JP2005329071A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技球を遊技媒体として用いるスロットマシンにあって、貯留皿部からの遊技球の流出を明瞭に視認可能とする。
【解決手段】 貯留皿部21に貯留する遊技球xが流出する取込口66を、該貯留皿部21の前部に形成し、球取込装置50の取込部材(スプロケット)71を、開閉パネル7の開閉パネル7の裏面34よりも前方位置で、球取込路48に配設すると共に、貯留部材8の前部にカバー部37を設け、該カバー部37により球取込路48および取込部材71を前方から被覆した。これにより、貯留皿部21の遊技球xは、遊技者に近い位置で貯留皿部21から流出することとなり、遊技者は、遊技球xの取込が正常に行われているかを容易に視認可能となる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技球を遊技媒体とするスロットマシンに関する。
遊技機本体の前面に回転ドラムを備えたスロットマシンはよく知られている。かかるスロットマシンでは、通常、遊技媒体として使用されるメダルの替わりに、遊技球を遊技機に投入することにより回転ドラムが回転可能となり、回転ドラムの停止により所定の当り態様となると、所定個数の遊技球が遊技者に払い出される構成のものが提案されている。こうしたスロットマシンは、パチンコ機に用いる遊技球を使用して遊技できるため、パチンコ機と併存させて遊技場に備え付けることにより、遊技者は一種類の遊技媒体でパチンコ機とスロットマシンの両方を楽しむことが可能となり、遊技者の利便性を向上させることができる。また、このスロットマシンは、遊技場のパチンコ機用の遊技島に装着し、パチンコ機用の球供給排出機構を利用することができるため、遊技場にとっても設備を簡略化でき、また遊技媒体の管理費を抑制できるといった利点もある。
しかし、一方で、遊技場では、一般的にメダル一枚の価値よりも遊技球一個の価値が低く扱われるため、メダルを遊技媒体とするスロットマシンがメダル一枚を賭数の最小単位としているのに対して、遊技球を用いるスロットマシンでは、複数の遊技球が賭数の最小単位を構成することとなり、メダル一枚を投入する替わりに、メダル一枚分に相当する個数の遊技球を投入しなくてはならない。このため、かかるスロットマシンにあっては、スロットマシンの前面に遊技球を貯留させ、ボタン操作等により、賭数単位に相当する遊技球数を、スロットマシン内部に自動的に取り込む機構を備えたスロットマシンが提案されている(例えば特許文献1、特許文献2)。
かかるスロットマシンは、回転ドラムを備えた遊技機本体の前面に、開閉可能に取付けられる開閉パネルと、該開閉パネルの前面側に配設されて、遊技媒体である遊技球を貯留するための貯留皿部を有する貯留部材と、取り込んだ遊技球を遊技島側に排出するための取込球排出路と、貯留皿部に形成された取込口と取込球排出路との間に形成された球取込路内に配設される球取込装置とを備え、球取込装置の作動により所定個数を一単位として、貯留皿部側の遊技球を取込球排出路側へと取り込み、取り込んだ遊技球を取込球排出路の入口の遊技球検出手段により検出するものである。通常、この球取込装置は、取込口から流下する遊技球を収容する凹部を有し、該凹部を、取込口と連通する位置と該凹部を取込球排出路と連通する位置とに変動する取込部材と、該取込部材を、その凹部に取込口側の遊技球を収容し、該遊技球を取込球排出路側で排出するように作動させるモータ等の電気的駆動装置とにより構成され、遊技者による投入スイッチの操作等に基づき、電気的駆動装置が取込部材を所定態様で変動させることにより、貯留皿部の取込口から流下する遊技球が所定数を一単位として、取込球排出路側へ取り込まれる。また、かかるスロットマシンでは、球取込装置は、開閉パネルの裏面(背面)に取り付けられており、該球取込装置へと遊技球が流出する貯留皿部の取込口は、開閉パネル側にあたる貯留皿部の後縁部分に形成されている。
特公平7−47056号公報 特開2001−299995号公報
ところで、上記スロットマシンは、取り込んだ遊技球を遊技盤面に発射するパチンコ機と比べ、取り込んだ遊技球を検出・計数して、遊技機背面側から排出するだけであり、取込後の遊技球が遊技に直接関与しないため、遊技球の取込みが正常に行われていることを遊技者に明確に示すことが求められる。ところが、従来のスロットマシンの貯留部材にあっては、貯留皿部に貯留される遊技球を上方から視認可能となってはいるが、取込口は、球取込装置に近い貯留皿部の後縁に形成され、かつ、貯留皿部の深部に位置するため、遊技者の視点から遠く、遊技者は、取込口から幾つの遊技球が流出しているのか視認し難い。このため、遊技者は、所定数以上の遊技球が取り込まれているのではないかという不安を抱き易く、また、実際に、球取込装置がかかる誤作動を起こした場合でも見逃し易いといった問題がある。
本発明は、かかる問題の解決を試みたものであり、遊技球を遊技媒体として用いるスロットマシンにあって、貯留皿部からの遊技球の流出を容易に視認し得るスロットマシンの提供を目的とするものである。
