JP3480864B2 - 燃焼状態検出方法及び装置 - Google Patents

燃焼状態検出方法及び装置

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JP3480864B2 JP10127995A JP10127995A JP3480864B2 JP 3480864 B2 JP3480864 B2 JP 3480864B2 JP 10127995 A JP10127995 A JP 10127995A JP 10127995 A JP10127995 A JP 10127995A JP 3480864 B2 JP3480864 B2 JP 3480864B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガソリン機関の燃焼状
態検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のイグニッションシステム、例
えば、図9に示す様に、単極ディストリビュータレスイ
グニッションシステム(図は二気筒のものであり、以
下、ディストリビュータレスイグニッションシステムを
単にDLIともいう)は、イグニッションコイル92
0、921と、このイグニッションコイル920、92
1の一次巻線922、923に、バッテリ電流を断続し
て流す為のパワートランジスタ924、925と、パワ
ートランジスタ924、925に点火信号を送出するE
CU926と、スパークプラグ927、928とを備え
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内燃機関の失火検知の
要望が近年高まって来ているので、発明者らは、スパー
クプラグが点火した場合には、イオン電流により電荷が
放電するという原理に基づいて、以下に示す単極DLI
の燃焼状態検出装置S(四気筒用)を試作した。
【0004】試作品の単極DLIの燃焼状態検出装置S
は、図10に示す様に、イグニッションコイル1、1…
1と、これらイグニッションコイル1の一次巻線11…
11に接続される、バッテリ21及びパワートランジス
タ22、22…22と、点火信号31、31…31をパ
ワートランジスタ22…22に送出するECU3(エン
ジンコントロールコンピュータ)と、二次巻線12…1
2の二次プラス端子121…121側に中心電極を電気
接続したスパークプラグ10、10…10と、パルス発
生指示信号32に基づいて、高電圧パルス40を発生す
るパルス発生回路4と、二次端子441−二次マイナス
端子122…122間に接続されるダイオード5、5
と、ダイオード5、5のカソード51側の電圧を分圧す
るコンデンサ分圧回路6、6と、分圧電圧60、60の
減衰特性{例えば、増幅出力カーブ601とピークホー
ルド電圧602との比較出力81がハイレベルを維持す
る時間}等に基づいて燃焼状態を検出する燃焼状態検出
回路8とを備える。
【0005】単極DLIの燃焼状態検出装置Sにおい
て、全てのスパークプラグ10が正常に着火した場合、
各信号は図3に示す波形を示す。何れかのスパークプラ
グ10の点火後に印加する高電圧パルス40は、全ての
気筒のスパークプラグ10に印加される。
【0006】例えば、経過時間802、804では、気
筒#2、#4の何れのスパークプラグ10も火花放電し
ていないので、気筒#2及び気筒#4の二次巻線12に
印加された高電圧パルス40に伴う増幅出力カーブ60
1は緩やかに減衰する。又、経過時間801、803で
は、気筒#4又は気筒#2のスパークプラグ10が火花
放電した直後であるので、イオン電流が流れ、気筒#4
及び気筒#2の二次巻線12に印加した高電圧パルス4
0に伴う増幅出力カーブ601は速やかに低下する。こ
の為、#2、#4気筒を受け持つ燃焼状態検出回路8の
失火検知部は、経過時間801、803で、短いパルス
幅の比較出力81に基づいて、夫々、気筒#4、気筒#
2が正常燃焼したと判別する。
【0007】気筒#2のスパークプラグ10が燃焼失火
(火花放電して燃焼しない場合)した場合、各信号は図
11に示す波形を示す。この場合、二次巻線12を介し
て気筒#2のスパークプラグ10に印加した高電圧パル
ス40による電荷は、イオン電流が流れないので、緩や
かに低下する増幅出力カーブ601が経過時間803時
点で得られる。この為、#2、#4気筒を受け持つ燃焼
状態検出回路8の失火検知部は、経過時間803で、長
いパルス幅の比較出力81に基づいて、気筒#2が失火
したと判別する。
【0008】尚、気筒#2の失火検知の為に、気筒#2
のスパークプラグ10に印加した高電圧パルス40によ
る電荷は、気筒#4のスパークプラグ10の火花放電時
迄残る。気筒#2のスパークプラグ10が火花失火(火
花放電しない場合)した場合、各信号は図12に示す波
形を示す。
【0009】この場合、気筒#1の失火検知の為に、同
時に気筒#2の二次巻線12に印加した高電圧パルス4
0による電荷は、気筒#2目の火花放電タイミングが過
ぎても残存してしまうので、気筒#2の失火検知の為に
高電圧パルス40を印加しても、正常な増幅出力カーブ
601が得られず(経過時点803)、これ以降、#
2、#4気筒を受け持つ燃焼状態検出回路8の失火検知
部は、失火判定ができなくなってしまう。尚、火花失火
は、ハイテンションコードがスパークプラグから外れた
場合(接触不良、断線も含む)や、エンジンが高回転・
高負荷となり要求電圧が高くなり過ぎた場合に発生す
る。
【0010】各気筒毎に昇圧コイル412を配設し、各
気筒毎にダイオード5を結線し、各気筒毎にコンデンサ
分圧回路6を設ける様にすれば、上記不具合{図12に
示す}が解決されるが、大幅なコスト高を招くととも
に、配設スペースが大きくなってしまう。
【0011】本発明の目的は、著しい、コスト高や配設
スペースの増大を招く事無く、燃焼失火及び火花失火が
確実に判定できる、ガソリン機関の燃焼状態検出装置の
提供にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)イグニッションコイルの一次巻線に流す一次電流
の断続により二次巻線に点火用高電圧を周期的に発生さ
せ、前記二次巻線に発生した点火用高電圧を、多気筒内
燃機関の各気筒に装着した複数のスパークプラグに給電
し、火花放電終了からつぎの点火用高電圧が発生する迄
の間に、火花放電を起こさない程度の高電圧パルスをダ
イオードを介して前記二次巻線側に印加し、前記ダイオ
ードの通過側端に生じる電圧の減衰特性に基づいて各気
筒の燃焼状態を検出するイグニッションシステムの燃焼
状態検出方法において、前記イグニッションコイルの二
次巻線側に蓄積した電荷を、つぎの高電圧パルスが給電
される迄に放電させる。 (2)二次巻線を一次巻線と独立して巻回した、気筒と
同数のイグニッションコイルと、これらイグニッション
コイルの一次巻線に、バッテリ電流を断続して順繰りに
流す一次電流通電手段と、中心電極側を前記二次巻線の
一方端側に各々電気接続し、外側電極側を気筒側に各々
接地した、各気筒毎のスパークプラグとを備える、単極
ディストリビュータレスイグニッションシステムの燃焼
状態検出装置であって、何れかのスパークプラグの火花
放電が終了してから、次に放電する別のスパークプラグ
に点火用高電圧が印加される迄の期間中に、火花放電を
起こさない程度の高電圧パルスを出力するパルス発生手
段と、前記高電圧パルスを前記二次巻線の他方端に印加
する、逆流防止用のダイオードと、該ダイオードのカソ
ード側の電位を分圧する分圧手段と、前記高電圧パルス
の印加後における分圧電圧の減衰特性に基づいて燃焼状
態を検出する燃焼状態検出手段と、前記イグニッション
コイルの二次巻線側に蓄積した電荷を、前記パルス発生
手段が次の高電圧パルスを出力する迄に放電させる放電
手段と、を備える。 (3)複数の同時点火用のイグニッションコイルと、こ
れら複数のイグニッションコイルの一次巻線に、バッテ
リ電流を断続して順繰りに流す一次電流通電手段と、中
心電極を前記イグニッションコイルの二次巻線の正極側
に各々電気接続し、外側電極を各々接地したプラス点火
