JP3480038B2 - ガス絶縁静止誘導電器 - Google Patents
ガス絶縁静止誘導電器Info
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Description
器に係り、特に複数の単位が分割されて設置されると共
に、これらが三相結線され、かつ、SF6 ガス等の絶縁
ガスが封入されているものに好適なガス絶縁静止誘導電
器に関する。
昭56−4218号公報に示されているようなタンクが
採用されている。このようなタンクを用いた静止誘導電
器は、通常、敷地面積をできるだけ小さくするために、
各種リード線(一次,二次、及び三次リード線,二次中
性点リード線,タップリード線等)をタンク上面より引
き出して各単位間を接続している。
等に設置する静止誘導電器に、上述した従来技術の方式
を採用すると、タンク上面よりリード線を引き出すこと
になるので、リード線を収納しているリード線用ダクト
の分だけ高さが必要となり、地下変電所に採用する場合
には地下の掘削深さが大きくなってしまい、地下変電所
の建設コストが大幅に増加するという欠点があった。
その目的とするところは、装置全体を単純、かつ、小形
化して地下変電所に採用する場合であっても建設コスト
を大幅に低減可能なガス絶縁静止誘導電器を提供するに
ある。
成するために、1つの単位を単相構成とし、1単位ごと
に絶縁ガスが封入され、少なくとも巻線と鉄心からなる
中身を収納してなる3個の円筒形タンクを竪置きに設置
すると共に、これらを略直線状に配置し、かつ、前記鉄
心の長手方向が円筒形タンクの配置方向と略同一方向で
あることを特徴とする。
負荷時タップ切換器が同一方向に配置され、かつ、タッ
プリード線が前記円筒形タンクの側面から引き出される
と共に、引き出されたタップリード線は、前記円筒形タ
ンク間にあるダクト内及びタンク内側を通り前記負荷時
タップ切換器に接続されていること、3個の円筒形タン
クが略直線状に配置され、かつ、一次リード線の各々が
円筒形タンクの側面中央部から引き出され、これら引き
出された一次リード線は、前記3個の円筒形タンクの設
置方向と略平行に配置された共通の一次リード線用ダク
ト内に収納されていること、3個の円筒形タンクと負荷
時タップ切換器は同一方向に所定間隔をもって配置さ
れ、かつ、相隣接する円筒形タンク間、及び円筒形タン
クと負荷時タップ切換器間が各間に配置されたタップリ
ード線用ダクトで連結されていると共に、該タップリー
ド線用ダクトが配置されている側とは反対側の相隣接す
る円筒形タンクが各円筒形タンク間に配置されたリード
線用ダクトで連結されていること、3個の円筒形タンク
を略直線状に配置し、かつ、該円筒形タンクごとに冷却
器を設けると共に、この冷却器とケーブルヘッドとを交
互に配置したこと、3個の円筒形タンクを竪置きに設置
すると共に、これらを略直線状に配置し、かつ、該円筒
形タンク間側方の一部に負荷時タップ切換器が配置され
ていること、3個の円筒形タンクを竪置きに設置すると
共に、これらを略直線状に配置し、かつ、該円筒形タン
ク間をつなぎタップリード線を収納するタップリード線
用ダクトが配置される円筒形タンクの側方の一部に前記
負荷時タップ切換器が配置されていることをそれぞれ特
徴とする。
本発明のガス絶縁静止誘導電器を詳細に説明する。尚、
本実施例は、ガス絶縁変圧器を例にして説明する。
の一実施例を示す。該図に示すごとく、本実施例のガス
絶縁変圧器は、鉄心1と巻線2などで構成される中身
が、1つの単位を単相構成とし、1単位ごとにSF6 ガ
スを封入した円筒形タンク3内に収納されて構成され、
これらが3個設置されている。上記各円筒形タンク3は
竪置きに設置され、負荷時タップ切換器4と共に一列に
略直線状に配置されており、かつ、鉄心1の長手方向
は、この円筒形タンク3の配置方向と略同一方向となっ
ている。また、隣接する各円筒形タンク3は、この円筒
形タンク3の側方に配置された後述する三次リード線
9,二次リード線10,二次中性点リード線11が収納
されているリード線用ダクト5で連結され、一方、これ
とは反対側の隣接する円筒形タンク3間、及び円筒形タ
ンク3と負荷時タップ切換器4は、各間の側方に配置さ
れた後述するタップリード線13が収納されているタッ
