JP3491632B2 - 受信装置、受信方法 - Google Patents

受信装置、受信方法

Info

Publication number
JP3491632B2
JP3491632B2 JP2002075979A JP2002075979A JP3491632B2 JP 3491632 B2 JP3491632 B2 JP 3491632B2 JP 2002075979 A JP2002075979 A JP 2002075979A JP 2002075979 A JP2002075979 A JP 2002075979A JP 3491632 B2 JP3491632 B2 JP 3491632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
format
stream
signal
data stream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002075979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003272301A (ja
Inventor
智雅 古城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002075979A priority Critical patent/JP3491632B2/ja
Priority to PCT/JP2003/003111 priority patent/WO2003079640A1/ja
Priority to EP03712707A priority patent/EP1487177B1/en
Priority to US10/477,887 priority patent/US7366162B2/en
Publication of JP2003272301A publication Critical patent/JP2003272301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3491632B2 publication Critical patent/JP3491632B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/432Content retrieval operation from a local storage medium, e.g. hard-disk
    • H04N21/4325Content retrieval operation from a local storage medium, e.g. hard-disk by playing back content from the storage medium
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40052High-speed IEEE 1394 serial bus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40052High-speed IEEE 1394 serial bus
    • H04L12/40117Interconnection of audio or video/imaging devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/436Interfacing a local distribution network, e.g. communicating with another STB or one or more peripheral devices inside the home
    • H04N21/4363Adapting the video stream to a specific local network, e.g. a Bluetooth® network
    • H04N21/43632Adapting the video stream to a specific local network, e.g. a Bluetooth® network involving a wired protocol, e.g. IEEE 1394
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements
    • G11B2020/10537Audio or video recording
    • G11B2020/10546Audio or video recording specifically adapted for audio data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオデータ
等のストリームデータをパケット化して通信する方式に
おける受信装置、受信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IEEE1394規格に準拠したインタ
ーフェース上で接続された機器間でオーディオデータ等
のストリームデータを伝送することが行われている。例
えばディスク再生装置と、オーディオアンプ装置を考え
ると、ディスク再生装置でディスクからオーディオデー
タを再生してIEEE1394バスにより送信する。そ
してオーディオアンプ装置で受信し、受信したオーディ
オデータの信号処理を行ってをオーディオデータを再生
出力するなどの動作である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在ではオ
ーディオデータとして各種方式(データフォーマット)
が存在し、特にディスク再生装置等の機器では、CD
(Compact Disc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digit
al Versatile Disc)、SACD(Super Audio CD)な
どの多様なディスクに対応できるようにされている。な
お、CD,MDなどのL、R2チャンネルのデジタルオ
ーディオストリームデータの信号形式はIEC6095
8と呼ばれる。DVDのストリームデータの信号形式は
マルチビットリニアオーディオと呼ばれる。SACDの
ストリームデータの信号形式は1ビットデジタルオーデ
ィオ(DSD:Direct Stream Digital)と呼ばれる。
なお、1ビットデジタルオーディオデータとは、通常の
CDにおけるオーディオデータよりも高品位なデータと
して開発されたものであり、サンプリング周波数を例え
ばCD方式における44.1KHzの16倍という非常
に高いサンプリング周波数である2.842MHzとし
てΔΣ変調された1ビットデータのことであり、周波数
帯域はDC成分〜100KHzの広範囲とされ、ダイナ
ミックレンジはオーディオ帯域全体で120(dB)を
実現できるデータ形式である。
【0004】もちろんこれら以外にも多様なデータ形式
が存在するが、説明上、各種信号形式の例としてこれら
を「IEC60958データ」「DVDデータ」「SA
CDデータ」と呼んで例に挙げる。
【0005】これら多様なメディアについての各種信号
形式の信号に関しては、IEEE1394規格に準拠し
たインターフェース上で音楽データを送受信するための
Enhancement to Audio Musi
c Data Transmission Proto
col 2.0(以降AM824)規格が定められてい
