JP3462864B2 - プロジェクター装置 - Google Patents
プロジェクター装置Info
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Description
学系に導いて映像光を生成し、前方のスクリーンへ拡大
投射するプロジェクター装置に関するものである。
ングの内部に、光源となるランプと、偏光ビームスプリ
ッター、偏光板、液晶パネル、投射レンズ等から構成さ
れる光学系とを配備して構成されるが、光学系を構成す
る偏光ビームスプリッターや液晶パネル等から発熱が生
じるため、ケーシングの内部に冷却ファンを設置して、
ケーシング内部の空気を流動させることによって、光学
系全体を冷却することが行なわれている。
口を有する両吸い込み式のシロッコファン(多翼送風機)
が用いられている。この場合、シロッコファンは、両面
の吸い込み口へ至る空気流路を確保するべく、両面と対
面の壁面との間にスペースを設けて取り付けられてい
る。
の映像を投射することが可能なプロジェクター装置にお
いては、光学系からの発熱量が大きくなるため、冷却フ
ァンの出力を上げて、冷却風量を増大させる必要があ
る。特に、冷却ファンとして両吸い込み式のシロッコフ
ァンを採用したプロジェクター装置においては、シロッ
コファンの厚さが大きくなるので、両面の吸い込み口へ
至る空気流路が狭いものとなり、これによって流動抵抗
(圧損)が増大し、風量が減少する。従って、十分な冷却
効果を得るためには、出力の大きなシロッコファンを採
用する必要があり、これによって、シロッコファンから
発生する騒音が増大する問題があった。そこで本発明の
目的は、シロッコファンによって光学系を冷却するプロ
ジェクター装置において、シロッコファンから発生する
騒音を低減させることである。
装置においては、前記ケーシングの外部から空気を取り
入れる吸気窓と、前記光学系へ向けて前記空気を吹き出
す空気吹出し口と、前記吸気窓と前記空気吹出し口とを
連通する空気流路と、前記空気流路に設けられ、片面の
みに吸い込み口を有する片吸い込み式のシロッコファン
と、を備え、前記片吸い込み式のシロッコファンは、前
記片面と対向する前記空気流路の空気流路壁から可及的
に離し、前記片面と前記空気流路壁との間に前記吸気窓
と連通するスペースを設けて設置されることを特徴とす
る。
は、冷却ファンとして片吸い込み式のシロッコファンが
採用されているので、両吸い込み式のシロッコファンよ
りもファンの厚さを小さくすることが出来る。この結
果、吸い込み口の開設された片面が対面の空気流路壁か
ら十分に離れることとなって、該片面と吸気流路壁の間
に大きなスペースが形成される。従って、吸気窓から該
スペースを経てシロッコファンの吸い込み口へ至る流路
が、十分に大きな断面積を有することとなり、該流路を
流れる空気の流動抵抗(圧損)が大幅に低減する。この結
果、シロッコファンの出力が低い場合であっても十分な
風量を得ることが出来、これによって騒音を低減させる
ことが可能となる。
ハウジングに開設され、前記ケーシングの外部から空気
を取り入れる吸気窓と、前記冷却ユニットのハウジング
に開設され、前記光学系へ向けて前記空気を吹き出す空
気吹出し口と、前記冷却ユニットのハウジング内に設け
られ、前記吸気窓と前記空気吹出し口とを連通する空気
流路を形成する仕切り壁と、前記ケーシングに開設さ
れ、前記吸気窓と連通する吸気孔と、前記冷却ユニット
のハウジング内に設けられ、片面に吸い込み口を有する
片吸い込み式のシロッコファンと、を備え、前記片吸い
込み式のシロッコファンは、前記片面と対向する前記空
気流路の空気流路壁から可及的に離し、前記片面と前記
空気流路壁との間に前記吸気窓と連通するスペースを設
けると共に、吐出口と前記空気吹出し口とを連通させて
設置されることを特徴とする。
