JP3476297B2 - 絞り制御機構 - Google Patents

絞り制御機構

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JP3476297B2 JP33122895A JP33122895A JP3476297B2 JP 3476297 B2 JP3476297 B2 JP 3476297B2 JP 33122895 A JP33122895 A JP 33122895A JP 33122895 A JP33122895 A JP 33122895A JP 3476297 B2 JP3476297 B2 JP 3476297B2
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裕孝 城下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一眼レフカメラの
絞り制御機構、さらに詳しくいえばバックフォーカス制
御方式AFカメラに好適に使用できる絞り制御機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のマニュアルレンズを使用してAF
撮影ができるバックフォーカス制御方式AFカメラにつ
いて本件出願人は現在に到るまで数多く提案している。
このバックフォーカス制御方式のカメラは、カメラ本体
を撮影用レンズマウントおよびカメラの外観を形成する
外郭部を含む固定ボディーと、ファインダ機構,測距機
構等を含むミラーボックス,露出機構およびフィルム給
送機構の撮影機能を有し、固定ボディー内を光軸方向に
移動可能な可動ボディーの2つのブロックから構成され
ているのが大きな特徴である。
【0003】このカメラの絞り制御機構は、ミラーボッ
クスが可動ボディーに搭載されていてミラーボックスに
取り付けることが困難なため、レンズマウント近傍の固
定ボディーの枠に取り付けなければならない。また、従
来の一眼レフカメラでは、絞り制御機構をチャージング
するための駆動源を他の機構から得ることになるが、そ
れらの機構はバックフォーカス制御方式AFカメラでは
可動ボディーに搭載されている機構である。そのため、
可動ボディー側から駆動力を伝達するための機構を、可
動ボディー自体の動きに負荷を与えることなく設けるこ
とは非常に困難である。そこで、本件出願人は、上記絞
り制御機構の構造について特願平6−281928(バ
ック駆動式カメラの絞り制御機構と巻き戻し機構の駆動
装置)により提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記提案によれば、固
定ボディー側にモータを設け、このモータにより絞り制
御機構を駆動し、可動ボディー側から駆動源を取る問題
を解決している。しかしながら、この提案の構成は、絞
りリングの外周の一部に歯を設け、この歯に歯車を歯合
させて絞りリングを回転させるため、絞りリング自体の
回転が不安定になりやすいという問題を含んでいた。絞
りリングは円環状であり中心を支持することができない
からである。そのため、絞り制御の精度を向上させるこ
とが要請されていた。
【0005】本発明はバックフォーカス制御方式のカメ
ラだけでなく通常の一眼レフカメラにも適用されるもの
であり、その課題は、機構を簡略化し絞りの精度を向上
させるとともにレリーズからの絞り作動の応答性能も向
上させた絞り制御機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による絞り制御機構は、一眼レフカメラにおい
て、絞り込み方向に付勢力が与えられている絞りリング
と、前記絞りリングの回転中心と直交する回転軸を持
ち、安定した回転運動が可能であり、一端が前記絞りリ
ングの付勢力を阻止するように前記絞りリングの一部と
直接係合し、前記一端の動きに従って前記絞りリングを
従動させる、前記回転軸の円弧方向に歯部を有する絞り
駆動レバーと、絞りモータと、前記絞りモータの回転を
伝達する減速ギヤ列と、前記減速ギヤ列に歯合しカム部
が回動させられるカムギヤ手段と、一端が前記カム部に
当接しており、前記カムギヤ手段の回動により前記絞り
