JP3484688B2 - 給湯装置の水漏れ検査方法 - Google Patents

給湯装置の水漏れ検査方法

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JP3484688B2 JP32615798A JP32615798A JP3484688B2 JP 3484688 B2 JP3484688 B2 JP 3484688B2 JP 32615798 A JP32615798 A JP 32615798A JP 32615798 A JP32615798 A JP 32615798A JP 3484688 B2 JP3484688 B2 JP 3484688B2
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  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、給湯装置の水漏
れ検査方法に関し、より詳細には、給湯装置から暖房端
末器に通じる流路に介設される熱動弁の位置が相違して
も当該水漏れ検査が容易に支障無く実施できる方法に関
する。 【0002】 【従来の技術】近時の給湯装置には、風呂追い焚き用に
風呂の湯水を循環させる循環回路や温水暖房用の温水の
循環回路を備えたものが提供されている。ここで、かか
る循環回路を備えた給湯装置の一例を図2に示す。この
図2に示す給湯装置は、給湯回路A、暖房回路B、風呂
回路C、落込回路Dを主要部として備えており、これら
の各回路により給湯、暖房、および風呂の湯張りや追い
焚きといった機能が実現されている。なお、図中の破線
よりも上側が給湯装置本体の内部を示しており、また、
破線よりも下側が給湯装置本体の外部を示している。 【0003】具体的には、上記給湯回路Aは、図示しな
いガスバーナで加熱される給湯熱交換器14を備えると
ともに、この給湯熱交換器14の入水側(給水回路側)
に、入水温度を検出する入水温度センサ12と入水量を
検出する入水量センサ13とが設けられる一方で、出湯
側に、上記給湯熱交換器14からの出湯温度を検出する
缶体温度センサ15と出湯量を制限する水量サーボ弁1
と給湯給湯装置本体の外部への出湯温度を検出する出湯
温度センサ16とが設けられている。そして入水側と出
湯側の間には、上記給湯熱交換器14をバイパスして短
絡接続するバイパス路が設けられ、このバイパス路上に
はバイパス路の流量を制限するバイパス弁11が設けら
れている。 【0004】また、暖房回路Bは、たとえば、床暖房パ
ネル、ファンコンベクタといった各種の温水暖房用の放
熱器20と給湯装置本体の接続金具28a、28bと
を、外部配管29a、29bを介して接続することで構
成されている。そして、給湯装置本体内部の暖房回路B
には、暖房循環ポンプ31、図示しないガスバーナで加
熱される暖房熱交換器22、暖房熱交換器22からの出
湯温度を検出する出湯温度センサ23、常に一定水量を
確保するための膨張タンク21、風呂追い焚き用の風呂
ヒータ24、風呂熱動弁32,およびバイパス路25が
設けられている。 【0005】そして、膨張タンク21には、水位検出用
の水位電極46が設けられるとともに、補水配管48と
オーバーフロー配管45の各一端が接続され、補水配管
48の他端は給湯回路Aの入水側に接続されるととも
に、オーバーフロー配管45の他端は大気中に開放され
ている。さらに、補水配管48の途中には、バキューム
ブレーカ27、補水弁30および逆止弁47が設けられ
ている。 【0006】また、各外部配管29a、29bの途中に
は保守点検用の手動弁60a、60bが設けられてい
る。なお、この手動弁60a、60bは、保守点検時以
外は開かれている。また放熱器20への往き用の外部配
管29aの途中には、各種の放熱器20を給湯装置本体
側と接続するための複数の熱動弁33が設けられてい
る。なお、この熱動弁33は、実際に放熱器20が接続
されるもののみ開かれ、放熱器20が接続されていない
ものは、図示しない閉止栓によって閉止されている。 【0007】風呂回路Cは、給湯装置本体を接続金具9
