JP3475396B2 - 収納物保持枠体とこれを収容した箱 - Google Patents

収納物保持枠体とこれを収容した箱

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JP3475396B2 JP2000284159A JP2000284159A JP3475396B2 JP 3475396 B2 JP3475396 B2 JP 3475396B2 JP 2000284159 A JP2000284159 A JP 2000284159A JP 2000284159 A JP2000284159 A JP 2000284159A JP 3475396 B2 JP3475396 B2 JP 3475396B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボールや厚紙等
で形成した収納物保持枠体とこれを収容した箱に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、段ボールや厚紙等で形成した箱の
本体内を仕切る収納物保持枠体として、収納物を収容す
る大きさにした複数の収納空処を、上記本体内に区画形
成するように、その本体の対向する側版間の距離に一致
した複数の仕切り材を互いに格子状に組み付けてなるも
のが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の収
納物保持枠体では、複数の仕切り材を互いに嵌合させて
組み立てなければならないために製造工程が複雑にな
り、従って、組み立ての自動化が難しい。
【0004】また、例えば箱どうしを多段積みしたとき
に箱の本体に生じる変形を防止するために、その本体に
作用する荷重の一部を仕切り材に負担させることが有効
であるが、この場合、上記荷重に耐える補強柱部を仕切
り材に形成する必要が生じ、製造工程のさらなる複雑化
を招くことになる。さらに、補強柱部を仕切り材に形成
したとしても、箱本体の側版は、これに部分的に加えら
れる外力に対しては脆弱である。
【0005】そこで本発明は、組み立てを自動化し易い
簡易な構造にしながらも、箱の本体全体に加わる荷重に
対する強度を向上させることができ、しかも、その本体
の側版をも同時に補強できる収納物保持枠体とこれを収
容した箱を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明収
納物保持枠体は、横長方形の収納物囲繞版2,16,2
4に、複数の折曲げ用縦線6…,19…,27…を形成
して複数の側版部2a…,16a…,24a…を区画す
るとともに、その収納物囲繞版2,16,24の上側又
は下側縁部2b,16b,24bの、上記各折曲げ用縦
線6…,19…,27…の位置に、上記収納物囲繞版
2,16,24と同じ高さの複数の補強柱形成片3…,
17…,25…を互いに並列にして連設した枠体形成用
台紙1,15,23を、上記補強柱形成片3…,17
…,25…を、その基端の折り曲げ用横線8…,22
…,30…で折り曲げて、収納物囲繞版2,16,24
の上記折曲げ用縦線6…,19…,27…上に重合し、
該収納物囲繞版2,16,24の各側版部2a…,16
a…,24a…を、折曲げ用縦線6…,19…,27…
で、上記補強柱形成片3…,17…,25…とともに折
り曲げることによって、各角部に補強柱部B,B′,F
を形成してなる、角筒体状のものである。
【0007】請求項2記載の本発明収納物保持枠体は、
折曲げ用縦線を形成しない横長方形の収納物囲繞版32
の上側又は下側縁部32aに、該収納物囲繞版32と同
じ高さの複数の補強柱形成片33…を、所要の間隔をお
きかつ互いに並列にして連設した枠体形成用台紙31
を、上記補強柱形成片33…を、その基端の折曲げ用横
線34…で折り曲げて上記収納物囲繞版32に重合し、
上記収納物囲繞版32を、上記補強柱形成片33…とと
もに曲成することによって、補強柱部Hを形成してな
る、円筒体状のものである。
【0008】請求項3記載の本発明は、上記補強柱部
B,B′,F,Hを、収納物囲繞版2,16,24,3
2の内面又は外面側に有する請求項1又は2記載の収納
物保持枠体である。
【0009】請求項4記載の本発明は、上記補強柱形成
