JP3478014B2 - 軸伸びボルトの成形方法及び軸伸びボルト - Google Patents

軸伸びボルトの成形方法及び軸伸びボルト

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JP3478014B2 JP22904196A JP22904196A JP3478014B2 JP 3478014 B2 JP3478014 B2 JP 3478014B2 JP 22904196 A JP22904196 A JP 22904196A JP 22904196 A JP22904196 A JP 22904196A JP 3478014 B2 JP3478014 B2 JP 3478014B2
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    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J5/00Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
    • B21J5/06Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor for performing particular operations
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  • Forging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば軸伸びボル
トの据え込み加工に用いて好適なボルトの成形方法及び
ボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、中央軸部が軸方向の張力によ
り伸びやすいように軸先端部のねじ部の径よりも小径に
形成された軸伸びボルトが知られている。この軸伸びボ
ルトの製造は一般に次のようにして行われている。先
ず、金属製棒状素材をシャー切断することにより材料取
りを行い、その棒状のボルト素材に成形装置により絞り
加工を施して所定径の軸部を形成するとともに、ボルト
頭部の成形を行う。次に、図4に示すような成形装置に
より据え込み加工を行い軸先端部に中央軸部よりも大径
のねじ転造部を形成する。なお、この成形装置は、一端
からボルト素材Wが挿入配置される貫通孔51を有する
ダイ50と、ダイ50の貫通孔51の他端側に相対移動
可能に挿入配置されたノックアウト60とを備えてお
り、貫通孔51に挿着保持されたボルト素材Wをダイ5
0とともにノックアウト60に対して相対移動させ、ボ
ルト素材Wの先端部をノックアウト60の先端部に押圧
してボルト素材Wを径方向に膨らませることにより据え
込み加工を行う。
【0003】そして、据え込み加工により形成されたね
じ転造部にシゴキ加工を施して整形した後、ねじ転造部
にねじ転造を行うことによりねじ山を形成する。その
後、必要に応じて、ボルト頭部の六角成形や、鍔部丸ト
リム、表面処理等を行うことにより軸伸びボルトが完成
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の材料
取りを行う際の金属製棒状素材のシャー切断は、図5
示すように、並列に配置されたカッタクイル70とカッ
タ80の一直線状に連通する挿通孔71、81に棒状素
材Aを挿入しておき、カッタ80をカッタクイル70に
対して剪断方向に強く移動させることにより行われる。
しかし、シャー切断を行うと、棒状素材Aが挿入される
各挿通孔71、81の内周面と棒状素材Aとの間に形成
されるクリアランスa、bや、カッタクイル70とカッ
タ80の対向面の間に形成されるクリアランスcが存在
するため、得られたボルト素材Wの切断面には、図6
(a)に示すように、剪断面dや破断面eが現れ平坦に
はならない。また、図6(b)に示すように、ボルト素
材Wの切断面近傍外周部にはダレfが生じ、その結果、
切断面近傍部分はアンバランスが生じた状態となる。
【0005】したがって、このようなボルト素材Wを用
いて図4に示すような据え込み加工を行った場合には、
