JP3492685B2 - 可撓性中間部分を有する気管チューブ - Google Patents

可撓性中間部分を有する気管チューブ

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JP3492685B2 JP52022993A JP52022993A JP3492685B2 JP 3492685 B2 JP3492685 B2 JP 3492685B2 JP 52022993 A JP52022993 A JP 52022993A JP 52022993 A JP52022993 A JP 52022993A JP 3492685 B2 JP3492685 B2 JP 3492685B2
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Description

【発明の詳細な説明】 背景 この発明は、医療用の専門的装置に関するものであ
る。この発明は、特に、手術を受けている患者に対する
麻酔の施術中に麻酔医によって行われるような、気管に
そってガスまたは蒸気を導入するために用いる気管チュ
ーブに関するものである。
早くも1889年に、麻酔の施術に用いるものとして直線
状の気管チューブが報告された。その後、気管チューブ
は種々の形態および弯曲形に作られ、剛性または可撓性
材料のいずれからも作られた。可撓性チューブは、個々
の実例では、自動的に身体の形状および弯曲に順応する
という利点があったが、チューブを通るガスまたは蒸気
の絶対停止を招き得る危険なねじれを起こす欠点があっ
た。
知られている気管チューブには、大きく曲がり、気管
および後咽頭中に設置するに適合した直角の屈曲をも
ち、ねじれない可撓性管系から作られた、いわゆる「オ
ックスフォードチューブ」がある。シグモイド曲線をも
つ同様の構造のチューブが、クーンのアメリカ特許第3,
363,629号に示されている。これらのチューブはいずれ
も完全に満足できるものではない。
手術が患者の頭部、顔面、または頸部領域で行われる
場合、これらの領域に最大限の接近可能性を提供するこ
とが望ましい。したがって、麻酔回路の設置は非常に重
要となる。
麻酔回路は、通常、気管チューブ、麻酔源および気管
チューブを麻酔源につなぐ手段から構成される。数種の
異なる麻酔回路の構成が、手術領域への接近可能性を最
大にするための試みに使用されている。
気管チューブは、患者の経口または経鼻経路をのいず
れかを通って挿入するように設計することができる。経
口または経鼻のいずれの気管チューブを使うかの選択
は、一般に施行する医療または手術方法のタイプに応じ
て決まる。
経口気管チューブは、患者の口から導入されて、患者
の気管に送られる。経口気管チューブは、気管中に正確
に設置するのが容易であると思われるため、一般に経鼻
気管チューブより好まれる。
経鼻気管チューブは、患者の鼻から導入されて、患者
の気管に送られるチューブである。経鼻気管チューブ
は、外科医が口中で手術を行うとき、手術中口を閉じて
いる必要があるとき、または患者が手術行為の後、長期
間機械的換気を受け続ける必要があるときに、使用され
る。
気管チューブの知られているタイプの一つは、患者の
口または鼻の出口の近傍で終わる近位端をもつように設
計されている。次に、連結管系が気管チューブを麻酔源
につなぐために使用される。
このタイプの気管用コネクターが、ホルムグリーンら
のアメリカ特許第5,024,220号に記載されている。ホル
ムグリーンらの特許に記載されるコネクターは、挿管し
た経鼻気管チューブの管腔にはめ込むに適合した遠位端
と、標準的麻酔管系コネクターを受け入れるに適合した
近位端とをもつ、可撓性の波状管系セクションを含む。
ホルムグリーンらの特許に記載されたコネクターは、患
者の口および顔への接近を容易にし、挿管および使用中
の外傷または組織傷害の可能性を減少することを意図し
ている。
しかし、ホルムグリーンらのコネクターと気管チュー
ブの組み合わせにはいくつかの欠点がある。例えば、ホ
ルムグリーンらのコネクターは、麻酔回路を作り上げる
ために多数の連結点を必要とする。このタイプの各連結
点は、非永久的なものであり、使用中に漏洩や分離を起
こして、麻酔回路を危うくする恐れがある。さらに、コ
ネクターとして用いる波状管系は、内面が凹凸でうねが
あり、例えば光ファイバースコープや吸引カテーテルの
ような付属装置を管内に通すのが困難である。特に、こ
のような装置の通過は、しばしばコネクターの波状畝に
より妨げられることがあり、装置のリマニュエバリング
