JP2558172Y2 - 内視鏡の送気装置 - Google Patents

内視鏡の送気装置

Info

Publication number
JP2558172Y2
JP2558172Y2 JP1992046158U JP4615892U JP2558172Y2 JP 2558172 Y2 JP2558172 Y2 JP 2558172Y2 JP 1992046158 U JP1992046158 U JP 1992046158U JP 4615892 U JP4615892 U JP 4615892U JP 2558172 Y2 JP2558172 Y2 JP 2558172Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air supply
piston
air
cylinder
check valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992046158U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH067701U (ja
Inventor
隆之 荻野
洋志 岩田
弘之 桂田
慶時 伊藤
真一 松野
Original Assignee
旭光学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭光学工業株式会社 filed Critical 旭光学工業株式会社
Priority to JP1992046158U priority Critical patent/JP2558172Y2/ja
Publication of JPH067701U publication Critical patent/JPH067701U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558172Y2 publication Critical patent/JP2558172Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は内視鏡の送気装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の送気装置は、一般に、挿入部の
先端から空気を噴出させるために挿入部内に挿通された
送気管路の基端側をシリンダの底部に接続して、送気操
作を行うためのピストンをシリンダ内に着脱自在に嵌挿
している。
【0003】そして、挿入部の先端側からシリンダ側へ
の空気の逆流を防ぐための逆止弁とピストンの内端開口
を閉塞するためのキャップとを、ピストンに対して着脱
自在に設けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】内視鏡を介しての感染
を防止するために、内視鏡を使用した後は、内視鏡の外
面だけでなく送気操作を行うためのピストン等も充分に
洗浄する必要がある。
【0005】そこで、上述のような送気装置を有する従
来の内視鏡では、使用後にはシリンダからピストンを取
り外し、さらにピストンから逆止弁とキャップを取り外
してそれらとピストンとを洗浄している。
【0006】ところが、非常に小さな逆止弁とキャップ
とをピストンから取り外すのは作業がはなはだ面倒であ
り、また、取り外した逆止弁を紛失してしまうことが少
なくないという不都合がある。
【0007】そこで本考案は、ピストンを洗浄する際に
ピストンから逆止弁とキャップを容易に取り外すことが
でき、取り外した逆止弁を紛失し難い内視鏡の送気装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の内視鏡の送気装置は、挿入部の先端から空
気を噴出させるために上記挿入部内に挿通された送気管
路の基端側をシリンダの底部に接続して、送気操作を行
うためのピストンを上記シリンダ内に着脱自在に嵌挿す
ると共に、上記シリンダ側から上記送気管路側へ向かう
空気の流れは阻止せず上記送気管路側から上記シリンダ
側へ向かう空気の逆流は阻止する逆止弁と上記ピストン
の内端開口を閉塞するためのキャップとを上記ピストン
に対して着脱自在に設けた内視鏡の送気装置において、
上記逆止弁と上記キャップとを弾性材によって一体に形
成したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2にお
いて、2は内視鏡の操作部であり、挿入部3と可撓性連
結管4とが連結されている。可撓性連結管4の先端に
は、光源装置5に接続されるコネクタ6が設けられてい
る。
【0010】8は、光源装置5内に設けられた送気ポン
プ9によって内部が加圧される貯水タンクであり、その
加圧圧力によって、導気管11と導水管12から空気と
水が送り出される。
【0011】操作部2には、送気送水操作を行うための
切換弁装置20が設けられており、切換弁装置20に空
気と水を供給するための給気管路21と給水管路22と
が、切換弁装置20に接続されて可撓性連結管4内に通
されている。そして、その給気管路21と給水管路22
の端部に、コネクタ6において導気管11と導水管12
とが着脱自在に接続されている。
【0012】また、挿入部3の先端の開口部から空気と
水を噴出させるために挿入部3内に通された送気管路2
3と送水管路24とが、切換弁装置20に接続されてい
る。図1は切換弁装置20を示しており、左半部と右半
部とで異なる状態を示している。
【0013】外方に向けて開口するように操作部2に固
定ナット28により固定されたシリンダ30は、底部に
向かうにしたがって内径が4段階に細くなるように形成
されていて、内径の変化部分はいずれも斜面に形成され
ている。29はシール用のOリングである。
【0014】そして、そのシリンダ30の斜面に、口元
側から順に給水管路22、送水管路24及び給気管路2
1が接続され、シリンダ30の底部に送気管路23が接
続されている。
【0015】これは洗浄ブラシを各管路21〜24の開