a、9bおよび外部配管26a、26bを介して浴槽1
0に設けた循環金具7に接続することで構成されてお
り、給湯装置本体内部の風呂回路Cは、その途中に風呂
ヒータ24が接続されるとともに、浴槽10の水位検出
用の圧力センサ5、風呂循環ポンプ3、浴槽10の湯水
循環の有無を検出する水流スイッチ6、および浴槽10
の温度を検出する風呂温度センサ19が設けられてい
る。なお、図示例では風呂ヒータ24を設ける構成を示
したが、この風呂ヒータ24に替えて、風呂回路C中に
風呂熱交換器を設けてガスバーナにより加熱する場合も
ある。 【0008】落込回路Dは、給湯回路Aと風呂回路Cと
の間を接続して、給湯回路Aからの湯水を風呂回路Cを
介して浴槽10に落とし込むためのもので、その途中に
は、バキュームブレーカ17、落込弁2、および逆止弁
18が設けられている。 【0009】しかして、このように構成された給湯装置
において、暖房や風呂の湯張りなどの機能を実現する動
作について説明する。 【0010】(1)放熱器20に温水を供給して暖房を
行う場合 この場合には、図示しないコントローラの制御によっ
て、暖房循環ポンプ31を駆動するとともに、ガスバー
ナを燃焼させて暖房熱交換器22を加熱する。そして、
暖房循環ポンプ31が駆動されると、膨張タンク21内
の温水が流出して暖房熱交換器22で加熱されるととも
に、この加熱された温水が給湯装置本体内部側から給湯
装置本体外部側にある往き外部配管29a、放熱器2
0、戻り外部配管29bを順次経由して循環される。そ
の際、風呂熱動弁32は閉じられており、循環される温
水が風呂ヒータ24内を流れることのないようにされて
いる。 【0011】なお、膨張タンク21の湯水が蒸発等によ
って所定量よりも少なくなったことが水位電極46で検
出された場合には、補水弁30が開かれて、給水回路か
ら供給される水が補水配管48を経由して膨張タンク2
1内に補水される。 【0012】(2)風呂追い焚きを行う場合 この場合にも一連の動作は図示しないコントローラによ
って制御される。具体的には、暖房回路B側の熱動弁3
3を全て閉じるとともに、ガスバーナを燃焼させて暖房
熱交換器22を加熱する一方で、暖房循環ポンプ31を
駆動し、さらに風呂熱動弁32が開かれる。そして、こ
れらの動作と並行して、風呂回路C側では、風呂循環ポ
ンプ3が起動され、浴槽10内の湯水が風呂回路C内を
強制循環される。 【0013】これにより、暖房回路B側では、膨張タン
ク21内の温水が、暖房循環ポンプ31の動作によって
暖房熱交換器22で加熱された後、風呂ヒータ24内を
介して風呂熱動弁32、膨張タンク21を経由して循環
される。そして、この加熱循環される温水が風呂ヒータ
24を通過する際に、風呂回路C内を流れる湯水を加熱
することにより、浴槽10内に貯留されている浴槽水の
追い焚きが行われる。 【0014】なお、放熱器20が同時に使用される場合
には、熱動弁33が開かれ、暖房熱交換器22で加熱さ
れた湯水が分岐されて風呂ヒータ24を通過するととも
に、上記(1)と同様に、給湯装置本体外部側にある往
き外部配管29a、放熱器20、戻り外部配管29bを
順次経由して循環される 【0015】(3)浴槽10に湯水を落とし込む場合 この場合には、給湯回路Aで所定の温度に調節された湯
水が落込回路D、および風呂回路Cを通り浴槽10内に
給湯される。 【0016】ところで、浴槽10や放熱器20を給湯装
置本体とともに新たに据え付ける場合には、給湯装置本
体を外部配管26a、26b、29a、29b等を用い
て浴槽10や放熱器20に接続することになるが、その
際、配管系統に水漏れがないかを検査することが必要で
ある。特に放熱器20に接続するための外部配管29
a、29bは、長く引き回されることが多いので、施工
後の水漏れの有無の検査が重要である。 【0017】そのため、従来は配管工事の終了後、たと
えば、手押しの加圧ポンプ70と圧力計72を用いて、
まず、各外部配管29a、29bの所定の部分(図示例
では往き側の外部配管29a)を取り外してその部分に
加圧ポンプ70を接続するとともに、戻り側の外部配管
29bに図示しない閉止弁を取り付けて、加圧ポンプ7
