JP3477116B2 - 配電線部分放電発生位置の探査方法及び探査装置 - Google Patents

配電線部分放電発生位置の探査方法及び探査装置

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JP3477116B2
JP3477116B2 JP20868099A JP20868099A JP3477116B2 JP 3477116 B2 JP3477116 B2 JP 3477116B2 JP 20868099 A JP20868099 A JP 20868099A JP 20868099 A JP20868099 A JP 20868099A JP 3477116 B2 JP3477116 B2 JP 3477116B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電線で発生して
いる部分放電をアンテナで電波信号として検出し、その
発生位置を特定するための検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】配電線設備に絶縁不良や接触不良がある
と、その部分で部分放電が発生しやすく、状況が悪化す
ると設備故障による停電を招くおそれがある。
【0003】又、故障に至らなくても部分放電自体が近
隣のTV画面への斑点状ノイズやラジオ音声へのパルス
雑音の発生原因となる。
【0004】そのため、配電線設備の部分放電を早期に
発見し、改修することが求められる。しかしながら、配
電線は広い範囲にわたって複雑に設置されているため、
部分放電箇所を発見するのは困難を極める。
【0005】検査は区域を定めて定期的に行うようにし
ているが、目視による確認では見落としが生じることが
あり、しかも広域な地域を検査するので検査周期は長く
ならざるを得ず、常に良好な状態に維持しておくことは
困難である。
【0006】実際には、近隣住民からのTVのノイズや
ラジオの雑音についての苦情があった際に、その地域に
出向いて検査を行うことが多い。検査は目視と共にAM
ラジオをつけ、移動等に伴うノイズの変化等から経験的
に部分放電発生位置を探っていく方法が一般的である。
しかしながら、AMラジオを使った方法は、定量的に判
断できず、指向性も無いので、部分放電発生源の特定が
困難であり熟練が要求される。
【0007】又、発電所や変電所等の施設において、設
備内に複数組の受信アンテナを設け、部分放電に起因す
る電波信号を受信して部分放電の箇所を見つけようとす
る検出方法が提案されており(例えば特開平5−288
823号)、このような方法を配電線設備の部分放電の
検出に適用することも考えられる。
【0008】この方法は施設の周囲に2本1組となる受
信アンテナを複数組備え、各アンテナへの電波信号の到
達時間差を空間位相差法を用いて求め、双曲線法を介し
て部分放電発生源を検出可能としている。
【0009】しかしながら、特定の施設ではなく広大な
範囲に設けられる配電線設備に、この方法を適用しよう
とすると極めて多くのアンテナを所定間隔毎に配置しな
ければならいので現実的ではなく、各所の受信アンテナ
とデータ処理する処理施設との間のデータ移送も困難で
ある。
【0010】又、特定施設内の検出の場合は施設の周囲
に設けられたアンテナ群の内側に部分放電発生源がある
ため比較的良好な検出精度が得やすいが、部分放電発生
源の位置が広域にわたる場合は誤差が大きく、十分な検
出精度を期待することができない。
【0011】更に、雑音源が比較的限られる発電所や変
電所とは異なり、配電線は当然に市街地や工場地帯にも
設けられているので、工場、店舗、違法無線等の雑音発
生源が多数あり、仮に部分放電発生源の位置を特定でき
たとしても、それが配電線設備の部分放電であるのか、
他の原因によるものであるのか特定することができな
い。
【0012】又、電波信号は道路等で反射し、この反射
波が受信アンテナに受信されると、直接受信した電波と
反射波とが重なり合い、到達時間差を正確に求めること
が困難となる。
【0013】したがって、施設内の部分放電を検出する
方法は、配電線設備の部分放電を検出にそのまま適用す
ることは不可能である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は広範
囲に設けられた配電線設備の部分放電発生箇所を短時間
で、精度良く、しかも容易に探査することのできる手段