る。そして、各種データ形式に応じて、IEEE139
4バスでの伝送の際には所定のパケット化処理が行われ
て伝送される。
【0006】ところが、IEEE1394バスでの伝送
の受信側となる機器にとっては、伝送されてきたストリ
ームデータのフォーマット(データ形式)を認識する手
段がないため、実際に受信したデータの中身を見ない
と、そのデータのフォーマットが分からなかったという
不都合があった。さらに、受信時に実際にデータの中身
を調る処理を行うと、当然それに要する時間が必要とな
る。このため受信したデータを再生出力する場合など
に、再生データの音切れ、頭切れが発生するという不都
合があった。
【0007】図8でこの様子を説明する。この図8は、
受信側の機器での動作を模式的に表している。図におい
て、受信データとは、送信側の機器からパケット化され
て送られてくるストリームデータである。なお、IEE
E1394バスでの伝送の際には、実データストリーム
の前後に無効データストリームが配された状態で伝送さ
れるようにしている。アンシラリノーデータ(Ancillar
y No Data)が無効データである。例えば図8において
は、受信データとしてまず時点t1までIEC6095
8データが受信されていることが示されている。このI
EC60958データの前後には、例えば10msec程度
の時間長となるアンシラリノーデータが配されて伝送さ
れるため、図の時点t1〜t2のアンシラリノーデータ
は、実データとしてのIEC60958データの後端に
付加された無効データである。このアンシラリノーデー
タはIEC60958フォーマットとされている。
【0008】また、時点t3以降はSACDデータが受
信されていることが示されているが、実データとしての
SACDデータの前後には無効データとしアンシラリノ
ーデータが付加される。従って図8の時点t2〜t3の
アンシラリノーデータは、SACDデータの前に付加さ
れたSACDフォーマットのアンシラリノーデータであ
る。
【0009】図8に示したIEEE1394コントロー
ラ、IEEE1394インターフェース、信号処理部と
は、それぞれ受信側の装置の回路部を示している。この
場合、IEEE1394インターフェースは、IEEE
1394バスからデータを受信する受信部となる。信号
処理部は、IEEE1394インターフェースで受信さ
れた信号を処理し、再生出力する回路部である。例えば
信号処理部で処理された出力がスピーカから音声として
出力されるが、その再生出力の内容が図8の最下段に示
すものである。IEEE1394コントローラは、IE
EE1394インターフェースや信号処理部の制御を行
う制御部である。
【0010】この図8では、時点t2まではIEC60
958フォーマットのデータが受信されている。この場
合、IEEE1394インターフェースや信号処理部で
は、IEC60958フォーマットに対応した受信設定
の状態となっている。その後、時点t2で受信されるス
トリームデータの信号形式(フォーマット)が変更され
ている。しかしながら、アンシラリノーデータの検出の
みでは次の実データのフォーマットは確定できない。ア
ンシラリノーデータが受信されても、それが実データの
前に付加された無効データ部分であるのか、実データの
後に付加された無効データ部分であるのかが確定できな
いためである。このため、時点t3まではIEEE13
94インターフェースや信号処理部における受信設定は
切り換えられない。時点t3で実データとしてSACD
データが受信されると、IEEE1394コントローラ
は、そのデータ内容を確認することで、受信されるスト
リームデータの信号形式がSACDデータとなったこと
を認識できる。そこで、ストリーム変化の検知に応じ
て、IEEE1394インターフェースの受信設定をS
ACDフォーマット対応に切換制御し、また信号処理部
の受信設定もSACDフォーマット対応に切換制御す
る。なお、ストリーム変化検出時点で、IEEE139
4コントローラは信号処理部に対してミュート制御し、
これによって異音がスピーカ出力されないようにしてい
る。その後、IEEE1394インターフェースと信号
処理部での設定変更が完了したら、IEEE1394コ
ントローラは信号処理部に対してミュート解除制御を行
う。すると、その時点からSACDの再生音声がスピー
カ出力されることになる。ここでわかるように、実際に
SACDのストリームデータが受信されてから、スピー
カ出力が行われるまでにはTc時間を要することにな
る。このTc時間は主に信号処理部の設定切換のための
時間となる。そしてTc時間としての期間は受信された
SACDデータは再生出力されない。つまり、音楽等の
頭切れなどが生じることとなる。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、このよ
うな伝送時の信号形式の変化になるべく迅速に対応でき
るようにし、音楽の頭切れなどの発生を極力回避できる
ようにすることを目的とする。
【0012】 このため本発明の受信装置は、複数の所
定の信号形式のストリームデータが所定のパケット形式
に変換されて伝送されるとともに、各信号形式の実デー
タストリームは、その前後に無効データストリームが配
された状態で伝送されるようにされた伝送信号を受信す
る受信手段と、上記受信手段にて受信された伝送信号に
ついて、その信号形式のストリームデータに対応した信
号処理を行なって信号を出力する信号処理手段と、上記
受信手段で受信された伝送信号について、無効データス
トリームへのストリーム変化が検出されることに応じ
て、上記信号処理手段の受信設定を、当該無効データス
トリームの信号形式に対応する設定に制御次に、実
データストリームへのストリーム変化が検出された時
、実データストリームの信号形式が確認された場合
上記受信手段を当該実データストリームの信号形式に対
応する設定に制御するとともに、上記信号処理手段のミ
ュート解除制御を行う制御手段を備えるようにする。
【0013】 また本発明の受信方法は、複数の所定の
信号形式のストリームデータが所定のパケット形式に変
換されて伝送されるとともに、各信号形式の実データス
トリームは、その前後に無効データストリームが配され
た状態で伝送される伝送信号を受信し、受信した伝送信
号について、その信号形式のストリームデータに対応し
た信号処理を行なって信号を出力するとともに、受信さ
れた伝送信号について、無効データストリームへのスト
リーム変化が検出されることに応じて、上記信号処理の
受信設定を、当該無効データストリームの信号形式に対
応する設定に制御し、次に、受信された伝送信号につい
て、実データストリームへのストリーム変化が検出さ
れ、実データストリームの信号形式が確認された場合
受信動作の設定を当該実データストリームの信号形式に
対応する設定に制御するとともに、信号処理におけるミ
ュート解除制御を行うように設定する
【0014】このような本発明によれば、無効データス
トリーム(アンシラリノーデータ)へのストリーム変化
が検出されることに応じて、上記信号処理手段を、当該
無効データストリームの信号形式に対応する設定に制御
する。即ち、次にくるであろう実データの信号形式に予
測的に切り換えるようにする。そして、実際に実データ
ストリームへのストリーム変化が検出されたら、受信手
段をその実データストリームの信号形式に対応する設定
に切り換える。このようにすると、比較的時間を要する
信号処理手段の設定変更がアンシラリノーデータ期間に
予測的に実行されるため、実データストリームへのスト
