JP3489086B2 - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、支持体上に形成する感
熱記録材料に関し、更に詳しくは、耐水性、発色性、画
像安定性が改良されたロイコ系感熱記録材料に関する。 【0002】 【従来の技術】最近、情報が多様化し、情報量が増大す
る反面、省資源、無公害化等の社会の要請に伴って情報
記録分野においても種々の記録材料が研究・開発され実
用に供されているが、なかでも感熱記録材料は(1)単
に加熱するだけで発色画像が記録され煩雑な現像工程が
不要であること、(2)比較的簡単でコンパクトな装置
を用いて製造できること、更に、得られた記録材料の取
扱が容易で維持費が安価であること、(3)支持体とし
て紙が用いられることが多く、この際に支持体コストが
普通紙に近いこと等の利点を有することからコンピュ−
タ−のアウトプット、医療計測用のレコ−ダ−分野、低
速並びに高速ファクシミリ分野、自動券売機分野等に広
く用いられている。 【0003】加熱によって発色して画像を記録する感熱
発色層中には、ロイコ染料と加熱時にロイコ染料と反応
して発色させる顕色剤とが含有されている。この場合、
トリフェニルメタン系、フルオラン系、フェノチアジン
系、オ−ラミン系、スピロラン系染料の通常無色又はや
や淡色のロイコ体が用いられる。また顕色剤としては各
種の酸性物質が用いられる。このようなロイコ染料と顕
色剤との組み合わせは、記録画像の発色濃度が高く鮮明
であることからとくに有用な記録材料として用いられて
いる。 【0004】しかしながら、発色物質としてのロイコ染
料と顕色剤としてのフェノ−ル性物質ないし有機酸のよ
うな酸性物質と熱反応によって得られる画像は光、水、
温度、可塑剤及び油などに対して不安定であるために、
保存時の経時変化が常に問題となる。例えば、得られた
画像に可塑剤を多く含んだ食品ラップや定期入れあるい
は消しゴムなどを密着させて使用した場合や、得られた
画像が食品油、水、有機溶媒、アルコ−ル等により消失
する欠点があった。この欠点を改善するため感熱記録材
料の表面に水溶性結着剤でオ−バ−コ−トすることが知
られているが、このような保護被膜層を設けても例えば
水中に浸漬すると0.5〜5時間で発色部が消失してし
まうなど、到底十分なものとはいえなかった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
のような問題を生ずることなく光、水、温度などによる
悪影響をできるだけ防止し、耐水性、発色性、画像安定
性の向上した長期保存性を有する感熱記録材料を提供す
ることにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明に係る感熱記録材
料は、通常無色又はやや淡色のロイコ体と該ロイコ体と
熱反応して発色せしめる酸性物質とを発色成分として含
有する感熱発色層と水溶性高分子化合物と疎水性樹脂を
含有するオ−バ−コ−ト層とを支持体上に順次設けた感
熱記録材料において、前記オ−バ−コ−ト層全固形分に
対して、疎水性樹脂が50重量%以上、70重量%以下
であり、かつ前記疎水性樹脂がポリオレフィン樹脂とス
チレン−アクリル共重合物の組み合わせ又はポリオレフ
ィン樹脂とポリエステル系ウレタン樹脂の組み合わせと
したものである。 【0007】本発明においてオ−バ−コ−ト層中に用い
られる水溶性高分子化合物としては通常用いられている
ポリビニ−ルアルコ−ル、メチルセルロ−ス、ヒドロキ
シセルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−ス、ポリビニ
ルピロリドン、デンプン。ゼラチン、イソブチレン−無
水マレイン酸共重合体等があげられる。またオ−バ−コ
−ト層中において前述の水溶性高分子化合物と共に疎水
性樹脂が用いられるが、これらの疎水性樹脂としては、
スチレン−ブタジエンゴム、ポリ酢酸ビニル、スチレン
−アクリル酸エステル、アクリル酸エステル等の水性エ
マルジョンがあり、これらはオ−バ−コ−ト層塗液調製
に際して、水性エマルジョンとして用いるのが好まし
く、多量又は水溶性高分子化合物を用いずに単独でオ−
バ−コ−ト層中に含有せしめると耐水性が向上するが、
しかしこれら疎水性樹脂は耐熱性が劣るため、ステッキ
ング等のヘッドマッチング性、可塑剤に対する耐消色性
を阻害するため、従来はオ−バ−コ−ト層中に疎水性樹
脂は50重量%以上の配合は無理であった。 【0008】本発明で使用される疎水性樹脂はオ−バ−
コ−ト層全固形分に対して、疎水性樹脂が50重量%以
