JP3491518B2 - ワイパ作動制御装置 - Google Patents

ワイパ作動制御装置

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JP3491518B2
JP3491518B2 JP10138198A JP10138198A JP3491518B2 JP 3491518 B2 JP3491518 B2 JP 3491518B2 JP 10138198 A JP10138198 A JP 10138198A JP 10138198 A JP10138198 A JP 10138198A JP 3491518 B2 JP3491518 B2 JP 3491518B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウィンドガラス上
をワイパブレードで間欠的に払拭するようにワイパブレ
ードの作動を制御するワイパ作動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のワイパ制御では、比較的降雨量が
少ないときには、ワイパブレードの払拭頻度を低減すべ
く所定の位置で所定時間ワイパブレードの払拭作業を停
止させる間欠作動制御が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような間欠動作に
おいては、ワイパブレードを一般的に低速で作動させる
ため、ワイパブレードの作動を停止している間欠休止中
にウィンドガラスに付着した雨滴を払拭して視界を確保
するのに時間がかかるという問題がある。
【0004】この問題を避けるために、間欠動作におい
て、ワイパブレードを高速で動作させた場合、ワイパブ
レードが停止位置へ戻るときに、払拭中にワイパブレー
ドに付着した雨滴がウインドガラスへ飛散してしまい、
視界があまり良くならないことがあった。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的は、間欠休止中にウィンドガラスに付着した雨
滴を迅速に払拭して視界を確保することができるワイパ
作動制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、ウィンドガラス上をワイ
パブレードで払拭するようにワイパブレードの作動を制
御するワイパ作動制御装置であって、前記ワイパブレー
がウィンドガラス上を払拭するようにワイパブレード
を作動させるモータと、前記ワイパブレードのウィンド
ガラス上の所定の起点位置および反転位置を検出する位
置検出手段と、前記ワイパブレードを前記起点位置から
反転位置に向けて高速に移動させるべく前記モータを駆
動し、ワイパブレードが反転位置に到達したことを前記
位置検出手段が検出した場合、ワイパブレードを該反転
位置から起点位置に向けて低速で作動させるように前記
モータを駆動するモータ駆動手段とを有することを要旨
とする。
【0007】また、請求項2記載の本発明は、ウィンド
ガラス上をワイパブレードで間欠的に払拭するようにワ
イパブレードの作動を制御するワイパ作動制御装置であ
って、前記ワイパブレードがウィンドガラス上を払拭す
るようにワイパブレードを作動させるモータと、ワイパ
ブレードのウィンドガラス上の所定の起点位置および反
転位置を検出する位置検出手段と、前記ワイパブレード
を前記起点位置から反転位置に向けて高速に作動させる
べく前記モータを駆動し、ワイパブレードが反転位置に
到達したことを前記位置検出手段が検出した場合、ワイ
パブレードを該反転位置から起点位置に向けて低速で作
動させるように前記モータを駆動するモータ駆動手段
と、ワイパブレードが前記反転位置から作動して起点位
置に到達したことを前記位置検出手段が検出した場合、
ワイパブレードの作動を所定時間停止するタイマ手段と
を有することを要旨とする。
【0008】 更に、請求項3記載の本発明は、請求項
1または請求項2記載の本発明において、前記位置検出
手段が、前記ワイパブレードが前記起点位置から反転位
置に向かって作動している場合において、ワイパブレー
ドが反転位置の手前に到達したことを検出する手前検出
手段を有し、前記ワイパブレードが前記手前に到達した
ことを前記位置検出手段が検出した場合、前記モータを
高速動作から低速動作に切り替えるように制御するモー
タ速度切り替え制御手段を有することを要旨とする。
【0009】更にまた、請求項4記載の本発明は、請求