駆動レバーを押して回動させることにより前記絞りリン
グを開放状態にするチャージレバーと、磁力により前記
絞りリングの開放状態を保持する電磁保持手段と、前記
絞り駆動レバーの歯部に噛み合う絞りギヤを有し、絞り
込み開始によって前記電磁保持手段が解除され前記絞り
駆動レバーが解放されて絞り込みが始まったとき、前記
絞り駆動レバーの回動の量を伝達する絞り量伝達手段
と、前記絞り量伝達手段により伝達された前記絞り駆動
レバーの回動の量を光学的に検出して電気信号を出力す
る光電検出手段と、前記光電検出手段が所定の絞り値を
検出したとき、前記絞り駆動レバーの動きを停止させる
電磁停止手段とから構成してある。
【0007】また、本発明は撮影用レンズマウントおよ
びカメラの外観を形成する外郭部を含む固定ボディー
と、ファインダ機構,測距機構,露出機構およびフィル
ム給送機構を有し前記固定ボディー内を光軸方向に移動
可能な可動ボディーとを備え、駆動機構により前記可動
ボディーのフィルム開口面を焦点位置にもたらすバック
フォーカス制御方式の一眼レフオートフォーカスカメラ
の前記撮影レンズマウントの近傍の固定ボディーに設け
られる絞り制御機構であって、該絞り制御機構は、絞り
込み方向に付勢力が与えられている絞りリングと、一端
が前記絞りリングの付勢力を阻止するように前記絞りリ
ングの一部と係合し、前記一端の動きに従って前記絞り
リングを従動させる絞り駆動レバーと、絞りモータと、
前記絞りモータの回転を伝達する減速ギヤ列と、前記減
速ギヤ列に歯合しカム部が回動させられるカムギヤ手段
と、一端が前記カム部に当接しており、前記カムギヤ手
段の回動により前記絞り駆動レバーを押して前記絞りリ
ングを開放状態にするチャージレバーと、磁力により前
記絞りリングの開放状態を保持する電磁保持手段と、絞
り込み開始によって前記電磁保持手段が解除され前記絞
り駆動レバーが解放されて絞り込みが始まったとき、前
記絞り駆動レバーの動き量を伝達する絞り量伝達手段
と、前記絞り量伝達手段により伝達された前記絞り駆動
レバーの動き量を光学的に検出して電気信号を出力する
光電検出手段と、前記光電検出手段が所定の絞り値を検
出したとき、前記絞り駆動レバーの動きを停止させる電
磁停止手段とから構成してある。
【0008】
【作用】上記構成によれば、従来に比較し機構が簡略化
し、絞り制御の精度が向上するとともにレリーズからの
絞り作動の応答性も向上する。また、独立した駆動源で
ある絞りモータを用いて絞り制御機構をチャージするの
で、バックフォーカス制御方式AFカメラに適用すれ
ば、可動ボディーから駆動源を得る機構を設ける必要は
ないので、可動ボディーの負荷を軽減化でき、AF駆動
における電力の消費を節約できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳しく説明する。図1は、本発明による絞り
制御機構を適用したバックフォーカス制御式AFカメラ
を断面で示した概略正面図である。固定ボディー1は、
カバー9,裏蓋等よりなる外郭ケース,電池14を収納
する電池室および絞りリング4を含んで構成されてい
る。一方、可動ボディー2はフィルム開口部8,ミラー
駆動ユニット6等が取り付けられたミラーボックス,フ
ァインダ機構7ならびにスプール11およびパトローネ
10等を含むフィルム給送機構の撮影機能を搭載して構
成されている。
【0010】可動ボディー2は、案内ガイド5,12に
よって固定ボディー1内をレンズ光軸方向に滑動可能に
支持され、合焦モータ13の駆動により無限遠位置から
最近接位置の間を移動し合焦位置にもたらされるように
なっている。絞り制御機構3は、レンズマウントに近い
固定ボディー1側に固定されている。図2は、本発明に
よる絞り制御機構と絞りリングの係合状態を説明するた
めの図である。絞りリング4は図示しないバネ等により
矢印56の方向に回転習性が与えられている。絞り制御
機構3の絞り駆動レバー26(図3参照)のピン16
は、絞りリング4の絞り駆動ピン17に係合し、絞りリ
ング4の矢印56方向の回転を阻止した状態になってい
る。
【0011】絞り制御機構が作動していない状態では、
絞りリング4は開放の状態に保持され、絞り制御機構の
