JP3490985B2 - プロジェクター装置 - Google Patents

プロジェクター装置

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JP3490985B2 JP2001187858A JP2001187858A JP3490985B2 JP 3490985 B2 JP3490985 B2 JP 3490985B2 JP 2001187858 A JP2001187858 A JP 2001187858A JP 2001187858 A JP2001187858 A JP 2001187858A JP 3490985 B2 JP3490985 B2 JP 3490985B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの光を光
学系に導いて映像光を生成し、前方のスクリーンへ拡大
投射するプロジェクター装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種のプロジェクター装置は、ケーシ
ングの内部に、光源となるランプと、偏光ビームスプリ
ッター、偏光板、液晶パネル、投射レンズ等から構成さ
れる光学系とを配備して構成されるが、光学系を構成す
る偏光ビームスプリッターや液晶パネル等から発熱が生
じるため、ケーシングの内部に冷却ファンを設置して、
ケーシング内部の空気を流動させることによって、光学
系全体を冷却することが行なわれている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高輝度
の映像を投射することが可能なプロジェクター装置にお
いては、光学系からの発熱量が大きくなるため、冷却フ
ァンを高速で回転させて、冷却風量を増大させる必要が
あり、この結果、冷却ファンから発生する騒音が増大す
る問題があった。そこで本発明の目的は、光学系を少な
い風量で十分に冷却することが出来るプロジェクター装
置を提供して、冷却ファンからの騒音を低減させること
である。 【0004】 【課題を解決する為の手段】本発明に係るプロジェクタ
ー装置においては、ケーシングの外部から空気を取り入
れるための1以上の吸気窓と、光学系へ向けて空気を吹
き出すための1以上の空気吹出し口とが設けられると共
に、ケーシング内部空間とは仕切られて吸気窓から空気
吹出し口まで伸びる空気流路が形成されている。そし
て、該空気流路に冷却ファンが設置されて、ケーシング
の外部から吸気窓を経て取り込まれた空気のみが空気吹
出し口から光学系へ吹き付けられることにより、光学系
の冷却が行なわれる。 【0005】上記本発明のプロジェクター装置において
は、吸気窓がケーシングの外部へ向けて開口すると共
に、吸気窓から空気吹出し口まで伸びる空気流路が、ケ
ーシング内部空間(光学系設置空間)とは仕切られている
ので、冷却ファンの運転によって、吸気窓からは、ケー
シング外部の低温の空気が取り込まれると共に、取り込
まれた低温の空気は、ケーシング内部の高温の空気と混
ざることなく、空気吹出し口から光学系へ吹き付けられ
ることになる。この結果、光学系は十分に冷却される。 【0006】具体的構成において、ケーシングの内部に
は、光学系に沿って冷却ユニットが配備され、該冷却ユ
ニットのハウジングに、前記吸気窓及び空気吹出し口が
開設されると共に、前記空気流路を形成する仕切り壁が
設置され、前記冷却ファンは、吸い込み口を前記吸気窓
に繋げると共に吐出口を前記空気吹出し口に繋げて、ハ
ウジング内に取り付けられており、ハウジングの吸気窓
は、ケーシングに開設された吸気孔に繋がっている。 【0007】該具体的構成においては、冷却ファンの運
転によって、ケーシング外部の空気が、ケーシングの吸
気孔、及び冷却ユニットのハウジングの吸気窓を経て、
冷却ファンの吸い込み口に吸い込まれる。そして、冷却
ファンの吐出口から吐出された空気は、冷却ユニットの
ハウジングの空気吹出し口から光学系へ向けて吹き付け
られる。 【0008】 【発明の効果】本発明に係るプロジェクター装置によれ
ば、ケーシング外部の低温の空気が、ケーシング内部の
高温の空気と混ざることなく、光学系に吹き付けられる
ので、従来よりも少ない風量で十分な冷却効果を得るこ
とが出来、これによって冷却ファンからの騒音を低減さ
せることが可能である。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明を液晶プロジェクタ
ーに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明す