偏肉が発生しやすく、据え込み精度が安定しないため、
据え込み部分に引けgが発生しやすいという問題があ
る。このような引けgが発生すると、図7に示すよう
に、次のシゴキ加工工程においてボルト素材Wの据え込
み部分の整形を行う際に、斜めシゴキが発生してしま
い、その結果、シゴキ加工部に軸振れが生じたり直角度
が悪化したりして品質低下を招くという問題がある。
【0006】なお、本願出願人は、ボルトの軸部端面の
平坦性を確保し得るようにするために、ボルト素材の軸
絞り加工を行う成形時において、ボルト素材の先端面近
傍の一部を径方向外側に流出させると同時に、その流出
した部分を切断除去するようにしたボルトの成形方法を
提案した(特願平7−209461号)。このボルトの
成形方法を上記の据え込み加工に適用すれば、流出した
部分を切断除去するようにしているため、上記のような
偏肉の発生を抑制することができる。しかし、切断除去
した切屑の後処理が必要となるため、その分、作業工
数、設備費用が増えるという難点がある。
【0007】本発明は、上記問題に鑑み案出されたもの
であり、シャー切断されたボルト素材の切断端部がアン
バランスであることに起因する偏肉の発生を抑制して品
質低下を回避することができ、かつ作業工数が増大する
ことのない軸伸びボルトの成形方法及び軸伸びボルトを
提供することを解決すべき課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段、発明の作用および効果】
上記課題を解決する請求項1記載の発明の軸伸びボルト
の成形方法は、中間部に両端部よりも径大な据え込み用
空間部を有する貫通孔を備え、該貫通孔の一端から棒状
のボルト素材が挿入配置されるダイと、該ダイの該貫通
孔に他端から挿入配置されその先端部に平坦な先端面と
該先端面から次第に拡径し該貫通孔の内周面との間に緩
衝空間部を形成する傾斜面とを有するノックアウトとを
用い、該貫通孔に挿着された該ボルト素材の先端部を該
ノックアウトの先端部に押圧することにより、該ボルト
素材の先端部の径が微細に膨らみ該貫通孔の内周面に圧
接した後に該ボルト素材の先端面近傍部分の余肉を該緩
衝空間部に流出させ、該ボルト素材の先端外周部に軸方
向外方に突出するバリを発生させてアンバランス部分を
均一化し、 該ボルト素材を該ノックアウトにさらに押圧
し、該ボルト素材を径方向に膨らませて該据え込み用空
間部に充填するという手段を採用している。
【0009】この手段を採用したことにより、ダイの貫
通孔に挿着されたボルト素材の先端部をノックアウトの
先端部に押圧して成形が開始されると、ボルト素材の先
端部がノックアウトの平坦な先端面に圧接してその径が
微細に膨らみ、貫通孔の内周面に圧接する。そして、更
に押圧荷重が加わると、ボルト素材の先端面近傍部分の
余肉(シャー切断によって形成されたアンバランス部
分)が緩衝空間部に流出し、ボルト素材の先端外周部に
軸方向外方に突出するバリが形成される。これにより、
シャー切断によって生じたアンバランス部分が均一化さ
れる。
【0010】その後、更に押圧荷重を受けて据え込み加
工が行われるときには、ノックアウトの平坦な先端面と
これに圧接するボルト素材の先端面に押圧荷重が加わる
ため、偏肉の発生がない均一な据え込み加工を行うこと
ができる。また、ボルト素材の先端面中央部には、ノッ
クアウトの平坦な先端面と対応する平坦面が確実に形成
される。
【0011】したがって、本発明の軸伸びボルトの成形
方法によれば、シャー切断されたボルト素材の切断端部
がアンバランスであることに起因する偏肉の発生を抑制
することができる。これにより、このボルト素材に次の
シゴキ加工を施す際には、斜めシゴキの発生を回避する
ことができるため、軸振れや直角度の悪化による品質低
下を回避することができる。
【0012】さらには、ボルト素材の先端外周部に形成
されたバリは敢えて除去する必要がないので、ボルト素
材の先端面の機械加工やバリを除去した場合の後処理等
の余分な作業工程を排除することができ、これにより製
品コストの低減化を図ることができる。そして、請求項
記載の発明の軸伸びボルトは、中間部に両端部よりも
径大な据え込み用空間部を有する貫通孔を備え、該貫通
孔の一端から棒状のボルト素材が挿入配置されるダイ
