JP3476097B2 - 浸炭用鋼および浸炭部材 - Google Patents

浸炭用鋼および浸炭部材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷間鍛造金型、摺動部
材等の過酷な条件下に適用するため、浸炭処理してから
用いられる浸炭用鋼(軸受鋼を除く)およびこれを用い
た浸炭部材(軸受部材を除く)を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】工具あるいは摺動部材において、表面の
耐摩耗性を高めるために硬さを高めた材料を使用する場
合、表面に発生したクラックが進展し、欠け等の発生に
より寿命にいたる場合が多い。上述したクラックの進展
を抑制するためには、材料の靭性を高れば良いのであ
るが、靭性と硬さは相反する関係であり、靭性を高めれ
ば硬さが低下し、摩耗によって寿命が短くなるという問
題が生ずることになる。従来、冷間鍛造用金型等の鍛造
用工具あるいは摺動部材に対して、耐摩耗性や耐熱性を
付与し、かつ靭性を高めるという目的に対しては、熱処
理の変更や合金組成の変更により対応されてきた。
【0003】最近、従来の単純な熱処理や合金元素の添
加ではなく、表面を窒化処理や浸炭処理して上述のクラ
ックの進展を抑制する新たな技術が開発され注目されて
いる。たとえば、特開昭61−236923号に記載さ
れるように、表面を浸炭して熱処理をすることによって
表面に残留圧縮応力を付与するとともに、表面硬度およ
び高温硬さを高め、浸炭されない内部は低炭素であるが
ために硬度が低く靭性に優れた組成を残しておく技術が
開示されている。特に、この低炭素の浸炭用鋼に浸炭す
る技術は、表面の残留圧縮応力によって高硬度の表面に
発生したクラックの進展を抑制できるとともに、低硬度
の靭性が高い非浸炭部である芯部を存在させることによ
り、芯部でのクラックの進展をも抑制できるという優れ
た技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した浸炭して使用
するための材料、すなわち浸炭用鋼は、浸炭後にあって
は材料の内部にそのままの組成で存在するものである。
材料内部を構成する材料としては、浸炭した表面に加わ
る負荷に耐えられるだけの十分な強度が必要であり、そ
のためには内部の硬さをある程度確保する必要がある。
そして浸炭用鋼としては、最も重要な特性である靭性の
確保および浸炭する表面に十分な硬さが得られることも
必要である。
【0005】上述した特開昭61−236923号によ
れば、浸炭して用いられる軸受鋼としてCr−Mo−V
系であって、M50よりもC量の低い、C0.11−
0.15,Mo3.0−4.5,Cr4.0−4.2
5,V1.1−1.3,Ni3.2−3.6、残部Fe
用からなる浸炭用鋼が開示されている。本発明者がこの
材料を検討したところ、浸炭後の材料内部を構成する素
材としては、さらなる靭性の確保が必要であった。本発
明の目的は、内部硬さを浸炭用鋼に必要な程度に高めて
も、クラックの進展の抑制が可能である、極めて靭性の
高い浸炭用鋼およびこれを用いた浸炭部材を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、浸炭して用
いられる浸炭用鋼に着目し、その成分、組織、靭性、硬
さの関係を研究し、Vを従来よりも低めの特定範囲に規
制すると、硬さを低下させることなく、靭性を飛躍的に
向上させることができることを見いだし本発明に到達し
た。
【0007】すなわち本発明は、軸受鋼を除いて、重量
%で、C0.4%以下,Cr2〜7%、WまたはMoの
1種または2種をW当量(W+2Mo)として3〜20
%、V0.5〜0.85%含有するFe基のマルテンサ
イト系鋼であり、浸炭して用いられ、浸炭部以外の内部
の硬さがHRC53.4以下であることを特徴とする浸
炭用鋼である。
【0008】また好ましくは軸受鋼を除いて、重量%
で、C0.1〜0.4%,Si2%以下、Mn2%以
下、Cr2〜7%、WまたはMoの1種または2種をW
当量(W+2Mo)として3〜18%、V0.5〜0.