本発明は、回転ドラムを備えた遊技機本体の前面に、開閉可能に取付けられる開閉パネルと、該開閉パネルの前面側に配設されて、遊技媒体である遊技球を貯留するための貯留皿部を有する貯留部材と、貯留皿部に形成された取込口と、取り込まれた遊技球を遊技機本体背面側に案内する取込球排出路との間に形成された球取込路内に配設され、取込口から流下する遊技球を収容する凹部を有するとともに、該凹部を取込口と連通する位置と、該凹部を取込球排出路と連通する位置とに変動する取込部材と、所定個数の遊技球を取込球排出路側へ排出するように取込部材を作動させる電気的駆動装置とにより構成され、貯留皿部に貯留される遊技球を、所定個数を一単位として取り込む球取込装置と、取込球排出路の入口に配設されて、該球取込装置により取り込まれた遊技球を検出する遊技球検出手段とを備える遊技球を遊技媒体とするスロットマシンであって、取込口を貯留皿部の前部に形成し、球取込装置の取込部材を、開閉パネルの裏面よりも前方位置で、球取込路に配設すると共に、貯留部材の前部にカバー部を設け、該カバー部により球取込路および取込部材を前方から被覆したことを特徴とするスロットマシンである(請求項1)。ここで、球取込装置は、投入スイッチの操作によらず、貯留皿部に遊技球が所定単位個数あることが、検出されれば、自動的に作動して、遊技球を取り込む構成としてもよい。
かかる構成にあっては、貯留皿部に貯留した遊技球は、従来構成のように、貯留皿部の後縁から流出するのではなく、貯留皿部の前側、すなわち遊技者側から流出することとなる。従って、遊技者は、取込口から遊技球が流下する様子を明瞭に視認可能となり、正しい数の遊技球が取り込まれているかを容易に確認することが可能となる。また、本発明にあっては、取込口に合わせて、球取込装置の取込部材を開閉パネルの裏面よりも前方位置に設置して前方から被覆することにより、取込口から取込部材までの距離を近接させることができ、取込口が従来よりも前方位置に形成されていても、遊技球を球取込装置まで速やかに流下させることが可能である。
また、上記構成にあっては、取込部材が開閉パネルの裏面よりも前方に位置するため、貯留部材の、取込部材の前方部分を透明部材で構成し、取込部材を前方から視認可能とすることができる(請求項2)。ここで、取込部材の前方部分とは、取込部材の直前方部分のみを指すものではなく、前上方部分を含む広い範囲を指すものであり、本構成では、遊技者が取込部材を前方、すなわち通常の視点から視認可能となるように、この範囲内の少なくとも一画を透明部材で構成するものである。かかる構成によれば、遊技者は、貯留皿部から遊技球が流下する様子だけでなく、取込部材が変動し、遊技球が取り込まれる様子を視認可能となり、遊技球の取込過程をより正確に把握することができる。また、かかる透明部材は、遊技球の取込過程を視認できる範囲内であれば、半透明のものを用いてもよいし、取込部材全体に限らず、その一部分を視認可能とするものであっても構わない。
さらに、取込部材を開閉パネルの裏面よりも前方に位置させたことに伴い、貯留部材の前面部に、取込部材を臨む開口窓を形成し、該開口窓を開閉する開閉扉を設けることが提案される(請求項3)。かかる構成によれば、開閉扉の閉止時には前方(遊技者側)から隠蔽され、開閉扉が開放されると前方に露出することとなる。従って、遊技中に、取込部材周囲で球詰まり等のトラブルが発生した場合には、この開閉扉を開放し、取込部材を露出させて、取込部材やその周辺の遊技球を直接取り扱うことで、かかるトラブルを改善することができる。すなわち、開閉パネルの裏面に取込部材が配設される従来構成では、上記球詰まりが生じた場合に、開閉パネルを開放して、貯留部材全体を前方に傾動させなくてはならないのに対し、本構成では貯留部材の前面を局所的に開放するだけで、比較的発生頻度の高い取込部材周辺の球詰まりに対処することが可能であり、復旧作業を容易に行うことができる。なお、かかる開閉扉は、メンテナンスに使用するものであるから、施錠機構を設け、一般の遊技者は開放不可能とすることが望ましい。また、開口窓は、取込部材を臨むだけでなく、球取込路や取込口にも臨ませれば、より広い範囲の球詰まりに対応可能である。
また、本発明では、貯留皿部内の全ての遊技球を、その前部に形成される取込口から流下させるものであるから、遊技球を取込口へと流下させる案内作用を損なうことなく、貯留皿部の内底面を、前方に向かって下方傾斜させることができる(請求項4)。ここで、貯留皿部の内底面とは、貯留皿部の上面の、貯留する遊技球を下方から保持する部分を指す。かかる構成によれば、貯留皿部の内底面は、後側よりも前側部分が、皿の深部に位置することとなる。従って、内底面の前側部分が皿の浅い位置にある従来構成に比べると、本構成では、貯留皿部の上下幅が同じでも、内底面が深くなる分だけ、貯留する遊技球を前方から保持する前側内壁面の上下幅が大きくなり、貯留する遊技球が前方に飛び出し難くなる。なお、かかる内底面は、その全面が厳密に前下方に傾斜している形状に限らず、局所的に凹凸や溝部等が形成されたものでも構わない。
以上に述べたように、本発明は、取込口を貯留皿部の前部に形成し、球取込装置の取込部材を、開閉パネルの裏面よりも前方位置で、球取込路に配設すると共に、貯留部材の前部にカバー部を設け、該カバー部により球取込路および取込部材を前方から被覆したスロットマシンであるから(請求項1)、遊技者は、遊技球が貯留皿部から流出する様子を間近で見ることが可能となり、遊技球の取込みが正常に行われていることを容易に確認することができる。従って、遊技者は、球取込装置の誤作動に対する不安を感じることなく、遊技に熱中することができる。
また、貯留部材の、取込部材の前方部分を透明部材で構成し、取込部材を前方から視認可能とした場合には(請求項2)、遊技者は、取込部材が変動して、遊技球が取り込まれる過程を視認できるため、遊技球の取込作動を一層正確に確認可能となると共に、遊技球が取り込まれる間、取込過程を眺めて楽しむことができる。
さらに、貯留部材の前面部に、取込部材を臨む開口窓を形成し、該開口窓を開閉する開閉扉を設けた場合には(請求項3)、取込部材付近で生じた球詰まり等のトラブルに対して、簡単かつ速やかに復旧作業を行うことができる。
