその起立姿勢の前方
から(図2)、復回動Bしてこのシートバック6と共に回
動する上記被係止部14が係止部13に係止させられよ
うとするときには、まず、上記被係止部14の被係止部
本体38は、開口32を通って導入溝29に嵌入させら
れ、これと同時に、上記被係止部14の嵌入孔37が係
止部13の係止部本体19と嵌合する。更に、上記シー
トバック6が復回動Bすると、上記被係止部本体38の
ガイド面38bが上記係止フック25の一端部28の前
面28aを摺動して、この係止フック25をばね30に
抗して上記係止部本体19から離反させ、次いで、上記
被係止部本体38が上記係止部主部16内に嵌入させら
れ、これと同時に、上記嵌入孔37と上記係止部本体1
9との嵌合も進行する。
【0029】更に、上記シートバック6が復回動Bして
起立姿勢になると、上記被係止部本体38の係止孔39
に、上記係止フック25の一端部28がばね30の付勢
力により自動的に嵌合させられ、もって、上記係止部1
3に対する被係止部14の係止が完了する。
【0030】図1〜3,6において、上記係止部13に
対する被係止部14の係止状態を、外部からの操作力を
受けて解除可能とさせる係止解除手段46が設けられて
いる。この係止解除手段46は、前記ブラケット22に
回動自在に枢支されるベルクランク47と、このベルク
ランク47側から上記固定側部材であるシート2のシー
トバック6の頂部を通りその外方に連通させる連通孔4
8と、この連通孔48に挿通させられるベルトである操
作部49とを備え、上記ベルクランク47の一端部に上
記係止フック25の他端部が連動連結され、上記ベルク
ランク47の他端部に上記操作部49の下端部が連結さ
れ、この操作部49の上端部は上記シートバック6の上
方に突出して把持可能とされている。
【0031】そして、上記操作部49を把持して上方に
引張すれば、これに上記ベルクランク47を介して係止
フック25が連動し、この係止フック25は上記係止部
本体19から離反して上記係止孔39から離脱させら
れ、上記係止が解除される(図3中一点鎖線、図6中実
線、二点鎖線)。
【0032】そして、上記係止解除の状態にすれば、上
記シートバック6は、その起立姿勢(図6中実線、二点
鎖線)から、往回動A可能とされる(図6中一点鎖
線)。
【0033】図1において、前記したように係止部13
に対する被係止部14の係止状態では、係止部本体19
と被係止部本体38の各対向面19a,38aは互いに
圧接しており、このため、自動車の走行中など、上記固
定側部材10に対しシート1の補助シート3のシートバ
ック6が車幅方向に振動しようとしても、これらの車幅
方向での相対移動が確実に防止される。
【0034】よって、シートバック6を固定側部材10
に対し係止させたとき、これら両者6,10の間にがた
つきが生じることが防止される。
【0035】また、上記したように係止部13に被係止
部14が係脱されるとき、上記各対向面19a,38a
は互いに摺動と圧接を繰り返すことから、これら各対向
面19a,38aには表面傷が生じることがあり、ま
た、これを防止するためにグリースを塗布することがあ
る。
【0036】しかし、上記係止部本体19の対向面19
aは固定側部材10に対面しており、一方、被係止部本
体38の対向面38aは嵌入孔37の内部に位置してお
り、このため、いずれの対向面19a,38aも外観上
容易に見えることは抑制される。よって、上記各対向面
19a,38aにおける表面傷やグリースが容易に見え
ることが防止されて、上記シート1の見栄えが向上す
る。
【0037】図1において、上記係止部本体19の対向
面19aは、上記被係止部本体38の突出方向(後方)に
向うに従い車幅方向でこの被係止部本体38に向うよう
傾斜させられ、また、上記被係止部本体38の対向面3
8aは、上記係止部本体19の突出方向(前方)に向うに
従い車幅方向で上記係止部本体19に向うよう傾斜させ
られている。
【0038】このため、上記シートバック6の復回動B
に伴い係止部本体19と被係止部本体38とが前後方向
で互いに接近して、これらが係止状態になるとき、上記
両対向面19a,38aが上記したように傾斜させられ
た分、互いの圧接がより確実に行われることとなり、よ
って、上記シートバック6と固定側部材10との間にが
たつきが生じることがより確実に防止される。
【0039】また、上記係止部13に被係止部14が係
止させられたとき、上記係止フック25の一部42が上
記ばね30付勢力で上記被係止部本体38に圧接させら
れ、この被係止部本体38が上記係止部本体19に向う
よう付勢されるようになっている。
【0040】このため、上記被係止部本体38は上記係
止部本体19と係止フック25とにより楔状に左右から
弾性的に挟み付けられることとなり、よって、上記シー
トバック6と固定側部材10との間にがたつきが生じる
ことは、更に確実に防止される。
【0041】また、上記係止部主部16の内部にはゴム
製の弾性体44が取り付けられており、上記係止部13
に被係止部14が係止されたとき、上記被係止部本体3
8の後端(突出端)が、上記係止部主部16の基部18に
上記弾性体44を介して圧接させられるようになってい
る。
【0042】このため、上記シートバック6と固定側部
材10との間に、前後方向におけるがたつきの生じるこ
とも防止される。
【0043】なお、以上は図示の例によるが、自動車の
前後方向でシートクッション5の後端部がわにシートバ
ック6を枢支させるという点を除いて、上記した一方向
を後方として、前記説明中、“前”を“後”に読み替え
てもよい。この場合、上記シートバック6をその起立姿