リーム変化があった後は受信手段の設定変更だけでよ
く、信号を出力できるまでの時間を最小限とすることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の受信装置、受信方法の実施の形態は、マ
ルチフォーマット対応の受信機とし、マルチフォーマッ
ト対応送信機とIEEE1394バスで接続され、各種
信号形式(フォーマット)のデータを受信できるように
したものとする。説明は次の順序で行う。 1.IEEE1394の伝送フォーマット 2.装置構成 3.ストリームデータの信号形式変化の対応処理
【0016】1.IEEE1394の伝送フォーマット まずIEEE1394による伝送フォーマットについて
説明する。IEEE1394方式でのデータ伝送では、
例えば図1(a)に示すように、所定の通信サイクル
(例えば125μsec)毎に時分割多重によって行わ
れる。そして、この信号の伝送は、サイクルマスタと呼
ばれる機器(IEEE1394バス上の任意の1台の機
器)が通信サイクルの開始時であることを示すサイクル
スタートパケットCSPをバス上へ送出することにより
開始される。なお、サイクルマスタは、バスを構成する
ケーブルに各機器を接続したとき等に、IEEE139
4で規定する手順により自動的に決定される。
【0017】1通信サイクル中における通信の形態は、
ビデオデータやオーディオデータなどのリアルタイム性
を必要とするデータを伝送するアイソクロナス伝送(I
so)と、制御コマンドや補助的なデータなどを確実に
伝送するアシンクロナス伝送(Asy)の2種類の伝送
が行われる。各通信サイクル中では、アイソクロナス伝
送用のアイソクロナスパケットIsoが、アシンクロナ
ス伝送用のアシンクロナスパケットAsyより先に伝送
される。アイソクロナスパケットIsoの通信が終了し
た後、次のサイクルスタートパケットCSPまでの期間
が、アシンクロナスパケットAsyの伝送に使用され
る。従って、アシンクロナスパケットAsyが伝送でき
る期間は、そのときのアイソクロナスパケットIsoの
伝送チャンネル数により変化する。また、アイソクロナ
スパケットIsoは、1通信サイクル毎に予約した帯域
(チャンネル数)が確保される伝送方式であるが、受信
側からの確認は行わない。アシンクロナスパケットAs
yで伝送する場合には、受信側からアクノリッジメント
(Ack)のデータを返送させて、伝送状態を確認しな
がら確実に伝送させる。
【0018】図1(b)に、CIP(Common Isochronos
Packet)の構造を示す。つまり、図1(a)に示したア
イソクロナスパケットIsoのデータ構造である。例え
ば、上述した1ビットデジタルオーディオデータは、I
EEE1394通信においては、アイソクロナス通信に
よりデータの送受信が行われる。つまり、リアルタイム
性が維持されるだけのデータ量をこのアイソクロナスパ
ケットに格納して、1アイソクロナスサイクル毎に順次
送信するものである。
【0019】アイソクロナスパケットは、図1(b)の
ように、1394パケットヘッダ、ヘッダCRC、CI
Pヘッダ、データ部、データCRCから成る。このCI
P構造として、例えば2チャンネルの1ビットデジタル
オーディオデータの伝送に用いる場合における具体例を
図2に示している。
【0020】図2では、横方向に32ビット(4バイ
ト)を示しているが、その1行分のデータ、つまり32
ビットが1カドレット(quadlet)と呼ばれる。
CIPの先頭32ビット(1カドレット)は、1394
パケットヘッダとされている。1394パケットヘッダ
においては、16ビットのデータレングス(data_
Length)、2ビットのタグ(tag)、6ビット
のチャンネル(channel)、4ビットのタイムコ
ード(t code)、4ビットのシンク(sy)が配
される。そして、1394パケットヘッダに続く1カド
レットの領域はヘッダCRCが格納される。
【0021】ヘッダCRCに続く2カドレットの領域が
CIPヘッダとなる。CIPヘッダの上位カドレットの
先頭2バイトには、それぞれ‘0’‘0’が格納され、
続く6ビットの領域はSID(送信ノード番号)を示
す。SIDに続く8ビットの領域はDBS(データブロ
ックサイズ)であり、データブロックのサイズ(パケッ
ト化の単位データ量)が示される。続いては、FN(2
ビット)、QPC(3ビット)の領域が設定されてお
り、FNにはパケット化する際に分割した数が示され、
QPCには分割するために追加したカドレット数が示さ
れる。SP(1ビット)にはソースパケットのヘッダの
フラグが示され、DBCにはパケットの欠落を検出する
カウンタの値が格納される。なお、図中「rsv」はリ
ザーブ、つまり未定義の領域を示している。
【0022】CIPヘッダの下位カドレットの先頭2バ
イトにはそれぞれ‘1’‘0’が格納される。そして、
これに続いてFMT(6ビット)、FDF(8ビッ
ト)、SYT(16ビット)の領域が設けられる。FM
Tには信号フォーマット(伝送フォーマット)が示さ
れ、ここに示される値によって、当該CIPに格納され
るデータ種類(データフォーマット)が識別可能とな
る。具体的には、MPEGストリームデータ、Audi
oストリームデータ、デジタルビデオカメラ(DV)ス
トリームデータ等の識別が可能になる。FDFは、フォ
ーマット依存フィールドであり、上記FMTにより分類
されたデータフォーマットについて更に細分化した分類
を示す領域とされる。オーディオに関するデータであれ
ば、例えばリニアオーディオデータであるのか、MID
Iデータであるのかといった識別が可能になる。例えば
1ビットデジタルオーディオデータであれば、先ずFM
TによりAudioストリームデータの範疇にあるデー
タであることが示され、FDFに規定に従った特定の値
が格納されることで、そのAudioストリームデータ
は1ビットデジタルオーディオデータであることが示さ
れる。SYTは、フレーム同期用のタイムスタンプが示
される。
【0023】このようなCIPヘッダに続けては、FM
T,FDFによって示されるデータが、データ部として
のn個のデータブロック(ブロック#0〜#n)のシー
ケンスによって格納される。FMT,FDFにより1ビ
ットデジタルオーディオデータであることが示される場
合には、このデータブロックとしての領域に1ビットデ
ジタルオーディオデータ(DSDデータ)が格納され
る。そして、データブロックに続いて最後にデータCR
Cが配置される。
【0024】データ部の各データブロック#0〜#n
は、データの信号形式に応じて、所要数のカドレットq
1〜qmがいられる。なお、mは偶数、即ち、データブ
ロックを形成するカドレット数は偶数個と規定されてい
る。データ部の構造は、IEEE1394バスによるデ
ータ伝送について適用できるAM824と呼ばれる伝送
プロトコルに基づいて形成される。
【0025】図3に各種フォーマットに応じたデータブ
ロックの構造例を示す。まず図3(a)(b)はIEC
60958フォーマットの場合を示している。例えばC
DやMDの再生データとしてL、R2チャンネルのオー
ディオデータを伝送する場合、データブロックは図3
(a)のように2つのカドレットq1,q2により構成
され、このブロックが図2に示したデータブロック#0
〜#nとして連続するものとなる。
【0026】なお各種フォーマットに対応するデータブ
ロックにおいて、各カドレットの先頭バイト(図2のバ
イト0)はラベル(オーディオラベル)として用いら
れ、また第2番目のバイト(図2のバイト1)はサブラ
ベルとして用いられる場合がある。