を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の配電線部分放電
発生位置の探査方法は、第1の測定点で部分放電による
電波信号を2本1組となる複数組の受信アンテナで受信
し、組を構成する2本の受信アンテナへの電波信号の各
到達時間差より、双曲線法を介して部分放電発生源の方
向を検出すると共に第1の測定点の緯度,経度情報をG
PSにより取り込み、その後、第2の測定点に複数組の
受信アンテナの全てを移動させ、第2の測定点で同様の
方法で部分放電発生源の方向を検出すると共に第2の測
定点の緯度,経度情報をGPSにより取り込み、各測定
点からの部分放電発生源の方向を示す直線の交点を表示
装置に表示された配電線路が記録された地図情報上に特
定し、配電線路と交点の位置とを比較して配電線設備の
部分放電か否かを判別することを特徴とする。
【0016】これによれば、2本1組の受信アンテナが
受信する電波信号の到達時間差から各受信アンテナの部
分放電発生源からの距離差を計算することにより距離差
が一定となる双曲線を求めることができる。他の組の受
信アンテナを用いて同様に双曲線を求め、2つの双曲線
の交点の座標を求めることにより部分放電発生源の座標
を得ることができる。このときの測定点の位置はGPS
により知ることができるので、測定点からの部分放電発
生源の方向を示す直線を取得できる。
【0017】そして、2カ所以上の測定点から部分放電
発生源があると推定される方向にのばした各直線の交点
を求め、その交点の位置を部分放電発生源の位置と特定
する。
【0018】そして、GPSより得られた測定点の位置
情報を用いて特定された部分放電発生源位置を配電線路
が表示された地図情報上に表示し、それが配電線設備の
部分放電に起因するものであるか否かを確認することが
できる。
【0019】請求項2配電線部分放電発生位置の探査
装置は、測定点の緯度,経度情報を得るためのGPSア
ンテナ(5)と、部分放電により生じた電波信号を受信す
るための3本以上の受信アンテナ(1),(2),(3),(4)
が備えられている移動体(A)、組となる2本の受信アン
テナの部分放電発生源からの電波信号の到達時間差を2
組分求め、双曲線法を介して部分放電発生源の方向を検
出する演算装置(9)、および配電線路が記録された地図
情報(28)上に2カ所の各測定点から演算装置(9)により
得られた部分放電発生源方向へ伸ばした直線(24),(2
5)、又は該2本の直線の交点(23)を表示可能な表示装置
(9a)を備えていることを特徴とする。
【0020】これによれば請求項1の探査方法を実施す
るために必要な複数組の受信アンテナ(1),(2),(3),
(4)、緯度,経度情報を取り込むためのGPSアンテナ
(5)、到達時間差や双曲線法の演算を行い部分放電発生
源の方向を検出する演算装置(9)、地図情報を表示する
表示装置(9a)を備え、移動体(A)により測定点間の移動
が容易であるので、請求項1の探査方法を容易に行うこ
とができる。
【0021】請求項3記載の配電線部分放電発生位置の
探査装置は、請求項2の装置において、移動体(A)は自
動車であり、GPSアンテナと受信アンテナは自動車の
上部に備えられていることを特徴とする。
【0022】これによれば、自動車により移動すること
ができ、道路近くの送電線を検査するのが容易である。
【0023】請求項4記載の配電線部分放電発生位置の
探査装置は、請求項2又は請求項3の装置において、同
一平面上に設けられた3本以上の受信アンテナと、前記
受信アンテナの配された平面上とは異なる位置に設けら
れた1本以上の受信アンテナを備えたことを特徴とす
る。
【0024】これによれば、同一平面上に無い受信アン
テナを組にして時間差を求めることにより3組以上の双
曲面を得ることができるので、これらの交点又は領域を
求めることにより、部分放電発生源の場所を平面的な方
向のみならず、その高さ方向も知ることもできる。
【0025】請求項5記載の配電線部分放電発生位置の
探査装置は、請求項3の装置において、受信アンテナが
反射波から受ける影響を少なくするために、受信アンテ
ナの下方に反射波入射抑制用の金属パネル(6)が備えら
れていることを特徴とする。
【0026】これによれば、地面等で反射した電波を金
属パネル(6)で遮ることができ、反射波の受信アンテナ
への入射を抑制して、検出精度を高くすることができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好適な実施例を用