片3…,17…,25…,33…が、複数の縦長方形の
補強版部3a…,17a…,25a…,25b…を、折
曲げ用縦線7…,20…,21…,28…,29…を介
して連設してなる請求項1,2又は3記載の収納物保持
枠体である。
【0010】請求項5記載の本発明は、上記補強柱部
B,B′,F,Hが、上記補強柱形成片3…,17…,
25…,33…をその基端の折り曲げ用横線8…,22
…,30…,34…で折り畳んで上記収納物囲繞版2,
16,24,32に重合させるとともに、該補強柱形成
片3…,17…,25…,33…の複数の補強版部3a
…,17a…,25a…,25b…を、上記折り曲げ用
縦線7…,20…,28…,29…で折り曲げて互いに
重合してなる請求項4記載の収納物保持枠体である。
【0011】請求項6記載の本発明は、上記補強柱部
B,B′,F,Hが、上記補強柱形成片3…,17…,
25…,33…をその基端の折り曲げ用横線8…,22
…,30…,34…で折り畳むとともに、該補強柱形成
片3…,17…,25…,33…の複数の補強版部3a
…,17a…,25a…,25b…を平面多角形となる
ように、折曲げ用縦線7…,20…,21…,28…,
29…で折り曲げてなる請求項4記載の収納物保持枠体
である。
【0012】請求項7記載の本発明は、上記補強柱形成
片3…,17…,25…,33…と収納物囲繞版2,1
6,24,32とを接着剤等で接着している請求項1,
2,3,4,5又は6記載の収納物保持枠体である。
【0013】請求項8記載の本発明は、上記収納物囲繞
版2,16,24,32の下側縁部に、連結版部4a
…、収納物当接版部4b…、および貼着版部4c…を、
折曲げ用横線9…,10…を境にして順に連設した保持
部形成片4…が連設されており、その保持部形成片4…
を上記各折曲げ用横線9…,10…で折り曲げ、上記貼
着版部4c…を収納物囲繞版2,16,24,32の内
面に接着してなる収納物保持部C…を設けている請求項
1,2,3,4,5,6又は7記載の収納物保持枠体で
ある。
【0014】請求項9記載の本発明収容物保持枠体を収
容した箱は、請求項1〜8のいずれかに記載の収納物保
持枠体を、それの補強柱部B,B′,F,Hを箱本体1
3の側版13b,13cの至近位置に配置した状態で、
その箱本体13内に収容している。
【0015】
【発明の実施の形態】まず、第1の実施形態に係る本発
明収納物保持枠体Aについて、図1〜5を参照して説明
する。1は、例えば段ボール、厚紙若しくは合成樹脂等
からなる枠体形成用台紙であり、それは、収納物囲繞版
2、4つの補強柱形成片3…、4つの保持部形成片4…
及び所要幅の連結用版部5からなるものである。
【0016】本発明収納物保持枠体で保持しようとする
収納物Pは、図1に示すように、下面側から上面側に向
けて次第に直径が大きくなる例えばシーリング剤等を収
容した逆円錐台形のシーリング剤容器である。
【0017】収納物囲繞版2は、収納物Pを囲繞できる
長さにした横長方形のものであり、これには、互いに同
じ大きさの4つの側版部2a…を区画形成するように、
3本の折曲げ用縦線6…を一定の間隔で形成している。
【0018】連結用版部5は、上記収納物囲繞版2の端
部に、折曲げ用縦線5aを境にして連設されている。
【0019】補強柱形成片3…は、収納物囲繞版2の高
さと同じ高さにしかつ所要幅の縦長方形にした2つの補
強版部3a,3aを折曲げ用縦線7を境にして形成した
ものであり、それらは、折曲げ用縦線7を上記収納物囲
繞版2の折曲げ用縦線5a又は折曲げ用縦線6…に一致
させることにより、各折曲げ用縦線5a,6…に対応す
る位置毎に互いに並列にして、収納物囲繞版2の上側縁
部2bに折曲げ用横線8…を境にして連設されている
(図3)
【0020】保持部形成片4は、連結版部4a、収納物
当接版部4b及び貼着版部4cを、折曲げ用横線9,1
0を境にして連設してなるものである。各保持部形成片
4…は、側版部2aの中央部分に対応する収納物囲繞版
2の下側縁部2cに、これと連結版部4aとの間に形成
した折曲げ用横線11…を境にして連設されている。
【0021】収納物保持枠体Aは、上記構成の枠体形成
用台紙1を次のように折り曲げるとともに、所要部位を
接着することにより形成されている。各保持部形成片4
