JP3480233B2 - 車両用開閉装置の制御回路 - Google Patents

車両用開閉装置の制御回路

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JP3480233B2
JP3480233B2 JP08412497A JP8412497A JP3480233B2 JP 3480233 B2 JP3480233 B2 JP 3480233B2 JP 08412497 A JP08412497 A JP 08412497A JP 8412497 A JP8412497 A JP 8412497A JP 3480233 B2 JP3480233 B2 JP 3480233B2
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豊 関野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に備えられる
パワーウィンドウやサンルーフ等の開閉装置を制御する
車両用開閉装置の制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)は、従来の自動車用パワーウ
ィンドウの制御回路101の回路を示すものである。こ
の制御回路101は、自動車の窓ガラスを上昇させると
きに操作するUPスイッチ103と、窓ガラスを下降さ
せるときに操作するDOWNスイッチ113と、電流の
流れる方向に応じて回転方向を切り換えるモータ109
と、自動車に搭載された発電機によって発電された電気
エネルギを蓄積及び供給するバッテリ電源107と、内
部のコイルにバッテリ電源107からの直流電源が供給
されることで接点を切り換えるUPリレー105及びD
OWNリレー111とを備えている。
【0003】自動車の搭乗者によってUPスイッチ10
3がオン操作された場合、UPリレー105の接点は、
X側に接触した状態からW側に接触した状態に切り換わ
る。この場合、バッテリ電源107からの電流は、UP
リレー105の端子Wを介して、モータ109、DOW
Nリレー111の端子Zからアースに至るIUP方向に流
れる。この電流方向に対応して、モータ109は、窓ガ
ラスを上昇させる方向に回転する。こうして、UPスイ
ッチ103がオン状態の間は、モータ109は回転を続
けて、窓ガラスを上昇させる。
【0004】一方、自動車の搭乗者によってDOWNス
イッチ113がオン操作された場合、DOWNリレー1
11の接点は、Z側に接触した状態からY側に接触した
状態に切り換わる。この場合に、バッテリ電源107か
らの電流は、DOWNリレー111の端子Yを介して、
モータ109、UPリレー105の端子Xからアースに
至るIDOWN方向に流れる。この電流方向に対応して、モ
ータ109は、窓ガラスを下降させる方向に回転する。
こうして、DOWNスイッチ113がオン状態の間は、
モータ109は回転を続けて、窓ガラスを下降させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5(b)は、何らか
の原因により、UPリレー105とUPスイッチ103
との間の接続線が短絡した場合や、UPリレー105が
端子W側に固着した場合の等価回路を示す図である。
【0006】この場合、UPリレー105とUPスイッ
チ103の間の接続線が短絡しているので、UPスイッ
チ103をオン操作しているときと同様の状態になり、
UPリレー105の接点は、W側に接触した状態を維持
し続ける。さらに、モータ109には、IUP方向の電流
が流れ、モータ109は、窓ガラスを上昇させる方向に
回転する。
【0007】このとき、自動車の搭乗者によってDOW
Nスイッチ113がオン操作された場合、DOWNリレ
ー111の端子は、Z側に接触した状態からY側に接触
した状態に切り換わる。しかしながら、モータ109の
両端は同電位になるので、モータ109には電流が流れ
ない。この結果、DOWNスイッチ113をオン操作し
た場合でも、モータ109が回転しないため、窓ガラス
を下降させることができなかった。
【0008】このように、UPリレー105とUPスイ
ッチ103の間の接続線が短絡した場合や、UPリレー
105が端子W側に固着した場合、窓ガラスを下降させ
ることができなくなるといった問題があった。本発明
は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、
信頼性の向上に寄与することができる車両用開閉装置の
制御回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、車両に設けられた窓を開閉駆