転によって、ケーシング外部の空気が、ケーシングの吸
気孔、冷却ユニットのハウジングの吸気窓、及び前記ス
ペースを経て、冷却ファンの吸い込み口に吸い込まれ
る。そして、冷却ファンの吐出口から吐出された空気
は、冷却ユニットのハウジングの空気吹出し口から光学
系へ向けて吹き付けられる。
ば、シロッコファンによって発生させる気流の流動抵抗
(圧損)を減少させることが出来るので、従来よりも出力
の低いシロッコファンを採用した場合にも十分な冷却効
果を得ることが出来、これによってシロッコファンから
発生する騒音を低減させることが可能である。
ーに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明す
る。全体構成 本発明に係る液晶プロジェクターは、図1に示す如く下
半ケース(11)及び上半ケース(12)からなる扁平なケーシ
ング(1)を具え、該ケーシング(1)の前面パネル(13)に
は、投射窓(14)が開設されると共に、内蔵せるランプユ
ニットから排出される温風の排気孔(15)が開設されてい
る。ケーシング(1)の内部には、図3〜図5に示す如
く、カラー映像光を生成するための光学ユニット(2)
と、光学ユニット(2)の光源となるランプユニット(4)
と、光学ユニット(2)を冷却するための冷却ユニット
(6)とが配備される。
(4)からの白色光を、第1インテグレータ(21)、第1ミ
ラー(22)、第2インテグレータ(23)及び偏光ビームスプ
リッター(24)を経て、青用二色分離ミラー(25)に導き、
これによって青色光を分離する。又、青用二色分離ミラ
ー(25)を通過した光を緑用二色分離ミラー(27)に導き、
これによって緑色光を分離する。青用二色分離ミラー(2
5)によって分離された青色光は、第2ミラー(26)を経て
色合成装置(3)に入射する。又、緑用二色分離ミラー(2
7)によって分離された緑色光は色合成装置(3)に入射
し、赤色光は第3ミラー(28)を経て色合成装置(3)に入
射する。
成装置(3)の青用入射側偏光板(31)、青用液晶パネル(3
2)、及び青用出射側偏光板(33)を経て、色合成プリズム
(30)に導かれる。又、色合成装置(3)に入射した緑色光
は、色合成装置(3)の緑用入射側偏光板(34)、緑用液晶
パネル(35)、及び緑用出射側偏光板(36)を経て、色合成
プリズム(30)に導かれる。更に、色合成装置(3)に入射
した赤色光は、色合成装置(3)の赤用入射側偏光板(3
7)、赤用液晶パネル(38)、及び赤用出射側偏光板(39)を
経て、色合成プリズム(30)に導かれる。色合成プリズム
(30)に導かれた3色の映像光は、色合成プリズム(30)に
より合成され、これによって得られるカラー映像光が、
投射レンズ(20)を経て前方のスクリーンへ拡大投射され
る。
1)内に超高圧水銀ランプ(5)を配備しており、該ランプ
(5)の後方位置には、排気ファン(40)が設置されてい
る。超高圧水銀ランプ(5)は、リフレクター(51)と、リ
フレクター(51)の焦点位置に設けられた発光部(50)と、
リフレクター(51)の開口を覆う透光プレート(53)とを具
えており、透光プレート(53)の下端部には、リフレクタ
ー(51)の開口縁との間に、透光プレート(53)の幅方向に
拡がる細長い空気導入口(52)が開設されると共に、透光
プレート(53)の上端部には、リフレクター(51)の開口縁
との間に、透光プレート(53)の幅方向に拡がる細長い空
気導出口(54)が開設されている。尚、空気導入口(52)と
空気導出口(54)はそれぞれ、ランプ(5)の発光部(50)に
向かって傾斜した開口形状を有している。
く、ランプの光軸(前後方向)と直交する幅方向の一方の
端部に、前後方向に伸びる細長い1本の第1吸気窓(45)
が開設されると共に、幅方向の中央部に、前後方向に伸
びる細長い複数本の第2吸気窓(46)が開設されている。
