JP3495612B2 - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

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JP3495612B2
JP3495612B2 JP28694798A JP28694798A JP3495612B2 JP 3495612 B2 JP3495612 B2 JP 3495612B2 JP 28694798 A JP28694798 A JP 28694798A JP 28694798 A JP28694798 A JP 28694798A JP 3495612 B2 JP3495612 B2 JP 3495612B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、食器洗い機に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、洗浄室内に溜めた水を食器に噴射
する洗浄ポンプ、前記洗浄室内へ給水する給水弁、及び
前記洗浄室内の水を機外へ排出する排水ポンプなどの負
荷と、これら負荷への通電のオン、オフを行うスイッチ
ング素子からなる負荷駆動装置と、この負荷駆動装置を
介して前記各負荷の駆動制御を行うマイクロコンピュー
タ(以下、マイコンと略す)と、洗浄時の水位より高い
異常水位を検知し、前記マイコンへ異常信号を出力する
異常水位検知装置とを備えた食器洗い機がある。このよ
うな食器洗い機は、例えば、特開平3−118017号
公報や特開平5−22083号公報に開示されている。 【0003】この食器洗い機では、前記マイコンによる
制御の下、前記各負荷を動作して、洗い、すすぎの一連
の洗浄運転を行う。また、給水弁の故障などによって給
水が停止せず、前記洗浄室内の水位が異常水位まで達す
ると、前記異常検知装置でこれを検知し、洗浄運転を中
断し、前記排水ポンプを動作して排水を行い、これによ
り、機外へ水が漏れないようにしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
食器洗い機にあっては、マイコンの暴走により給水が停
止されないような場合など、マイコンの故障下において
給水異常が起きた場合には、排水ポンプが動作されない
ので、機外への水漏れが発生する虞がある。 【0005】本発明は、食器洗い機の改良に関し、この
ような問題点を解消するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明
は、洗浄室内に溜めた水を用いて食器を洗浄する洗浄装
置、前記洗浄室内へ給水する給水装置、及び前記洗浄室
内の水を機外へ排出する排水ポンプを含む負荷と、これ
ら負荷への通電のオン、オフを行うスイッチング素子か
らなる負荷駆動装置と、この負荷駆動装置を介して前記
各負荷の駆動制御を行うマイクロコンピュータと、洗浄
時の水位より高い異常水位を検知し、前記マイクロコン
ピュータへ異常信号を出力する異常水位検知装置とを備
え、前記マイクロコンピュータによる制御の下、前記各
負荷を動作して、洗い、すすぎの一連の洗浄運転を行う
とともに、前記異常水位検知装置により前記洗浄室内の
水位が異常水位になったと検知されると、洗浄運転を中
断し、前記排水ポンプを動作して排水を行うようにした
食器洗い機において、前記異常水位検知装置と前記負荷
駆動装置との間に接続され、前記マイクロコンピュータ
からのオン、オフ指令に関わらず、前記異常信号の有無
に連動して前記負荷駆動装置のスイッチング素子をオ
ン、オフして前記排水ポンプを動作、非動作する保護回
路を設けたことを第1の特徴としている。 【0007】この構成では、給水装置の異常により給水
が停止しなくなり、洗浄室内の水位が異常水位まで上昇
すると、異常水位検知装置がこれを検知し、異常信号を
マイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)及び保