いて説明する。 [実施例]図1は本実施例に用いる測定車を示した図で
あり、図2はその計測システムを示した図である。
【0028】(A)は測定車であり、天井部に4本の広帯
域・無指向性の受信アンテナ(1)〜(4)が正方形の角とな
る位置に立設されている。
【0029】(5)は測定車(A)の天井部に設けられたGP
S(Global Positioning System)アンテナである。G
PSは地球低軌道に打ち上げられた衛星からの電波を受
信して現在位置の経緯度を知ることのできるシステムで
あり、近年ではカーナビゲーションシステム等にも利用
されている。
【0030】(6)はアルミ板からなる反射波抑制パネル
であり、受信アンテナ(1)〜(4)の下方と進行方向の前後
に配されている。前後の反射波抑制パネル(6a)は前後方
向K地面からの反射波を遮るように斜めに跳ね上げたよ
うになっている。
【0031】尚、車幅が広くなってしまい測定車(A)が
走行する際に邪魔になるので受信アンテナ(1)〜(4)の側
方には反射波抑制パネルは設けなかったが、測定時のみ
使用できるような折り畳み式や着脱可能な側方用の反射
波抑制パネルを設けても良い。
【0032】(8)は高速A−D変換器であり、各受信ア
ンテナ(1)〜(4)と低損失信号線(同軸ケーブル)(7)で
接続されている。このとき各低損失信号線(7)の長さは
同一としている。
【0033】(9)は解析ソフトがインストールされた演
算処理装置としてのパソコンである。表示装置(9a)とし
ては同じパソコン(9)のモニターを利用することができ
る。
【0034】(10)は測定結果等をプリントするためのプ
リンターである。
【0035】(13)はパソコン(9)と高速A−D変換器(8)
とを接続するためのインターフェイスカードであり、(1
4)はパソコン(9)とGPSアンテナ(5)とを接続するため
のインターフェイスカードである。高速A−D変換器
(8),パソコン(9),プリンター(10)等は測定車(A)の車
内に搭載されている。高速A−D変換器(8),パソコン
(9),プリンター(10)の電源には車載したバッテリー(1
1)とインバーター(12)を用いている。
【0036】まず、測定車で第1の測定点に行き、受信
アンテナ(1),(2),(3),(4)で、部分放電に起因する電
波信号を4チャンネル,すなわち4本の受信アンテナを
用いて受信する。それらしき電波が検知されない場合
は、近くに部分放電箇所が無いと判断して、新たな第1
の測定点となるべき箇所に移動して受信をやり直す。
【0037】本実施例では4本の受信アンテナ(1),
(2),(3),(4)を2組に分けて受信アンテナ(1)とその対
角位置にある受信アンテナ(2)を第1の組、受信アンテ
ナ(3)とその対角位置にある受信アンテナ(4)を第2の組
とした。
【0038】2本が1組となる受信アンテナを2組用意
するためには本実施例のように4本の受信アンテナを使
用するのが簡単であるが、3本の受信アンテナを用い、
その内1本を両組で共用する受信アンテナとすることも
できる。
【0039】部分放電があれば、それによるパルス信号
は各アンテナ(1),(2),(3),(4)に到達し、電圧に変換
され、低損失信号線(7)を通って高速A−D変換器(8)に
てデジタル変換され、パソコン(9)に転送される。
【0040】部分放電発生源との距離により同じパルス
信号でも各アンテナ(1),(2),(3),(4)に到達する時間
に僅かな差が生じる。2つの受信アンテナを基準点とし
てこれらの基準点からの距離差が一定な点の軌跡は両基
準点を焦点とする双曲線となるので、到達時間差からア
ンテナ1(1)−アンテナ2(2)間の双曲線と、アンテナ3
(3)−アンテナ4(4)間の双曲線を求める。
【0041】そして、2組の受信アンテナにより得られ
た2つの双曲線の交点座標を求めれば部分放電発生源の
位置を標定することができる。
【0042】そこで、パソコン(9)によりアンテナ1(1)
とアンテナ2(2)との到達時間差、及びアンテナ3(3)と
アンテナ4(4)との到達時間差を演算するが、本実施例
では100パルス取り込んで空間位相差法を用いて求め
た。
【0043】空間位相差法は、放射電磁波が空間を伝搬
するときの空間位相差を利用して電磁波放射源を検出す
る方法であるが、到達時間差を精度良く検出できるので
あれば、これに限定されるものではなく、他の手段によ