上70重量%以下であることが必要である。疎水性樹脂
が50重量%未満であると耐水性が劣り、70重量%を
超えるとステッキングや、ヘッド汚れが発生することと
なる。疎水性樹脂の組み合わせとしてはポリオレフィン
樹脂とポリエステル系ウレタン樹脂あるいはポリオレフ
ィン樹脂とスチレン−アクリル共重合物の組合が好まし
い。オ−バ−コ−ト層中には印刷適性やステッキングを
より改善するために必要に応じ顔料を添加することがで
きるが、その具体例としては炭酸カルシウム、酸化亜
鉛、酸化アルミニウム、二酸化チタン、二酸化珪素、水
酸化アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸亜鉛、タルク、
カオリン、クレ−、焼成カオリン、コロイダルシリカ等
の無機顔料やポリスチレン微粒子、ナイロンパウダ−、
尿素・ホルマリン樹脂等の有機顔料等があげられる。 【0009】さらに、保護層を形成する塗液中には必要
に応じてステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、
ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パラフィンワッ
クス、エステルワックス等の滑剤を添加することもでき
る。以上の成分を用いてオ−バ−コ−ト層塗液を調製
し、該液を以下で述べる感熱発色層上に塗布、乾燥し目
的とするオ−バ−コ−ト層とする。 【0010】本発明において用いるロイコ染料は単独又
は2種類以上混合して使用される。例えば、トリフェニ
ルメタン系、フルオラン系、フェノチアジン系、オ−ラ
ミン系、スピロピラン系染料のロイコ体が好ましく用い
られる。このようなロイコ染料の具体例としては、3,
3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−フタリド、
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルア
ミノフェニル)−6−ジエチルアミノフタリド、3,3
−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−クロルフ
タリド、3−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−
6−メチル−7−(N−フェニルアミノ)フルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−(3′−トリフルオロメチル)フェニ
ルアミノフルオラン、ベンゾイルロイコメチレンブル
−、6`−クロロ−メトキシ−ベンゾインドリノ−ビリ
ロスピラン、6`−プロモ−8′−メトキシ−ベンゾイ
ンドリノ−ビリロスピラン、2−[3,6−ビス(ジエ
チルアミノ)−9−(o−クロロアニリノ)キサンチ
ル]、安息香酸ラクタム、などが挙げられる。 【0011】また、本発明で用いる顕色剤としては、前
記ロイコ体と熱時発色反応を起こし、該ロイコ体を発色
せしめる酸性物質が使用され、例えばα−ナフトール、
β−ナフトール、4−t−ブチルフェノール、4−t−
オクチルフェノール、4−フェニルフェノール、2,2
−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン(別名:ビ
スフェノールA),2−2−ビス(p−ヒドロキシフェ
ニル)ブタン、4−4`−シクロヘキシリデンジフォエ
ノール、2−2−ビシ(2,5−ジブロム−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、4,4`−イソプロピリデン
ビス(2−t−ブチルフェノール)、2,2`−メチレ
ンビス(4−クロロフェノール)、安息香酸、サリチル
酸、酒石酸、没食子酸等があげられる。 【0012】以上の発色成分を従来のごとく結着剤と共
に感熱発色層塗液と成し、上質紙、中質紙、アート紙、
コート紙、キャストコート紙、板紙、薄葉紙、プラスチ
ックフイルム、合成紙、ラミネート紙、アルミ箔等の適
宜な支持体に塗布、乾燥し感熱発色層を設ける。結着剤
としては、例えばポリビニルアルコール、メトキシセル
ロース、ヒドロキシセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、
アクリル酸、デンプン、ゼラチンなどのような水溶性の
もの、あるいはポリスチレン、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、ポリブチルメタクリレート、などのような水