のスパークプラグと、中心電極を前記二次巻線の負極側
に各々電気接続し、外側電極を各々接地したマイナス点
火のスパークプラグとを備える、両極ディストリビュー
タレスイグニッションシステムの燃焼状態検出装置であ
って、何れかのスパークプラグの火花放電が終了してか
ら、次に放電する別のスパークプラグに点火用高電圧が
印加される迄の期間中に、火花放電を起こさない程度の
正極性の高電圧パルスを出力するパルス発生手段と、ア
ノードを前記パルス発生手段の出力端に電気接続した第
一ダイオードと、アノードを前記第一ダイオードのカソ
ードに電気接続し、カソードを前記二次巻線の正極側に
電気接続した第二ダイオードと、前記第一ダイオードの
カソードと前記第二ダイオードのアノードとを結線する
接続線の電位を分圧する分圧手段と、前記高電圧パルス
の印加後における分圧電圧の減衰特性に基づいて燃焼状
態を検出する燃焼状態検出手段と、前記接続線に蓄積し
た電荷を、前記パルス発生手段が次の高電圧パルスを出
力する迄に放電させる放電手段と、を備える。 (4)一次巻線及び二次巻線を有するイグニッションコ
イルと、該イグニッションコイルの一次巻線に、バッテ
リ電流を断続して流す一次電流通電手段と、ロータ側を
前記二次巻線の一方端に電気接続したディストリビュー
タと、中心電極を前記ディストリビュータのサイド・エ
レクトロードにハイテンションコードにより電気接続
し、外側電極を気筒側に接地した、各気筒毎のスパーク
プラグとを備えたイグニッションシステムの燃焼状態検
出装置であって、何れかのスパークプラグの火花放電終
了後に、火花放電を起こさない程度の高電圧パルスを出
力するパルス発生手段と、アノードを前記パルス発生手
段の出力端に電気接続した第一ダイオードと、アノード
を前記第一ダイオードのカソードに電気接続し、カソー
ドを前記ハイテンションコードに電気接続した第二ダイ
オードと、前記第一ダイオードのカソードと前記第二ダ
イオードのアノードとを結線する接続線の電位を分圧す
る分圧手段と、前記高電圧パルスの印加後における分圧
電圧の減衰特性に基づいて燃焼状態を検出する燃焼状態
検出手段と、前記接続線に蓄積した電荷を、前記パルス
発生手段が次の高電圧パルスを出力する迄に放電させる
放電手段と、を備える。 (5)上記(2) 又は(3) 又は(4) の構成を有し、更に、
前記放電手段は、トランジスタ、MOS−FET、又は
サイリスタ等の半導体素子を備え、前記パルス発生手段
が次の高電圧パルスを出力する直前に、該半導体素子を
介して、前記イグニッションコイルの二次巻線側又は前
記接続線に蓄積した電荷を放電させる。 (6)上記(5) の構成を有し、前記パルス発生手段は、
入力される制御パルス信号により一次コイル電流を断続
する半導体スイッチング素子と、前記一次コイルより多
く巻回したニ次コイルとを有する昇圧コイルとにより構
成され、前記制御パルス信号は前記半導体素子にも入力
され、前記制御パルス信号がハイレベルになると前記半
導体素子が導通状態になって強制放電が実施され、前記
制御パルス信号がハイレベル状態からローレベルに転じ
た時、前記昇圧コイルの前記二次コイルに前記高電圧パ
ルスが発生する。 (7)上記(2) 又は(3) 又は(4) の構成を有し、更に、
前記放電手段は、前記分圧手段に並列接続され、少なく
とも正常燃焼後に前記スパークプラグの放電電極間に生
じる抵抗値よりも大きい抵抗値を有する抵抗器からな
り、該抵抗器を介して、前記イグニッションコイルの二
次巻線側又は前記接続線に蓄積した電荷を所定の時定数
にて放電させる。
【0013】
【作用】
〔請求項1について〕イグニッションコイルの一次巻線
に流す一次電流を断続すると、二次巻線には点火用高電
圧が周期的に発生する。
【0014】二次巻線に発生した点火用高電圧は、ハイ
テンションコード等を介して{ディストリビュータ式の
場合はディストリビュータも介して}各スパークプラグ
に給電される。火花放電終了からつぎの点火用高電圧が
イグニッションコイルの二次巻線に発生する迄の間に、
火花放電を起こさない程度の高電圧パルスを、ダイオー
ドを介して二次巻線側に印加する。
【0015】気筒内で正常に燃焼が行われると、その気
筒に装着したスパークプラグの中心電極−外側電極間に
イオン電流が流れる様になる。そして、高電圧パルスの
印加の際に、高電圧パルスによる電荷がイオン電流とし
て放電するので、ダイオードの通過側端に生じる電圧は
早期に低下し、正常燃焼が検知される。
【0016】或る気筒で燃焼失火した場合は、その気筒
に装着したスパークプラグの中心電極−外側電極間にイ
オン電流が流れない状態になる。この為、高電圧パルス
の印加の際に、電荷が抜け難く、ダイオードの通過側端
に生じる電圧は緩やかに低下するので失火が検出でき
る。
【0017】一方、或る気筒で火花失火した場合は、点
火用高電圧による電荷が浮遊容量に蓄積するが、この蓄
積電荷は、放電手段により、つぎに高電圧パルスが給電
される迄に放電される。そして、失火検出用の高電圧パ
ルスを印加すると、電荷が抜け難く、ダイオードの通過
側端に生じる電圧は緩やかに低下するので、失火が検出
できる。尚、次の点火タイミングで再び電荷が蓄積する
が、この蓄積電荷もつぎに高電圧パルスが給電される迄
に放電される。 〔請求項2について〕一次電流通電手段がバッテリ電流
を断続して順繰りにイグニッションコイルの一次巻線に
流すと、二次巻線には点火用の高電圧が順繰りに発生す
る。
【0018】スパークプラグが順繰りに火花放電する。
パルス発生手段は、何れかのスパークプラグの火花放電
が終了してから、次に放電する別のスパークプラグに点
火用高電圧が印加される迄の期間中に、火花放電を起こ
さない程度の高電圧パルスを出力する。この高電圧パル
スは、逆流防止用のダイオードを介して各イグニッショ
ンコイルの二次巻線の他方端に印加され、二次巻線の一
方端から各スパークプラグの中心電極に印加される。
【0019】分圧手段は、ダイオードのカソード側の電
位を、燃焼状態検出手段の許容入力範囲内におさまる様
に分圧する。気筒内で正常に燃焼が行われると、その気
筒に装着したスパークプラグの中心電極−外側電極間に
イオン電流が流れる様になる。そして、高電圧パルスの
印加の際に、高電圧パルスによる電荷がイオン電流とし
て放電するので、ダイオードのカソード側の電位は早期
に低下し、正常燃焼が検知される。
【0020】或る気筒で燃焼失火した場合は、その気筒
に装着したスパークプラグの中心電極−外側電極間にイ
オン電流が流れない。この為、高電圧パルスの印加の際
に、高電圧パルスによる電荷が抜け難く、ダイオードの
カソード側に生じる電圧は緩やかに低下するので失火が
検出できる。尚、高電圧パルスの印加による残存電荷
は、その気筒に装着したスパークプラグの次回の火花放
電時に全て無くなる。
【0021】一方、或る気筒で火花失火した場合は、点
火用高電圧による電荷が二次巻線側に蓄積するが、この
蓄積電荷は、放電手段により、パルス発生手段がつぎに
高電圧パルスを出力する迄に放電される。そして、高電
圧パルスが印加されると、ダイオードのカソード側の電
位は緩やかに低下(電荷が抜け難い為)し、失火が検出
できる。尚、次の点火タイミングで点火用高電圧による
電荷が再び二次巻線側に蓄積するが、この蓄積電荷も、
パルス発生手段からつぎに高電圧パルスが給電される迄
に、放電手段により放電される。 〔請求項3について〕一次電流通電手段がバッテリ電流
を断続して、複数の同時点火用のイグニッションコイル
の一次巻線に順繰りに流すと、二次巻線には高電圧が順
繰りに発生する。
【0022】同一のイグニッションコイルに接続した組
みのスパークプラグは、高電圧の印加により火花放電す
る。パルス発生手段は、その組みのスパークプラグの火
花放電が終了してから、次に放電する別の組みのスパー
クプラグの火花放電が開始される迄の期間中に、火花放
電が起きない程度の正極性の高電圧パルスを出力する。
【0023】高電圧パルスは、第一ダイオード、第二ダ
イオードを介して、各イグニッションコイルの二次巻線
の正極側に伝わり、直接、又は二次巻線を介して、各ス
