JP3479177B2 - 業務用炊飯器 - Google Patents

業務用炊飯器

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JP3479177B2
JP3479177B2 JP00878296A JP878296A JP3479177B2 JP 3479177 B2 JP3479177 B2 JP 3479177B2 JP 00878296 A JP00878296 A JP 00878296A JP 878296 A JP878296 A JP 878296A JP 3479177 B2 JP3479177 B2 JP 3479177B2
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雅哉 小林
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株式会社日立ホームテック
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電磁誘導による炊飯の
加熱シーケンスを有する、主として業務用の炊飯器に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の炊飯器は、例えば特開平6−13
3849号公報に示すごとく、本体に収納される内釜
と、この内釜を加熱する誘導加熱コイルと、内釜の底面
に密着させ内釜の温度を検出する温度センサーと、炊飯
の加熱シーケンスを制御する制御部とを備え、電磁誘導
により内釜を加熱し炊飯するものであり、加熱炊飯によ
り温度センサーの検出温度がドライアップに対応するド
ライアップ制御温度に達した時点で内釜の加熱を減ら
し、むらし工程に切り換えていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】大容量の炊飯を行う業
務用炊飯器では、大型の内釜の外側底面に発熱層を設
け、これに高出力を実現させる加熱コイルを組み合わせ
て、この加熱コイルで内釜底面を加熱するもので、通電
と同時に内釜底面の温度が上昇し、それに遅れて内釜内
の被加熱物の温度が上昇する。 【0004】また、おいしいご飯を炊くためには内釜内
の被加熱物(米+水)を高出力で加熱し沸騰させた後、
適度な出力で適度な時間、沸騰を維持させる必要があ
る。しかしながら、米の種類、産地、毎年の米の出来具
合等により、前記の沸騰を維持させる時間や、その制御
温度は変わってくる。さらに、食感は人それぞれ異なっ
ており、使用者の求める炊き上がりに一致せぬことの方
が多かった。 【0005】そこで本発明は米の種類や使用者の好みに
より炊き上げ具合を調整出来る炊飯器を提供することを
目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するためになされたものであり、炊飯器の本体に収
納される内釜と、この内釜を加熱する誘導加熱コイル
と、内釜の温度を検出する温度センサーと、炊飯メニュ
ー等を入力する操作部と、炊飯の加熱シーケンスを制御
する制御部とを備え、電磁誘導により内釜を加熱し炊飯
する業務用炊飯器において、操作部に使用者が任意に加
熱沸騰させるための沸騰制御温度および沸騰維持させる
ための沸騰維持時間を設定出来る炊き上げ調整モード設
定手段を設け、制御部に炊飯開始し温度センサーの検出
温度が沸騰制御温度に到達後沸騰維持時間の間温度セン
サーの検出温度を沸騰制御温度に保つよう電力制御を行
い、沸騰維持時間経過後に温度センサーの検出温度がド
ライアップに対応するドライアップ制御温度になった時
点でむらし工程に移行する炊飯の加熱シーケンスを備え
た。 【0007】また、操作部の炊き上げ調整モード設定手
段を炊き上げ調整キーと、時刻合わせキーと、時刻表示
ランプとで構成し、炊き上げ調整キーにて炊き上げ調整
モード工程とし、時刻表示ランプに表示させながら、時
刻合わせキーにて沸騰制御温度および沸騰維持時間を調
整するものとした。 【0008】 【作用】上述のような構成にしたことにより、炊き上げ
調整キーにて炊き上げ調整モード工程とし、時刻表示ラ
ンプに表示させながら、時刻合わせキーにて使用者が求
める炊き上がりとなるよう沸騰制御温度および沸騰維持
時間を調整すると、制御部の加熱シーケンスに従い、炊
飯開始し温度センサーの検出温度がこの沸騰制御温度に
到達後、調整した沸騰維持時間の間温度センサーの検出
温度を沸騰制御温度に保つよう電力制御を行い、沸騰維
持時間経過後に任意の電力にて加熱を行い温度センサー
の検出温度がドライアップ制御温度になった時点でむら
し工程に移行する。 【0009】 【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明の一実施例を施した業務用炊飯
器の外観斜視図であり、図2は同じく、正面断面図であ
り、図3は同じく、右側面断面図であり、図4は同じ
く、操作部を表す正面図であり、図5は同じく、加熱シ
ーケンスを説明するための温度特性曲線である。 【0010】図において、1はステンレス板よりなる業
務用炊飯器の本体、2は被調理物を入れて加熱調理を行
う内釜であり、内釜2は外側底面に電磁誘導により発熱
可能な発熱層を設けたアルミ製である。3は内釜2の下
方に設けられ内釜2を誘導加熱する誘導加熱コイルであ
る。4は温度センサーであり、誘導加熱コイル3の中央
部に孔を開けスプリングによりその孔より突出させて内
釜2の底面に密着させて温度を検出するものである。 【0011】5は内釜2の上面開口部を塞ぐための蓋、
6は本体1前面に設けられた扉であり、この扉6を開け
ハンドルを手前に引くと内釜2が前方手前にレールに沿
って引き出すことが出来る。7は本体1に設けられた操
作部であり、8は操作部7のSW入力や温度センサー4
の温度検出や誘導加熱コイル3の通電等を制御する制御
部である。本体底部には誘導加熱コイル3やインバータ
を冷却するための冷却ファンが設けられている。 【0012】操作部7を拡大表示した図4において、炊
き上げ調整キー9と、時刻合わせキー10と、時刻表示
ランプ11とで炊き上げ調整モード設定手段12を構成
し、炊き上げ調整キー9にて炊き上げ調整モードと称す
る工程とし、時刻表示ランプ11に表示させながら、時
刻合わせキー10にて沸騰制御温度T1および沸騰維持
時間H1を調整する。 【0013】以上の構成において、炊飯の加熱シーケン
スは制御部8内に設けられたマイクロコンピュータによ
って行われ、内釜2は底面の発熱層で誘導加熱コイル3
により加熱され、内釜2内の米と水が加熱され、本実施
例による業務用炊飯器の出力電力は500Wから5KW
までの10段階の制御が出来るものである。 【0014】次に上記のように構成した本実施例の動作
を説明する。内釜2内に米と水を規定量入れ、本体1に
収納し、扉6を閉めて、操作部7上の炊飯メニューを選
択し、まず、操作部7に設けた炊き上げ調整モード設定
手段12の炊き上げ調整キー9を1回押し炊き上げ調整
モードとし、沸騰制御温度T1を時刻表示ランプ11に
表示させ、時刻合わせキー10にて使用者の好みに合わ
せて沸騰制御温度T1を上下に調整出来、また同様に炊
き上げ調整キー9を2回押し、沸騰維持時間H1を時刻
表示ランプ11に表示させ、時刻合わせキー10にて沸
騰維持時間H1を上下に調整でき、再度炊き上げ調整キ
ー9を押すと、炊き上げ調整モードが終了する。 【0015】次に、炊飯開始スイッチを操作すると、炊
飯の加熱シーケンスにそって制御部8によって誘導加熱
コイル3を駆動しパワー制御される。まず、5KWの最
大電力にて誘導加熱コイル3に通電させる。これによっ
て、図5に示すごとく温度センサー4の温度が上昇し、
遅れて米の温度が上昇する。やがて温度センサー4の温
度は沸騰制御温度T1(110℃)に到達する。沸騰制
御温度T1に到達後は沸騰制御温度T1に保つように出
力を調整し、沸騰維持時間H1を経過した後に、ドライ
アップに対応するドライアップ制御温度T2になるまで
任意の出力にて加熱し、その後出力を停止させ、むらし
工程を経て炊飯を終了しおいしいご飯が出来上がる。 【0016】 【発明の効果】本発明によれば、操作部に使用者が任意
に加熱沸騰させるための沸騰制御温度および沸騰維持さ
せるための沸騰維持時間を設定出来る炊き上げ調整モー
ド設定手段を設け、制御部に炊飯開始し温度センサーの
検出温度が沸騰制御温度に到達後沸騰維持時間の間温度
センサーの検出温度を沸騰制御温度に保つよう電力制御
を行い、沸騰維持時間経過後に任意の電力にて加熱を行
い温度センサーの検出温度がドライアップに対応するド
ライアップ制御温度になった時点でむらし工程に移行す
る炊飯の加熱シーケンスを備えたから、米の種類、産
地、毎年の米の出来具合や人の食感に合うように、沸騰
を維持させる時間や、その制御温度を変えて、使用者の
求める炊き上がりに一致するように炊き上げ具合を調整
出来る業務用炊飯器が提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を施した業務用炊飯器の外観
斜視図である。 【図2】同じく、正面断面図である。 【図3】同じく、右側面断面図である。 【図4】同じく、操作部を表す正面図である。 【図5】同じく、加熱シーケンスを説明するための温度
特性曲線である。 【符号の説明】 4 温度センサー 7 操作部 8 制御部 9 炊き上げ調整キー 10 時刻合わせキー 11 時刻表示ランプ 12 炊き上げ調整モード設定手段 T1 沸騰制御温度 T2 ドライアップ制御温度 H1 沸騰維持時間