(remanuevering)および波状セグメント全長に装置を
入れるために力をかける必要が生じる。このような力の
使用は患者の粘膜および気管に外傷を生ずるおそれがあ
り、また気管チューブを正しい挿管位置から動かすこと
により麻酔回路をそこなう可能性がある。ホルムグリー
ンらが記載するような波状コネクター管系使用による別
の欠点は、波状管系が形状保持特性をもつことである。
それにより、波状管系はあらかじめ成形された非屈曲ま
たは非弯曲状態に戻る傾向をもつ。このことは、あらか
じめ成形された形状に戻ろうとするチューブは、それを
安全な位置に保つための外科用テープから離れるか、ま
たは、はぎ取られることがあるので、欠点となり得る。
さらに、波状セグメントを弯曲位置、すなわち患者の顔
面にそって保つために加える力は、気管チューブの近位
端に伝達されて鼻孔に壊死を起こすことがありうる。
第2のタイプの気管チューブは、患者の鼻または口か
らの出口から延びて患者の顔に沿うように屈曲または弯
曲し麻酔回路との連結に向かう延長セグメントを含む、
あらかじめ成形された近位端をもっている。
あらかじめ成形された近位端セグメントをもつ知られ
ている経口または経鼻用気管チューブは、リングらのア
メリカ特許第3,964,488号に記載されている。このチュ
ーブは、気管および後咽頭に調和するように曲がる遠位
端または患者端部分、遠位端部分に結合された中間部
分、および近位端部分が患者の外部に位置するように、
またチューブが使用のため取り付けられたとき患者の顔
面に沿って延びるように90度より大きくない急な屈曲を
含む近位端または機械端部分を含んでいる。チューブが
経口用を目的とする例では、遠位または患者端部分は近
位または機械端部分とほぼ同じ方向に延びている。チュ
ーブが経鼻用を目的とする例では、遠位または患者端部
分は近位または機械端部分とほぼ逆の方向に延びてい
る。このチューブは、コネクターとアダプターを手術領
域から離れて設置することを可能にし、それにより手術
中の頭部および頸部への接近可能性の増大をもたらす。
また、このチューブは屈曲位置でのねじれのおそれを減
らし、チューブにつけられた比較的重いコネクターおよ
びアダプターの圧力により患者が損傷する恐れを減らす
のに役立つ。
しかし、このタイプのあらかじめ成形されたチューブ
もまたいくつかの欠点をもっている。特に、あらかじめ
成形されたチューブの曲線は患者の解剖構造に対応する
ため正確に調整されなければならない。標準寸法および
形状がほとんどの患者に適応するとしても、予定された
曲線が顔面領域から不適当な距離で近位延長部を離れる
場合が多数ある。これは、鼻および口領域の敏感な組織
ならびに気管チューブの遠位端の粘膜および気管に過剰
の圧力を与えることになる。このような問題を避けるた
めに気管チューブの取り出しと再挿管が必要になり得る
が、これは患者に損傷または外傷の危険性を増す。顔面
とチューブの距離が大きすぎると、組立物がかさ高とな
り、手術野への外科医の接近を妨げる。
また、あらかじめ成形された気管チューブは、手術中
のチューブの移動を許さず、一通りの置き方しかできな
くなる。それ故、手術野への充分な接近が妨げられる。
したがって、患者に損傷または外傷の危険性を増すこ
となく、手術中の患者の頭部および頸部へのより大きな
接近可能性をもたらし、手術中にチューブの遠位端の位
置の移動を可能にする気管チューブがなお要望されてい
る。
発明の目的 この発明の一つの目的は、手術中の患者の頭部および
頸部への接近可能性が著しく改善された改良気管チュー
ブを提供することである。
この発明の他の目的は、上記のような大きな接近可能
性をもたらし、麻酔回路の切断を要することなくチュー
ブの近位端が使用中に移動または変位し得る、改良気管
チューブを提供することである。
この発明の別の目的は、患者の損傷または外傷の危険
性を増加しない、上記のような改良気管チューブを提供
することである。
発明の概要 上記およびその他の目的は、この発明によると、少な
くとも2つの部分を含み、そのうち少なくとも1つの部
分はチューブの近位端が無数の位置に容易に移動し設置
されることを可能にする可撓性材料から作られている気
管チューブを提供することにより、達成される。
図面の簡単な説明 第1図は、この発明の気管チューブの第1の実施態様
の平面図である。
第2図は、この発明の気管チューブの第2の実施態様
の平面図である。
第3図は、この発明の気管チューブに使用し得るコネ
クターの断面図である。
発明の詳細な記載 この発明は、患者の麻酔中、特に頭部、顔面、口部、