また、遊技球が貯留される貯留皿部の内底面を、前方に向かって下方傾斜させた場合には(請求項4)、貯留皿部の上下幅を維持したまま、前側内壁面の上下幅を拡大することが可能となり、貯留皿部からの遊技球の飛び出しを適切に防止できる。特に、従来構成にあっては、遊技球が払い出される球供給口が貯留皿部の後部に形成される場合に、該球供給口から勢いよく流入する遊技球が、前方の前側内壁面を越えて皿外に飛び出すことが多いが、本構成では、こうした遊技球を減少させることができる。
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
本実施例のスロットマシン1は、遊技球を遊技媒体として用いるものであり、通常パチンコ機用の遊技島に対してパチンコ機同様に取り付けられる。すなわち、このスロットマシン1は、図1,2に示すように、遊技島に固定されるパチンコ機と同形状の外枠2と、回転ドラム12a〜12cの図柄Pを表出する表示窓23を備え、ヒンジ部材9を介して外枠2に開閉可能に枢着する遊技機本体3とからなる。また、本実施例のスロットマシン1の左側には、スロットマシン1と接続されて、貸球数を記憶したプリペイドカードの読込みや書込みを行うカードユニット11が付属装置として装着される。
遊技機本体3は、図1,2に示すように、ヒンジ部材9を介して外枠2に直接枢着する前枠4と、該前枠4の前面側上半分に開閉可能に取り付けられる前扉6と、前面に貯留部材8が設けられ、前扉6の下方に開閉可能に取り付けられる開閉パネル7と、前枠4の背面側に開閉可能に取り付けられる裏機構板5等により構成される。
前枠4は、図1に示すように、その中央に、外周面に多種類の図柄Pが配された3つの回転ドラム12a〜12cが設けられる。これらの回転ドラム12a〜12cは、これらを個別に駆動するステッピングモータおよび該モータを支持する支持部材に組み付けられて一体的に構成されるものであり、従来構成のスロットマシンに用いられるものを好適に用いることができる。また、回転ドラム12a〜12cの直下位置には、レギュラーボーナス中の入賞回数等を表示するゲーム回数表示器14や、一回の入賞により獲得した賞球数が表示される払出数表示器15、払出動作が完了していない遊技球数を表示する未払出数表示器16が横並びに配設される。また、前枠4の前面側下部には、開閉パネル7の下方に位置させて球放出口18が形成され、該球放出口18に臨むように補助皿部材19が配設される。この補助皿部材19には、その底面に形成される開口を開閉する球抜スライダ20が設けられており、遊技者がこの球抜スライダ20を移動操作することにより開口が開放し、補助皿部材19内の遊技球が下方に排出されるようになっている。また、前枠4の下部背面側には、遊技の効果音を発するスピーカや、各種電気部品に電力を供給する電源ユニット等が設けられる(図示省略)。
前扉6は、図1に示すように、前面に装飾が配された矩形状をなし、その左縁に設けられたヒンジ部材(図示省略)を介して開閉可能に取り付けられる。この前扉6の中央位置には、前枠4に設けられる各回転ドラム12a〜12cを前方から視認可能とする表示窓23が形成され、この表示窓23に回転ドラム12a〜12c正面の図柄Pが表出されるようになっている。また、表示窓23の下方には、各種表示器14〜16を夫々視認可能とする表示部29が形成され、表示窓23の左側には、有効な入賞ラインを遊技者に報知する入賞ラインランプ24が設けられる。さらに、前扉6の下部には、カードユニット11に投入したプリペイドカードを遊技客に返却するよう指示するカード返却ボタン25と、所定個数単位の遊技球を貸球として払い出すよう指示する球貸ボタン26と、カードユニット11に投入したプリペイドカードの残高を表示する度数表示器27とを備えるカード操作部28が設けられている。
矩形状の金属板よりなる開閉パネル7は、図1,2に示すように、前枠4の下部にヒンジ部材36を介して開閉可能に取り付けられており、その前面側に、本発明に係る貯留部材8が配設される。この貯留部材8は、遊技球を貯留する貯留空間53を形成する上部の貯留皿部21や、前面を被覆するカバー部37等から構成される。貯留皿部21の貯留空間53は、その前部に取込口66が形成されると共に、その後部には球供給口35が開口しており、球供給口35から払い出される遊技球を、貯留空間53内に貯留した後、取込口66から順次流出させて、後述する球取込装置50により所定数(5個)を一単位として取り込ませる。カバー部37は、貯留皿部21の前縁と連続し、貯留部材8の前面および両側面、下底面を構成し、貯留皿部21の下方部位に配設される球取込装置50や取込球排出路49等の構造(図8参照)を前方から隠蔽する。
また、図1,2に示すように、カバー部37の前面下部には、前方に膨出する操作部39が形成される。この操作部39には、正面視左側よりスタートランプ40、スタートレバー41、MAXBETボタン42a、2BETボタン42b、1BETボタン42c、左・中・右の三つのストップボタン44〜46、球抜ボタン65が横並びに設けられており、これらのボタンやレバーの操作により遊技が実行される。スタートランプ40は、回転ドラム12a〜12cが回転開始可能であることを遊技者に報知するためのものであり、このスタートランプ40の点灯時にスタートレバー41を押し下げると、各回転ドラム12a〜12cが回転開始する。各BETボタン42a〜42cは、賭数単位で遊技球を投入するための投入スイッチを構成するものであり、後述するように、これらのボタン操作により貯留皿部21内の遊技球が自動的に遊技機内へ取り込まれる。