と、該ダイの該貫通孔に他端から挿入配置されその先端
部に平坦な先端面と該先端面から次第に拡径し該貫通孔
の内周面との間に緩衝空間部を形成する傾斜面とを有す
るノックアウトとを用い、該貫通孔に挿着された該ボル
ト素材の先端部を該ノックアウトの先端部に押圧するこ
とにより、該ボルト素材の先端部の径が微細に膨らみ該
貫通孔の内周面に圧接した後に該ボルト素材の先端面近
傍部分の余肉を該緩衝空間部に流出させ、該ボルト素材
の先端外周部に軸方向外方に突出するバリを発生させて
アンバランス部分を均一化し、 該ボルト素材を該ノック
アウトにさらに押圧し、該ボルト素材を径方向に膨らま
せて該据え込み用空間部に充填することで形成された据
え込み部を有するという手段を採用している。
【0013】この手段を採用したことにより、ボルト素
材の先端部をノックアウトの先端部に押圧して成形が行
われるときに、ボルト素材の先端面近傍部分の余肉(シ
ャー切断によって形成されたアンバランス部分)が緩衝
空間部に流出し、ボルト素材の先端外周部に軸方向外方
に突出するバリが形成される。これにより、シャー切断
によって生じたアンバランス部分が均一化され、偏肉の
発生が少ない高品質の成形品となる。
【0014】したがって、本発明の軸伸びボルトによれ
ば、シャー切断されたボルト素材の切断端部がアンバラ
ンスであることに起因する偏肉の発生を抑制することが
でき、高品質の成形品を得ることができる。また、本発
明の軸伸びボルトは、ボルト素材の先端外周部に形成さ
れたバリを除去する処理を必要としないので、製品コス
トの低減化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の軸伸びボルトの
成形方法に用いる成形装置の概略を示す説明図である。
本実施形態の軸伸びボルトの成形方法は、軸伸びボルト
の製造工程においてボルト素材Wに据え込み加工を施す
場合に適用したものである。ここで用いられる成形装置
は、図1に示すように、貫通孔11を有する据え込みダ
イ10と、据え込みダイ10の上に固定され貫通孔11
と同軸状に連通する貫通孔26を有する保持ダイ20
と、据え込みダイ10の貫通孔11の下端側に挿入配置
されたノックアウト30とを備えている。
【0016】据え込みダイ10は、略円柱状に形成さ
れ、上下方向に貫通する貫通孔11を有する。貫通孔1
1は、下端側に設けられた円柱状の小径内孔12と、小
径内孔12の上端に連結し上方に向かって径が次第に拡
大する逆円錐台形状の中間内孔13と、中間内孔13の
上端に連結する円柱状の大径内孔14とからなる。大径
内孔14は、ボルト素材の据え込まれるべき最大の大き
さの直径と略等しい直径に形成されている。この据え込
みダイ10は、コイルばね2を介して基台1上に設置さ
れており、上下方向に移動可能である。
【0017】保持ダイ20は、据え込みダイ10の上端
面に一端面が固定され上方に向かって径が次第に拡大す
るテーパ状の内周面22を有する略円筒状の外側リング
部21と、外側リング部21の内側に上下方向に摺動可
能に嵌合され上下方向に貫通する貫通孔26を有する保
持リング部25とからなる。保持リング部25の貫通孔
26は、貫通孔26内に挿入されたボルト素材Wを挟持
固定する保持孔27と、保持孔27の下端から下方に向
かって径が次第に拡大しその下端が据え込みダイ10の
大径内孔14と一致する円錐台形状の下方内孔28とか
らなる。
【0018】この保持リング部25は、周方向において
4つに分割されて形成されており、外側リング部21の
内周面22に沿って上方から嵌合されると半径方向に縮
小し、貫通孔26内に挿入されたボルト素材Wを保持孔
27で挟持し固定するようになっている。ノックアウト
30は、据え込みダイ10の小径内孔12と略等しい径
の円柱状に形成され、その上方先端部が据え込みダイ1
0の小径内孔12に挿入された状態で基台1に固定され
ている。このノックアウト30の先端部には、円形の平
坦な先端面31と、先端面31から後端側に向かって次
第に拡径するように傾斜する傾斜面32とが設けられて
いる。これにより、ノックアウト30の傾斜面32とこ
れに対向する据え込みダイ10の貫通孔11の内周面と
の間には、ボルト素材Wの先端部から流出する余肉を吸