85%含有し、残部実質的にFeおよび不可避的不純物
からなる組成とする。また望ましくはFeの一部を5%
以下のNiで置換する。またFeの一部を10%以下の
Coで置換しても良い。
【0009】本発明の浸炭部材は、軸受部材を除いて、
上述した浸炭用鋼の表面の一部または全部に浸炭層が形
成され、浸炭層が形成された表面の硬さはHRC60以
上、浸炭部以外の内部は、HRC53.4以下であるこ
とを特徴とする浸炭部材である。
【0010】
【作用】本発明の最大の特徴の一つは、高速度工具鋼の
組成からCを低め浸炭して使用される浸炭用鋼のV量を
0.5〜0.85%という低めに規制したことである。
このVの規制により本発明の浸炭用鋼は、硬さをほとん
ど落とすことなく、極めて高い靭性を得ることができる
ものである。
【0011】本発明におけるVの規定によって硬さを低
下させず、著しく靭性が向上する理由は不詳であるが、
熱処理(焼入れ、焼戻し)後のマトリクスの微細な2次
硬化析出物の種類と形態によるものと推測される。本発
明において、Vが高いと、靭性が著しく低下するため
0.85%以下と規定した。また、0.5%未満である
と靭性は向上するものの、浸炭された層のV添加による
高温焼戻しにおける十分な2次硬化が得られなくなり、
しいては耐摩耗性、耐熱性の向上が劣化してしまい結果
として寿命特性を劣化させてしまうので好ましくない。
したがって、本発明におけるVの下限は0.5%と規定
した。
【0012】以下V以外の各元素の規定理由について述
べる。CはVについで重要な元素であり、浸炭して用い
られる本発明鋼の基本的な靭性と硬さを決定する元素で
ある。Cはマルテンサイト変態による焼入れ硬化後の硬
さを高める。また、オーステナイト安定化元素であり、
オーステナイト化温度でのδフェライトが生成するのを
抑える効果がある。一方、C量を高めるすぎると、硬さ
が高くなりすぎ、靭性が劣化する。本発明においては、
浸炭されて使用されるため、浸炭されない芯部の靭性の
確保が最も重要であり、残留炭化物の生成過多による靭
性の低下を防ぐため、Cの上限を0.4%とした。ま
た、δフェライトの生成を抑制するためには、好ましく
は0.1%以上とする。
【0013】Crはマトリクスと炭化物の両方に固溶
し、マトリクスの焼入れ性の確保、炭化物の焼入れ時の
基地への固溶の促進、浸炭される表面の高硬度化に有効
な元素である。Crは2%未満では焼入れ焼戻し後の硬
さがHRC40以上が得られないため、下限値を2%と
した。また7%以上添加すると、δフェライトが安定
し、靭性を著しく劣化するため7%以下と規定した。
【0014】WとMoは、浸炭用鋼の浸炭部の硬さを高
め、また耐熱性を付与するという点で同一の作用を有す
る元素である。重量比でMo1%はW2%と等価であ
り、W当量(W+2Mo)として規定する。WまたはM
oは浸炭されることによって、微細なM6C型炭化物を
形成し、硬い浸炭層を形成する。また微細な炭化物によ
りオーステナイト結晶粒が粗大化が防止されるため靭性
の確保にも有効である。しかし、W当量を高めていくと
浸炭部の硬さが上がるが、浸炭されない芯部の硬さも硬
くなり、クラックの進展速度を速めてしまう。また、W
当量が高すぎるとδフェライトが安定化し、靭性を著し
く劣化する。本発明では、浸炭用鋼として充分な表面硬
さをえるために、W当量は3%以上と規定し、充分な靭
性を確保するためにW当量の上限を20%とした。好ま
しいW当量の上限は18%である。
【0015】Siは、脱酸元素として、あるいは硬さや
耐熱性を向上させる元素として知られており、添加する
ことが好ましい。添加する場合には2%を超えると靭性
が劣化するので上限を2%とした。Mnは、脱酸元素と
して、あるいはMnSとして析出させ、不純物として含
有されるSの有害性を抑える効果がある。添加する場合
には2%を超えると靭性を劣化するため、2%を上限と
する。
【0016】Niは、δフェライトの生成を著しく抑え
るとともに、浸炭表面の硬さの変化を緩やかにする効果
があり、疲労寿命特性を向上するのに極めて有効な添加
可能元素である。しかし、5%を超えるとA1変態点が
下がり、焼きなまし硬さを上げ、被削性等を劣化するた
め添加する場合には、5%以下とする。
【0017】Coは、主にマトリックスに固溶し、硬さ
と耐熱性を向上させる効果がある。ただし、添加量を増
やしていくと、強度と靭性は漸減する。特に高硬度が要
求される本発明の部材に添加するのが望ましい元素であ
る。Coの10%以上の添加は、靭性が劣化し過ぎて、
本発明の部材として不適となるので上限は10%とし
た。
【0018】また本発明においては、具体的な添加元素
としてNbがある。Nbは合金組織の微細化に効果のあ
る元素であり、浸炭用鋼の靭性を高めるためには有効で
ある。Nbは添加し過ぎると、硬さが高くなりすぎ、ク
ラックの進展速度を速めてしまうため、添加する場合
は、0.5%以下とする。
【0019】Niを含有する場合の本発明の浸炭用鋼の
好ましい具体的な組成範囲の一例を示すと、重量%で、
C0.1〜0.4%,Si2%以下、Mn2%以下、N
i5%以下、Cr2〜7%、WまたはMoの1種または
2種をW当量(W+2Mo)として3〜18%、V0.