パークラグの中心電極に印加される。分圧手段は、接続
線の電位を、燃焼状態検出手段の許容入力範囲内におさ
まる様に分圧する。
【0024】気筒内で正常に燃焼が行われると、その気
筒に装着したスパークプラグの中心電極−外側電極間に
イオン電流が流れる様になる。そして、高電圧パルスの
印加の際に電荷がイオン電流として放電するので接続線
の電位は早期に低下し、正常燃焼が検知される。
【0025】或る気筒で燃焼失火した場合は、その気筒
に装着したスパークプラグの中心電極−外側電極間にイ
オン電流が流れない。この為、高電圧パルスの印加によ
り接続線に電荷が蓄積し、高電圧パルスの印加の際に接
続線の電位は緩やかに低下する。尚、接続線に蓄積した
電荷は、そのスパークプラグの次回火花放電時に火花放
電によりなくなる。
【0026】一方、或る気筒で火花失火した場合は、高
電圧パルスや点火用高電圧による電荷が接続線に蓄積す
るが、この蓄積電荷は、放電手段により、パルス発生手
段が次の高電圧パルスを出力する迄に放電される。そし
て、高電圧パルスが印加されると、ダイオードのカソー
ド側の電位は緩やかに低下(電荷が抜け難い為)し、失
火が検出できる。尚、次の点火タイミングで点火用高電
圧による電荷が再び接続線に蓄積するが、この蓄積電荷
も、パルス発生手段からつぎに高電圧パルスが給電され
る迄に、放電手段により放電される。 〔請求項4について〕一次電流通電手段がバッテリ電流
を断続してイグニッションコイルの一次巻線に流すと、
二次巻線には点火用高電圧が発生する。点火用高電圧
は、ロータ側からサイド・エレクトロードを通り、着火
行程にあるシリンダに装着したスパークプラグに印加さ
れ、そのスパークプラグは火花放電する。
【0027】パルス発生手段は、スパークプラグの火花
放電終了後に、火花放電を起こさない程度の高電圧パル
スを出力し、該高電圧パルスは、第一ダイオード、第二
ダイオード、及びハイテンションコードを介してスパー
クプラグの中心電極に印加される。
【0028】分圧手段は、接続線の電位を、燃焼状態検
出手段の許容入力範囲内におさまる様に分圧する。気筒
内で正常に燃焼が行われると、その気筒に装着したスパ
ークプラグの中心電極−外側電極間にイオン電流が流れ
る様になる。そして、高電圧パルスの印加の際に電荷が
イオン電流として放電するので接続線の電位は早期に低
下する。
【0029】或る気筒で燃焼失火した場合は、その気筒
に装着したスパークプラグの中心電極−外側電極間にイ
オン電流が流れない。この為、高電圧パルスの印加によ
り接続線に電荷が蓄積し、高電圧パルスの印加の際に接
続線の電位は緩やかに低下する。尚、接続線に蓄積した
電荷は、そのスパークプラグの次回火花放電時に火花放
電によりなくなる。
【0030】一方、或る気筒で火花失火した場合は、高
電圧パルスや点火用高電圧による電荷が接続線に蓄積し
てしまう。しかし、パルス発生手段が次の高電圧パルス
を出力する迄に、放電手段が、接続線に蓄積した電荷を
放電させる。 〔請求項5について〕放電手段は、点火コイルの二次巻
線或は第一ダイオードと第二ダイオードとの接続線に蓄
積された電荷を、パルス発生手段が次の高電圧パルスを
出力する迄に放電させるものであるが、燃焼状態検出手
段における燃焼状態の検出特性,換言すれば分圧電圧の
減衰特性への影響を考慮すれば、この放電は、点火用高
電圧の印加後、高電圧パルスが出力される直前に行うの
が望ましく、そのためには、高速動作が可能な半導体素
子の使用が好適である。
【0031】そして、MOS−FETは、逆印加電圧に
対して導通するダイオードの作用を有するので、逆印加
電圧により破壊されないとともに、ゼロ戻しダイオード
{浮遊容量に残存したマイナス電荷を逃がして高電圧パ
ルスの電圧低下を防止するもの}の機能も兼ね備える。
この為、放電手段をMOS−FETとした場合は、ゼロ
戻しダイオードを配設したのと同様の作用を奏する。
【0032】一方、失火時に生じる電圧{二次巻線に発
生した点火用高電圧の行き場がなくなって振動しながら
減衰する電圧}により破壊されない様に、二次巻線やハ
イテンションコードに高電圧パルスを印加するダイオー
ドの耐電圧が決められている。そして、半導体素子がト
ランジスタやMOS−FETの場合には、半導体素子の
耐電圧をダイオードの耐電圧より高く設定する必要があ
る。尚、高耐電圧の場合は、高規格の大容量のものとな
る。
【0033】しかし、放電手段をサイリスタとした場
合、耐電圧以上の電圧は、そのまま導通するだけ(破壊
されない)なので、検出の為の耐電圧さえあれば良く、
逆耐圧に関しても問題が無い。又、サイリスタは、高耐
圧でも小容量のものが容易に入手できる。 〔請求項6について〕半導体素子に入力される制御パル
ス信号がハイレベルになると半導体素子が導通状態にな
り、放電手段は、イグニッションコイルのニ次巻線に蓄
積した電荷や接続線に蓄積した電荷を強制的に放電す
る。
【0034】制御信号がハイレベルからローレベルに転
じると、半導体素子が絶縁状態になると同時に昇圧コイ
ルの二次コイルに高電圧パルスが発生する。 〔請求項7について〕上記(5) ,(6) の構成によれば、
放電手段として、トランジスタ、MOS−FET、サイ
リスタ等の半導体素子を用い、高電圧パルスが印加され
る直前に蓄積電荷を放電させているが、この場合、蓄積
電荷を高電圧パルスの印加直前に速やかに放電させるこ
とができるものの、半導体素子は高価であるため、コス
トダウンの妨げになるという問題がある。
【0035】一方、放電手段は、点火系に蓄積された電
荷をパルス発生手段が次の高電圧パルスを出力する迄に
放電させればよいため、燃焼状態検出手段における燃焼
状態の検出特性に影響を与えなければ、蓄積電荷を一定
の時定数にて除々に放電させるようにしてもよい。そし
て、この場合には、少なくとも正常燃焼後にスパークプ
ラグの放電電極間に生じる抵抗値よりも大きい抵抗値を
有する抵抗器を、分圧手段に並列に接続して、この抵抗
器を用いて蓄積電荷を所定の時定数にて放電させるよう
にすればよい。
【0036】尚、放電手段に並列接続する抵抗器の抵抗
値を、正常燃焼後にスパークプラグの放電電極間に生じ
る抵抗値よりも大きくするのは、抵抗器の抵抗値が小さ
いと、分圧手段により得られる高電圧パルス印加後の電
圧の減衰特性が、抵抗器による放電特性に決定されるこ
とになり、その減衰特性から、正常燃焼と燃焼失火或は
火花失火とを区別できなくなってしまうためである。
【0037】
【発明の効果】
〔請求項1について〕火花失火によりイグニッションコ
イルの二次巻線側に蓄積する電荷を、つぎの高電圧パル
スが給電される迄に放電させるので、失火検知用の高電
圧パルスを印加して、ダイオードの通過側端に生じる電
圧の減衰特性を毎回観測する事ができ、燃焼失火以外の
失火(スパークプラグが火花放電しない火花失火)も確
実に判定する事ができる。尚、高電圧パルスを発生する
回路やダイオードを気筒毎に設ける必要が無いので、著
しいコスト高を招かないとともに、配設スペースも著し
く大きくならない。 〔請求項2について〕燃焼状態検出装置を組み付けた単
極ディストリビュータレスイグニッションシステムは、
イグニッションコイルの二次巻線側に蓄積する電荷(火
花失火が発生すると蓄積が発生)を、つぎの高電圧パル
スが印加される迄に放電手段が放電させる構成である。
【0038】この為、パルス発生手段がダイオードを介
して二次巻線の他方側に高電圧パルスを印加する際に、
燃焼状態検出手段がダイオードのカソード側の電位の減
衰特性を毎回正常に検知する事ができるので、燃焼失火
以外の失火(スパークプラグが火花放電しない火花失
火)も確実に判定する事ができる。
【0039】尚、パルス発生手段、分圧手段、及びダイ
オードを、気筒毎に設ける必要が無いので、著しいコス
ト高を招かないとともに、配設スペースが著しく大きく
ならない。 〔請求項3について〕燃焼状態検出装置を組み付けた両
極ディストリビュータレスイグニッションシステムは、
火花失火が発生した際に、接続線に蓄積する電荷(火花
失火が発生すると蓄積が発生)を、つぎの高電圧パルス