項2記載の本発明において、前記タイマ手段は、前記位
置検出手段によりワイパブレードが反転位置に到達した
ことを検出した場合にも、ワイパブレードの作動を所定
時間停止させることを要旨とする。
【0010】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、ワイパ
ブレードを起点位置から反転位置に向かって作動させる
場合には、ワイパブレードを高速に作動させ、反転位置
から起点位置に向かって作動させる場合には、ワイパブ
レードを低速に作動させるので、起点位置から反転位置
への作動ではウィンドガラスの雨滴を迅速に払拭して良
好な視界をすぐに確保し得るとともに、反転位置から起
点位置への作動ではワイパブレードに付着した雨滴を飛
散させることがなく、視界を常に良好に確保することが
できる。
【0011】また、請求項2記載の本発明によれば、ワ
イパブレードを起点位置から反転位置に向けては高速に
作動させ、ワイパブレードを反転位置から起点位置に向
けて低速で作動させ、ワイパブレードが起点位置に到達
した場合、ワイパブレードの作動を所定時間停止するの
で、起点位置から反転位置への作動ではワイパブレード
の間欠休止時間の間にウィンドガラスに付着した雨滴を
迅速に払拭して良好な視界をすぐに確保することがで
き、反転位置から起点位置への作動では雨滴を飛散させ
ることがなく、常に良好な視界を確保することができ
る。
【0012】更に、請求項3記載の本発明によれば、ワ
イパブレードが反転位置の手前に到達した場合、モータ
を高速動作から低速動作に切り替えるように制御するの
で、モータを高速動作から低速動作に円滑かつ容易に切
り替えることができる。
【0013】更にまた、請求項4記載の本発明によれ
ば、ワイパブレードが反転位置に到達した場合にも、ワ
イパブレードの作動を所定時間停止させるので、ワイパ
ブレードが反転位置に停止している間、視界を良好に確
保することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態に係わるワイ
パ作動制御装置の構成を示す回路図である。同図に示す
ワイパ作動制御装置は、ワイパブレードが車両のウィン
ドガラス上に付着した雨滴を払拭するようにワイパブレ
ードを作動させるワイパモータ1を有し、該ワイパモー
タ1はワイパコントローラ3によって制御されている。
また、このワイパコントローラ3にはウィンドガラスを
払拭するワイパブレードの位置、特にブレード停止位置
およびブレード反転位置を検出する例えばホール素子等
からなるブレード位置検出部7からの位置検出信号が供
給されるようになっている。
【0016】本ワイパ作動制御装置は、ワイパブレード
を作動または停止させるためのワイパスイッチ5を有
し、このワイパスイッチ5からワイパブレードの動作を
停止させるワイパブレードオフ信号(OFF)、ワイパ
ブレードを間欠動作させるワイパブレード間欠動作信号
(INT)、ワイパブレードを低速動作させる低速動作
信号(LO)、ワイパブレードを高速動作させる高速動
作信号(HI)がワイパコントローラ3に入力されるよ
うになっている。
【0017】ワイパコントローラ3は、ワイパスイッチ
5からの上述した各種信号およびブレード位置検出部7
からの位置検出信号を入力され、これらの各入力信号に
対応した制御動作をワイパブレードに行わせる判断回路
9を有する。また、判断回路9は、ワイパブレードを間
欠動作させる場合の間欠休止時間を規定しているタイマ
25を有する。判断回路9は、低速・高速切替回路11
および間欠駆動回路13を介してそれぞれトランジスタ
15,21を駆動制御し、これらのトランジスタ15,
21でそれぞれ切替リレー17および間欠リレー19を
駆動し、これらのリレー17,19の接点を介してワイ
パモータ1を駆動制御するようになっている。
【0018】ブレード位置検出部7は、ワイパモータ1
によってワイパブレードがウィンドガラス上を払拭する
ように作動する場合においてワイパブレードがブレード
払拭エリアの下側の所定の起点位置であるブレード停止
位置およびほぼ上方のブレード反転位置に来た時の位置
を検出し、この検出した位置信号をそれぞれブレード停
止位置検出信号およびブレード反転位置検出信号として
ワイパコントローラ3の判断回路9に入力するようにな
っている。
【0019】ワイパコントローラ3の判断回路9は、ワ
イパスイッチ5からワイパブレード間欠動作信号(IN
T)を入力されると、低速・高速切替回路11および間