を、図4,5に示すように、折曲げ用横線9〜11で適
宜折り曲げるとともに、貼着版部4cを収納物囲繞版2
の内面2′に接着剤等で接着することにより、図2に示
すように、緩衝用空間αを区画してなる収納物保持部C
が形成される。
【0022】また、補強柱形成片3を、その基端の折曲
用横線8で折り曲げて、収納物囲繞版2の外面2″
折曲げ用縦線6,5a上に重合させ、その補強柱形成片
3と外面2″とを接着剤等で接着することにより、補強
柱部Bを形成する。
【0023】そして、収納物囲繞版2を、各折曲げ用縦
線6…で、補強柱形成片3とともに内面2′側に折り曲
げて四角筒体にするとともに、その収納物囲繞版2の
両端部を、連結用版部5を介して接着剤等で接着する。
【0024】これにより、補強柱部B…を四角筒体の各
角部の外面2′側に配設するとともに、その四角筒体の
内側に収納物保持部C…を設けた構成の第1の実施形態
に係る本発明収納物保持枠体Aを組み立てることができ
る。
【0025】12は、図1に示すように、上記の収納物
保持枠体Aを隣接状態で2つ並べて収容できる大きさに
した箱であり、それは、方形底版13aの対向辺縁に、
上記収容物囲繞版2と同じ高さの側版13b,13b,
13c,13cを起立形成してなる本体13の一側版1
3bに、蓋版14を連設してなるものである。
【0026】箱12の本体13内に、上記構成の収納物
保持枠体A,Aを隣接状態で並べて収容すると、補強柱
部B…が、本体13の四隅と、側版13b,13bの中
間部分にそれぞれ配置された状態になって、その四隅と
側版13b,13bを同時に補強できる。
【0027】また、各側版部2aが、本体13の側版1
3b,13b,13c,13c内面との間に所要の間隙
を保持した状態で並行に配置されるので、これら側版1
3b,13b,13c,13cが破損することがあって
も、その影響が直ちに収納物Pに及ぶことを防止でき
る。
【0028】上記各収納物保持枠体A内に収納物Pを挿
入すると、図2に示すように、その収納物Pの下面側縁
部に、各収納物保持部C…が当接して、その収納物Pを
四方からしっかりと保持した状態になるとともに、これ
ら収納物保持部C…内の緩衝用空間α…により、外部か
ら加えられる衝撃の収納物Pへの伝達が緩和されるよう
になる。
【0029】第2の実施形態に係る本発明収納物保持枠
体Dについて、図6〜11を参照して説明する。15
は、例えば段ボール、厚紙若しくは合成樹脂等からなる
枠体形成用台紙であり、それは、図8に示すように、収
納物囲繞版16、4つの補強柱形成片17…及び所要幅
の連結用版部18からなるものである。
【0030】収納物囲繞版16は、収納物Pを囲繞でき
る長さにした横長方形のものであり、これには、互いに
同じ大きさの4つの側版部16a…を区画形成するよう
に、3本の折曲げ用縦線19…を一定の間隔で形成して
いる。
【0031】連結用版部18は、上記収納物囲繞版16
の端部に、折曲げ用縦線18aを境にして連設されてい
る。
【0032】補強柱形成片17は、収納物囲繞版16の
高さと同じ高さにしかつ所要幅の縦長方形にした4つの
補強版部17a…を、3つの折曲げ用縦線20、21、
21を境にして連設したものである。各補強柱形成片1
7…は、上記折曲げ用縦線20、21、21のうち、中
央の折曲げ用縦線20を折曲げ用縦線18a又は折曲げ
用縦線19…に一致させ、また、4つの補強版部17a
…のうち、内側の補強版部17a,17aを、収容物囲
繞版16の上側縁部16bに折曲げ用横線22を境にし
て連設するとともに、外側の補強版部17a,17a
を、その上側縁部16bから切り離した状態にして、収
納物囲繞版16の上側縁部16bの折曲げ用縦線18
a又は折曲げ用縦線19…に対応する位置毎に、互いに
並列にして連設されている(図8)
【0033】収納物保持枠体Dは、上記構成の枠体形成
用台紙15を次のように折り曲げるとともに、所要部位
を接着することにより形成されている。図9に示すよう
に、補強柱形成片17を、その基端の折曲げ用横線22
で折り曲げて、収納物囲繞版16の外面16″の折曲げ
用縦線19,18a上に当接重合させ、4つの補強版部
17a…のうちの内側の2つの補強版部17a,17a
と収納物囲繞版16とを接着剤等で接着するとともに、
