JP3489521B2 - 電池および携帯情報端末 - Google Patents

電池および携帯情報端末

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JP3489521B2
JP3489521B2 JP2000032019A JP2000032019A JP3489521B2 JP 3489521 B2 JP3489521 B2 JP 3489521B2 JP 2000032019 A JP2000032019 A JP 2000032019A JP 2000032019 A JP2000032019 A JP 2000032019A JP 3489521 B2 JP3489521 B2 JP 3489521B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電池および携帯
情報端末に関し、特に、短絡や過充電が行なわれた際に
電流値が異常に上昇するのを防止する安全機能を有する
電池とその電池を用いた携帯情報端末に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機、ノート型パソコンお
よびビデオカメラなどの携帯情報端末が普及している。
これらの携帯情報端末には、電力を供給するための電池
が用いられている。この電池としては、充電が可能な2
次電池が用いられている。
【0003】携帯情報端末用の電池では、何らかの原因
で電気回路の短絡が発生した場合または大きな電圧で充
電された場合に電池に流れる電流が大きくなる。この問
題を解消するために、従来は、電気回路の中に、PTC
素子(Positive TemperatureCoefficient)と呼ばれる
素子が組込まれている。PTC素子は、PTC素子に流
れる電流値が大きくなり温度が高くなるにつれて電気抵
抗が大きくなり、ある温度に到達すると急激に抵抗が上
昇して電流を抑制する働きがある。そのため、たとえ
ば、PTC素子を有する電池が所定の電圧以上で充電さ
れた場合にはPTC素子に流れる電流値が過度に大きく
なる。そして、PTC素子の温度がある温度に達すると
PTC素子の抵抗が急激に上昇して電流を抑制する。こ
れにより、電池が高温になりすぎるのを防ぐことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯情報端末に
用いられる電池を充電するための電源として、家庭用の
電源だけでなく自動車のバッテリを用いることが検討さ
れている。通常、自動車のバッテリの電圧は、乗用車で
は12Vであり、トラックなどの大型の自動車では24
Vである。これに対して、携帯情報端末で用いられる電
池の電圧は約4V前後である。そのため、自動車のバッ
テリから電池へ充電する場合には、電圧を4V程度にま
で下げる必要がある。しかしながら、自動車のバッテリ
に直接携帯情報端末用の電池がつながれて充電が行なわ
れる場合がある。この場合、電池には12Vまたは24
Vの電圧が加わる。このような高電圧が加わった場合に
は、上述のPTC素子が絶縁破壊を起こし、PTC素子
が電池内を流れる電流値を低下させることができないと
いう問題が生じる。
【0005】さらに、電池の正極が充電用の電源の負極
に接続され、電池の負極が充電用の電源の正極につなが
れる、いわゆる逆充電が行なわれる場合がある。逆充電
が行なわれた場合には、電気回路でショートが起きた場
合よりもさらに大きな電流が流れ、電池の温度が急激に
上昇する。
【0006】また、従来、このような急激な温度上昇を
防止するために、PTC素子と低融点合金からなるヒュ
ーズを組合せ、これらを電池パック内に収納するような
電池が特開平6−349480号公報に記載されてい
る。
【0007】しかし、上記公報に記載された電池では、
電池パック内にPTC素子とヒューズが設けられている
ため、PTC素子またはヒューズが電池パック内の導電
性の部材と接触する場合がある。この場合には、PTC
素子およびヒューズが電流を減少させるという働きをな
さず、信頼性が低いという問題があった。
【0008】また、電池パック内にPTC素子およびヒ
ューズを設けるため、電池パックが大型化し、製造コス
トが上昇するという問題があった。
【0009】さらに、従来、存在しなかったヒューズを
設けるため、製造コストが高くなるという問題があっ
た。
【0010】そこで、この発明は上述のような問題点を
解決するためになされたものであり、信頼性が高く、小
型化が可能でかつ低コストで製造できる電池と携帯情報
端末を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の1つの局面に
従った電池は、電力を発生させる発電要素と、前記発電
要素に接続された正極端子および負極端子と、前記発電
要素と前記正極端子および負極端子の一部分を被覆する
外装部材と、前記正極端子および負極端子の少なくとも
一方と電気的に接続されるように絶縁基板の上に形成さ
れ、所定の電流値を超えると溶融切断する可溶融部分
可溶融部分以外の配線とともにパターニングされた配線
層と、前記正極端子および負極端子の少なくとも一方と
電気的に接続され、前記発電要素に流れる電流値が大き
くなるにつれて前記発電要素に流れる電流値を減少させ
る電流量制御手段とを備え、前記可溶融部分は相対的に
小さい断面積を有し、前記配線層の可溶融部分以外の
は相対的に大きい断面積を有し、前記可溶融部分と前
記電流量制御手段は前記外装部材から露出しているもの
である。
【0012】 このように構成された電池においては、
電気回路で短絡が生じた場合には、電流量制御手段が電
流量を制御する。また、過充電や逆充電の場合で電流量
制御手段が電流量を制御できない場合には、可溶融部分
が溶融し、電流を遮断する。そのため、電池が高温にな
りすぎることがなく、安全性が向上する。また、可溶融
部分と電流量制御手段は外装部材から露出しているた
め、これらの部材がたとえば外装部材内の発電要素など
と接触することがない。そのため、大きな電流が流れた
場合にも可溶融部分が確実に溶融切断するので電池の信
頼性が高くなる。また、可溶融部分と電流量制御手段が
外装部材から露出しているため、外装部材を小型化する
ことができる。また、可溶融部分は、可溶融部分以外の
配線とともにパターニングにより配線層に形成されるた
め、配線を形成するのと同時に可溶融部分を形成するこ
とかできる。そのため、新たな部材を設けることなく可
溶融部分を形成することができ、製造コストの上昇を抑
えることができる。なお、本発明において、電流量制御
手段としてPTC素子またはサーマルプロテクタを用い
ることができる。また、前記可溶融部分は相対的に小さ
い断面積を有し、前記配線層の可溶融部分以外の配線
相対的に大きい断面積を有する。この場合、可溶融部分
の断面積を制御することにより、可溶融部分が溶融切断
する電流値を正確に制御することができる。
【0013】また好ましくは、正極端子には電流量制御
手段および可溶融部分のいずれか一方が接続され、負極
端子には電流量制御手段および可溶融部分の他方が接続
される。この場合、正極端子または負極端子の一方に電
流量制御手段および可溶融部分が接続される場合に比べ
て電池を小型化することができる。
【0014】また好ましくは、正極端子および負極端子
のそれぞれに可溶融部分が接続されている。この場合、
正極端子および負極端子の一方に接続された可溶融部分
が何らかの原因で所定値の電流値を超えた場合に溶融し
ない場合にも、他方の可溶融部分が溶融して電流を遮断
することができる。そのため、装置の信頼性をさらに高
めることができる。
【0015】 また、好ましくは、配線層の可溶融部分
と配線層の可溶融部分以外の配線とはほぼ同一の厚みを
有する。この場合、同一の導電材料をパターニングする
ことにより可溶融部分とそれ以外の配線からなる配線層
を形成することができ、少ない工程で配線層を形成する
ことができる。
【0016】 また好ましくは、配線層の可溶融部分と
配線層の可溶融部分以外の配線とは同一の材質で構成さ
れる。この場合、別の材質を用いた場合に比べて材質の
経時変化がなく、配線層の耐久性を向上させることがで
きる。
【0017】また好ましくは、当該電池は携帯情報端末
のアンテナが延びる方向と可溶融部分が延びる方向とが
ほぼ直交するように携帯情報端末に取付けられる。この
場合、アンテナと可溶融部分とがほぼ直交するように位
置決めされているため、アンテナにより送受信される電
磁波が可溶融部分の影響を受けることがない。そのた
め、携帯情報端末の信頼性が高くなる。
【0018】 また好ましくは、当該電池は携帯情報端
末に取付けられるものであって、この携帯情報端末で使
用する無線通信用の電波の波長λと可溶融部分の長さL
とがL≦λ/4で示す関係を満足するように可溶融部分
の長さLが規定されている。この場合、可溶融部分の長
さLと電波の波長λとが上述の関係を満たすため、可溶
融部分が電波に悪影響を与えることがない。
【0019】また好ましくは、配線層は、複数の可溶融
部分を含む。複数の可溶融部分は、正極端子および負極
端子の一方に互いに並列に接続されている。この場合、
可溶融部分の数により可溶融部分が溶融切断する電流値
を設定することができる。
【0020】また好ましくは、可溶融部分は、蛇行して
延びるように形成されている。この場合、可溶融部分が
蛇行して延びているため、小さい体積の部分に長い可溶
融部分が存在するようになる。そのため、可溶融部分の
電気抵抗が大きくなり、かつ可溶融部分から発生した熱
が外部へ放散されにくくなる。その結果、可溶融部分の
温度が上昇しやすくなり、可溶融部分が溶融切断しやす
くなる。
【0021】 この発明の一つの局面に従った携帯情報
端末は、本体と、アンテナと、電池とを備える。アンテ
ナは本体に取付けられて一方向に延びる。電池は本体に
取付けられる。電池は、発電要素と、正極端子および負
極端子と、外装部材と、配線層と、電流量制御手段とを
