JP3495316B2 - 作業車の走行変速構造 - Google Patents

作業車の走行変速構造

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JP3495316B2 JP2000158161A JP2000158161A JP3495316B2 JP 3495316 B2 JP3495316 B2 JP 3495316B2 JP 2000158161 A JP2000158161 A JP 2000158161A JP 2000158161 A JP2000158161 A JP 2000158161A JP 3495316 B2 JP3495316 B2 JP 3495316B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シフト部材をスライド
操作することによって変速操作されるギヤ変速装置を、
走行用として装備した作業車の走行変速構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のようなギヤ変速装置を装備した場
合、変速レバーとギヤ変速装置のシフト部材とを連係機
構により機械的に連動連結し、変速レバーによりシフト
部材をスライド操作して変速操作するような、一般的な
構造が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、ギヤ変
速装置のシフト部材を変速レバーにより機械的にスライ
ド操作するように構成した場合、変速操作を円滑に行う
為にはギヤ変速装置と直列に摩擦式のクラッチを配置し
て、変速操作開始時にクラッチを伝動遮断側に操作し、
変速操作終了時にクラッチを再び伝動側に操作する必要
がある。この場合、変速レバーとは別のクラッチペダル
の踏み操作により、前述のようなクラッチの伝動遮断側
及び伝動側への操作を行う必要があるので、このような
クラッチの操作が楽に行えるようにすると言う点で改善
の余地ある。本発明は走行用のギヤ変速装置を変速レバ
ーにより機械的に変速操作するように構成した作業車の
走行変速構造において、変速操作に伴うクラッチの操作
が楽に行えるように構成することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな作業車の走行変速構造において、次のように構成す
ることにある。つまり、 〔1〕 請求項1にかかる発明では、一方向に揺動操作
可能な変速レバーに電気式の変速スイッチを備え付け
て、前記電気式の変速スイッチによって切換操作可能な
変速装置と、前記変速レバーの一方向の揺動操作に機械
的に連動して切換操作可能な変速装置とをそれぞれ備
え、前記電気式の変速スイッチによって切換操作される
変速装置を、油圧の選択的な給排に伴って高低複数段に
変速操作する油圧クラッチ式に構成するとともに、前記
変速レバーの一方向の揺動操作に機械的に連動して切換
操作される変速装置を、シフト部材のスライド操作で変
速操作を行うように構成し、前記電気式の変速スイッチ
によって切換操作される変速装置を主変速装置と第1副
変速装置とで構成するとともに、前記変速レバーの一方
向の揺動操作によって切換操作される変速装置を第2副
変速装置としてあり、さらに、前記揺動操作可能な変速
レバーに、走行用クラッチの入り切り操作を行うことが
可能な操作具を設けるとともに、この操作具は、変速操
作レバーの揺動操作位置を固定および固定解除可能なロ
ック機構の操作具を兼ねて構成してある
【0005】〔2〕 請求項2にかかる発明では、請求
項1にかかる発明の構成に加えて、走行用クラッチは、
クラッチベダルによっても入り切り操作可能に構成して
ある
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】前項〔1〕のように構成すると、変速レバーの
揺動は一方向のものでありながら、この変速レバーを操
作するだけで2つの変速装置を個別に変速操作すること
ができる。つまり、変速レバーの一方向の揺動操作によ
って第2変速機の変速操作を行うことができるととも
に、変速レバーに備え付けられた電気式スイッチによっ
て第1変速機の変速操作を行える。
【0010】 変速レバーに備え付けられた変速スイッ
チの切換操作によって、油圧クラッチ式の変速装置を高
低複数段に変速操作ができる。
【0011】 変速スイッチの切換え操作によって主変
速装置と第1副変速装置とを変速操作することができる
とともに、変速レバーの一方向の揺動操作によって第2
副変速装置を切換操作することができので、変速レバー
の操作で、主変速装置と、第1副変速装置ならびに第2
副変速装置の変速操作が可能である。