プリード線用ダクト15で連結されている。更に、円筒
形タンク3ごとに上記SF6 ガスを冷却する冷却器14
が設けられている。
されており、この一次リード線12の各々は、各円筒形
タンク3の側面中央部から引き出され,これら引き出さ
れた一次リード線12は、上記3個の略直線状に配置さ
れた円筒形タンク3の設置方向と略平行に配置された共
通の一次リード線用ダクト16内に収納されている。更
に、各巻線2から三次リード線9,二次リード線10,
二次中性点リード線11を外部端子として引き出す三次
ケーブルヘッド6,二次ケーブルヘッド7,二次中性点
ケーブルヘッド8が設けられており、これら各三次ケー
ブルヘッド6,二次ケーブルヘッド7,二次中性点ケー
ブルヘッド8と交互に上記冷却器14が配置されてい
る。各巻線2からの三次リード線9,二次リード線1
0,二次中性点リード線11は、上述した隣接する円筒
形タンク3間の側方に配置されているリード線用ダクト
5内を介し、円筒形タンク3の内側を渡らせて各ケーブ
ルヘッド6,7,8、及び一次側母線へと接続される。
4を接続するタップリード線で、このタップリード線1
3は、各巻線2から各円筒形タンク3の側面より引き出
され、この側面からタップリード線用ダクト15を通り
隣合う円筒形タンク3の内側を渡らせ、更にタップリー
ド線用ダクト15,円筒形タンク3の内側を通過して負
荷時タップ切換器4に接続されている。
の円筒形タンクを竪置きに設置し、これらを略直線状に
配置しているので、装置全体が単純、かつ、コンパクト
化されることは勿論、鉄心の長手方向を3個の円筒形タ
ンクの配置方向と同方向にしているので、各リード線は
円筒形タンクの側面から引き出すことができるため、ガ
ス絶縁変圧器の据付け高さを低くすることができ、ま
た、円筒形タンクの内側に各リード線を渡らせることに
よって、各リード線を収納しているリード線用ダクトの
長さを短くできるため、全体の平面寸法はほとんど増加
しないので、結局、ガス絶縁変圧器が単純、かつ、小形
化されて地下変電所に採用する場合には、建設コストが
大幅に低減されることになる。
す。該図に示す実施例の概略構成は、上述した実施例と
略同様なので詳細説明は省略する。
側方に、円筒形タンク3の配置方向と並設して負荷時タ
ップ切換器4が配置されている。この負荷時タップ切換
器4と円筒形タンク3間、及び隣接する円筒形タンク3
間は後述するタップリード線13が収納されている。
ており、この一次リード線12の各々は、各円筒形タン
ク3の側面中央部から引き出されている。各巻線2と負
荷時タップ切換器4はタップリード線13で接続されて
おり、このタップリード線13は、各巻線2から各円筒
形タンク3の側面より引き出され、一方、負荷時タップ
切換器4と隣接する円筒形タンク3の側面より引き出さ
れたタップリード線13は、タップリード線用ダクト1
5を介して直接負荷時タップ切換器4に接続され、それ
以外、つまり、負荷時タップ切換器4から離れている円
筒形タンク3の側面から引き出されたタップリード線1
3は、タップリード線用ダクト15を通り隣合う円筒形
タンク3の内側を渡り負荷時タップ切換器4に接続され
ている。
実施例と同様な効果を得ることができる。
電器によれば、装置全体を単純、かつ、小形化されて地
下変電所に採用する場合であっても建設コストを大幅に
低減可能であるという効果がある。
るガス絶縁変圧器を示す平面図である。
示す平面図である。
ップ切換器、5…リード線用ダクト、6…三次ケーブル
ヘッド、7…二次ケーブルヘッド、8…二次中性点ケー
ブルヘッド、9…三次リード線、10…二次リード線、
11…二次中性点リード線、12…一次リード線、13
…タップリード線、14…冷却器、15…タップリード
線用ダクト、16…一次リード線用ダクト。
Claims (9)
- 【請求項1】1つの単位を単相構成とし、1単位ごとに
絶縁ガスが封入された円筒形タンクに、少なくとも巻線
と鉄心からなる中身を収納して構成され、これらが3個
設置されると共に、前記各単位のそれぞれの巻線とタッ
プリード線を介して接続される負荷時タップ切換器を備
えているガス絶縁静止誘導電器において、前記3個の円
筒形タンクを竪置きに設置すると共に、これらを略直線
状に配置し、かつ、前記鉄心の長手方向が円筒形タンク