含む。発電要素は電力を発生させる。正極端子および負
極端子は発電要素に接続される。外装部材は発電要素と
正極端子および負極端子の一部分を被覆する。配線層
は、正極端子および負極端子の少なくとも一方と電気的
に接続されるように絶縁基板の上に形成され、所定の電
流値を超えると溶融切断する可溶融部分が可溶融部分以
外の配線とともにパターニングされる。電流量制御手段
は正極端子および負極端子の少なくとも一方と電気的に
接続され、発電要素に流れる電流値が大きくなるにつれ
て発電要素に流れる電流値を減少させる。配線層と電流
量制御手段とは外装部材から露出している。アンテナが
延びる方向と可溶融部分が延びる方向とはほぼ直交す
る。
【0022】 このように構成された携帯情報端末で
は、電気回路で短絡が生じた場合には、電流量制御手段
が電流量を制御する。また、過充電や逆充電の場合で電
流量制御手段が電流量を制御できない場合には、可溶融
部分が溶融し、電流を遮断する。そのため、電池が高温
になりすぎることがなく、安全性が向上する。また、可
溶融部分と電流量制御手段は外装部材から露出している
ため、これらの部材がたとえば外装部材内の発電要素な
どと接触することがない。そのため、大きな電流が流れ
た場合にも可溶融部分が確実に溶融切断するので電池の
信頼性が高くなる。また、可溶融部分と電流量制御手段
が外装部材から露出しているため、外装部材を小型化す
ることができる。また、可溶融部分は、可溶融部分以外
の配線とともにパターニングにより配線層に形成される
ため、配線を形成するのと同時に可溶融部分を形成する
ことかできる。そのため、新たな部材を設けることなく
可溶融部分を形成することができ、製造コストの上昇を
抑えることができる。また、アンテナが延びる方向と可
溶融部分が延びる方向とがほぼ直交しているため無線通
信用の電波に悪影響を与えず信頼性の高いものとなる。
【0023】 この発明の別の局面に従った携帯情報端
末は本体と電池とを備える。本体は無線通信機能を有す
る。電池は本体に取付けられる。電池は、発電要素と、
正極端子および負極端子と、外装部材と、配線層と、電
流量制御手段とを備える。発電要素は電力を発生させ
る。正極端子および負極端子は発電要素に接続される。
外装部材は発電要素と正極端子および負極端子の一部分
を被覆する。配線層は正極端子および負極端子の少なく
とも一方と電気的に接続されるように絶縁基板の上に形
成され、所定の電流値を超えると溶融切断する可溶融部
が可溶融部分以外の配線とともにパターニングされ
。電流量制御手段は正極端子および負極端子の少なく
とも一方と電気的に接続され、発電要素に流れる電流値
が大きくなるにつれて発電要素に流れる電流値を減少さ
せる。配線層と電流量制御手段は外装部材から露出して
いる。無線通信用の電波の波長λと可溶融部分の長さL
とがL≦λ/4で示す関係を満足する。
【0024】 このように構成された携帯情報端末で
は、電気回路で短絡が生じた場合には、電流量制御手段
が電流量を制御する。また、過充電や逆充電の場合で電
流量制御手段が電流量を制御できない場合には、可溶融
部分が溶融し、電流を遮断する。そのため、電池が高温
になりすぎることがなく、安全性が向上する。また、可
溶融部分と電流量制御手段は外装部材から露出している
ため、これらの部材がたとえば外装部材内の発電要素な
どと接触することがない。そのため、大きな電流が流れ
た場合にも可溶融部分が確実に溶融切断するので電池の
信頼性が高くなる。また、可溶融部分と電流量制御手段
が外装部材から露出しているため、外装部材を小型化す
ることができる。また、可溶融部分は、可溶融部分以外
の配線とともにパターニングにより配線層に形成される
ため、配線を形成するのと同時に可溶融部分を形成する
ことかできる。そのため、新たな部材を設けることなく
可溶融部分を形成することができ、製造コストの上昇を
抑えることができる。また、可溶融部分の長さLと電波
の波長λとが上述の関係を満たすため、可溶融部分が電
波に悪影響を及ぼさない。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0039】(実施の形態1) 図1は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の
上面図である。図1を参照して、この発明の実施の形態
1に従った携帯情報端末としての携帯電話機1aは、本
体としての筐体2を有する。筐体2にはアンテナ40
と、表示パネル4と、操作キー5とが取付けられてい
る。筐体2にアンテナ40、表示パネル4および操作キ
ー5が取付けられる。アンテナ40は筐体2の先端部に
取付けられ、矢印40aで示す方向に延びる線状の導体
により構成される。アンテナ40の大部分は筐体2内に
収納されており携帯電話機1aを使用する場合に筐体2
から突出するように延ばされて使用される。
【0040】表示パネル4は筐体2の中央部に配置され
る。表示パネル4は液晶により構成され、携帯電話機1
aが受信したデータおよび携帯電話機1aが送信するデ
ータなどを文字表示する。操作キー5は筐体2の中央部
に取付けられる。操作キー5は、携帯電話機内に設けら
れた内部回路へ情報を入力するための部材であり、人が
操作キー5を手で押すことにより情報を入力することが
できる。
【0041】図2は、この発明の実施の形態1に従った
携帯電話機と電池の構造を説明するための図である。図
2を参照して、携帯電話機1aは、筐体2と、アンテナ
40と、絶縁基板としてのプリント基板10と、本体回
路30と、この発明の実施の形態1に従った電池20a
とを有する。本体としての筐体2にプリント基板10が
固定されている。プリント基板10上には本体回路30
が設けられている。本体回路30には、電池20aから
電力が供給される。
【0042】プリント基板10はほぼ長方形状であり、
絶縁性の基板と、その基板の表面に形成された配線とに
より構成される。プリント基板10上には携帯電話機1
aが送受信する電波の処理を行なう本体回路30が設け
られている。本体回路30は、配線、抵抗、キャパシ
タ、コイルなどの電子部品により構成される。本体回路
30に電池20aが電気的に接続されている。電池20
aはプリント基板10に固定されている。電池20a
は、発電要素としての電池コア21と、外装部材として
のラミネートフィルム26と、正極端子22と、負極端
子23と、配線層24と、電流量制御手段としてのPT
C素子25とを有する。ラミネートフィルム26が電池
コア21と、正極端子22および負極端子23の一部分
とを覆う。電池コア21に正極端子22および負極端子
23が電気的に接続されている。
【0043】ラミネートフィルム26は、アルミニウム
箔をポリプロピレン、ポリエチレンなどの高分子樹脂で
挟んだ複合材料により構成される。そのため、ラミネー
トフィルム26は、高分子樹脂、アルミニウム箔および
高分子樹脂の3層構造となっている。また、ラミネート
フィルム26の厚さは300μm以下である。
【0044】ラミネートフィルム26に取り囲まれて封
止されるように電池コア21が設けられている。電池コ
ア21は、所定の積層体を巻き重ねて形成される。電池
コア21は、正極端子22および負極端子23に電気的
に接続される。第1の薄板(集電体アルミニウム箔)
と、第2の薄板(集電体銅箔)と、これらの間に介在し
たセパレータとにより積層体が構成される。集電体アル
ミニウム箔は正極端子22に接続される。集電体銅箔は
負極端子23に接続される。集電体アルミニウム箔に
は、リチウムを含有する金属酸化物(正極活物質)が塗
布されている。集電体銅箔には、リチウムを含有する有
機物(負極活物質)が塗布されている。
【0045】正極端子22はアルミニウム箔により構成
され、その厚みは0.2〜0.5mmであり、寸法は、
縦×横が7mm×4mmである。負極端子23はアルミ
ニウム箔により構成され、その厚みは0.2〜0.5m
mであり、寸法は、縦×横が7mm×4mmである。
【0046】正極端子22には、銅により構成される配
線層24が接続されている。配線層24の両端部では、
相対的に幅が広い配線部分24bが形成されており、配
線層24の中央部には相対的に幅が狭い可溶融部分24
aが形成されている。可溶融部分24aは、電池コア2
1および配線層24を流れる電流値が所定の電流値を超
えると溶融切断するように断面積が小さくされている。
つまり、配線層24を通る電流が一定であってもその断
面積の違いにより、配線部分24bを通る電流の電流密
度は相対的に小さく、可溶融部分24aを通る電流の電
流密度は大きくなる。このため、可溶融部分24aが急
激に発熱し、この部分が溶融して配線層24が断線す
る。なお、配線層24は、図2では同一の材質により構
成されるが、配線部分24bを融点の高い材質で構成
し、可溶融部分24aを融点の低い材質で構成すること
も可能である。
【0047】配線層24には、PTC素子25が接続さ
れている。PTC素子25はPTC素子25に流れる電
流値が大きくなると高温となって徐々に電気抵抗が上が
る。そして、電流値が所定の値を超えると急激に抵抗が
大きくなる。そのため、PTC素子25は、電池コア2
1に流れる電流値が大きくなるにつれて電池コア21内
に流れる電流値を減少させる働きを有する。PTC素子
25はサーマルプロテクタに置換えることも可能であ
る。正極端子22には、順に可溶融部分24aおよびP
TC素子25が接続されている。PTC素子25は配線
層31により本体回路30に接続されている。負極端子
23は、配線層32により本体回路30に接続されてい
る。PTC素子25と正極端子22および負極端子23
の一部分と可溶融部分24aとはラミネートフィルム2
6から露出している。
【0048】図3は、図2で示す電池の各部分での断面
である。図3の(A)は、図2中のA−A線に沿って見
た1つの局面に従った断面を示す図であり、図3の
(B)は、図2中のB−B線に沿って見た断面を示す図
である。図3の(C)は、図2中のC−C線に沿って見