が出力される迄に放電手段が放電させる構成である。
【0040】この為、パルス発生手段が高電圧パルスを
出力した際、接続線の電位の減衰特性(緩やかに低下)
を毎回正常に検知する事ができるので、燃焼失火以外の
失火(スパークプラグが火花放電しない火花失火)も確
実に判定する事ができる。尚、パルス発生手段、分圧手
段、及びダイオードを、気筒毎に設ける必要が無いの
で、著しいコスト高を招かないとともに、配設スペース
が著しく大きくならない。 〔請求項4について〕燃焼状態検出装置を組み付けたデ
ィストリビュータ式のイグニッションシステムは、火花
失火が発生した際に、接続線に蓄積する電荷(火花失火
が発生すると蓄積が発生)を、つぎの高電圧パルスが出
力される迄に放電手段が放電させる構成である。
【0041】この為、パルス発生手段が高電圧パルスを
出力した際、接続線の電位の減衰特性を毎回正常に検知
する事ができるので、燃焼失火以外の失火(スパークプ
ラグが火花放電しない火花失火)も確実に判定する事が
できる。尚、パルス発生手段を気筒毎に設ける必要が無
いので、著しいコスト高を招かない。
【0042】〔請求項5について〕放電手段に、トラン
ジスタ、MOS−FET、サイリスタ等の半導体スイッ
チを用いる構成であるので高速動作が可能である。この
為、点火用高電圧の印加後であって燃焼状態検出用の高
電圧パルスが出力される直前にタイミングを合わせて作
動し、確実に電荷を逃がす事ができる。
【0043】放電手段をMOS−FETとした場合は、
ゼロ戻しダイオードの配設が不要になるとともに、逆印
加電圧による破壊が防止できる。放電手段をサイリスタ
とした場合は、高耐圧でも小容量のものが容易に入手で
き、部品代が安価となる。又、耐電圧以上の電圧がかか
っても導通状態になるので破壊されない。 〔請求項6について〕検出用の高電圧パルスを発生させ
る為の制御パルス信号を用いて、放電手段の半導体素子
の動作を制御できるので、別途、半導体素子を制御する
為の信号が必要無い。 〔請求項7について〕放電手段に、分圧手段に並列接続
された抵抗器を用いる構成であるため、蓄積電荷が一定
の時定数にて継続的に放電されることになるが、その抵
抗値を比較的大きな抵抗値に設定しておけば、放電手段
に半導体素子を用いた場合と同様の効果を得ることがで
き、しかも極めて安価に実現できる。
【0044】
【実施例】本発明の第1実施例(請求項1、2、5、6
に対応)を図1〜図5に基づいて説明する。図1に示す
様に、燃焼状態検出装置を組み付けた単極ディストリビ
ュータレスイグニッションシステムA(四気筒ガソリン
エンジン用)は、イグニッションコイル1、1…1と、
これらイグニッションコイル1の一次巻線11…11に
接続したバッテリ21及びパワートランジスタ22、2
2…22と、パワートランジスタ22、22…22に点
火信号31…31を送出するECU3と、イグニッショ
ンコイル1、1…1の二次巻線12…12に電気接続さ
れるスパークプラグ10、10…10と、高電圧パルス
40、40を発生するパルス発生回路4と、ダイオード
5、5と、カソード51、51側の電位を分圧するコン
デンサ分圧回路6、6と、ニ次巻線12側に蓄積した電
荷を強制的に逃がす放電回路7、7と、分圧電圧60、
60を入力する燃焼状態検出回路8とを有する。
【0045】イグニッションコイル1、1…1(単極D
LIタイプ)は、薄い珪素鋼板を積層した鉄心に一次巻
線11…11(巻数数百回)と二次巻線12…12(巻
数数万回)とを巻回して、樹脂(エポキシ等)封入した
ケースに収容したものであり、一次端子111…11
1、112…112と、ニ次高圧プラス端子121…1
21、ニ次マイナス端子122…122とを、それぞれ
一つずつ備えた昇圧コイルであり、一次端子111、1
12と二次マイナス端子122がコネクターにより外部
に導出され、二次高圧プラス端子121がハイテンショ
ンロッドによって、スパークプラグ10に接続してい
る。
【0046】イグニッションコイル1、1…1の一次端
子111…111をバッテリ21のプラス端子211に
接続し、一次端子112…112をパワートランジスタ
22…22のコレクタ221…221に接続している。
イグニッションコイル1、1…1の二次高圧プラス端子
121…121を、ハイテンションロッドを用い、途中
に誤点火防止ダイオード101、101…101を挿入
して、スパークプラグ10、10…10の中心電極側に
接続している。尚、13はゼロ戻しダイオードであり、
二次巻線12側に発生したマイナス電荷を逃がす為のも
のである。
【0047】各イグニッションコイル1の一次巻線11
…11に、バッテリ電流を断続して順繰りに流すパワー
トランジスタ22、22…22は、ECU3から送出さ
れる点火信号31…31に基づいてオン状態−オフ状態
となり、オン状態からオフ状態になった際、二次巻線1
2、12、…12に数十kVの高電圧が発生する。
【0048】ECU3は、エンジン回転速度、水温、力
ムポジションセンサ等からの各信号に基づいて最適点火
時期を決定し、その最適点火時期に火花放電が行われる
様にパワートランジスタ22、22…22に点火信号3
1…31を送出する。更に、ECU3は、決定した最適
点火時期に基づいて、高電圧パルス40、40の送出す
べき時期を決定し、パルス発生指示信号32を送出す
る。
【0049】尚、本実施例では、ECU3とパワートラ
ンジスタ22とにより、“一次電流通電手段”が構成さ
れる。スパークプラグ10、10…10は、ガソリンエ
ンジンの各シリングに一つずつ装着され、圧縮行程中
に、中心電極側にプラス電位の高電圧が印加されて火花
放電する。
【0050】パルス発生回路4は、本実施例では、一次
巻線41の一次端子411をバッテリ21のプラス端子
211に接続した昇圧コイル42と、コレクタを内部接
続端子412に接続したパワートランジスタ43とで構
成される。パワートランジスタ43は、ECU3から送
出されるパルス発生指示信号32に基づいてオン状態−
オフ状態となり、オン状態からオフ状態になった際、二
次巻線44の二次端子441に火花放電を起こさない程
度の高電圧(本実施例では約3kV)が発生する。
【0051】逆流防止用の高耐電圧ダイオードであるダ
イオード5、5は、アノード52、52を二次端子44
1に接続し、カソード51、51を、各気筒のイグニッ
ションコイル1の二次マイナス端子122に接続してい
る。これにより、パルス発生回路4が送出する正極性の
高電圧パルス40(約3kV)を各スパークプラグ1
0、10…10に印加するとともに、スパークプラグ1
0、10…10に蓄積された高電圧がパルス発生回路4
に逆流しない様にしている。
【0052】コンデンサ分圧回路6、6は、一端をダイ
オード5、5のカソード51、51に接続した小容量の
コンデンサ61、61と、一端をコンデンサ61、61
の他端に接続し他端を接地した比較的大容量のコンデン
サ62、62と、コンデンサ62、62に並列接続され
る高抵抗の抵抗63、63とにより構成される。
【0053】コンデンサ61、62の容量の逆比によ
り、カソード51側の電位が分圧され、分圧電圧60は
燃焼状態検出回路8に入力される。放電回路7、7は、
図2(a),(b),(c)に示す如く、トランジス
タ,MOS−FET,サイリスタ等からなる半導体素子
71、71と、コレクタ(又はトレイン、アノード)−
二次マイナス端子122…122間に挿入される抵抗7
2、72(数kΩ)とにより構成され、半導体素子7
1、71のエミッタ(又はソース、カソード)が接地さ
れ、半導体素子71、71のべース(又はゲート)には
パルス発生指示信号32が入力される。
【0054】この放電回路7、7の半導体素子71、7
1は、パルス発生指示信号32がハイレベルを維持する
問(点火タイミングの後)、導通して、二次巻線12…
12側の蓄積電荷を強制的に逃がす。燃焼状態検出回路
8は、高電圧パルス40、40の印加毎に現れる、分圧
電圧60、60の減衰具合に基づいて、スパークプラグ
10、10…10を配設した各シリングの燃焼状態を、
以下の様に検出する。
【0055】正常燃焼している場合の各電圧の変化を、