勢から自動車の後方に向って回動させると、上記シート
クッション5とシートバック6が前後に並設されて、そ
の各上面がほぼ面一の平坦面にできることとされ、これ
はベッドなどに利用可能とされる。
【0044】また、上記固定側部材10は車室の側面を
形成する車体の側壁であってもよい。また、上記シート
1はフロントシートであってもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0046】請求項1の発明は、シートが起立姿勢とさ
れるシートバックを備え、このシートバックが前後いず
れか一方向に向って往復回動自在となるようその下端部
をシートクッションがわに枢支させ、上記シートバック
の一側部に対し車幅方向で隣接する車体の固定側部材の
表面に係止部を突設し、上記シートバックが復回動して
上記起立姿勢に戻るとき上記係止部に係止される被係止
部を上記シートバックの一側部に取り付けた自動車用シ
ートにおいて、
【0047】 上記係止部が、上記固定側部材の表面か
ら外方に突出する基部と、この基部から上記一方向に向
って突出する縦長の係止部本体とを備え、上記一方向と
は反対方向での上記被係止部の端面における車幅方向で
の中途部、かつ、上下方向での中途部に上記係止部本体
を嵌脱自在に嵌入させる嵌入孔を形成し、この嵌入孔よ
りも上記固定側部材がわに位置する上記被係止部の側部
を縦長の被係止部本体とし、上記係止部本体と被係止部
本体の車幅方向での互いの対向面を互いに圧接させてあ
る。
【0048】このため、自動車の走行中など、上記固定
側部材に対しシートのシートバックが車幅方向に振動し
ようとしても、これらの車幅方向での相対移動が確実に
防止される。
【0049】よって、シートバックを固定側部材に対し
係止させたとき、これら両者の間にがたつきが生じるこ
とが防止される。
【0050】また、上記したように係止部に被係止部が
係脱されるとき、上記各対向面は互いに摺動と圧接を繰
り返すことからこれら各対向面には表面傷が生じること
があり、また、これを防止するためにグリースを塗布す
ることがある。
【0051】しかし、上記係止部本体の対向面は固定側
部材に対面しており、一方、被係止部本体の対向面は嵌
入孔の内部に位置しており、このため、いずれの対向面
も外観上容易に見えることは抑制される。よって、上記
各対向面における表面傷やグリースが容易に見えること
が防止されて、上記シートの見栄えが向上することとな
る。
【0052】 請求項2の発明は、上記反対方向に向っ
ての上記被係止部本体の端を、上記係止部の基部に弾性
体を介して圧接させてある。
【0053】このため、上記シートバックと固定側部材
との間に、前後方向におけるがたつきの生じることも防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の1‐1線矢視断面図である。
【図2】シートの斜視図である。
【図3】係止装置を後方から見た図である。
【図4】図1の4‐4線矢視断面図である。
【図5】図1の5‐5線矢視断面図である。
【図6】図1に相当する作用説明図である。
【符号の説明】
1 シート 2 主シート 3 補助シート 5 シートクッション 6 シートバック 7 シートフレーム 8 枢支手段 9 一側部 10 固定側部材 11 係止装置 13 係止部 14 被係止部 16 係止部主部 17 対向片 18 基部 19 係止部本体 19a 対向面 37 嵌入孔 38 被係止部本体 38a 対向面 38b ガイド面 39 係止孔 42 一部 44 弾性体 46 係止解除手段 A 往回動 B 復回動

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート(1)が起立姿勢とされるシート
    バック(6)を備え、このシートバック(6)が前後い
    ずれか一方向に向って往復回動(A,B)自在となるよ
    うその下端部をシートクッション(5)がわに枢支さ
    せ、上記シートバック(6)の一側部(9)に対し車幅
    方向で隣接する車体の固定側部材(10)の表面に係止
    部(13)を突設し、上記シートバック(6)が復回動
    (B)して上記起立姿勢に戻るとき上記係止部(13)
    に係止される被係止部(14)を上記シートバック
    (6)の一側部(9)に取り付けた自動車用シートにお
    いて、 上記係止部(13)が、上記固定側部材(10)の表面
    から外方に突出する基部(18)と、この基部(18)
    から上記一方向に向って突出する縦長の係止部本体(1
    9)とを備え、上記一方向とは反対方向での上記被係止
    部(14)の端面における車幅方向での中途部、かつ、
    上下方向での中途部に上記係止部本体(19)を嵌脱自
    在に嵌入させる嵌入孔(37)を形成し、この嵌入孔
    (37)よりも上記固定側部材(10)がわに位置する
    上記被係止部(14)の側部を縦長の被係止部本体(3
    8)とし、上記係止部本体(19)と被係止部本体(3
    8)の車幅方向での互いの対向面(19a,38a)を
    互いに圧接させた自動車用シートのシートバック係止装
    置。
  2. 【請求項2】 上記反対方向に向っての上記被係止部本
    体(38)の端を、上記係止部(13)の基部(18)
    に弾性体(44)を介して圧接させた請求項1に記載の
    自動車用シートのシートバック係止装置。
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