JP3492853B2 - 容量素子付き回路基板 - Google Patents

容量素子付き回路基板

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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/16Printed circuits incorporating printed electric components, e.g. printed resistor, capacitor, inductor

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  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話や衛星通信
等の通信機器に搭載される容量素子付き回路基板に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】従来、携帯電話や衛星通信等の通信機器
には電気信号の送受信回路を構成する部品の一部に容量
素子付き回路基板が使用されている。 【0003】かかる容量素子付き回路基板は一般に上面
に所定パターンの回路配線を有する絶縁基板を準備し、
該絶縁基板上にチップ容量素子を載置するとともにその
端子を回路配線に半田等を介し電気的に接続させること
によって形成されている。 【0004】 しかしながら、近時、携帯電話や衛星通
信等の通信機器は小型、軽量化が急激に進み、従来の容
量素子付き回路基板では回路配線がMo−Mn法等の厚
膜形成技術により形成されており、各回路配線の幅及び
隣接する回路配線間の間隙が広いこと、チップ容量素子
の形状が大きく全体が大型となっていること等から使用
することができず、小型で軽量な新規の容量素子付き回
路基板が要求されるようになってきた。 【0005】そこで新たに絶縁基板上に薄膜形成技術に
より回路配線と容量素子を被着し、該容量素子を回路配
線に電気的に接続することによって容量素子付き回路基
板を形成することが提案されている。 【0006】かかる容量素子付き回路基板は回路配線及
び容量素子を薄膜形成技術により形成することから回路
配線の線幅及び隣接間隔を狭くし、かつ容量素子の形状
を小さく、全体を小型として小型、軽量化が急激に進む
携帯電話や衛星通信等の通信機器に使用が可能となる。 【0007】 尚、前記容量素子付き回路基板は、その
回路配線が酸化アルミニウム質焼結体等の電気絶縁材料
から成る基板上にスパッタリング法や蒸着法等の薄膜形
成技術を採用することによってアルミニウム、タンタ
ル、タングステン、チタン、クロム等の金属材料を所定
厚みに被着し、次にこれをフォトリソグラフィー技術に
より所定パターンに加工することによって形成され、ま
た薄膜容量素子はまず電気絶縁材料から成る基板上にス
パッタリング法等の薄膜形成技術によりα−タンタル
(窒化タンタル)を所定厚みに被着させて下部電極層を
形成し、次に前記下部電極層の表面に酸窒化タンタル等
から成る誘電物と、チタン−金やニクロム−金等の金属
材料をスパッタリング法や蒸着法等の薄膜形成技術によ
り被着させ、最後にこれをエッチング法により所定パタ
ーンに加工し、誘電体層及び上部電極層とすることによ
って形成されている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の容量素子付き回路基板においては、容量素子の下部
電極層の表面に誘電物をスパッタリング法等の薄膜形成
技術により被着させる際、下部電極層の上面と側面との
角部に誘電物を所定厚みに被着させることができず、そ
の結果、上部電極層と下部電極層とが電気的に短絡し、
容量素子としての機能の発揮させることができないとい
う欠点を誘発した。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は上記欠点に鑑み
案出されたもので、その目的は所定の静電容量値の容量
素子が形成されて成る小型、軽量の容量素子付き回路基
板を提供することにある。 【0010】 本発明は、絶縁基板上に薄膜回路配線と
薄膜容量素子を形成して成る容量素子付き回路基板であ
って、前記薄膜容量素子は下部電極層と、該下部電極層
の表面に被着された第1誘電体層と、該第1誘電体層の
上面に被着された第1上部電極層と、前記第1誘電体層
の上面から側面にかけて被着された第2誘電体層と、該
第2誘電体層及び前記第1上部電極層表面に被着され、
一部が第1上部電極層に接続されている第2上部電極層
とで形成されており、前記第2誘電体層が第1上部電極
層の陽極酸化によって形成されていることを特徴とする
ものである。 【0011】 【0012】本発明の容量素子付き回路基板によれば、
絶縁基板上に薄膜形成技術を採用することによって回路
配線及び容量素子を形成したことから回路配線の線幅及
び隣接間隔を狭くし、かつ容量素子の形状を小さく、全