また、ストップボタン44〜46は回転ドラム12a〜12cの停止操作に用いるものであり、回転ドラム12a〜12cの回転中にこれらのボタンを押圧操作すると、この操作タイミングに基づいて制御装置が各ボタンに対応する回転ドラム12a〜12cを停止させる。また、球抜ボタン65は、貯留皿部21に貯留した遊技球を補助皿部材19に排出するためのものであり、遊技者が該球抜ボタン65を押圧操作すると、貯留皿部21に貯留した遊技球が下方の球放出口18へと流下し、補助皿部材19へと放出されるようになっている。また、上記の各ボタン42a〜42c,44〜46はスイッチとランプを備え、各ボタン42a〜42c,44〜46の操作は各スイッチのON作動により後述の主制御基板100へ伝えられると共に、夫々のランプの点灯によりボタン操作が有効であることを遊技者に報知するようになっている。なお、かかる貯留部材8の構成は、本発明の要部に係るため別途詳述するが、この操作部39に関しては、従来構成を好適に適用可能であり詳細は省略する。
裏機構板5は、上述のように前枠4の背面に開閉可能に装着されるものであり、その背面には、電子回路を組み込まれた基板100〜106が複数備え付けられる(図3参照)。これらの基板は相互に電気的に接続されると共に、遊技機本体3に設けられた各種センサ、スイッチ、モータ、ランプ等と接続されており、遊技を統括する制御装置を構成する。また、図2に示すように、裏機構板5の上部には、遊技島の球供給装置から遊技球の供給を受ける球タンク30が設けられる。この球タンク30は、裏機構板5内部に形成される球案内通路(図示省略)を通して、遊技機本体3前面下部に形成された前記球放出口18や、前記球供給口35と連通しており、該球案内通路の中途位置に設けられた払出ユニット31が作動すると、球タンク30側に位置する所定数の遊技球が、貯留部材8や補助皿部材19へ向けて送出されるようになっている。この払出ユニット31から送出された遊技球は、通常は、前記球供給口35から貯留部材8側へと放出されるが、貯留部材8が満杯である場合は、球放出口18から補助皿部材19へと放出される。かかる貯留部材8への遊技球供給機構は、既存のパチンコ機の構成を好適に用いることが可能である。
次に、本実施例のスロットマシン1の遊技作動を制御する制御回路を、図3を参照して説明する。マイクロコンピュータを構成する主制御基板100には、スロットマシン1の遊技制御を行うと共に、投入スイッチの操作に基づいて遊技球の取込動作制御等を行うための基板回路が設けられている。この主制御基板100の基板回路には、周辺機器とデータ通信を行う入力ポート及び出力ポート(図示省略)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板100からの制御信号が、払出制御基板101、表示制御基板102、ランプ制御基板103、情報端子基板105の各入力ポートに向けて出力されるように接続されている。また、主制御基板100の入力ポートには、上述したスタートレバー41や各BETボタン42a〜42c、ストップボタン44〜46、球抜ボタン65のスイッチが接続されており、主制御基板100は2msごとにこれらの操作状態を調べ、その操作に応じて遊技状態を制御する。また、主制御基板100には、後述する整流通路38に設けられる貯留球検知スイッチ(貯留球検知SW)95a〜95cや、球取込装置50の取込モータ72、球取込装置50により取り込まれた遊技球を検知する取込球検知スイッチ(取込球検知SW)77も接続される。
上記払出制御基板101には、遊技球の払出作動の制御を行うための基板回路が設けられる。この基板回路は、上記払出ユニット31と接続されており、主制御基板100から入力されたコマンドに従い払出ユニット31を作動させて、貸球や賞球の払い出しを実行する。また、払出制御基板101は、貸球数を記憶したプリペイドカードの読込みや書込みを行う付属装置であるカードユニット11と、このプリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板104を介して接続され、遊技球の残球データ等をやり取りする。さらに、払出制御基板101には、前記球タンク30内の球切れを検出するための球切れスイッチや、球放出口18の奥に設けられて、補助皿部材19が遊技球で満杯になったことを検知するための満タンスイッチとも接続されている。
上記表示制御基板102は、回転ドラム12a〜12cの停止制御を行うための基板回路が設けられる。この基板回路には、各回転ドラム12a〜12cを回転駆動するドラムモータと、回転ドラム12a〜12cの回転角度を検出する基準位置センサと接続され、主制御基板100から入力されたコマンドに従ってドラムモータを作動させ、各回転ドラム12a〜12cを回転させると共に、所定回転角度で停止させる。また、表示制御基板102は、回転ドラム12a〜12cの下方に設けられた各種表示器14〜16と接続されると共に、効果音や音声の出力制御を行う音声制御基板106を介してスピーカとも接続されている。
上記ランプ制御基板103には、入賞ラインランプ24や、操作部39のスタートランプ40や各種ボタン42a〜42c,44〜46に内蔵されたランプと接続されており、主制御基板100から入力されたコマンドに従い各種ランプを点灯制御して、入賞ラインやボタン操作が有効となったことを遊技者に報知する。
また、上記情報端子基板105は、遊技島の集中管理装置107と接続するためのものであり、主制御基板100や払出制御基板101から送られた賞球数や大当り回数等の情報を、この基板を介して集中管理装置107へ送信することができる。
以下に、図4〜11を参照して、本発明の要部に係る構成について詳述する。