欠駆動回路13を介してそれぞれトランジスタ15,2
1を駆動し、これにより切替リレー17および間欠リレ
ー19を作動させて、それらの接点をオンさせ、すなわ
ち図示のように各リレーのトランスファ接点の中央の可
動接点を黒丸で示すブレーク接点から白丸で示すメーク
接点に接触させ、これによりワイパモータ1を間欠制御
するようになっている。
【0020】また、ワイパモータ1にはオートストップ
接点(AS)23が内蔵されている。このオートストッ
プ接点23は、ワイパブレードが前記ブレード停止位置
を離れて作動している場合には、図2のタイミングチャ
ートで後述するように中央の可動接点が白丸で示すメー
ク接点に接続されたオン状態にあり、これによりワイパ
モータ1の動作を自己保持するとともに、ワイパブレー
ドが前記ブレード停止位置に来た場合には、中央の可動
接点が黒丸で示すブレーク接点に接続されたオフ状態に
なるようになっている。このような動作を行うオートス
トップ接点23の目的は、ワイパブレードがウィンドガ
ラスの途中を作動している場合にワイパスイッチ5がオ
フ状態に操作された場合にも、該オートストップ接点2
3によりワイパモータ1の動作を継続的に自己保持さ
せ、これによりワイパブレードをブレード停止位置まで
移動させた後、ワイパモータ1の動作を停止させるため
のものである。
【0021】次に、以上のように構成されるワイパ作動
制御装置のワイパブレード高速動作時の作用について説
明する。
【0022】まず、ワイパスイッチ5がワイパブレード
高速動作位置(HI)に操作されて、ワイパブレード高
速動作信号(HI)がオンすると、ワイパスイッチ5の
ワイパブレード高速動作接点(HI)がアースに接続さ
れる。この結果、ワイパモータ1には電源29からワイ
パモータ1の電源端子P、ワイパモータ1の高速端子H
Iを介してアースに電流が流れ、ワイパモータ1は高速
に正転方向に作動し、これによりワイパブレードをブレ
ード停止位置からブレード反転位置に向けて高速で作動
させ、ウィンドガラスを払拭する。そして、ワイパブレ
ードがウィンドガラス上のブレード反転位置に到達する
と、ワイパブレードはウィンドガラス上をブレード反転
位置からブレード停止位置に向けて高速で作動する。
【0023】なお、上述したようにワイパスイッチ5が
ワイパブレード高速動作位置(HI)に操作されている
場合、ワイパコントローラ3の判断回路9の入力端子は
オープン状態になっているので、低速・高速切替回路1
1および間欠駆動回路13が非動作状態であり、それぞ
れトランジスタ15,21はオフ状態になり、これによ
り切替リレー17および間欠リレー19は非作動状態と
なる。
【0024】次に、以上のように構成されるワイパ作動
制御装置のワイパブレード低速動作時の作用について説
明する。
【0025】まず、ワイパスイッチ5がワイパブレード
低速動作位置(LO)に操作されて、ワイパブレード低
速動作信号(LO)がオンすると、ワイパスイッチ5の
ワイパブレード低速動作接点(LO)がアースに接続さ
れる。ワイパスイッチ5がワイパブレード低速動作位置
(LO)に操作されている場合、ワイパコントローラ3
の判断回路9の入力端子はオープン状態になっているの
で、低速・高速切替回路11および間欠駆動回路13が
非動作状態であり、それぞれトランジスタ15,21は
オフ状態になり、これにより切替リレー17および間欠
リレー19は非作動状態となる。
【0026】この結果、ワイパモータ1には電源29か
らワイパモータ1の電源端子P、ワイパモータ1の低速
端子LO、切替リレー17のオフ状態のブレーク接点、
間欠リレー19のオフ状態のブレーク接点、ワイパスイ
ッチ5のワイパブレード低速動作接点(LO)を介して
アースに電流が流れ、これによりワイパモータ1は低速
動作する。こうして、ワイパモータ1は低速に正転方向
に作動し、これによりワイパブレードをブレード停止位
置からブレード反転位置に向けて低速で作動させ、ウィ
ンドガラスを払拭する。そして、ワイパブレードがウィ
ンドガラス上のブレード反転位置に到達すると、ワイパ
ブレードはウィンドガラス上をブレード反転位置からブ
レード停止位置に向けて低速で作動する。
【0027】次に、以上のように構成されるワイパ作動
制御装置の間欠動作時の作用について図2に示すタイミ
ングチャートを参照して説明する。なお、ワイパブレー
ドは上述したオートストップ接点23の作用により通常
の停止状態においてはブレード停止位置にあるものとす
る。