体を小型として小型、軽量化が急激に進む携帯電話等の
通信機器に搭載が可能となる。 【0013】また本発明の容量素子付き回路基板によれ
ば、薄膜容量素子が下部電極層と、該下部電極層の表面
に被着された第1誘電体層と、該第1誘電体層の上面に
被着された第1上部電極層と、前記第1誘電体層の上面
から側面にかけて被着された第2誘電体層と、該第2誘
電体層及び前記第1上部電極層表面に被着され、一部が
第1上部電極層に接続されている第2上部電極層とで形
成されており、下部電極層の上面と側面との角部に被着
される第1誘電体層の厚みが薄く下部電極層と第2上部
電極層とが電気的に短絡しようとしてもその電気的短絡
は下部電極層と第2上部電極層との間に第2誘電体層が
介在していることから有効に阻止され、その結果、薄膜
容量素子としての機能を十分に発揮させることができ
る。 【0014】更に本発明の容量素子付き回路基板によれ
ば、薄膜容量素子の静電容量は第1誘電体層を間に挟ん
だ下部電極層と第2上部電極層が電気的に接続されてい
る第1上部電極層間に形成され、第2誘電体層の比誘電
率は容量素子の静電容量に大きな影響を与えないことか
ら薄膜容量素子の静電容量は第2誘電体層によって大き
くばらつくことはなく所定の値となすことができる。 【0015】 【発明の実施の形態】次に、本発明を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1及び図2は本発明の容量素子付き
回路基板の一実施例を示し、1は絶縁基板、2は薄膜回
路配線、3a、3bは薄膜容量素子である。 【0016】前記絶縁基板1は酸化アルミニウム質焼結
体、ムライト質焼結体、炭化珪素質焼結体、窒化アルミ
ニウム質焼結体、ガラスセラミックス焼結体等の電気絶
縁材料から成り、例えば、酸化アルミニウム質焼結体か
ら成る場合には、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マ
グネシウム、酸化カルシウム等の原料粉末に適当な有機
溶剤、溶媒を添加混合して泥漿状となすとともにこれを
従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等
によりシート状に成形してセラミックグリーンシート
(セラミック生シート)を得、しかる後、前記セラミッ
クグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施し所定形状
となすとともに約1600℃の温度で焼成することによ
って製作される。 【0017】前記絶縁基板1は薄膜回路配線2及び薄膜
容量素子3a、3b等を支持する支持部材として作用
し、その上面に所定パターンの薄膜回路配線2と所定静
電容量値の2つの薄膜容量素子3a、3bが被着形成さ
れている。 【0018】前記絶縁基板1の上面に被着形成されてい
る薄膜回路配線2は薄膜容量素子3a、3bを絶縁基板
1の上面に実装されている他の電子部品、例えば、半導
体素子4等に接続する、或いは薄膜容量素子3a、3b
や半導体素子4を外部の電気回路に電気的に接続する作
用を為す。 【0019】尚、前記薄膜回路配線2は、例えばチタ
ン、クロム、ニッケル・クロム合金等から成る密着層
と、ニッケル、パラジウム、白金等から成るバリア層
と、金、銅等から成る主導体層の3層構造を有してお
り、絶縁基体1の上面に上記各金属を順次、イオンプレ
ーティング法やスパッタリング法、メッキ法、蒸着法等
の薄膜形成技術により層着し、しかる後、これら層着し
た各層をフォトリソグラフィ技術により所定パターンに
加工することによって絶縁基板1上に所定パターンに被
着形成される。 【0020】また前記薄膜回路配線2は絶縁基板1上に
薄膜形成技術を採用することによって形成されることか
ら薄膜回路配線2の線幅及び隣接間隔を極めて狭いもの
として絶縁基板1に高密度に被着形成することが可能と
なり、その結果、薄膜回路配線2が被着形成される絶縁
基板1を小型化させることができる。 【0021】更に前記絶縁基板1の上面には2つの薄膜
容量素子3a、3bが被着形成されており、該2つの薄
膜容量素子3a、3bは図2に示すように、下部電極層
5と、該下部電極層5の表面に被着された第1誘電体層
6と、該第1誘電体層6の上面に被着された第1上部電
極層7と、前記第1誘電体層6の上面から側面にかけて
被着された第2誘電体層8と、該第2誘電体層8及び前
記第1上部電極層7の表面に被着され、一部が第1上部
電極層7に接続されている第2上部電極層9とで形成さ
れており、下部電極層5と第2上部電極層8が電気的に
接続されている第1上部電極層7との間に第1誘電体層
6の比誘電率によって決定される一定の静電容量が形成
されるようになっている。 【0022】前記2つの薄膜容量素子3a、3bはその
下部電極層5が例えば、薄膜回路配線2に接続され、上
部電極層7が半導体素子4の電極や他の薄膜回路配線2