および/または頸部手術中に使用する改良気管チューブ
に関するものである。特に、この発明の気管チューブ
は、患者の頭部および頸部領域に360度接近することが
可能な、また気管チューブの近位端が手術中任意の希望
位置に容易に移動可能なように設計されている。気管チ
ューブの近位端の再設置を容易にすることにより、手術
を受けている患者の頭部、顔面、口部および/または頸
部の全領域に外科医の充分な接近が可能となる。
頭部、顔面または頸部領域の手術行為中、患者の顔面
および口部への接近可能性を最大にすることが望まし
い。接近可能性を最大にすることに伴う一般的な問題
は、麻酔回路の設置である。麻酔回路は、気管チュー
ブ、麻酔源および気管チューブを麻酔源につなぐ管系の
ような手術を含む。
経鼻気管チューブは、通常患者の顔面および口への大
きな接近可能性をもたらし、また手術行為中の口の閉鎖
を可能にするので、一般に好ましい。しかし、経鼻およ
び経口の両気管チューブの現在のデザインは、以下に詳
述するように欠点をもっている。
気管チューブの現在のデザインの一つの設計は、上記
アメリカ特許第3,964,488号に記載されたもの(RAEチュ
ーブ)である。このチューブは頭部および頸部手術にお
いて外科医および麻酔医により良好に使用されている
が、このチューブの使用に関していくつかの制約があ
る。特に、該チューブの経鼻型は、患者の鼻から出て、
鼻と額を超え、通常患者の頭のすぐ近くに置かれる麻酔
回路に接続させるようになっている。
麻酔回路に対するRAEチューブの経鼻型の正常な接続
は、回路と麻酔医が通常は、患者の頭の先端に位置する
ため、患者の頭部および頸部領域への接近可能性を著し
く減少させる。この位置は、しばしば、外科医が手術を
首尾よく完了するために立つ必要がある位置である。し
たがって、空間を競合することは、外科医と麻酔医の両
者にとって極めて不都合なことが明らかになる。麻酔回
路を頭の端に置くことを回避する一つの方法は、麻酔回
路が患者の頭の後ろをまわるように曲げ、患者の横を通
り患者の腰部に置きうる麻酔機につながるコネクター管
系を用いることである。
RAEチューブの経口型は、患者の口から出てあごを通
り越して下がり、最後に患者の足の近傍に位置する麻酔
機に接続されるという利点をもつ。しかし、経口気管チ
ューブは、手術が口中で行われるか、患者の歯を互いに
針金でくくる場合のように手術中口を閉じて置く必要が
ある行為をしているときには都合よく使用することがで
きない。
経口および経鼻用の両RAEチューブならびにその他の
気管チューブの別の欠点は、気管チューブの近位端を挿
管後に再配置することが不可能なことである。特に、標
準的は気管チューブは可撓性でなく、したがって一旦挿
管されると、患者の頭部および頸部に対して定位置にと
どまらなければならない。このことは、気管チューブが
おおう顔面または頸部領域に手術中に接近する必要が起
こるならば、極めて不利益となる。
この発明による気管チューブは、近位端に可撓性管系
からなるセグメントを含み、可撓性管系が気管チューブ
の遠位端に対する近位端の全回転を可能とするものであ
る気管チューブを提供することにより、上記の欠点をす
べて解決するものである。この発明の別の特性および詳
細は、第1ないし3図を引用して以下に論ずる。
第1図は、この発明の第1の実施態様を示す平面図で
ある。詳述すると、第1図は、近位端または機械端部分
40および遠位または患者端部分20をもち、これらが中間
可撓性部分30によりチューブの長手方向に沿って接続結
合されてなる、気管チューブ10を示している。遠位端部
分20または気管チューブ10は、形状が患者の後咽頭およ
び気管に対応するように、わん曲した形態にあらかじめ
成形することができる。遠位端部分20は、出口オリフィ
ス(outlet orifice)24をもつ斜角末端60で終わってい
る。標準的マーフィーアイ(Murphy eye)27を、斜角末
端60の長壁側に設置することができる。
気管チューブの長さは、個々の患者の要求に応じて変
化する。患者の後咽頭または気管の形状にできるだけ近
く順応するように長さを選択した数種類の標準的な長さ
を用意することができる。
気管チューブ10の近位端部分40は、標準的コネクター
70を受け入れるに適合した入口オリフィス(inlet orif
ice)が末端にある比較的真っ直ぐな管系セグメントを
含んでいる。近位端部分40は、遠位端部分20と均等な外
径をもつ。近位端部分40は、麻酔機につなぐための任意
の適当なコネクターおよび/またはアダプターに結合す