【0012】 変速レバーを一方向に揺動操作すること
で、シフト部材がスライド操作され、ギア式の変速装置
を変速操作することができる。
【0013】 変速レバーの操作によって、備え付けら
れた変速スイッチの切換操作で変速操作される主変速装
置ならびに第1副変速装置と、並びに操作レバーの一方
向の揺動操作で変速操作される第2副変速装置とを操作
することができる。そして、主変速装置の走行伝動系
に、第1副変速装置と第二副変速装置とを直列に配設し
ているので、例えば、主変速装置が4段に変速可能で、
第1変速装置と第2副変速装置とをそれぞれ2段に変速
可能であれば、合計16段の変速位置を得ることができ
る。つまり、一方向にだけ揺動操作可能で変速スイッチ
を備え付けた変速レバーを操作するだけで、例示した1
6段の変速位置が選られるのである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1) 図1は作業車の一例である四輪駆動型の農用トラクタの
ミッションケース8内を示しており、エンジン1からの
動力が伝動軸2及び油圧多板式のPTOクラッチ3を介
して、PTO軸4に伝達される。エンジン1からの動力
が、前進クラッチ5(油圧クラッチに相当)又は後進ク
ラッチ6(油圧クラッチに相当)、円筒軸7、主変速装
置10、第1副変速装置11、第2副変速装置12(ギ
ヤ変速装置に相当)及び後輪デフ装置13を介して左右
の後輪14に伝達される。後輪デフ装置13の直前から
分岐した動力が、伝動軸15、油圧クラッチ型式の前輪
変速装置16、前輪伝動軸17及び前輪デフ装置18を
介して左右の前輪19に伝達される。尚、主変速装置1
0と第1副変速装置11とが後述するシフトアップボタ
ン61及びシフトダウンボタン62(変速スイッチに相
当)によって切換操作可能な変速装置に相当し、第2副
変速装置12が後述する変速レバー28によって切換操
作可能な変速装置に相当する。
【0015】前進クラッチ5及び後進クラッチ6は、摩
擦板(図示せず)とピストン(図示せず)とを組み合わ
せた油圧多板式で、作動油を供給することにより伝動側
に操作される。前進クラッチ5を伝動側に操作すると、
エンジン1の動力が前進クラッチ5から円筒軸7に直接
流れて機体は前進する。後進クラッチ6を伝動側に操作
すると、エンジン1の動力が後進クラッチ6及び伝動軸
20を介して、逆転状態で円筒軸7に伝達されて機体は
後進する。主変速装置10は4個の油圧多板式の1速ク
ラッチ21、2速クラッチ22、3速クラッチ23及び
4速クラッチ24を並列的に配置した油圧クラッチ型式
に構成されて4段に変速可能であり、1速〜4速クラッ
チ21〜24のうちの一つを伝動側に操作することによ
り、エンジン1側の円筒軸7からの動力が4段に変速操
作されて下手側の伝動軸25に伝達される。
【0016】第1副変速装置11も2個の油圧多板式の
低速クラッチ26及び高速クラッチ27を並列的に配置
した油圧クラッチ型式に構成されて2段に変速可能であ
り、低速及び高速クラッチ26,27の一方を伝動側に
操作することにより、主変速装置11側の伝動軸25か
らの動力が2段に変速操作されて下手側の第2副変速装
置12に伝達される。第2副変速装置12はシフト部材
53をスライド操作するシンクロメッシュ型式に構成さ
れて2段に変速可能であり、後述する変速レバー28に
よって機械的に変速操作される。
【0017】(2) 次に前進及び後進クラッチ5,6、主変速装置10等用
の油圧回路について説明する。図3に示すようにポンプ
29からの油路30に、前進及び後進クラッチ5,6に
対する電磁比例弁35及びパイロット操作式の切換弁3
6a,37a、主変速装置10の1速〜4速クラッチ2
1〜24に対するパイロット操作式の切換弁31a,3
2a,33a,34a、第1副変速装置11の低速及び
高速クラッチ26,27に対する電磁比例弁38,39
が並列的に接続されている。
【0018】油路30から分岐した油路40に、前輪デ
フ装置18におけるデフロック操作用の油圧クラッチ4
1に対するパイロット操作式の切換弁42a、後輪デフ
装置13におけるデフロック操作用の油圧クラッチ43
に対するパイロット操作式の切換弁44a、前輪変速装
置16の標準クラッチ45及び増速クラッチ46(図1
参照)に対するパイロット操作式の切換弁47a,48
aが並列的に接続されている。各切換弁31a〜34
a,36a,37a,42a,44a,47a,48a
は、バネで排油側(伝動遮断側)に付勢されており、後
述するようにパイロット作動油が供給されることで、供
給側(伝動側)に操作される。
【0019】油路30から減圧弁49を介してパイロッ
ト油路50が分岐して、このパイロット油路50が切換