又、ハウジング(41)の上壁には、光出射方向の端部に、
幅方向に拡がる1本の第3吸気窓(49)が開設されてい
る。
対向部に、ダクト(47)を介してファンケース(42)が接続
されており、該ファンケース(42)の内部には、送風ファ
ン(44)が収容されている。該送風ファン(44)は、ダクト
(47)の内部へ向けて開口する吐出口(48)と、下方へ向け
て開口する吸気口(43)とを有し、該吸気口(43)は、図4
に示す如く下半ケース(11)の底壁に開設された複数の吸
気孔(16)と繋がることになる。
と、排気ファン(40)及び送風ファン(44)が回転を開始す
る。排気ファン(40)が回転することにより、ハウジング
(41)の第1吸気窓(45)、第2吸気窓(46)及び第3吸気窓
(49)から空気が吸い込まれて、ランプ(5)の周囲を排気
ファン(40)へ向かって流れる気流が発生し、該気流によ
ってランプ(5)の外周面が冷却される。
吸気窓(45)によって左右非対称の開口パターンが付与さ
れているため、ランプ(5)のリフレクター(51)の周囲に
は、ランプ(5)の光軸を中心として一方向に回転しなが
ら、排気ファン(40)へ向かう気流が発生することにな
る。
時計方向に回転する場合、ハウジング(41b)の天井壁に
は、全体として右側に偏った位置に第1吸気窓(45)及び
第3吸気窓(49)を開設して、全体として左右非対称の開
口パターンを付与することにより、ランプ(5)を包囲し
て時計方向に回転する気流が発生し、該気流は、その回
転を維持しながら排気ファン(40)を通過することとな
る。この結果、ランプ(5)の外周面全体において均一な
熱伝達が行なわれることとなり、より少ない風量でラン
プ(5)を十分に冷却することが出来る。
(41a)の天井壁に左右対称に複数の第2吸気窓(46)が開
設されている場合、ランプ(5)の周囲を回転する気流は
殆ど発生せず、ランプ(5)の外周面の一部に偏った気流
が発生する。この結果、ランプ(5)の外周面における熱
伝達が不十分となり、温度分布にも偏りが生じることに
なる。
2吸気窓(46)が開設されたハウジング(41a)を示し、同
図(b)は、天井壁の端部を幅方向に伸びる第3吸気窓(4
9)と天井壁の側部を前後に伸びる第1吸気窓(45)とが開
設されたハウジング(41b)を示し、同図(c)は、上記の
第1吸気窓(45)、第2吸気窓(46)及び第3吸気窓(49)の
全てが開設されたハウジング(41c)を示しており、表1
は、これらのハウジング(41a)(41b)(41c)を具えた3種
類のランプユニットについて、ランプ外周面の温度分布
を測定した結果を表わしている。
左右非対称の開口パターンを有するハウジング(41b)(41
c)においては、左右対称の開口パターンを有するハウジ
ング(41a)よりも、最高温度が低く抑えられると共に、
最高温度と最低温度の差が小さく抑えられており、左右
非対称の開口パターンを有するハウジングの効果が裏付
けられる。
(4)においては、送風ファン(44)が回転することによっ
て、下半ケース(11)の吸気孔(16)から送風ファン(44)の
吸気口(43)を経て空気が吸い込まれると共に、吐出口(4
8)から空気が吐出され、吐出された空気は、ダクト(47)
を経て、ランプ(5)の空気導入口(52)からリフレクター
(51)の内側へ導入される。ここで、空気導入口(52)は発
光部(50)へ向けて開設されているため、リフレクター(5
1)の内側に導入された空気は、発光部(50)に対して直接
に吹き付けられる。又、リフレクター(51)の凹曲面に沿
って気流が案内されることにより、発光部(50)を包囲す
る旋回流が発生する。
された空気は、ランプ(5)の発光部(50)と高い熱伝達率
で熱交換を行なって、発光部(50)を強制空冷した後、空
気導出口(54)からリフレクター(51)の外側へ導出され