動するモータの一端に対して、該窓を開操作するための
開スイッチのオン操作に応じて第1のリレーコイルが駆
動されることで該モータの一端を接地から電源に切
り換える第1のリレー接点が接続されている一方、該モ
ータの他端に対して、該窓を閉操作するための閉スイッ
チのオン操作に応じて第2のリレーコイルが駆動される
ことで該モータの他端を接地側から電源側に切り換える
第2のリレー接点が接続されていると共に、前記閉スイ
ッチが前記第2のリレーコイルの接地側に接続されてい
る車両用開閉装置の制御回路において、前記開スイッチ
のオン操作に連動して、電源側に接続されている前記モ
ータの他端を強制的に接地側に切り換える連動スイッチ
を有することを要旨とする。
【0010】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記連動スイッチは、前記第2のリレー接点の
電源側、または、前記第2のリレー接点と前記モータの
他端との間に設けられることを要旨とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、開スイ
ッチのオン操作に連動して、電源側に接続されているモ
ータの他端を強制的に接地側に切り換えることにより、
モータに開駆動電流を供給することができるようにな
り、信頼性の向上に寄与することができる。
【0014】また、請求項2記載の本発明によれば、第
2のリレー接点の電源側、または、第2のリレー接点と
モータの他端との間に連動スイッチを設けるようにする
ことで、開スイッチのオン操作に連動して、電源側に接
続されているモータの他端を強制的に接地側に切り換え
ることができ、モータに開駆動電流を供給することがで
き、信頼性の向上に寄与することができる。
【0015】また、請求項3記載の本発明によれば、開
スイッチのオン操作に連動して、モータの他端を強制的
に接地に切り換えることにより、モータに開駆動電流を
供給することができるようになり、信頼性の向上に寄与
することができる。
【0016】また、請求項4記載の本発明によれば、電
源と第2の接点との間、または、第2の接点とモータの
他端との間に連動スイッチを設けるようにすることで、
開スイッチのオン操作に連動して、モータの他端を強制
的に接地に切り換えることができ、モータに開駆動電流
を供給することができ、信頼性の向上に寄与することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1、図2は、本発明の第1の実
施の形態に係る自動車用パワーウィンドウの制御回路1
の回路図を示すものである。同図において、UPスイッ
チ3は、窓ガラス(図示しない)を上昇させる(閉じ
る)ときに操作するためのスイッチであり、DOWNス
イッチ5は、窓ガラスを下降させる(開ける)ときに操
作するためのスイッチである。このUPスイッチ3とD
OWNスイッチ5は、ドアの側部に設けられており、必
要に応じて、自動車の搭乗者が操作を行う。また、DO
WNスイッチ5は、連動スイッチ7と連接されており、
DOWNスイッチ5のスイッチ動作に連動して連動スイ
ッチ7の接点を開閉する。
【0018】モータ9は、UP方向に流れる電流(閉駆
動電流)、及びDOWN方向に流れる電流(開駆動電
流)に応じて正逆回転を行う。このモータ9は、アーム
(図示しない)によって窓ガラスと連接されており、モ
ータ9の回転により窓ガラスを上昇、下降させることが
できる。なお、本実施の形態においては、窓ガラスを上
昇させるときのモータ9の回転を正回転とし、窓ガラス
を下降させるときのモータ9の回転を逆回転とする。さ
らに、窓ガラスの全閉、全開を検出するために、検出装
置(図示しない)を設ける。なお、この検出装置は、エ
ンコーダ等を用いて窓ガラスの位置を検出するようにし
てもよいし、リミットスイッチ等を用いて窓ガラスの全
閉、全開状態を検知するようにしてもよい。さらに、窓
ガラスの全閉、全開状態を検出した場合、モータ9の回
転を停止させるように制御するようにしてもよい。
【0019】また、バッテリ電源15は、自動車に搭載
された発電機によって発電された電気エネルギを蓄積及
び供給するものであり、UPリレー11及びDOWNリ
レー13は、内部のコイルにバッテリ電源15からの直
流電源が供給されることで接点を切り換えるものであ
る。
【0020】次に、図1(a)〜(c)を用いて、上記
制御回路1における正常時の動作を説明する。同図
(a)は、UPスイッチ3、およびDOWNスイッチ5
がオフ状態のときの回路図である。
【0021】UPスイッチ3、およびDOWNスイッチ
5がオフ状態のときには、UPリレー11の接点はB