た断面を示す図である。図3中の(D)は、図2中のA
−A線に沿って見た別の局面に従った断面を示す図であ
る。
【0049】図3の(A)を参照して、プリント基板1
0の上に可溶融部分24aが形成されている。可溶融部
分24aの断面はほぼ長方形状である。可溶融部分24
aの高さT1は約30〜40μmであり、幅W1は約20
0μmである。銅からなる可溶融部分24aに流れる電
流値が約8Aとなると可溶融部分24aが溶融して配線
層24が断線する。可溶融部分24aの断面積が小さく
なると可溶融部分24aの抵抗が大きくなり、小さい電
流で可溶融部分24aが溶融切断する。
【0050】図3の(B)を参照して、配線部分24b
はプリント基板10上に形成される。配線部分24bの
断面はほぼ長方形状である。配線部分24bの高さはT
1であり、幅W2は約500μmである。
【0051】図3の(C)を参照して、プリント基板1
0上に配線層24が形成されている。配線層24は可溶
融部分24aと、可溶融部分24aに接続された配線部
分24bにより構成される。可溶融部分24aの長さL
は約5mmである。可溶融部分24aの長さが長くなる
と可溶融部分24aの抵抗が大きくなり、小さい電流で
可溶融部分24aが溶融切断する。具体的には、可溶融
部分24aの長さが約10mmであれば、約5Aの電流
で可溶融部分24aが溶融切断し、可溶融部分24aの
長さが約2mmであれば、約10Aの電流で可溶融部分
24aが溶融切断する。そのため、可溶融部分24aの
長さおよび断面積を調整することにより、可溶融部分2
4aが溶融切断する電流値を設定することができる。配
線部分24bに正極端子2が接続されている。正極端子
22は電池コア21に接続されている。電池コア21と
正極端子22の一部分とはラミネートフィルム26で覆
われている。ラミネートフィルム26は、樹脂層26
a、アルミニウム層26bおよび樹脂層26aの3層構
造となっている。ラミネートフィルム26がプリント基
板10と直接接触している。無線通信用の電波の波長λ
と可溶融部分24aの長さLとがL≦λ/4で示す関係
を満足するように可溶融部分24aの長さLが規定され
ている。
【0052】図3の(D)を参照して、プリント基板1
0上の可溶融部分24aに半田層27を設けてもよい。
図3の(D)では、可溶融部分24aの寸法は図3の
(A)で示すものと同一であるが可溶融部分24aの寸
法を小さくし、半田層27の寸法を大きくしてもよい。
図3の(D)で示すように可溶融部分24aの上にのみ
半田層27を形成し、配線部分24bの上には半田層を
形成しない構造としてもよい。また、可溶融部分24a
および配線部分24bの両方上に半田層を形成してもよ
い。さらに、可溶融部分24aの上には半田層を形成せ
ず、配線部分24bの上にのみ半田層を形成してもよ
い。
【0053】このように構成された電池20aを充電す
る場合には、PTC素子25に充電用電源の正極を接続
し、負極端子23に充電用電源の負極を接続する。この
状態で、充電用電源の電圧を電池20aに印加すること
により充電を行なうことができる。
【0054】このように構成された電池20aは、ま
ず、安全用の素子としてのPTC素子25と可溶融部分
24aとを有する。そのため、短絡などにより電池コア
21内に大きな電流が流れた場合には、PTC素子25
が作動することにより電池コア21内を流れる電流値を
低下させることができる。さらに、過電圧による充電や
逆充電が行なわれてPTC素子25が作動しなくなると
配線層24の可溶融部分24aに大きな電流が流れる。
これにより、可溶融部分24aが溶融切断するため電流
を遮断することができる。これにより、電池コア21が
高温になりすぎるのを防ぐことができ安全性が高くな
る。
【0055】さらに、可溶融部分24aはラミネートフ
ィルム26に覆われておらずラミネートフィルム26か
ら露出しているためラミネートフィルム26内の電解質
等の影響を受けることがない。そのため、所定の電流が
流れると確実に切断するので信頼性が高くなる。また、
可溶融部分24aは、配線部分24を形成するのと同時
に形成することができる。そのため、特に製造工程を増
やすことなく可溶融部分24aを形成することができる
また、可溶融部分24aはラミネートフィルム26に覆
われていないためラミネートフィルム26が覆う部材が
少なくなる。そのため、ラミネートフィルム26を小型
化でき、製造コストを上昇させないという効果がある。
【0056】また、この発明に従った携帯電話機1a
は、上述のような効果を有する電池20aを備えるた
め、安全性が高いものとなる。
【0057】(実施の形態2) 図4は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機と
電池の構造を説明するための図である。図4を参照し
て、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機1bで
は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機1c
は、この発明の実施の形態2に従った電池20bを有す
る。電池20bの構造が図2で示す電池20aと異な
る。つまり、電池20bでは、配線層24の可溶融部分
24aが、アンテナ40が延びる方向(矢印40aで示
す方向)に対してほぼ直交している点で、このような構
造とされていない図2で示す電池20aと異なる。
【0058】このように構成された携帯電話機1bおよ
び電池20bでは、まず、実施の形態1で示す携帯電話
機1aおよび電池20aと同様の効果を有する。さら
に、可溶融部分24aが延びる方向が、アンテナ40が
延びる方向とほぼ直交している。可溶融部分24aは幅
が小さいので、この部分が特に電波に影響を与えやす
い。しかしながら、幅の小さい部分がアンテナ40の延
びる方向と直交するように位置決めされているため、電
波に与える影響が少なくなる。そのため、この携帯電話
機1bでは、実施の形態1に従った携帯電話機1aに比
べて、電波の変調などが生じず、音声の低下を防止でき
るという効果がある。
【0059】(実施の形態3) 図5は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機と
電池の構造を説明するための図である。図5を参照し
て、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機1c
は、この発明の実施の形態3に従った電池20cを有す
る。電池20cの構造が図2で示す電池20aと異な
る。すなわち、電池20cでは、正極端子22には、順
にPTC素子25および可溶融部分24aが接続されて
いる点で、正極端子22に順に可溶融部分24aおよび
PTC素子25が接続されている電池20aと異なる。
【0060】このような電池20cでは、図2で示す電
池20aと同様の効果がある。また、このような携帯電
話機1cでは、図2で示す携帯電話機1aと同様の効果
がある。
【0061】(実施の形態4) 図6は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機と
電池の構造を説明するための図である。図6を参照し
て、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機1d
は、この発明の実施の形態4に従った電池20dを有す
る。電池20dの構造が図5で示す電池20cと異な
る。つまり電池20dでは、可溶融部分24aの延びる
方向がアンテナ40の延びる方向(矢印40aで示す方
向)とほぼ直交している点で、図5で示す電池20cと
異なる。
【0062】このように構成された携帯電話機1dおよ
び電池20dでは、まず、実施の形態1で示す携帯電話
機1cおよび電池20cと同様の効果を有する。
【0063】また、可溶融部分24aは幅が小さいの
で、この部分が特に電波に影響を与えやすい。しかしな
がら、幅の小さい部分がアンテナ40の延びる方向と直
交するように位置決めされているため、電波に与える影
響が少なくなる。そのため、この携帯電話機1dでは、
実施の形態3に従った携帯電話機1cに比べて、電波の
変調などが生じず、音声の低下を防止できるという効果
がある。
【0064】(実施の形態5) 図7は、この発明の実施の形態5に従った携帯電話機と
電池の構造を説明するための図である。図7を参照し
て、この発明の実施の形態5に従った携帯電話機1eは
実施の形態5に従った電池20eを有する。電池20e
の構造が図2で示す電池20aと異なる。すなわち、電
池20eでは負極端子23に、順に可溶融部分24aを
有する配線層24およびPTC素子25が接続されてい
る点で、正極端子22に順に配線層24およびPTC素
子25が接続されている図2で示す電池20aと異な
る。正極端子22は配線層31により本体回路30に接
続され、PTC素子25は配線層32により本体回路3
0に接続される。
【0065】このように構成された電池20eでは、図
2で示す電池20aと同様の効果がある。
【0066】またこのように構成された携帯電話機1e
では、図2で示す携帯電話機1aと同様の効果がある。
【0067】(実施の形態6) 図8は、この発明の実施の形態6に従った携帯電話機と
電池の構造を説明するための図である。図8を参照し
て、この発明の実施の形態6に従った携帯電話機1f
は、この発明の実施の形態6に従った電池20fを有す
る。電池20fの構造が図7で示す電池20eと異な
る。つまり電池20fでは、配線層24の可溶融部分2
4aがアンテナ40の延びる方向(矢印40aで示す方
向)とほぼ直交するように位置決めされている点で図7
で示す電池20eと異なる。配線層24は配線層32に
よりPTC素子25に接続され、PTC素子25は本体
回路30に接続される。正極端子22は配線層31によ
り本体回路30に接続される。
【0068】このように構成された携帯電話機1fおよ
び電池20fでは、まず、図7で示す携帯電話機1eお