護回路へ出力する。マイコンのオン指令及び保護回路の
動作により負荷駆動装置のスイッチング素子がオンし、
排水ポンプが動作する。こうして、排水が行われる。こ
のとき、マイコンは、洗浄運転を中断する。 【0008】排水によって水位が低下し、異常水位検知
装置の異常信号がなくなると、保護回路によるオン動作
がなくなり、マイコンからのオン指令のみで、排水ポン
は動作を続ける。これにより、洗浄室内の水位は極力
低く抑えられ、機外への水漏れが防止される。 【0009】一方、マイコンが暴走して給水が止まらな
くなるなど、マイコンの故障下で給水異常が発生した場
合は、異常水位になってもマイコンからは排水ポンプ
オン指令は出されない。このときは、保護回路の動作に
より異常信号の有無に応じて排水ポンプが動作され、洗
浄室内の水位が異常水位を超えないように抑えられる。 【0010】こうして、マイコンが故障した場合であっ
ても、確実に機外への水漏れを防止することができる。 【0011】ところで、マイコンからの指令により排水
ポンプが動作しつづけ、洗浄室内の水がほとんどなくな
ると、ポンプ内にエアーが入り込み、いわゆるエアーか
みを起こす。こうなると、排水ポンプが機能せず、排水
できなくなり、再び水位が上昇し、機外へ水漏れを起こ
す虞がある。 【0012】これに対し、本発明は、異常水位検知装置
により前記洗浄室内の水位が異常水位になったと検知さ
れると、前記マイクロコンピュータは、前記排水ポンプ
を間欠動作させることを第2の特徴としている。 【0013】この構成では、ポンプを間欠動作させるよ
うにしているので、エアーかみが発生しても、通電停止
期間にエアーを抜くことができ、再び排水ポンプの機能
を回復させて排水を行わせることができる。 【0014】特に、本発明は、前記間欠動作における前
記排水ポンプへの通電停止時間は、排水が進むことによ
って前記排水ポンプがエアーかみを起こしたときに、前
記排水ポンプの動作に支障をきたさない程度まで排水ポ
ンプからエアーが抜ける時間に設定してなることを第3
の特徴としており、これによって、確実にエアーかみを
解消することができる。 【0015】また、このように、マイコンにより排水ポ
ンプを間欠動作させる構成では、排水能力と給水能力と
の差が非常に小さい状態になった場合、排水ポンプの動
作期間にほとんど水位が低下せず、そして、停止期間に
水位が上昇して、異常水位を超えようとすることが起こ
り得る。即ち、水道の圧力が高い場合、給水能力が高く
なる。また、高いところへ排水する場合、排水ポンプの
排水能力が低くなる。通常、排水ポンプの排水能力は給
水能力より十分大きくなるようになっているが、設置状
態によって給水能力が高く且つ排水能力が低くなると、
排水能力と給水能力の差が非常に小さくなることが起こ
り得る。このような場合、上記のように異常水位を超え
る虞が生じるのである。 【0016】しかし、本発明では、保護回路によりマイ
コンの制御とは関係なく、異常水位になると保護回路が
働いて排水ポンプを異常水位が解消するまで連続的に動
作させるので、機外への水漏れが防止される。 【0017】さらに、マイコンにより排水ポンプを間欠
動作させる構成であり、かつ異常水位になると、保護回
路の動作により排水ポンプをマイコンの制御とは関係な
く動作する構成とした場合、次のような問題がある。 【0018】即ち、排水能力と給水能力との差が非常に
大きい状態になった場合、短時間で洗浄室内から水がす
っかり排水され、すぐに排水ポンプがエアーかみ状態と
なり、再び水が溜まり始める。このとき、間欠動作にお
ける排水ポンプへの通電時間が長いと、エアーを抜く停
止期間になる前、あるいは停止期間中であってもエアー
かみが解消しない段階で、水位が異常水位に達する場合
がある。こうなると、保護回路の動作により排水ポンプ
が動作し、エアーかみ状態のまま排水ポンプが動作され
つづけ、機外への水漏れが発生する虞がある。 【0019】これに対し、本発明は、前記間欠動作にお
ける前記排水ポンプへの通電時間は、前記洗浄前記排水
ポンプがエアーかみを起こしても、排水ポンプへの通電