側、DOWNリレー13の接点はD側に接触した状態を
維持する。この場合、モータ9は、バッテリ電源15と
接続されていないため電流が流れない状態にあるので、
モータ9は回転しない。
【0022】同図(b)は、UPスイッチ3がオン状態
のときの回路図である。自動車の搭乗者がUPスイッチ
3をオン操作した場合、UPリレー11のコイルに動作
電流が流れ、UPリレー11の接点は、B側に接触した
状態からA側に接触した状態に切り換わる。
【0023】この場合、バッテリ電源15からの電流
は、UPリレー11の端子Aを介して、モータ9、DO
WNリレー13の端子Dからアースに至るIUP方向に流
れる。この電流方向に対応して、モータ9は、窓ガラス
を閉じる方向に正回転する。そして、UPスイッチ3が
オン状態の間は、UPリレー11の接点がA側に接触し
た状態を維持し続けるため、モータ9が正回転し続け
て、窓ガラスが上昇し続ける。自動車の搭乗者がUPス
イッチ3をオフ状態にすると、UPリレー11の接点は
A側に接触した状態からB側に接触した状態に戻る。そ
して、モータ9は、バッテリ電源15と接続されていな
いため電流が流れない状態にあるので、モータ9の回転
が停止して、窓ガラスは、その時点での位置を維持する
ようになる。
【0024】同図(c)は、DOWNスイッチ5がオン
状態のときの回路図である。自動車の搭乗者が、DOW
Nスイッチ5をオン操作した場合、DOWNリレー13
のコイルに動作電流が流れ、DOWNリレー13の接点
は、D側に接触した状態からC側に接触した状態に切り
換わる。さらに、DOWNスイッチ5のスイッチ動作に
連動して、連動スイッチ7の接点は、E側に接触した状
態からF側に接触した状態に切り換わる。
【0025】このとき、バッテリ電源15からの電流
は、DOWNリレー13の端子Cを介して、モータ9、
UPリレー11の端子Bからアースに至るIDOWN方向に
流れる。この電流方向に対応して、モータ9は、窓ガラ
スを下降させる方向に逆回転する。そして、DOWNス
イッチ5がオン状態の間は、DOWNリレー13の接点
はC側に接触した状態を維持するため、モータ9が逆回
転し続けて、窓ガラスが下降し続ける。自動車の搭乗者
が、DOWNスイッチ5をオフにすると、DOWNリレ
ー13の接点はC側に接触した状態からD側に接触した
状態に戻る。同時に、連動スイッチ7もF側に接触した
状態からE側に接触した状態に戻る。そして、モータ9
は、バッテリ電源15と接続されていないため電流が流
れない状態にあるので、モータ9の回転が停止して、窓
ガラスは、その時点での位置を維持するようになる。
【0026】次に、図2を用いて、何らかの原因により
UPリレー11とUPスイッチ3の間の接続線が短絡し
た場合や、UPリレー11の接点がA側のまま固着した
場合の制御回路1の動作を説明する。同図(a)は、U
Pリレー11とUPスイッチ3の間の接続線が短絡した
場合や、UPリレー11の接点がA側のまま固着した場
合の等価回路図である。
【0027】この場合、UPスイッチ3をオン操作して
いるときと同様の状態になり、UPリレー11の接点は
A側に接触した状態を維持する。このため、UPスイッ
チ3がオン状態のときと同様に、バッテリ電源15から
の電流は、UPリレー11のA端子を介して、モータ
9、DOWNリレー13のD端子からアースに至るIUP
方向に流れる。この電流方向に対応して、モータ9は、
窓ガラスを上昇させる方向に正回転する。
【0028】同図(b)は、DOWNスイッチ5がオン
状態のときの等価回路図である。
【0029】自動車の搭乗者が、DOWNスイッチ5を
オン操作した場合、DOWNリレー13のコイルに動作
電流が流れ、DOWNリレー13の接点は、D側に接触
した状態からC側に接触した状態に切り換わる。同時
に、DOWNスイッチ5に連動して、連動スイッチ7の
接点は、E側に接触した状態からF側に接触した状態に
切り換わる。
【0030】このとき、バッテリ電源15からの電流
は、DOWNリレー13の端子Cを介して、モータ9、
UPリレー11の端子A、連動スイッチ7の端子Fから
アースに至るIDOWN方向に流れる。この電流方向に対応
して、モータ9は、窓ガラスを下降させる方向に逆回転
する。そして、DOWNスイッチ5をオンしている間
は、DOWNリレー13の接点はC側に接触した状態を
維持するため、モータ9が逆回転し続けて、窓ガラスが
下降し続ける。
【0031】従って、この第1の実施の形態の場合、U
Pスイッチ3のオン操作を行わないときにモータ9にU
P方向の電流が供給される場合にも、DOWNスイッチ
5のオン操作に応じて、モータ9に供給されるUP方向
の電流を切断して、モータ9にDOWN方向の電流を供