よび電池20eと同様の効果がある。また、可溶融部分
24aは幅が小さいので、この部分が特に電波に影響を
与えやすい。しかしながら、アンテナ40の延びる方向
に対して相対的に幅の狭い可溶融部分24aの延びる方
向がほぼ直交するように位置決めされるため、電波が可
溶融部分24aの影響を受けることが少なくなる。その
ため、この携帯電話機1fでは、実施の形態5に従った
携帯電話機1eに比べて、電波が変調されず音質の劣化
等が発生するのを防止することができる。
【0069】(実施の形態7) 図9は、この発明の実施の形態7に従った携帯電話機と
電池の構造を説明するための図である。図9を参照し
て、この発明の実施の形態7に従った携帯電話機1g
は、この発明の実施の形態7に従った電池20gを有す
る。電池20gの構造が図7で示す電池20eと異な
る。すなわち、電池20gでは、負極端子23に、順に
PTC素子25および可溶融部分24aを有する配線層
が接続されている点で、負極端子23に、順に配線層2
4およびPTC素子25が接続されている図7で示す電
池20eと異なる。
【0070】このように構成された電池20gでは、図
7で示す電池20eと同様の効果がある。
【0071】また、この電池20gを有する携帯電話機
1gは、図7で示す携帯電話機1eと同様の効果があ
る。
【0072】(実施の形態8) 図10は、この発明の実施の形態8に従った携帯電話機
と電池の構造を説明するための図である。図10を参照
して、この発明の実施の形態8に従った携帯電話機1h
は、この発明の実施の形態8に従った電池20hを有す
る。電池20hの構造が図7で示す電池20gと異な
る。つまり電池20hでは、配線層24の可溶融部分2
4aが、アンテナ40の延びる方向(矢印40aで示す
方向)とほぼ直交するように位置決めされている点で図
10で示す電池20gと異なる。PTC素子25と配線
部分24bとは配線層32により接続されている。
【0073】このように構成された電池20hでは、ま
ず、図9で示す電池20gと同様の効果がある。
【0074】また、このように構成された携帯電話機1
hおよび電池20hでは、図9で示す携帯電話機1gお
よび電池20gと同様の効果がある。さらに、相対的に
幅の狭い可溶融部分24aが延びる方向がアンテナ40
が延びる方向と直交するため、アンテナ40により送受
信される電波に可溶融部分24aが影響を与えない。そ
の結果、電波が変調されず音質の低下などを防止するこ
とができる。
【0075】(実施の形態9) 図11は、この発明の実施の形態9に従った携帯電話機
と電池の構造を説明するための図である。図11を参照
して、この発明の実施の形態9に従った携帯電話機1i
は、この発明の実施の形態9に従った電池20iを有す
る。電池20iの構造が図2で示す電池20aと異な
る。すなわち、電池20iでは、正極端子22にPTC
素子が接続され、負極端子23に可溶融部分24aを有
する配線層24が配線層32を介して接続されている点
で、正極端子22に可溶融部分24aを有する配線層2
4とPTC素子の両方が接続されている電池20aと異
なる。PTC素子25は配線層31により本体回路30
に接続されている。
【0076】このように構成された電池20iでは、ま
ず、図2で示す電池20aと同様の効果がある。
【0077】また、電池20iを備えた携帯電話機1i
では、一方の電極端子にPTC素子が接続され、他方の
電極端子に可溶融部分が接続されているため、1つの電
極端子にPTC素子および可溶融部分が接続されている
場合に比べて本体回路30と正極端子22および負極端
子23との距離を小さくすることができる。そのため、
プリント基板10を小型化でき携帯電話機1iを軽量化
できるという効果がある。
【0078】(実施の形態10) 図12は、この発明の実施の形態10に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。図12を参
照して、この発明の実施の形態10に従った携帯電話機
1iは、この発明の実施の形態10に従った電池20j
を有する。電池20jの構造が図11で示す電池20i
と異なる。すなわち、電池20jでは、可溶融部分24
aの延びる方向がアンテナ40の延びる方向(矢印40
aで示す方向)とほぼ直交するように位置決めされてい
る点で図11で示す電池20iと異なる。
【0079】このように構成された携帯電話機1jおよ
び電池20jでは、図11で示す携帯電話機1iおよび
電池20iと同様の効果がある。
【0080】さらに、相対的に幅の狭い可溶融部分24
aの延びる方向がアンテナ40の延びる方向とほぼ直交
しているため、アンテナ40により送受信される電波が
可溶融部分24aの影響を受けることが少ない。そのた
め、電波を変調することがなく音質の低下などの問題を
防ぐことができる。
【0081】(実施の形態11) 図13は、この発明の実施の形態11に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。図13を参
照して、この発明の実施の形態11に従った携帯電話機
1kは、この発明の実施の形態11に従った電池20k
を有する。電池20kの構造が図11で示す電池20i
と異なる。つまり電池20kでは、可溶融部分24aを
有する配線層24が配線層31を介して正極端子22に
接続され、PTC素子が負極端子23に接続されている
点で、配線層24が負極端子23に接続されPTC素子
25が正極端子22に接続されている図11で示す電池
20jと異なる。なお、PTC素子は配線層32を介し
て本体回路30に接続されている。
【0082】このように構成された電池20kでは、ま
ず、図11で示す電池20jと同様の効果を有する。さ
らに、この電池20kを備えた携帯電話機1kでは、図
11で示す携帯電話機1jと同様の効果を有する。
【0083】(実施の形態12) 図14は、この発明の実施の形態12に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。図14を参
照して、この発明の実施の形態12に従った携帯電話機
1mは、この発明の実施の形態14に従った電池20m
を有する。電池20mの構造が図13で示す電池20k
と異なる。つまり電池20mでは、相対的に幅の狭い可
溶融部分24aの延びる方向がアンテナ40の延びる方
向(矢印40aで示す方向)とほぼ直交するように配線
層24が位置決めされている。
【0084】このように構成された携帯電話機1mおよ
び電池20mでは、まず、図13で示す携帯電話機1k
および電池20kと同様の効果がある。さらに、可溶融
部分24aの延びる方向がアンテナ40の延びる方向と
ほぼ直交しているため、アンテナ40により送受信され
る電波が可溶融部分24aの影響を受けることが少なく
なる。そのため、電波を変調することがなく音質の低下
などの問題が発生することがない。
【0085】(実施の形態13) 図15は、この発明の実施の形態13に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。図15を参
照して、この発明の実施の形態13に従った携帯電話機
1nは、この発明の実施の形態13に従った電池20n
を有する。電池20nの構造が図2で示す電池20aと
異なる。つまり電池20nは、図2で示す電池20aの
負極端子23に可溶融部分24aを有する配線層24を
取付けたものである。そのため、電池20nでは、正極
端子22に可溶融部分24aを有する配線層24が接続
され、負極端子23に可溶融部分24aを有する配線層
24が接続されている。
【0086】このように構成された携帯電話機1nおよ
び電池20nでは、まず、図2で示す携帯電話機1aお
よび電池20aと同様の効果がある。さらに、正極端子
22および負極端子23の両方に可溶融部分24aを有
する配線層24が接続されている。そのため、所定の電
流値によりいずれか一方の配線層24の可溶融部分24
aが溶融しない場合であっても、他方の可溶融部分24
aが溶融する。その結果、どちらか一方の可溶融部分2
4aが確実に溶融するため、装置の信頼性がさらに向上
する。
【0087】(実施の形態14) 図16は、この発明の実施の形態14に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。図16を参
照して、この発明の実施の形態14に従った携帯電話機
1pは、この発明の実施の形態14に従った電池20p
を有する。電池20pの構造が図15で示す電池20n
と異なる。つまり電池20pの正極端子22には可溶融
部分24aを有する配線層24が接続されている。可溶
融部分24aはアンテナ40が延びる方向(矢印40a
で示す方向)とほぼ直交する。また、負極端子23には
PTC素子25が接続されている。PTC素子25には
可溶融部分24aを有する配線層24が接続されてい
る。可溶融部分24aは、アンテナ40が延びる方向
(矢印40a)で示す方向とほぼ直交する。
【0088】このように構成された携帯電話機1pおよ
び電池20pでは、まず、図15で示す携帯電話機1n
および電池20nと同様の効果がある。さらに、2つの
可溶融部分24aの延びる方向がアンテナ40の延びる
方向とほぼ直交するためアンテナ40により送受信され
る電波が可溶融部分24aの影響を受けることがない。
その結果、電波を変調せず音質の劣化などの問題が生じ
ることがない。
【0089】(実施の形態15) 図17は、この発明の実施の形態15に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。図17を参
照して、この発明の実施の形態15に従った携帯電話機
101aは、この発明の実施の形態15に従った電池1
20aを有する。電池120aは、図2の電池20aと
同様の電池コア21、負極端子23およびラミネートフ
ィルム26を有する。アルミニウム合金により構成され
る正極端子122が電池コア21に接続されている。正