口部から挿入部3の先端開口部とコネクタ6側の開口部
へ挿入する際、各管路21〜24の開口部を全てシリン
ダ30内に視認してブラシ挿通を可能ならしめるためで
ある。なお、各管路21〜24は、各管路を形成するチ
ューブ21a〜24aを金属パイプ21b〜24bを介
してシリンダ30に接続してある。
【0016】シリンダ30内には、シリンダ30の内径
に合わせて外径を4段階に変化させたピストン32が摺
動自在に嵌挿され、シリンダ30との摺動面部には各々
シール用のOリングが装着されている。
【0017】そして、ピストン32には中心軸位置に貫
通孔34が穿設されており、各Oリングの間の部分に、
通気又は通水用の孔及び溝36,37,38,39,4
0が形成されている。通気用の孔36は、内部の貫通孔
34に連通している。
【0018】ピストン32の内端部には、貫通孔34の
端部開口を塞ぐように、弾力性のあるゴム製の逆止弁付
きキャップ42が着脱自在に取り付けられている。この
逆止弁付きキャップ42は、図3にも示されるように、
貫通孔34の端部開口を塞ぐためのキャップ42aと薄
肉の逆止弁42bとを一体成形したものであり、内方に
向けて突出形成された鍔部42cがピストン32内端の
くびれ部にひっかかることによってピストン32に固定
される。
【0019】逆止弁42bは、断面が内方に凸のV字状
の環状体であり、図1に示されるように、逆止弁42b
の内側に位置するピストン32の壁部には、貫通孔34
に連通する通気孔44が穿設され、逆止弁42bがその
通気孔44の周囲を覆っている。
【0020】46は、指先で操作される操作釦であり、
ピストン32の頭部にねじ込まれている。操作釦46に
穿設されたリーク孔47はピストン32の貫通孔34に
同軸に連通している。
【0021】また、ピストン32がシリンダ30から一
定以上抜け出さないようにするために、シリンダ30の
外縁端部にストッパ筒48が着脱自在に螺合して取り付
けられており、ストッパ筒48と操作釦46との間に圧
縮コイルスプリング49が介装されている。
【0022】したがって、ピストン32と操作釦46は
シリンダ30内からとび出す外方に向けて付勢されてい
て、待機状態においては、ピストン32の太径部端面3
2bがストッパ筒48の鍔部48aにぶつかる位置で静
止している。
【0023】このように構成された内視鏡の送気装置
は、図1の左半側に示される通常の待機状態において
は、給水管路22と送水管路24との間はピストン32
で塞がれ、給気管路21と送気管路23との間はピスト
ン32によっては塞がれていない。
【0024】しかし、逆止弁42bのゴム弾性に比べて
リーク孔47と貫通孔34の管路抵抗が著しく小さいの
で、給気管路21から給気シリンダ31内に送り込まれ
てくる空気は、すべてリーク孔47から大気に放出さ
れ、逆止弁42bにより連通孔37が塞がれて送気管路
23内には空気は送り込まれない。
【0025】そして、挿入部3が挿入された体腔内の気
圧が高くて、送気管路23側からシリンダ30内方向に
向かって空気が逆流しようとしても、その空気の流れは
逆止弁42bによって阻止される。
【0026】操作釦46のリーク孔47を指先で塞ぐ
と、リーク孔47から大気へ放出されていた空気は行き
場がなくなり、貫通孔34内の気圧が上昇するので、給
気管路21から供給される空気が送気管路23に送り出
されて、挿入部3の先端へ送気される。この時は、図1
の左半部に示されるように、逆止弁42bは弁の内外の
気圧差によって弾性的に変形して押し開かれる。
【0027】リーク孔47を指先で塞いだ状態で操作釦
46を押し込み操作すると、図1の右半部に示されるよ
うに、ピストン32の先端に取り付けられたキャップ4
2aがシリンダ30の底部テーパ面に押し付けられて、
送気管路23の入口が完全に塞がれる。
【0028】したがって、給気管路21内の空気は完全
に逃げ場がなくなって、貯水タンク8内の水に高圧が加
わる。また、ピストン32外周に形成された通水用の溝
39,40を介して、給水管路22と送水管路24とが
連通する。
【0029】したがって、空気圧で貯水タンク8から押
し出された水が、給水管路22から送水管路24内に送
り出され、挿入部3の先端へ送水される。内視鏡検査が
終了したら、ストッパ筒48をシリンダ30から緩めて
取り外すことによって、ピストン32をシリンダ30か
ら抜き出すことができる。
【0030】そして、ピストン32の貫通孔34や通気
孔44等を洗浄する際には、逆止弁付きキャップ42を
弾性的に変形させてピストン32から取り外すことがで
きるが、キャップ42aと逆止弁42bはそのような着
脱作業の際及びピストン32から取り外された状態で
も、常に一体になっている。
【0031】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば図4に示されるように、内径が途中
で変化していない円筒状のシリンダ30を用いると共に
シリンダ30に対する管路の接続位置が異なるようにし
て、挿入部3側に向かう送水管路24をシリンダ30開
口部口元に、又送気管路23をシリンダ30底部に設
け、汚れやすい上記2つの管路に洗浄ブラシが通り易く
した切換弁装置等、種々のものに適用してもよい。
【0032】
【考案の効果】本考案の内視鏡の送気装置によれば、ピ
ストンに着脱される逆止弁とキャップを一体に形成した
ので、ピストンを洗浄する際に逆止弁とキャップをピス
トンから一体として容易に取り外すことができ、取り外
した逆止弁を紛失するおそれもほとんどなくなる等の優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の切換弁装置の縦断面図であ
る。
【図2】本考案の実施例の内視鏡の送気送水装置の全体
略示図である。
【図3】本考案の実施例の逆止弁付きキャップの半断面
図である。
【図4】本考案の第2の実施例の切換弁装置の縦断面図
である。
【符号の説明】