【0028】まず、ワイパスイッチ5がワイパブレード
間欠動作位置(INT)に操作されて、ワイパブレード
間欠動作信号(INT)が図2(a)に示すようにオン
し、判断回路9に入力されると、判断回路9は図2
(b)に示すように低速・高速切替回路11を高速状態
に制御し、低速・高速切替回路11からトランジスタ1
5を介して切替リレー17を動作させ、その接点をオン
させる。また、判断回路9は、この動作よりほんの少し
遅れて、図2(c)に示すように間欠駆動信号を間欠駆
動回路13に供給し、間欠駆動回路13からトランジス
タ21を介して間欠リレー19を動作させ、この接点を
オンさせる。
【0029】このようにして、切替リレー17および間
欠リレー19の両接点がオンすると、ワイパモータ1に
は電源29からワイパモータ1の電源端子P、ワイパモ
ータ1、ワイパモータ1の高速端子HI、切替リレー1
7のオン状態のメーク接点、間欠リレー19のオン状態
のメーク接点を介してアースに電流が流れ、ワイパモー
タ1は高速動作する。この結果、ワイパブレードは、そ
のブレード停止位置からブレード反転位置に向けて高速
に作動して、ウィンドガラス上を払拭する。
【0030】上述したように、ワイパブレードがブレー
ド停止位置からブレード反転位置に向けて高速作動開始
すると、間もなく、オートストップ接点(AS)23が
図2(d)に示すようにオンする。オートストップ接点
23がオンすると、間もなく、図2(c)に示すように
間欠駆動回路13からの間欠駆動信号がオフとなり、間
欠リレー19の接点はオフ状態になる。間欠リレー19
の接点がオフ状態になると、ワイパモータ1には、電源
29からワイパモータ1の電源端子P、ワイパモータ
1、ワイパモータ1の高速端子HI、切替リレー17の
オン状態のメーク接点、間欠リレー19のオフ状態のブ
レーク接点、ワイパスイッチ5のワイパブレード間欠動
作接点(INT)、オートストップ接点23のオン状態
のメーク接点を介してアースに電流が流れ、オートスト
ップ接点23を介して自己保持動作を継続する。
【0031】このようにワイパモータ1が自己保持動作
を継続して、ウィンドガラス上をブレード停止位置から
ブレード反転位置に向けて作動しているワイパブレード
の位置を監視しているブレード位置検出手段7は、ワイ
パブレードがブレード反転位置に到達したことを検出す
ると、ブレード反転位置検出信号を判断回路9に対して
図2(e)に示すように供給する。
【0032】判断回路9は、ブレード位置検出部7から
ブレード反転位置検出信号を供給されると、図2(b)
に示すように低速・高速切替回路11を低速状態に制御
し、低速・高速切替回路11を介してトランジスタ15
をオフにし、これにより切替リレー17をオフにし、こ
の接点をオフにする。この結果、ワイパモータ1には電
源29からワイパモータ1の電源端子P、ワイパモータ
1、ワイパモータ1の低速端子LO、切替リレー17の
オフ状態のブレーク接点、間欠リレー19のオフ状態の
ブレーク接点、ワイパスイッチ5、オートストップ接点
23のオン状態のメーク接点を介してアースに電流が流
れ、これによりワイパモータ1は低速動作する。この結
果、ワイパブレードはウィンドガラス上をブレード反転
位置からブレード停止位置に向けて低速で作動する。こ
の低速動作状態はオートストップ接点23により自己保
持されている。
【0033】このようにワイパブレードがブレード反転
位置からブレード停止位置に向けて低速で作動し、ワイ
パブレードがブレード停止位置に到達すると、オートス
トップ接点23は図2(d)に示すようにオフ状態にな
り、これによりワイパモータ1は停止し、ワイパブレー
ドはブレード停止位置で停止する。
【0034】また、上述したように、ワイパブレードが
ブレード停止位置に到達したことをブレード位置検出手
段7が検出して、ブレード停止位置検出信号が判断回路
9に入力されると、判断回路9は、このブレード停止位
置検出信号に応答してタイマ25を駆動し、タイマ25
は所定の間欠休止時間の計数を開始する。そして、この
間欠休止時間の間、ワイパモータ1は停止しているとと
もに、またワイパブレードもブレード停止位置で停止し
ている。
【0035】タイマ25が所定の間欠休止時間の計数を
完了すると、タイマ25からの間欠休止時間終了信号に
より、判断回路9は、上述したと同様に、低速・高速切
替回路11を図2(b)に示すように高速状態に制御
し、低速・高速切替回路11からトランジスタ15を介
して切替リレー17を動作させ、更に間欠駆動信号を図