弁31a〜34a,36a,37a,42a,44a,
47a,48aの操作部に接続されており、各操作部に
電磁操作弁31b,32b,33b,34b,36b,
37b,42b,44b,47b,48bが接続されて
いる。各電磁操作弁31b〜34b,36b,37b,
42b,44b,47b,48bは、バネで排油側(伝
動遮断側)に付勢されており、これらを電気的に供給側
に操作すると、パイロット作動油が切換弁31a〜34
a,36a,37a,42a,44a,47a,48a
の操作部に供給されて、これらが供給側(伝動側)に操
作される。
【0020】(3) 次に、前進及び後進クラッチ5,6、主変速装置10等
の操作部の構成について説明する。図2及び図3に示す
ように、前進及び後進クラッチ5,6の切換弁36a,
37aの操作部からパイロット作動油を排油可能な開閉
弁51が備えられて、開閉弁51がバネで閉側に付勢さ
れている。開閉弁51を機械的に開側に操作するクラッ
チペダル52を備えており、クラッチペダル52の操作
位置を検出する位置センサー68を備えている。前輪1
9用の操縦ハンドル58の基部に、電気的な前進信号及
び後進信号を発信する前後進レバー59を備えている。
エンジン1のアクセル位置を人為的に変更操作するアク
セルペダル69を備えており、アクセルペダル69の操
作位置を検出する位置センサー70を備えている。
【0021】図2に示すように、機体の操縦部の横軸芯
周りに変速レバー28が揺動操作自在に支持されて、第
2副変速装置12(図1参照)のシフト部材53をスラ
イド操作するシフトフォーク54と変速レバー28と
が、連係機構55により機械的に連動連結されており、
変速レバー28を中立停止位置N、低速位置L(変速位
置に相当)及び高速位置H(変速位置に相当)の3位置
に操作して第2副変速装置12を変速操作する。変速レ
バー28は操縦部の操縦席(図示せず)に対して右前側
に配置されて、機体左右方向に対し変速レバー28の横
軸芯が機体前後方向に傾斜している。これにより、変速
レバー28を右斜め前方に揺動操作して低速位置Lに操
作し、変速レバー28を左斜め後方(機体中央側)に揺
動操作して高速位置Hに操作すると言う状態となる。
【0022】変速レバー28の横側部に出退操作自在な
ロックピン56(ロック機構に相当)が備えられて、ロ
ックピン56を出退操作する操作ピン57(ロック操作
具に相当)が変速レバー28の上部に備えられている。
ロックピン56はバネ(図示せず)により紙面右方の固
定位置に突出するように付勢されており(操作ピン57
も紙面左方の突出側に付勢されている)、固定側のガイ
ド板60にロックピン56を係合させることによって、
変速レバー28を中立停止位置N、低速位置L及び高速
位置Hの各々で固定する。操作ピン57を押し込み操作
するとロックピン56が紙面左方の固定解除位置に退入
操作されて、変速レバー28を中立停止位置N、低速位
置L及び高速位置Hに操作できる。変速レバー28の基
部に、変速レバー28の操作位置を検出する位置センサ
ー63が備えられている。
【0023】変速レバー28の左横側面に、シフトアッ
プボタン61及びシフトダウンボタン62が上下に配置
されており、後述するようにシフトアップボタン61及
びシフトダウンボタン62を一度押し操作すると、一つ
のシフトアップ信号及びシフトダウン信号が発信され
て、図1の主及び第1副変速装置10,11の変速操作
が行われる。
【0024】図2に示すように、主及び第1副変速装置
10,11の変速位置(1速〜8速)を表示する7セグ
メントの変速表示部64、前後進レバー59により前進
及び後進クラッチ5,6のどちらが伝動側に操作されて
いるかを表示する前進ランプ65及び後進ランプ66、
変速レバー28が中立停止位置Nに操作されていること
を示す中立停止ランプ67が操縦部に備えられている。
図3に示すように、前進及び後進クラッチ5,6の作動
圧が伝動状態側の所定圧に達しているか否かを検出する
圧力センサー74が備えられており、この圧力センサー
74の検出により前進及び後進ランプ65,66を点灯
させる。
【0025】(4) 次に、変速レバー28のシフトアップボタン61及びシ
フトダウンボタン62による変速操作、及び変速操作で
の異常検出について説明する。図4に示すように、先ず
図3の前進及び後進クラッチ5,6用の電磁比例弁35
において異常の有無が検出され(ステップS1)、異常
がないと電磁比例弁35に操作電流が送られる(ステッ
プS2)。次に、前後進レバー59が前進位置Fに操作
されていると(ステップS3)、図3の電磁操作弁36
bに操作電流が送られ(ステップS5)、切換弁36a