図10,11に示すように、外側の2つの補強版部17
a,17aを折曲げ用縦線21,21で折り曲げて、内
側の2つの補強版部17a,17aに重合当接させ、そ
れらを接着剤等で接着する。これにより、補強柱部B′
が形成される。
【0034】そして、収納物囲繞版16を各折曲げ用縦
線19…で、補強柱形成片17とともに内面16′側に
折り曲げて四角筒体にするとともに、その収納物囲繞版
16の両端部を、連結用版部18を介して接着剤等で接
着する。これにより、補強柱部B′…を、四角筒体の各
角部の外面16″側に配設した第2の実施形態に係る本
発明収納物保持枠体Dを組み立てることができる。
【0035】第3の実施形態に係る本発明収納物保持枠
体Eについて、図12〜16を参照して説明する。23
は、例えば段ボール、厚紙若しくは合成樹脂等からなる
枠体形成用台紙であり、それは、収納物囲繞版24、4
つの補強柱形成片25…及び所要幅の連結用版部26か
らなるものである。
【0036】収納物囲繞版24は、前記収納物Pを囲繞
できる長さにした横長方形のものであり、これには、互
いに同じ大きさの4つの収容物囲繞版24a…を区画形
成するように、3本の折曲げ用縦線27…を一定の間隔
で形成している。
【0037】連結用版部26は、上記収納物囲繞版24
の端部に、折曲げ用縦線26aを境にして連設されてい
る。
【0038】補強柱形成片25は、収納物囲繞版24の
高さと同じ高さにしかつ互いに同じ幅にした2つの補強
版部25a,25aを折曲げ用縦線28を境にし、ま
た、それら補強版部25a,25aに折曲げ用縦線2
9,29を境にして、補強版部25a,25aよりも幅
広の補強版部25b,25bを連設したものである。各
補強柱形成片25…は、上記折曲げ用縦線28,29,
29のうち、折曲げ用縦線28を収納物囲繞版24の折
曲げ用縦線27又は折曲げ用縦線26aに一致させ、ま
た、内側の補強版部25a,25aを、収容物囲繞版2
4の上側縁部24bに折曲げ用横線30を境にして連設
しているとともに、外側の補強版部25b,25bを、
収容物囲繞版24の上側縁部24bから切り離した状態
にして、収納物囲繞版24の上側縁部24bの折曲げ
線27…又は折曲げ用縦線26aに対応する位置毎
、互いに並列にして連設している(図14)
【0039】収納物保持枠体Eは、上記構成の枠体形成
用台紙23を次のように折り曲げるとともに、所要部位
を接着することにより形成されている。図15に示すよ
うに、補強柱形成片25をその基端の折曲げ用横線30
折り曲げて、収容物囲繞版24の内面24′の折曲げ
用縦線27,26a上に重合させ、その補強柱形成片2
5の内側の2つの補強版部25a,25aと収容物囲繞
版24の内面24′とを接着剤等で接着する。
【0040】次に、収容物囲繞版24を、補強柱形成片
25とともに、内面24′側に折曲げ用縦線27で折り
曲げて四角筒体にするとともに、その収容物囲繞版2
4の両端部を、連結用版部26を介して接着剤等で接着
する。
【0041】そして、補強柱形成片25の両側の2つの
補強版部25b,25bを、補強版部25a,25aと
ともに平面三角形をなすように折り曲げて、それらを接
着剤等で接着する。これにより、補強柱部F…を、四角
筒体の各角部の内面24′側に配設してなる第3の実施
形態に係る本発明収納物保持枠体Eを組み立てることが
できる。
【0042】第4の実施形態に係る本発明収納物保持枠
体Gについて、図17,18を参照して説明する。31
は、例えば段ボール、厚紙若しくは合成樹脂等からなる
枠体形成用台紙であり、それは、収容物囲繞版32と、
4つの補強柱形成片33…とからなるものである。
【0043】収容物囲繞版32は、前記収納物Pを囲繞
できる長さの横長方形にして形成されているものである
が、これには、前述した折曲げ用縦線を形成していな
い。
【0044】各補強柱形成片33…は、収納物囲繞版3
2の高さと同じ高さにしかつ所要幅の縦長方形に形成し
たものであり、それらは、収納物囲繞版32の上側縁部
32aに折曲げ用横線34を境にしかつ互いに一定
の間隔をおき並列にして連設されている(図18)
【0045】収納物保持枠体Gは、上記構成の枠体形成
用台紙31を次のように曲成するとともに、所要部位を