気筒#4、#2に関して、図3を用いて説明する。経過
時間801、803では、気筒#4又は気筒#2のスパ
ークプラグ10が火花放電した直後であるので、イオン
電流が流れ、気筒#2及び気筒#4のイグニッションコ
イル1、1の二次巻線12に印加した高電圧パルス40
に伴う増幅出力カーブ601は速やかに低下する。この
為、#2、#4気筒を受け持つ燃焼状態検出回路8の失
火検知部は、経過時間801、803で、短いパルス幅
の比較出力81に基づいて、夫々、気筒#4、気筒#2
が正常燃焼したと判別する。
【0056】又、経過時間802、804では、気筒#
2、#4の何れのスパークプラグ10も火花放電してい
ないので、気筒#1、気筒#3の失火検知の為に、同時
に気筒#2及び気筒#4の二次巻線12に印加された高
電圧パルス40に伴う増幅出力カーブ601は緩やかに
減衰する。
【0057】尚、気筒#1、気筒#3の失火検知の為
に、同時に気筒#2及び気筒#4の二次巻線12に印加
された高電圧パルス40による残留電荷は、気筒#2、
気筒#4目の火花放電時に全て放電してしまい、気筒#
2、気筒#4の失火検知の為に高電圧パルス40を印加
する時点803、801では既に無くなっているので問
題無い。
【0058】燃焼失火している場合の各電圧の変化を、
気筒#4、#2に関して図4を用いて説明する。経過時
間801では、気筒#4のスパークプラグ10が火花放
電した直後であるので、イオン電流が流れ、気筒#2及
び気筒#4のイグニッションコイル1、1の二次巻線1
2、12に印加した高電圧パルス40に伴う増幅出力カ
ーブ601は速やかに低下する。この為、#2、#4気
筒を受け持つ燃焼状態検出回路8の失火検知部は、経過
時間801で、短いパルス幅の比較出力81に基づい
て、気筒#4が正常燃焼したと判別する。
【0059】経過時間802、804では、気筒#2、
#4の何れのスパークプラグ10、10も火花放電して
いないので、気筒#2及び気筒#4のイグニッションコ
イル1、1の二次巻線12、12に印加された高電圧パ
ルス40に伴う増幅出力カーブ601は緩やかに減衰す
る。尚、気筒#1、気筒#3の失火検知の為に、同時に
二次巻線12、12を介して気筒#2、気筒#4のスパ
ークプラグ10、10に印加した高電圧パルス40によ
る残留電荷は、気筒#2、気筒#4目の火花放電時に全
て放電してしまい、気筒#2、気筒#4の失火検知の為
に高電圧パルス40を印加する時点803、801では
既に無くなっているので問題無い。
【0060】経過時間803では、気筒#2のスパーク
プラグ10が燃焼失火した後であるので、イオン電流が
流れず、気筒#2及び気筒#4のイグニッションコイル
1、1の二次巻線12、12に印加した高電圧パルス4
0に伴う増幅出力カーブ601は緩やかに低下する。こ
の為、#2、#4気筒を受け持つ燃焼状態検出回路8の
失火検知部は、経過時間803で、長いパルス幅の比較
出力81に基づいて、気筒#2が失火したと判別する。
尚、気筒#2のスパークプラグ10に印加した高電圧パ
ルス40による残留電荷は、経過時点810で放電回路
7により全て放電する。
【0061】火花失火している場合の各電圧の変化を、
気筒#4、#2に関して図5を用いて説明する。経過時
間802では、気筒#2、#4の火花放電タイミング時
でないので、気筒#2及び気筒#4のイグニッションコ
イル1、1の二次巻線12、12に印加された高電圧パ
ルス40に伴う増幅出力カーブ601は緩やかであり、
気筒#2の火花失火の為、気筒#2の火花放電タイミン
グ時には放電しないが、経過時点811で放電回路7に
より全て放電する。
【0062】経過時間803では、気筒#2のスパーク
プラグ10が火花失火した後であるので、電荷が放電せ
ず、気筒#2及び気筒#4のイグニッションコイル1、
1の二次巻線12、12に印加した高電圧パルス40に
伴う増幅出力カーブ601は緩やかに低下する。この
為、#2、#4気筒を受け持つ燃焼状態検出回路8の失
火検知部は、経過時間803で、長いパルス幅の比較出
力81に基づいて、気筒#2が失火したと判別する。
尚、気筒#2のスパークプラグ10に印加した高電圧パ
ルス40による残留電荷は、経過時点810で放電回路
7により全て放電する。
【0063】尚、火花失火は、ハイテンションコードが
スパークプラグから外れた場合(接触不良、断線も含
む)や、エンジンが高回転・高負荷となり要求電圧が高
くなり過ぎた場合に発生する。つぎに、本実施例の利点
を述べる。 〔ア〕燃焼状態検出装置を組み付けた単極ディストリビ
ュータレスイグニッションシステムAは、火花失火等に
よりイグニッションコイル1の二次巻線12側に蓄積す
る電荷を、パルス発生指示信号32のハイレベル状態に
より作動する放電回路7により強制的に逃がす構成であ
る。
【0064】この為、ダイオード5のカソード51側の
電位の減衰特性(高電圧パルス40の印加により生じ
る)を毎回正常に観測する事ができ、燃焼失火及び火花
失火が確実に判定できる。尚、パルス発生回路4が一
つ、コンデンサ分圧回路6が二つ、ダイオード5が二つ
であるので、著しいコスト高を招かないとともに、配設
スペースが著しく大きくならない。 〔イ〕MOS−FETは、逆印加電圧に対して導通する
ダイオードの作用を有するので、逆印加電圧により破壊
されないとともに、浮遊容量に残存したマイナス電荷を
逃がして高電圧パルス40、40の電圧低下を防止する
為のゼロ戻しダイオード13、13の機能も兼ね備え
る。この為、半導体素子71、71をMOS−FETと
した場合は、ゼロ戻しダイオード13、13を省く事が
できる。 〔ウ〕火花失火時に生じる電圧{二次巻線12に発生し
た点火用高電圧の行き場がなくなって振動しながら減衰
する電圧}により破壊されない様に、二次巻線12やハ
イテンションコードに高電圧パルス40を印加するダイ
オード5の耐電圧が決められている。そして、半導体素
子71がトランジスタやMOS−FETの場合には、半
導体素子71の耐電圧をダイオードの耐電圧より高く設
定する必要がある。尚、半導体素子71がトランジスタ
やMOS−FETの場合に、高耐電圧の場合は、高規格
の大容量のもの(大型で高価)となる。
【0065】しかし、半導体素子71をサイリスタとし
た場合、耐電圧以上の電圧は、そのまま導通するだけ
(破壊されない)なので、検出の為の耐電圧さえあれば
良く、逆耐圧に関しても問題が無い。又、サイリスタ
は、高耐圧でも小容量のものが容易に入手でき、製造コ
ストが低減できる。 〔エ〕高電圧パルス40を発生させる為のパルス発生制
御信号を用いて、放電回路7の半導体素子71の動作を
制御しているので、半導体素子71を制御する為の信号
を、ECU3で別途作る必要が無い。
【0066】次に、本発明の第2実施例(請求項1、
3、5、6に対応)を図6に基づいて説明する。図6に
示す様に、燃焼状態検出装置を組み付けた両極ディスト
リビュータレスイグニッションシステムB(四気筒ガソ
リンエンジン用)は、イグニッションコイル1、1と、
これらイグニッションコイル1、1の一次巻線11、1
1に接続したバッテリ21及びパワートランジスタ2
2、22と、パワートランジスタ22、22に点火信号
31、31を送出するECU3と、中心電極側を二次マ
イナス端子(両極DLSでは負の高電圧となるため、以
下、二次高圧マイナス端子という)122、122に接
続したスパークプラグ14、14と、中心電極側を二次
高圧プラス端子132、132に接続されるスパークプ
ラグ15、15と、高電圧パルス40、40を発生する
パルス発生回路4と、ダイオード53、53と、ダイオ
ード54、54と、接続線55、55の電位を分圧する
コンデンサ分圧回路6、6と、接続線55、55に蓄積
した電荷を強制的に逃がす放電回路7、7と、分圧電圧
60、60を入力する燃焼状態検出回路8とを有する。
【0067】イグニッションコイル1(同時着火タイ
プ)は、薄い珪素鋼板を積層した鉄心に一次巻線11
(巻数数百回)と二次巻線12(巻数数万回)とを巻回
して、樹脂を封入したケースに収容したものであり、一
次端子111、112と、二次高圧プラス端子121、