が供給側に操作されて前進クラッチ5が伝動側に操作さ
れ、前進ランプ65が点灯する(ステップ6)。逆に、
前後進レバー59が後進位置Rに操作されていると(ス
テップS3)、図3の電磁操作弁37bに操作電流が送
られ(ステップS8)、切換弁37aが供給側に操作さ
れて後進クラッチ6が伝動側に操作され、後進ランプ6
6が点灯し(ステップS9)、図2のブザー71が間欠
的に作動する(ステップS10)。
【0026】以上の状態のステップS1,S4,S7に
おいて、前進及び後進クラッチ5,6用の電磁比例弁3
5及び電磁操作弁36b,37bに、操作電流のショー
ト等の異常が検出されると、図2の変速表示部64の下
半分のセグメントで小文字の「c」が表示されて点滅し
(ステップS11)、ブザー71が連続的に作動する
(ステップS12)。これにより、作業者が前進及び後
進クラッチ5,6の操作系に異常が発生していることを
認識する。
【0027】図1に示すように主変速装置10が4段に
変速可能で、第1副変速装置11が2段に変速可能であ
るから、主変速装置及び第1副変速装置10,11によ
り8段の変速が可能である。この場合、第1副変速装置
11の低速クラッチ26が伝動側に操作されている状態
で、主変速装置10の1速〜4速クラッチ21〜24が
1速〜4速の変速位置に対応するのであり、第1副変速
装置11の高速クラッチ27が伝動側に操作されている
状態で、主変速装置10の1速〜4速クラッチ21〜2
4が5速〜8速の変速位置に対応する。
【0028】図3に示すように主変速装置10の1速〜
4速クラッチ21〜24、第1副変速装置11の低速及
び高速クラッチ26,27の各々に、これらの作動圧が
伝動状態側の所定圧に達しているか否かを検出する圧力
センサー74を設けており、各圧力センサー74の検出
により現在の主及び第1副変速装置10,11の変速位
置(1速〜8速)が検出されて、この検出された変速位
置が変速表示部64に表示される(ステップS13)。
【0029】次に、図2の変速レバー28が低速位置L
又は高速位置Hに操作されている状態において(ステッ
プS14)、変速レバー28のシフトアップボタン61
又はシフトダウンボタン62を一度押し操作する(ステ
ップS15,S16)。図5に示すようにシフトアップ
ボタン61を押し操作した場合には、現在の変速位置よ
りも1段高速側の変速位置における主変速装置10用の
電磁操作弁31b〜34bの異常の有無が検出され、4
速の変速位置から5速の変速位置への変速操作時には、
第1副変速装置11における高速クラッチ27用の電磁
比例弁39の異常の有無も同時に検出される。逆にシフ
トダウンボタン62を押し操作した場合には、現在の変
速位置よりも1段低速側の変速位置における主変速装置
10用の電磁操作弁31b〜34bの異常の有無が検出
され、5速の変速位置から4速の変速位置への変速操作
時には、第1副変速装置11における低速クラッチ26
用の電磁比例弁38の異常の有無も同時に検出される
(ステップS17)。
【0030】前述の状態で異常が検出されなければ(ス
テップS18)、図7に示すように第1副変速装置11
において、伝動側に操作されている低速又は高速クラッ
チ26,27の所定低圧P3が後述するように求められ
る(ステップS19)。そして、図7の実線A1(時点
B1)に示すように、シフトアップボタン61を押し操
作した場合には、現在の変速位置よりも1段高速側の変
速位置における主変速装置10用の電磁操作弁31b〜
34bに対して操作電流が供給され始め、逆にシフトダ
ウンボタン62を押し操作した場合には、現在の変速位
置よりも1段低速側の変速位置における主変速装置10
用の電磁操作弁31b〜34bに対して操作電流が供給
され始める(ステップS20)。
【0031】これと同時に図7の実線A2(時点B1)
に示すように、第1副変速装置11において伝動側に操
作されている低速又は高速クラッチ26,27の電磁比
例弁38,39により、伝動側に操作されている低速又
は高速クラッチ26,27の作動圧が伝動状態の作動圧
P2から、前述の所定低圧P3にまで減圧操作される
(ステップS21)。この場合、4速の変速位置から5
速の変速位置への変速操作時には第1副変速装置11の
低速クラッチ26の作動圧が零にまで落とされ、高速ク
ラッチ27の作動圧が零から所定低圧P3にまで上昇操
作される。逆に5速の変速位置から4速の変速位置への
変速操作時には、第1副変速装置11の高速クラッチ2
7の作動圧が零にまで落とされ、低速クラッチ26の作
動圧が零から所定低圧P3にまで上昇操作される。
【0032】そして、図7の実線A1(時点B2から時
点B3)に示すように主変速装置10における1段高速