【0027】各カドレットにおける先頭のバイト0のオ
ーディオラベルは、そのカドレットに配されるデータの
識別情報となる。ラベルとしての値及び意味を図4に示
す。図示するようにラベル値に対して各種の意味が定義
されており、例えばラベル値0x00〜0x3Fは、I
EC60958のコンフォーマントフォーマットに対応
する。(なお、「0x」は16進表記の数値であること
を示す)またラベル値0x40〜0x4Fは、DVD
(Digital Versatile Disc)システムで採用されている
マルチビットリニアオーディオデータに対応するものと
される。またラベル値0x50〜0x57は、1ビット
デジタルオーディオデータに対応する値、ラベル値0x
58〜0x5Fは、エンコードされた1ビットデジタル
オーディオデータに対応する値、ラベル値0x80〜0
x83はMIDIデータに対応する値とされる。さらに
0xC0〜0xEFはアンシラリデータ(Ancillary Da
ta;補助データ)を意味するなど、ラベル値は識別情報
として機能するために、図示するように各種定義されて
いる。
【0028】図3(a)のIEC60958フォーマッ
トの場合、オーディオラベルは「0x00」〜「0x3
F」のいづれかとなり、サブラベルは用いられない。そ
してカドレットq1の第2〜第4バイトの3バイトにL
チャンネルのオーディオデータが配され、またカドレッ
トq2の第2〜第4バイトの3バイトにRチャンネルの
オーディオデータが配される。
【0029】図3(b)はIEC60958フォーマッ
トでアンシラリノーデータを伝送する場合であり、この
場合、カドレットq1、q2のオーディオラベルは「0
xCF」となり、サブラベルは「0x00」とされる。
バイト2,バイト3の2バイトにはノーデータ(無効デ
ータ)が配される。ラベル値「0xCF」は、アンシラ
リデータの範疇の値であるが、この「0xCF」は特に
無効データ(NO DATA)を示す値として定義されてい
る。
【0030】図3(c)(d)はDVDオーディオなど
としての、マルチビットリニアオーディオフォーマット
として、6チャンネルデータを伝送する場合を示してい
る。この場合、データブロックは図3(a)のように8
つのカドレットq1〜q8により構成され、このブロッ
クが図2に示したデータブロック#0〜#nとして連続
するものとなる。
【0031】図3(c)マルチビットリニアオーディオ
フォーマットの場合、カドレットq1、q2はバイト
2,3にアンシラリデータが配されることにより、バイ
ト0のオーディオラベルは「0xD0」とされる。また
カドレットq1のバイト1のサブラベルは「0x0
1」、カドレットq2のサブラベルは「0x02」とさ
れる。カドレットq3〜q8は、それぞれオーディオラ
ベルは「0x48」とされ、各3バイトとして、チャン
ネル1〜6のオーディオデータが配される。
【0032】図3(d)はマルチビットリニアオーディ
オフォーマットでアンシラリノーデータを伝送する場合
であり、この場合、カドレットq1、q2のオーディオ
ラベルは「0xCF」となり、サブラベルは「0xD
0」とされる。バイト2,バイト3の2バイトにはアン
シラリデータが配される。そしてカドレットq3〜q8
は、それぞれオーディオラベルは「0xCF」、サブラ
ベルは「0x48」とされ、バイト2,バイト3の2バ
イトにはノーデータ(無効データ)が配される。
【0033】図3(e)(f)は1ビットオーディオデ
ータ(DSDデータ)フォーマットとして、6チャンネ
ルデータを伝送する場合を示している。この場合、デー
タブロックは図3(a)のように8つのカドレットq1
〜q8により構成され、このブロックが図2に示したデ
ータブロック#0〜#nとして連続するものとなる。
【0034】図3(e)1ビットオーディオデータフォ
ーマットの場合、カドレットq1は、オーディオラベル
は「0xD1」、サブラベルは「0x00」とされ、バ
イト2,3にアンシラリデータが配される。カドレット
q2〜q7は、それぞれオーディオラベルは「0x5
0」「0x51」とされ、各3バイトとして、チャンネ
ル1〜6のオーディオデータが配される。なお、オーデ
ィオラベル「0x50」は、データの先頭カドレット
を、「0x51」はデータの2番目以降のカドレットを
示すものとなる。カドレットq8は、オーディオラベル
は「0xCF」、サブラベルは「0xCF」とされ、バ
イト2,3にノーデータが配される。この場合ノーデー
タのカドレットが付加されるのは、カドレット数を偶数
個にしなければならないことによる。
【0035】図3(f)は1ビットオーディオフォーマ
ットでアンシラリノーデータを伝送する場合であり、こ
の場合、カドレットq1のオーディオラベルは「0xC
F」、サブラベルは「0xD1」とされる。カドレット
q2のオーディオラベルは「0xCF」、サブラベルは
「0x50」とされる。カドレットq3〜q7のオーデ
ィオラベルは「0xCF」、サブラベルは「0x51」
とされる。カドレットq8のオーディオラベルは「0x
CF」、サブラベルは「0xCF」とされる。そして各
カドレットのバイト2,バイト3の2バイトにはノーデ
ータが配される。
【0036】例えば各フォーマットに応じて、このよう
に各ブロックが構成されて、アイソクロナスパケットI
soにおけるデータ部が形成される。そしてこのような
ブロック形態によれば、例えば伝送データの受信側の機
器では、ラベル値を判別することで、伝送されるデータ
のフォーマットを検知することができる。
【0037】2.装置構成 図5にマルチフォーマット対応送信機1とマルチフォー
マット対応受信機2の構成を示す。この2つの機器は、
例えばIEEE1394バス3としての伝送路により接
続されており、マルチフォーマット対応送信機1からマ
ルチフォーマット対応受信機2に対して、音楽データ等
のデータ(DATA)を上述したアイソクロナスパケットに
より送信できるようにしたものである。
【0038】マルチフォーマット対応送信機1側からマ
ルチフォーマット対応受信機2側へは、例えば、IEC
60958 Conformantフォーマットのデー
タ、DSDフォーマットのデータとしてSACDフォー
マットのデータ、DVD Audioフォーマットのデ
ータ(マルチビットリニアオーディオ)などが送信され
る。
【0039】マルチフォーマット対応送信機1は、オー
ディオデータ等が記録された記録媒体としてのディスク
90を再生する機能を有する。ディスクドライブ部11
は、CD/SACD/DVDとしての各種ディスク90
を再生する。即ち、ディスク90を回転するスピンドル
モータ、ディスク90からの情報読取を行う光学ヘッ
ド、光学ヘッドから読み取られた情報(反射光情報)か
らデータ信号、サーボ信号等を抽出するマトリクスアン
プ、さらには二軸機構、スレッド機構、サーボ回路、レ
ーザドライバ等を有し、システムコントローラ14の制
御に基づいてディスク再生動作を行う部位とされる。
【0040】デコーダ16は、CD/SACD/DVD
としての各種ディスク90から再生されたオーディオデ
ータをデコードする。例えばDSPにより構成される。
またデコーダ16は、サブコードやアドレス等の情報を
抽出し、システムコントローラ14に供給する。
【0041】デコーダ16でデコードされたオーディオ
データは、IEEE1394インターフェイス17に入
力される。IEEE1394インターフェース17は、
入力されたオーディオデータについて、上述したような
IEEE1394のフォーマットに適合するパケット化
処理等を行い、IEEE1394バス3を介して外部機
器に対して送信出力する。