〜0.85%含有し、残部実質的にFeからなる鋼で
ある。さらに、Nbを含有する場合の本発明の浸炭用鋼
の好ましい具体的な組成範囲の一例を示すと、重量%
で、C0.1〜0.4%,Si2%以下、Mn2%以
下、Ni5%以下、Cr2〜7%、WまたはMoの1種
または2種をW当量(W+2Mo)として3〜18%、
V0.5〜0.85%含有し、Nb0.5%以下、残部
実質的にFeからなる鋼である。
【0020】本発明は、上述した規定を満足した浸炭用
鋼を浸炭することにより、浸炭層の表面硬さはHRC6
0以上、浸炭部以外の内部硬さはHRC53.4以下
することができる。また、本発明の浸炭用鋼は浸炭処理
と、その後の熱処理により表面に圧縮応力を残留させる
ことができる。この圧縮応力場によって、表面のクラッ
クの進展が抑制できるととともに、高い靭性を有する内
部によって、内部でのクラックの進展も防止できるた
め、寿命特性を著しく向上することができる。
【0021】
【実施例】
(実施例1)表1に示す本発明の浸炭用鋼および比較鋼
を、真空溶解法にて溶製し、その後、ソーキング処理を
施することによって得た。得られた浸炭用鋼に対して、
浸炭後の部材の内部を構成する材料としての特性を評価
するため、浸炭処理を行わずシャルピー衝撃試験片用に
15mm×15mmに圧延し、焼入れ焼戻し処理を行ない評
価試料とした。なお焼入れ、焼戻しは、1100℃で焼
入れ、高温焼戻しで2次硬化が得られるピーク硬さが得
られる焼戻し温度より10℃高めの温度で処理したもの
である。得られた評価試料に対して、硬さの測定および
シャルピー衝撃試験を行なった。
【0022】結果を表1に示す。また、浸炭部材として
の評価を行うため、φ24mmに加工した浸炭用鋼に対
して、950℃で48時間の浸炭処理を行い、表面から
1mm除去した後、上述した焼入れ焼戻し処理を行い、
約2.5mmの浸炭層を有する浸炭部材を得た。得られ
た浸炭部材は、X線による分析から表面に圧縮応力が残
留していることが確認された。また浸炭部材の表面硬さ
を測定した結果を表1に示す。さらに高温での軟化抵抗
を評価するため、焼戻し温度を650℃に変え、表面硬
さを評価した。
【0023】
【表1】
【0024】測定結果を表1に示す。本発明の浸炭用鋼
は、V量の高い比較鋼(試料No18)に比べて、同等
もしくはそれ以上の硬さを有するにもかかわらず、約2
倍〜4倍という極めて高い衝撃値を有しており、浸炭用
鋼として優れていることがわかる。また、本発明の浸炭
用鋼では、Cを高めて硬度を高めた(試料No2および
3)においても、極めて高い衝撃値を有するものであ
る。本発明の浸炭用鋼よりも、さらにCが高い比較鋼試
料No19はV量が本発明の規定範囲であっても、硬さ
が高くなり衝撃値が低下して好ましくないものであるこ
とがわかる。
【0025】Vの添加量を変えた本発明の浸炭用鋼であ
る試料No1、4、参考の浸炭用鋼である試料No5か
らV量が1%を超えると衝撃値が低下する傾向があるこ
とがわかる。また、本発明の浸炭用鋼のVの規定範囲よ
りもV量の少ない比較鋼の試料No.20は、衝撃値は
高いものの、表面を浸炭したときに、十分な2次硬化が
得られておらず、また高温における軟化抵抗も劣化する
ため好ましくないものである。W,Cr、Coの添加量
を変えた本発明の試料No6、7、8、9、10、1
1、12、16および17においても、Vが本発明の範
囲よりも高い比較鋼No18より大幅に優れた衝撃値を
有することがわかる。
【0026】また、Niの添加量を変えた、試料No1
3,14および15から、Niの増加とともに衝撃値が
高くなっており、靭性を確保するためにNiの添加が有
効であることがわかる。また表1の本発明の浸炭部材の
表面硬さはHRC60以上が確保できており、耐摩耗性