0を操作して配管内に所定の圧力を加え、所定時間経過
後に圧力計72で計測される水圧の経時変化(ゲージダ
ウン)を調べて、配管内の水漏れの有無を検査してい
た。なお、その際この検査に先だって、上記閉止弁を開
放した状態で加圧ポンプ70を操作し、配管内の空気を
抜いてから上述した水漏れ検査が行われていた。 【0018】ところが、このような従来の水漏れ検査方
法では、水漏れ検査に当たり加圧ポンプ70を装着する
ために外部配管29aを取り外すといった作業が必要と
なる他、作業員は加圧ポンプ70や圧力計72などの試
験器具を別途持参しなければならず面倒であった。その
ため、本願出願人は、図1に示した概略構成にて給湯装
置各部に設けられた弁装置や浴槽10の循環金具7を閉
止するなどして給湯装置の内外部の配管に大気に開放さ
れない閉回路を構成するとともに、落込弁2を開いて落
込回路Dへの給水圧を利用して上記閉回路内を注水・加
圧し、さらに浴槽10の水位検出用の圧力センサ5を用
いて上記閉回路内の圧力を検出する水漏れ検査方法およ
び同検査方法を実現するための装置を案出するに至っ
た。 【0019】この、図1に示す給湯装置では水漏れ検査
に際して、浴槽10の循環金具7に水漏れ検査治具4が
装着されるとともに、風呂回路Cの往き側の接続金具9
aと暖房回路Bの往き側の外部配管29aに設けられた
熱動弁33との間に連結配管53が接続される。 【0020】ここで装着される水漏れ検査治具4は、本
願出願人が従来より使用しているもので、風呂回路Cの
外部配管26a、26bを浴槽10の内方に解放するこ
となく両者を短絡させる、もしくは両者を個別に閉止す
る構成を採用している。 【0021】この外部配管26a、26bを短絡もしく
は両者を閉止させる経路上には、圧力安全弁57が設け
られている。圧力安全弁57は、配管経路内を加圧する
際に、当該配管の耐圧を超えて加圧されるのを防止する
ためのものである。 【0022】また、連結配管53は、落込回路Dに連通
する風呂回路Cと暖房回路Bとを連結させるための配管
であって、この連結配管53には手動開閉式の手動弁6
1が設けられる。 【0023】次に、水漏れ検査を行う際の手順について
図4に基づき説明する。なお、この場合の各弁装置等の
開閉制御は図示しない給湯装置のコントローラにより行
われる。 【0024】(1)閉回路の構築 まず、落込回路Dの落込弁2および給湯回路Aの水量サ
ーボ弁1を閉じた状態で、手動弁60a、60b、61
を開弁し(S1)、補水弁30を開き(S2)、放熱器
20が接続されている熱動弁33を開弁し(S3)、暖
房循環ポンプ31を駆動させる(S4)。これにより、
補水弁30を介して膨張タンク21に供給される水が、
暖房循環ポンプ31の駆動により給湯装置本体内部側か
ら給湯装置本体外部側にある往き外部配管29a、放熱
器20、戻り外部配管29bを順次経由して循環され
て、暖房回路B内に残留した空気が膨張タンク21から
外部に放出される(暖房回路B内の空気抜き)。 【0025】上記のように給湯装置本体内部側の暖房回
路Bとその外部配管29a、29bに水を満たして配管
経路内の空気抜きを終了すると、暖房循環ポンプ31の
駆動が所定時間T1経過したことを確認後、続いて暖房
循環ポンプ31を停止させ(S6)、補水弁30を閉じ
(S7)て、手動弁60a、60bを閉弁させる(S
8)。 【0026】次に、落込回路Dの落込弁2を開くととも
に水量サーボ弁1を開き(S9)、落込回路Dから風呂
回路Cに向けて一定量の給水を行う。この時の落込弁2
から風呂回路Cへの水の落込量は、浴槽10の水位が循
環金具7を超えるまで行われ、この浴槽10への一定水
位の落とし込みを確認した(S10)後に落込弁2は閉
じられる(S11)。 【0027】このようにして浴槽10の水位が所定の水
位に達すると、次に風呂循環ポンプ3を駆動して(S1
2)、風呂回路C内で水を循環させ、風呂回路C内に残
留する空気を循環金具7から排出する(風呂回路Cの空
気抜き)。 【0028】そして、風呂循環ポンプ3の駆動が所定時
間T2実行され風呂回路Cの空気抜きが終了すると(S