【0042】システムコントローラ14は、CPU、R
AM,ROM等を備えたマイクロコンピュータとされ、
マルチフォーマット対応送信機1の全体の動作の制御を
行う。特にディスクドライブ部11でのアクセス動作、
再生動作、デコーダ16でのデコード処理等の制御を行
う。システムコントローラ14の内部ROMには、この
マルチフォーマット対応送信機1の各種動作を実現する
ためのプログラム等が格納され、RAMには、システム
コントローラ14が各種処理を実行するのに必要なデー
タやプログラム等が適宜保持される。
【0043】なおディスク90の再生時には、ディスク
90に記録されている管理情報、例えばTOC等を読み
出す必要がある。システムコントローラ14はこの管理
情報に応じてディスク種別、ディスク90に収録された
トラック数、各トラックのアドレスなどを判別し、再生
動作制御を行うことになる。このためシステムコントロ
ーラ14はディスク90が装填された際にTOCが記録
されたディスクの最内周側(リードインエリア)の再生
動作を実行させることによって読み出し、前述のように
してTOC情報を抽出する。そして、このTOCを例え
ば内部のRAMなどに記憶させておき、以後そのディス
ク90に対する再生動作の際に参照できるようにしてい
る。
【0044】操作部12は、マルチフォーマット対応送
信機1のパネル等に配されている操作キー等とされ、ユ
ーザーが操作入力を行う部位とされる。或いは赤外線等
の受信部とされ、いわゆるリモートコマンダーからの操
作情報を受信する部位とされてもよい。操作部12から
のユーザーの操作情報はシステムコントローラ14に供
給される。システムコントローラ14では、入力される
操作情報に応答した所要の動作が得られるように、各種
制御処理を実行する。
【0045】また、システムコントローラ14は、例え
ば上記操作情報や、現在の動作状況等に応じた所要の内
容の表示が行われるように、表示部13に対する表示制
御を実行する。例えば表示部13にはディスクの総演奏
時間、再生や録音時の進行時間などの時間情報や、トラ
ックナンバ、ディスクネームやトラックネームなどのネ
ーム情報、動作状態、動作モードなどの各種の表示が行
なわれる。
【0046】システムコントローラ14に対しては、I
EEE1394コントローラ15が相互通信可能に接続
される。IEEE1394コントローラ15は、主にI
EEE1394インターフェース17に対する制御を行
い、IEEE1394バス3による通信動作を制御する
ものとなる。また、ここでは詳述しないが、IEEE1
394方式による伝送時の認証処理、暗号鍵の生成、ア
シンクロナスパケットによるコマンドやレスポンスの送
受信のための処理なども行う。
【0047】マルチフォーマット対応受信機2は、例え
ばマルチフォーマット対応送信機1から送信されてきた
オーディオデータをスピーカ部4において出力するため
の機器とされる。
【0048】マルチフォーマット対応受信機2におい
て、IEEE1394インターフェイス23は、IEE
E1394バス3を介して他の外部機器とデータの送受
信を行うために設けられる。IEEE1394インター
フェイス23では、IEEE1394バス3を介して受
信したパケットを復調し、復調したパケットに含まれる
データを抽出する。上記のようにマルチフォーマット対
応送信機1において、IEC60958フォーマット、
SACDフォーマット、DVDフォーマットの各種デー
タが再生できることに応じて、IEEE1394インタ
ーフェース23は、アイソクロナスパケットから、それ
ぞれIEC60958フォーマット、SACDフォーマ
ット、DVDフォーマットの各種データを抽出できる。
【0049】IEEE1394インターフェース23で
受信抽出されたオーディオデータは、信号処理部24に
供給される。信号処理部24は、例えばDSPにより構
成され、各種のオーディオ信号処理を行う。例えばデコ
ード、エラー訂正など信号フォーマットに関する処理を
行って各チャンネルのデータをリニアPCMオーディオ
データとし、またイコライジング等の音場処理などを行
う。信号処理部24で得られた複数チャンネルのデジタ
ルオーディオデータは、D/A変換器で各チャンネルの
アナログオーディオ信号に変換され、図示しないパワー
アンプ部で増幅処理されてスピーカ部4に供給される。
スピーカ部4は、例えば6チャンネルスピーカシステム
とされ、マルチチャンネルに対応した音声出力を行う。
【0050】システムコントローラ21は、例えばCP
U(Central Processing Unit)、ROM、RAM、フラ
ッシュメモリなどを備えて構成され、マルチフォーマッ
ト対応受信機2の全体についての各種動作制御を実行す
る。内部ROMには、このマルチフォーマット対応受信
機2における各種動作を実現するためのプログラム等が
格納され、内部RAMには、システムコントローラ21
が各種処理を実行するのに必要なデータなどが適宜保持
される。
【0051】操作部26は、マルチフォーマット対応受
信機2のパネル等に配されている操作キー等とされ、ユ
ーザーが操作入力を行う部位とされる。或いは赤外線等
の受信部とされ、いわゆるリモートコマンダーからの操
作情報を受信する部位とされてもよい。操作部26から
のユーザーの操作情報はシステムコントローラ21に供
給される。システムコントローラ21では、入力される
操作情報に応答した所要の動作が得られるように、各種
制御処理を実行する。また、システムコントローラ21
は、ユーザーに対する表示出力のための制御を行う。例
えば上記した操作情報や、現在の動作状況等に応じた所
要の内容の表示が行われるように、表示部27に対する
表示制御を実行する。
【0052】また、本例ではマルチフォーマット対応と
して、IEC60958フォーマット、SACDフォー
マット、DVDフォーマットに対応できる例としている
が、各フォーマットに対応するためには、受信されるデ
ータのフォーマットに応じて、IEEE1394インタ
ーフェース23及び信号処理部24における受信設定が
切り換えられなければならない。システムコントローラ
21は、IEEE1394コントローラ22が受信デー
タのフォーマット判別を行うことに応じて、信号処理部
24における受信設定の切換のための各種パラメータ切
換制御を行うようにしている。また、受信データのフォ
ーマットが判別できていない期間などでは、スピーカ部
4等に出力する音声信号として異音が発生しないように
信号処理部24でミュート処理を行うようにしている
が、このミュート処理の実行及びミュート解除の制御も
システムコントローラ21が行うようにしている。
【0053】システムコントローラ21に対しては、I
EEE1394コントローラ22が相互通信可能に接続
される。IEEE1394コントローラ22は、主にI
EEE1394インターフェース23に対する制御を行
い、IEEE1394バス3による通信動作を制御する
ものとなる。また、ここでは詳述しないが、IEEE1
394方式による伝送時の認証処理、暗号鍵の生成、ア
シンクロナスパケットによるコマンドやレスポンスの送
受信のための処理なども行う。
【0054】さらには、マルチフォーマット対応受信機
2として各種フォーマットのデータが受信されることに
応じて、受信時のデータフォーマット判別及び受信設定
制御も行う。上述したようにIEC60958フォーマ
ット、SACDフォーマット、DVDフォーマットとし
てのオーディオストリームデータは、AM824規格の
パケットデータとして伝送されるが、図3で説明したよ
うにオーディオラベル、サブラベルの情報を確認するこ
