JP3486531B2 - 液晶装置 - Google Patents
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- JP3486531B2 JP3486531B2 JP21533197A JP21533197A JP3486531B2 JP 3486531 B2 JP3486531 B2 JP 3486531B2 JP 21533197 A JP21533197 A JP 21533197A JP 21533197 A JP21533197 A JP 21533197A JP 3486531 B2 JP3486531 B2 JP 3486531B2
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/36—Assembling printed circuits with other printed circuits
- H05K3/361—Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
- H05K3/365—Assembling flexible printed circuits with other printed circuits by abutting, i.e. without alloying process
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器等に装着
されて機器の状態等を表示する液晶装置の構成に関する
ものである。
されて機器の状態等を表示する液晶装置の構成に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、液晶装置の一例である液晶表示装
置は、「薄い」、「構成が簡素」、「低消費電力」など
の多くの長所から様々な機器で使用されている。この液
晶表示装置は一般的に、２枚の透明ガラス間に液晶を封
止した液晶表示部と、液晶表示部に所定の駆動電圧を印
加するためのフレキシブルプリント基板と、両者を電気
的に接続せしめるコネクターから構成されている。
置は、「薄い」、「構成が簡素」、「低消費電力」など
の多くの長所から様々な機器で使用されている。この液
晶表示装置は一般的に、２枚の透明ガラス間に液晶を封
止した液晶表示部と、液晶表示部に所定の駆動電圧を印
加するためのフレキシブルプリント基板と、両者を電気
的に接続せしめるコネクターから構成されている。
【０００３】図５は従来例としての液晶表示部の断面で
あり、特開平６−２６５８５１号公報に提案されている
ものを応用したものである。同図において、１４は保持
部材であり、位置決めダボ１４ａに位置決めされたフレ
キシブルプリント基板１３がスリット１４ｂに挿入さ
れ、圧接型コネクター１２がスリット１４ｂとつながっ
た第１の凹部１４ｃに設置され、液晶表示部ｌｌが第１
の凹部１４ｃとつながった第２の凹部１４ｄに設置され
ている。
あり、特開平６−２６５８５１号公報に提案されている
ものを応用したものである。同図において、１４は保持
部材であり、位置決めダボ１４ａに位置決めされたフレ
キシブルプリント基板１３がスリット１４ｂに挿入さ
れ、圧接型コネクター１２がスリット１４ｂとつながっ
た第１の凹部１４ｃに設置され、液晶表示部ｌｌが第１
の凹部１４ｃとつながった第２の凹部１４ｄに設置され
ている。
【０００４】１５は押え部材で保持部材１４の位置決め
ダボ１４ｅに位置決めされ、圧接型コネクター１２の圧
縮反力に抗してビス１６で固定されている。
ダボ１４ｅに位置決めされ、圧接型コネクター１２の圧
縮反力に抗してビス１６で固定されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、保持部材１４に対するフレキシブルプリント基
板１３及び押え部材１５の位置決め手段と固定手段をと
もにそれぞれ独立して設けていたため、保持部材１４の
形状の複雑化並びに大型化を招き、組立作業性も悪くな
ってしまうという欠点があり、さらに押え部材１５の固
定にビス１６を用いたため、部品点数の増加も招くとい
う問題点があった。
例では、保持部材１４に対するフレキシブルプリント基
板１３及び押え部材１５の位置決め手段と固定手段をと
もにそれぞれ独立して設けていたため、保持部材１４の
形状の複雑化並びに大型化を招き、組立作業性も悪くな
ってしまうという欠点があり、さらに押え部材１５の固
定にビス１６を用いたため、部品点数の増加も招くとい
う問題点があった。
【０００６】また、上記従来例では保持部材１４や押え
部材１５が金属などの導電性を有する材料にて形成され
ている場合、これらの接地が行われていないので、液晶
表示装置を機器の外装カバーの窓部近傍に設置した際、
外部からの静電気が侵入したときに静電気が図示しない
液晶駆動回路を破壊する恐れがあるという問題点があっ
た。
部材１５が金属などの導電性を有する材料にて形成され
ている場合、これらの接地が行われていないので、液晶
表示装置を機器の外装カバーの窓部近傍に設置した際、
外部からの静電気が侵入したときに静電気が図示しない
液晶駆動回路を破壊する恐れがあるという問題点があっ
た。
【０００７】そこで、本願発明は、このような従来の問
題点を解決するためにされたものであり、形状が簡単か
つコンパクトであり、ガタつきが少なく、組立作業性が
よく部品点数も少ない液晶装置を提供することを第１の
目的とするものである。また、他の部材を何ら付与する
ことなく、また組立作業性を一切悪化させることなく、
耐静電気性能を高めることのできる液晶装置を提供する
ことを第２の目的とするものである。
題点を解決するためにされたものであり、形状が簡単か
つコンパクトであり、ガタつきが少なく、組立作業性が
よく部品点数も少ない液晶装置を提供することを第１の
目的とするものである。また、他の部材を何ら付与する
ことなく、また組立作業性を一切悪化させることなく、
耐静電気性能を高めることのできる液晶装置を提供する
ことを第２の目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶表示部と
フレキシブルプリント基板と圧接型コネクターと第１の
保持部材と第２の保持部材とを有し、前記液晶表示部の
電極とフレキシブルプリント基板の液晶駆動信号パター
ン露出部との間に前記圧接型コネクターを介在させ、こ
れらを液晶表示部側から前記第１の保持部材で、フレキ
シブルプリント基板側から前記第２の保持部材で圧縮及
び挟持することにより、導通及び保持してなる液晶装置
において、前記圧接型コネクターを所定量の圧縮状態に
維持可能な位置で互いに係合するよう前記第１の保持部
材に形成された係合爪部及び前記第２の保持部材に形成
された係合穴部と、前記フレキシブルプリント基板に形
成されると共に、前記第２の保持部材の係合穴部に係合
され、該フレキシブルプリント基板の第２の保持部材か
らの脱落を防止する係合凸部と、を備え、前記係合爪部
の外形寸法及び係合穴部の外形寸法は、係合した際に液
晶表示部の電極の並び方向に関しても互いに位置決め可
能な寸法に設定され、前記係合凸部の外形寸法は、前記
第２の保持部材に対して液晶表示部の電極の並び方向に
関して位置決め可能な寸法に設定され、前記第１の保持
部材と第２の保持部材はともに金属などの導電性を有す
る材料からなる一方、前記フレキシブルプリント基板は
前記圧接型コネクターと当接する液晶駆動信号パターン
露出部と、前記液晶駆動信号パターン露出部の裏側に設
けられた電気的に接地されているグランドパターン露出
部とを有し、前記圧接型コネクターの圧縮反力でグラン
ドパターン露出部が押し付けられて前記第２の保持部材
が接地し、さらに前記係合穴部及び係合爪部を介して前
記第１の保持部材が接地するように構成したことを特徴
とするものである。
フレキシブルプリント基板と圧接型コネクターと第１の
保持部材と第２の保持部材とを有し、前記液晶表示部の
電極とフレキシブルプリント基板の液晶駆動信号パター
ン露出部との間に前記圧接型コネクターを介在させ、こ
れらを液晶表示部側から前記第１の保持部材で、フレキ
シブルプリント基板側から前記第２の保持部材で圧縮及
び挟持することにより、導通及び保持してなる液晶装置
において、前記圧接型コネクターを所定量の圧縮状態に
維持可能な位置で互いに係合するよう前記第１の保持部
材に形成された係合爪部及び前記第２の保持部材に形成
された係合穴部と、前記フレキシブルプリント基板に形
成されると共に、前記第２の保持部材の係合穴部に係合
され、該フレキシブルプリント基板の第２の保持部材か
らの脱落を防止する係合凸部と、を備え、前記係合爪部
の外形寸法及び係合穴部の外形寸法は、係合した際に液
晶表示部の電極の並び方向に関しても互いに位置決め可
能な寸法に設定され、前記係合凸部の外形寸法は、前記
第２の保持部材に対して液晶表示部の電極の並び方向に
関して位置決め可能な寸法に設定され、前記第１の保持
部材と第２の保持部材はともに金属などの導電性を有す
る材料からなる一方、前記フレキシブルプリント基板は
前記圧接型コネクターと当接する液晶駆動信号パターン
露出部と、前記液晶駆動信号パターン露出部の裏側に設
けられた電気的に接地されているグランドパターン露出
部とを有し、前記圧接型コネクターの圧縮反力でグラン
ドパターン露出部が押し付けられて前記第２の保持部材
が接地し、さらに前記係合穴部及び係合爪部を介して前
記第１の保持部材が接地するように構成したことを特徴
とするものである。
【０００９】また本発明は、前記係合爪部と係合穴部は
少なくともその一部が、それぞれ前記第１の保持部材と
第２の保持部材の液晶表示面と垂直かつ液晶表示部の電
極の並び方向と平行な少なくとも２つの面に形成されて
おり、この面の間隔は第１の保持部材と第２の保持部材
とを、液晶表示部の電極の延出方向に位置決め可能な寸
法に設定されていることを特徴とするものである。
少なくともその一部が、それぞれ前記第１の保持部材と
第２の保持部材の液晶表示面と垂直かつ液晶表示部の電
極の並び方向と平行な少なくとも２つの面に形成されて
おり、この面の間隔は第１の保持部材と第２の保持部材
とを、液晶表示部の電極の延出方向に位置決め可能な寸
法に設定されていることを特徴とするものである。
【００１０】また本発明は、前記係合爪部の先端の角部
分は面取りまたは丸みが付与されていることを特徴とす
るものである。
分は面取りまたは丸みが付与されていることを特徴とす
るものである。
【００１１】
【００１２】また本発明のように、第１の保持部材に形
成された係合爪部と、第２の保持部材に形成された係合
穴部を係合することにより、第１及び第２の保持部材
を、圧接型コネクターを所定量の圧縮状態に維持可能な
位置で互いに係合する。また、フレキシブルプリント基
板に形成された係合凸部を、第２の保持部材の係合穴部
に係止することにより、フレキシブルプリント基板の第
２の保持部材からの脱落を防止する。さらに、係合爪部
の外形寸法及び係合穴部の外形寸法を、係合した際に液
晶表示部の電極の並び方向に関しても互いに位置決め可
能な寸法に、係合凸部の外形寸法を、第２の保持部材に
対して液晶表示部の電極の並び方向に関して位置決め可
能な寸法にそれぞれ設定することにより、液晶表示部と
フレキシブルプリント基板とを正しく接続するようにす
る。
成された係合爪部と、第２の保持部材に形成された係合
穴部を係合することにより、第１及び第２の保持部材
を、圧接型コネクターを所定量の圧縮状態に維持可能な
位置で互いに係合する。また、フレキシブルプリント基
板に形成された係合凸部を、第２の保持部材の係合穴部
に係止することにより、フレキシブルプリント基板の第
２の保持部材からの脱落を防止する。さらに、係合爪部
の外形寸法及び係合穴部の外形寸法を、係合した際に液
晶表示部の電極の並び方向に関しても互いに位置決め可
能な寸法に、係合凸部の外形寸法を、第２の保持部材に
対して液晶表示部の電極の並び方向に関して位置決め可
能な寸法にそれぞれ設定することにより、液晶表示部と
フレキシブルプリント基板とを正しく接続するようにす
る。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【００１４】図１は、本発明の実施の形態に係る液晶表
示装置の分解斜視図である。同図において、１は液晶表
示部であり、フレキシブルプリント基板３から圧接型コ
ネクター２を介して駆動信号を印加されて各種の表示を
行う。４と５はそれぞれ第１の保持部材と第２の保持部
材で、第１の保持部材４に設けられた係合爪部４ａと第
２の保持部材５に設けられた係合穴部５ａとにより互い
に係合可能となっている。
示装置の分解斜視図である。同図において、１は液晶表
示部であり、フレキシブルプリント基板３から圧接型コ
ネクター２を介して駆動信号を印加されて各種の表示を
行う。４と５はそれぞれ第１の保持部材と第２の保持部
材で、第１の保持部材４に設けられた係合爪部４ａと第
２の保持部材５に設けられた係合穴部５ａとにより互い
に係合可能となっている。
【００１５】以下に上記の構成による液晶表示装置につ
いてより詳細に説明する。
いてより詳細に説明する。
【００１６】液晶表示部１は上ガラス１ａと下ガラス１
ｂの間に図示しない液晶を封入し、さらに偏光板１ｃ、
反射偏光板１ｄを貼付されてなる。なお、この反射偏光
板１ｄは、後述する図２に示す。また、上ガラス１ａは
駆動信号を受けるためのＩＳＯ電極と呼ばれる透明電極
１ｅをその下面に形成すべく、下ガラス１ｂより大きく
設定されている。
ｂの間に図示しない液晶を封入し、さらに偏光板１ｃ、
反射偏光板１ｄを貼付されてなる。なお、この反射偏光
板１ｄは、後述する図２に示す。また、上ガラス１ａは
駆動信号を受けるためのＩＳＯ電極と呼ばれる透明電極
１ｅをその下面に形成すべく、下ガラス１ｂより大きく
設定されている。
【００１７】また、圧接型コネクター２は、導電部と絶
縁部を交互に積層してなり、導電性に方向性を持たせた
ものであり、液晶表示部１の透明電極１ｅとフレキシブ
ルプリント基板３の液晶駆動信号パターン露出部３ａと
の間に挟持される。従って互いの位置を合わせることに
より液晶駆動パターン露出部３ａと透明電極１ｅとを正
しく接続することが可能である。
縁部を交互に積層してなり、導電性に方向性を持たせた
ものであり、液晶表示部１の透明電極１ｅとフレキシブ
ルプリント基板３の液晶駆動信号パターン露出部３ａと
の間に挟持される。従って互いの位置を合わせることに
より液晶駆動パターン露出部３ａと透明電極１ｅとを正
しく接続することが可能である。
【００１８】また、フレキシブルプリント基板３は表裏
ともに導電パターンを有するいわゆる両面フレキシブル
プリント基板であって、図示しない液晶駆動回路にて生
成された液晶駆動信号を伝達する液晶駆動信号パターン
を有し、その一部が露出した、液晶駆動信号パターン露
出部３ａが形成されているとともに、該液晶駆動信号パ
ターン露出部３ａの真裏には、図示しない電池の負極に
接続するなど適宜の方法にて接地されたグランドパター
ン露出部３ｂを有する。なお、このグランドパターン露
出部３ｂは、後述する図３に示す。また、３ｃは、第２
の保持部材５との係合に用いられる係合凸部である。
ともに導電パターンを有するいわゆる両面フレキシブル
プリント基板であって、図示しない液晶駆動回路にて生
成された液晶駆動信号を伝達する液晶駆動信号パターン
を有し、その一部が露出した、液晶駆動信号パターン露
出部３ａが形成されているとともに、該液晶駆動信号パ
ターン露出部３ａの真裏には、図示しない電池の負極に
接続するなど適宜の方法にて接地されたグランドパター
ン露出部３ｂを有する。なお、このグランドパターン露
出部３ｂは、後述する図３に示す。また、３ｃは、第２
の保持部材５との係合に用いられる係合凸部である。
【００１９】ところで、第１の保持部材４と第２の保持
部材５のうち少なくとも第２の保持部材５は、本実施の
形態においては第１の保持部材も、金属板をプレス成形
したものであり、第１の保持部材４の側端には曲げ部４
ｂが形成され、この曲げ部４ｂの外面からさらに外側に
向かって係合爪部４ａが形成されている。また、第２の
保持部材５の対向する側端には曲げ部５ｂが形成され、
この曲げ部５ｂには係合穴部５ａが形成されており、さ
らに一方の曲げ部５ｂの先端近傍には広がった形状にな
った導入部５ｃが形成されている。
部材５のうち少なくとも第２の保持部材５は、本実施の
形態においては第１の保持部材も、金属板をプレス成形
したものであり、第１の保持部材４の側端には曲げ部４
ｂが形成され、この曲げ部４ｂの外面からさらに外側に
向かって係合爪部４ａが形成されている。また、第２の
保持部材５の対向する側端には曲げ部５ｂが形成され、
この曲げ部５ｂには係合穴部５ａが形成されており、さ
らに一方の曲げ部５ｂの先端近傍には広がった形状にな
った導入部５ｃが形成されている。
【００２０】さらに、第１の保持部材４の係合爪部４ａ
の外方には位置規制用の爪部４ｃ，４ｄが形成されてお
り、これら爪部４ｃ，４ｄはそれぞれ液晶表示部１と圧
接型コネクター２の位置規制を行う。
の外方には位置規制用の爪部４ｃ，４ｄが形成されてお
り、これら爪部４ｃ，４ｄはそれぞれ液晶表示部１と圧
接型コネクター２の位置規制を行う。
【００２１】次に、以上の各部品の組み立てに関して図
２、図３を用いて説明する。なお、各符号は図１に準ず
る。
２、図３を用いて説明する。なお、各符号は図１に準ず
る。
【００２２】まず、図２（ａ）に示すように第１の保持
部材４を裏返した状態にし、液晶表示部１を位置規制用
の爪部４ｃに突き当てて設置する。これにより、液晶表
示部１は第１の保持部材４に対して、透明電極１ｅの並
び方向に関して位置規制されることになる。次に、圧接
型コネクター２を位置規制用の爪部４ｄと、上ガラス１
ａと下ガラス１ｂの段差をガイドとして設置する。これ
により、圧接型コネクター２は透明電極１ｅ上に正しく
設置されることになる。
部材４を裏返した状態にし、液晶表示部１を位置規制用
の爪部４ｃに突き当てて設置する。これにより、液晶表
示部１は第１の保持部材４に対して、透明電極１ｅの並
び方向に関して位置規制されることになる。次に、圧接
型コネクター２を位置規制用の爪部４ｄと、上ガラス１
ａと下ガラス１ｂの段差をガイドとして設置する。これ
により、圧接型コネクター２は透明電極１ｅ上に正しく
設置されることになる。
【００２３】一方で、図２（ｂ）に示すように第２の保
持部材５にフレキシブルプリント基板３を取り付ける。
この際、フレキシブルプリント基板３の係合凸部３ｃを
第２の保持部材５の係合穴部５ａにはめ込んで取り付け
る。なお、このように第２の保持部材５の係合穴部５ａ
に係止してフレキシブルプリント基板３の第２の保持部
材５からの脱落を防止するように構成することにより、
形状が簡単で、コンパクトであり、かつ組立作業性をよ
くすることができる。
持部材５にフレキシブルプリント基板３を取り付ける。
この際、フレキシブルプリント基板３の係合凸部３ｃを
第２の保持部材５の係合穴部５ａにはめ込んで取り付け
る。なお、このように第２の保持部材５の係合穴部５ａ
に係止してフレキシブルプリント基板３の第２の保持部
材５からの脱落を防止するように構成することにより、
形状が簡単で、コンパクトであり、かつ組立作業性をよ
くすることができる。
【００２４】次に、この第２の保持部材５を、図３のよ
うに液晶表示部１と圧接型コネクター２が設置された第
１の保持部材４に取り付けるが、このとき先に導入部５
ｃがない側の係合穴部５ａに第１の保持部材４の係合爪
部４ａを挿入し、次いで導入部５ｃを有する側の係合穴
部５ａに係合爪部４ａを挿入すべく第２の保持部材５を
押さえつける。
うに液晶表示部１と圧接型コネクター２が設置された第
１の保持部材４に取り付けるが、このとき先に導入部５
ｃがない側の係合穴部５ａに第１の保持部材４の係合爪
部４ａを挿入し、次いで導入部５ｃを有する側の係合穴
部５ａに係合爪部４ａを挿入すべく第２の保持部材５を
押さえつける。
【００２５】そして、この時導入部５ｃに係合爪部４ａ
が入り込むことにより、係合穴部５ａ近傍が変形させら
れ、さらに押さえつけることにより、図４に示すように
係合爪部４ａが係合穴部５ａにはまり込む。
が入り込むことにより、係合穴部５ａ近傍が変形させら
れ、さらに押さえつけることにより、図４に示すように
係合爪部４ａが係合穴部５ａにはまり込む。
【００２６】以上のような構成における本発明の特徴的
部分についてさらに説明を加える。
部分についてさらに説明を加える。
【００２７】第１の保持部材４と第２の保持部材５にそ
れぞれ形成された係合爪部４ａと係合穴部５ａの形成位
置は、圧接型コネクター２の圧縮反力に抗して互いに係
合した際に第１の保持部材４と第２の保持部材５との間
隔が、液晶表示部１とフレキシブルプリント基板３の間
にある圧接型コネクター２を所定量圧縮せしめる間隔に
なるように設定されている。
れぞれ形成された係合爪部４ａと係合穴部５ａの形成位
置は、圧接型コネクター２の圧縮反力に抗して互いに係
合した際に第１の保持部材４と第２の保持部材５との間
隔が、液晶表示部１とフレキシブルプリント基板３の間
にある圧接型コネクター２を所定量圧縮せしめる間隔に
なるように設定されている。
【００２８】すなわち、第１の保持部材４と第２の保持
部材５とを液晶表示部１の厚み方向に関して位置決め可
能に設定されている。さらにこの係合爪部４ａと係合穴
部５ａとはそれぞれ図２に示す外形寸法Ｌ１、Ｌ２とを
ほぼ同一の寸法に設定することにより、第１の保持部材
４と第２の保持部材５とを透明電極１ｅの並び方向に関
して位置決め可能とする機能をも有している。
部材５とを液晶表示部１の厚み方向に関して位置決め可
能に設定されている。さらにこの係合爪部４ａと係合穴
部５ａとはそれぞれ図２に示す外形寸法Ｌ１、Ｌ２とを
ほぼ同一の寸法に設定することにより、第１の保持部材
４と第２の保持部材５とを透明電極１ｅの並び方向に関
して位置決め可能とする機能をも有している。
【００２９】また、フレキシブルプリント基板３の係合
凸部３ｃは、液晶駆動信号パターン露出部３ａのパター
ン位置の基準にもなっている一方、図２に示す外形寸法
Ｌ３を第２の保持部材５の係合穴部５ａの外形寸法Ｌ２
とほば同一の寸法に設定することにより、フレキシブル
プリント基板３と第２の保持部材５とを透明電極１ｅの
並び方向に関して位置決め可能とする機能をも有してい
る。
凸部３ｃは、液晶駆動信号パターン露出部３ａのパター
ン位置の基準にもなっている一方、図２に示す外形寸法
Ｌ３を第２の保持部材５の係合穴部５ａの外形寸法Ｌ２
とほば同一の寸法に設定することにより、フレキシブル
プリント基板３と第２の保持部材５とを透明電極１ｅの
並び方向に関して位置決め可能とする機能をも有してい
る。
【００３０】従って、液晶表示部１が透明電極１ｅの並
び方向に関して位置規制された第１の保持部材４が、フ
レキシブルプリント基板３が透明電極１ｅの並び方向に
関して位置決めされた第２の保持部材５と、透明電極１
ｅの並び方向に関して位置決めされて係合するので、液
晶表示部１とフレキシブルプリント基板３とは正しく接
続される。結果、形状が簡単かつコンパクトであり、組
立作業性がよく部品点数も少ない液晶表示装置を実現で
きる。
び方向に関して位置規制された第１の保持部材４が、フ
レキシブルプリント基板３が透明電極１ｅの並び方向に
関して位置決めされた第２の保持部材５と、透明電極１
ｅの並び方向に関して位置決めされて係合するので、液
晶表示部１とフレキシブルプリント基板３とは正しく接
続される。結果、形状が簡単かつコンパクトであり、組
立作業性がよく部品点数も少ない液晶表示装置を実現で
きる。
【００３１】一方、第１の保持部材４の係合爪部４ａは
曲げ部４ｂの面上、即ち液晶表示部１による液晶表示面
と垂直かつ液晶表示部１の透明電極１ｅの並び方向と平
行な面上に形成されている。また、第２の保持部材５の
係合穴部５ａはその一部が曲げ部５ｂの面上、即ち液晶
表示部１による液晶表示面と垂直かつ液晶表示部１の透
明電極１ｅの並び方向と平行な面上に形成されている。
ここで、図３に示す寸法Ｌ４、Ｌ５をほぼ同一の寸法と
することにより、係合爪部４ａと係合穴部５ａとが互い
に係合した時に、第１の保持部材４と第２の保持部材５
の透明電極１ｅの延出方向、即ち図３における左右方向
に関してのガタつきを押さえることができる。
曲げ部４ｂの面上、即ち液晶表示部１による液晶表示面
と垂直かつ液晶表示部１の透明電極１ｅの並び方向と平
行な面上に形成されている。また、第２の保持部材５の
係合穴部５ａはその一部が曲げ部５ｂの面上、即ち液晶
表示部１による液晶表示面と垂直かつ液晶表示部１の透
明電極１ｅの並び方向と平行な面上に形成されている。
ここで、図３に示す寸法Ｌ４、Ｌ５をほぼ同一の寸法と
することにより、係合爪部４ａと係合穴部５ａとが互い
に係合した時に、第１の保持部材４と第２の保持部材５
の透明電極１ｅの延出方向、即ち図３における左右方向
に関してのガタつきを押さえることができる。
【００３２】また、係合爪部４ａの先端角部には図３に
示すように丸みがつけられており、これにより組み立て
の際の作業性を向上させている。
示すように丸みがつけられており、これにより組み立て
の際の作業性を向上させている。
【００３３】さらに、組み立ての後、圧接型コネクター
２は第１の保持部材４と第２の保持部材５との係合によ
り所定量圧縮された状態にある。従って、グランドパタ
ーン露出部３ｂは圧接型コネクター２の圧縮反力によっ
て第２の保持部材５に押し付けられ、これにより第２の
保持部材５は接地される。一方、第１の保持部材４と第
２の保持部材５も圧接型コネクター２の圧縮反力により
それぞれの係合爪部４ａと係合穴部５ａとが互いに強く
係合しており、この結果第１の保持部材４も接地され
る。
２は第１の保持部材４と第２の保持部材５との係合によ
り所定量圧縮された状態にある。従って、グランドパタ
ーン露出部３ｂは圧接型コネクター２の圧縮反力によっ
て第２の保持部材５に押し付けられ、これにより第２の
保持部材５は接地される。一方、第１の保持部材４と第
２の保持部材５も圧接型コネクター２の圧縮反力により
それぞれの係合爪部４ａと係合穴部５ａとが互いに強く
係合しており、この結果第１の保持部材４も接地され
る。
【００３４】従って、この液晶表示装置を機器の外装カ
バーの窓部近傍に設置したときに外部からの静電気の侵
入があった場合は設置された第１の保持部材４または第
２の保持部材５に落ちるため、図示しない液晶駆動回路
が破壊することがない。
バーの窓部近傍に設置したときに外部からの静電気の侵
入があった場合は設置された第１の保持部材４または第
２の保持部材５に落ちるため、図示しない液晶駆動回路
が破壊することがない。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように本発明のように、第
１の保持部材に形成された係合爪部と、第２の保持部材
に形成された係合穴部を係合して圧接型コネクターを所
定量の圧縮状態に維持すると共に、フレキシブルプリン
ト基板に形成された係合凸部を、第２の保持部材の係合
穴部に係止してフレキシブルプリント基板の第２の保持
部材からの脱落を防止するように構成することにより、
形状が簡単かつコンパクトであり、組立作業性がよく部
品点数も少ない液晶表示装置を実現できる。
１の保持部材に形成された係合爪部と、第２の保持部材
に形成された係合穴部を係合して圧接型コネクターを所
定量の圧縮状態に維持すると共に、フレキシブルプリン
ト基板に形成された係合凸部を、第２の保持部材の係合
穴部に係止してフレキシブルプリント基板の第２の保持
部材からの脱落を防止するように構成することにより、
形状が簡単かつコンパクトであり、組立作業性がよく部
品点数も少ない液晶表示装置を実現できる。
【００３６】また、係合爪部と係合穴部は少なくともそ
の一部が、それぞれ第１の保持部材と第２の保持部材の
液晶表示面と垂直かつ液晶表示部の電極の並び方向と平
行な少なくとも２つの面に形成されており、これらの面
の間隔は第１の保持部材と第２の保持部材とを、液晶表
示部の電極の延出方向に位置決め可能な寸法に設定され
ているように構成することにより、ガタつきを少なくす
ることができる。
の一部が、それぞれ第１の保持部材と第２の保持部材の
液晶表示面と垂直かつ液晶表示部の電極の並び方向と平
行な少なくとも２つの面に形成されており、これらの面
の間隔は第１の保持部材と第２の保持部材とを、液晶表
示部の電極の延出方向に位置決め可能な寸法に設定され
ているように構成することにより、ガタつきを少なくす
ることができる。
【００３７】また、係合爪部の先端の角部分に面取りま
たは丸みを付与することにより、さらに組み立て作業性
を高くすることができる。
たは丸みを付与することにより、さらに組み立て作業性
を高くすることができる。
【００３８】 また、フレキシブルプリント基板のグラ
ンドパターン露出部を圧接型コネクターの圧縮反力で第
２の保持部材に押し付けることにより、第２の保持部材
を接地させると共に、係合穴部及び係合爪部を介して第
１の保持部材を接地させることにより、他の部材を何ら
付与することなく、また組立作業性を一切悪化させるこ
となく、耐静電気性能を高めることができる。
ンドパターン露出部を圧接型コネクターの圧縮反力で第
２の保持部材に押し付けることにより、第２の保持部材
を接地させると共に、係合穴部及び係合爪部を介して第
１の保持部材を接地させることにより、他の部材を何ら
付与することなく、また組立作業性を一切悪化させるこ
となく、耐静電気性能を高めることができる。
【図１】本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の分解
斜視図。
斜視図。
【図２】上記液晶表示装置の組み立て方法の一部を説明
する図。
する図。
【図３】上記液晶表示装置の組み立て方法の他の一部を
説明する図。
説明する図。
【図４】上記液晶表示装置が組み立てられた状態を示す
断面図。
断面図。
【図５】従来の液晶表示装置の構造を示す断面図。
１ 液晶表示部
１ｅ 透明電極
２ 圧接型コネクター
３ フレキシブルプリント基板
３ａ 液晶駆動信号パターン露出部
３ｂ グランドパターン露出部
３ｃ 係合凸部
４ 第１の保持部材
４ａ 係合爪部
５ 第２の保持部材
５ａ 係合穴部
Claims (3)
- 【請求項１】 液晶表示部とフレキシブルプリント基板
と圧接型コネクターと第１の保持部材と第２の保持部材
とを有し、前記液晶表示部の電極とフレキシブルプリン
ト基板の液晶駆動信号パターン露出部との間に前記圧接
型コネクターを介在させ、これらを液晶表示部側から前
記第１の保持部材で、フレキシブルプリント基板側から
前記第２の保持部材で圧縮及び挟持することにより、導
通及び保持してなる液晶装置において、 前記圧接型コネクターを所定量の圧縮状態に維持可能な
位置で互いに係合するよう前記第１の保持部材に形成さ
れた係合爪部及び前記第２の保持部材に形成された係合
穴部と、 前記フレキシブルプリント基板に形成されると共に、前
記第２の保持部材の係合穴部に係合され、該フレキシブ
ルプリント基板の第２の保持部材からの脱落を防止する
係合凸部と、 を備え、 前記係合爪部の外形寸法及び係合穴部の外形寸法は、係
合した際に液晶表示部の電極の並び方向に関しても互い
に位置決め可能な寸法に設定され、前記係合凸部の外形
寸法は、前記第２の保持部材に対して液晶表示部の電極
の並び方向に関して位置決め可能な寸法に設定され、前記第１の保持部材と第２の保持部材はともに金属など
の導電性を有する材料からなる一方、前記フレキシブル
プリント基板は前記圧接型コネクターと当接する液晶駆
動信号パターン露出部と、前記液晶駆動信号パターン露
出部の裏側に設けられた電気的に接地されているグラン
ドパターン露出部とを有し、前記圧接型コネクターの圧
縮反力でグランドパターン露出部が押し付けられて前記
第２の保持部材が接地し、さらに前記係合穴部及び係合
爪部を介して前記第１の保持部材が接地するように構成
したこと を特徴とする液晶装置。 - 【請求項２】 前記係合爪部と係合穴部は少なくともそ
の一部が、それぞれ前記第１の保持部材と第２の保持部
材の液晶表示面と垂直かつ液晶表示部の電極の並び方向
と平行な少なくとも２つの面に形成されており、この面
の間隔は第１の保持部材と第２の保持部材とを、液晶表
示部の電極の延出方向に位置決め可能な寸法に設定され
ていることを特徴とする請求項１記載の液晶装置。 - 【請求項３】 前記係合爪部の先端の角部分は面取りま
たは丸みが付与されていることを特徴とする請求項１又
は２記載の液晶装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21533197A JP3486531B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 液晶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21533197A JP3486531B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 液晶装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1152882A JPH1152882A (ja) | 1999-02-26 |
| JP3486531B2 true JP3486531B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=16670533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21533197A Expired - Fee Related JP3486531B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 液晶装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3486531B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI304909B (ja) | 2000-10-04 | 2009-01-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
| JP4642332B2 (ja) * | 2003-09-10 | 2011-03-02 | 株式会社 日立ディスプレイズ | 表示装置 |
-
1997
- 1997-08-08 JP JP21533197A patent/JP3486531B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1152882A (ja) | 1999-02-26 |
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