る。全体構成 本発明に係る液晶プロジェクターは、図1に示す如く下
半ケース(11)及び上半ケース(12)からなる扁平なケーシ
ング(1)を具え、該ケーシング(1)の前面パネル(13)に
は、投射窓(14)が開設されると共に、内蔵せるランプユ
ニットから排出される温風の排気孔(15)が開設されてい
る。ケーシング(1)の内部には、図3〜図5に示す如
く、カラー映像光を生成するための光学ユニット(2)
と、光学ユニット(2)の光源となるランプユニット(4)
と、光学ユニット(2)を冷却するための冷却ユニット
(6)とが配備される。 【0010】光学ユニット(2) 光学ユニット(2)は、図2に示す如く、ランプユニット
(4)からの白色光を、第1インテグレータ(21)、第1ミ
ラー(22)、第2インテグレータ(23)及び偏光ビームスプ
リッター(24)を経て、青用二色分離ミラー(25)に導き、
これによって青色光を分離する。又、青用二色分離ミラ
ー(25)を通過した光を緑用二色分離ミラー(27)に導き、
これによって緑色光を分離する。青用二色分離ミラー(2
5)によって分離された青色光は、第2ミラー(26)を経て
色合成装置(3)に入射する。又、緑用二色分離ミラー(2
7)によって分離された緑色光は色合成装置(3)に入射
し、赤色光は第3ミラー(28)を経て色合成装置(3)に入
射する。 【0011】色合成装置(3)に入射した青色光は、色合
成装置(3)の青用入射側偏光板(31)、青用液晶パネル(3
2)、及び青用出射側偏光板(33)を経て、色合成プリズム
(30)に導かれる。又、色合成装置(3)に入射した緑色光
は、色合成装置(3)の緑用入射側偏光板(34)、緑用液晶
パネル(35)、及び緑用出射側偏光板(36)を経て、色合成
プリズム(30)に導かれる。更に、色合成装置(3)に入射
した赤色光は、色合成装置(3)の赤用入射側偏光板(3
7)、赤用液晶パネル(38)、及び赤用出射側偏光板(39)を
経て、色合成プリズム(30)に導かれる。色合成プリズム
(30)に導かれた3色の映像光は、色合成プリズム(30)に
より合成され、これによって得られるカラー映像光が、
投射レンズ(20)を経て前方のスクリーンへ拡大投射され
る。 【0012】ランプユニット(4) ランプユニット(4)は、図7に示す如く、ハウジング(4
1)内に超高圧水銀ランプ(5)を配備しており、該ランプ
(5)の後方位置には、排気ファン(40)が設置されてい
る。超高圧水銀ランプ(5)は、リフレクター(51)と、リ
フレクター(51)の焦点位置に設けられた発光部(50)と、
リフレクター(51)の開口を覆う透光プレート(53)とを具
えており、透光プレート(53)の下端部には、リフレクタ
ー(51)の開口縁との間に、透光プレート(53)の幅方向に
拡がる細長い空気導入口(52)が開設されると共に、透光
プレート(53)の上端部には、リフレクター(51)の開口縁
との間に、透光プレート(53)の幅方向に拡がる細長い空
気導出口(54)が開設されている。尚、空気導入口(52)と
空気導出口(54)はそれぞれ、ランプ(5)の発光部(50)に
向かって傾斜した開口形状を有している。 【0013】ハウジング(41)の上壁には、図6に示す如
く、ランプの光軸(前後方向)と直交する幅方向の一方の
端部に、前後方向に伸びる細長い1本の第1吸気窓(45)
が開設されると共に、幅方向の中央部に、前後方向に伸
びる細長い複数本の第2吸気窓(46)が開設されている。
又、ハウジング(41)の上壁には、光出射方向の端部に、
幅方向に拡がる1本の第3吸気窓(49)が開設されてい
る。 【0014】ハウジング(41)には、空気導入口(52)との
対向部に、ダクト(47)を介してファンケース(42)が接続
されており、該ファンケース(42)の内部には、送風ファ
ン(44)が収容されている。該送風ファン(44)は、ダクト
(47)の内部へ向けて開口する吐出口(48)と、下方へ向け
て開口する吸気口(43)とを有し、該吸気口(43)は、図4
に示す如く下半ケース(11)の底壁に開設された複数の吸
気孔(16)と繋がることになる。 【0015】液晶プロジェクターに電源が投入される
と、排気ファン(40)及び送風ファン(44)が回転を開始す
る。排気ファン(40)が回転することにより、ハウジング
(41)の第1吸気窓(45)、第2吸気窓(46)及び第3吸気窓
(49)から空気が吸い込まれて、ランプ(5)の周囲を排気
ファン(40)へ向かって流れる気流が発生し、該気流によ