性エマルジョンが使用される。なお、前記感熱発色層中
に通常用いられている填料、潤滑剤を用いてもよい。 【0013】 【実施例】以下、本発明について、実施例に基いて具体
的に説明するが、勿論これらに限定されるものではな
い。なお、実施例中の部数及び%はいずれも重量基準で
ある。 実施例1 [A液] 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 18.5部 15%ポリビニルアルコール[PVA−205 (株)クラレ製]35.3部 分散剤 40%水溶液 0.5部 水 45.7部 この組成をサンドグラインダーで平均粒子径が1.0μmまで粉砕した。 [B液] 4−ヒドロキシ−4`イソプロポキシジフェニルスルホン 33.0部 15%ポリビニルアルコール[PVA−205 (株)クラレ製]20.0部 40%分散剤 0.3部 水 46.7部 この組成をサンドグラインダーで平均粒子径が1.0μmまで粉砕した。 【0014】 [発色層の形成] A液 10 部 B液 20 部 10%ポリビニルアルコール[PVA−117 (株)クラレ] 20 部 50%分散 炭酸カルシウム 10 部 30%パラフィンワックス水溶液 2.3部 水 38.7部 上記の割合で混合した塗液を米坪40g/m2 の上質紙
に乾燥7g/m2 となるように塗布し感熱発色層を形成
させた。この感熱発色層上に以下の配合からなるオーバ
ーコート層塗液を乾燥後の塗布量1.5g/m2 になる
ように塗布、乾燥してオーバーコート層を形成した後ス
ーパーキャレンダ処理を行い本発明の感熱記録材料を作
った。 【0015】 オーバーコート液 9%ポリビニルアルコール水溶液[PVA−235 (株)クラレ製]15部 50%分散 水酸化アルミニウム 10部 30%パラフィンワックス水溶液 5部 ポリオフィレン系樹脂 [ザイクセンA 住友精化 12部 固形分濃度24.6%] ポリエステル系ポリウレタン樹脂[ハイドランAP−30F 28部 大日本インキ化学工業 固形分濃度20%] 水 30部 【0016】実施例2 実施例1と同様にして上質紙に感熱発色層を形成し、こ
の感熱発色層上に以下の配合からなるオーバーコート層
塗液を乾燥後の塗布量が1.5g/m2 になるように塗
布、乾燥してオーバーコート層を形成した後スーパーキ
ャレンダ処理を行い本発明の感熱記録材料を作った。 9%ポリビニルアルコール水溶液[PVA−235 (株)クラレ製]10部 50%分散 水酸化アルミニウム 12部 30%パラフィンワックス水溶液 6部 ポリオフィレン系樹脂 [ザイクセンA 住友精化 20部 固形分濃度24.6%] スチレン−アクリル共重合体 [ポリマロン1308S 35部 荒川化学工業 固形分濃度20% 水 12部 【0017】実施例3 実施例1と同様にして上質紙に感熱発色層を形成し、こ
の感熱発色層上に以下の配合からなるオーバーコート層
塗液を乾燥後の塗布量が1.5g/m2 になるように塗
布、乾燥してオーバーコート層を形成した後スーパーキ
ャレンダ処理を行い本発明の感熱記録材料を作った。 9%ポリビニルアルコール水溶液[PVA−235 (株)クラレ製]10部 50%分散 水酸化アルミニウム 12部 30%パラフィンワックス水溶液 6部 ポリオフィレン系樹脂 [ザイクセンA 住友精化 25部 固形分濃度24.6%] ポリエステル系ポリウレタン樹脂[ハイドランAP−30F 60部 大日本インキ化学工業 固形分濃度20%] 水 15部 【0018】実施例4 実施例1と同様にして上質紙に感熱発色層を形成し、こ
の感熱発色層上に以下の配合からなるオーバーコート層
塗液を乾燥後の塗布量が1.5g/m2 になるように塗
布、乾燥してオーバーコート層を形成し本発明の感熱記
録材料を作った。 9%ポリビニルアルコール水溶液[PVA−235 (株)クラレ製]10部 50%分散 水酸化アルミニウム 12部 30%パラフィンワックス水溶液 6部 ポリオフィレン系樹脂 [ザイクセンA 住友精化 25部 固形分濃度24.6%] スチレン−アクリル共重合体 [ポリマロン1308S 60部 荒川化学工業 固形分濃度20% 水 15部 【0019】比較例1 実施例1においてオーバーコート層を設けない外は同様
にして感熱記録材料を作成した。 比較例2 実施例1において被覆層を以下のオーバーコート層塗液
で形成する外は他と同様にして感熱記録材料を作成し
た。 オーバーコート層塗液 9%ポリビニルアルコール水溶液[PVA−235 (株)クラレ製]65部 50%分散 水酸化アルミニウム 10部 30%パラフィンワックス水溶液 5部 水 20部 【0020】比較例3 実施例1において被覆層を以下のオーバーコート層塗液