収するための緩衝空間部35が形成されている。なお、
傾斜面32の傾斜角度や大きさは、形成すべき緩衝空間
部35の大きさ等に応じて適宜設定される。また、傾斜
面32は、傾斜方向において直線状に形成しても曲線状
に形成してもよい。
【0019】次に、上記成形装置により、ボルト素材W
に据え込み加工を行う成形方法について説明する。ここ
で用いられるボルト素材Wは、金属製棒状素材をシャー
切断することにより材料取りされたものであり、得られ
た棒状のボルト素材に軸絞り加工を施すことにより所定
径の軸部を形成するとともに、ボルト頭部の成形を行っ
たものである。
【0020】このボルト素材Wは、図1に示すように、
据え込みダイ10及び保持ダイ20の貫通孔11、26
内に軸部を保持ダイ20側から挿入して、軸部の先端が
ノックアウト30の先端面31に当接した状態に配置さ
れており、この位置で保持リング部25の保持孔27に
挟持されて強固に固定されている。この状態で、据え込
みダイ10及び保持ダイ20が駆動装置(図示しない)
で下方に押し下げられノックアウト30に対して相対移
動することにより成形が開始される。
【0021】これにより、保持ダイ20に保持されたボ
ルト素材Wの先端部がノックアウト30の先端部に押圧
されると、ボルト素材Wの先端部がノックアウト30の
平坦な先端面31に圧接してその径が微細に膨らみ、貫
通孔11の小径内孔12の内周面に圧接する。そして、
更に押圧荷重が加わると、図2及び図3に示すように、
ボルト素材Wの先端面近傍部分の余肉(シャー切断によ
って形成されたアンバランス部分)が緩衝空間部35に
流出し、ボルト素材Wの先端外周部に軸方向外方に突出
するバリW1 が形成される。これにより、シャー切断に
よって形成されたアンバランス部分が均一化される。
【0022】その後、更に押圧荷重を受けると、ノック
アウト30の平坦な先端面31とこれに圧接するボルト
素材Wの先端面に押圧荷重が加わることによりボルト素
材Wが径方向に膨らみ、貫通孔11、26の中間内孔1
3、大径内孔14及び下方内孔28によって形成される
据え込み用空間部が充填される。このとき、ボルト素材
Wの先端外周部にバリW1 が形成されていることによ
り、シャー切断時のアンバランスが均一化されているの
で、ボルト素材Wの据え込み部分に偏肉が発生すること
なく、均一な据え込み加工を行うことができる。また、
ボルト素材Wの先端面中央部には、ノックアウト30の
平坦な先端面31と対応する平坦面が確実に形成され
る。
【0023】したがって、本実施形態の軸伸びボルトの
成形方法によれば、シャー切断されたボルト素材Wの切
断端部がアンバランスであることに起因する偏肉の発生
を抑制することができる。これにより、このボルト素材
Wに次のシゴキ加工を施す際には、斜めシゴキの発生を
回避することができるため、軸振れや直角度の悪化によ
る品質低下を回避することができる。
【0024】
【0025】
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る軸伸びボルトの成形方
法に用いる成形装置の概略を示す説明図である。
【図2】本発明の実施形態に係る軸伸びボルトの成形方
法において成形終了直前の状態を示す説明図である。
【図3】図2の要部を拡大して断面で示す説明図であ
る。
【図4】従来のボルトの成形方法を示す説明図である。
【図5】金属製棒状部材をシャー切断する様子を示す説
明図である。
【図6】(a)はシャー切断により得られたボルト素材
の端面側から見た正面図であり、(b)はその側面図で
ある。
【図7】シゴキ加工工程においてボルト素材の変形する
様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1…基台 2…コイルばね
3…据え込みダイ 11、26、51…貫通孔 12…小径内孔
13…中間内孔 14…大径内孔 20…保持ダイ
21…外側リング部 22…内周面 25…保持リング部
27…保持孔 28…下方内孔 30、60…ノックアウト
31…先端面 32…傾斜面 35…緩衝空間部
A…金属製棒状部材 50…ダイ 70…カッタクイル
80…カッタ 22…内周面 W…ボルト素材