の配置方向と略同一方向であり、前記3個の円筒形タン
クと前記負荷時タップ切換器が同一方向に配置され、か
つ、前記タップリード線が前記円筒形タンクの側面から
引き出されると共に、引き出されたタップリード線は、
前記円筒形タンクの間にあるダクト内及び円筒形タンク
内側を通り前記負荷時タップ切換器に接続されているこ
とを特徴とするガス絶縁静止誘導電器。 - 【請求項2】1つの単位を単相構成とし、1単位ごとに
絶縁ガスが封入された円筒形タンクに、少なくとも巻線
と鉄心からなる中身を収納して構成され、これらが3個
設置されると共に、前記各巻線のそれぞれに一次リード
線が接続されているガス絶縁静止誘導電器において、前
記3個の円筒形タンクを竪置きに設置すると共に、これ
らを略直線状に配置し、かつ、前記鉄心の長手方向が円
筒形タンクの配置方向と略同一方向であり、前記一次リ
ード線の各々が前記円筒形タンクの側面中央部から引き
出され、これら引き出された一次リード線は、前記3個
の円筒形タンクの設置方向と略平行に配置された共通の
一次リード線用ダクト内に収納されていることを特徴と
するガス絶縁静止誘導電器。 - 【請求項3】1つの単位を単相構成とし、1単位ごとに
絶縁ガスが封入された円筒形タンクに、少なくとも巻線
と鉄心からなる中身を収納して構成され、これらが3個
設置されると共に、前記各単位のそれぞれの巻線とタッ
プリード線を介して接続される負荷時タップ切換器を備
えているガス絶縁静止誘導電器において、前記3個の円
筒形タンクを竪置きに設置すると共に、これらを略直線
状に配置し、かつ、前記鉄心の長手方向が円筒形タンク
の配置方向と略同一方向であり、前記3個の円筒形タン
クと負荷時タップ切換器は同一方向に所定間隔をもって
配置され、かつ、相隣接する円筒形タンク間、及び円筒
形タンクと負荷時タップ切換器間の各間に配置されたタ
ップリード線用ダクトで連結されていることを特徴とす
るガス絶縁静止誘導電器。 - 【請求項4】前記各単位のそれぞれの巻線と負荷時タッ
プ切換器とを接続するタップリード線は、前記円筒形タ
ンクの側面から引き出されると共に、引き出された前記
タップリード線は、前記タップリード線用ダクト内及び
円筒形タンク内側を通り、前記負荷時タップ切換器に接
続されていることを特徴とする請求項3記載のガス絶縁
静止誘導電器。 - 【請求項5】1つの単位を単相構成とし、1単位ごとに
絶縁ガスが封入された円筒形タンクに、少なくとも巻線
と鉄心からなる中身を収納して構成され、これらが3個
設置されると共に、前記各単位のそれぞれの巻線とタッ
プリード線を介して接続される負荷時タップ切換器を備
えているガス絶縁静止誘導電器において、前記3個の円
筒形タンクを竪置きに設置すると共に、これらを略直線
状に配置し、かつ、前記鉄心の長手方向が円筒形タンク
の配置方向と略同一方向であり、前記3個の円筒形タン
クと負荷時タップ切換器は同一方向に所定間隔をもって
配置され、かつ、相隣接する円筒形タンク間、及び円筒
形タンクと負荷時タップ切換器間の各間に配置されたタ
ップリード線用ダクトで連結されていると共に、該タッ
プリード線用ダクトが配置されている側とは反対側の相
隣接する円筒形タンクが各円筒形タンク間に配置された
リード線用ダクトで連結されていることを特徴とするガ
ス絶縁静止誘導電器。 - 【請求項6】1つの単位を単相構成とし、1単位ごとに
絶縁ガスが封入された円筒形タンクに、少なくとも巻線
と鉄心からなる中身を収納して構成され、これらが3個
設置されると共に、前記各単位のそれぞれの巻線とタッ
プリード線を介して接続される負荷時タップ切換器を備
えているガス絶縁静止誘導電器において、前記絶縁ガス
を冷却する冷却器と、各巻線からのリード線を外部端子
として引き出す複数のケーブルヘッドとを備え、前記3
個の円筒形タンクを竪置きに設置すると共に、これらを
略直線状に配置し、かつ、前記鉄心の長手方向が円筒形
タンクの配置方向と略同一方向であり、該円筒形タンク
毎に前記冷却器を設けると共に、この冷却器と前記ケー
ブルヘッドとを交互に配置したことを特徴とするガス絶
縁静止誘導電器。 - 【請求項7】1つの単位を単相構成とし、1単位ごとに
絶縁ガスが封入された円筒形タンクに、少なくとも巻線
と鉄心からなる中身を収納して構成され、これらが3個