中あるいはこの後の通電停止中に洗浄室内の水が異常水
位まで上昇しない時間に設定してなることを第4の特徴
としている。 【0020】この構成では、設置状態によって給水能力
や排水能力がばらついても、排水ポンプがエアーかみを
起こしたまま異常水位になることがなく、保護回路の動
作によりエアーかみ状態のまま排水ポンプが動作すると
いう状況に陥らない。したがって、機外への水漏れを確
実に防止できる。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態の食器
洗い機について、添付の各図面に基づいて説明する。 【0022】図1は本発明の一実施形態の食器洗い機の
側面断面図である。図1において、食器洗い機1は、前
面に投入口2を有する箱状の洗浄室3と、この洗浄室3
の底面を覆うとともにこの洗浄室3を支える脚台4と、
前記洗浄室3の天面及び両側面を覆う枠板5と、前記洗
浄室3の後面を覆う後面板6と、前記投入口2を開閉す
る扉7とを備えている。前記洗浄室3、脚台4及び扉7
は樹脂製であり、前記枠板5及び後面板6は金属製であ
る。 【0023】前記洗浄室3の底部のほぼ中央には、ノズ
ルアーム8が水平方向に回転自在に配置されている。こ
のノズルアーム8の上面には複数の噴射ノズル8aが形
成されている。前記洗浄室3底部にはループ状のヒータ
9が配置されている。このヒータ9は、洗い、すすぎ時
には、洗浄室3内に溜められた水を温め、乾燥時には、
食器へと向かう乾燥風を温めるものである。前記洗浄室
3の底部の前側部分にはさらに一段低くして集水部10
が形成されている。前記集水部10の上部には、食器か
ら落ちた残菜等を回収するフィルタ11が着脱自在に配
置されている。 【0024】前記洗浄室3の後壁下部には給水ノズル1
2が形成されている。この給水ノズル12は、電磁給水
弁13(本発明の給水装置に相当)を備えた給水ホース
14に接続されており、この給水ホース14は水道など
の外部給水源に接続される。こうして、前記給水弁13
の開放によって前記給水ノズル12から前記洗浄室3内
に供給された水は、前記集水部10内及び洗浄室3底部
に溜まる。 【0025】前記洗浄室3の後方には、洗浄室3底部に
溜められた水の水位を検知する水位検知装置15が設け
られている。この水位検知装置15は、洗いやすすぎを
行う洗浄水位X0を検知する洗浄水位検知装置16と、
洗浄水位より高い異常水位X1を検知する異常水位検知
装置17とからなる。通常は、洗浄水位で給水が停止さ
れるが、給水弁の故障などにより、給水が正常に停止し
ない場合、水位が異常に上昇し、異常水位に到達する。 【0026】洗浄水位検知装置16は、洗浄水位フロー
ト16aと、水位が洗浄水位X0になったときに洗浄水
位フロート16aに押されてオンする洗浄水位スイッチ
16bとからなる。また、異常水位検知装置17は、異
常水位フロート17aと、水位が異常水位X1になった
ときに異常水位フロート17aに押されてオンする異常
水位スイッチ17bとからなる。 【0027】前記洗浄室3の外下部には洗浄ポンプ18
(本発明の洗浄装置に相当)が配置されている。この洗
浄ポンプ18の吸込口は前記集水部10に接続されてお
り、吐出口は前記ノズルアーム8に接続されている。前
記洗浄室3の外下部には排水ポンプ(本発明の排水装置
に相当)19が配置されている。この排水ポンプ19の
吸込口は前記集水部10に接続されており、吐出口は排
水ホース20に接続されている。 【0028】こうして、洗浄ポンプ18の動作により、
集水部10から水が洗浄ポンプ18内に吸い込まれ、ノ
ズルアーム8内へと送られ、ノズルアームから噴水され
て食器が洗われる。一方、排水ポンプ19の動作により
洗浄室3底部及び集水部10の水が、排水ポンプ19に
吸い込まれ、排水ホース20を通って機外に排出され
る。 【0029】前記脚台4の前面には、操作パネル21が
取り付けられている。この操作パネル21には機器を操
作するための操作ボタンや、洗浄運転コース、運転の進
行状況、異常など表示するための表示部が備えられてい