13)、次に上記水漏れ検査治具4が循環金具7に装着
される(S14)。この水漏れ検査治具4の装着によ
り、風呂回路Cの浴槽10への吐出口が閉じられること
により、風呂回路Cと連結配管53と暖房回路Bの外部
配管29a、29bとが閉回路状に構成される。 【0029】(2)閉回路への加圧方法 上記のように、風呂回路C、連結配管53および暖房回
路Bにより閉回路が構成されると、落込回路Dの落込弁
2を開く(S16)ことによって、水道からの給水圧で
上記閉回路を加圧することができる。 【0030】所定時間T3経過(S17)後、落込弁2
が閉じられ(S18)、その状態で所定時間(例えば数
秒程度)閉回路内の圧力が安定するのを待った後、閉回
路内に設けられた圧力センサ(ここでは浴槽10の水位
検出用の圧力センサ5)で閉回路内の圧力P0が測定さ
れる(S19)。 【0031】このとき、圧力P0が予め設定された検査
圧力の範囲内であれば、次の水漏れ検査に移行する。し
かし圧力P0が検査圧力に達していない場合は、上記の
加圧手段を繰り返して行い、検査圧力に達するように配
管内を加圧する。また、圧力P0が検査圧力以上であれ
ば、閉回路内に必要以上の圧力がかかっていると判断さ
れるため、上記閉回路に連通する弁装置(図示例では熱
動弁33)を開き、閉回路内の圧力を下げる。この場
合、放熱器20に接続されている熱動弁33は閉回路を
構成する際に既に開かれているので、ここでは放熱器2
0が接続されていない他の熱動弁33が開かれる。 【0032】(3)水漏れ検査方法 水漏れ検査は、閉回路内の圧力を所定の検査圧力にした
後、この閉回路に設けられる圧力センサ5を用いて、所
定時間T4経過(S20)における閉回路内の圧力P1
を検出する(S21)ことにより行われる。すなわち、
所定の検査圧力に達してから所定時間T4が経過した後
に検出される閉回路内圧力P1が、当初測定された検査
圧力P0に対して一定値以上低下している場合には、閉
回路中に水漏れ箇所があると判定される(S22)。 【0033】しかしながら、このような出願人の提案に
おいても、以下のような問題がありその改良が望まれて
いた。 【0034】 【発明が解決しようとする課題】すなわち、給湯装置か
ら暖房端末器に通じる流路に介設する熱動弁の位置が図
1の通り暖房端末器側にある場合は、水漏れ検査時に熱
動弁を前もって開弁しておかなければ暖房流路の水漏れ
検査が行えず、一方、図3の通り給湯装置から暖房端末
器に通じる流路に介設する熱動弁の位置が給湯装置側に
ある場合は、水漏れ検査時、図1に示された手動弁60
aが不要となりかつ熱動弁を前もって閉弁しておかなけ
ればならず、上記の通り水漏れ検査時の熱動弁の開閉状
態を熱動弁の位置が暖房端末器側にある場合と給湯装置
側にある場合とでは相違し、施工者が水漏れ検査時に熱
動弁の位置を判別して異なる水漏れ検査シーケンスを選
択するものでは、誤って反対の水漏れ検査シーケンスが
選択される危険性があり、誤った水漏れ検査シーケンス
が選択されると、水漏れ検査が不能となったり給湯装置
内に過大な水圧が加わって、給湯装置内の構成部材を破
損してしまう問題があった。 【0035】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、熱動弁の
位置が暖房端末器側にあるか給湯装置側にあるかに拘わ
らず、施工者が最適な水漏れ検査シーケンスを実行でき
るようにして、確実に水漏れ検査を実施する方法を提供
することを目的とする。 【0036】 【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、給湯装置内から暖房端末器に通じる配
管に介設される熱動弁の位置が、給湯装置側か暖房端末
器側かを設定する熱動弁位置設定手段を備え、該熱動弁
位置設定手段の設定内容に応じて熱動弁の開閉を制御し
て水漏れ検査を実行するようにしている。 【0037】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る給湯装置の水
漏れ検知方法を、図1、図3、図4並びに図5に基づい