ってランプ(5)の外周面が冷却される。 【0016】ここで、ハウジング(41)の上壁には、第1
吸気窓(45)によって左右非対称の開口パターンが付与さ
れているため、ランプ(5)のリフレクター(51)の周囲に
は、ランプ(5)の光軸を中心として一方向に回転しなが
ら、排気ファン(40)へ向かう気流が発生することにな
る。 【0017】例えば図8に示す如く、排気ファン(40)が
時計方向に回転する場合、ハウジング(41b)の天井壁に
は、全体として右側に偏った位置に第1吸気窓(45)及び
第3吸気窓(49)を開設して、全体として左右非対称の開
口パターンを付与することにより、ランプ(5)を包囲し
て時計方向に回転する気流が発生し、該気流は、その回
転を維持しながら排気ファン(40)を通過することとな
る。この結果、ランプ(5)の外周面全体において均一な
熱伝達が行なわれることとなり、より少ない風量でラン
プ(5)を十分に冷却することが出来る。 【0018】これに対し、図9に示す如く、ハウジング
(41a)の天井壁に左右対称に複数の第2吸気窓(46)が開
設されている場合、ランプ(5)の周囲を回転する気流は
殆ど発生せず、ランプ(5)の外周面の一部に偏った気流
が発生する。この結果、ランプ(5)の外周面における熱
伝達が不十分となり、温度分布にも偏りが生じることに
なる。 【0019】図10(a)は、天井壁の中央部に複数の第
2吸気窓(46)が開設されたハウジング(41a)を示し、同
図(b)は、天井壁の端部を幅方向に伸びる第3吸気窓(4
9)と天井壁の側部を前後に伸びる第1吸気窓(45)とが開
設されたハウジング(41b)を示し、同図(c)は、上記の
第1吸気窓(45)、第2吸気窓(46)及び第3吸気窓(49)の
全てが開設されたハウジング(41c)を示しており、表1
は、これらのハウジング(41a)(41b)(41c)を具えた3種
類のランプユニットについて、ランプ外周面の温度分布
を測定した結果を表わしている。 【0020】 【表1】 【0021】表1の結果から明らかな様に、全体として
左右非対称の開口パターンを有するハウジング(41b)(41
c)においては、左右対称の開口パターンを有するハウジ
ング(41a)よりも、最高温度が低く抑えられると共に、
最高温度と最低温度の差が小さく抑えられており、左右
非対称の開口パターンを有するハウジングの効果が裏付
けられる。 【0022】又、図6及び図7に示すランプユニット
(4)においては、送風ファン(44)が回転することによっ
て、下半ケース(11)の吸気孔(16)から送風ファン(44)の
吸気口(43)を経て空気が吸い込まれると共に、吐出口(4
8)から空気が吐出され、吐出された空気は、ダクト(47)
を経て、ランプ(5)の空気導入口(52)からリフレクター
(51)の内側へ導入される。ここで、空気導入口(52)は発
光部(50)へ向けて開設されているため、リフレクター(5
1)の内側に導入された空気は、発光部(50)に対して直接
に吹き付けられる。又、リフレクター(51)の凹曲面に沿
って気流が案内されることにより、発光部(50)を包囲す
る旋回流が発生する。 【0023】この結果、リフレクター(51)の内側へ導入
された空気は、ランプ(5)の発光部(50)と高い熱伝達率
で熱交換を行なって、発光部(50)を強制空冷した後、空
気導出口(54)からリフレクター(51)の外側へ導出され
る。空気導出口(54)からリフレクター(51)の外側へ導出
された空気は、リフレクター(51)の周囲を流れる気流と
合流して、排気ファン(40)へ向かって流れる。排気ファ
ン(40)を通過した気流は、図1に示す前面パネル(13)の
排気孔(15)から前方へ排出される。 【0024】上述の如く、ランプ(5)の内、最も高温と
なる発光部(50)が効率的に冷却されるので、排気ファン
(40)や送風ファン(44)の風量を少なく設定することが可
能であり、これによって、これらのファン(40)(44)から
発生する騒音を大幅に低減させることが出来る。 【0025】又、本発明の液晶プロジェクターにおいて
は、ランプユニット(4)からの白色光の出射方向と、光
学ユニット(2)からの映像光の投射方向とを、互いに1
80度異なる逆方向に設定した光学系の採用によって、
ケーシング(1)の前面パネル(13)に投射窓(14)と排気孔
(15)とを併設しているため、ランプユニット(4)に内蔵
されているファンから発生する騒音は、スクリーンに向
かって光投射方向に放出されることになる。これによっ
て、液晶プロジェクターよりもスクリーンから離れた後