接着することにより形成されている。補強柱形成片33
…を、その基端の折曲げ用横線34…で折り曲げて、収
容物囲繞版32の外面32″に当接重合させ、それらを
接着剤等で接着する。
【0046】次に、収容物囲繞版32を、補強柱形成片
33…とともに、これの内面32′側に曲成して円筒体
にするとともに、その収容物囲繞版32の両端部どう
しを接着剤等で接着する。これにより、円筒体に複数の
補強柱部H…を所要の間隔で配設してなる第4の実施形
態に係る本発明収納物保持枠体Gを組み立てることがで
きる。
【0047】なお、本発明は前述した各実施形態に限る
ものではなく、次のような変形実施が可能である。上記
第1〜第3の実施形態においては、収容物囲繞版を折り
曲げて四角筒体にしたものを例として説明したが、三
角又は五角形以上の角筒体にしてもよい。
【0048】また、上記第4の実施形態において、収容
物囲繞版を曲成して円筒体にした例を示したが、平面楕
円形の筒体に曲成してもよい。
【0049】上記の各実施形態においては、補強柱形成
片を収容物囲繞版の上側縁部に連設した例について説明
したが、その収容物囲繞版の下側縁部に連設してもよ
い。
【0050】上記の第2〜第4の実施形態においては、
収納物保持部を形成していないものについて説明した
が、角筒体又は円筒体の内側に収納物保持部を形成して
もよい。
【0051】また、上記においては、補強柱形成片と収
容物囲繞版との境に折曲げ用横線を形成した例を示した
が、折曲げ用横線を形成することなく、補強柱形成片を
収容物囲繞版との境で折り曲げるようにしてもよい。
【0052】上記においては、収容物囲繞版に一定の間
隔で折曲げ用縦線を形成した例を示したが、それらの折
曲げ用縦線を互いに異なる間隔で形成してもよい。
【0053】上記の第4の実施形態においては、折曲げ
用縦線を境にして補強版部を連設していない補強柱形成
片について説明したが、補強柱形成片を、複数の補強版
部を折曲げ用縦線を境にして連設した構成にするととも
に、それらの補強版部を互いに折畳み重合することによ
補強柱部を形成してもよい。また、補強柱形成片を、
複数の補強版部を折曲げ用縦線を境にして連設した構成
にするとともに、それらの補強版部を平面多角形となる
ように折り曲げてなる補強柱部を形成してもよい。
【0054】上記各実施形態においては、補強柱形成片
と収納物囲繞版とを接着剤等で接着している例について
説明したが、接着剤等の他、ホチキスや接着テープ等に
より固着してもよい。
【0055】
【発明の効果】請求項1〜8記載の収納物保持枠体によ
れば、収納物囲繞版の上側又は下側縁部に、該収納物囲
繞版と同じ高さの複数の補強柱形成片を互いに並列にし
て連設した枠体形成用台紙を用い、上記補強柱形成片
を、その基端の折り曲げ用横線で折り曲げて収納物囲繞
版に重合し、該収納物囲繞版を、上記補強柱形成片とと
もに折り曲げること、あるいは曲成することによって、
補強柱部を形成しているので、組み立てを自動化しやす
い簡易な構造にすることができる。また、補強柱形成片
を折り曲げて、あるいは湾曲させて収納物囲繞版に重合
することにより補強柱部を形成しているので、補強柱部
の形成が容易であり、しかも、機械的強度を容易に向上
させることができる。
【0056】請求項1〜8記載の収納物保持枠体で得ら
れる上記共通の効果の他、請求項5,6,8記載の収納
物保持枠体によれば、次の各効果を得ることができる。
請求項5記載の収納物保持枠体によれば、上記補強柱部
が、複数の補強板部を折曲げ用縦線を介して連設してな
る補強柱形成片を、その基端の折り曲げ用横線で折り畳
んで上記収納物囲繞版に重合させるとともに、該補強柱
形成片の複数の補強版部を、上記折り曲げ用縦線で折り
曲げて互いに重合してなるので、補強版部の数を増減さ
せるだけで、機械的強度を容易に増減調整できる。
【0057】請求項6記載の収納物保持枠体によれば、
上記補強柱部が、上記補強柱形成片をその基端の折り曲
げ用横線で折り畳むとともに、該補強柱形成片の複数の
補強版部を平面多角形となるように、折曲げ用縦線で折
り曲げてなるので、同じ厚みの材質のものを互いに重合
させた構造に比較して、機械的強度を向上させられる。
【0058】請求項8記載の収納物保持枠体によれば、
上記収納物囲繞版の下側縁部に、連結版部、収納物当接