る。空気導出口(54)からリフレクター(51)の外側へ導出
された空気は、リフレクター(51)の周囲を流れる気流と
合流して、排気ファン(40)へ向かって流れる。排気ファ
ン(40)を通過した気流は、図1に示す前面パネル(13)の
排気孔(15)から前方へ排出される。
なる発光部(50)が効率的に冷却されるので、排気ファン
(40)や送風ファン(44)の風量を少なく設定することが可
能であり、これによって、これらのファン(40)(44)から
発生する騒音を大幅に低減させることが出来る。
は、ランプユニット(4)からの白色光の出射方向と、光
学ユニット(2)からの映像光の投射方向とを、互いに1
80度異なる逆方向に設定した光学系の採用によって、
ケーシング(1)の前面パネル(13)に投射窓(14)と排気孔
(15)とを併設しているため、ランプユニット(4)に内蔵
されているファンから発生する騒音は、スクリーンに向
かって光投射方向に放出されることになる。これによっ
て、液晶プロジェクターよりもスクリーンから離れた後
方位置の視聴者には、ファンからの騒音が届き難くな
る。
には、光学ユニット(2)を冷却するために、冷却ユニッ
ト(6)が配置される。冷却ユニット(6)は、図11及び
図12に示す如く扁平なハウジング(60)を具えており、
該ハウジング(60)の表面に開設した4つの空気吹出し口
(63)(64)(65)(69)から上方の光学ユニット(2)の4つの
発熱部へ向けて空気を吹き出すものである。
の内、図16に示す3つの空気吹出し口(63)(64)(65)は
それぞれ、色合成装置(3)を構成する青用入射側偏光板
(31)、青用液晶パネル(32)及び青用出射側偏光板(33)へ
向けて開口する青用の空気吹出し口と、緑用入射側偏光
板(34)、緑用液晶パネル(35)及び緑用出射側偏光板(36)
へ向けて開口する緑用の空気吹出し口と、赤用入射側偏
光板(37)、赤用液晶パネル(38)及び赤用出射側偏光板(3
9)へ向けて開口する赤用の空気吹出し口となっている。
又、図12に示す残りの1つの空気吹出し口(69)は、図
2に示す偏光ビームスプリッター(24)へ向けて開口する
偏光ビームスプリッター(以下、PBSという)用の空気
吹出し口となる。
14に示す如く本体(61)と蓋体(62)から構成され、蓋体
(62)に、前述の4つの空気吹出し口(63)(64)(65)(69)が
開設されている。ハウジング本体(61)には、第1〜第3
の3つの冷却ファン(66)(67)(68)が一列に配備されてお
り、これらの冷却ファン(66)(67)(68)から吐出される空
気は、複数の仕切り壁によって形成された流路網(8)を
経て分流され或いは合流して、後述の如く適切な流量の
4つの流れとなり、4つの空気吹出し口(63)(64)(65)(6
9)から吹き出される。
入射側偏光板、液晶パネル及び出射側偏光板(以下、こ
れら3枚を一組として偏光/液晶部という)の内、青用
の偏光/液晶部の発熱量が最も大きいため、各冷却ファ
ン(66)(67)(68)から吐出される気流を二分割し、分割さ
れた一方の気流をそれぞれ、緑用偏光/液晶部、赤用偏
光/液晶部及びPBSの冷却に割り当て、分割された他
方の気流を全て青用の偏光/液晶部に割り当てるのであ
る。
路網(8)として、第1冷却ファン(66)から青用空気吹出
し口(63)及びPBS用空気吹出し口(69)へ至る流路と、
第2冷却ファン(67)から青用空気吹出し口(63)及び緑用
空気吹出し口(64)へ至る流路と、第3冷却ファン(68)か
ら青用空気吹出し口(63)及び赤用空気吹出し口(65)へ至
る流路とを形成する。
(89)を取り付けて、第1冷却ファン(66)からの気流を偏
光ビームスプリッター(24)の高温部、即ち光出射面の中
央部へ高速で吹き付ける。又、青用偏光/液晶部、緑用
偏光/液晶部、及び赤用偏光/液晶部の冷却について