側又は1段低速側の1速〜4速クラッチ21〜24の作
動圧が、電磁操作弁31b〜34bにより伝動状態の作
動圧P1にまで上昇操作される。これと同時に図7の一
点鎖線A3(時点B2から時点B3)に示すように、主
変速装置10におけるシフトアップボタン61又はシフ
トダウンボタン62の押し操作前の1速〜4速クラッチ
21〜24の作動圧が、電磁操作弁31b〜34bによ
り伝動状態の作動圧P1から零にまで下降操作される
(ステップS22)。
【0033】次に、所定低圧P3に維持されていた第1
副変速装置11の低速又は高速クラッチ26,27の作
動圧が、図7の実線A2(時点B3から時点B4)に示
すように電磁比例弁38,39により漸次的に上昇操作
されていき、低速又は高速クラッチ26,27の作動圧
が、伝動状態の作動圧P2に達する(ステップS2
3)。この場合、図7の実線A2の時点B3から時点B
4において、低速又は高速クラッチ26,27の作動圧
の上昇特性が各変速位置に対して設定されており、低速
側(1速側)の変速位置ほど、時点B3から時点B4の
作動圧が短時間で且つ急上昇操作される。
【0034】以上のようにして、シフトアップボタン6
1又はシフトダウンボタン62の押し操作による1回の
変速操作を終了するのであり、変速操作が終了すると変
速操作後の変速位置が変速表示部64に表示され(ステ
ップS24)、ブザー71が一回だけ作動して変速操作
の終了が作業者に報知される(ステップS25)。以上
のような変速操作は、シフトアップボタン61又はシフ
トダウンボタン62を押し続けていても連続的に行われ
ることはなく、シフトアップボタン61又はシフトダウ
ンボタン62を一度戻し操作して再び押し操作しない
と、次の一回の変速操作は行われない。
【0035】前述のような通常の変速操作に対し図5の
ステップS18において、主変速装置10及び第1副変
速装置11における変速予定(操作電流の供給予定)の
電磁操作弁31b〜34b、電磁比例弁38,39に操
作電流のショート等の異常が発見されると、異常のある
変速位置が変速表示部64に表示されて、この表示が所
定時間(例えば10秒程度)の間だけ点滅する(ステッ
プS26)。そして、異常のある変速予定(操作電流の
供給予定)の電磁操作弁31b〜34b、電磁比例弁3
8,39に操作電流は供給されず、シフトアップボタン
61又はシフトダウンボタン62の押し操作前の変速段
の状態に残されて、この押し操作前の変速位置が変速表
示部64に表示される(ステップS27)。
【0036】(5) 図5のステップS18において異常が発見されると、変
速レバー28を低速位置L又は高速位置Hに操作してい
る場合、異常のある変速位置を越えての変速操作は行え
なくなるが、変速レバー28を中立停止位置Nに戻し操
作すると、異常のある変速位置を越えての変速操作が行
えるのであり、次にこの変速操作について説明する。図
5のステップS18において異常が発見されると、作業
者は後述するように変速レバー28を低速位置L又は高
速位置Hから中立停止位置Nに操作する(図4のステッ
プS14)。これにより、図2の中立停止ランプ67が
点灯し(図6のステップS28)、この状態でシフトア
ップボタン61又はシフトダウンボタン62を押し操作
すれば(ステップS29,S30)、押し操作前に供給
側に操作されている電磁操作弁31b〜34bへの操作
電流が遮断され(ステップS31)、現在の変速位置よ
りも1段高速側又は1段低速側の電磁操作弁31b〜3
4bに対して操作電流が供給される(ステップS32,
S33)。
【0037】この場合、変速操作後の電磁操作弁31b
〜34bに異常がなければ、この電磁操作弁31b〜3
4bに対応する現在の変速位置が変速表示部64に表示
されて(ステップS34,S35)、ブザー71が一回
だけ作動する(ステップS37)。逆に、変速操作後の
電磁操作弁31b〜34bに異常があれば、この電磁操
作弁31b〜34bに対応する現在の変速位置が変速表
示部64に表示されてこの表示が点滅し(ステップS3
4,S36)、ブザー71が一回だけ作動する(ステッ
プS37)。
【0038】そして、さらにシフトアップボタン61又
はシフトダウンボタン62を押し操作すれば、ステップ
S37からステップS14(図4参照),S28,S2
9に戻り、前述のような変速操作が行われる。これによ
り、異常のある変速位置を越えての変速操作が行える。
このように変速レバー28を中立停止位置Nに操作して
いる状態では、シフトアップボタン61又はシフトダウ
ンボタン62を押し続けていれば、前述のような変速操
作が連続的に行われていく。そして、この状態では図1
の第2副変速装置12が中立停止位置に操作されている