て詳細に説明する。 【0038】予め給湯装置の製造時、外部制御装置62
から、当該給湯装置が、熱動弁33が給湯装置側に位置
する機種、つまり熱動弁33が給湯装置に内蔵若しくは
給湯装置に近接して設けられる機種の場合は「給湯装置
側」の識別データを出力して、コントローラ62内の記
憶装置61に「給湯装置側」の識別データを記憶させて
おく。反対に給湯装置が、熱動弁33が暖房端末器側に
位置する機種、つまり給湯装置側に熱動弁33がない機
種の場合は、外部制御装置62から「暖房端末器側」の
識別データを出力して、コントローラ62内の記憶装置
61に「暖房端末器側」の識別データを記憶させておく
のである。 【0039】施工者は、水漏れ検査に先立ち、熱動弁3
3が給湯装置側に位置する機種の場合は図3に示すよう
に、熱動弁33が暖房端末側に位置する機種の場合は図
1に示すように配管した後、水漏れ検査を実行するので
ある。そして施工者が水漏れ検査を実行すると、コント
ローラ62は、記憶装置61に記憶された識別データに
基づき、識別データが「暖房端末器側」である場合は、
前述した図4のフローチャートの手順で水漏れ検査を実
行し、識別データが「給湯装置側」である場合は、図5
のフローチャートの手順で水漏れ検査を実行するのであ
る。 【0040】以下に図5のフローチャートによる水漏れ
検査の手順を説明する (1)閉回路の構築 まず、落込回路Dの落込弁2および給湯回路Aの水量サ
ーボ弁1を閉じた状態で、手動弁60b、61を開弁し
(S31)、補水弁30を開き(S32)、放熱器20
が接続されている熱動弁33を開弁し(S33)、暖房
循環ポンプ31を駆動させる(S34)。これにより、
補水弁30を介して膨張タンク21に供給される水が、
暖房循環ポンプ31の駆動により給湯装置本体内部側か
ら給湯装置本体外部側にある往き外部配管29a、放熱
器20、戻り外部配管29bを順次経由して循環され
て、暖房回路B内に残留した空気が膨張タンク21から
外部に放出される(暖房回路B内の空気抜き)。 【0041】上記のように給湯装置本体内部側の暖房回
路Bとその外部配管29a、29bに水を満たして配管
経路内の空気抜きを終了すると、暖房循環ポンプ31の
駆動が所定時間T1経過したことを確認後、続いて暖房
循環ポンプ31を停止させ(S36)、補水弁30を閉
じ(S37)て、手動弁60bを閉弁し(S38)、熱
動弁33を閉弁させ(S39)、タイマT5をセットす
る(S35)。 【0042】次に、落込回路Dの落込弁2を開くととも
に水量サーボ弁1を開き(S40)、落込回路Dから風
呂回路Cに向けて一定量の給水を行う。この時の落込弁
2から風呂回路Cへの水の落込量は、浴槽10の水位が
循環金具7を超えるまで行われ、この浴槽10への一定
水位の落とし込みを確認した(S41)後に落込弁2は
閉じられる(S42)。 【0043】このようにして浴槽10の水位が所定の水
位に達すると、次に風呂循環ポンプ3を駆動して(S4
3)、風呂回路C内で水を循環させ、風呂回路C内に残
留する空気を循環金具7から排出する(風呂回路Cの空
気抜き)。 【0044】そして、風呂循環ポンプ3の駆動が所定時
間T2実行され風呂回路Cの空気抜きが終了すると(S
44)、次に上記水漏れ検査治具4が循環金具7に装着
される(S45)。この水漏れ検査治具4の装着によ
り、風呂回路Cの浴槽10への吐出口が閉じられること
により、風呂回路Cと連結配管53と暖房回路Bの外部
配管29a、29bとが閉回路状に構成される。 【0045】(2)閉回路への加圧方法 上記のように、風呂回路C、連結配管53および暖房回
路Bにより閉回路が構成されると、次に、ステップS3
5でセットしたタイマが所定時間T5経過したことを確
認すると(S46)この閉回路に対して落込回路Dの落
込弁2を開く(S47)ことによって、水道からの給水
圧で上記閉回路を加圧することができる。 【0046】所定時間T3経過(S48)後、落込弁2
が閉じられ(S49)、その状態で所定時間(例えば数
秒程度)閉回路内の圧力が安定するのを待った後、閉回
路内に設けられた圧力センサ(ここでは浴槽10の水位
検出用の圧力センサ5)で閉回路内の圧力P0が測定さ