給することにより、窓ガラスを下降させることができ
る。
【0032】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。図3、図4は、第2の実施の
形態に係る自動車用パワーウィンドウの制御回路21の
回路を示す図である。なお、同図において、第1の実施
の形態と同様の部分については、同じ符号を付すととも
に、その説明を省略する。
【0033】まず、図3(a)〜(c)を用いて、自動
車用パワーウィンドウの制御回路21における正常時の
動作を説明する。この第2の実施の形態の制御回路21
の特徴は、UPリレー11とモータ9との間に、連動ス
イッチ23を接続したことにある。
【0034】同図(a)は、UPスイッチ29、DOW
Nスイッチ31がオフ状態のときの回路図である。UP
スイッチ29、DOWNスイッチ31がオフ状態のとき
には、UPリレー25の接点はL側、DOWNリレー2
7の接点はN側に接触した状態を維持する。この場合、
モータ9は、バッテリ電源15と接続されていないため
電流が流れない状態にあるので、モータ9は回転しな
い。
【0035】同図(b)は、UPスイッチ29がオン状
態のときの回路図である。自動車の搭乗者がUPスイッ
チ29をオン操作した場合、UPリレー25のコイルに
動作電流が流れ、UPリレー25の接点は、L側に接触
した状態からK側に接触した状態に切り換わる。
【0036】この場合、バッテリ電源15からの電流
は、UPリレー25の端子Kを介して、連動スイッチ2
3の端子O、モータ9、DOWNリレー27の端子Nか
らアースに至るIUP方向に流れる。この電流方向に対応
して、モータ9は、窓ガラスを上昇させる方向に正回転
する。そして、UPスイッチ29がオン状態の間は、U
Pリレー25の接点がK側に接触した状態を維持し続け
るため、モータ9が正回転し続けて、窓ガラスが上昇し
続ける。ここで、自動車の搭乗者が、UPスイッチ29
をオフ操作すると、UPリレー25の接点はK側に接触
した状態からL側に接触した状態に戻る。そして、モー
タ9は、バッテリ電源15と接続されていないため電流
が流れない状態にあるので、モータ9の回転が停止し
て、窓ガラスは、その時点での位置を維持するようにな
る。
【0037】同図(c)は、DOWNスイッチ31がオ
ン状態のときの回路図である。自動車の搭乗者が、DO
WNスイッチ31をオン操作した場合、DOWNリレー
27のコイルに動作電流が流れ、DOWNリレー27の
接点は、N側に接触した状態からM側に接触した状態に
切り換わる。さらに、DOWNスイッチ31のスイッチ
動作に連動して、連動スイッチ23の接点がO側に接触
した状態からP側に接触した状態に切り換わる。
【0038】このとき、バッテリ電源15からの電流
は、DOWNリレー27の端子Mを介して、モータ9、
連動スイッチ23の端子Pからアースに至るIDOWN方向
に流れる。この電流方向に対応して、モータ9は、窓ガ
ラスを下降させる方向に逆回転する。そして、DOWN
スイッチ31がオン状態の間は、DOWNリレー27の
接点がM側に接触した状態を維持するため、モータ9が
逆回転し続けて、窓ガラスが下降し続ける。ここで、自
動車の搭乗者が、DOWNスイッチ31をオフ操作する
と、DOWNリレー27の接点はM側に接触した状態か
らN側に接触した状態に戻る。同時に、連動スイッチ2
3の接点もP側に接触した状態からO側に接触した状態
に戻る。そして、モータ9は、バッテリ電源15と接続
されていないため電流が流れない状態にあるので、モー
タ9の回転が停止して、窓ガラスは、その時点での位置
を維持するようになる。
【0039】次に、図4を用いて、何らかの原因により
UPリレー25とUPスイッチ29の間の接続線が短絡
した場合や、UPリレー25の接点がK側のまま固着し
た場合の制御回路21の動作を説明する。同図(a)
は、UPリレー25とUPスイッチ29の間の接続線が
短絡した場合や、UPリレー25の接点がK側のまま固
着した場合の等価回路を示す図である。
【0040】この場合、UPスイッチ29をオン操作し
ているときと同様の状態になり、UPリレー25の接点
はK側に接触した状態を維持する。このため、UPスイ
ッチ29がオン状態のときと同様に、バッテリ電源15
からの電流は、UPリレー25のK端子を介して、連動
スイッチ23の端子O、モータ9、DOWNリレー27
のN端子からアースに至るIUP方向に流れる。この電流
方向に対応して、モータ9は、窓ガラスを上昇させる方
向に正回転する。
【0041】同図(b)は、DOWNスイッチ31がオ
ン状態のときの回路図である。自動車の搭乗者が、DO
WNスイッチ31をオン操作した場合、DOWNリレー