方位置の視聴者には、ファンからの騒音が届き難くな
る。 【0026】冷却ユニット(6) 図3及び図4に示す如く、光学ユニット(2)の下方位置
には、光学ユニット(2)を冷却するために、冷却ユニッ
ト(6)が配置される。冷却ユニット(6)は、図11及び
図12に示す如く扁平なハウジング(60)を具えており、
該ハウジング(60)の表面に開設した4つの空気吹出し口
(63)(64)(65)(69)から上方の光学ユニット(2)の4つの
発熱部へ向けて空気を吹き出すものである。 【0027】前記4つの空気吹出し口(63)(64)(65)(69)
の内、図16に示す3つの空気吹出し口(63)(64)(65)は
それぞれ、色合成装置(3)を構成する青用入射側偏光板
(31)、青用液晶パネル(32)及び青用出射側偏光板(33)へ
向けて開口する青用の空気吹出し口と、緑用入射側偏光
板(34)、緑用液晶パネル(35)及び緑用出射側偏光板(36)
へ向けて開口する緑用の空気吹出し口と、赤用入射側偏
光板(37)、赤用液晶パネル(38)及び赤用出射側偏光板(3
9)へ向けて開口する赤用の空気吹出し口となっている。
又、図12に示す残りの1つの空気吹出し口(69)は、図
2に示す偏光ビームスプリッター(24)へ向けて開口する
偏光ビームスプリッター(以下、PBSという)用の空気
吹出し口となる。 【0028】冷却ユニット(6)のハウジング(60)は、図
14に示す如く本体(61)と蓋体(62)から構成され、蓋体
(62)に、前述の4つの空気吹出し口(63)(64)(65)(69)が
開設されている。ハウジング本体(61)には、第1〜第3
の3つの冷却ファン(66)(67)(68)が一列に配備されてお
り、これらの冷却ファン(66)(67)(68)から吐出される空
気は、複数の仕切り壁によって形成された流路網(8)を
経て分流され或いは合流して、後述の如く適切な流量の
4つの流れとなり、4つの空気吹出し口(63)(64)(65)(6
9)から吹き出される。 【0029】即ち、色合成装置(3)を構成する各色用の
入射側偏光板、液晶パネル及び出射側偏光板(以下、こ
れら3枚を一組として偏光/液晶部という)の内、青用
の偏光/液晶部の発熱量が最も大きいため、各冷却ファ
ン(66)(67)(68)から吐出される気流を二分割し、分割さ
れた一方の気流をそれぞれ、緑用偏光/液晶部、赤用偏
光/液晶部及びPBSの冷却に割り当て、分割された他
方の気流を全て青用の偏光/液晶部に割り当てるのであ
る。 【0030】そこで、図14及び図15に示す如く、流
路網(8)として、第1冷却ファン(66)から青用空気吹出
し口(63)及びPBS用空気吹出し口(69)へ至る流路と、
第2冷却ファン(67)から青用空気吹出し口(63)及び緑用
空気吹出し口(64)へ至る流路と、第3冷却ファン(68)か
ら青用空気吹出し口(63)及び赤用空気吹出し口(65)へ至
る流路とを形成する。 【0031】PBS用空気吹出し口(69)には、案内羽根
(89)を取り付けて、第1冷却ファン(66)からの気流を偏
光ビームスプリッター(24)の高温部、即ち光出射面の中
央部へ高速で吹き付ける。又、青用偏光/液晶部、緑用
偏光/液晶部、及び赤用偏光/液晶部の冷却について
は、入射側と出射側に対する風量と風向を適切に調整す
るために、後述の如く気流案内面を形成する。 【0032】即ち、図13に示す如く、青用空気吹出し
口(63)には、第1〜第4仕切り壁(81)(82)(83)(84)を設
置して、第1冷却ファン(66)からの気流を吹き出すべき
第1空気吹出し部(91)と、第2冷却ファン(67)からの気
流を吹き出すべき第2空気吹出し部(92)と、第3冷却フ
ァン(68)からの気流を吹き出すべき第3空気吹出し部(9
3)とを形成する。又、第1仕切り壁(81)及び第3仕切り
壁(83)にはそれぞれ気流案内面(図示省略)を形成して、
第2冷却ファン(67)及び第3冷却ファン(68)から青用偏
光/液晶部の入射側と出射側への気流の風向と風量を調
整する。緑用空気吹出し口(64)には、案内羽根(85)を設
置して、その両側に2つの空気吹出し部(95)(96)を形成
し、第2冷却ファン(67)から緑用偏光/液晶部の入射側
と出射側への気流の風向と風量を調整する。更に赤用空
気吹出し口(65)には、第5仕切り壁(86)と案内羽根(87)
を設置して、2つの空気吹出し部(97)(98)を形成し、第
3冷却ファン(68)から赤用偏光/液晶部の入射側と出射
側への気流の風向と風量を調整する。 【0033】図16は、青用空気吹出し口(63)と青用偏