る。また、この操作パネル21の裏側には、制御ケース
22が取り付けられており、この制御ケース22内に
は、操作ボタンで作動するスイッチや機器の運転を制御
するためのマイクロコンピュータ等が搭載された制御基
板(図示せず)が収容されている。 【0030】前記洗浄室3の後壁と前記後面板6との間
には、前記洗浄室3内へ外気を取り込むための吸気風路
23が設けられている。この吸気風路23内には吸気フ
ァン24が配置されており、この吸気ファン24の回転
動作により、前記後面板6に形成された吸気孔6aから
外気が取り込まれて前記洗浄室3内に導入される。 【0031】図2は、マイクロコンピュータ中心とした
本実施形態の食器洗い機の制御機構を示す、電気回路図
である。 【0032】マイクロコンピュータ25(以下、マイコ
ンと略する)は、既に周知の構成をなし、CPU、RA
M、ROM、カウンタなどを備えている。このマイコン
25は、入力ポートに取り込んだ情報に基づき、ROM
内に予め記憶されたプログラムに従って、出力ポートか
ら指令信号を出し、出力ポートに接続された負荷を駆動
制御する。 【0033】前記マイコン25など、直流電源を要する
回路には、直流電源回路26から電源が供給される。こ
の直流電源回路26は、トランス27によって降圧した
交流電源から、マイコン等の電源となるDC5Vと後述
するトライアックの電源となるDC7Vを作り出す。 【0034】前記マイコン25の入力ポートには、前記
操作ボタンの入力を受け付けるためのキー入力回路28
や、前記洗浄水位スイッチ16b、異常水位スイッチ1
7bなどが接続されている。 【0035】前記異常水位スイッチ17bは、一端側が
直流電源DC5Vに接続され、他端側が前記マイコン2
5の異常水位検知用の入力ポートに接続されている。ま
た、他端側は抵抗29を介して、直流電源のグランド
(0V)に接続されている。こうして、異常水位スイッ
チ17bがオフしているときは、マイコン25の入力ポ
ートはLowレベル(0V)である。そして、異常水位
スイッチ17bがオンすると、マイコン25の入力ポー
トはHighレベル(5V)になり、これによって、マ
イコン25は、前記洗浄室3内の水位が異常水位になっ
たことを検知する。(以下、LowをLと、HighをHと
略する。) 前記マイコン25の出力ポートには、複数のトライアッ
ク30(本発明のスイッチング素子に相当)からなる負
荷駆動装置31がトライアック駆動用のトランジスタ3
2を介して接続されている。前記負荷駆動装置31は、
前記洗浄ポンプ18、排水ポンプ19、給水弁13、吸
気ファン24を駆動するためのものである。また、前記
マイコン25の出力ポートには、前記ヒータ9を駆動す
るためのリレー33のコイル部33bがリレー駆動用の
トランジスタ34、及び35を介して接続されており、
その他、前記表示部を駆動するための表示回路36が接
続されている。 【0036】前記排水ポンプ19は、前記トライアック
30を介して交流電源(AC100V)に接続され、前
記洗浄ポンプ18、給水弁13、吸気ファン24は前記
トライアック30及び電源スイッチ37を介して交流電
源に接続される。また、前記ヒータ9は前記リレー33
の接点部33a及び電源スイッチ37を介して交流電源
に接続される。 【0037】こうして、排水ポンプ19に対応するマイ
コン25の出力ポートがLレベル(0V)になると、ト
ランジスタ32がオンしてトライアック30がオンし、
排水ポンプ19に通電されて、排水ポンプ19が動作す
る。また、電源スイッチ37が投入されている状態にお
いて、洗浄ポンプ18、給水弁13、吸気ファン24の
各負荷に対応するマイコン25の出力ポートがLレベル
になると、各トランジスタ32及び各トライアック30
がオンし、各負荷に通電される。さらに、ヒータ9に対
応するマイコン25の出力ポートがLレベルになると、
トランジスタ34及び35がオンしてリレー33がオン
し、ヒータ9に通電される。 【0038】さて、前記排水ポンプ19に対応するマイ
コンの出力ポートと前記異常水位スイッチ17bの他端
側との間には、本発明の保護回路を構成する保護用トラ
ンジスタ38が設けられている。この保護用トランジス
タ38は、NPN型であり、ベースBが前記異常水位ス
イッチ17bの他端側に接続され、コレクタCが前記マ
イコン25の出力ポートに接続され、エミッタEが直流
電源のグランドに接続されている。 【0039】こうして、異常水位スイッチ17bがオン
すると、保護用トランジスタ38がオンし、コレクタC
−エミッタE間が導通して、マイコン25の制御とは関
係なく、マイコン25の出力ポート側がLレベルにな
り、トライアック駆動用のトランジスタ32がオンして
トライアック32がオンし、排水ポンプ19に通電さ
れ、排水ポンプ19が動作する。 【0040】以上の構成に基づく、本実施形態の給水異
常時のマイコンの処理動作について、図3乃至図4のフ
ローチャートにしたがって説明する。 【0041】マイコン25は、電源スイッチ37の投入
状態において、スタートスイッチが押されると、ROM
内に記憶されたプログラムにしたがって、洗浄ポンプ1
8などの負荷を駆動制御し、洗い、すすぎの一連の洗浄
運転を行う。 【0042】また、マイコン25は、電源スイッチ37
の投入に関係なく、異常水位スイッチ17bからの異常
信号があるかを監視しており、異常信号が検知されると
(異常水位検知用の入力ポートがHレベルになる)、異
常処理を行う。 【0043】具体的に説明すると、マイコン25は、一
定時間毎に異常水位処理ルーチンを実行する。即ち、マ
イコン25は、異常水位動作フラグがオンしているかを
判断し(S1)、オンしていなければ、異常水位スイッ
チ17bがオンしているかを判断する。 【0044】このとき、給水弁13の故障などにより給
水が停止せず、洗浄室3内の水位が異常水位に達してい
ると、S2で異常水位スイッチ17bがオンしていると
判断するので、マイコン25は、2秒をカウントする
(S3)。そして、異常水位スイッチ17bがオンした
状態が2秒間続けば、マイコン25は、給水異常が確か
に発生したと判断して、異常水位動作フラグをオンする
(S4、S5)。一方、異常水位スイッチ17bがオン
していなければ、あるいは一度オンしても2秒間続かな
ければ、マイコン25は、正常な状態であるとして、異
常水位動作フラグをオンせず、2秒カウンタをクリアし
て(S6)、異常水位処理ルーチンを抜ける。 【0045】給水異常により洗浄室3内の水位が異常水
位に達し、異常水位フラグがオンされると、マイコン2
5は、S1で異常水位フラグがオンしていると判断し
て、表示部にて異常表示をする(S7)。同時に、ブザ
ー装置等により音による報知を行う。次に、マイコン2
5は、異常水位動作1回目フラグがオンしているかを判
断する。最初はオンしてないので、マイコン25は、駆
動指令を出して(出力ポートをLレベルにする)、排水
ポンプ19を動作させる(S9)。これにより、洗浄室
3内から水が機外へ排出される。 【0046】なお、マイコン25は、別の処理ルーチン
において、異常水位動作フラグがオンされていると判断
し、かつ洗浄運転中であると判断すると、異常水位処理
ルーチンにおけるS9の排水ポンプ19の動作前に洗浄
運転を中断する。 【0047】ところで、異常水位スイッチ17bがオン
すると、保護用トランジスタ38もオンして、これによ
っても排水ポンプ19が動作する状態となるが、水位が
下がり、異常水位スイッチ17bがオフすると、この保
護用トランジスタ38はすぐにオフするので、この後
は、マイコン25の指令によって排水ポンプ19は動作
されることになる。 【0048】排水が進み、洗浄室3内から水がほとんど
なくなって排水ポンプ19が空気を吸い込むようになる
と、排水ポンプ19がエアーかみを起こし排水できなく
なる。したがって、このまま排水ポンプ19を動作した
ままにしておくと、再び洗浄室3内に水が溜まり出し、
機外への水漏れにつながる虞がある。 【0049】マイコン25は、2分をカウントし、2分
が経過すると、2分カウンタをクリアした後、異常水位
動作1回目フラグ及び排水出力制御フラグをオンする
(S10〜S14)。これにより、S8で異常水位動作
フラグがオンされていると判断され、続いてS15で排
水出力制御フラグがオンされていると判断され、マイコ
ン25は、停止指令を出して(出力ポートをHレベルに
する)、排水ポンプ19を停止させる(S16)。排水
ポンプ19が停止することにより、排水ポンプ19内に
空気が溜まっていても、空気が抜けていく。 【0050】その後、5秒間が経過し、排水ポンプ19
内からすっかり空気が抜け、エアーをかまない状態とな
ると、マイコン25は、排水出力制御フラグをオフし
(S17〜S20)、S15でこれを判断して、排水ポ
ンプ19を再び動作させる(S21)。これにより、再
び洗浄室3内の水が機外へ排出される。 【0051】さらに、このままでは、再び排水ポンプ1
9がエアーかみを起こす虞があるので、マイコン25
は、排水ポンプ19が動作してから40秒をカウント
し、40秒が経過すると、排水出力制御フラグをオンし
て(S22〜S25)、排水ポンプ19を5秒間停止さ
せる(S16〜S20)。 【0052】即ち、マイコン25は、排水ポンプ19
を、2分オン−5秒オフで1回間欠動作させ、その後、
40秒オン−5秒オフで繰り返し間欠動作させる。これ
により、排水ポンプ19のエアーかみを防止、あるいは
エアーかみが生じてもすぐに解消でき、機外への水漏れ
を確実に抑えることができる。 【0053】なお、使用者が異常に気づき水道などを止
め、リセット操作、(例えば、電源スイッチ37を一度
オフして再びオンするなど)を行うと、マイコン25は
異常処理を止める。 【0054】さて、ここで、マイコン25が暴走するな
どして、給水弁13が閉じなかった場合など、マイコン
25の故障下で給水異常が生じ、洗浄室3内の水位が異
常水位に達した場合、マイコン25の制御によって排水
できない。 【0055】このような場合、本実施形態では、異常水
位になり異常水位検知スイッチ17bがオンすると、保
護用トランジスタ38がオンして、異常水位検知スイッ
チ17bがオフするまで排水ポンプ19を動作させる。
したがって、マイコン25が故障したとしても、洗浄室
3内の水位は異常水位を大きく超えることがなく、機外
への水漏れ防止することができる。 【0056】さらに、上記のように、マイコン25によ
り排水ポンプ19を間欠動作させる構成であり、かつ異
常水位になると、保護用トランジスタ38の動作によっ
て排水ポンプ19をマイコン25の制御とは関係なく動
作する構成とした場合、次のような問題がある。 【0057】即ち、排水能力と給水能力との差が非常に
大きい状態になった場合、短時間で洗浄室3内から水が
すっかり排水され、すぐに排水ポンプ19がエアーかみ
状態となり、再び水が溜まり始める。このとき、間欠動
作における排水ポンプ19への通電時間が長いと、空気
を抜く停止期間になる前、あるいは停止期間中であって
もエアーかみが解消しない段階で、水位が異常水位に達
する場合がある。こうなると、保護用トランジスタ38
の動作により排水ポンプ19が動作し、エアーかみ状態
のまま排水ポンプ19が動作されつづけ、機外への水漏
れが発生する虞がある。 【0058】これに対し、本実施形態では、間欠動作に
おける排水ポンプ19への通電停止時間をエアーかみを
十分解消させる時間とした上で、排水ポンプ19への通
電時間を、排水ポンプ19がエアかみを起こしても、排
水ポンプ19への通電中あるいはこの後の通電停止中に
洗浄室3内の水が異常水位まで上昇しない時間としてい
る。 【0059】即ち、本実施形態では、実験等を行った結
果、異常水位における水量を約6L(リットル)、排水
ポンプ19の排水能力を約10L/分(排水口の高さな
ど、設置条件でわずかにばらつく)とした条件下におい
て、最初の通電時間を2分、2回目以降の通電時間を4
0秒とし、通電停止時間を5秒としている。なお、給水
能力は水道の圧力により大きく異なってくるが、ほぼ1
L/分〜7.5L/分程度となる。 【0060】このように、本実施形態では、設置状態に
よって給水能力や排水能力がばらついても、排水ポンプ
19がエアーかみを起こしたまま異常水位になることが
なく、保護用トランジスタ38の動作によりエアーかみ
状態のまま排水ポンプ19が動作するという状況に陥ら
ない。結果、機外への水漏れを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態の食器洗い機の構成を示す
側面断面図である。 【図2】同じく食器洗い機の制御機構を示す、電気回路
図である。 【図3】同じく給水異常時のマイコンの処理動作を示す
フローチャートである。 【図4】同じく給水異常時のマイコンの処理動作を示
す、図3に続くフローチャートである。 【符号の説明】 3 洗浄室 13 給水弁(給水装置) 17 異常水位検知装置 18 洗浄ポンプ(洗浄装置) 19 排水ポンプ(排水装置) 25 マイクロコンピュータ 30 トライアック(スイッチング素子) 31 負荷駆動装置 38 保護用トランジスタ(保護回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−118017(JP,A) 特開 平2−98331(JP,A) 特開 昭58−141133(JP,A) 特開 昭61−240938(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/46

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 洗浄室内に溜めた水を用いて食器を洗浄
    する洗浄装置、前記洗浄室内へ給水する給水装置、及び
    前記洗浄室内の水を機外へ排出する排水ポンプを含む負
    荷と、これら負荷への通電のオン、オフを行うスイッチ
    ング素子からなる負荷駆動装置と、この負荷駆動装置を
    介して前記各負荷の駆動制御を行うマイクロコンピュー
    タと、洗浄時の水位より高い異常水位を検知し、前記マ
    イクロコンピュータへ異常信号を出力する異常水位検知
    装置とを備え、前記マイクロコンピュータによる制御の
    下、前記各負荷を動作して、洗い、すすぎの一連の洗浄
    運転を行うとともに、前記異常水位検知装置により前記
    洗浄室内の水位が異常水位になったと検知されると、洗
    浄運転を中断し、前記排水ポンプを動作して排水を行う
    ようにした食器洗い機において、 前記異常水位検知装置と前記負荷駆動装置との間に接続
    され、前記マイクロコンピュータからのオン、オフ指令
    に関わらず、前記異常信号の有無に連動して前記負荷駆
    動装置のスイッチング素子をオン、オフして前記排水ポ
    ンプを動作、非動作する保護回路を設け、異常水位にな
    ると、この保護回路の動作により前記排水ポンプを前記
    マイクロコンピュータの制御とは関係なく動作する構成
    とし、 前記異常水位検知装置により前記洗浄室内の水位が異常
    水位になったと検知されると、前記マイクロコンピュー
    タは、前記排水ポンプを間欠動作させることで、前記異
    常水位検知装置の異常信号がなくなると、前記マイクロ
    コンピュータからのオン指令のみで前記排水ポンプが動
    作を続ける構成とするとともに、 前記間欠動作における前記排水ポンプへの通電停止時間
    は、排水が進むことによって前記排水ポンプがエアーか
    みを起こしたときに、前記排水ポンプの動作に支障をき
    たさない程度まで排水ポンプからエアーが抜ける時間に
    設定し、前記間欠動作における前記排水ポンプへの通電
    時間は、前記排水ポンプがエアーかみを起こして再び水
    が溜まり始めても、排水ポンプへの通電中あるいはこの
    後の通電停止中に前記洗浄室内の水が異常水位まで上昇
    しない時間に設定してなる ことを特徴とした食器洗い
    機。
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