JP3494065B2 - アウターロータ形磁石式回転機 - Google Patents

アウターロータ形磁石式回転機

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JP3494065B2
JP3494065B2 JP06947799A JP6947799A JP3494065B2 JP 3494065 B2 JP3494065 B2 JP 3494065B2 JP 06947799 A JP06947799 A JP 06947799A JP 6947799 A JP6947799 A JP 6947799A JP 3494065 B2 JP3494065 B2 JP 3494065B2
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Kokusan Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウターロータ形
磁石式発電機等のアウターロータ形磁石式回転機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種のアウターロータ形磁石式回転機
の製造の手順について、図4及び図5を参照して説明す
る。
【0003】ステータ1は、鋼板の積層体よりなるステ
ータコア2に樹脂コーティングにより絶縁ボビン3を形
成した後、この絶縁ボビン3に巻線4を巻装し、樹脂を
含浸する。
【0004】ロータ5は、鉄板の絞り品よりなるロータ
ヨーク6にメッキした後、該ロータヨーク6の底部6a
にロータボス7をリベット8で固設し、該ロータヨーク
6の筒部6bの内周に永久磁石9を固定した後、ロータ
ボス7に冷却用ファン10を圧入して固定する。
【0005】フロントカバー11は、内燃機関のクラン
クケース12にボルト13で取付け、その後にクランク
シャフトからなる回転軸14にロータ5を取付ける。回
転軸14に対するロータ5の取付けは、回転軸14の先
端にロータボス7の基部側を嵌め、取付けボルト15で
固定することにより行う。
【0006】ステータ1は、リヤカバー16の中央に一
体に内向きに突設されている筒状のステータボス17の
先端外周に図示しないネジで取付けた後、このステータ
ボス17の先端内周の軸受嵌合部18に、ロータボス7
の先端外周の軸受19を嵌め、リヤカバー16をフロン
トカバー11にボルト20で固定する。最後に、リヤカ
バー16の中央の抜き工具挿入孔21にキャップ22を
嵌めて作業が終了する。
【0007】なお、リヤカバー16には外気を吸い込む
吸気口23aが設けられ、フロントカバー11には該フ
ロントカバー11内の内気を排出する排気口23bが設
けられ、ロータヨーク6の底部6aには通気口23cが
設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のアウターロータ形磁石式回転機では、次のよ
うな問題点がある。
【0009】(a)リヤカバー11に取付けたステータ
1を、ロータ5のロータボス7に軸受19を介して取付
けるとき、ロータ5の永久磁石9による吸引力でステー
タコア2が該永久磁石9に接触し、該永久磁石9を損傷
させることがある。特に、ステータコア2と永久磁石9
との隙間が小さい場合、また吸引力の大きい永久磁石9
を使用した場合に、組み立ての作業性が悪くなる。
【0010】(b)ステータ1を取り外す場合、ステー
タボス17と軸受19との嵌合がきつくて、簡単に取り
外しができない。
【0011】本発明の目的は、リヤカバーに取付けたス
テータを、ロータのロータボスに軸受を介して取付ける
ことが容易に行えるアウターロータ形磁石式回転機を提
供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、抜き工具を用いたス
テータの取り外し作業を容易に行えるアウターロータ形
磁石式回転機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステータコア
に巻線を巻装したステータと、該ステータの外周を包囲
しているロータヨークの筒部の内周に永久磁石が支持さ
れているロータと、ロータヨークの底部の中央に一体に
設けられていて外周には軸受が支持され内周には回転軸
固定用孔部が設けられているロータボスと、ステータコ
アを外周に固定していて内周に軸受を支持する軸受嵌合
部を有する筒状のステータボスと、ロータヨークを包囲
して設けられていて内燃機関に取付けられる底部の中央
部に回転軸貫通孔を有しているフロントカバーと、ロー
タヨークの開口端側でステータボスの端部に一体に設け
られていてフロントカバーに固定されるリヤーカバーと
を備えたアウターロータ形磁石式回転機を改良するもの
である。
【0014】本発明に係るアウターロータ形磁石式回転
機においては、ステータボスにはその内周の軸受嵌合部
より先に、軸受を導く軸受ガイド部が一体に突設されて
いることを特徴とする。
【0015】このようにステータボスに、その内周の軸
受嵌合部より先に、軸受を導く軸受ガイド部を突設して
おくと、この軸受ガイド部を利用してステータ側のステ
ータボスを、ロータボスの外周の軸受に容易に嵌めるこ
とができる。このためリヤカバーに取付けたステータ
を、ロータのロータボスに軸受を介して取付けること
を、永久磁石による吸引力があっても容易に行うことが
できる。
【0016】本発明に係るアウターロータ形磁石式回転
機あっては、リヤーカバーにはその中心に抜き工具挿入
孔が設けられ、その外周に複数の抜き工具取付け用ネジ
孔が設けられていることが好ましい。このようにする
と、抜き工具を使ったリヤーカバー側の取り外し作業を
スムーズに行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1(A)(B)〜図3(A)