上述したように、貯留部材8は、表示窓23の下方部位に開閉可能に取付けられる開閉パネル7の前面側に装着される。この貯留部材8は、成形樹脂板を接合してなるものであり、主に、上部の貯留皿部21と、前面および両側面、下底面を構成するカバー部37とにより構成される。そして、図7,8に示すように、貯留皿部21の上面に形成される凹部を、遊技球xを貯留する貯留空間53とすると共に、貯留皿部21の下方には、貯留空間53に貯留される遊技球を取り込み、流下させるための機構が設けられ、これらがカバー部37により覆われて、保護される。図4に示すように、貯留空間53は、貯留皿部21の左縁から右方向に延成される隔壁51により略横U字状に区画されて、その前縁部分に溝状の整流通路38が形成され、整流通路38の先端(左端)底部に遊技球xが流出する取込口66が開口する。また、貯留空間53の左側後部には球供給口35が開口する。この球供給口35は、開閉パネル7の背面側と連通し、開閉パネル7の裏面34に配設された樋部材56を介して、前記払出ユニット31から払い出された遊技球xが、球供給口35から流出する。また、図7,8,10に示すように、貯留空間53の下部を区画し、遊技球を下方から保持する貯留皿部21の内底面78は、球供給口35と連通する左後部から、中央前部の整流通路38の入口へ向かって滑らかに下方傾斜しており、貯留空間53に貯留する全ての遊技球xを整流通路38へと順次流下させる。ここで、該内底面78は、図10に示すように、前方に向かって下方傾斜しており、内底面78の前部が後部よりも皿の深部に位置している。このため、貯留する遊技球を前方から保持する前側内壁面79を形成する隔壁51の形状が同じであっても、本実施例では、内底面を後方に向かって下方傾斜させた場合(図10中78b参照)より、前側内壁面79の上下幅が拡大している。
整流通路38は、図4,8〜10に示すように、遊技球一個が通れる幅寸法をなし、左に向かって下方傾斜し、その左端を先頭として、15個の、すなわち賭数三単位分の遊技球が一列に整列し得る長さを有する。そして、整流通路38の左端底部には、一個の遊技球が通過可能な取込口66が形成され、この取込口66の下方に、該取込口66と後述の取込球排出路49とに連通する球取込路48が形成される。また、図8に示すように、整流通路38には、整流通路38に整列する遊技球xの、先頭から5個目、10個目、15個目を臨む位置に、それぞれ貯留球検知スイッチ95a〜95cが配設される。これらのスイッチ95a〜95cは、夫々の臨む位置に遊技球xが存在するとON作動するものであり。かかるスイッチ95a〜95cの作動状況により、主制御基板100が整流通路38に5個、10個、15個(賭数1〜3単位)以上の遊技球が整列しているか否かを判定する。また、図9,11に示すように、整流通路38の底面には、貯留皿部21を構成する樹脂材の上に、金属製の整列底板59が装着されており、整流通路38の遊技球xは、この整列底板59上を流下する。なお、この整列底板59は前側に上方傾斜して、通路内の遊技球xを後側に寄り掛からせており、後述するように、開閉扉32が開き、整流通路38の前側が開放した際に、整列底板59上の遊技球xが、通路の前縁から零れないようになっている。また、樹脂材と整列底板59からなる整流通路38の底部には、遊技球が係止されない程度の溝孔60が、通路方向に沿って複数形成されており、該溝孔60を通して整列底板59上に落下した塵埃を下方に排出することにより、通路内に塵埃が堆積するのを防止している。
整流通路38の取込口66の直下位置に形成される球取込路48は、図9に示すように、取込口66と、その左下方に位置する取込球排出路49の入口とに連通するものであり、この球取込路48内に、球取込装置50のスプロケット71が設けられる。球取込装置50は、整流通路38側の遊技球xを賭数単位で取込球排出路49側に取り込むものであり、図9〜11に示すように、電気的駆動装置を構成する取込モータ72と、取込部材を構成し、取込モータ72の作動により回転するスプロケット71と、二つの回転軸を連繋し、駆動力をスプロケット71に伝達する歯車部材74a,74bとにより構成される。取込モータ72は、ステッピングモータによりなり、裏機構板5に設けられた主制御基板100に接続されて、該主制御基板100からの制御信号に応じた回転角度で、スプロケット71を回転駆動させる。一方、スプロケット71は、整流通路38の幅寸法と略等しい厚み寸法を有すると共に、その周部に、遊技球一個を収容可能な三つの凹部70が等間隔に形成された正面略Y字型をなすものであり、各凹部70の間を、遊技球を係止する係止部73とする。ここで、スプロケット71は、回転軸を前後に向けて取込モータ72と連繋すると共に、整流通路38の取込口66の直下に位置しており、スプロケット71のいずれかの凹部70を上方の取込口66に向けた状態では、整流通路38から一つの遊技球xを凹部70内に取込可能となる。一方、スプロケット71がいずれかの係止部73を取込口66に向けた状態では、図9に示すように、該係止部73により取込口66が閉塞され、遊技球xが整流通路38先頭位置で係止されると共に、凹部70の一つが取込球排出路49と連通する。また、図10に示すように、各係止部73の周面は開閉パネル7側に向けて縮径しており、後述するように、整流通路38の先頭で係止する遊技球xを、球抜通路52の通路口80方向へ案内するようになっている。
取込球排出路49は、図6〜8に示すように、開閉パネル7を貫通する樋部材68により形成される。この取込球排出路49は、上述したように、その入口64を、整流通路38の取込口66の左下方に位置させて、球取込路48と連通しており、前記球取込装置50により取り込まれた遊技球xが、該入口64から流入する。そして、この取込球排出路49の反対端は、遊技機本体3の背面側と連通しており、流入した遊技球xは、遊技島の球回収装置へと排出される。また、取込球排出路49の入口64には、遊技球検出手段を構成する取込球検知スイッチ77が固定される。この取込球検知スイッチ77は、上述したように主制御基板100に接続されており、球取込装置50により取り込まれた遊技球xが取込球排出路49に流入する度に、この取込球検知スイッチ77がON作動し、これにより、主制御基板100が遊技球を取り込んだと判定する。
また、整流通路38の先頭の遊技球xを臨む位置の後方には、樋部材84により球抜通路52が形成される。この球抜通路52は、整流通路38の左端後面に通路口80を開口するとともに、開閉パネル7の背面側と連通し、通路口80から流入する遊技球xを球放出口18へと案内する。ここで、この通路口80には、図10,11に示すように、通路口80を開放状態とする上方の開放位置と、通路口80を遮断する下方の閉塞位置とに位置変換する板状の開閉部材81が設けられる。この開閉部材81は、図示しないソレノイドにより位置変換駆動されるものであり、通常は閉塞位置で通路口80を閉塞し、上記球抜ボタン65の操作によりソレノイドが作動すると開放位置へ上昇して、通路口80が開放される。
また、本実施例の貯留部材8にあっては、図4,5に示すように、その前面上部に矩形状の開口窓33が形成され、該開口窓33を開閉する開閉扉32に設けられる。この開閉扉32は、右端部を枢着されて、扉の閉止時には、スプロケット71を前方から遮蔽すると共に、整流通路38の前側面を形成し、扉が開放すると、スプロケット71および整流通路38を前方に露出させる。従って、本実施例では、整流通路38や球取込路48で球詰まりが生じた場合でも、この開閉扉32を開放し、遊技球を直接取り扱うことにより、遊技球の閉塞を容易に改善することができる。また、この開閉扉32は、スプロケット71の前方部分を、透明な樹脂からなる透明部材43で構成し、スプロケット71を前方から視認可能としている。また、開閉扉32は施錠機構69(図5参照)を具備し、一般の遊技者は開放不可能となっている。
このように、本実施例のスロットマシン1では、取込口66が貯留皿部21の前部に形成されているため、遊技者は、遊技球が貯留皿部21から流出する様子を間近で見ることができる。特に、取込口66の開口位置に合わせてスプロケット71が開閉パネル7の裏面34よりも前方位置に設けられているため、取込口66から流下する遊技球を迅速に取り込み可能である。また、貯留部材8は、スプロケット71の前方部分が透明部材43で構成されており、遊技者は、スプロケット71が回転して、遊技球が取り込まれる様子を視認できる。さらには、貯留部材8の前面部には、スプロケット71や球取込路48、整流通路38を臨む開口窓33が形成され、該開口窓33を開閉する開閉扉32が設けられているため、球取込路48や整流通路38で生じる球詰まり等に容易に対処可能となっている。また、上述のように、貯留皿部21は、その内底面78が前方に向い下方傾斜しており、貯留空間53の前側内壁面79の上下幅が拡大されているため、貯留する遊技球の前方への飛び出しを抑えることができる。
遊技球の取込み作動を説明する前に、本実施例のスロットマシン1の遊技作動を簡単に説明する。
本実施例のスロットマシン1では、5個の遊技球が賭数一単位を構成するものであり、ゲーム毎に貯留皿部21に貯留されている遊技球を、賭数単位で投入して遊技を行う。本実施例の遊技形態では、一回のゲームに三単位までの賭数を設定可能となっており、この賭数の設定は三つのBETボタン42a〜42cの操作により行われる。すなわち、MAXBETボタン42aを操作すると、合計15個の遊技球が球取込装置50により遊技機内部に取り込まれ、2BETボタン42bを操作すると10個の遊技球が、1BETボタン42cを操作すると5個の遊技球が球取込装置50に取り込まれることとなる。なお、回転ドラム12a〜12cの回転中や、既に15個の遊技球が取り込まれている場合、又は整流通路38内の遊技球数が不足している場合などには、各BETボタン42a〜42cを操作しても無効となり、球取込装置50は作動しない。
上記ボタン操作により、少なくとも賭数一単位分の遊技球が投入されるとスタートランプ40が点灯する。このスタートランプ40の点灯時にスタートレバー41を押し下げ操作すると、回転ドラム12a〜12cが回転開始する。そして、この回転中に、各ストップボタン44〜46を押圧操作すると、その操作タイミングに基づいて、主制御基板100が図柄Pの停止態様を決定し、当該停止態様となるように各ドラムモータを停止させる。そして、回転ドラム12a〜12cが停止した際に、入賞ライン上の図柄Pが所定の組合せで揃った場合には「当り」となり、払出ユニット31から所定数の遊技球が払い出されたり、遊技者に有利なボーナスゲーム等が実行されることとなる。なお、主制御基板100により実行される回転ドラム12a〜12cの停止制御機構や、上記ボーナスゲーム等の遊技内容は、公知のスロットマシンと同様にすることが可能である。
次に、球取込装置50による遊技球の取込み作動について説明する。