版部、および貼着版部を、折曲げ用横線を境にして順に
連設した保持部形成片が連設されており、その保持部形
成片を上記各折曲げ用横線で折り曲げ、上記貼着版部を
収納物囲繞版の内面に接着してなる収納物保持部を設け
ているので、組み立ての自動化の容易さを維持しなが
ら、収納物をしっかりと保持することができる。
【0059】請求項9記載の収納物保持枠体を収容した
箱によれば、上記の収納物保持枠体を、それの補強柱部
を箱本体の側版の至近位置に配置した状態で、その箱本
体内に収容しているので、箱本体全体に加わる荷重に対
する強度を向上させられるとともに、側版をも同時に補
強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る本発明収納物保持枠体、
これを収容する箱及び収納物の斜視図である。
【図2】(A)は同上の収納物保持枠体の平面図、
(B)はそれの断面図である。
【図3】同上の収納物保持枠体を折曲げ形成する枠体形
成用台紙の展開図である。
【図4】保持部形成片と補強柱形成片の折曲げ途中の状
態を示す部分斜視図である。
【図5】収納物保持部の形成をし終えるとともに、補強
部形成片を収容物囲繞版の外面に当接重合した状態を示
す部分斜視図である。
【図6】第2の実施形態に係る本発明収納物保持枠体の
斜視図である。
【図7】同上の収納物保持枠体の平面図である。
【図8】同上の収納物保持枠体を折曲げ形成する枠体形
成用台紙の展開図である。
【図9】補強柱形成片を収容物囲繞版の外面に当接重合
させた状態を示す部分斜視図である。
【図10】同上の補強部形成片の折曲げ途中の状態を示
す部分斜視図である。
【図11】その外側の補強版部を内側の補強版部に当接
重合した状態を示す部分斜視図である。
【図12】第3の実施形態に係る本発明収納物保持枠体
の斜視図である。
【図13】(A)は同上の収納物保持枠体の平面図、
(B)はそれの断面図である。
【図14】同上の収納物保持枠体を折曲げ形成するため
の枠体形成用台紙の展開図である。
【図15】補強柱形成片を収容物囲繞版の内面に当接重
合させた状態を示す部分斜視図である。
【図16】その補強部形成片の内側の補強版部を収容物
囲繞版の内面に重合接着した後、外側の補強版部を途中
まで折り曲げた状態を示す部分斜視図である。
【図17】第4の実施形態に係る本発明収納物保持枠体
の斜視図である。
【図18】同上の収納物保持枠体を折曲げ形成するため
の枠体形成用台紙の展開図である。
【符号の説明】
1、15、23、31
枠体形成用台紙 2、16、24、32
収容物囲繞版 2′、24′
収容物囲繞版の内面 2″、16″、32″
収容物囲繞版の外面 3、17、25、33
補強柱形成片 3a、17a、25a、25b
補強版部 4
保持部形成片 4a
連結版部 4b
収納物当接版部 4c
貼着用版部 5、18、26
連結用版部 5a、6〜11、19〜22、26a、27〜30、3
4 折曲げ用縦線,横線 13
箱本体 13a、13b
側版 B、B′、F、H
補強柱部 C
収納物保持部 P
収納物

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横長方形の収納物囲繞版(2,16,2
    4)に、複数の折曲げ用縦線(6…,19…,27…)
    を形成して複数の側版部(2a…,16a…,24a
    …)を区画するとともに、その収納物囲繞版(2,1
    6,24)の上側又は下側縁部(2b,16b,24
    b)の、上記各折曲げ用縦線(6…,19…,27…)
    の位置に、上記収納物囲繞版(2,16,24)と同じ
    高さの複数の補強柱形成片(3…,17…,25…)を
    互いに並列にして連設した枠体形成用台紙(1,15,
    23)を、上記補強柱形成片(3…,17…,25…)
    を、その基端の折り曲げ用横線(8…,22…,30
    …)で折り曲げて、収納物囲繞版(2,16,24)の
    上記折曲げ用縦線(6…,19…,27…)上に重合
    し、該収納物囲繞版(2,16,24)の各側版部(2
    a…,16a…,24a…)を、折曲げ用縦線(6…,
    19…,27…)で、上記補強柱形成片(3…,17
    …,25…)とともに折り曲げることによって、各角部
    に補強柱部(B,B′,F)を形成してなることを特徴
    とする角筒体状の収納物保持枠体。
  2. 【請求項2】折曲げ用縦線を形成しない横長方形の収納
    物囲繞版(32)の上側又は下側縁部(32a)に、該
    収納物囲繞版(32)と同じ高さの複数の補強柱形成片
    (33…)を、所要の間隔をおきかつ互いに並列にして
    連設した枠体形成用台紙(31)を、上記補強柱形成片
    (33…)を、その基端の折曲げ用横線(34…)で折
    り曲げて上記収納物囲繞版(32)に重合し、上記収納
    物囲繞版(32)を、上記補強柱形成片(33…)とと
    もに曲成することによって、補強柱部(H)を形成して
    なることを特徴とする円筒体状の収納物保持枠体。
  3. 【請求項3】上記補強柱部(B,B′,F,H)を、収
    納物囲繞版(2,16,24,32)の内面又は外面側
    に有することを特徴とする請求項1又は2記載の収納物
    保持枠体。
  4. 【請求項4】上記補強柱形成片(3…,17…,25
    …,33…)が、複数の縦長方形の補強版部(3a…,
    17a…,25a…,25b…)を、折曲げ用縦線(7
    …,20…,21…,28…,29…)を介して連設し
    てなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の収納
    物保持枠体。
  5. 【請求項5】上記補強柱部(B,B′,F,H)が、上
    記補強柱形成片(3…,17…,25…,33…)をそ
    の基端の折り曲げ用横線(8…,22…,30…,34
    …)で折り畳んで上記収納物囲繞版(2,16,24,
    32)に重合させるとともに、該補強柱形成片(3…,
    17…,25…,33…)の複数の補強版部(3a…,
    17a…,25a…,25b…)を、上記折り曲げ用縦
    線(7…,20…,28…,29…)で折り曲げて互い
    に重合してなることを特徴とする請求項4記載の収納物
    保持枠体。
  6. 【請求項6】上記補強柱部(B,B′,F,H)が、上
    記補強柱形成片(3…,17…,25…,33…)をそ
    の基端の折り曲げ用横線(8…,22…,30…,34
    …)で折り畳むとともに、該補強柱形成片(3…,17
    …,25…,33…)の複数の補強版部(3a…,17
    a…,25a…,25b…)を平面多角形となるよう
    に、折曲げ用縦線(7…,20…,21…,28…,2
    9…)で折り曲げてなることを特徴とする請求項4記載
    の収納物保持枠体。
  7. 【請求項7】上記補強柱形成片(3…,17…,25
    …,33…)と収納物囲繞版(2,16,24,32)
    とを接着剤等で接着していることを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5又は6記載の収納物保持枠体。
  8. 【請求項8】上記収納物囲繞版(2,16,24,3
    2)の下側縁部に、連結版部(4a…)、収納物当接版
    部(4b…)、および貼着版部(4c…)を、折曲げ用
    横線(9…,10…)を境にして順に連設した保持部形
    成片(4…)が連設されており、その保持部形成片(4
    …)を上記各折曲げ用横線(9…,10…)で折り曲
    、上記貼着版部(4c…)を収納物囲繞版(2,1
    6,24,32)の内面に接着してなる収納物保持部
    (C…)を設けていることを特徴とする請求項1,2,
    3,4,5,6又は7記載の収納物保持枠体。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載の収納物保
    持枠体を、それの補強柱部(B,B′,F,H)を箱本
    体(13)の側版(13b,13c)の至近位置に配置
    した状態で、その箱本体(13)内に収容していること
    を特徴とする、収容物保持枠体を収容した箱。
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