2(c)に示すように間欠駆動回路13に供給し、間欠
駆動回路13からトランジスタ21を介して間欠リレー
19を動作させ、これにより上述したと同様に、ワイパ
モータ1を高速動作させ、ワイパブレードをブレード停
止位置からブレード反転位置に向けて高速に作動して、
ウィンドガラス上を払拭する。
【0036】以下、上述したと同様に、ワイパブレード
がブレード停止位置からブレード反転位置に向かう場合
には、ワイパブレードを高速に作動させ、またワイパブ
レードがブレード反転位置からブレード停止位置に向か
う場合には、ワイパブレードを低速に動作させる。そし
て、ワイパスイッチ5が図2(a)に示すようにワイパ
ブレード間欠動作接点(INT)のオン状態からオフ状
態に戻され、ワイパブレードがブレード停止位置に来
て、オートストップ接点23がオフになると、ワイパモ
ータ1は停止し、ワイパブレードの動作を停止する。
【0037】以上の動作において、ワイパブレードは、
ブレード停止位置からブレード反転位置に向かう場合に
は、高速に作動するため、ワイパブレードの間欠休止時
間においてウィンドガラスに付着した雨滴を迅速に払拭
して良好な視界をすぐに確保することができるととも
に、ワイパブレードがブレード反転位置からブレード停
止位置に向かう場合には、ワイパブレードが低速で作動
させるため、ワイパブレードに付着した雨滴を飛散させ
ることはない。
【0038】本実施形態においては、ワイパブレードが
ブレード反転位置に到達したことをブレード位置検出手
段7が検出してから、ワイパモータ1を高速動作から低
速動作に切り替えているが、この代わりにブレード位置
検出手段7によりワイパブレードがブレード反転位置の
少し手前に到達したことを検出し、この検出信号により
ワイパブレードがブレード反転位置の少し手前に到達し
た時点でワイパモータ1を高速動作から低速動作に切り
替えるように制御してもよく、このように制御すること
によりワイパモータを高速動作から低速動作に円滑かつ
容易に切り替えるようにすることができる。
【0039】なお、本実施形態では、ワイパモータ1は
高速動作と低速動作のみを行うことにより、ワイパブレ
ードはウィンドガラス上を往復動作するように説明した
が、このワイパブレードの往復動作は図示しない例えば
歯車機構等により実現されているものである。
【0040】次に、図3を参照して、本発明の他の実施
形態に係わるワイパ作動制御装置について説明する。同
図に示すワイパ作動制御装置は、図1に示した実施形態
と同じワイパモータ1を有するが、このワイパモータ1
に印加する電圧の極性を変えることによりワイパモータ
1を正転および逆転させ、ワイパブレードがブレード停
止位置からブレード反転位置に向かう高速動作ではワイ
パモータ1を正転させ、またワイパブレードがブレード
反転位置からブレード停止位置に向かう低速動作ではワ
イパモータ1を逆転させるように制御している点が図1
の実施形態と大きく異なるものである。また、本ワイパ
作動制御装置は、ワイパモータ1に加えて、ブレード位
置検出手段7およびタイマ25も図1の実施形態に使用
されているものと同じ構成作用のものを使用している。
【0041】本ワイパ作動制御装置は、ワイパモータ1
を制御するワイパコントローラ30を有し、このワイパ
コントローラ30はタイマ25を内蔵した判断回路3
9、駆動回路41、低速・高速切替回路43、トランジ
スタ45、トランジスタ53、モータ正転駆動用リレー
47、切替リレー49、モータ逆転駆動用リレー51か
ら構成されている。また、ワイパコントローラ30には
ワイパブレードを作動または停止させるための図1のワ
イパスイッチ5と同様な機能を有するが内部の接続が異
なるワイパスイッチ35が接続され、このワイパスイッ
チ35からワイパブレードの動作を停止させるワイパブ
レードオフ信号(OFF)、ワイパブレードを間欠動作
させるワイパブレード間欠動作信号(INT)、ワイパ
ブレードを低速動作させる低速動作信号(LO)、ワイ
パブレードを高速動作させる高速動作信号(HI)がワ
イパコントローラ30に入力されるようになっている。
【0042】次に、図4に示すタイミングチャートを参
照して、以上のように構成されるワイパ作動制御装置の
作用について説明する。
【0043】まず、ワイパスイッチ35がワイパブレー
ド間欠動作位置(INT)に操作されて、ワイパブレー
ド間欠動作信号(INT)が図4(a)に示すようにオ
ンし、ワイパコントローラ30の判断回路39に入力さ