を確保できる高い硬さを有する表面と、靭性の極めて高
い内部で構成された浸炭部材が構成できたことがわか
る。650℃で焼戻した時の硬さ(軟化抵抗)を測定し
たところ、本発明鋼に対し、Vが0.34%である比較
材No20は著しく軟化している。本発明鋼は、耐熱性
のためには軟化抵抗が高いほど良いので、Vが0.5%
未満では最高硬さが60HRCに到達せず、しかも軟化
抵抗が低いので、好ましくないことがわかる。
【0027】(実施例2) 表1の発明鋼No1、2、および比較鋼No18に示す
成分にて、同様に試料を作製した。浸炭せずに焼入れ温
度を1100℃とし、300℃から600℃間の所定温
度で焼戻し、焼戻し温度と靭性の関係を調べた。靭性
は、実施例1と同様にシャルピー衝撃試験によって得ら
れる衝撃値で評価した。その結果を図1に示す。Vの高
い比較鋼No18に対し、Vの低い本発明の浸炭用鋼N
o1は靭性に優れている。また、本発明の浸炭鋼No2
は本発明の内、Cを高く調整したものであり、内部硬さ
を高めたものである。Cを高めたため、衝撃値はやや低
くなる。しかし、530℃で焼き戻すとHRC52の高
い硬さとともに、Vの高い比較鋼No18よりも高い衝
撃値が得られており、Vを低めた本発明の浸炭用鋼はC
により硬さを高めても、高い靭性を確保できることがわ
かる。
【0028】
【発明の効果】本発明の浸炭用鋼によれば、浸炭されて
浸炭部材となったとき、極めて優れた靭性特性と、十分
な強度を保つことができるため、従来の浸炭部材の寿命
特性を飛躍的に向上することが可能となる。したがっ
て、冷間鍛造金型、摺動部材、パンチやエンドミル等の
工具としてクラックの発生が予想される過酷な条件下に
適用する浸炭用鋼として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明鋼と比較鋼の焼戻し温度と靭性の関係を
示す図である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受鋼を除いて、重量%で、C0.4%
    以下,Cr2〜7%、WまたはMoの1種または2種を
    W当量(W+2Mo)として3〜20%、V0.5
    0.85%含有するFe基のマルテンサイト系鋼であ
    り、浸炭して用いられ、浸炭部以外の内部の硬さがHR
    C53.4以下であることを特徴とする浸炭用鋼。
  2. 【請求項2】 軸受鋼を除いて、重量%で、C0.1〜
    0.4%,Si2%以下、Mn2%以下、Cr2〜7
    %、WまたはMoの1種または2種をW当量(W+2M
    o)として3〜18%、V0.5〜0.85%含有し、
    残部実質的にFeおよび不可避的不純物からなり、浸炭
    して用いられ、浸炭部以外の内部の硬さがHRC53.
    4以下であることを特徴とする浸炭用鋼。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2のいずれかに記載のF
    eの一部を5%以下のNiで置換したことを特徴とする
    浸炭用鋼。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のF
    eの一部を10%以下のCoで置換したことを特徴とす
    る浸炭用鋼。
  5. 【請求項5】 軸受部材を除いて、請求項1ないし4の
    いずれかに記載の浸炭用鋼の表面の一部または全部に浸
    炭層が形成され、浸炭層が形成された表面の硬さはHR
    C60以上、浸炭部以外の内部の硬さはHRC53.4
    以下であることを特徴とする浸炭部材。
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