二次高圧マイナス端子122とをケース上面に独立して
配設している。
【0068】イグニッションコイル1の一次端子111
をバッテリ21のプラス端子211に接続し、一次端子
112をパワートランジスタ22のコレクタ221に接
続している。イグニッションコイル1の二次高圧プラス
端子121、ニ次高圧マイナス端子122を、ハイテン
ションコード511、521により、夫々、スパークプ
ラグ15、14の中心電極側に接続している。
【0069】一次巻線11にバッテリ電流を断続して流
すパワートランジスタ22は、ECU3から送出される
点火信号31に基づいてオン状態ーオフ状態となり、オ
ン状態からオフ状態になった際に、二次巻線12に数十
kVの高電圧が発生する。ECU3は、エンジン回転速
度、水温、カムポジションセンサ等からの各信号に基づ
いて最適点火時期を決定し、その最適点火時期に火花放
電が行われる様に点火信号31を送出する。更に、EC
U3は、決定した最適点火時期に基づいて、高電圧パル
ス40の送出すべき時期を決定し、パルス発生指示信号
32をパルス発生回路4に送出する。
【0070】尚、本実施例では、ECU3とパワートラ
ンジスタ22とにより、“一次電流通電手段”が構成さ
れる。スパークプラグ14、14及びスパークプラグ1
5、15は、ガソリンエンジンの各シリンダに装着さ
れ、圧縮行程及び排気行程中に、プラス電位の高電圧
(スパークプラグ15)又はマイナス電位の高電圧(ス
パークプラグ14)の印加により火花放電する。尚、両
極DLIの為、着火サイクル側でない側のスパークプラ
グは、排気行程中に無駄な火花放電をするが、略大気圧
に近い状態における放電であるので、要求電圧、アーク
維持電圧は共に小さく、点火エネルギーは常に着火サイ
クル側のスパークプラグに大部分が配分される。
【0071】パルス発生回路4は、本実施例では、一次
コイル41の一次端子411をバッテリ21のプラス端
子211に接続した昇圧コイル42と、コレクタを内部
接続端子412に接続したパワートランジスタ43とで
構成される。そして、パワートランジスタ43がオン状
態からオフ状態になった際、二次コイル44の二次端子
441に、火花放電を起こさない程度のプラスの高電圧
パルス(本実施例では約3kV)が発生する。
【0072】ダイオード53、53(第一ダイオード)
は、アノードを二次端子441に接続し、カソードをダ
イオード54、54のアノードに接続している。ダイオ
ード54、54(第二ダイオード)は、アノードをダイ
オード53、53のカソードに接続し、カソードを二次
巻線12、12の二次高圧プラス端子121、121に
接続している。
【0073】これらダイオード53、54により、パル
ス発生回路4が送出する正極性パルス40(約3kV)
を二次高圧プラス端子121に印加するとともに、二次
高圧プラス端子121に発生したプラス電位の高電圧が
パルス発生回路4に逆流しない様にしている。
【0074】コンデンサ分圧回路6、6は、一端を接続
線55、55に接続したキャパシタ61、61(数P
F)と、比較的大容量(数千PF)のキャパシタ62、
62とを直列接続し、キャパシタ62、62と並列に高
抵抗の抵抗63、63(例えば10MΩ)を接続して構
成される。
【0075】例えば、5PFと1500PFの場合は、
分圧比が1/300となり、接続線55の電位が1/3
00に分圧され、分圧電圧60は燃焼状態検出回路8に
入力される。放電回路7、7は、第1実施例と同様、図
2(a)〜(c)に示す半導体素子71、71と、ダイ
オード53、54の接続線55、55に挿入される抵抗
72(数kΩ)とにより構成され、半導体素子71のエ
ミッタ(又はソース、カソード)が接地され、半導体素
子71のべース(又はゲート)にはパルス発生指示信号
32が入力される。
【0076】この放電回路7、7の半導体素子71、7
1は、パルス発生指示信号32がハイレベルを維持する
間(点火タイミングの後)、導通して接続線55、55
に蓄積した電荷を強制的に逃がす。燃焼状態検出回路8
は、以下に述べる様に、高電圧パルス40の印加により
現れる分圧電圧60の減衰具合に基づいて、スパークプ
ラグ14、15を配設した各シリンダの燃焼状態を検出
する。
【0077】正常燃焼が行われると、中心電極−外側電
極間にイオン電流が流れる為、高電圧パルス40の印加
により現れる分圧電圧60は早期に減衰し、燃焼状態検
出回路8は正常燃焼が行なわれたと判別する。燃焼失火
が発生すると、中心電極−外側電極間にイオン電流が流
れないので、高電圧パルス40の印加により現れる分圧
電圧60が緩やかに減衰し、燃焼状態検出回路8は失火
が発生したと判別する。尚、高電圧パルス40の印加に
より生じた電荷は次の火花放電時に抜ける。
【0078】火花失火が発生すると、電荷が蓄積するの
で高電圧パルス40の印加により現れる分圧電圧60が
緩やかに減衰し、燃焼状態検出回路8は失火が発生した
と判別する。尚、火花放電が起きないので、火花放電タ
イミングの際に高電圧パルス40の印加により生じた電
荷は抜けないが、次に高電圧パルス40が印加される直
前に放電回路7の半導体素子71が導通して、接続線5
5に蓄積した電荷を強制的に逃がす。
【0079】次に、本実施例の利点を述べる。 〔オ〕両極ディストリビュータレスイグニッションB
は、火花失火等により接続線55に蓄積する電荷を、パ
ルス発生指示信号32のハイレベル状態により作動する
放電回路7により強制的に逃がす構成である。
【0080】この為、接続線55の電位の減衰特性(高
電圧パルス40の印加により生じる)を毎回正常に観測
する事ができ、燃焼失火及び火花失火が確実に判定でき
る。尚、パルス発生回路4が一つ、コンデンサ分圧回路
6が二つ、ダイオード53が二つであるので、著しいコ
スト高を招かないとともに、配設スペースが著しく大き
くならない。
【0081】その他、〔ウ〕、〔エ〕に準じた利点も有
する。次に、本発明の第3実施例(請求項1、4、5、
6に対応)を図7に基づいて説明する。燃焼状態検出装
置を組み付けたディストリビュータ式のイグニッション
システムCは、イグニッションコイル1と、一次巻線1
1に接続したバッテリ21及びパワートランジスタ22
と、パワートランジスタ22に点火信号を送出するEC
U3と、ロータ163を二次巻線12の一端123(高
圧プラス端子)に電気接続したディストリビュータ16
と、中心電極をサイド・エレクトロード162にハイテ
ンションコード17により電気接続し、外側電極を気筒
側に接地した、各気筒毎のスパークプラグ18と、正極
性の高電圧パルス40を発生するパルス発生回路4と、
ダイオード53、53…53と、ダイオード54、54
…54と、接続線55、55…55の電位を分圧するコ
ンデンサ分圧回路6、6…6と、接続線55、55…5
5に蓄積した電荷を強制的に逃がす放電回路7、7…7
と、分圧電圧60…60を入力する燃焼状態検出回路8
とを有する。
【0082】イグニッションコイル1は、構造が第1実
施例のものと同一であるが、二次巻線12の他端124
(マイナス端子)は接地されている。イグニッションコ
イル1で発生した高電圧は、センターコード19を介し
てセンタ・エレクトロード161に伝わり、センタ・コ
ンタクトピースからロータ163に印加されてサイド・
エレクトロード162…162に伝わり、ハイテンショ
ンコード17、17…17によりスパークプラグ18…
18に配電される。
【0083】ECU3は、エンジン回転速度、水温、カ
ムポジションセンサ等からの各信号に基づいて最適点火
時期を決定して点火信号31を送出する。そして、回転
するロータ163が、各気筒に装着したスパークプラグ
18、18…18が接続されているサイド・エレクトロ
ード162…162に向き合つた際に、丁度、イグニッ
ションコイル1の二次巻線12側に高電圧が発生する様
に設定されている。
【0084】扇状となったロータ163の先端とサイド
・エレクトロード162…162との間には、約0.5
mmのギャップがあるが、大気圧である為、点火用の高
電圧が僅かな損失で乗り越え、スパークプラグ18、1