ので、4速の変速位置と5速の変速位置との間の変速操
作以外は、図7の実線A2に示すような第1副変速装置
11側の操作は行われない。
【0039】(6) 前項(4)及び(5)の状態をさらに具体的に説明する
と、例えば2速の変速位置から3速の変速位置に変速操
作する際に3速の変速位置に異常があれば、シフトアッ
プボタン61を押し操作すると、変速表示部64が2速
の変速位置の表示から3速の変速位置の表示に変わり、
この3速の変速位置の表示が点滅する。これにより、作
業者は3速の変速位置に異常があることを認識すること
ができ、次に変速表示部64が2速の変速位置の表示に
戻るのであり、実際の変速位置も2速の変速位置に残っ
ている。
【0040】逆に例えば4速の変速位置から3速の変速
位置に変速操作する際に3速の変速位置に異常があれ
ば、シフトダウンボタン62を押し操作すると、変速表
示部64が4速の変速位置の表示から3速の変速位置の
表示に変わり、この3速の変速位置の表示が点滅する。
これにより、作業者は3速の変速位置に異常があること
を認識することができ、次に変速表示部64が4速の変
速位置の表示に戻るのであり、実際の変速位置も4速の
変速位置に残っている。
【0041】次に、前述の状態で変速レバー28を低速
位置L又は高速位置Hから中立停止位置Nに操作する。
このように操作すればシフトアップボタン61を押し操
作すると、変速表示部64が2速の変速位置の表示から
3速の変速位置の表示に代わり、この3速の変速位置の
表示が点滅する。さらに、シフトアップボタン61を押
し操作すれば、変速表示部64が4速の変速位置の表示
となるのであり、実際の変速位置も4速の変速位置に変
速操作される。逆に、シフトダウンボタン62を押し操
作すると、変速表示部64が4速の変速位置の表示から
3速の変速位置の表示に変わり、この3速の変速位置の
表示が点滅する。さらに、シフトダウンボタン62を押
し操作すれば、変速表示部64が2速の変速位置の表示
となるのであり、実際の変速位置も2速の変速位置に変
速操作される。
【0042】(7) 次に、図5のステップS19における第1副変速装置1
1の低速又は高速クラッチ26,27用の所定低圧P3
の設定について説明する。図8に示すように、現在のア
クセルペダル69の操作位置が位置センサー70によっ
て検出され(ステップS42)、現在のアクセルペダル
69の操作位置(エンジン1のアクセル位置)に対応し
たエンジン1の無負荷時の回転数N1が、図9に基づい
て推定されて、この回転数N1が記憶更新される(ステ
ップS43)。
【0043】次に、エンジン1の現在の回転数N2が図
1及び図2に示す回転数センサー72により検出されて
(ステップS44)、無負荷時の回転数N1と現在の回
転数N2との差N3が算出され(ステップS45)、主
変速装置10、第1及び第2副変速装置11,12の現
在の変速位置(1速〜16速)(シフトアップボタン6
1及びシフトダウンボタン62の押し操作前)が検出さ
れる(ステップS46)。これにより、回転数N1,N
2の差N3及び現在の変速位置(1速〜16速)に基づ
いて、図10によりエンジン1に掛かっている負荷Tが
算出され(ステップS47)、この負荷Tに基づいて図
5のステップS19及び図7の実線A2の所定低圧P3
が設定される(ステップS48)。
【0044】この場合、図10に示すように無負荷時の
回転数N1と現在の回転数N2との差N3が大きいほ
ど、エンジン1に掛かる負荷が大きいと判断されて、図
7の実線A2の所定低圧P3が高いもの(伝動状態の作
動圧P2に近い側)に設定されるのであり、逆に差N3
が小さいほどエンジン1に掛かる負荷が小さいと判断さ
れて、図7の実線A2の所定低圧P3が低いもの(零
側)に設定される。図10に示すように、現在の変速位
置が低速側(1速側)であるほど、エンジン1に掛かる
負荷が大きいと判断されて、図7の実線A2の所定低圧
P3が高いもの(伝動状態の作動圧P2に近い側)に設
定される。以上のようにして、所定低圧P3が繰り返し
て設定され更新されていくのであり、図5のステップS
19に達した際に、記憶されている最新の所定低圧P3
が取り込まれていく。
【0045】アクセルペダル69が操作されると、これ
に少し遅れてエンジン1の回転数が変化する。従って、
図8に示すようにアクセルペダル69が操作されると
(ステップS41)、前回に算出された回転数N1,N
2との差N3がそのまま継続されて使用され(ステップ
S49)、現在の変速位置(1速〜16速)が検出され
て(ステップS50)、エンジン1に掛かっている負荷
Tの算出及び所定低圧P3の設定が行われる(ステップ
S51,52)。アクセルペダル69の操作後におい