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 本体に収納される内釜と、この内釜を加
    熱する誘導加熱コイルと、内釜の温度を検出する温度セ
    ンサーと、炊飯メニュー等を入力する操作部と、炊飯の
    加熱シーケンスを制御する制御部とを備え、電磁誘導に
    より内釜を加熱し炊飯する業務用炊飯器において、前記
    操作部(7)に使用者が任意に加熱沸騰させるための沸
    騰制御温度(T1)および沸騰維持させるための沸騰維
    持時間(H1)を設定出来る炊き上げ調整モード設定手
    段(12)を設け、かつ、炊き上げ調整モード設定手段
    (12)は炊き上げ調整キー(9)と、時刻合わせキー
    (10)と、時刻表示ランプ(11)とで構成し、炊き
    上げ調整キー(9)にて炊き上げ調整モード工程とし、
    時刻表示ランプ(11)に表示させながら、時刻合わせ
    キー(10)にて前記沸騰制御温度(T1)および沸騰
    維持時間(H1)を調整するようになし、これにより
    記制御部(8)は炊飯開始し温度センサー(4)の検出
    温度が前記沸騰制御温度(T1)に到達後前記沸騰維持
    時間(H1)の間温度センサー(4)の検出温度を沸騰
    制御温度(T1)に保つよう電力制御を行い、沸騰維持
    時間(H1)経過後に、温度センサー(4)の検出温度
    がドライアップに対応するドライアップ制御温度(T
    2)になった時点でむらし工程に移行する炊飯の加熱シ
    ーケンスを備えたことを特徴とする業務用炊飯器。
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