は、入射側と出射側に対する風量と風向を適切に調整す
るために、後述の如く気流案内面を形成する。
口(63)には、第1〜第4仕切り壁(81)(82)(83)(84)を設
置して、第1冷却ファン(66)からの気流を吹き出すべき
第1空気吹出し部(91)と、第2冷却ファン(67)からの気
流を吹き出すべき第2空気吹出し部(92)と、第3冷却フ
ァン(68)からの気流を吹き出すべき第3空気吹出し部(9
3)とを形成する。又、第1仕切り壁(81)及び第3仕切り
壁(83)にはそれぞれ気流案内面(図示省略)を形成して、
第2冷却ファン(67)及び第3冷却ファン(68)から青用偏
光/液晶部の入射側と出射側への気流の風向と風量を調
整する。緑用空気吹出し口(64)には、案内羽根(85)を設
置して、その両側に2つの空気吹出し部(95)(96)を形成
し、第2冷却ファン(67)から緑用偏光/液晶部の入射側
と出射側への気流の風向と風量を調整する。更に赤用空
気吹出し口(65)には、第5仕切り壁(86)と案内羽根(87)
を設置して、2つの空気吹出し部(97)(98)を形成し、第
3冷却ファン(68)から赤用偏光/液晶部の入射側と出射
側への気流の風向と風量を調整する。
光/液晶部の位置関係、緑用空気吹出し口(64)と緑用偏
光/液晶部の位置関係、並びに、赤用空気吹出し口(65)
と赤用偏光/液晶部の位置関係を表わしており、上述の
如く風量及び風向の調節された気流が、各偏光/液晶部
の入射側及び出射側へ吹き付けられて、効果的な冷却が
行なわれる。
却ファン(67)及び第3冷却ファン(68)は、何れもケーシ
ングの片面に吸い込み口を有する片吸い込み式のシロッ
コファンである。第1冷却ファン(66)及び第2冷却ファ
ン(67)は、それぞれの吸い込み口(66a)(67a)を上方に向
けた姿勢でハウジング本体(61)に設置されており、それ
ぞれの吐出口(66b)(67b)は、流路網(8)の入口に向いて
いる。又、第3冷却ファン(68)は、吸い込み口を下方に
向けた姿勢でハウジング本体(61)に設置されており、吐
出口(68b)は、流路網(8)の入口に向いている。
示す如く第1冷却ファン(66)、第2冷却ファン(67)及び
第3冷却ファン(68)に対応して、第1背面吸気窓(71)、
第2背面吸気窓(72)及び第3背面吸気窓(73)が開設され
ている。又、ハウジング本体(61)の底面には、図18に
示す如く第3冷却ファン(68)に対応して、下面吸気窓(7
4)が開設されている。
ァン(67)が設置された位置における断面構造を表わし、
第1冷却ファン(66)が設置された位置における断面構造
も同様である。又、図18は、冷却ユニット(6)の第3
冷却ファン(68)が設置された位置における断面構造を表
わしている。第1冷却ファン(66)及び第2冷却ファン(6
7)の上方には、蓋体(62)の上壁との間に、可及的に大き
なスペースSが設けられており、図17中に矢印で示す
様に、ハウジング本体(61)の背面吸気窓(71)(72)から吸
い込まれた空気が該スペースを経て第1及び第2冷却フ
ァン(66)(67)の吸い込み口(66a)(67a)へ流入する。又、
第3冷却ファン(68)の下方には、ハウジング本体(61)の
底壁との間に、可及的に大きなスペースSが設けられて
おり、図18中に矢印で示す様に、ハウジング本体(61)
の背面吸気窓(73)及び下面吸気窓(74)から吸い込まれた
空気が該スペースを経て第3冷却ファン(68)の吸い込み
口(68a)へ吸い込まれる。
窓(71)(72)(73)は、ケーシング(1)の背面に開設された
吸気孔(図示省略)と繋がり、ハウジング本体(61)の下面
吸気窓(74)は、ケーシング(1)の底壁に開設された吸気
孔(図示省略)と繋がる。
吸い込み口(66a)(67a)(68a)は何れも、ケーシング(1)
の外部と繋がり、ケーシング(1)の内部とは、ハウジン