作動によって絞り駆動レバー26のピン16が下方向に
移動するようになっている。ピン16の移動に従って絞
りリング4の絞り駆動ピン17も回転習性によってピン
16に付いて回り、絞り込みが行われる。図3は、本発
明による絞り制御機構の実施の形態を示す図で、(a)
はカメラ側面から見た図,(b)は絞りモータからカム
ギヤまでの伝達機構をカメラ正面から見た図である。図
4は、本発明による絞り制御機構の実施の形態を示す分
解斜視図である。
【0012】図3(a),図4において、絞りスタート
Mg33にはマグネット板33aが吸着されている。絞
りスタートMg33に絞り込み信号が入力すると、磁力
発生により吸着力が消去するのでマグネット板33aは
絞りスタートMg33から解放され離れることができ
る。スタート第1レバー31はスタート第2レバー32
と同じ軸29に回動可能に取り付けられ、バネ36によ
って反時計方向に付勢されている。マグネット板33a
は、スタート第1レバー31の一端に植設されているピ
ン31cに回動可能に取り付けられている。スタート第
2レバー32はバネ32aによって時計方向にスタート
第1レバー31の付勢力より大きな力で付勢されてい
る。したがって、スタート第2レバー32の側面はスタ
ート第1レバー31の立ち上がり部31aに当接してい
る状態になっている。
【0013】セットレバー30は軸30aに回動可能に
取り付けられ、バネ35により時計方向に付勢され、そ
の先端部30bはスタート第1レバー31の立ち上がり
部31bに当接している。係止レバー27は軸27aに
回動可能に取り付けられ、バネ28によって反時計方向
に付勢されている。係止レバー27の立ち上がり部27
aはセットレバー30の係止部30cに係止されてい
る。チャージレバー37は絞り駆動レバー26と同じ軸
50に回動可能に取り付けられ、バネ34によって反時
計方向に付勢され、その側面が絞り駆動レバー26の中
間部に設けられているピン26aに当たって反時計方向
の回転が阻止されている。
【0014】また、チャージレバー37の先端には、カ
ムギヤ15のカム部15aに当接するカム接触ピン37
aが回動可能に取り付けられ、カムギヤ15の回動によ
りチャージレバー37はバネ34の反時計方向の付勢力
に逆らって時計方向に回動させられる。チャージレバー
37の他の一端37bは時計方向に回動させられたと
き、スタート第2レバー32の立ち上がり部32bを押
してチャージする。上記ピン26aにはバネ28の他端
も係止されているので、絞り駆動レバー26は時計方向
に付勢され、係止レバー27の先端に設けられているピ
ン27cに当接した状態が維持される。
【0015】絞り駆動レバー26は、上述したように先
端にピン16が設けられ、絞りリング4の時計方向の回
転を阻止している。また、中間部の横方向に向かって設
けられた歯部26bが絞りギヤ38に歯合している。絞
りギヤ38は絞りギヤ39に歯合され、さらに絞りギヤ
39はスリット板55とラチェット板51が固定された
絞りギヤ40に歯合している。絞り量伝達手段は、これ
ら絞りギヤ38,39および40によって構成される。
スリット板55を挟んで受光素子と発光素子よりなるホ
トインタラプタ43が配置され、ホトインタラプタ43
はスリット板55の通過するスリットの数をパルス数と
して出力するため、パスル数によって絞りが開口状態か
らどれだけ絞られたかを検出することができる。
【0016】上記パスル信号は図示しない制御部に供給
されており、制御部は、設定されている絞り値に達した
とき、絞り制御Mg42に対し絞り停止信号を送出す
る。絞り制御Mg42は、絞りスタートMg33と同
様、マグネット板42aを吸着しており、絞り停止信号
が入力すると、磁力発生により吸着力が消去するのでマ
グネット板42aは絞りスタートMg42から解放され
離れることができる。ラチェット爪レバー44は、カム
レバー25と同じ軸52に回動可能に取り付けられ、そ
の先端部には上記ラチェット板51のラチェットに歯合
するラチェット爪44aが設けられている。また、ラチ
ェット爪44aと軸52の間の中間部に設けられたピン
44bはマグネット板42aに回動可能に係合してい