に、直接、或いはボンディングワイヤを介して接続さ
れ、これによって所定の電気回路に接続されるようにな
っている。 【0023】 前記2つの薄膜容量素子3a、3bの絶
縁基板1上面への被着形成は、まず絶縁基板1上に下部
電極層5を被着形成する。この下部電極層5は例えば、
α−タンタル(窒化タンタル)から成り、該α−タンタ
ルを絶縁基板1上にスパッタリング法やイオンプレーテ
ィング法等の薄膜形成技術を採用することによって所定
厚み(250オングストローム〜10000オングスト
ローム)に被着させ、しかる後、これをフォトリソグラ
フィ技術により所定パターンに加工することによって絶
縁基板1上に形成される。 【0024】 尚、前記α−タンタルから成る下部電極
層5はその厚みが250オングストローム未満であると
下部電極層5を絶縁基板1に強固に接合させることが困
難となり、また10000オングストロームを超えると
下部電極層5を絶縁基板1上に被着させる際に下部電極
層5内部に大きな応力が内在し、該内在応力によって下
部電極層5が絶縁基板1より剥離し易くなる傾向にあ
る。従って、前記α−タンタルから成る下部電極層5は
その厚みを250オングストローム〜10000オング
ストロームの範囲としておくことが好ましい。 【0025】 次に、前記下部電極層5の表面の一部を
陽極酸化処理し、一部を酸窒化タンタルに変換させるこ
とによって第1誘電体層6を形成する。この第1誘電体
層6は下部電極層5と後述する第2上部電極層8が電気
的に接続されている第1上部電極層7との間に所定の静
電容量を形成する作用をなし、α−タンタル(窒化タン
タル)から成る下部電極層5をクエン酸等の電解液中に
プラチナ板とともに浸漬させ、次に前記下部電極層5を
陽極に、プラチナ板を陰極に接続するとともに両者間に
290V〜500Vの電圧を印加することによって形成
される。 【0026】前記第1誘電体層6はその厚みを2000
オングストローム〜10000オングストローム程度の
薄いものとなすことができ、これによって容量素子を小
型にして、且つ静電容量が400pF/mm2 程度の大
きなものとなすことができる。 【0027】そして次に前記第1誘電体6の上面に第1
上部電極層7を、第1誘電体層6の上面から側面にかけ
て第2誘電体層8を各々被着させる。 【0028】前記第1上部電極層7は下部電極層5とで
間に配された第1誘電体層6の比誘電率によって決定さ
れる所定の静電容量を形成する作用をなし、例えば、ア
ルミニウム等からなり、第1誘電体層6の表面にイオン
プレーティング法やスパッタリング法、蒸着法等の薄膜
形成技術により被着させ、しかる後、これをフォトリソ
グラフィ技術により所定パターンに加工することによっ
て第1誘電体層6の上面に厚さ1000オングストロー
ム乃至5000オングストロームに被着形成される。 【0029】また前記第2誘電体層8は第1誘電体層6
の厚みが薄いことによって下部電極層5の上面と側面の
角部において下部電極層5と後述する第2上部電極層9
との間に電気的短絡を発生し、薄膜容量素子としての機
能を喪失するのを有効に防止する作用をなし、例えば、
酸化アルミニウム等から成り、第1誘電体層6の上面に
アルミニウムから成る第1上部電極層7を被着形成する
際、同時にアルミニウムを第1誘電体層6の上面から側
面にかけて被着形成させておき、しかる後、これを陽極
酸化処理し、酸化アルミニウムに変換させることによっ
て第1誘電体層6の上面から側面にかけて被着形成され
る。 【0030】前記第2誘電体層8はその厚みが1000
オングストローム未満であると第2誘電体層8の電気絶
縁性が劣化する傾向にある。そのため前記第2誘電体層
8はその厚みを1000オングストローム以上としてお
くことが好ましい。 【0031】そして最後に前記第2誘電体層8及び前記
第1上部電極層7の表面に、一部が第1上部電極層7と
電気的に接続されるようにして第2上部電極層9を被着
させる。 【0032】前記第2上部電極層9は第1上部電極層7
を外部電気回路に接続する作用をなし、例えばアルミニ
ウム、銅、金等の低抵抗の金属材料で形成されている。 【0033】前記第2上部電極層9はアルミニウムや
銅、金等をイオンプレーティング法やスパッタリング
法、蒸着法等の薄膜形成技術を採用することによって第
2誘電体層8、第1上部電極層7及び絶縁基板1の表面
に被着させ、しかる後、これをフォトリソグラフィ技術
により所定パターンに加工することによって第2誘電体
層8、第1上部電極層7及び絶縁基板1の表面に250
オングストローム乃至5000オングストロームの所定
厚みに被着形成される。 【0034】前記第2上部電極層9はまたその厚みが2
50オングストローム未満であると第2上部電極層9を
第2誘電体層8及び第1上部電極層7に強固に接合させ
るのが困難となる傾向にあり、また5000オングスト
ロームを越えると第2上部電極層9を形成する際に発生
する内部応力によって第2上部電極層9が第2誘電体層