27のコイルに動作電流が流れ、DOWNリレー27の
接点は、N側に接触した状態からM側に接触した状態に
切り換わる。同時に、DOWNスイッチ31のスイッチ
動作に連動して、連動スイッチ23の接点が、O側に接
触した状態からP側に接触した状態に切り換わる。
【0042】このとき、バッテリ電源15からの電流
は、DOWNリレー27の端子Mを介して、モータ9、
連動スイッチ23の端子Pからアースに至るIDOWN方向
に流れる。この電流方向に対応して、モータ9は、窓ガ
ラスを下降させる方向に逆回転する。そして、DOWN
スイッチ31をオン操作している間は、DOWNリレー
27の接点がM側の状態を維持するため、モータ9が逆
回転し続けて、窓ガラスが下降し続ける。
【0043】従って、この第2の実施の形態の場合、U
Pスイッチ29のオン操作を行わないときにモータ9に
UP方向の電流が供給される場合にも、DOWNスイッ
チ31のオン操作に応じて、モータ9に供給されるUP
方向の電流を切断して、モータ9にDOWN方向の電流
を供給することにより、窓ガラスを下降させることがで
きる。
【0044】なお、上記実施の形態では、自動車用パワ
ーウィンドウの制御回路について説明したが、本発明は
このような場合に限られることなく、自動車用サンルー
フ等についても同様に閉作動を行うことができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る開閉装置の制
御回路1の、(a)正常時における回路図、(b)UP
スイッチ3をオン操作したときの回路図、(c)DOW
Nスイッチ5をオン操作したときの回路図である。
【図2】第1の実施の形態に係る開閉装置の制御回路1
の、(a)UPリレー11とUPスイッチ3の間の接続
線が短絡した場合における等価回路図、(b)DOWN
スイッチ5をオン操作したときの等価回路図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る開閉装置の制
御回路21の、(a)正常時における回路図、(b)U
Pスイッチ29をオン操作したときの回路図、(c)D
OWNスイッチ31をオン操作したときの回路図であ
る。
【図4】第2の実施の形態に係る開閉装置の制御回路2
1の、(a)UPリレー25とUPスイッチ29の間の
接続線が短絡した場合における等価回路図、(b)DO
WNスイッチ31をオン操作したときの等価回路図であ
る。
【図5】従来例における開閉装置の制御回路101の、
(a)正常時における回路図、(b)UPリレー105
とUPスイッチ103の間の接続線が短絡した場合にお
ける回路図である。
【符号の説明】
3,29 UPスイッチ 5,31 DOWNスイッチ 7,23 連動スイッチ 9 モータ 11,25 UPリレー 13,27 DOWNリレー 15 バッテリ電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−212582(JP,A) 特公 平3−25594(JP,B2) 実公 平3−12070(JP,Y2) 実公 平1−30532(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 15/00 - 15/20 B60J 1/17

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられた窓を開閉駆動するモー
    タの一端に対して、該窓を開操作するための開スイッチ
    のオン操作に応じて第1のリレーコイルが駆動されるこ
    とで該モータの一端を接地から電源に切り換える第
    1のリレー接点が接続されている一方、該モータの他端
    に対して、該窓を閉操作するための閉スイッチのオン操
    作に応じて第2のリレーコイルが駆動されることで該モ
    ータの他端を接地から電源に切り換える第2のリレ
    接点が接続されていると共に、前記閉スイッチが前記
    第2のリレーコイルの接地側に接続されている車両用開
    閉装置の制御回路において、 前記開スイッチのオン操作に連動して、電源側に接続さ
    れている前記モータの他端を強制的に接地側に切り換え
    る連動スイッチを有することを特徴とする車両用開閉装
    置の制御回路。
  2. 【請求項2】 前記連動スイッチは、 前記第2のリレー接点の電源、または、前記第2の
    レー接点と前記モータの他端との間に設けられることを
    特徴とする請求項1記載の車両用開閉装置の制御回路。
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