ることができる。
遠位部分20および近位部分40は、それぞれ中間部分30
につながれている。中間部分30は、遠位部分20および近
位部分40の両者の外径と均等な外径をもつ。中間部分30
は、ねじれに抵抗する材料で作られており、遠位部分20
が対応して動くことなく近位部分40が完全に動き、回転
することを可能にする。このような可撓性中間部分30を
備えることにより、再挿管の必要なく、また遠位端部分
20に不必要なストレスを生じることなく、近位端部分40
を手術を受けている患者の頭部および頸部に対して移転
させることができる。したがって、患者の鼻孔、粘膜お
よび気管に対する損傷または外傷の危険性が減少され得
る。
中間部分30は、接着剤、コネクター、加圧接合または
挿入成形コネクター(insert molded connectors)のよ
うな任意の適当な手段により遠位端20および近位端40に
つながれる。第1図では、接合はコネクター50によりな
されている。
コネクター50は、第3図に断面図として示すように、
貫通管腔58、第1接続端54、第2接続端56および分離壁
52を含む。第1および第2接続端54および56は、気管チ
ューブ10の遠位端部分20、近位端部分40および中間部分
30の管腔にそれ自身を挿入できるような寸法に作られて
いる。分離壁52は、第1または第2結合端54および56よ
り大きな外径をもっている。分離壁52の外径は、気管チ
ューブ10の遠位端部分20、近位端部分40および中間部分
30の外径と均等に作られている。こうして、気管チュー
ブ10が完成したとき、それは全長にわたり均一な外径を
示すようになる。
第2図は、この発明の第2の実施態様による気管チュ
ーブの平面図であり、第1図に示した気管チューブ10と
同等な特徴は同じ参照数字で示されている。第2図から
明らかなように、気管チューブ10は、ただ2つの部分、
すなわち遠位端部分20および可撓性近位端部分130を含
んでいる。このデザインは気管チューブ100の構成を簡
単にし、しかも近位端に大きな可撓性をもたらす。
気管チューブ10の遠位端部分20および近位端部分40
は、屈曲後に先の成形形態にもどるに充分な記憶または
弾性をもつ任意の適当な材料であらかじめ成形すること
ができる。詳述すると、遠位端部分20は、後咽頭および
気管を気管チューブに無理に順応させるのではなく患者
の後咽頭および気管にそれが順応し得るような材料で作
るべきである。さらに、材料は、遠位端部分20および近
位端部分40がその形態を保ち、使用中ねじれないような
ものでなければならない。ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ンなどのような可撓性熱可塑性材料は、上記の要件のす
べてを満たす好ましい材料である。
近位端部分40は、呼気凝縮物の目視観察ができる透明
な熱可塑性材料で有利に作ることができ、麻酔過程の監
視に使用し得る。
可撓性部分30または130(可撓性セグメント)は、図
示したように、気管チューブの一部(中間部分または近
位端部分)のみとし、可撓性部分が過度に屈曲しないよ
うにする。また、気管チューブ10または100の他の部分
との接続を一定に維持したまま、急なわん曲ができる任
意の適当な可撓性材料で作ることができる。この材料
は、一定の内径および外径を維持したまま、ねじれ、ま
たは近位端部分40もしくは遠位端部分20へ不必要な力を
伝達することなく、そのようにわん曲できなければなら
ない。好ましい実施態様では、可撓性部分30または130
は、発泡(膨張)ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
管系またはポリエチレン材料(任意の等級)で作られ
る。
この発明の気管チューブの種々の管系部分は、同じ内
径および外径をもつべきである。適当な内径は3.0mmか
ら9.0mmの範囲、外径は4.3mmから12.1mmの範囲である。
この発明のデザインは、気管チューブの使用を可能に
し、しかも患者の頭部および頸部領域へ360度接近する
ことを可能にする。さらに、この発明の気管チューブ
は、再挿管を要することなく手術行為中の気管チューブ
の近位端の移動を可能にする。それ故、手術領域への大
きな接近可能性が得られると共に患者の損傷または外傷
の危険性を増すことなくそれが達成される。
この発明の気管チューブを使用すると、手術中、頭部
および頸部領域への大きな、かつより完全な接近可能性
が得られる。従って、外科医は患者の頭部のまわりの任
意の最適位置を占めることができ、その結果手術は首尾