極端子122の一部分をラミネートフィルム26が覆
い、他の部分はラミネートフィルム26が覆わない。ラ
ミネートフィルム26に覆われない正極端子22の部分
には、相対的に幅が狭い可溶融部分122aと、相対的
に幅が広い電極部分122bとが形成されている。可溶
融部分122aは正極端子122に流れる電流値が所定
値を超えると溶融切断するように構成されている。
【0090】可溶融部分122aに接続するように電極
部分122bが形成されている。電極部分122bの幅
は負極端子23の幅とほぼ同様である。正極端子122
は配線層31によりPTC素子に電気的に接続されてい
る。PTC素子はプリント基板10に接続されている。
負極端子23は配線層32により本体回路30に電気的
に接続されている。
【0091】図18は図17で示す正極端子の各部分の
断面図である。図18の(A)は図17中のA−A線に
沿って見た1つの局面に従った断面を示す図である。図
18の(B)は、図17中のB−B線に沿って見た断面
を示す図である。図18の(C)は、図17中のA−A
線に沿って見た別の局面に従った断面を示す図である。
図18の(A)を参照して、プリント基板10の上方に
可溶融部分122aが設けられている。可溶融部分12
2aの厚みT2は約100μmであり、幅W3は約50μ
mである。図18の(B)を参照して、電極部分122
bの厚みはT2であり、幅W4は約3mmである。なお、
可溶融部分122aの延びる方向とアンテナ40の延び
る方向がほぼ直交してもよい。
【0092】図18の(C)を参照して、可溶融部分1
22aの上に半田層127を形成して、電極部分122
bの上には半田層127を形成しなくてもよい。また可
溶融部分122aおよび電極部分122bの双方の上に
半田層127を形成してもよい。さらに、可溶融部分1
22aの上に半田層を形成せずに電極部分122bの上
に半田層を形成してもよい。また、図18の(A)およ
び(B)で示す断面とは垂直な断面の図は、図3の
(C)で示す断面と同様である。
【0093】このように構成された携帯無線機101a
および電池120aでは、まず、安全用の素子としてP
TC素子24と可溶融部分122aが形成されているた
め、図2で示す携帯電話機1aおよび電池20aと同様
の安全性を有する。
【0094】さらに、可溶融部分122aがラミネート
フィルム26から露出しているため、ラミネートフィル
ム26内の電解質などの導電性の物質が可溶融部分12
2aから隔離される。そのため、可溶融部分122aが
溶融切断すると正極端子122を流れる電流を確実に遮
断でき信頼性も高くなる。さらに、正極端子122を形
成するのと同様に可溶融部分122aを形成することが
できるので製造コストの上昇を抑えることができる。さ
らに、可溶融部分122aがラミネートフィルム26内
に設けられている場合に比べてラミネートフィルム26
の大きさを小さくすることができる。
【0095】また、電極の端子と本体回路30との間に
可溶融部分を設けた場合に比べて電極端子と本体回路3
0との間の距離が小さくなるのでプリント基板10を小
型化することができる。その結果、携帯電話機101a
を軽量化することができる。
【0096】(実施の形態16) 図19は、この発明の実施の形態16に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。図19を参
照して、この発明の実施の形態16に従った携帯電話機
101bは、この発明の実施の形態16に従った電池1
20bを有する。電池120bの構造が図17で示す電
池120aと異なる。つまり、電池120bでは、負極
端子23に配線層32を介してPTC素子25が接続さ
れている点で正極端子22にPTC素子25が接続され
ている図17で示す電池120aと異なる。
【0097】このように構成された携帯電話機101b
および電池120bでは、まず、図17で示す携帯電話
機101aおよび電池120aと同様の効果がある。
【0098】また、電池120bを有する携帯電話機1
01bでは、図17で示す携帯電話機101aと同様の
効果がある。
【0099】(実施の形態17) 図20は、この発明の実施の形態17に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。図20を参
照して、この発明の実施の形態17に従った携帯電話機
101cは、この発明の実施の形態17に従った電池1
20cを有する。電池120cは、図2で示す電池20
aと同様の電池コア21、正極端子22およびラミネー
トフィルム26を有する。電池コア21に負極端子12
3が接続されている。負極端子123の一部分はラミネ
ートフィルム26に覆われているが、他の部分はラミネ
ートフィルム26に覆われていない。ラミネートフィル
ム26に覆われていない負極端子123の部分には、可
溶融部分123aと電極部分123bとが形成されてい
る。可溶融部分123aの幅は相対的に小さく電極部分
123bの幅は相対的に広い。可溶融部分123aと電
極部分123bとはアルミニウム箔により構成される。
また、可溶融部分123aおよび電極部分123bはほ
ぼ同一の厚みを有し、可溶融部分123aは相対的に小
さい断面積を有し、電極部分123bは相対的に大きい
断面積を有する。負極端子123は配線層32を介して
PTC素子25に接続される。PTC素子25は本体回
路30に接続されている。正極端子22は配線層31に
より本体回路30に接続される。
【0100】このように構成された電池120cでは、
まず、図17で示す電池120aと同様の効果がある。
さらに、この電池120cを備えた携帯電話機101c
では、図17で示す携帯電話機101aと同様の効果が
ある。
【0101】(実施の形態18) 図21は、この発明の実施の形態18に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。図21を参
照して、この発明の実施の形態18に従った携帯電話機
101dは、この発明の実施の形態18に従った電池1
20dを有する。電池120dの構造が図20で示す電
池120cと異なる。つまり、電池120dでは、正極
端子22に配線層31を介してPTC素子25が接続さ
れている点で、負極端子123にPTC素子25が接続
されている図20で示す電池120cと異なる。
【0102】このように構成された電池120dでは、
まず、図20で示す電池120cと同様の効果がある。
また、この電池120dを備えた携帯電話機101dで
は、図20で示す携帯電話機101cと同様の効果があ
る。
【0103】(実施の形態19) 図22は、この発明の実施の形態19に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。図22を参
照して、この発明の実施の形態19に従った携帯電話機
101eはこの発明の実施の形態19に従った電池12
0eを有する。電池120eは、正極端子122と、負
極端子123とを有する。すなわち、電池120eは、
図17に示す電池120aの負極端子23を図20で示
す負極端子123に置換えたものである。そのため、正
極端子122および負極端子123に可溶融部分122
aおよび123aが形成されている。
【0104】このように構成された携帯電話機101e
および電池120eでは、まず、図17で示す電池12
0aと同様の効果がある。さらに、正極端子122およ
び負極端子123の両方に可溶融部分122aおよび1
23aが形成されているため、正極端子122および負
極端子123を流れる電流値が所定の値となった場合、
いずれか一方の可溶融部分122aおよび123aが溶
融しなかった場合でも、他方の可溶融部分122aおよ
び123aが溶融して電流を遮断することができる。そ
のため、信頼性が高くなり、さらに安全性が向上する。
【0105】(実施の形態20) 図23は、この発明の実施の形態20に従った電池の図
である。図23の(A)は、この発明の実施の形態20
に従った電池の上面図であり、(B)は、底面図であ
り、(C)は、図23の(A)中のC−C線に沿って見
た断面を示す図である。図23の(A)を参照して、こ
の発明の実施の形態20に従った電池170aは、電池
コア21と、正極端子22と、負極端子23と、ラミネ
ートフィルム26と、絶縁基板110と、正極端子板1
32と、負極端子板133とを有する。電池コア21、
正極端子22、負極端子23およびラミネートフィルム
26は、図2で示す電池コア21、正極端子22、負極
端子23およびラミネートフィルム26と同様のもので
ある。正極端子22および負極端子23に接触するよう
に絶縁基板110が設けられている。絶縁基板110上
には導電性の正極端子板132および負極端子板133
が固定されている。正極端子板132および負極端子板
133はそれぞれほぼ同一の大きさであり、ともに長方
形状となっている。これらの正極端子板132および負
極端子板133は、携帯電話機などの接触用のピンと直
接接触する。正極端子板132は正極端子22の上に位
置決めされ、負極端子板133は負極端子23の上に位
置決めされる。
【0106】図23の(B)を参照して、電池170a
の下面側には、絶縁基板111が正極端子22および負
極端子23に接触するように取付けられている。絶縁基
板111の上には配線層124とPTC素子125が設
けられている。配線層124とPTC素子125が接続
されている。配線層124は相対的に幅が小さい可溶融
部分124aと相対的に幅が広い配線部分124bとを
有する。可溶融部分124aは相対的に小さい断面積を
有し、配線部分124bは相対的に大きい断面積を有す
る。可溶融部分124aと配線部分124bの厚みはほ
ぼ同一である。可溶融部分124aと配線部分124b
はそれぞれ銅により構成される。配線層124の可溶融
部分124aが正極端子22および負極端子23の延び
る方向とほぼ直交するように延びている図23の