光/液晶部の位置関係、緑用空気吹出し口(64)と緑用偏
光/液晶部の位置関係、並びに、赤用空気吹出し口(65)
と赤用偏光/液晶部の位置関係を表わしており、上述の
如く風量及び風向の調節された気流が、各偏光/液晶部
の入射側及び出射側へ吹き付けられて、効果的な冷却が
行なわれる。 【0034】図14に示す第1冷却ファン(66)、第2冷
却ファン(67)及び第3冷却ファン(68)は、何れもケーシ
ングの片面に吸い込み口を有する片吸い込み式のシロッ
コファンである。第1冷却ファン(66)及び第2冷却ファ
ン(67)は、それぞれの吸い込み口(66a)(67a)を上方に向
けた姿勢でハウジング本体(61)に設置されており、それ
ぞれの吐出口(66b)(67b)は、流路網(8)の入口に向いて
いる。又、第3冷却ファン(68)は、吸い込み口を下方に
向けた姿勢でハウジング本体(61)に設置されており、吐
出口(68b)は、流路網(8)の入口に向いている。 【0035】ハウジング本体(61)の背面には、図14に
示す如く第1冷却ファン(66)、第2冷却ファン(67)及び
第3冷却ファン(68)に対応して、第1背面吸気窓(71)、
第2背面吸気窓(72)及び第3背面吸気窓(73)が開設され
ている。又、ハウジング本体(61)の底面には、図18に
示す如く第3冷却ファン(68)に対応して、下面吸気窓(7
4)が開設されている。 【0036】図17は、冷却ユニット(6)の第2冷却フ
ァン(67)が設置された位置における断面構造を表わし、
第1冷却ファン(66)が設置された位置における断面構造
も同様である。又、図18は、冷却ユニット(6)の第3
冷却ファン(68)が設置された位置における断面構造を表
わしている。第1冷却ファン(66)及び第2冷却ファン(6
7)の上方には、蓋体(62)の上壁との間に、可及的に大き
なスペースSが設けられており、図17中に矢印で示す
様に、ハウジング本体(61)の背面吸気窓(71)(72)から吸
い込まれた空気が該スペースを経て第1及び第2冷却フ
ァン(66)(67)の吸い込み口(66a)(67a)へ流入する。又、
第3冷却ファン(68)の下方には、ハウジング本体(61)の
底壁との間に、可及的に大きなスペースSが設けられて
おり、図18中に矢印で示す様に、ハウジング本体(61)
の背面吸気窓(73)及び下面吸気窓(74)から吸い込まれた
空気が該スペースを経て第3冷却ファン(68)の吸い込み
口(68a)へ吸い込まれる。 【0037】尚、ハウジング本体(61)の3つの背面吸気
窓(71)(72)(73)は、ケーシング(1)の背面に開設された
吸気孔(図示省略)と繋がり、ハウジング本体(61)の下面
吸気窓(74)は、ケーシング(1)の底壁に開設された吸気
孔(図示省略)と繋がる。 【0038】上述の如く、各冷却ファン(66)(67)(68)の
吸い込み口(66a)(67a)(68a)は何れも、ケーシング(1)
の外部と繋がり、ケーシング(1)の内部とは、ハウジン
グ(60)の壁面が仕切りとなって、繋がりがないので、各
冷却ファン(66)(67)(68)には、専らケーシング(1)外部
の低温の空気のみが吸い込まれ、ケーシング(1)内部の
高温の空気が吸い込まれることはない。この結果、光学
ユニット(2)へ向けて低温の空気が吹き出されることと
なり、少ない風量で光学ユニット(2)を十分に冷却する
ことが出来る。 【0039】又、冷却ユニット(6)の各冷却ファン(66)
(67)(68)として片吸い込み式のシロッコファンを採用
し、吸い込み口(66a)(67a)(68a)が開設されたファン側
面とハウジング(60)壁面との間に、十分な広さのスペー
スSを設けているので、該スペースを経てファンに吸い
込まれる空気の流動抵抗は低いものとなる。この結果、
各冷却ファンとして、回転速度の低い低出力のシロッコ
ファンを採用することが可能となる。 【0040】上記本発明の液晶プロジェクターによれ
ば、ランプ(5)や光学ユニット(2)を冷却するための冷
却系統の改善によって、従来よりも少ない風量で効果的
な冷却を行なうことが出来るので、冷却空気を送り込む
ためのファンを低い回転速度で運転することが可能であ
り、これによって、ファンから発生する騒音を大幅に低
減させることが出来る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る液晶プロジェクターの斜視図であ
る。 【図2】該液晶プロジェクターに装備されているランプ
ユニット及び光学ユニットの光学系の構成を示す図であ