よく、かつ大きな効率で達成することができる。さら
に、外科医と麻酔医の空間競合が、この発明の気管チュ
ーブの使用により避けられる。
この発明の気管チューブの他の利点は、可撓性部分が
形状保持性をもたず、従って気管チューブの遠位端にス
トレスを伝達しないことである。これは、患者の鼻孔、
粘膜および気管の損傷または外傷を減少させるのに役立
つ。
この発明の気管チューブの別の利点は、気管チューブ
の全長にわたってなめらかな一定の直径の管腔をもたら
すことである。この構造は、例えば光ファイバースコー
プおよび吸引カテーテルのような機器が気管チューブへ
容易に通過することを可能にする。特に、いくつかの先
行技術の気管チューブであり得るような、機器が引っか
かる波状***部はまったくない。
上記はこの発明のある種の好ましい実施態様の説明で
あり、如何なる意味でもこの発明を限定するものではな
い。のみならず、この発明の範囲内で細部において多数
の修正、変動および変更をなすことができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−92590(JP,A) 米国特許4987895(US,A) 米国特許4865586(US,A) 米国特許3964488(US,A) 米国特許4593690(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 16/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者の後咽頭および気管の形状に姿勢的順
    応が可能なように曲がっている患者への挿管用の遠位端
    部分、 上記遠位端部分になめらかに合体した可撓性中間部分、 および 上記中間部分になめらかに合体した近位端部分 を含む気管チューブであって、上記気管チューブは気管
    チューブの全長にわたるなめらかな連続管腔をもち、該
    可撓性部分は過度な屈曲を生じないように該気管チュー
    ブの一部分のみとしてあり、上記遠位端部分および近位
    端部分は、屈曲後に先に成形された形態に戻るに充分な
    弾性をもち、遠位端部分は患者の後咽頭および気管に順
    応するのを可能にする材料で作られており、上記可撓性
    中間部分は、近位端部分もしくは遠位端部分へねじれま
    たは不必要な力が伝達することなしに急角度の屈曲を許
    す、発泡ポリテトラフルオロエチレンおよびポリエチレ
    ン材料からなる群から選ばれる材料で作られている、可
    撓性中間部分を有する気管チューブ。
  2. 【請求項2】遠位端部分が、出口オリフィスをもった傾
    斜端で終わっている、請求の範囲第1項記載の可撓性中
    間部分を有する気管チューブ。
  3. 【請求項3】さらに傾斜端の長壁側に沿って位置するマ
    ーフィーアイを含む、請求の範囲第2項記載の可撓性中
    間部分を有する気管チューブ。
  4. 【請求項4】該遠位端部分の材料が、ポリ塩化ビニル、
    ポリエチレンなどからなる群から選ばれた可撓性熱可塑
    性材料である、請求の範囲第1項記載の可撓性中間部分
    を有する気管チューブ。
  5. 【請求項5】近位端部分用の材料が、透明である、請求
    の範囲第4項記載の可撓性中間部分を有する気管チュー
    ブ。
  6. 【請求項6】遠位端部分および近位端部分が、接着剤、
    コネクター類、加圧接合および挿入成形コネクター類か
    らなる群から選ばれた適当な手段によりそれぞれ可撓性
    中間部分に接合されている、請求の範囲第1項記載の可
    撓性中間部分を有する気管チューブ。
JP52022993A 1992-05-19 1993-04-15 可撓性中間部分を有する気管チューブ Expired - Lifetime JP3492685B2 (ja)

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US07/885,691 US5245992A (en) 1992-05-19 1992-05-19 Tracheal tube with flexible segment
US885,691 1992-05-19
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JPH07506748A JPH07506748A (ja) 1995-07-27
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