(C)を参照して、絶縁基板111に正極端子22およ
び負極端子23が埋込まれるように形成されている。絶
縁基板111上に絶縁基板110が積層されている。ま
た、絶縁基板111の下には、配線層124とPTC素
子125が設けられている。絶縁基板110上には正極
端子板132と負極端子板133がそれぞれ固定されて
いる。正極端子22はリード線141により配線層12
4の一方端の配線部分124bに接続されている。配線
層124の他方端の配線部分124bはPTC素子12
5の一方端に接続されている。PTC素子125の他方
端はリード線142により正極端子板132に接続され
ている。負極端子板23はリード線143により負極端
子板133に接続されている。
【0107】このように構成された電池を使用する場合
には、正極端子板132と負極端子板133とをそれぞ
れ携帯情報端末の回路に接続する。これにより、電池1
70aから携帯情報端末へ電流を供給することができ
る。また、充電を行なうには、充電用の電源の正極に正
極端子板132を接続し、充電用電源の負極に負極端子
板133を接続する。これにより、充電を行なうことが
できる。
【0108】このように構成された電池170aでは、
まず、短絡などによりPTC素子125に大きな電流が
流れると、PTC素子125の温度が高くなりPTC素
子125の抵抗が上昇する。これにより、PTC素子1
25に流れる電流値を低下させることができる。さら
に、過充電や逆充電により大きな電流が流れた場合PT
C素子125が絶縁破壊を起こす場合がある。この場合
であっても、配線層124の可溶融部分124aが溶融
切断する。これにより、電流を遮断することができる。
【0109】また、可溶融部分124aおよびPTC素
子125はラミネートフィルム26に覆われておらずラ
ミネートフィルム26から露出している。これにより、
可溶融部分124aの近傍には電解質等の導電性の物質
が存在しないため、可溶融部分124aが溶融切断する
と確実に電流を遮断することができる。
【0110】さらに、可溶融部分124aの可溶融部分
124aと配線部分124bとは同一の材質および厚さ
を有するため、配線部分124bを製造するのと同時に
可溶融部分124aを製造することができる。また、配
線層124の可溶融部分124aが正極端子22および
負極端子23の延びる方向とほぼ直交するように延びて
いるため電池170aを小型化することができる。
【0111】(実施の形態21) 図24は、この発明の実施の形態21に従った電池の断
面図である。図24を参照して、電池170bでは、正
極端子22に、順にPTC素子125および配線層12
4の可溶融部分124aが接続されている点で、正極端
子22に順に可溶融部分124aおよびPTC素子12
5が接続されている図23で示す電池170aと異な
る。なお、正極端子22とPTC素子125とはリード
線141により接続され、正極端子板132と配線層1
24の配線部分124bはリード線142により接続さ
れる。なお、図24で示す電池170bの上面図および
底面図は、図23の(A)および(B)で示すものと同
様となる。
【0112】このように構成された電池170bにおい
ても、図23で示す電池170aと同様の効果がある。
【0113】(実施の形態22) 図25は、この発明の実施の形態22に従った電池の断
面図である。図25を参照して、この発明の実施の形態
22に従った電池170cでは、負極端子23に順に配
線層124およびPTC素子125が接続されている点
で、正極端子22に順に配線層124およびPTC素子
125が接続されている図23で示す電池170aと異
なる。電池170cの上面図および底面図は、図23の
(A)および(B)で示す上面図および底面図と同一で
ある。正極端子22と正極端子板132とはリード線1
41により接続されている。負極端子23と配線層12
4の配線部分124bとはリード線143により接続さ
れている。PTC素子125と負極端子板133とはリ
ード線144により接続されている。
【0114】このように構成された電池170aでも、
図23で示す電池170aと同様の効果がある。
【0115】(実施の形態23) 図26は、この発明の実施の形態23に従った電池の断
面図である。図26を参照して、この発明の実施の形態
23に従った電池170dでは、負極端子23に順にP
TC素子125および配線層124の可溶融部分124
aが接続されている点で、負極端子23に順に可溶融部
分124およびPTC素子125が接続されている図2
5で示す電池170cと異なる。負極端子23とPTC
素子125とはリード線143により接続される。配線
層124の電極部分124bと負極端子板133とはリ
ード線144により接続される。
【0116】このように構成された電池170dでも、
図23で示す電池170aと同様の効果がある。
【0117】(実施の形態24) 図27は、この発明の実施の形態24に従った電池を示
す図である。図27の(A)は、この発明の実施の形態
27に従った電池の上面図であり、(B)は底面図であ
り、(C)は図27の(A)中のC−C線に沿って見た
断面を示す図である。
【0118】図27の(A)を参照して、電池170e
の上面図は、図23の(A)で示す電池170aの上面
図と同様である。
【0119】図27の(B)を参照して、電池170e
では、絶縁基板111上で配線層124とPTC素子1
25とが直接接触していない点で、PTC素子125と
配線層124とが絶縁基板111上で直接続接触してい
る図23の電池170aと異なる。また、正極端子22
に向い合うようにPTC素子125が位置し、負極端子
23に向い合うように配線層124が位置する点で正極
端子22に配線層124が向い合うように位置し、負極
端子23にPTC素子125が向い合うように位置する
図23で示す電池170aと異なる。
【0120】図27の(C)を参照して、正極端子22
はリード線141によりPTC素子125に接続されて
いる。PTC素子125はリード線142により正極端
子板132に接続されている。負極端子23はリード線
143により配線層124の一方端の配線部分124b
に接続されている。配線層124の他方端の配線部分1
24bはリード線144により負極端子板133に接続
されている。
【0121】このように構成された電池170eでは、
電池170aと同様の効果がある。 (実施の形態25) 図28は、この発明の実施の形態25に従った電池を示
す図である。図25中の(A)は、この発明の実施の形
態25に従った電池の上面図であり、(B)は底面図で
あり、(C)は、図28の(A)中のC−C線に沿って
見た断面を示す図である。図28の(A)を参照して、
電池170fの上面図は、図27の(A)で示す電池1
70aの上面図と同様である。
【0122】図28の(B)を参照して、電池170f
では、正極端子22に向い合うように配線層124が位
置し、負極端子23に向い合うようにPTC素子125
が位置している点で、正極端子22に向かい合うように
PTC素子125が位置し、負極端子23に向い合うよ
うに配線層124が位置している図27に示す電池17
0eと異なる。
【0123】図28の(C)を参照して、正極端子22
は配線層124の一方端の配線部分124bにリード線
141により接続される。配線層124の他方端の配線
部分124bは、正極端子板132にリード線142に
より接続される。
【0124】負極端子23はリード線143によりPT
C素子125に接続される。PTC素子125はリード
線144により負極端子板133に接続される。
【0125】このように構成された電池170fでも、
図23で示す電池170aと同様の効果がある。
【0126】(実施の形態26) 図29は、この発明の実施の形態26に従った電池を示
す図である。図29の(A)は、この発明の実施の形態
26に従った電池の底面図であり、図29の(B)は、
図29の(A)中のB−B線に沿って見た断面を示す図
である。
【0127】図29の(A)を参照して、この発明の実
施の形態26に従った電池170gは、図17で示す電
池120aの電池コア21、負極端子23、ラミネート
フィルム26および正極端子122を有する。また、絶
縁基板111およびPTC素子125は図23で示す絶
縁基板111およびPTC素子125と同様のものであ
る。
【0128】図29の(B)を参照して、正極端子12
2はリード線141によりPTC素子125に接続され
ている。PTC素子125はリード線142により正極
端子板132に接続されている。負極端子23はリード
線143により負極端子板133に接続されている。
【0129】このように構成された電池170gでは、
図23で示す電池170aと同様の効果を有する。さら
に、正極端子122に可溶融部分122aが組込まれて
いるため、可溶融部分を絶縁基板111上に形成する場
合に比べて電池を薄型化することができるという効果が
ある。
【0130】(実施の形態27) 図30は、この発明の実施の形態27に従った電池の断
面図である。図30を参照して、この発明の実施の形態
27に従った電池170hでは、負極端子23にPTC
素子125がリード線143を介して接続されている点
で正極端子122にPTC素子125が接続されている
図29で示す電池170gと異なる。PTC素子125
はリード線144により負極端子板133に接続され
る。また、図30で示す電池170hの底面図は、図2
9の(A)と同様のものとなる。
【0131】このように構成された電池170hでも、
図29で示す電池170gと同様の効果がある。
【0132】(実施の形態28) 図31は、この発明の実施の形態28に従った電池を示
す図である。図28の(A)は、この発明の実施の形態
28に従った電池の底面図であり、図31の(B)は、
図31の(A)中のB−B線に沿って見た断面を示す図
である。
【0133】図31の(A)を参照して、この発明の実
施の形態28に従った電池170iでは、図20で示す