設置されると共に、前記各単位のそれぞれの巻線とタッ
プリード線を介して接続される負荷時タップ切換器を備
えているガス絶縁静止誘導電器において、前記3個の円
筒形タンクを竪置きに設置すると共に、これらを略直線
状に配置し、かつ、前記鉄心の長手方向が円筒形タンク
の配置方向と略同一方向であり、該円筒形タンク間側方
の一部に前記負荷時タップ切換器が配置されていること
を特徴とするガス絶縁静止誘導電器。 - 【請求項8】1つの単位を単相構成とし、1単位ごとに
絶縁ガスが封入された円筒形タンクに、少なくとも巻線
と鉄心からなる中身を収納して構成され、これらが3個
設置されると共に、前記各単位のそれぞれの巻線とタッ
プリード線を介して接続される負荷時タップ切換器を備
えているガス絶縁静止誘導電器において、前記3個の円
筒形タンクを竪置きに設置すると共に、これらを略直線
状に配置し、かつ、前記鉄心の長手方向が円筒形タンク
の配置方向と略同一方向であり、該円筒形タンク間をつ
なぎ、前記タップリード線を収納するタップリード線用
ダクトが配置される前記円筒形タンク側方の一部に前記
負荷時タップ切換器が配置されていることを特徴とする
ガス絶縁静止誘導電器。 - 【請求項9】前記タップリード線は前記円筒形タンクの
側面から引き出されると共に、前記負荷時タップ切換器
と隣接している円筒形タンクから引き出されたタップリ
ード線は、直接前記タップ切換器と接続され、かつ、前
記タップ切換器と離れている円筒形タンクから引き出さ
れたタップリード線は、前記タップリード線用ダクト内
及び円筒形タンク内側を通り、前記負荷時タップ切換器
に接続されていることを特徴とする請求項8記載のガス
絶縁静止誘導電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10361294A JP3480038B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | ガス絶縁静止誘導電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10361294A JP3480038B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | ガス絶縁静止誘導電器 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001129107A Division JP3671858B2 (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | ガス絶縁静止誘導電器 |
JP2003195444A Division JP3666496B2 (ja) | 2003-07-11 | 2003-07-11 | ガス絶縁静止誘導電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07312317A JPH07312317A (ja) | 1995-11-28 |
JP3480038B2 true JP3480038B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=14358603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10361294A Expired - Fee Related JP3480038B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | ガス絶縁静止誘導電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3480038B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-18 JP JP10361294A patent/JP3480038B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07312317A (ja) | 1995-11-28 |
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