る。 【図3】該液晶プロジェクターの分解斜視図である。 【図4】該液晶プロジェクターにおいて、下半ケースか
らランプユニット、光学ユニット及び冷却ユニットを取
り外した状態を示す斜視図である。 【図5】該液晶プロジェクターにおいて、下半ケースに
ランプユニット、光学ユニット及び冷却ユニットを組み
込んだ状態を示す斜視図である。 【図6】ランプユニットの平面図である。 【図7】ランプユニットの断面図である。 【図8】左右非対称の開口パターンを有するランプユニ
ットの一部破断斜視図である。 【図9】左右対称の開口パターンを有するランプユニッ
トの一部破断斜視図である。 【図10】開口パターンの異なる3種類のランプユニッ
トの平面図である。 【図11】冷却ユニット及び色合成装置の斜視図であ
る。 【図12】冷却ユニットの斜視図である。 【図13】冷却ユニットの平面図である。 【図14】冷却ユニットの分解斜視図である。 【図15】冷却ユニットのハウジング本体の平面図であ
る。 【図16】冷却ユニットと光学ユニットの3つの偏光/
液晶部との位置関係を示す平面図である。 【図17】冷却ユニットの第2冷却ファンにおける断面
図である。 【図18】冷却ユニットの第3冷却ファンにおける断面
図である。 【符号の説明】 (1) ケーシング (11) 下半ケース (12) 上半ケース (13) 前面パネル (14) 投射窓 (15) 排気孔 (2) 光学ユニット (3) 色合成装置 (4) ランプユニット (40) 排気ファン (41) ハウジング (44) 送風ファン (45) 第1吸気窓 (46) 第2吸気窓 (47) ダクト (5) ランプ (50) 発光部 (51) リフレクター (52) 空気導入口 (53) 透光プレート (54) 空気導出口 (6) 冷却ユニット (60) ハウジング (63) 青用空気吹出し口 (64) 緑用空気吹出し口 (65) 赤用空気吹出し口 (69) PBS用空気吹出し口 (66) 第1冷却ファン (67) 第2冷却ファン (68) 第3冷却ファン (71) 第1背面吸気窓 (72) 第2背面吸気窓 (73) 第3背面吸気窓 (74) 下面吸気窓 (8) 流路網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱田 文彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 安達 隆治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 吉村 太一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開2001−133885(JP,A) 特開2001−132694(JP,A) 特開2001−13589(JP,A) 特開 平10−186517(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/00 G02F 1/13 505 G03B 21/14 G03B 21/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ケーシングの内部に、光源からの光を受
    けて映像光を生成する光学ユニットと、この光学ユニッ
    トの光源及びこの光源を冷却する冷却手段とを備えるラ
    ンプユニットと、ハウジングに収納され且つ前記ランプ
    ユニットの冷却手段とは独立に設けられ前記光学ユニッ
    トを冷却する冷却ユニットとを配備し、前記光学ユニッ
    トから前方へ向けて映像光を投射するプロジェクター装
    置において、 前記冷却ユニットのハウジングには、前記ケーシングに
    開設された吸気孔に繋がり外部から空気を取り入れるた
    めの1以上の吸気窓と、前記光学ユニットへ向けて空気
    を吹き出すための1以上の空気吹出し口とがそれぞれ設
    けられると共に、前記ケーシング内部空間とは仕切られ
    て前記吸気窓から前記空気吹出し口まで伸びる空気流路
    が形成され、該空気流路に複数の冷却ファンが設置され
    て、前記ケーシングの外部から前記吸気孔及び前記吸気
    窓を経て取り込まれた空気のみが前記空気吹出し口から
    前記光学ユニットへ吹き付けられることによって、前記
    光学ユニットの冷却が行なわれることを特徴とするプロ
    ジェクター装置。
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