とで、ストリームデータの信号形式が判別できる。オー
ディオラベル、サブラベルの情報は、IEEE1394
インターフェース23でのパケットデコード処理に応じ
て、その内部レジスタ(CFR:Configrati
on Register)に取り込まれるが、IEEE
1394コントローラ22は、この内部レジスタCRF
を読み込むことにより、ストリームデータの変化や、そ
のフォーマットの変化、更には新たなフォーマット種別
の判別等を行うことができる。そしてIEEE1394
コントローラ22は、受信データについて、ストリーム
変化を判別した後、新たなデータフォーマットの判別を
確定したら、IEEE1394インターフェース23に
対して受信設定を切り換えるように制御する。また、フ
ォーマット変化に応じてシステムコントローラ21に通
知を出し、上述のように信号処理部24における受信設
定の切換も実行させる。
【0055】3.ストリームデータの信号形式変化の対
応処理マルチフォーマット対応受信機2では、IEEE
1394インターフェース23で受信されるストリーム
データの信号形式の変化があった際に、それに迅速に対
応してIEEE1394インターフェース23及び信号
処理部24の受信設定の切換を実行できるようにしてい
る。この動作を図6に模式的に示すが、まず、図6の動
作を実現するためのIEEE1394コントローラ22
による処理を図7のフローチャートで説明する。
【0056】ステップF101では受信されているデー
タストリームに変化があったかを検出している。ここで
いうストリーム変化とは、例えば図3(a)〜(f)に
示した各形式の変化である。つまりIEC60958フ
ォーマット、SACDフォーマット、DVDフォーマッ
トのそれぞれの変化だけでなく、アンシラリノーデータ
の状態への変化も検出対象として含む。(上述したよう
に、実データの前後にはアンシラリノーデータのストリ
ームが付加される。)IEEE1394コントローラ2
2は、ストリーム変化については、ラベル、サブラベル
の変化により検出できる。
【0057】ステップF101でストリーム変化を検知
した場合、ステップF102に進んで、信号処理部24
をミュートオンとする。即ちシステムコントローラ21
に指示して信号処理部24のミュート処理を実行させ
る。
【0058】ステップF103では、変化した新たなス
トリームがアンシラリノーデータのストリームであるか
否かを判断する。アンシラリノーデータであった場合は
ステップF104に進み、フォーマットの変化があった
か否かを判断する。ここでフォーマットの変化もあった
ことが判別されたら、ステップF105で信号処理部2
4の受信設定を切り換えるように制御する。即ちシステ
ムコントローラ21に指示して新たなフォーマットに対
応する状態に信号処理部24の受信設定を切り換えさせ
る。またステップF106で信号処理部24のミュート
を解除させる。
【0059】ステップF103で、変化した新たなスト
リームがアンシラリノーデータではないと判断された場
合は、ステップF107でIEEE1394インターフ
ェース23の受信設定を行う。つまり例えば図3(a)
(c)(e)のような実データのストリームであった場
合に、その実データのフォーマットに応じてIEEE1
394インターフェース23の受信設定を切り換える制
御を行う。次にステップF108では、今回のストリー
ムチェンジによって、信号処理部24の受信設定を切り
換える必要があるか否かを判断し、必要があればステッ
プF105に進むが、必要がなければステップF106
でミュート解除を指示する。
【0060】このような図7の処理によって実現される
動作を図6により説明する。図6は、マルチフォーマッ
ト対応受信機2で受信されるストリームデータの状態に
応じた、IEEE1394コントローラ22、IEEE
1394インターフェース23、信号処理部24の動作
を示すものである。なお、図中最下段は、信号処理部2
4で処理された出力がスピーカ部4から音声として出力
される場合の、その再生内容を示している。
【0061】上述もしたように、IEEE1394バス
での伝送の際には、オーディオデータ等の実データスト
リームの前後に無効データストリーム(アンシラリノー
データ)が配された状態で伝送されるようにしている。
図6においては、受信データとしてまず時点t1までI
EC60958データが受信されていることが示されて
いる。このIEC60958データの前後には、例えば
10msec程度の時間長となるアンシラリノーデータが配
されて伝送されるため、図の時点t1〜t2のアンシラ
リノーデータは、実データとしてのIEC60958デ
ータの後端に付加された無効データである。このアンシ
ラリノーデータはIEC60958フォーマットとされ
ている。つまり時点t1では図3(a)のデータブロッ
クによるストリームが図3(b)のデータブロックによ
るストリームに変化したものとなっている。
【0062】また、時点t3以降はSACDデータが受
信されていることが示されているが、実データとしての
SACDデータの前後には無効データとしアンシラリノ
ーデータが付加される。従って図6の時点t2〜t3の
アンシラリノーデータは、SACDデータの前に付加さ
れたSACDフォーマットのアンシラリノーデータであ
る。つまり時点t3では図3(f)のデータブロックに
よるストリームが図3(e)のデータブロックによるス
トリームに変化したものとなっている。また時点t2
は、図3(b)のIEC60958フォーマットのアン
シラリノーデータから、図3(f)のSACDフォーマ
ットのアンシラリノーデータに変化しているものとな
る。
【0063】以下、各時点毎に動作を説明する。各動作
に対応する上記図7の処理をステップ番号で付す。まず
時点t1についての動作を述べる。時点t1では、IE
EE1394コントローラ22は、IEC60958フ
ォーマットのオーディオデータからIEC60958フ
ォーマットのアンシラリノーデータへの変化を検知する
(F101→F102)。この場合、まず信号処理部2
4に対してミュート制御を行う(F102)。その直後
の時点t11では、ストリームチェンジの際に新たなス
トリームから次の実データストリームのフォーマットを
予測する動作を示している。この場合、ストリームチェ
ンジによる新たなストリームはアンシラリノーデータで
あるが、フォーマットの変化はない。これはフォーマッ
トチェンジが予測されないことを意味し、従って特に受
信設定の変更制御は行わないことになる(F103→F
104→F101)。
【0064】時点t2で再びストリームチェンジが検出
される(F101→F102)。この場合も、信号処理
部24に対してミュート制御を行う(F102)。また
新たなストリームは直前のストリームと同じアンシラリ
ノーデータであるが、この場合IEC60958フォー
マットからSACDフォーマットに変化している。これ
は次の実データストリームのフォーマットがSACDフ
ォーマットとなることを予測させるものであるため、時
点t21に示すように、信号処理部24の受信設定をS
ACDフォーマット対応に切り換える制御を行う(F1
03→F104→F105)。そしてこれにより信号処
理部24ではパラメータ変更等の処理が行われる。時点
t22において信号処理部24での受信設定切換の完了
を検知したら、IEEE1394コントローラ22は時
点t23で、信号処理部24のミュートを解除する制御
を行う(F106)。ただし、アンシラリノーデータで
あるため、ミュート解除しても実際の音声出力はない。
【0065】時点t3でも、IEEE1394コントロ