グ(60)の壁面が仕切りとなって、繋がりがないので、各
冷却ファン(66)(67)(68)には、専らケーシング(1)外部
の低温の空気のみが吸い込まれ、ケーシング(1)内部の
高温の空気が吸い込まれることはない。この結果、光学
ユニット(2)へ向けて低温の空気が吹き出されることと
なり、少ない風量で光学ユニット(2)を十分に冷却する
ことが出来る。
(67)(68)として片吸い込み式のシロッコファンを採用
し、吸い込み口(66a)(67a)(68a)が開設されたファン側
面とハウジング(60)壁面との間に、十分な広さのスペー
スSを設けているので、該スペースを経てファンに吸い
込まれる空気の流動抵抗は低いものとなる。この結果、
各冷却ファンとして、回転速度の低い低出力のシロッコ
ファンを採用することが可能となる。
ば、ランプ(5)や光学ユニット(2)を冷却するための冷
却系統の改善によって、従来よりも少ない風量で効果的
な冷却を行なうことが出来るので、冷却空気を送り込む
ためのファンを低い回転速度で運転することが可能であ
り、これによって、ファンから発生する騒音を大幅に低
減させることが出来る。
る。
ユニット及び光学ユニットの光学系の構成を示す図であ
る。
らランプユニット、光学ユニット及び冷却ユニットを取
り外した状態を示す斜視図である。
ランプユニット、光学ユニット及び冷却ユニットを組み
込んだ状態を示す斜視図である。
ットの一部破断斜視図である。
トの一部破断斜視図である。
トの平面図である。
る。
る。
液晶部との位置関係を示す平面図である。
図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】光源からの光を受けて映像光を生成する光
学系を、ケーシングの内部に配備し、前記光学系から前
方へ向けて映像光を投射するプロジェクタ装置におい
て、 前記ケーシングの外部から空気を取り入れる吸気窓と、 前記光学系へ向けて前記空気を吹き出す空気吹出し口
と、 前記吸気窓と前記空気吹出し口とを連通する空気流路
と、 前記空気流路に設けられ、片面のみに吸い込み口を有す
る片吸い込み式のシロッコファンと、を備え、 前記片吸い込み式のシロッコファンは、前記片面と対向
する前記空気流路の空気流路壁から可及的に離し、前記
片面と前記空気流路壁との間に前記吸気窓と連通するス
ペースを設けて設置される ことを特徴とするプロジェク
タ装置。 - 【請求項2】光源からの光を受けて映像光を生成する光
学系と当該光学系に沿って設けられた冷却ユニットと
を、ケーシングの内部に配備し、前記光学系から前方へ
向けて映像光を投射するプロジェクタ装置において、 前記冷却ユニットのハウジングに開設され、前記ケーシ
ングの外部から空気を取り入れる吸気窓と、 前記冷却ユニットのハウジングに開設され、前記光学系
へ向けて前記空気を吹き出す空気吹出し口と、 前記冷却ユニットのハウジング内に設けられ、前記吸気
窓と前記空気吹出し口とを連通する空気流路を形成する
仕切り壁と、 前記ケーシングに開設され、前記吸気窓と連通する吸気
孔と、 前記冷却ユニットのハウジング内に設けられ、片面に吸
い込み口を有する片吸い込み式のシロッコファンと、を
備え、 前記片吸い込み式のシロッコファンは、前記片面と対向
する前記空気流路の空気流路壁から可及的に離し、前記
片面と前記空気流路壁との間に前記吸気窓と連通するス
ペースを設けると共に、吐出口と前記空気吹出し口とを
連通させて設置されることを特徴とする プロジェクタ装
置。
Priority Applications (10)
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---|---|---|---|
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