JP3477299B2 - 車両自動運転装置の車速制御方法 - Google Patents

車両自動運転装置の車速制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、シャシダイナモ
メータの回転ドラム上に駆動輪を載せて自動車などの車
両を走行させて、車両の動的な走行性能試験を室内で行
う実車走行シミュレート運転において、車両を自動運転
する車両自動運転装置における車速の制御方法に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来より、車両の動的な走行性能試験の
ため、シャシダイナモメータによって実車走行シミュレ
ート運転が行われており、近時、この実車走行シミュレ
ート運転に、油圧や空気圧あるいはDCモータなどによ
って複数のアクチュエータを個々に駆動し、このアクチ
ュエータによってアクセルペダル、ブレーキペダル、ク
ラッチペダルなどの踏込み操作や、シフトレバーの切換
えを行えるようにした車両自動運転装置が用いられるよ
うになってきている。 【0003】ところで、上記実車走行シミュレート運転
においては、予め決められた走行パターンで車両を走行
させる必要があり、例えばスロットルサーボ系(または
ブレーキサーボ系)を制御するのに、従来においては、
図3に示すように、目標速度VNOM とシャシダイナモメ
ータ1における車両の実際の速度(以下、実車速とい
う)VACT との差(車速偏差)をPI(比例−積分)制
御系2に入力し、スロットルサーボ系(またはブレーキ
サーボ系)3の開度をフィードバック制御するようにし
ていた。なお、この図において、4は掛算器、5は積分
器、6はエンジン、7は動力伝達系としてのパワートレ
イン、8,9は突き合わせ点である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記車
両自動運転装置の車速制御方法(以下、車速制御方法と
いう)によれば、車両の能力以上の加速の目標速度が与
えられたとき、実車速VACT が目標車速VNOM に追随で
きずに遅れ、そのため、I(積分)項出力値が大きな値
となる。そして、目標車速VNOM の加速度が小さくな
り、実車速VACT は目標車速VNOM に追いつくが、前記
I項が既に大きくなっているため、実車速VACT が目標
車速VNOM を大きく上回り、大きなオーバーシュートが
生じ、速度追従性がよくないという欠点がある。 【0005】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、車両にその能力以上の加速の目
標車速を与えてもオーバーシュートが生じないように
し、これにより、良好な速度追従性が得られるようにし
た車速制御方法を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、目標速度とシャシダイナモメータに
おける実車速との差をPI(比例−積分)制御系に入力
し、スロットルサーボ系またはブレーキサーボ系の開度
をフィードバック制御する車両自動運転装置において、
車速偏差がI(積分)項減少操作開始偏差より小さくな
り、かつ、チェック時間だけ前の車速偏差がチェック偏
差より大きいときにI項減少操作を開始するようにした
ことを特徴としている。 【0007】上記車速制御方法によれば、車両にその能
力以上の加速の目標車速を与えられたときには、I項減
少操作を開始してI項出力値が小さくなるようにしてい
るので、オーバーシュートが生じず、良好な速度追従性
が得られる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、この発明の詳細を、図を参
照しながら説明する。 【0009】図1および図2は、この発明の第1の実施
の形態における車速制御方法を説明するための図であ
る。そして、図1において、図3に示した符合と同一の
ものは同一物を示している。この発明の車速制御方法
は、上述した従来のそれと大きく異なる点は、I項操作
判断部10を付加し、車速偏差がI項減少操作開始偏差
より小さくなり、かつ、チェック時間だけ前の車速偏差
がチェック偏差より大きいときにI項減少操作を開始す
るようにしたことである。これを、図2をも参照しなが
ら詳細に説明する。 【0010】今、目標車速VNOM が、図2(A)におい
て一点鎖線で示すように変化し、このときの実車速V
ACT が実線で示すようであったとする。そして、チェッ
ク開始時刻をtCBとし、チェック終了時刻をtCEとす
る。チェック時間の長さ(=tCE−tCB)は、例えば1
秒である。 【0011】そして、車速偏差Verr (=VNOM −V
ACT )が基準となるI項減少操作開始偏差aより小さく
なり、かつ、チェック開始時間tCBにおける車速偏差V
err が基準となるチェック偏差bより大きいとき、I項
減少操作を行う。ここで、前記a,bは車種によって適
宜設定される値である。このときのI項減少量Zは、前
記チェック偏差bに所定の定数kを乗じたもの、すなわ
ち、 Z=b×k となる。なお、ここで、kは車種によって定められる定
数である。 【0012】上述のようにI項減少操作を行った場合、
実車速VACT は、図2(A)において点線11で示すよ
うに制御され、目標車速VNOM に追随することができ
る。これに対して、I項減少操作を行わない場合には、
実車速VACT は、図2(A)において実線12に示すよ
うになり、目標車速VNOM から大きく離れ、オーバーシ
ュートが生ずる。 【0013】次に、上記I項減少操作を解除する(やめ
る)場合を、図2(B)を参照しながら説明する。今、
I項減少操作の開始時刻をtIBとする。I項減少操作を
解除する時期は、 I項減少操作開始時間tIBより所定の時間Tを経過
したときにおける実車速VACT が目標車速VNOM よりも
小さいとき、 車速偏差Verr の変化率が所定の値以上であり、か
つ、車速偏差Verr が所定の終了偏差cより大きくなっ
たとき、のいずれかである。ここで、前記所定の時間
T、所定の値および所定の終了偏差cは、車種によって
定められる値である。 【0014】すなわち、図2(B)において、符号1
3,14で示すように、I項減少操作を開始した時点t
IBより所定の時間Tを経過したときの実車速VACT が目
標車速VNOM よりも小さいときには、I項減少操作の効
果があったものとしてI項減少操作を解除する。そし
て、前記符号13で示すものは、I項減少操作による減
少量Zが大きい場合であり、符号14で示すものは、減
少量Zがちょうど適切な場合である。 【0015】そして、I項減少操作による減少量Zが少
ないと、図2(B)において、符号15で示すように、
前記所定の時間Tを経過したときの実車速VACT が目標
車速VNOM よりも大きくなるが、このときは、車速偏差
err の変化率が所定の値以上であり、かつ、車速偏差
err が所定の終了偏差cより大きくなったときに、I
項減少操作を解除する。 【0016】この発明の車速制御方法においては、上述
のような条件にしたがってI項減少操作をオン(実行)
またはオフ(解除)することにより、オーバーシュート
のない良好な車速追従性が得られる。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、車両にその能力以上の加速の目標車速が与えられて
もオーバーシュートが生ずることがなく、したがって、
従来の車速制御方法に比べて、速度追従性が大幅に向上
するに至った。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の車速制御方法を実施するための制御
系の一例を示すブロック図である。 【図2】前記車速制御方法を説明するための図である。 【図3】従来の車速制御方法を実施するための制御系を
示すブロック図である。 【符号の説明】 2…PI制御系、10…I項操作判断機能、VNOM …目
標速度、VACT …実車速、Verr …車速偏差、a…I項
減少操作開始偏差、b…チェック偏差。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/007 B60K 31/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 目標速度とシャシダイナモメータにおけ
    る車両の実際の速度との差をPI(比例−積分)制御系
    に入力し、スロットルサーボ系またはブレーキサーボ系
    の開度をフィードバック制御する車両自動運転装置にお
    いて、車速偏差がI(積分)項減少操作開始偏差より小
    さくなり、かつ、チェック時間だけ前の車速偏差がチェ
    ック偏差より大きいときにI項減少操作を開始するよう
    にしたことを特徴とする車両自動運転装置の車速制御方
    法。
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