れると、判断回路39は図4(b)に示すように低速・
高速切替回路43を高速動作状態に制御し、低速・高速
切替回路43からトランジスタ53を介して切替リレー
49を動作させ、その接点をオンさせる。それから、続
いて、判断回路39は駆動回路41を制御して、トラン
ジスタ45を介してモータ正転駆動用リレー47を図4
(c)に示すように動作させ、その接点もオンさせる。
この結果、ワイパモータ1には電源29からモータ正転
駆動用リレー47のオン接点、ワイパモータ1の電源端
子P、ワイパモータ1、その高速端子HI、切替リレー
49のオン接点、モータ逆転駆動用リレー51のオフ接
点を介してアースに電流が流れ、ワイパモータ1は高速
に正転方向に作動し、これによりワイパブレードをブレ
ード停止位置からブレード反転位置に向けて作動させ、
ウィンドガラスを払拭する。
【0044】ワイパモータ1が高速正転動作して、ワイ
パブレードがブレード停止位置からブレード反転位置に
向かって高速に作動し、これによりワイパブレードがブ
レード反転位置に到達すると、ブレード位置検出部7が
これを検出し、ブレード反転位置検出信号を判断回路3
9に供給する。判断回路39は、図4(b)に示すよう
に低速・高速切替回路43を低速状態に制御して、切替
リレー49をオフさせるとともに、図4(c)に示すよ
うに駆動回路41を介してモータ正転駆動用リレー47
をオフにする。それから、判断回路39は更に駆動回路
41を介してモータ逆転駆動用リレー51をオンする。
この結果、ワイパモータ1に電源29からモータ逆転駆
動用リレー51のオン接点、切替リレー49のオフ接
点、ワイパモータ1の低速端子LO、ワイパモータ1、
その電源端子P、モータ正転駆動用リレー47のオフ接
点を介してアースに電流が流れ、ワイパモータ1を低速
で逆転方向に作動させ、これによりワイパブレードはブ
レード反転位置からブレード停止位置に向かって低速で
作動し、ウィンドガラスを低速で払拭する。
【0045】ワイパブレードがブレード停止位置に到達
すると、ブレード位置検出部7により検出され、ブレー
ド位置検出部7からブレード停止位置検出信号が判断回
路39に入力される。判断回路39は、該ブレード停止
位置検出信号に応答して駆動回路41を介してモータ逆
転駆動用リレー51をオフし、これによりワイパモータ
1の動作およびワイパブレードの払拭動作を停止させる
とともに、タイマ25を駆動し、所定の間欠休止時間の
計数を開始させる。この間欠休止時間の間、ワイパモー
タ1およびワイパブレードは停止し、この間欠休止時間
が経過すると、タイマ25からの間欠休止時間終了信号
により、判断回路39は、上述したと同様に、低速・高
速切替回路43および駆動回路41を介して切替リレー
49およびモータ正転駆動用リレー47をオン状態に作
動させ、これにより上述したと同様にワイパモータ1を
高速に正転方向に作動させ、ワイパブレードをブレード
停止位置からブレード反転位置に向けて高速に作動させ
てウィンドガラス上を払拭する。
【0046】以下、上述したと同様に、ワイパモータ1
が高速に正転方向に作動して、ワイパブレードがブレー
ド停止位置からブレード反転位置に向かう場合には、ワ
イパブレードを高速に作動させ、またワイパモータ1が
低速に逆転方向に作動して、ワイパブレードがブレード
反転位置からブレード停止位置に向かう場合には、ワイ
パブレードを低速に動作させる。そして、ワイパスイッ
チ35が図4(a)に示すようにワイパブレード間欠動
作接点(INT)のオン状態からオフ状態に戻され、ワ
イパブレードがブレード停止位置に来ると、ワイパモー
タ1は停止し、ワイパブレードの動作を停止する。な
お、この場合、ワイパブレードがウィンドガラスの途中
にある状態においてワイパスイッチ35がオフされたと
しても、図示しないが、ワイパモータ1に内蔵されてい
る前記オートストップ接点(AS)またはオートストッ
プ接点と同様な機能を有する位置接点によりワイパブレ
ードがブレード停止位置に到達してからワイパモータ1
に対する電源が切れて停止するようになっている。
【0047】以上説明したように、ワイパブレードは、
ブレード停止位置からブレード反転位置に向かう場合に
は、高速に作動するため、ワイパブレードの間欠休止時
間においてウィンドガラスに付着した雨滴を迅速に払拭
して良好な視界をすぐに確保することができるととも
に、ワイパブレードがブレード反転位置からブレード停
止位置に向かう場合には、ワイパブレードが低速で作動