BETボタン42a〜42cが有効な時に、該ボタン42a〜42cを操作すると、主制御基板100から取込モータ72へパルス信号が送られる。取込モータ72はステップ角が7.5°となっており、受信したパルス信号の数に応じて、正面視反時計回りにスプロケット71を回転させる。球取込装置50は、図12(イ)のように、スプロケット71の係止部73のいずれかを取込口66に対向する位置を定常状態とするものであり、取込モータ72は、常に定常状態で停止するように制御される。このため、取込モータ72の停止時には、整流通路38内の遊技球xは、その先頭位置で係止部73により係止されて、球取込路48へ流下不可能となっている。そして、取込モータ72の停止状態で、主制御基板100からパルス信号が送られて、取込モータ72が定常状態からスプロケット71を正面視反時計回りに60°回転させると、図12(イ)〜(ハ)に示すように、その凹部70が取込口66と対向し、凹部70内に整流通路38内の遊技球xが一つ収容される。そして、スプロケット71をさらに60°回転させると、図12(ハ)〜(ホ)に示すように、別の係止部73が整流通路38の出口と対向し再び定常状態となると共に、遊技球xを収容した凹部70は、右側方の取込球排出路49の入口と対向し、凹部70に収容した遊技球xは、取込球検知スイッチ77により検出され、取り込まれた遊技球xとして主制御基板100に計数された後、取込球排出路49に沿って開閉パネル7の背面側へと案内されて、遊技島の球回収装置へと排出される。
このように、本実施例にかかる球取込装置50は、スプロケット71を定常状態から正面視反時計回りに120°回転させることにより、整流通路38の先頭に位置する遊技球x一個を凹部70に収容し、続く遊技球xの流下を係止部73で阻止しつつ、該遊技球xを取込球排出路49へ排出する。従って、本実施例のスロットマシン1では、遊技者が1BETボタンを操作して、賭数一単位(遊技球5個)の投入を要求した場合には、主制御基板100は、スプロケットを正面視反時計回りに600°(120°×5個)回転させるように取込モータ72にパルス信号を送信し、取込口66から5個(一単位)の遊技球を取り込ませる。同様に、主制御基板100は、2BETボタン42bが操作された際には正面視反時計回りに1200°(120°×10個)、MAXBETボタン42aが操作された際には1800°(120°×15個)回転させるように、取込モータ72に制御信号を送信し、整流通路38から10個(二単位)、15個(三単位)の遊技球を取り込ませる。なお、本実施形態では、取込モータ72の作動中(取込動作中)以外に取込球検知スイッチ77が遊技球xを検出しても、主制御基板100は、当該遊技球xを取り込んだ遊技球として計数せず、無効としている。
次に、1BETボタン42cの操作に伴い実行される遊技球の取込み制御態様例を、図13のタイミングチャートを参照して具体的に説明する。まず、遊技者が1BETボタンを押圧操作すると、ボタン内部の1BETボタンスイッチ(1BETボタンSW)がON作動する。主制御基板100は、この1BETボタンスイッチのON作動を検知すると、賭数一単位の取込みが要求されたと判定し、当該ボタン操作が有効であるか否かの判定を行う。ここで、ボタン操作時には、回転ドラム12a〜12cが回転しておらず、かつ整流通路38に5個以上の遊技球が整列し、賭数が0であるため、主制御基板100は、当該ボタン操作を有効とし、賭数を一単位とした後、スプロケット71を上記方向へ600°回転させるように取込モータ72へパルス信号を送信し、スプロケット71を回転させる。そして、スプロケット71の回転に伴い、整流通路38の取込口66から取込球排出路49へ遊技球が一つずつ排出される度に、取込球検知スイッチ77(球検出SW)が即時にON作動し、主制御基板100は該基板に設けられる球取込数カウンタを1加算する。そして、スプロケット71が600°回転し、球取込数カウンタが5個の遊技球を計数すると、主制御基板100は賭数一単位を取り込んだと判断し、スタートランプ40を点灯させてスタートレバー41の操作を有効とする。そして、スタートレバー41の押し下げ操作を行い、内蔵されるスタートレバースイッチ(スタートレバーSW)がON作動すると、回転ドラム12a〜12cが回転開始しゲームが開始されると共に、主制御基板100の賭数や取込球数カウンタはリセットされる。なお、本実施例のスロットマシン1では、スタートレバー41を操作する前に、1BETボタン42cを再び操作すれば、さらに5個の遊技球を球取込装置50に取り込むことが可能となっている。このように、本実施例のスロットマシン1では、貯留皿部21の取込口66を、その前部に形成し、遊技球を貯留皿部21の前側から流下させながらも、開閉パネル7の裏面34よりも前方位置に設けたスプロケット71により、従来構成同様に、貯留皿部21の遊技球を確実かつ速やかに取込み可能となっている。
次に貯留皿部21内の遊技球の球抜作動について説明する。
本実施例のスロットマシン1は、上述のように、常態では、球抜通路52の通路口80は開閉部材81により閉塞されると共に、整流通路38の取込口66はスプロケット71の係止部73により閉塞されており、貯留皿部21に貯留される取込み前の遊技球xは整流通路38の先頭位置で係止される。ここで、図10に示すように、スプロケット71の係止部73の、遊技球xを係止する係止面には、係止する遊技球xを通路口80側に案内する傾斜面が形成されており、整流通路38の先頭で係止される遊技球xは通路口80側に偏り、後続の遊技球xにより開閉部材81に押圧された状態で保持される。従って、遊技者が、球抜ボタン65を操作して、球抜通路52の通路口80を開放すると、開閉部材81側に押圧されている整流通路38の先頭の遊技球xが球抜通路52へと流入し、この遊技球xを先頭に貯留皿部21の全ての遊技球xが、球抜通路52へ流入し、球放出口18から補助皿部材19に排出されることとなる。