り時間差を求めても良い。尚、適宜フィルタ回路を設け
たり、演算処理により受信信号から背景雑音を除去する
ようにすると精度が高くなる。
【0044】受信アンテナと放電点との距離の差を電波
の到達時間差として捉えると、発生源の位置は双曲線法
により下記の式を説くことで標定することができる。
【0045】
【数1】
【0046】
【数2】
【0047】但し、ここで t12=t2−t1(受信アンテナ1と受信アンテナ2の時
間差) t34=t4−t3(受信アンテナ3と受信アンテナ4の時
間差) c=光速(3×108) (m/sec) H=アンテナの間隔 (m) である。図3は位置標定の概要を示した図である。
【0048】尚、本実施例では4本の受信アンテナを全
て同一平面上に配したが、同一平面上に無い受信アンテ
ナを用いて3組以上から得られる到達時間差に基づい
て、3組以上の異なる双曲面を求めれば、これらにより
設定される交点又は領域によって高さ方向も加えた空間
位置を特定することができる。
【0049】部分放電発生源の位置検出と同時に、又は
それに前後してGPSアンテナを利用してその測定点の
緯度,経度情報をパソコン(9)に取り込んでおく。
【0050】本実施例では1カ所の測定点で測定に要す
る時間は数分程度であった。その後、第2の測定点へ移
動する。全ての装置は測定車(A)に搭載されているの
で、極めて容易に移動することができる。
【0051】第2の測定点においても第1の測定点で行
ったのと同様にして部分放電発生源の方向を特定すると
共に、第2の測定点の緯度,経度情報をGPSより取り
込む。
【0052】次に、このようにして得られたデータを用
いて部分放電発生源の位置を特定する、図4は2地点か
ら位置推定の概念を示した図であり、図5は表示装置(9
a)に表示される表示面(20)の一例を示した図である。
【0053】表示部となるパソコンのモニター(9a)には
カーナビゲーションシステムと同様に地図情報(28)が表
示されるが、その地図情報(28)上には道路(27)等と共に
配電線路(26)が表示される。表示面(20)には地図情報(2
8)と共に、各測定位置の緯度,経度情報、及び標定位置
の差座標等も表示される。
【0054】第1の測定点と第2の測定点が地図上の該
当する位置に表示され、各測定点(21),(22)から各測定
時に部分放電発生源と考えられる箇所に向かってのびる
直線(24),(25)も同時に表示される。この直線(24),(2
5)の交点となる位置(23)が部分放電発生源と特定でき
る。このように2カ所以上からの測定結果に基づき探査
しているので、精度が良い。必要なら、3カ所以上で測
定して3本の直線の交点又は3本の直線で囲まれた範囲
を求めるようにしてもよい。
【0055】尚、本実施例では各測定点(21),(22)から
の直線(24),(25)を画面上に表示するようにしたが、2
本の直線の交点(23)を示すことができれば、これらの直
線(24),(25)は必ずしも画面上に表示させる必要はな
い。
【0056】配電線路図と交点の位置とを比較して、交
点により特定された場所が配電線の設けられていない場
所である場合には、配電線設備の部分放電ではなく、他
のノイズ発生源によるものと考えることができる。又、
数回測定して部分放電発生源と思われる場所が移動して
いるような場合には、車載や携帯式の違法無線等の可能
性が高いと考えることができる。
【0057】このように配電線設備の部分放電ではない
と明確に判断できる場合には、わざわざ改修に向かう必
要はない。
【0058】測定車(A)に保守作業者を乗せておいて
(又は保守作業員に測定者や運転者を兼ねさせ)、部分
放電箇所を探知する度に改修させることも可能ではある
が、保守用具の収納スペースが必要となり、効率もあま
り良くないので、測定者は部分放電発生源を特定した
後、無線や電話等で保守作業員に場所を連絡して出向か
せるようにした方が望ましい。
【0059】必要により、表示画面やデータをパソコン
(9)に接続されたプリンター(10)でプリントすることが
できる。結果はパソコンのハードディスクやMO等の記
録媒体に記録しておくことができ、通信回線を用いて基
地に転送するようにしても良い。
【0060】尚、本実施例では移動体として自動車を用
いたが、近くに道路がない山奥の送電線設備を調べるた
めには、ヘリコプター等に受信アンテナとGPSアンテ
ナの装置を搭載して送電線の近くを飛行することによ
り、探査することもできる。