8…18に到達する。四サイクルエンジンの場合は、ク
ランクシャフトが二回転すると一回の点火行程があるの
で、ディストリビュータ16のロータ163は、エンジ
ンのクランクシャフトが二回転する間に一回転する様に
ギヤ比が決められている。
【0085】ダイオード53、53…53(第一ダイオ
ード)は、アノードを二次端子441に接続し、カソー
ドをダイオード54…54のアノードに接続している。
ダイオード54、54…54(第二ダイオード)は、ア
ノードをダイオード53…53のカソードに接続し、カ
ソードを各ハイテンションコード17…17に電気接続
している。
【0086】これらダイオード53、54によりパルス
発生回路4が送出する正極性パルス40(約3kV)を
ハイテンションコード17に印加するとともに、火花点
火用の高電圧をパルス発生回路4に逆流させない様にし
ている。パルス発生回路4は、第1、第2実施例と同様
に、一次コイル41の一次端子411をバッテリ21の
プラス端子211に接続した昇圧コイル42と、コレク
タを内部接続端子412に接続したパワートランジスタ
43とで構成される。そして、パワートランジスタ43
がオン状態からオフ状態になった際、二次コイル44の
二次端子441に、火花放電を起こさない程度のプラス
の高電圧パルス40(本実施例では約3kV)が発生す
る。
【0087】コンデンサ分圧回路6、6…6は、一端を
接続線55、55…55に接続したキヤパシタ61(数
PF)と、比較的大容量(数千PF)のキャパシタ62
とを直列接続し、キャパシタ62と並列に高低抗の抵抗
63(例えば10MΩ)を接続して構成される。
【0088】例えば、5PFと1500PFの場合は、
分圧比が1/300となり、接続線55の電位が1/3
00に分圧され、分圧電圧60は燃焼状態検出回路8に
入力される。放電回路7、7…7は、第1、第2実施例
と同様、図2(a)〜(c)に示す半導体素子71と、
ダイオードの接続線55…55間に挿入される抵抗7
2、72(数kΩ)とにより構成され、半導体素子71
のエミッタ(又はソース、カソード)が接地され、半導
体素子71のべース(又はゲート)にはパルス発生指示
信号32が入力される。
【0089】この放電回路7、7…7の半導体素子71
は、点火タイミングの終了後であって、パルス発生回路
4が高電圧パルス40を発生する直前の、パルス発生指
示信号32がハイレベルを維持する間、導通して接続線
55…55に蓄積した電荷を強制的に逃がす。
【0090】燃焼状態検出回路8は、以下に述べる様
に、高電圧パルス40の印加により現れる分圧電圧60
の減衰具合に基づいて、スパークプラグ18、18…1
8を配設した各シリンダの燃焼状態を検出する。正常燃
焼が行われると、スパークプラグ18の中心電極−外側
電極間にイオン電流が流れる為、高電圧パルス40の印
加により現れる分圧電圧60は早期に減衰し、燃焼状態
検出回路8は正常燃焼が行なわれたと判別する。
【0091】燃焼失火が発生すると、中心電極−外側電
極間にイオン電流が流れないので、高電圧パルス40の
印加により現れる分圧電圧60が緩やかに減衰し、燃焼
状態検出回路8は失火が発生したと判別する。尚、高電
圧パルス40の印加により蓄積した電荷は次の火花放電
時に抜ける。
【0092】火花失火が発生すると、電荷が蓄積するの
で高電圧パルス40の印加により現れる分圧電圧60が
緩やかに減衰し、燃焼状態検出回路8は失火が発生した
と判別する。尚、火花放電が起きないので、火花放電タ
イミングの際に正極性パルス40の印加により生じた電
荷は抜けないが、次に高電圧パルス40が印加される直
前に放電回路7の半導体素子71が導通して、接続線5
5に蓄積した電荷を強制的に逃がす。
【0093】次に、本実施例の利点を述べる。 〔カ〕燃焼状態検出装置を組み付けたディストリビュー
タ式イグニッションシステムCは、火花失火等により接
続線55に蓄積する電荷を、パルス発生指示信号32の
ハイレベル状態により作動する放電回路7により強制的
に逃がす構成である。
【0094】この為、接続線55の電位の減衰特性(高
電圧パルス40の印加により生じる)を毎回正常に観測
する事ができ、燃焼失火及び火花失火が確実に判定でき
る。尚、パルス発生回路4が一つであるので、著しいコ
スト高を招かないとともに、配設スペースが著しく大き
くならない。
【0095】その他、〔ウ〕、〔エ〕に準じた利点も有
する。以上、本発明の実施例について説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様
をとることができる。例えば、第1実施例〜第3実施例
において、点火信号31を利用し、点火信号31がハイ
レベルからローレベルになった時に放電回路7の半導体
素子71へハイレベルパルスを出力する回路を設け、こ
の時に浮遊容量に蓄積した電荷を強制的に逃がす構成に
しても良い。
【0096】又、第1実施例〜第3実施例において、半
導体素子71を導通状態にする駆動信号を、別途、EC
U3が送出する構成であっても良い。この場合は、減衰
を観測するべき接続線55の蓄積電荷のみを放電する様
に、半導体素子71を選択駆動すると、半導体素子71
の発熱が抑えられて良い。
【0097】一方、放電手段としては、他の半導体、継
電型リレー、又は光電型スイッチング素子等のスイッチ
ング素子を用いても良く、更には、こうしたスイッチン
グ素子以外にも、例えば、図8に示す如く、抵抗器Rを
用いて放電回路を構成するようにしてもよい。
【0098】即ち、図8は、第2実施例の両極ディスト
リビュータレスイグニッションシステムB(図6)にお
いて、半導体素子71、71及び抵抗72、72からな
る放電回路7、7に代えて、コンデンサ分圧回路6、6
に、夫々、放電用の抵抗器R、Rを並列接続した両極D
LIを表わしているが、図8に示すように、コンデンサ
分圧回路6、6に抵抗器R、Rを並列接続し、この抵抗
器R、Rを介して、接続線55、55に蓄積した電荷を
継続的に放電させるようにしても、第2実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0099】尚、この場合、燃焼状態検出回路8におい
て、コンデンサ分圧回路6、6により得られた分圧電圧
60、60の減衰特性から燃焼状態を検出できるように
するには、抵抗器R、Rの抵抗値を、点火用高電圧の印
加に伴う正常燃焼後にスパークプラグ14、14の放電
電極間(中心電極−外側電極間)に生じる抵抗値よりも
充分大きくする(例えば10M〜100MΩ)必要があ
る。
【0100】また一方で、抵抗器Rの抵抗値が大き過ぎ
る場合は、初期の目的である蓄積電荷の放電を充分に行
うことができない。即ち、連続失火した場合に、コンデ
ンサ分圧回路6、6の分圧電圧60、60を出力する部
位の電圧が沈みきってしまわないことが必要であり、そ
のためには、コンデンサ分圧回路6、6の接地側のコン
デンサ62、62の静電容量と、そのコンデンサ62、
62に並列に接続された抵抗63、63の抵抗値との積
によって決まる放電時定数よりも、コンデンサ分圧回路
6、6の接続線55、55側のコンデンサ61、61の
静電容量と、抵抗器R、Rの抵抗値との積によって決ま
る放電時定数が小さくなることが必要である。
【0101】従って、抵抗器R,Rの抵抗値の上限は、
このような条件を満足するように制限すればよく、具体
的には、例えば、コンデンサ分圧回路6、6の容量分圧
比を、接続線55、55側のコンデンサ61、61の静
電容量を50pF、接地側のコンデンサ62、62の静
電容量を10000pFとして、1/200とした場
合、抵抗器Rの抵抗値を10MΩとして、この抵抗器R
による放電時定数を0.5msec.程度に設定すればよ
い。但し、この場合、接地側のコンデンサ62、62に
並列接続される抵抗63、63には、上記実施例と同
様、10MΩ程度の抵抗器を用いればよい。
【0102】そして、このように放電手段を、コンデン
サ分圧回路6に並列に接続した抵抗器Rを用いて構成し
た場合、例えば、高電圧パルスを1kV,抵抗器Rの抵
抗値を10MΩとすれば、抵抗値Rに加わる電力は0.