3 挿入部 20 切換弁装置 21 給気管路 23 送気管路 30 シリンダ 32 ピストン 42 逆止弁付きキャップ 42a キャップ 42b 逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 慶時 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (72)考案者 松野 真一 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部の先端から空気を噴出させるために
    上記挿入部内に挿通された送気管路の基端側をシリンダ
    の底部に接続して、軸線方向に通気のための貫通孔が穿
    設された送気操作を行うためのピストンを上記シリンダ
    内に着脱自在に嵌挿すると共に、上記シリンダ側から上
    記送気管路側へ向かう空気の流れは阻止せず上記送気管
    路側から上記シリンダ側へ向かう空気の逆流は阻止する
    逆止弁設けた内視鏡の送気装置において、上記ピストンに穿設された貫通孔の内端開口を閉塞する
    ためのキャップと上記逆止弁とを、 弾性材によって一体
    に形成して上記ピストンに対して着脱自在に設けたこと
    を特徴とする内視鏡の送気装置。
JP1992046158U 1992-07-02 1992-07-02 内視鏡の送気装置 Expired - Lifetime JP2558172Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992046158U JP2558172Y2 (ja) 1992-07-02 1992-07-02 内視鏡の送気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992046158U JP2558172Y2 (ja) 1992-07-02 1992-07-02 内視鏡の送気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH067701U JPH067701U (ja) 1994-02-01
JP2558172Y2 true JP2558172Y2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=12739197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992046158U Expired - Lifetime JP2558172Y2 (ja) 1992-07-02 1992-07-02 内視鏡の送気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2558172Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3450496B2 (ja) * 1995-03-07 2003-09-22 ペンタックス株式会社 内視鏡
JP2007111266A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡用管路切換装置
JP2021531088A (ja) * 2018-07-10 2021-11-18 ユナイテッド ステイツ エンドスコピー グループ,インコーポレイテッド 空気/水チャネル前洗浄アダプタ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130567A (ja) * 1984-07-23 1986-02-12 Shiseido Co Ltd 尿素の安定化法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130567A (ja) * 1984-07-23 1986-02-12 Shiseido Co Ltd 尿素の安定化法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH067701U (ja) 1994-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0235567B2 (ja)
US4198958A (en) Flexible cap and instrument seal for a suction control device in an endoscope
JPH08252216A (ja) 内視鏡の吸引管路切換装置
EP0071058B1 (en) Washing device of endoscope fluid pipes
EP0082950A2 (en) Liquid supply device for an endoscope
JP2558172Y2 (ja) 内視鏡の送気装置
JP2002177205A (ja) 内視鏡用給水装置
JP3169439B2 (ja) 内視鏡の送気送水切換装置
JP3495481B2 (ja) 内視鏡の管路内洗浄用栓
JPS5810030A (ja) 内視鏡用切換操作装置
JP3450496B2 (ja) 内視鏡
JP4495306B2 (ja) 内視鏡用鉗子栓の漏れ検出アダプタ
JP3276192B2 (ja) 内視鏡の送気送水切換装置
JP3392973B2 (ja) 内視鏡の管路切換装置
JP3276228B2 (ja) 内視鏡の送気送水切換装置
JP6116471B2 (ja) 流体供給具
JP3276206B2 (ja) 内視鏡の管路切換装置
JP3949776B2 (ja) 内視鏡のブラシ挿入補助具
JPH0527923Y2 (ja)
JPS6238979B2 (ja)
JP3505001B2 (ja) 内視鏡の管路切換装置
JP2002051978A (ja) 内視鏡の配管ブラッシング用カバー
JP3441510B2 (ja) 内視鏡の操作弁装置
JPH04371130A (ja) 内視鏡用洗浄アダプタ
JPH08238214A (ja) 内視鏡の副送水装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term