8及び第1上部電極層7より剥離し易くなる傾向にあ
る。従って、前記第2上部電極層9はその厚みを250
オングストローム乃至5000オングストロームの範囲
としておくことが好ましい。 【0035】前記第2上部電極層9はその下部に第2誘
電体層8が配されていることから下部電極層5の上面と
側面の角部において第1誘電体層6の厚みが薄いことに
起因して下部電極層5と電気的短絡を発生しよとしても
その電気的短絡は第2誘電体層8によって有効に阻止さ
れ、その結果、薄膜容量素子3a、3bの各々に容量素
子としての所定の機能を発揮させることが可能となる。 【0036】また前記第2誘電体層8はその比誘電率が
薄膜容量素子3a、3bの静電容量に殆ど影響を与えな
いことから薄膜容量素子3a、3bの静電容量が前記第
2誘電体層8によって大きくばらつくことはなく、薄膜
容量素子3a、3bの静電容量を所定の値となすことが
可能となる。 【0037】かくして本発明の容量素子付き回路基板に
よれば、絶縁基板1上に設けた薄膜回路配線2に半導体
素子4やその他の抵抗器を搭載接続するとともに薄膜容
量素子3a、3bの下部電極層5及び上部電極層7を所
定の薄膜回路配線2や半導体素子5の電極に、直接、或
いはボンディングワイヤを介して接続すれば、携帯電話
や衛星通信等の通信機器に実装される電気回路基板とな
る。 【0038】尚、本発明は上述の実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種
々の変更は可能であり、例えば上述の実施例では絶縁基
板1の上面に2つの薄膜容量素子3a、3bを形成した
がこれを3個以上設けてもよく、また各薄膜容量素子3
a、3bの下部電極層5、誘電体層6及び上部電極層7
を他の材料で形成してもよく、更に各薄膜容量素子3
a、3bの下部電極層5を薄膜回路配線2と同じ材料で
形成してもよい。 【0039】 【発明の効果】本発明の容量素子付き回路基板によれ
ば、絶縁基板上に薄膜形成技術を採用することによって
回路配線及び容量素子を形成したことから回路配線の線
幅及び隣接間隔を狭くし、かつ容量素子の形状を小さ
く、全体を小型として小型、軽量化が急激に進む携帯電
話等の通信機器に搭載が可能となる。 【0040】 また本発明の容量素子付き回路基板によ
れば、薄膜容量素子が下部電極層と、該下部電極層の表
面に被着された第1誘電体層と、該第1誘電体層の上面
に被着された第1上部電極層と、前記第1誘電体層の上
面から側面にかけて被着された第2誘電体層と、該第2
誘電体層及び前記第1上部電極層表面に被着され、一部
が第1上部電極層に接続されている第2上部電極層とで
形成されており、第2誘電体層が第1上部電極層の陽極
酸化によって形成されているため、下部電極層の上面と
側面との角部に被着される第1誘電体層の厚みが薄く下
部電極層と第2上部電極層とが電気的に短絡しようとし
てもその電気的短絡は下部電極層と第2上部電極層との
間に第2誘電体層が介在していることから有効に阻止さ
れ、その結果、薄膜容量素子としての機能を十分に発揮
させることができる。 【0041】更に本発明の容量素子付き回路基板によれ
ば、薄膜容量素子の静電容量は第1誘電体層を間に挟ん
だ下部電極層と第2上部電極層が電気的に接続されてい
る第1上部電極層間に形成され、第2誘電体層の比誘電
率は容量素子の静電容量に大きな影響を与えないことか
ら薄膜容量素子の静電容量は第2誘電体層によって大き
くばらつくことはなく所定の値となすことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の容量素子付き回路基板の一実施例を示
す断面図である。 【図2】図1に示す薄膜容量素子を説明するための拡大
断面図である。 【符号の説明】 1・・・・・・絶縁基板 2・・・・・・薄膜回路配線 3a、3b・・薄膜容量素子 5・・・・・・下部電極層 6・・・・・・第1誘電体層 7・・・・・・第1上部電極層 8・・・・・・第2誘電体層 9・・・・・・第2上部電極層

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 絶縁基板上に薄膜回路配線と薄膜容量素
    子を形成して成る容量素子付き回路基板であって、前記
    薄膜容量素子は下部電極層と、該下部電極層の表面に被
    着された第1誘電体層と、該第1誘電体層の上面に被着
    された第1上部電極層と、前記第1誘電体層の上面から
    側面にかけて被着された第2誘電体層と、該第2誘電体
    層及び前記第1上部電極層表面に被着され、一部が第1
    上部電極層に接続されている第2上部電極層とで形成さ
    れており、前記第2誘電体層が第1上部電極層の陽極酸
    化によって形成されていることを特徴とする容量素子付
    き回路基板。
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