このように、本実施例のスロットマシン1では、球抜通路52の通路口80は、球取込装置50の係止部73に係止される遊技球を臨む位置に形成されているため、通路口80の開放により、取込前の遊技球を余すところなく返却することができる。特に、本実施例にあっては、スプロケット71の係止部73に係止される遊技球は通路口80側に偏るため、通路口80の開放時に、遊技球を整流通路38先頭で詰まらせることなく、通路口80へ円滑に流入させることができる。
以上のように実施例を説明したが、本発明は、上記実施例の構成に限定したものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更可能である。例えば、上記実施例にあっては、球取込装置50を、スプロケット71と取込モータ72とで構成しているが、球取込装置50の構成は本実施例の構成に限定したものではなく、例えば、取込モータ72に替えてソレノイドを使用するなど、既知の球取込装置の構成を好適に用いることが可能である。また、上記実施例においては、取込モータ72を、各BETボタン42a〜42cの操作によってのみ作動させているが、整流通路38に賭数一単位以上の遊技球が整列したことを契機として作動させ、遊技球を自動的に取り込むようにしてもよい。また、球取込装置50を配設する球取込路48は、本実施例のように短いものに限らず、取込球排出路49のように、樋部材を用いて形成した長尺なものであっても構わない。反対に、整流通路38は、実施例のような長尺なものでなく、遊技球1〜2個を整列させる程度の短いものであっても構わない。
また、上記実施例にあっては、従来のパチンコ機同様に、貯留皿部21の下方に、補助皿部材19を設けているが、本発明のスロットマシンには、かかる補助皿部材19を備える必要はなく、球箱等に遊技球を排出するようなものであっても構わない。また、本発明にかかる開閉パネル7は、開閉パネル7の上方位置に、開閉可能に設けられる前扉6と一体化することも可能である。また、実施例においては、貯留部材8の前面下部に操作部39が設けられているが、操作部39を貯留部材8の前面に設ける必要性はなく、前扉6に設けることも可能であるし、補助皿部材19付近に配設することも可能である。
スロットマシン1の正面図である。 スロットマシン1の平面図である。 遊技を制御する制御回路を示すブロック回路図である。 開閉パネル7および貯留部材8の平面図である。 貯留部材8の正面図である。 開閉パネル7の背面図である。 図4のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 図4のD部分の拡大図である。 図4のC−C間の拡大断面図である。 取込口66や球取込路48、取込球排出路49、スプロケット71等の配置関係を示す平面図である。 球取込装置50の作動を示す説明図(イ)〜(ホ)である。 球取込作動の一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
3 遊技機本体
7 開閉パネル
8 貯留部材
12a〜12c 回転ドラム
14 ゲーム回数表示器
15 払出数表示器
16 未払出数表示器
21 貯留皿部
23 表示窓
32 開閉扉
33 開口窓
34 裏面
37 カバー部
42a MAXBETボタン
42b 2BETボタン
42c 1BETボタン
43 透明部材
44〜46 ストップボタン
48 球取込路
49 取込球排出路
50 球取込装置
59 整列底板
64 入口
66 取込口
70 凹部
71 スプロケット
72 取込モータ
77 取込球検知スイッチ
78 内底面
x 遊技球
P 図柄

Claims (4)

  1. 回転ドラムを備えた遊技機本体の前面に、開閉可能に取付けられる開閉パネルと、
    該開閉パネルの前面側に配設されて、遊技媒体である遊技球を貯留するための貯留皿部を有する貯留部材と、
    貯留皿部に形成された取込口と、取り込まれた遊技球を遊技機本体背面側に案内する取込球排出路との間に形成された球取込路内に配設され、取込口から流下する遊技球を収容する凹部を有するとともに、該凹部を取込口と連通する位置と、該凹部を取込球排出路と連通する位置とに変動する取込部材と、所定個数の遊技球を取込球排出路側へ排出するように取込部材を作動させる電気的駆動装置とにより構成され、貯留皿部に貯留される遊技球を、所定個数を一単位として取り込む球取込装置と、
    取込球排出路の入口に配設されて、該球取込装置により取り込まれた遊技球を検出する遊技球検出手段と
    を備える遊技球を遊技媒体とするスロットマシンであって、
    取込口を貯留皿部の前部に形成し、球取込装置の取込部材を、開閉パネルの裏面よりも前方位置で、球取込路に配設すると共に、貯留部材の前部にカバー部を設け、該カバー部により球取込路および取込部材を前方から被覆したことを特徴とするスロットマシン。
  2. 貯留部材の、取込部材の前方部分を透明部材で構成し、取込部材を前方から視認可能としたことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 貯留部材の前面部に、取込部材を臨む開口窓を形成し、該開口窓を開閉する開閉扉を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスロットマシン。
  4. 遊技球が貯留される貯留皿部の内底面を、前方に向かって下方傾斜させたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスロットマシン。
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