て、エンジン1の回転数の変化率が所定値D以下とな
り、エンジン1の回転数の変化が安定したと判断される
と(ステップS53)、ステップS41からステップS
42に戻る。
【0046】(8) 次に、図2に示す変速レバー28の中立停止位置N、低
速位置L及び高速位置Hへの変速操作について説明す
る。前項(3)で説明したように、ロックピン56によ
り変速レバー28は中立停止位置N、低速位置L及び高
速位置Hのいづれかで固定されており、変速レバー28
を他の位置に操作する場合には、変速レバー28の操作
ピン57を押し操作して、ロックピン56による固定を
外す必要がある。
【0047】この場合、図11に示すように変速レバー
28を例えば低速位置Lに操作している状態において、
操作ピン57を押し操作すると(ON)(時点B1
1)、ロックピン56がガイド板60から外し操作され
る。これと同時に、操作ピン57からの操作信号によ
り、図3の電磁操作弁36b,37bにより前進又は後
進クラッチ5,6が伝動遮断側に操作され、電磁比例弁
38,39により第1副変速装置11の低速又は高速ク
ラッチ26,27が伝動遮断側に操作される。これによ
り、操作ピン57を押し操作した状態で変速レバー28
を低速位置Lから中立停止位置Nに操作する。この場
合、図1に示すように変速レバー28で変速操作される
第2副変速装置12のすぐ上手側の第1副変速装置11
が、伝動遮断状態に操作されているので、変速レバー2
8による中立停止位置Nへの変速操作が容易に行える。
【0048】変速レバー28を中立停止位置Nに操作し
た後、操作ピン57から手を離してこれを戻し操作する
と(OFF)(時点B12)、ロックピン56により変
速レバー28が中立停止位置Nに固定されると同時に、
図3の電磁操作弁36b,37b及び電磁比例弁35に
より前進又は後進クラッチ5,6が直ちに伝動側に操作
され、電磁比例弁38,39により第1副変速装置11
の低速又は高速クラッチ26,27が直ちに伝動側に操
作される(以上、制御手段に相当)。
【0049】次に、変速レバー28を中立停止位置Nに
操作している状態において、操作ピン57を押し操作す
ると(ON)(時点B13)、前述と同様にロックピン
56がガイド板60から外し操作され、前進又は後進ク
ラッチ5,6、第1副変速装置11の低速又は高速クラ
ッチ26,27が伝動遮断側に操作される。これによ
り、例えば操作ピン57を押し操作した状態で変速レバ
ー28を中立停止位置Nから高速位置Hに操作する場
合、前述と同様に第2副変速装置12のすぐ上手側の第
1副変速装置11が伝動遮断状態に操作されているの
で、変速レバー28による高速位置Hへの変速操作が容
易に行える。
【0050】変速レバー28を高速位置Hに操作した
後、操作ピン57から手を離してこれを戻し操作すると
(OFF)(時点B14)、ロックピン56により変速
レバー28が高速位置Hに固定されると同時に、電磁比
例弁38,39により第1副変速装置11の低速又は高
速クラッチ26,27が直ちに伝動側に操作される。こ
れに対し、前進又は後進クラッチ5,6は以下の説明の
ように漸次的に伝動側に操作されていく。図1に示すよ
うに、前進及び後進クラッチ5,6と主変速装置10と
の間の円筒軸7の回転数を検出する回転数センサー73
を設けており、操作ピン57が戻し操作された時点B1
4から、回転数センサー73の検出値の上昇率が設定値
を越えないように、図3の電磁比例弁35により前進又
は後進クラッチ5,6の作動圧が上昇操作されていき、
伝動側に操作されていく(時点B15)(以上、制御手
段に相当)。
【0051】図2及び図3に示すクラッチペダル52を
踏み操作して、開閉弁51により前進又は後進クラッチ
5,6を半クラッチ状態に操作したとする。この場合、
図1に示すように前進及び後進クラッチ5,6の下手側
及び上手側に回転数センサー72,73を配置している
ので、両回転数センサー72,73の検出値の差により
前進又は後進クラッチ5,6で吸収されるエンジン1の
動力が算出され、吸収される動力の積算値が設定値に達
すると、前進又は後進クラッチ5,6に焼き付きが発生
すると判断されて、ブザー71が短い間隔で間欠的に作
動し作業者に報知するように構成している。
【0052】〔別実施例〕 前述の実施例では変速レバー28の操作ピン57によ
り、前進又は後進クラッチ5,6を伝動側及び伝動遮断
側に操作したが、変速レバー28の操作ピン57によ
り、第1副変速装置11の低速又は高速クラッチ26,
27(油圧クラッチに対応)を伝動側及び伝動遮断側に
操作するように構成してもよい。図2の実施例ではシフ
トアップボタン61とシフトダウンボタン62とを別々
に備えたが、一つの変速スイッチ(図示せず)をシフト
アップ側及びシフトダウン側に操作することにより、シ
フトアップ信号及びシフトダウン信号が発信されるよう
に構成してもよい。図1の主変速装置10及び第1副変
速装置11を油圧クラッチ型式でなく、第2副変速装置
12と同様な複数段のギヤ変速式に構成し、油圧シリン
ダによりシフト部材がスライド操作されて変速操作され
るように構成してもよい。この場合には、シフトアップ
信号及びシフトダウン信号により、前進又は後進クラッ
チ5,6が自動的に伝動遮断側に操作され、油圧シリン
ダによって主変速装置10及び第1副変速装置11が変
速操作されて、前進又は後進クラッチ5,6が自動的に
伝動側に操作されるように構成すればよい。
【0053】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミッションケース内の伝動系を示す概略図
【図2】変速レバーと第2副変速装置との連係状態、変
速表示部及び各部の連係状態を示す図
【図3】主変速装置及び第1副変速装置等の油圧回路図
【図4】変速レバーを低速位置又は高速位置に操作して
いる状態でのシフトアップボタン及びシフトダウンボタ
ンによる変速操作及び異常検出の制御の前半の流れを示
す図
【図5】変速レバーを低速位置又は高速位置に操作して
いる状態でのシフトアップボタン及びシフトダウンボタ
ンによる変速操作及び異常検出の制御の後半の流れを示
す図
【図6】変速レバーを中立停止位置に操作している状態
でのシフトアップボタン及びシフトダウンボタンによる
変速操作及び異常検出の制御の流れを示す図
【図7】変速レバーを低速位置又は高速位置に操作して
いる状態でのシフトアップボタン及びシフトダウンボタ
ンによる変速操作時において、主及び第1副変速装置側
の状態を示す図
【図8】図7における第1副変速装置側の所定低圧(P
3)の設定の流れを示す図
【図9】図7における第1副変速装置側の所定低圧(P
3)の設定時において、エンジンのアクセル位置とエン
ジンの無負荷時の回転数との関係を示す図
【図10】図7における第1副変速装置側の所定低圧
(P3)の設定時において、エンジンの無負荷時の回転
数及び現在の回転数の差と、エンジンに掛かる負荷との
関係を示す図
【図11】変速レバー及び操作ピンにより第2副変速装
置を変速操作する場合の前進又は後進クラッチ、及び第
1副変速装置側の状態を示す図
【符号の説明】
5,6 主クラッチ 12 ギヤ変速装置 28 変速レバー 53 ギヤ変速装置のシフト部材 55 連係機構 56 ロック機構 57 ロック操作具 73 回転数センサー N 変速レバーの中立停止位置 L,H 変速レバーの変速位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−107023(JP,A) 特開 昭60−189636(JP,A) 実開 昭63−67337(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 20/02 F16H 59/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に揺動操作可能な変速レバーに電
    気式の変速スイッチを備え付けて、前記電気式の変速ス
    イッチによって切換操作可能な変速装置と、前記変速レ
    バーの一方向の揺動操作に機械的に連動して切換操作可
    能な変速装置とをそれぞれ備え、前記電気式の変速スイッチによって切換操作される変速
    装置を、油圧の選択的な給排に伴って高低複数段に変速
    操作する油圧クラッチ式に構成するとともに、前記変速
    レバーの一方向の揺動操作に機械的に連動して切換操作
    される変速装置を、シフト部材のスライド操作で変速操
    作を行うように構成し、 前記電気式の変速スイッチによって切換操作される変速
    装置を主変速装置と第1副変速装置とで構成するととも
    に、前記変速レバーの一方向の揺動操作によって切換操
    作される変速装置を第2副変速装置としてあり、 さらに、前記揺動操作可能な変速レバーに、走行用クラ
    ッチの入り切り操作を行うことが可能な操作具を設ける
    とともに、この操作具は、変速操作レバーの揺動操作位
    置を固定および固定解除可能なロック機構の操作具を兼
    ねて構成してある 作業車の走行変速構造。
  2. 【請求項2】 走行用クラッチは、クラッチベダルによ
    っても入り切り操作可能に構成してある請求項1記載の
    作業車の走行変速構造。
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