で形成する外は他と同様にして感熱記録材料を作成し
た。 9%ポリビニルアルコール水溶液[PVA−235 (株)クラレ製]25部 50%分散 水酸化アルミニウム 10部 30%パラフィンワックス水溶液 5部 ポリオフィレン系樹脂 [ザイクセンA 住友精化 30部 固形分濃度24.6%] 水 30部 【0021】比較例4 実施例1において被覆層を以下のオーバーコート層塗液
で形成する外は他と同様にして感熱記録材料を作成し
た。 9%ポリビニルアルコール水溶液[PVA−235 (株)クラレ製] 6部 50%分散 水酸化アルミニウム 6部 30%パラフィンワックス水溶液 3部 ポリオフィレン系樹脂 [ザイクセンA 住友精化 26部 固形分濃度24.6%] ポリエステル系ポリウレタン樹脂[ハイドランAP−30F 45部 大日本インキ化学工業 固形分濃度20%] 水 14部 【0022】比較例5 実施例1において被覆層を以下のオーバーコート層塗液
で形成する外は他と同様にして感熱記録材料を作成。 10%ポリビニルアルコール水溶液[PVA−235 (株)クラレ製] 2部 50%分散 水酸化アルミニウム 2部 30%パラフィンワックス水溶液 2部 ポリオフィレン系樹脂 [ザイクセンA 住友精化 40部 固形分濃度24.6%] ポリエステル系ポリウレタン樹脂[ハイドランAP−30F 40部 大日本インキ化学工業 固形分濃度20%] 水 14部 【0023】以下の試験方法を用いて物性評価を行っ
た。 地色 大日本スクリーン製造社製 反射濃度計(DM−40
0)により測定した。 発色感度 東芝社製 ワープロ ルポ90HXの高エネルギー部で
発色濃度を測定した。 耐水性 20℃の水道水で24時間浸漬した後、常温乾燥後に剥
がす。記録面の剥がれ度合いを目視判定した。 【0024】[判定基準] ◎・・・・記録層の剥離がまったく認められなかった。 ○・・・・記録層の剥離が少し認められた。 △・・・・記録層の剥離がやや多く認められた。 ×・・・・記録層の剥離が非常に多く認められた。 【0025】 【表1】【0026】 【発明の効果】本発明に係る感熱記録材料は、通常無色
又はやや淡色のロイコ体と該ロイコ体と熱反応して発色
せしめる酸性物質とを発色成分として含有する感熱発色
層と水溶性高分子化合物と疎水性樹脂を含有するオ−バ
−コ−ト層とを支持体上に順次設けた感熱記録材料にお
いて、前記オ−バ−コ−ト層全固形分に対して、疎水性
樹脂が50重量%以上、70重量%以下であり、かつ前
記疎水性樹脂がポリオレフィン樹脂とスチレン−アクリ
ル共重合物の組み合わせ又はポリオレフィン樹脂とポリ
エステル系ウレタン樹脂の組み合わせであるので、発色
物質としてのロイコ染料と顕色剤としてのフェノ−ル性
物質ないし有機酸のような酸性物質と熱反応によって得
られた画像は、光、水、温度などによる悪影響を回避で
き、耐水性、発色性、画像安定性の向上した長期保存性
を有する感熱記録材料が得られる。 【0027】 特に、表1からも明らかなように、本発
明に係る感熱記録材料は、耐水性、発色性、ヘッドマッ
チング性に優れていることが判明した。本発明で使用さ
れる疎水性樹脂はオ−バ−コ−ト層全固形分に対して、
疎水性樹脂が50重量%以上70重量%以下の範囲に特
定し、かつ該疎水性樹脂がポリオレフィン樹脂とスチレ
ン−アクリル共重合物の組み合わせ又はポリオレフィン
樹脂とポリエステル系ウレタン樹脂の組み合わせである
ことにより、耐水性が優れ、ステッキングや、ヘッド汚
れの発生が解消されることとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/28 - 5/34

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 通常無色又はやや淡色のロイコ体と該ロ
    イコ体と熱反応して発色せしめる酸性物質とを発色成分
    として含有する感熱発色層と水溶性高分子化合物と疎水
    性樹脂を含有するオ−バ−コ−ト層とを支持体上に順次
    設けた感熱記録材料において、前記オ−バ−コ−ト層全
    固形分に対して、疎水性樹脂が50重量%以上、70重
    量%以下であり、かつ前記疎水性樹脂がポリオレフィン
    樹脂とスチレン−アクリル共重合物の組み合わせ又はポ
    リオレフィン樹脂とポリエステル系ウレタン樹脂の組み
    合わせであることを特徴とする感熱記録材料。
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