1W程度であるため、抵抗器Rには、一般に用いられて
いる抵抗器を使用することができ、上記各実施例のよう
にトランジスタ,MOS−FET,サイリスタ等の高価
な半導体素子を用いる必要がなく、またこれら半導体素
子をオンして放電させる放電タイミングの制御も不要と
なるので、極めて安価に且つ簡単な構成にて実現するこ
とができる。
【0103】尚、放電手段にこうした抵抗器Rを用いる
構成は、図8に示した両極ディストリビュータレスイグ
ニッションシステムB以外にも、第1実施例にて説明し
た単極ディストリビュータレスイグニッションシステム
A(図1)であっても、第3実施例にて説明したディス
トリビュータ式のイグニッションシステムC(図7)で
あっても、同様に適用して同様の効果を得ることができ
るのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の燃焼状態検出装置を組付けた単
極DLIの電気回路図である。
【図2】 放電回路に用いる半導体素子の接続説明図で
ある。
【図3】 単極DLIにおいて各気筒が正常燃焼した場
合の各部の波形を示す波形図である。
【図4】 第1実施例の単極DLIにおいて気筒#2で
燃焼失火した場合の各部の波形を示す波形図である。
【図5】 第1実施例の単極DLIにおいて気筒#2で
火花失火した場合の各部の波形を示す波形図である。
【図6】 第2実施例の燃焼状態検出装置を組付けた両
極DLIの電気回路図である。
【図7】 第3実施例の燃焼状態検出装置を組付けたデ
ィストリビュータ式イグニッションシステムの電気回路
図である。
【図8】 放電手段を抵抗器を用いて構成した燃料状態
検出装置を組付けた両極DLIの電気回路図である。
【図9】 従来技術の単極DLIの電気回路図である。
【図10】 燃焼状態検出装置(試作品)を組み付けた
単極DLIの電気回路図である。
【図11】 図10の単極DLIにおいて気筒#2で燃
焼失火した場合の各部の波形を示す波形図である。
【図12】 図10の単極DLIにおいて気筒#2で火
花失火した場合の各部の波形を示す波形図である。
【符号の説明】
1…イグニッションコイル 3…ECU(一次電流通
電手段) 4…パルス発生回路(パルス発生手段) 5…ダイオ
ード 6…分圧回路(分圧手段) 7…放電回路(放電手
段) 8…燃焼状態検出回路(燃焼状態検出手段) 10、14、15、18…スパークプラグ 11…一次巻線 12…二次巻線 16…ディスト
リビュータ 17…ハイテンションコード 22…パワートランジスタ(一次電流通電手段) 32…パルス発生指示信号(制御パルス信号) 40
…高電圧パルス 41…一次コイル 42…昇圧コイル 43…パワートランジスタ(半導体スイッチング素子) 44…二次コイル 51…カソード 52…アノード 53…ダイオード(第一ダイオード) 54…ダイオード(第二ダイオード) 55…接続線 60…分圧電圧 71…半導体素子 121…二次高圧プラス端子(正極) 122…二次マイナス端子{二次高圧マイナス端子(負
極)} 162…サイド・エレクトロード R…抵抗器(放電
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 17/12 G01M 15/00 G01N 27/62

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イグニッションコイルの一次巻線に流す
    一次電流の断続により二次巻線に点火用高電圧を周期的
    に発生させ、 前記二次巻線に発生した点火用高電圧を、多気筒内燃機
    関の各気筒に装着した複数のスパークプラグに給電し、 火花放電終了からつぎの点火用高電圧が発生する迄の間
    に、火花放電を起こさない程度の高電圧パルスをダイオ
    ードを介して前記二次巻線側に印加し、 前記ダイオードの通過側端に生じる電圧の減衰特性に基
    づいて各気筒の燃焼状態を検出するイグニッションシス
    テムの燃焼状態検出方法において、 前記イグニッションコイルの二次巻線側に蓄積した電荷
    を、つぎの高電圧パルスが給電される迄に放電させるこ
    とを特徴とするイグニッションシステムの燃焼状態検出
    方法。
  2. 【請求項2】 二次巻線を一次巻線と独立して巻回し
    た、気筒と同数のイグニッションコイルと、 これらイグニッションコイルの一次巻線に、バッテリ電
    流を断続して順繰りに流す一次電流通電手段と、 中心電極側を前記二次巻線の一方端側に各々電気接続
    し、外側電極側を気筒側に各々接地した、各気筒毎のス
    パークプラグとを備える、単極ディストリビュータレス
    イグニッションシステムの燃焼状態検出装置であって、 何れかのスパークプラグの火花放電が終了してから、次
    に放電する別のスパークプラグに点火用高電圧が印加さ
    れる迄の期間中に、火花放電を起こさない程度の高電圧
    パルスを出力するパルス発生手段と、 前記高電圧パルスを前記二次巻線の他方端に印加する、
    逆流防止用のダイオードと、 該ダイオードのカソード側の電位を分圧する分圧手段
    と、 前記高電圧パルスの印加後における分圧電圧の減衰特性
    に基づいて燃焼状態を検出する燃焼状態検出手段と、 前記イグニッションコイルの二次巻線側に蓄積した電荷
    を、前記パルス発生手段が次の高電圧パルスを出力する
    迄に放電させる放電手段と、 を備えたことを特徴とする燃焼状態検出装置。
  3. 【請求項3】 複数の同時点火用のイグニッションコイ
    ルと、 これら複数のイグニッションコイルの一次巻線に、バッ
    テリ電流を断続して順繰りに流す一次電流通電手段と、 中心電極を前記イグニッションコイルの二次巻線の正極
    側に各々電気接続し、外側電極を各々接地したプラス点
    火のスパークプラグと、 中心電極を前記二次巻線の負極側に各々電気接続し、外
    側電極を各々接地したマイナス点火のスパークプラグと
    を備える、両極ディストリビュータレスイグニッション
    システムの燃焼状態検出装置であって、 何れかのスパークプラグの火花放電が終了してから、次
    に放電する別のスパークプラグに点火用高電圧が印加さ
    れる迄の期間中に、火花放電を起こさない程度の正極性
    の高電圧パルスを出力するパルス発生手段と、 アノードを前記パルス発生手段の出力端に電気接続した
    第一ダイオードと、 アノードを前記第一ダイオードのカソードに電気接続
    し、カソードを前記二次巻線の正極側に電気接続した第
    二ダイオードと、 前記第一ダイオードのカソードと前記第二ダイオードの
    アノードとを結線する接続線の電位を分圧する分圧手段
    と、 前記高電圧パルスの印加後における分圧電圧の減衰特性
    に基づいて燃焼状態を検出する燃焼状態検出手段と、 前記接続線に蓄積した電荷を、前記パルス発生手段が次
    の高電圧パルスを出力する迄に放電させる放電手段と、 を備えたことを特徴とする燃焼状態検出装置。
  4. 【請求項4】 一次巻線及び二次巻線を有するイグニッ
    ションコイルと、 該イグニッションコイルの一次巻線に、バッテリ電流を
    断続して流す一次電流通電手段と、 ロータ側を前記二次巻線の一方端に電気接続したディス
    トリビュータと、 中心電極を前記ディストリビュータのサイド・エレクト
    ロードにハイテンションコードにより電気接続し、外側
    電極を気筒側に接地した、各気筒毎のスパークプラグと
    を備えたイグニッションシステムの燃焼状態検出装置で
    あって、 何れかのスパークプラグの火花放電終了後に、火花放電
    を起こさない程度の高電圧パルスを出力するパルス発生
    手段と、 アノードを前記パルス発生手段の出力端に電気接続した
    第一ダイオードと、 アノードを前記第一ダイオードのカソードに電気接続
    し、カソードを前記ハイテンションコードに電気接続し
    た第二ダイオードと、 前記第一ダイオードのカソードと前記第二ダイオードの
    アノードとを結線する接続線の電位を分圧する分圧手段
    と、 前記高電圧パルスの印加後における分圧電圧の減衰特性
    に基づいて燃焼状態を検出する燃焼状態検出手段と、 前記接続線に蓄積した電荷を、前記パルス発生手段が次
    の高電圧パルスを出力する迄に放電させる放電手段と、 を備えたことを特徴とする燃焼状態検出装置。
  5. 【請求項5】 前記放電手段は、トランジスタ、MOS
    −FET、又はサイリスタ等の半導体素子を備え、前記
    パルス発生手段が次の高電圧パルスを出力する直前に、
    該半導体素子を介して、前記イグニッションコイルの二
    次巻線側又は前記接続線に蓄積した電荷を放電させるこ
    とを特徴とする請求項2又は請求項3又は請求項4記載
    の燃焼状態検出装置。
  6. 【請求項6】 前記パルス発生手段は、入力される制御
    パルス信号により一次コイル電流を断続する半導体スイ
    ッチング素子と、前記一次コイルより多く巻回したニ次
    コイルとを有する昇圧コイルとにより構成され、 前記制御パルス信号は前記半導体素子にも入力され、前
    記制御パルス信号がハイレベルになると前記半導体素子
    が導通状態になって強制放電が実施され、 前記制御パルス信号がハイレベル状態からローレベルに
    転じた時、前記昇圧コイルの前記二次コイルに前記高電
    圧パルスが発生する請求項5記載の燃焼状態検出装置。
  7. 【請求項7】 前記放電手段は、前記分圧手段に並列接
    続され、少なくとも正常燃焼後に前記スパークプラグの
    放電電極間に生じる抵抗値よりも大きい抵抗値を有する
    抵抗器からなり、該抵抗器を介して、前記イグニッショ
    ンコイルの二次巻線側又は前記接続線に蓄積した電荷を
    所定の時定数にて放電させることを特徴とする請求項2
    又は請求項3又は請求項4記載の燃焼状態検出装置。
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