ーラ22はストリームチェンジを検出する(F101→
F102)。この場合も、信号処理部24に対してミュ
ート制御を行う(F102)。また新たなストリームは
直前のアンシラリノーデータと同じSACDフォーマッ
トのオーディオデータである。この場合、時点t31で
SACDフォーマットとしての実データが確認されたこ
とにより、IEEE1394インターフェース23の受
信設定をSACDフォーマット対応に切り換える制御を
行う(F103→F107)。また、この場合、信号処
理部24では既にSACDフォーマット対応に切り換え
られているため、切り換え制御は不要であるため、その
ままミュート解除制御を行うことになる(F107→F
108→F106)。ここにおいて、スピーカ部4から
はSACDとしてのディスク90から再生された音声が
出力されることになる。
【0066】以上の動作からわかるように、本例の場
合、まずフォーマット変化が検知されたアンシラリノー
データの伝送期間に、次の実データのフォーマットを予
測して、予め信号処理部24の受信設定を切り換えるよ
うにしている。そして実際に実データの受信が開始され
て実データのフォーマットが確認されたら、IEEE1
394インターフェース23の受信設定を切り換える。
この動作によって、実データの受信が開始された時点後
に信号処理部24での受信設定切換は不要となり、実際
にSACDのストリームデータが受信されてから、スピ
ーカ出力が行われるまでの時間は、図6にTc時間とし
て示すように非常に短くできる。特に図8と比較するこ
とで、Tc時間の時短化がわかる。そしてこのように比
較的時間のかかる信号処理部24での受信設定切換を予
測的に実行しておくことでTc時間の時短化を実現する
ことで、実際上、再生出力される音楽等の頭切れなど
は、殆どなくすことができるものとなる。
【0067】以上、実施の形態を説明してきたが、本発
明はさらに多様な構成例が考えられる。例えばマルチフ
ォーマット対応受信機2は、受信されたオーディオデー
タをスピーカ部4から出力する構成としたが、例えば記
録媒体に対する記録部を備え、受信したデータを記録媒
体に記録するような機器としてもよい。また、フォーマ
ット(信号形式)の例としてIEC60958フォーマ
ット、SACDフォーマット、DVDフォーマットの3
つを挙げたが、もちろんこれ以外のフォーマットにおけ
る信号伝送に対応する機器としても本発明は適用でき
る。
【0068】
【発明の効果】以上の説明からわかるように本発明によ
れば、無効データストリーム(アンシラリノーデータ)
へのストリーム変化が検出されることに応じて、信号処
理手段を、当該無効データストリームの信号形式に対応
する設定に制御する。即ち、次にくるであろう実データ
の信号形式に予測的に切り換えるようにしている。そし
て、実際に実データストリームへのストリーム変化が検
出されたら、受信手段をその実データストリームの信号
形式に対応する設定に切り換える。このようにすること
で、比較的時間を要する信号処理手段の設定変更がアン
シラリノーデータ期間に予測的に実行されるため、実デ
ータストリームへのストリーム変化があった後は受信手
段の設定変更だけでよく、受信装置内での信号形式の変
更に対する対応のための時間を最小限とすることができ
る。これによって、例えば受信装置が受信したオーディ
オストリームデータをスピーカ等により出力する機器で
ある場合、音声の頭切れなどが発生することを極力防止
でき、機器の性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394による伝送フォーマットの説
明図である。
【図2】IEEE1394のアイソクロナスパケットの
説明図である。
【図3】IEEE1394のアイソクロナスパケットの
データ部の説明図である。
【図4】パケットデータのラベルの説明図である。
【図5】本発明の実施の形態のマルチフォーマット対応
送信機及びマルチフォーマット対応受信機のブロック図
である。
【図6】実施の形態のマルチフォーマット対応受信機の
信号形式変化の対応処理の説明図である。
【図7】実施の形態のマルチフォーマット対応受信機の
信号形式変化の対応処理のフローチャートである。
【図8】従来のの信号形式変化の対応処理の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 マルチフォーマット対応送信機、2 マルチフォー
マット対応受信機、3IEEE1394バス、4 スピ
ーカ部、21 システムコントローラ、22IEEE1
394コントローラ、23 IEEE1394インター
フェース、24 信号処理部、25 D/A変換器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の所定の信号形式のストリームデー
    タが所定のパケット形式に変換されて伝送されるととも
    に、各信号形式の実データストリームは、その前後に無
    効データストリームが配された状態で伝送されるように
    された伝送信号を受信する受信手段と、 上記受信手段にて受信された伝送信号について、その信
    号形式のストリームデータに対応した信号処理を行なっ
    て信号を出力する信号処理手段と、 上記受信手段で受信された伝送信号について、無効デー
    タストリームへのストリーム変化が検出されることに応
    じて、上記信号処理手段の受信設定を、当該無効データ
    ストリームの信号形式に対応する設定に制御次に
    実データストリームへのストリーム変化が検出された時
    、実データストリームの信号形式が確認された場合
    上記受信手段を当該実データストリームの信号形式に対
    応する設定に制御するとともに、上記信号処理手段のミ
    ュート解除制御を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 複数の所定の信号形式のストリームデー
    タが所定のパケット形式に変換されて伝送されるととも
    に、各信号形式の実データストリームは、その前後に無
    効データストリームが配された状態で伝送される伝送信
    号を受信し、受信した伝送信号について、その信号形式
    のストリームデータに対応した信号処理を行なって信号
    を出力するとともに、 受信された伝送信号について、無効データストリームへ
    のストリーム変化が検出されることに応じて、上記信号
    処理の受信設定を、当該無効データストリームの信号形
    式に対応する設定に制御し、次に 、受信された伝送信号について、実データストリー
    ムへのストリーム変化が検出され、実データストリーム
    の信号形式が確認された場合、受信動作の設定を当該実
    データストリームの信号形式に対応する設定に制御する
    とともに、信号処理におけるミュート解除制御を行う
    とを特徴とする受信方法。
JP2002075979A 2002-03-19 2002-03-19 受信装置、受信方法 Expired - Fee Related JP3491632B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075979A JP3491632B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 受信装置、受信方法
PCT/JP2003/003111 WO2003079640A1 (fr) 2002-03-19 2003-03-14 Appareil et procede de reception