1 …バリ

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間部に両端部よりも径大な据え込み用
    空間部を有する貫通孔を備え、該貫通孔の一端から棒状
    のボルト素材が挿入配置されるダイと、該ダイの該貫通
    孔に他端から挿入配置されその先端部に平坦な先端面と
    該先端面から次第に拡径し該貫通孔の内周面との間に緩
    衝空間部を形成する傾斜面とを有するノックアウトとを
    用い、 該貫通孔に挿着された該ボルト素材の先端部を該ノック
    アウトの先端部に押圧することにより、該ボルト素材の
    先端部の径が微細に膨らみ該貫通孔の内周面に圧接した
    後に該ボルト素材の先端面近傍部分の余肉を該緩衝空間
    部に流出させ、該ボルト素材の先端外周部に軸方向外方
    に突出するバリを発生させてアンバランス部分を均一化
    し、 該ボルト素材を該ノックアウトにさらに押圧し、該ボル
    ト素材を径方向に膨らませて該据え込み用空間部に充填
    することを特徴とする軸伸びボルトの成形方法。
  2. 【請求項2】 前記ボルト素材は金属製棒状素材をシャ
    ー切断することにより材料取りされている請求項1に記
    載の軸伸びボルトの成形方法。
  3. 【請求項3】 前記ダイは貫通孔を有する据え込みダイ
    と、該据え込みダイの上に固定され該貫通孔と同軸上に
    連通する貫通孔を有する保持ダイとよりなる請求項1に
    記載の軸伸びボルトの成形方法。
  4. 【請求項4】 前記据え込み用空間部は、円柱状の大径
    内孔と、該大径内孔の一端側に連続して設けられた逆円
    錐台形状の中間内孔と、該大径内孔の他端側に連続して
    設けられた円錐台形状の下方内孔とからなる請求項3に
    記載の軸伸びボルトの成形方法。
  5. 【請求項5】 前記大径内孔及び前記中間内孔は前記据
    え込みダイに設けられ、前記下方内孔は前記保持ダイに
    設けられている請求項4に記載の軸伸びボルトの成形方
    法。
  6. 【請求項6】 中間部に両端部よりも径大な据え込み用
    空間部を有する貫通孔を備え、該貫通孔の一端から棒状
    のボルト素材が挿入配置されるダイと、該ダイの該貫通
    孔に他端から挿入配置されその先端部に平坦な先端面と
    該先端面から次第に拡径し該貫通孔の内周面との間に緩
    衝空間部を形成する傾斜面とを有するノックアウトとを
    用い、 該貫通孔に挿着された該ボルト素材の先端部を該ノック
    アウトの先端部に押圧することにより、該ボルト素材の
    先端部の径が微細に膨らみ該貫通孔の内周面に圧接した
    後に該ボルト素材の先端面近傍部分の余肉を該緩衝空間
    部に流出させ、該ボルト素材の先端外周部に軸方向外方
    に突出するバリを発生させてアンバランス部分を均一化
    し、 該ボルト素材を該ノックアウトにさらに押圧し、該ボル
    ト素材を径方向に膨らませて該据え込み用空間部に充填
    することで形成された据え込み部を有することを特徴と
    する軸伸びボルト。
  7. 【請求項7】 前記ボルト素材は金属製棒状素材をシャ
    ー切断することにより材料取りされている請求項6に記
    載の軸伸びボルト。
  8. 【請求項8】 前記ダイは貫通孔を有する据え込みダイ
    と、該据え込みダイの上に固定され該貫通孔と同軸上に
    連通する貫通孔を有する保持ダイとよりなる請求項6に
    記載の軸伸びボルト。
  9. 【請求項9】 前記据え込み用空間部は、円柱状の大径
    内孔と、該大径内孔の一端側に連続して設けられた逆円
    錐台形状の中間内孔と、該大径内孔の他端側に連続して
    設けられた円錐台形状の下方内孔とからなる請求項8に
    記載の軸伸びボルト。
  10. 【請求項10】 前記大径内孔及び前記中間内孔は前記
    据え込みダイに設けられ、前記下方内孔は前記保持ダイ
    に設けられている請求項9に記載の軸伸びボルト。
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