(B)は本発明をアウターロータ形磁石式発電機に適用
したアウターロータ形磁石式回転機の実施の形態の一例
を示したもので、図1(A)(B)は本例のアウターロ
ータ形磁石式発電機の正面図及び一部縦断側面図、図2
は本例のアウターロータ形磁石式発電機でリヤーカバー
の取付けられているステータの縦断側面図、図3(A)
(B)は本例のアウターロータ形磁石式発電機で用いて
いるリヤーカバーとこれに一体のステータボスの構造を
示す正面図及び縦断面図である。なお、前述した図4及
び図5と対応する部分には、同一符号を付けて示してい
る。
【0018】本例のアウターロータ形磁石式発電機で
は、ステータボス17にはその内周の軸受嵌合部18よ
り先に、軸受19を導く軸受ガイド部24が一体に突設
されている。また、リヤーカバー16には、その中心に
抜き工具挿入孔21が設けられ、その外周に複数の抜き
工具取付け用ネジ孔25が設けられている。フロントカ
バー11の底部中央には、クランクシャフトからなる回
転軸14を回転自在に貫通させる回転軸貫通孔26が設
けられている。その他の構成は、前述した図4及び図5
と同様になっている。
【0019】このようにステータボス17に、その内周
の軸受嵌合部18より先に、軸受19を導く軸受ガイド
部24を突設しておくと、この軸受ガイド部24を利用
してステータ1側のステータボス17を、ロータボス7
の外周の軸受19に容易に嵌めることができる。このた
めリヤカバー16に取付けたステータ1を、ロータ5の
ロータボス7に軸受19を介して取付けることを、永久
磁石9による吸引力があっても容易に行うことができ
る。
【0020】また、リヤーカバー16にはその中心に抜
き工具挿入孔21が設けられ、その外周に複数の抜き工
具取付け用ネジ孔25が設けられているので、これらを
利用して抜き工具を使ったリヤーカバー16側の取り外
し作業をスムーズに行うことができる。
【0021】上記例では、本発明をアウターロータ形磁
石式発電機に適用した例について示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなくアウターロータ形磁石式電
動機等にも同様に適用することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るアウターロータ形磁石式回
転機においては、ステータボスにはその内周の軸受嵌合
部より先に、軸受を導く軸受ガイド部が一体に突設され
ているので、この軸受ガイド部を利用してステータ側の
ステータボスを、ロータボスの外周の軸受に容易に嵌め
ることができる。このためリヤカバーに取付けたステー
タを、ロータのロータボスに軸受を介して取付けること
を、永久磁石による吸引力があっても容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)は本発明をアウターロータ形磁石
式発電機に適用した実施の形態の一例の正面図及び一部
縦断側面図である。
【図2】本例のアウターロータ形磁石式発電機でリヤー
カバーに取付けられているステータの縦断側面図であ
る。
【図3】(A)(B)は本例のアウターロータ形磁石式
発電機で用いているリヤーカバーとこれに一体のステー
タボスの構造を示す正面図及び縦断面図である。
【図4】従来のアウターロータ形磁石式発電機の一部縦
断側面図である。
【図5】従来のアウターロータ形磁石式発電機でリヤー
カバーに取付けられているステータの縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ステータ 2 ステータコア 3 絶縁ボビン 4 巻線 5 ロータ 6 ロータヨーク 6a 底部 6b 筒部 7 ロータボス 8 リベット 9 永久磁石 10 冷却用ファン 11 フロントカバー 12 クランクケース 13 ボルト 14 回転軸 15 取付けボルト 16 リヤカバー 17 ステータボス 18 軸受嵌合部 19 軸受 20 ボルト 21 抜き工具挿入孔 22 キャップ 23a 吸気口 23b 排気口 23c 通気口 24 軸受ガイド部 25 抜き工具取付け用ネジ孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータコアに巻線を巻装したステータ
    と、該ステータの外周を包囲しているロータヨークの筒
    部の内周に永久磁石が支持されているロータと、前記ロ
    ータヨークの底部の中央に一体に設けられていて外周に
    は軸受が支持され内周には回転軸固定用孔部が設けられ
    ているロータボスと、前記ステータコアを外周に固定し
    ていて内周に前記軸受を支持する軸受嵌合部を有する筒
    状のステータボスと、前記ロータヨークを包囲して設け
    られていて内燃機関に取付けられる底部の中央部に回転
    軸貫通孔を有しているフロントカバーと、前記ロータヨ
    ークの開口端側で前記ステータボスの端部に一体に設け
    られていて前記フロントカバーに固定されるリヤーカバ
    ーとを備えたアウターロータ形磁石式回転機において、 前記ステータボスにはその内周の前記軸受嵌合部より先
    に、前記軸受を導く軸受ガイド部が一体に突設されてい
    ることを特徴とするアウターロータ形磁石式回転機。
  2. 【請求項2】 前記リヤーカバーにはその中心に抜き工
    具挿入孔が設けられ、その外周に複数の抜き工具取付け
    用ネジ孔が設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載のアウターロータ形磁石式回転機。
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