EP03712707A EP1487177B1 (en) 2002-03-19 2003-03-14 Reception apparatus and reception method
US10/477,887 US7366162B2 (en) 2002-03-19 2003-03-14 Reception apparatus and reception method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075979A JP3491632B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 受信装置、受信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003272301A JP2003272301A (ja) 2003-09-26
JP3491632B2 true JP3491632B2 (ja) 2004-01-26

Family

ID=28035398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002075979A Expired - Fee Related JP3491632B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 受信装置、受信方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7366162B2 (ja)
EP (1) EP1487177B1 (ja)
JP (1) JP3491632B2 (ja)
WO (1) WO2003079640A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4341481B2 (ja) * 2004-06-18 2009-10-07 船井電機株式会社 ディスク再生装置
JP2007158908A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Kenwood Corp コンテンツデータ送信装置、コンテンツ再生システムおよびコンテンツデータ送信方法
JP2007194845A (ja) 2006-01-18 2007-08-02 Sony Corp コンテンツ再生システム及びコンテンツ再生方法
JP5369347B2 (ja) * 2007-01-30 2013-12-18 シャープ株式会社 ファイル受信端末
JP6597472B2 (ja) * 2016-05-11 2019-10-30 株式会社バッファロー 記憶装置、再生処理装置、記憶装置における動作制御方法及びプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1087557A3 (en) * 1999-09-22 2005-01-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus for transmitting digital audio data and receiving apparatus for receiving the digital audio data
JP3684986B2 (ja) * 2000-03-07 2005-08-17 松下電器産業株式会社 オーディオ受信装置
JP3603875B2 (ja) * 2001-04-25 2004-12-22 ソニー株式会社 データ通信装置およびデータ通信方法
JP3873821B2 (ja) * 2001-06-19 2007-01-31 ソニー株式会社 信号再生装置および信号再生方法
JP3719180B2 (ja) * 2001-09-27 2005-11-24 ソニー株式会社 通信方法、通信システム及び出力機器

Also Published As

Publication number Publication date
EP1487177A1 (en) 2004-12-15
US20050041672A1 (en) 2005-02-24
EP1487177B1 (en) 2011-11-16
JP2003272301A (ja) 2003-09-26
WO2003079640A1 (fr) 2003-09-25
EP1487177A4 (en) 2009-07-22
US7366162B2 (en) 2008-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6904403B1 (en) Audio transmitting apparatus and audio receiving apparatus
US20020114359A1 (en) Transmission system
JP3697967B2 (ja) オーディオ送信装置及びオーディオ受信装置
JP2002202787A (ja) コンテンツデータ、記録媒体、データ記録方法および装置、データ送信方法および装置、データ出力方法および装置、データ再生方法および装置、データ受信方法および装置
JP3529665B2 (ja) 情報変換方法及び情報変換装置並びに情報再生装置
JP3684986B2 (ja) オーディオ受信装置
KR101088102B1 (ko) 전자기기와 인증 사용정보 갱신방법
JP3873821B2 (ja) 信号再生装置および信号再生方法
JP3491632B2 (ja) 受信装置、受信方法
EP1047212B1 (en) Apparatus and method for audio data/audio-related information transfer
JP3695346B2 (ja) データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法、伝送システム
JP4419899B2 (ja) オーディオ送信装置
JP4119083B2 (ja) Pcmオーディオ信号再生装置
US20090235039A1 (en) Digital Data Reproducing Apparatus
KR101165316B1 (ko) 수신장치 및 수신방법
JP2003289304A (ja) 信号処理装置、信号処理方法
JP4151720B2 (ja) 信号再生装置および信号再生方法
KR100775705B1 (ko) 송수신 시스템, 송신 장치, 수신 장치 및 송수신 방법
JP2000132910A (ja) 情報記録再生装置および方法、並びに提供媒体
JP2000311438A (ja) ディジタル信号記録再生装置
JP2006196095A (ja) 光ディスク再生装置
JP2002328683A (ja) データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法、伝送システム
JP2003259246A (ja) オーディオ再生装置
JP2005130388A (ja) オーディオ信号再生装置
JP2004362662A (ja) データ処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071114

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131114

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees