JP3495481B2 - 内視鏡の管路内洗浄用栓 - Google Patents

内視鏡の管路内洗浄用栓

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JP3495481B2
JP3495481B2 JP29387195A JP29387195A JP3495481B2 JP 3495481 B2 JP3495481 B2 JP 3495481B2 JP 29387195 A JP29387195 A JP 29387195A JP 29387195 A JP29387195 A JP 29387195A JP 3495481 B2 JP3495481 B2 JP 3495481B2
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Inventor
隆之 荻野
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ペンタックス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡使用後に
流体管路及び管路切換弁内を洗浄するために、管路切り
換え用弁体をシリンダから抜去したあと、シリンダの口
元開口を塞ぐための内視鏡の管路内洗浄用栓に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の内視鏡の管路内洗浄用栓を
示しており、11は、送気送水管路切換弁のシリンダ、
21は吸引管路切換弁のシリンダであり、両シリンダ1
1,21の口元開口は操作部1の外面に露出して配置さ
れている。14及び24は指標である。
【0003】そして、洗浄用栓90は、両シリンダ1
1,21の口元開口に嵌め込まれる嵌め込み部分90
a,90bが、手元側の摘まみ部分90cと一体に、弾
力性のあるゴム材によって形成されている。
【0004】嵌め込み部分90a,90bは、流体管路
12a〜12d、22a,22bを通じてシリンダ1
1,21内に流される洗浄液が漏れてはいけないので、
シリンダ11,12にきつく嵌め込まれるように、シリ
ンダ11,21の口元開口より少し太く形成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、嵌め込み部分90a,90bをシリンダ11,21
の口元開口より単に太く形成すると、シリンダ11,2
1に嵌め込む際の抵抗が非常に大きくて嵌め込み難い。
そのため、嵌め込みが不完全になって漏れが発生してし
まう場合がある。
【0006】そこで、例えば図6に示されるように、嵌
め込み部分90a,90bを先細りのテーパ状に形成す
ることが考えられるが、先側の細い部分にはシール性が
なくて実質的なシール面積が小さくなるので、シリンダ
11,21の内圧が高くなると洗浄液の漏れが発生しが
ちで、シリンダ11,21から栓90が外れてしまう場
合もある。
【0007】そこで本発明は、シリンダへの装着を容易
に行うことができてしかも確実なシール性を得ることが
できる内視鏡の管路内洗浄用栓を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の管路内洗浄用栓は、流体を通すた
めの配管が接続されたシリンダ内に嵌挿された管路切り
換え用弁体を上記シリンダから抜去したあとに、上記シ
リンダの口元開口に外側から嵌め込んでその口元開口を
塞ぐための内視鏡の管路内洗浄用栓において、上記シリ
ンダ内に嵌め込まれる部分を、弾力性のある素材によっ
て、上記シリンダ内に変形した状態できつく嵌め込まれ
る太さに形成すると共に、その嵌め込み部分の奥側端面
に円錐状の窪みを形成したことを特徴とする。
【0009】なお、上記嵌め込み部分が上記シリンダ内
に嵌め込まれた状態のとき、上記円錐状の窪みの頂点が
上記シリンダの口元開口付近に位置するようにしてもよ
い。また、上記シリンダが複数並べて配置されている場
合、それら複数のシリンダ内に同時に嵌め込まれる複数
の嵌め込み部分を一体的に連結して形成してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。図2は内視鏡の操作部1を示してお
り、10は、送気送水操作を行うための送気送水管路切
換弁、20は吸引操作を行うための吸引管路切換弁であ
り、19及び29は、その操作を行うために押し込み操
作される操作ボタンである。
【0011】図3は、送気送水管路切換弁10と吸引管
路切換弁20の部分を拡大して示しており、11は、送
気送水管路切換弁10のシリンダ、21は、吸引管路切
換弁20のシリンダである。両シリンダ11,21共
に、奥まで円形の断面に形成されている。
【0012】ただし、両シリンダ11,21の口元開口
11a,21aの形状を示す図4に示されるように、吸
引側シリンダ21には、口元寄りの部分の断面に小さな
円形の膨らみが形成されているので、製造の都合上二つ
の部品に分けて溶接接続されている。
【0013】両シリンダ11,21内には、通常はピス
トン状の管路切り換え弁体(図示せず)が軸方向に進退
自在に嵌挿されていて、その先端に操作ボタン19,2
9が連結されている。
【0014】しかし内視鏡使用後の洗浄の際には、図3
に示されるように、管路切り換え弁体が操作ボタン1
9,29等と共にシリンダ11,21から外方に抜去さ
れて、シリンダ11,21の口元開口11a,21aが
操作部1の外面に露出した状態になる。
【0015】両シリンダ11,21共に、操作部1の外
面に突出した口元部分の外周ネジ部に外側から螺合する
固定ナット13,23によって操作部1に固定されてお
り、それら固定ナット13,23の表面部分には指標1
4,24が形成されている。15及び25はシール用の
Oリングである。
【0016】そして、操作部1の内部において、送気送
水側シリンダ11には給気管12a、給水管12b、送
気管12c及び送水管12dが接続され、吸引側シリン
ダ21には吸引管22aと鉗子チャンネルへの連通管2
2bが接続されている。
【0017】図1は、そのような両シリンダ11,21
の口元開口11a,21aに管路内洗浄用栓30が取り
付けられた状態を示している。洗浄用栓30は、両シリ
ンダ11,21の口元開口11a,21aに嵌め込まれ
る短い棒状の嵌め込み部分30a,30bが、送気送水
側シリンダ11と吸引側シリンダ21との間の間隔に合
わせて並べて配置されていて、弾力性のあるゴム材によ
って、手元側の摘まみ部分30cと共に一体成形により
形成されている。したがって、両嵌め込み部分30a,
30bを両シリンダ11,21に対して同時に嵌め込む
ことができる。
【0018】両嵌め込み部分30a,30bは、両シリ
ンダ11,21の口元開口11a,21a内に変形した
状態できつく嵌め込まれるように、外径が両シリンダ1
1,21の口元開口11a,21aの内径より少し太く
形成されている。
【0019】なお、両嵌め込み部分30a,30bの断
面形状は、両シリンダ11,21の口元開口11a,2
1a付近の断面形状に合わせて、送気送水側嵌め込み部
分30aは円形に形成され、吸引側嵌め込み部分30b
は図4に示されるような二段の円形に形成されている。
【0020】両嵌め込み部分30a,30bともに、外
径が一定に形成されている。したがって、シリンダ1
1,22内に完全に嵌め込まれた状態では、外周全面が
シリンダ11,21の内周面に密着してシールされる。
【0021】両嵌め込み部分30a,30bの奥側の端
面部分には、円錐状の窪み30d,30eが形成されて
いる。窪み30d,30eは、底部の直径が嵌め込み部
分30a,30bの直径の半分ないし4分の3程度であ
り、窪み30d,30eの頂点がシリンダ11,21の
口元開口11a,21aに位置するように形成されてい
る。
【0022】したがって、嵌め込み部分30a,30b
がシリンダ11,21に嵌め込まれる際には、ゴム製の
嵌め込み部分30a,30bが、窪み30d,30eに
よる空間のある内方に比較的容易に変形するので、嵌め
込み動作が固くならず、比較的容易に嵌め込むことがで
きる。
【0023】そして、窪み30d,30eが円錐状に形
成されているので、奥へ嵌め込まれるほど徐々に嵌め込
み状態が固くなってシール性が高まる。また、完全に嵌
め込まれた状態でシリンダ内に洗浄液の圧力がかかる
と、円錐形の窪み30d,30eが膨らむ方向に力が作
用するので、シール性がさらに高められ、漏れが発生し
ない。
【0024】なお、嵌め込み部分30a,30bがシリ
ンダ11,21に完全に嵌め込まれた状態では、摘まみ
部分30cの両端に形成されたフック部分30fが、固
定ナット13,23の突端部に形成された鍔部16,2
6に引っ掛かって、抜け止めとして作用する。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、シリンダ内に嵌め込ま
れる部分を、弾力性のある素材によって、シリンダ内に
変形した状態できつく嵌め込まれる太さに形成したの
で、確実なシール性を得ることができ、しかも、その嵌
め込み部分の奥側の端面に円錐状の窪みを形成したこと
により、シリンダに嵌め込まれる際には嵌め込み部分が
比較的容易に内方に変形するので、嵌め込み動作が固く
ならず、容易かつ確実に嵌め込むことができる。そし
て、窪みは円錐状に形成されているので、奥へ嵌め込ま
れるほど徐々に嵌め込み状態が固くなってシール性が高
まり、完全に嵌め込まれた状態でシリンダ内に洗浄液の
圧力がかかると、円錐形の窪みが膨らむ方向に力が作用
するので、シール性がさらに高められ、漏れが発生しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の洗浄用栓がシリンダに取
り付けられた状態の側面断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の内視鏡の操作部の側面図
である。
【図3】本発明の実施の形態のシリンダ部分の側面断面
図である。
【図4】本発明の実施の形態のシリンダの口元開口の正
面図である。
【図5】従来の洗浄用栓がシリンダに取り付けられた状
態の側面断面図である。
【図6】従来の他の洗浄用栓がシリンダに取り付けられ
た状態の側面断面図である。
【符号の説明】
11,21 シリンダ 30 洗浄用栓 30a,30b 嵌め込み部分 30d,30e 窪み