れる(S50)。 【0047】このとき、圧力P0が予め設定された検査
圧力の範囲内であれば、次の水漏れ検査に移行する。し
かし圧力P0が検査圧力に達していない場合は、上記の
加圧手段を繰り返して行い、検査圧力に達するように配
管内を加圧する。また、圧力P0が検査圧力以上であれ
ば、閉回路内に必要以上の圧力がかかっていると判断さ
れるため、上記閉回路に連通する弁装置(図示例では熱
動弁33)を開き、閉回路内の圧力を下げる。この場
合、放熱器20に接続されている熱動弁33は閉回路を
構成する際に既に開かれているので、ここでは放熱器2
0が接続されていない他の熱動弁33が開かれる。 【0048】(3)水漏れ検査方法 水漏れ検査は、閉回路内の圧力を所定の検査圧力にした
後、この閉回路に設けられる圧力センサ5を用いて、所
定時間T4経過(S51)における閉回路内の圧力P1
を検出する(S52)ことにより行われる。すなわち、
所定の検査圧力に達してから所定時間T4が経過した後
に検出される閉回路内圧力P1が、当初測定された検査
圧力P0に対して一定値以上低下している場合には、閉
回路中に水漏れ箇所があると判定される(S53)。 【0049】なお、図5のフローチャートでは、ステッ
プS46で熱動弁33閉弁後にセットされるタイマT5
にて設定した時間が経過したことを確認後、ステップ4
7以降の閉回路の加圧を開始しているので、熱動弁33
が完全に閉弁することなく加圧が開始され、過圧が暖房
回路に加わって暖房回路を損傷する危険を防止してい
る。このタイマT5の設定時間は、ステップ39で熱動
弁33が閉弁動作を開始してから完全に閉弁されるのに
でに要する時間、例えば5分程度に設定してある。 【0050】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の給湯装置
の水漏れ検査方法によれば、熱動弁の位置が暖房端末器
側か給湯装置側かに拘わらず、施工者が水漏れ検査シー
ケンスを行うと、自動的に熱動弁の位置の相違に応じた
最適な水漏れ検査シーケンスを選択して実行することが
できるので、施工が容易であり、かつ水漏れ検査が不能
となったり給湯装置内に過大な水圧が加わって給湯装置
内の構成部材を破損してしまう問題を防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態に係る給湯装置の一例を示す
概略構成図である。 【図2】従来の給湯装置の概略構成図である。 【図3】本発明の実施形態に係る給湯装置の他の一例を
示す概略構成図である。 【図4】本発明に係る水漏れ検査を実施する際の一例を
示すフローチャートである。 【図5】本発明に係る水漏れ検査を実施する際の他の一
例を示すフローチャートである。 【符号の説明】 A 給湯回路 B 暖房回路 C 風呂回路 D 落込回路 1 水量サーボ弁 2 落込弁 3 風呂循環ポンプ 4 水漏れ検査治具 5 圧力センサ 7 循環金具 10 浴槽 20 放熱器(暖房端末器) 21 膨張タンク 30 補水弁 31 暖房循環ポンプ 33 熱動弁 48 補水配管 53 連結配管 60 コントローラ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24D 17/00 F24H 1/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 給湯装置の水漏れ検査であって、閉回路
    状に構成された配管内の圧力を所定の圧力に上昇させた
    後、所定時間経過後に該閉回路内の圧力低下分を検出し
    て、この圧力低下分から配管の水漏れを判定する方法に
    おいて、 給湯装置内から暖房端末器に通じる流路に介設される熱
    動弁の位置が、給湯装置側か暖房端末器側かを設定する
    熱動弁位置設定手段を備え、該熱動弁位置設定手段の設
    定内容に応じて熱動弁の開閉を制御して水漏れ検査を実
    行することを特徴とする給湯装置の水漏れ検査方法。
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