る。マグネット板42aが絞り制御Mg42より解放さ
れた場合には、ラチェット爪44aがラチェット板51
のラチェットに飛び込み、絞り駆動レバー26の移動を
停止する。
【0017】つぎに絞りチャージに関連する構造を説明
する。図3(b)において、絞りモータ18の出力軸は
減速ギヤ19,20,はす歯ギヤ21よりなる減速ギヤ
列に結合されている。はす歯ギヤ21のはす歯21b
は、はす歯ギヤ22に歯合され、駆動軸が90度方向転
換させられている。はす歯ギヤ22はギヤ23を介して
カムギヤ15のギヤ部に歯合している。カムギヤ15は
上述したようにカム部15aを有しており、カム部15
aにチャージレバー37のカム接触ピン37aが当接し
ている。また、ラチェット爪レバー44と同じ軸52に
回動可能に取り付けられたカムレバー25はバネ25a
によって時計方向に付勢され、先端部に設けられたカム
接触ピン25bもカム部15aに当接している。
【0018】カムレバー25はさらに他端に係止部25
cが設けられ、カムレバー25がカムギヤ15によって
反時計方向に回動させられたとき、ラチェット爪レバー
44の側面は係止部25cによって反時計方向に押され
るようになっている。カムギヤ15の上面には図示しな
い基板のパターンに接触するブラシ接片45が設けられ
ており、ブラシ接片45と基板のパターンとの接触によ
りスイッチ回路が形成されている。
【0019】図5〜図8は、本発明による絞り制御機構
の動作を説明するための図で、図5は、絞りが開放状態
に保持されている状態を、図6は、絞り込み開始により
係止レバーが解放された状態を、図7は、絞り制御Mg
が作動して所定の絞り値に設定された状態を、図8は、
カムギヤの回転により絞りが開放状態に設定された状態
をそれぞれ示している。つぎに絞り込み開始から絞りチ
ャージまでの動作を説明する。図5において、シャッタ
釦が押されレリーズシーケンスが開始されると、絞りス
タートMg33に絞り込み信号が入力し、磁気によって
マグネット板33aが吸着力を失ってバネ47によって
スタート第1レバー31とスタート第2レバー32が時
計方向に回動する。そのため、セットレバー30は反時
計方向に回動し係止部30cが係止レバー27の立ち上
がり部27bより外れる。
【0020】図6は上記係止レバー27がセットレバー
30より解放された状態を示している。係止レバー27
はバネ28の付勢によって絞り駆動レバー26を下方向
に移動させる。このとき移動量は絞りギヤ38,39お
よび40によりスリット板55に伝達される。ホトイン
タラプタ43は移動量に対応したスリットの数のパルス
信号を出力する。図示しない制御部は予め設定された絞
り値にパルス数が達すると、絞り停止信号を出力する。
絞り停止信号は絞り制御Mg42の吸着力を失わせてマ
グネット板42aを解放するため、バネ25aの付勢に
よってラチェット爪レバー44のラチェット爪44aは
ラチェット板51に飛び込み、絞り駆動レバー26の移
動を停止する。これによって絞りリング18の位置は決
定し、絞りが設定される。
【0021】図7は、絞り制御Mgが作動して所定の絞
り値に設定された状態を示している。この状態でシャッ
タが切れ露光される。つぎにシャッタチャージ,巻き上
げと略同じタイミングで絞りモータ18が駆動させられ
カムギヤ15が時計方向に回転する。回転にしたがって
カムレバー25が反時計方向に回動しラチェット爪44
aをラチェット板51より外し、マグネット板42aを
絞り制御Mg42に吸着させる。さらにカムギヤ15の
時計方向の回転にしたがってチャージレバー37が時計
方向に回動するため絞り駆動レバー26は絞り開放の位
置まで復帰し絞り駆動レバー26に押されて係止レバー
27は元の位置に復帰する。
【0022】同時にスタート第2レバー32の立ち上が
り部32bはチャージレバー37の先端部37bによっ
て押されるので、スタート第2レバー32は反時計方向
に回動する。そのため、スタート第1レバー31もバネ
36によって反時計方向に回動し、マグネット板33a
は絞りスタートMg33に吸着する。さらにバネ35に
よりセットレバー30が時計方向に回動し上記係止レバ
ー27の立ち上がり部27aを係止部30cによって係