電池120eと同様の電池コア21、正極端子22、ラ
ミネートフィルム26、負極端子123と図23の電池
170aと同様の絶縁基板111とPTC素子125と
を有する。
【0134】図31の(B)を参照して、正極端子22
はリード線141によりPTC素子125に接続されて
いる。PTC素子125はリード線142により正極端
子板132に接続されている。負極端子123はリード
線143により負極端子板133に接続されている。
【0135】このように構成された電池170iでも、
図29で示す電池170gと同様の効果がある。さら
に、負極端子123に可溶融部分123aが組込まれて
いるため、可溶融部分を絶縁基板111上に形成する場
合に比べて電池を薄型化することができるという効果が
ある。
【0136】(実施の形態29) 図32は、この発明の実施の形態29に従った電池の断
面図である。図29を参照して、この発明の実施の形態
29に従った電池170jでは、PTC素子125がリ
ード線143により負極端子123に接続されている点
で、PTC素子125が正極端子122に接続されてい
る図31で示す電池170iと異なる。電池170jで
は、正極端子22はリード線141により正極端子板1
32に接続される。負極端子123はリード線143に
よりPTC素子125に接続される。PTC素子125
はリード線144により負極端子板133に接続され
る。
【0137】このように構成された電池170jでも、
図31で示す電池170iと同様の効果がある。
【0138】(実施の形態30) 図33は、この発明の実施の形態30に従った電池の底
面図である。図33を参照して、この発明の実施の形態
30に従った電池170kは、図29の(A)で示す電
池170gに図31で示す負極端子123を組合わせた
ものである。正極端子122と、負極端子123と、P
TC素子125の接続方法としては、図29の(B)お
よび図30で示す接続方法が挙げられる。なお、図33
では示さないが、正極端子122は正極端子板に接続さ
れ、負極端子123は負極端子板に接続される。
【0139】このように構成された電池170kでは、
まず、図29で示す電池170gと同様の効果がある。
さらに、正極端子122および負極端子123のそれぞ
れに可溶融部分122aおよび123aが形成される。
そのため、正極端子122および負極端子123を流れ
る電流が所定値を超えて一方の可溶融部分が溶融しない
場合にも、他方の可溶融部分が溶融するため、安全性が
さらに向上する。
【0140】(実施の形態31) 図34は、この発明の実施の形態31に従った電池の側
面図である。図34を参照して、この発明の実施の形態
31に従った電池170mは、金属缶201と、正極端
子202と、PTC素子203と、配線層204と、リ
ード線211〜213とを有する。金属缶201上に絶
縁基板としての絶縁層(図示せず)を介在させてPTC
素子203および配線層204が形成されている。金属
缶201とPTC素子203とをリード線211が接続
している。配線層204と携帯情報端末とをリード線2
12が接続し、正極端子202と携帯情報端末とをリー
ド線213が接続している。
【0141】金属缶201は鉄により構成され、側面2
01a、底面201bおよび上面201cを有する。金
属缶201は直方体形状であり、その内部に発電要素と
しての電池コア(図示せず)が充填されている。側面2
01aは筒状であり、その開口部をそれぞれ上面201
cおよび底面201bが覆うように形成されている。底
面201bは電池の負極端子として作用している。側面
201aにPTC素子203が固定されている。PTC
素子203はリード線211により金属缶201の底面
201bと接続されている。PTC素子203は配線層
204に接続されている。配線層204は、配線部分2
04bと、可溶融部分204aとにより構成される。配
線部分204bは、相対的に大きい断面積を有しかつ相
対的に広い幅を有する。一方、可溶融部分204aは、
相対的に小さい断面積を有しかつ相対的に小さい幅を有
する。
【0142】配線部分204bおよび可溶融部分204
aはともに同一の材料(銅)で構成され、同一の厚みを
有する。
【0143】配線層204の一方端に設けられた配線部
分204bはPTC素子203に接続され、他方端に設
けられた配線部分204bはリード線212により携帯
情報端末に接続される。
【0144】図35は、図34中の矢印Aで示す方向か
ら見た電池の側面図である。図35を参照して、金属缶
の側面201aは、ほぼ長方形状を有する。側面201
aの上にPTC素子203と配線層204とが載置され
ている。
【0145】このように構成された電池170mでも、
まず、実施の形態1の図2で示した電池と同様の効果が
ある。さらに、電池コアが金属缶201により覆われる
ため、外圧を加えても電池が変形せず、接触不良等が生
じないという効果がある。
【0146】(実施の形態32) 図36は、この発明の実施の形態32に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。図36を参
照して、この発明の実施の形態32に従った携帯電話機
1rは、この発明の実施の形態32に従った電池20r
を有する。電池20rの構造が図2で示す電池20aと
異なる。すなわち、電池20rでは、正極端子22に
は、2つの可溶融部分24aが接続されている点で、正
極端子22に1つの可溶融部分24aが接続されている
電池20aと異なる。配線層24は、2つの可溶融部分
24aを含む。2つの可溶融部分24aは、正極端子2
2に互いに並列に接続されている。電池20rの配線層
24は、図1で示す配線層24と同様の寸法を有する。
それぞれの可溶融部分24aに流れる電流値が約8Aに
なったとき、すなわち正極端子22に流れる電流値が約
16Aになったときに可溶融部分24aが溶融切断す
る。
【0147】このような電池20cでは、図2で示す電
池20aと同様の効果がある。また、可溶融部分24a
の数を設定することにより、正極端子22に流れる電流
の上限値を設定することができる。
【0148】また、このような携帯電話機1cでは、図
2で示す携帯電話機1aと同様の効果がある。
【0149】(実施の形態33) 図37は、この発明の実施の形態33に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。図37の
(A)は、実施の形態33の一つの局面に従った携帯電
話機と電池の構造を説明するための図であり、図37の
(B)は、実施の形態33の別の局面に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。図37の
(A)を参照して、この発明の実施の形態33に従った
携帯電話機1sは、この発明の実施の形態33に従った
電池20sを有する。電池20sの構造が図11で示す
電池20iと異なる。すなわち、電池20sでは、配線
層24の可溶融部分24aがなだらかに蛇行して延びて
いる点で、可溶融部分24aが直線状である電池20i
と異なる。
【0150】図37の(B)を参照して、この発明の実
施の形態33に従った携帯電話機1tは、この発明の実
施の形態33に従った電池20tを有する。電池20t
の構造が図11で示す電池20iと異なる。すなわち、
電池20tでは、配線層24の可溶融部分24aがジク
ザクに蛇行して延びている点で、可溶融部分24aが直
線状である電池20iと異なる。
【0151】このように構成された携帯電話機1sおよ
び1tならびに電池20sおよび20tでは、まず、図
11で示す携帯電話機1iおよび電池20iと同様の効
果がある。
【0152】また、可溶融部分24aが蛇行して延びて
いるため、小さい体積の部分に長い可溶融部分24aが
存在するようになる。そのため、可溶融部分24aの電
気抵抗が大きくなり、かつ可溶融部分24aから発生し
た熱が外部へ放散されにくくなる。その結果、可溶融部
分24aの温度が上昇しやすくなり、可溶融部分24a
が溶融切断しやすくなる。
【0153】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、ここで示した実施の形態は様々に変形すること
が可能である。
【0154】まず、ラミネートフィルムを構成する材料
としては、樹脂層、アルミニウム層および樹脂層の3層
構造とするものでなく、さらに多くの層を積層してもよ
い。
【0155】また、正極端子および負極端子の材質はア
ルミニウムや銅などでなく、通常用いられているあらゆ
る材料を用いることが可能である。
【0156】正極端子および負極端子のいずれか一方を
ラミネートフィルム内のアルミニウム箔と電気的に接続
してもよい。また、携帯情報端末として携帯電話機を示
したが、ノート型パソコンやビデオテープレコーダに用
いてもよい。
【0157】さらに、上述の実施の形態では、リチウム
2次電池として電池を用いる場合を説明したが、リチウ
ム2次電池に限らず、他の2次電池、たとえばニッケル
カドミウム電池などに適用してもよい。また、1次電池
に適用することも可能である。
【0158】さらに、実施の形態1から31および33
で示した電池において、実施の形態32で示すように可
溶融部分を並列に接続してもよい。また、可溶融部分の
数は、2個に限定されるものではなく、必要に応じて適
宜変更することができる。
【0159】また、すべての実施の形態において、無線
通信用の電波の波長をλとし、可溶融部分の長さをLと
すると、L≦λ/4で示す関係を満足するように可溶融
部分の長さLを規定してもよい。
【0160】また、図2から図16および図36の可溶
融部分24a、図17から図22および図29から図3
3の可溶融部分122aおよび123a、図23から図
28の可溶融部分124a、図34の可溶融部分204
aを図37の(A)および(B)で示す可溶融部分24
aのように蛇行して延びるように形成してもよい。