【0061】又、実施例では各測定点で停止して測定を
行ったが、電波受信や演算処理の高速化や移動に伴う演
算の修正等を行えば、移動しながらの探査も可能とな
る。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように本発明により、広範囲
に設けられた配電線設備の部分放電発生箇所を短時間
で、精度良く、しかも熟練を要することなく容易に探査
することのできる手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に用いる測定車を示した図。
【図2】実施例の計測システムを示した図。
【図3】位置標定の概要を示した図。
【図4】2地点から位置推定の概念を示した図。
【図5】表示装置の表示内容の一例を示した図。
【符号の説明】
(A) 測定車 (1)〜(4) 受信アンテナ (5) GPSアンテナ (6) 反射波抑制パネル (7) 低損失信号線 (8) 高速A−D変換器 (9) 演算処理装置(パソコン) (9a) 表示装置(パソコンのモニター) (10) プリンター (20) 表示部の表示情報 (28) 地図情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 良治 大阪市北区中之島6丁目2番27号 株式 会社関西テック 内 (56)参考文献 特開 平10−170589(JP,A) 特開 平4−364483(JP,A) 特開 昭64−74466(JP,A) 特開 昭63−243770(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/08 - 31/20 G01S 5/06 G01S 5/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の測定点で部分放電による電波信
    号を2本1組となる複数組の受信アンテナで受信し、組
    を構成する2本の受信アンテナへの電波信号の各到達時
    間差より、双曲線法を介して部分放電発生源の方向を検
    出すると共に第1の測定点の緯度,経度情報をGPSに
    より取り込み、その後、第2の測定点に複数組の受信ア
    ンテナの全てを移動させ、第2の測定点で同様の方法で
    部分放電発生源の方向を検出すると共に第2の測定点の
    緯度,経度情報をGPSにより取り込み、各測定点から
    の部分放電発生源の方向を示す直線の交点を表示装置に
    表示された配電線路が記録された地図情報上に特定し、
    配電線路と交点の位置とを比較して配電線設備の部分放
    電か否かを判別することを特徴とする配電線部分放電発
    生位置の探査方法。
  2. 【請求項2】 定点の緯度,経度情報を得るための
    GPSアンテナと、部分放電により生じた電波信号を受
    信するための3本以上の受信アンテナが備えられて
    る移動体、組となる2本の受信アンテナの部分放電発生
    源からの電波信号の到達時間差を2組分求め、双曲線法
    を介して部分放電発生源の方向を検出する演算装置、お
    よび配電線路が記録された地図情報上に2カ所の各測定
    点から演算装置により得られた部分放電発生源方向へ伸
    ばした直線、又は該2本の直線の交点を表示可能な表示
    装置を備えていることを特徴とする配電線部分放電発生
    位置の探査装置。
  3. 【請求項3】 移動体は自動車であり、GPSアンテ
    ナと受信アンテナは自動車の上部に備えられていること
    を特徴とする請求項2記載の配電線部分放電発生位置の
    探査装置。
  4. 【請求項4】 同一平面上に設けられた3本以上の受
    信アンテナと、前記受信アンテナの配された平面上とは
    異なる位置に設けられた1本以上の受信アンテナを備え
    たことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の配電線
    部分放電発生位置の探査装置。
  5. 【請求項5】 受信アンテナが反射波から受ける影響
    を少なくするために、受信アンテナの下方に反射波入射
    抑制用の金属パネルが備えられていることを特徴とする
    請求項3記載の配電線部分放電発生位置の探査装置。
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