止する。そして、カムギヤ15が所定の位置まで回転す
ると、ブラシ接片45と基板のパターンよりなるスイッ
チにより検知され絞りモータ18の通電が停止される。
図8は、カムギヤの回転により絞りが開放状態に設定さ
れ、カム接触ピンがカムの最も突出した位置にある状態
を示している。この後、図5の状態に戻り、絞りチャー
ジの動作が終了する。
【0023】図9は、絞り開始から絞りチャージまでの
電気信号のタイミングを説明するための図である。絞り
スタートMg33に絞り込み信号が供給され、ホトイン
タラプタ43より絞りパルスが出力される。予め決めら
れた絞り値のパルスが出力されると、絞り制御Mg42
に絞り停止信号が供給される。絞り値が設定されシャッ
タが切られると、所定のタイミングで絞りモータ18が
起動させられる。そしてブラシ接片45と基板のパター
ンによって絞りチャージスイッチが形成(例えば、閉回
路が形成)され、このスイッチの開により絞りモータ1
8の回転が停止させられる。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、絞りリ
ング,絞り駆動レバー,絞りモータ,減速ギヤ列,カム
ギヤ手段,チャージレバー,電磁保持手段,絞り量伝達
手段,光電検出手段および電磁停止手段より構成するこ
とにより、絞り制御機構の一層の簡易化を実現できる。
また、本発明による機構は、絞りリングの一部に歯車を
設けてこれにギヤを歯合する構成ではなく、絞り駆動レ
バーのピンにより絞りリングの回転を阻止するように係
合し、絞り駆動レバーの動きにしたがって絞りリングを
従動させるように構成されているので、絞りリングの回
転の不安定さを解消でき絞り制御の精度が向上する。
【0025】さらに、絞りスタートから絞り駆動レバー
を解放して設定された絞り値になるまでの機構が、レバ
ー類の他、電磁保持手段,光電検出手段および電磁停止
手段によって構成され、電磁保持手段からの絞り込みが
レバー類を介して絞り駆動レバーに伝達され、その絞り
駆動レバーの動きを光電検出手段により検出し、検出信
号により動作する電磁停止手段で絞り駆動レバーを予め
決められた絞り値に設定する構成であるので、レリーズ
から絞り作動までの応答性が向上する。また、独立した
駆動源である絞りモータを用いて絞り制御機構をチャー
ジするので、バックフォーカス制御方式AFカメラに適
用すれば、可動ボディーから駆動源を得る機構を設ける
必要はないので、可動ボディーの負荷を軽減化でき、A
F駆動における電力の消費を節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による絞り制御機構を適用したバックフ
ォーカス制御式AFカメラを断面で示した概略正面図で
ある。
【図2】本発明による絞り制御機構と絞りリングの係合
状態を説明するための図である。
【図3】本発明による絞り制御機構の実施の形態を示す
図で、(a)はカメラ側面から見た図,(b)は絞りモ
ータからカムギヤまでの伝達機構をカメラ正面から見た
図である。
【図4】本発明による絞り制御機構の実施の形態を示す
分解斜視図である。
【図5】本発明による絞り制御機構の動作を説明するた
めの図で、絞りが開放状態に保持されている状態を示し
ている。
【図6】本発明による絞り制御機構の動作を説明するた
めの図で、絞り込み開始により係止レバーが解放された
状態を示している
【図7】本発明による絞り制御機構の動作を説明するた
めの図で、絞り制御Mgが作動して所定の絞り値に設定
された状態を示している。
【図8】本発明による絞り制御機構の動作を説明するた
めの図で、カムギヤの回転により絞りが開放状態に設定
され、カム接触ピンがカムの最も突出した位置にある状
態を示している。
【図9】絞り開始から絞りチャージまでの電気信号のタ
イミングを説明するための図である。
【符号の説明】
1…固定ボディー 2…可動ボディー 3…絞り制御機構 4…絞りリング 5,12…案内ガイド 6…ミラー駆動ユニット 7…ファインダ機構 8…フィルム開口部 9…カバー 10…パトローネ 11…スプール 13…合焦モータ 14…電池 15…カムギヤ 16…ピン 18…絞りモータ 19,20…減速ギヤ 21,22…はす歯ギヤ 25…カムレバー 26…絞り駆動レバー 27…係止レバー 28…バネ 30…セットレバー 31…スタート第1レバー 32…スタート第2レバー 33…絞りスタートMg