【0161】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0162】
【発明の効果】本発明によれば、安全性の高い電池を提
供することができる。また、本発明によれば、安全性の
高い携帯情報端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従った携帯電話機
の上面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に従った携帯電話機
と電池の構造を説明するための図である。
【図3】 図2で示す電池の各部分での断面である。
【図4】 この発明の実施の形態2に従った携帯電話機
と電池の構造を説明するための図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に従った携帯電話機
と電池の構造を説明するための図である。
【図6】 この発明の実施の形態4に従った携帯電話機
と電池の構造を説明するための図である。
【図7】 この発明の実施の形態5に従った携帯電話機
と電池の構造を説明するための図である。
【図8】 この発明の実施の形態6に従った携帯電話機
と電池の構造を説明するための図である。
【図9】 この発明の実施の形態7に従った携帯電話機
と電池の構造を説明するための図である。
【図10】 この発明の実施の形態8に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。
【図11】 この発明の実施の形態9に従った携帯電話
機と電池の構造を説明するための図である。
【図12】 この発明の実施の形態10に従った携帯電
話機と電池の構造を説明するための図である。
【図13】 この発明の実施の形態11に従った携帯電
話機と電池の構造を説明するための図である。
【図14】 この発明の実施の形態12に従った携帯電
話機と電池の構造を説明するための図である。
【図15】 この発明の実施の形態13に従った携帯電
話機と電池の構造を説明するための図である。
【図16】 この発明の実施の形態14に従った携帯電
話機と電池の構造を説明するための図である。
【図17】 この発明の実施の形態15に従った携帯電
話機と電池の構造を説明するための図である。
【図18】 図17で示す正極端子の各部分の断面図で
ある。
【図19】 この発明の実施の形態16に従った携帯電
話機と電池の構造を説明するための図である。
【図20】 この発明の実施の形態17に従った携帯電
話機と電池の構造を説明するための図である。
【図21】 この発明の実施の形態18に従った携帯電
話機と電池の構造を説明するための図である。
【図22】 この発明の実施の形態19に従った携帯電
話機と電池の構造を説明するための図である。
【図23】 この発明の実施の形態20に従った電池を
示す図である。
【図24】 この発明の実施の形態21に従った電池の
断面図である。
【図25】 この発明の実施の形態22に従った電池の
断面図である。
【図26】 この発明の実施の形態23に従った電池の
断面図である。
【図27】 この発明の実施の形態24に従った電池を
示す図である。
【図28】 この発明の実施の形態25に従った電池を
示す図である。
【図29】 この発明の実施の形態26に従った電池を
示す図である。
【図30】 この発明の実施の形態27に従った電池の
断面図である。
【図31】 この発明の実施の形態28に従った電池を
示す図である。
【図32】 この発明の実施の形態29に従った電池の
断面図である。
【図33】 この発明の実施の形態30に従った電池の
底面図である。
【図34】 この発明の実施の形態31に従った電池の
側面図である。
【図35】 図34中の矢印Aで示す方向から見た電池
の側面図である。
【図36】 この発明の実施の形態32に従った携帯電
話機と電池の構造を説明するための図である。
【図37】 この発明の実施の形態33に従った携帯電
話機と電池の構造を説明するための図である。
【符号の説明】
1a〜1t,101a〜101e 携帯電話機、10
プリント基板、20a〜20t,120a〜120e,
170a〜170m 電池、21 電池コア、22,1
22,202 正極端子、23,123 負極端子、2
4 配線層、24a,122a,123a 可溶融部
分、25,203 PTC素子、40 アンテナ、11
0,111 絶縁基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−172574(JP,A) 特開 平7−122249(JP,A) 特開 平4−328279(JP,A) 特開 平11−339766(JP,A) 特開 平7−99049(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 2/20 - 2/34 H01M 10/42 - 10/54 H02J 7/00 H04Q 7/32

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力を発生させる発電要素と、 前記発電要素に接続された正極端子および負極端子と、 前記発電要素と前記正極端子および負極端子の一部分を
    被覆する外装部材と、 前記正極端子および負極端子の少なくとも一方と電気的
    に接続されるように絶縁基板の上に形成され、所定の電
    流値を超えると溶融切断する可溶融部分が可溶融部分以
    外の配線とともにパターニングされた配線層と、 前記正極端子および負極端子の少なくとも一方と電気的
    に接続され、前記発電要素に流れる電流値が大きくなる
    につれて前記発電要素に流れる電流値を減少させる電流
    量制御手段とを備え、 前記可溶融部分は相対的に小さい断面積を有し、前記配
    線層の可溶融部分以外の配線は相対的に大きい断面積を
    有し、前記可溶融部分と前記電流制御手段は前記外装部
    材から露出していることを特徴とする電池。
  2. 【請求項2】 前記正極端子には前記電流量制御手段お
    よび前記可溶融部分のいずれか一方が接続され、前記負
    極端子には前記電流量制御手段および前記可溶融部分の
    他方が接続されることを特徴とする請求項1に記載の電
    池。
  3. 【請求項3】 前記正極端子および前記負極端子のそれ
    ぞれに前記可溶融部分が接続されることを特徴とする請
    求項1に記載の電池。
  4. 【請求項4】 前記配線層の可溶融部分と前記配線層の
    可溶融部分以外の配線とはほぼ同一の厚みを有すること
    を特徴とする請求項に記載の電池。
  5. 【請求項5】 前記配線層の可溶融部分と前記配線層の
    可溶融部分以外の配線とは同一の材質で構成されること
    を特徴とする請求項に記載の電池。
  6. 【請求項6】 当該電池は、携帯情報端末のアンテナが
    延びる方向と前記可溶融部分が延びる方向とがほぼ直交
    するように携帯情報端末に取付けられることを特徴とす
    る請求項に記載の電池。
  7. 【請求項7】 当該電池は携帯情報端末に取付けられる
    ものであって、この携帯情報端末で使用する無線通信用
    の電波の波長λと前記可溶融部分の長さLとがL≦λ/
    4で示す関係を満足するように前記可溶融部分の長さL
    が規定されていることを特徴とする請求項に記載の電
    池。
  8. 【請求項8】 前記配線層は、複数の前記可溶融部分を
    含み、前記複数の可溶融部分は、前記正極端子および負
    極端子の一方に互いに並列に接続されていることを特徴
    とする請求項に記載の電池。
  9. 【請求項9】 前記可溶融部分は、蛇行して延びるよう
    に形成されていることを特徴とする請求項に記載の電
    池。
  10. 【請求項10】 本体と、前記本体に取付けられて一方
    向に延びるアンテナと、 前記本体に取付けられる電池とを備え、 前記電池は、 電力を発生させる発電要素と、 前記発電要素に接続された正極端子および負極端子と、 前記発電要素と前記正極端子および負極端子の一部分を
    被覆する外装部材と、 前記正極端子および負極端子の少なくとも一方と電気的
    に接続されるように絶縁基板の上に形成され、所定の電
    流値を超えると溶融切断する可溶融部分が可溶融部分以
    外の配線とともにパターニングされた配線層と、 前記正極端子および負極端子の少なくとも一方と電気的
    に接続され、前記発電要素に流れる電流値が大きくなる
    につれて前記発電要素に流れる電流値を減少させる電流
    量制御手段とを含み、 前記配線層と前記電流量制御手段とは前記外装部材から
    露出しており、 前記アンテナが延びる方向と前記可溶融部分が延びる方
    向とはほぼ直交することを特徴とする携帯情報端末。
  11. 【請求項11】 無線通信機能を有する本体と、 前記本体に取付けられる電池とを備え、 前記電池は、 電力を発生させる発電要素と、 前記発電要素に接続された正極端子および負極端子と、 前記発電要素と前記正極端子および負極端子の一部分を
    被覆する外装部材と、 前記正極端子および負極端子の少なくとも一方と電気的
    に接続されるように絶縁基板の上に形成され、所定の電
    流値を超えると溶融切断する可溶融部分が可溶融部分以
    外の配線とともにパターニングされた配線層と、 前記正極端子および負極端子の少なくとも一方と電気的
    に接続され、前記発電要素に流れる電流値が大きくなる
    につれて前記発電要素に流れる電流値を減少させる電流
    量制御手段とを備え、 前記配線層と前記電流量制御手段は前記外装部材から露
    出しており、 無線通信用の電波の波長λと前記可溶融部分の長さLと
    がL≦λ/4で示す関係を満足することを特徴とする携
    帯情報端末。
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