させるため、ワイパブレードに付着した雨滴を飛散させ
ることはない。また、本実施形態では、ワイパモータ1
を回路的に正転および逆転させるように制御しているの
で、このような作動を機械的に行う機構が不要となり、
経済化を図ることができる。
【0048】なお、ワイパブレードが反転位置に到達し
た場合にも、ワイパブレードの作動を所定時間停止させ
るようにタイマ25に所定の休止時間の計数を開始して
もよく、この休止時間の間、ワイパモータ1は停止して
いるとともに、またワイパブレードもブレード反転位置
で停止しているので、ワイパブレードが反転位置に停止
している間、視界を良好に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるワイパ作動制御装
置の構成を示す回路図である。
【図2】図1に示すワイパ作動制御装置の作用を示すタ
イミングチャートである。
【図3】本発明の他の実施形態に係わるワイパ作動制御
装置の構成を示す回路図である。
【図4】図3に示すワイパ作動制御装置の作用を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1 ワイパモータ 3 ワイパコントローラ 5 ワイパスイッチ 7 ブレード位置検出部 9 判断回路 11 低速・高速切替回路 13 間欠駆動回路 17 切替リレー 19 間欠リレー 25 タイマ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウィンドガラス上をワイパブレードで払
    拭するようにワイパブレードの作動を制御するワイパ作
    動制御装置であって、 前記ワイパブレードがウィンドガラス上を払拭するよう
    にワイパブレードを作動させるモータと、 前記ワイパブレードのウィンドガラス上の所定の起点位
    置および反転位置を検出する位置検出手段と、 前記ワイパブレードを前記起点位置から反転位置に向け
    て高速に移動させるべく前記モータを駆動し、ワイパブ
    レードが反転位置に到達したことを前記位置検出手段が
    検出した場合、ワイパブレードを該反転位置から起点位
    置に向けて低速で作動させるように前記モータを駆動す
    るモータ駆動手段と を有することを特徴とするワイパ作
    動制御装置。
  2. 【請求項2】 ウィンドガラス上をワイパブレードで間
    欠的に払拭するようにワイパブレードの作動を制御する
    ワイパ作動制御装置であって、 前記ワイパブレードがウィンドガラス上を払拭するよう
    にワイパブレードを作動させるモータと、 ワイパブレードのウィンドガラス上の所定の起点位置お
    よび反転位置を検出する位置検出手段と、 前記ワイパブレードを前記起点位置から反転位置に向け
    て高速に作動させるべく前記モータを駆動し、ワイパブ
    レードが反転位置に到達したことを前記位置検出手段が
    検出した場合、ワイパブレードを該反転位置から起点位
    置に向けて低速で作動させるように前記モータを駆動す
    るモータ駆動手段と、 ワイパブレードが前記反転位置から作動して起点位置に
    到達したことを前記位置検出手段が検出した場合、ワイ
    パブレードの作動を所定時間停止するタイマ手段とを有
    することを特徴とするワイパ作動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記位置検出手段は、 前記ワイパブレードが前記起点位置から反転位置に向か
    って作動している場合において、ワイパブレードが反転
    位置の手前に到達したことを検出する手前検出手段を有
    し、 前記ワイパブレードが前記手前に到達したことを前記位
    置検出手段が検出した場合、前記モータを高速動作から
    低速動作に切り替えるように制御するモータ速度切り替
    え制御手段を有することを特徴とする請求項1または
    求項2記載のワイパ作動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記タイマ手段は、 前記位置検出手段によりワイパブレードが反転位置に到
    達したことを検出した場合にも、ワイパブレードの作動
    を所定時間停止させることを特徴とする請求項2記載の
    ワイパ作動制御装置。
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