フロントページの続き (72)発明者 奥谷 剛 東京都世田谷区玉川台2丁目14番9号 京セラ株式会社 東京用賀事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−75426(JP,A) 実開 昭64−34609(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 7/095 G03B 9/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一眼レフカメラにおいて、 絞り込み方向に付勢力が与えられている絞りリングと、前記絞りリングの回転中心と直交する 回転軸を持ち、安
    定した回転運動が可能であり、一端が前記絞りリングの
    付勢力を阻止するように前記絞りリングの一部と直接
    合し、前記一端の動きに従って前記絞りリングを従動さ
    せる、前記回転軸の円弧方向に歯部を有する絞り駆動レ
    バーと、 絞りモータと、 前記絞りモータの回転を伝達する減速ギヤ列と、 前記減速ギヤ列に歯合しカム部が回動させられるカムギ
    ヤ手段と、 一端が前記カム部に当接しており、前記カムギヤ手段の
    回動により前記絞り駆動レバーを押して回動させること
    により前記絞りリングを開放状態にするチャージレバー
    と、 磁力により前記絞りリングの開放状態を保持する電磁保
    持手段と、 前記絞り駆動レバーの歯部に噛み合う絞りギヤを有し、
    絞り込み開始によって前記電磁保持手段が解除され前記
    絞り駆動レバーが解放されて絞り込みが始まったとき、
    前記絞り駆動レバーの回動の量を伝達する絞り量伝達手
    段と、 前記絞り量伝達手段により伝達された前記絞り駆動レバ
    ーの回動の量を光学的に検出して電気信号を出力する光
    電検出手段と、 前記光電検出手段が所定の絞り値を検出したとき、前記
    絞り駆動レバーの動きを停止させる電磁停止手段と、 を有することを特徴とする絞り制御機構。
  2. 【請求項2】 撮影用レンズマウントおよびカメラの外
    観を形成する外郭部を含む固定ボディーと、ファインダ
    機構,測距機構,露出機構およびフィルム給送機構を有
    し前記固定ボディー内を光軸方向に移動可能な可動ボデ
    ィーとを備え、駆動機構により前記可動ボディーのフィ
    ルム開口面を焦点位置にもたらすバックフォーカス制御
    方式の一眼レフオートフォーカスカメラの前記撮影レン
    ズマウントの近傍の固定ボディーに設けられる絞り制御
    機構であって、 該絞り制御機構は、 絞り込み方向に付勢力が与えられている絞りリングと、 一端が前記絞りリングの付勢力を阻止するように前記絞
    りリングの一部と係合し、前記一端の動きに従って前記
    絞りリングを従動させる絞り駆動レバーと、 絞りモータと、 前記絞りモータの回転を伝達する減速ギヤ列と、 前記減速ギヤ列に歯合しカム部が回動させられるカムギ
    ヤ手段と、 一端が前記カム部に当接しており、前記カムギヤ手段の
    回動により前記絞り駆動レバーを押して前記絞りリング
    を開放状態にするチャージレバーと、 磁力により前記絞りリングの開放状態を保持する電磁保
    持手段と、 絞り込み開始によって前記電磁保持手段が解除され前記
    絞り駆動レバーが解放されて絞り込みが始まったとき、
    前記絞り駆動レバーの動き量を伝達する絞り量伝達手段
    と、 前記絞り量伝達手段により伝達された前記絞り駆動レバ
    ーの動き量を光学的に検出して電気信号を出力する光電
    検出手段と、 前記光電検出手段が所定の絞り値を検出したとき、前記
    絞り駆動レバーの動きを停止させる電磁停止手段と、 を有することを特徴とする絞り制御機構。
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