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体を通すための配管が接続されたシリン
    ダ内に嵌挿された管路切り換え用弁体を上記シリンダか
    ら抜去したあとに、上記シリンダの口元開口に外側から
    嵌め込んでその口元開口を塞ぐための内視鏡の管路内洗
    浄用栓において、 上記シリンダ内に嵌め込まれる部分を、弾力性のある素
    材によって、上記シリンダ内に変形した状態できつく嵌
    め込まれる太さに形成すると共に、その嵌め込み部分の
    奥側端面に円錐状の窪みを形成したことを特徴とする内
    視鏡の管路内洗浄用栓。
  2. 【請求項2】上記嵌め込み部分が上記シリンダ内に嵌め
    込まれた状態のとき、上記円錐状の窪みの頂点が上記シ
    リンダの口元開口付近に位置する請求項1記載の内視鏡
    の管路内洗浄用栓。
  3. 【請求項3】上記シリンダが複数並べて配置されてい
    て、それら複数のシリンダ内に同時に嵌め込まれる複数
    の嵌め込み部分が一体的に連結して形成されている請求
    項1又は2記載の内視鏡の管路内洗浄用栓。
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JP5046580B2 (ja) * 2006-07-27 2012-10-10 Hoya株式会社 内視鏡の処置具挿通チャンネル洗浄用栓体
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