JP3475030B2 - 真空弁ユニット - Google Patents

真空弁ユニット

Info

Publication number
JP3475030B2
JP3475030B2 JP35306796A JP35306796A JP3475030B2 JP 3475030 B2 JP3475030 B2 JP 3475030B2 JP 35306796 A JP35306796 A JP 35306796A JP 35306796 A JP35306796 A JP 35306796A JP 3475030 B2 JP3475030 B2 JP 3475030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum
vacuum valve
sewage
pipe
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP35306796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10168997A (ja
Inventor
昭寛 艮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP35306796A priority Critical patent/JP3475030B2/ja
Publication of JPH10168997A publication Critical patent/JPH10168997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3475030B2 publication Critical patent/JP3475030B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は真空式汚水収集装置
に用いられる真空弁ユニットに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図3は真空式汚水収集装置の一例を示す
概略図である。同図に示すように各家庭150や工場な
どから排出された汚水は、自然流下式の汚水流入管30
を通して地下に埋設された真空弁ユニット153内に流
れ込む。そして該汚水は真空弁ユニット153内に所定
量溜ると、真空弁155が開いて吸い込み管157から
吸い込まれて真空下水管33に導入され、真空ポンプ場
159の集水タンク156に集められ、さらに圧送ポン
プ158によって図示しない汚水処理場などへ送られ
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで従来、各真空
弁ユニット153内にはそれぞれ1つずつの真空弁15
5が取り付けられていたので、いずれか1つの真空弁1
55が何らかの原因(例えば汚水内に混入した異物の噛
み込みなど)で、完全に閉じない状態が発生すると、該
真空弁155を具備する真空弁ユニット153の故障の
みに留まらず、該真空弁155から大量に空気が吸入さ
れることによって真空下水管33の系統全体の真空が失
われ、真空式汚水収集装置のシステム全体が機能しなく
なってしまうという問題点があった。 【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、たとえ何れかの真空弁が故障しても該
真空弁を具備する真空弁ユニットから大量の空気が流入
する恐れのない真空弁ユニットを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、家庭や施設から排出される汚水を溜める汚
水ますと、該汚水ます内に導入される真空汚水管と、該
真空汚水管に取り付けられる真空弁とを具備し、前記汚
水ます内の汚水が所定量に達すると前記真空弁を開いて
汚水を真空汚水管に吸い込んで外部に排出する構造の真
空弁ユニットにおいて、前記真空弁を前記真空汚水管に
直列に複数個取り付けるように構成した。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかる真空弁ユニット10を示す概略側断面図である。 【0007】同図に示すようにこの真空弁ユニット10
は、汚水ます20に汚水流入管30と真空汚水管35を
接続し、汚水ます20内に導入した真空汚水管35の部
分に直列に2つの真空弁(主真空弁40と補助真空弁6
0)を取り付けて構成されている。 【0008】ここで前記汚水ます20は仕切板21によ
ってその内部が上下に仕切られ、その上部を機械室2
3、下部を汚水室25とし、その上端面は蓋27によっ
て塞がれている。機械室23内には主真空弁40と補助
真空弁60の他に、真空弁コントローラ80が設置され
ている。 【0009】一方汚水室25には汚水流入管30の端部
と、主真空弁40に接続された吸い込み管34の端部が
導入されている。 【0010】ここで図2は前記主真空弁40と補助真空
弁60とを、真空弁コントローラ80によって制御する
方法を示す図である。 【0011】同図に示すように主真空弁40はシリンダ
41内に、バネ43と、バネ43の弾発力によって押圧
されるピストンカップ45とを収納し、ピストンカップ
45に軸47を固定し、軸47の先端に弁体49を取り
付け、ピストンカップ45とシリンダ41間をゴム膜5
1によって仕切ることでシリンダ41のバネ43を収納
した部分を密閉し、一方真空弁胴体36内に弁座53を
形成して構成されている。 【0012】補助真空弁60も同様に、シリンダ61内
にバネ63と、ピストンカップ65とを収納し、ピスト
ンカップ65に固定した軸67の先端に弁体69を取り
付け、またピストンカップ65とシリンダ61間をゴム
膜71によって仕切り、真空弁胴体101内に弁座73
を形成して構成されている。 【0013】なおこの実施形態の場合、主真空弁40の
バネ43の弾発力と補助真空弁60のバネ63の弾発力
は、同じ真空圧が両シリンダ41,61内に同時に導入
された際に補助真空弁60の方が先に動作するように、
バネ63の方を弱く設計している。 【0014】一方真空弁コントローラ80は、汚水ます
20内の汚水の水位に応じて、主真空弁40と補助真空
弁60に真空を供給したり大気圧を供給したりするよう
に切り替える装置であり、補助真空弁60の上流側の真
空汚水管35から引き出される真空取出配管81と、主
真空弁40のシリンダ41から引き出される配管83
と、補助真空弁60のシリンダ61から引き出される配
管85が接続されており、また吸い込み管34に接続さ
れた2本のセンサ用配管87,89と、吸い込み管34
と平行に設置された1本のセンサ用配管91がそれぞれ
接続されている。 【0015】次にこの真空弁ユニット10の動作を図
1,図2を用いて説明する。まず図1において汚水流入
管30から汚水室25内に汚水が流入してその水位が図
2に示すレベルaに達すると、センサ用配管91内の気
圧が上昇したことを真空弁コントローラ80が検知して
真空取出配管81と配管83,85とを同時に接続す
る。 【0016】これによって両真空弁40,60のそれぞ
れのシリンダ41,61とゴム膜51,71によって密
閉された室内が負圧となって、それぞれピストンカップ
45,65が上昇し、弁体49,69が一点鎖線で示す
位置まで移動する。 【0017】このときバネ63の弾発力はバネ43の弾
発力よりも弱く構成されているので、前述のように同時
に真空が供給された場合は、補助真空弁60の方が先に
動作し、主真空弁40よりも先に開となる。 【0018】両真空弁40,60が開となることによっ
て、吸い込み管34から真空汚水管35に汚水が吸い込
まれて排出される。 【0019】そして汚水の水位が下がってレベルbに達
すると、真空弁コントローラ80はセンサ用配管91内
の気圧が大気圧に戻り、且つ吸い込み管34に接続した
2本のセンサ用配管87,89の差圧が0に戻り吸い込
み管34を流れている流体が汚水から空気に変わったこ
とを検出した後、前記真空取出配管81と、配管83,
85との接続を解除し、代わりに配管83,85内に大
気圧を同時に導入する。 【0020】これによって両真空弁40,60内が大気
圧となって、それぞれバネ43,63の弾発力でピスト
ンカップ45,65が下降して弁体49,69が弁座5
3,73を塞ぐ。 【0021】このときバネ63の弾発力はバネ43の弾
発力よりも弱く構成されているので、同時に大気圧が供
給された場合は、主真空弁40の方が先に動作し、補助
真空弁60よりも先に閉となる。 【0022】そして前記汚水の吸込中に該汚水内に混入
した夾雑物(例えば靴、ボール、箸等)が主真空弁40
が閉じる際に弁体49と弁座53の間に挟まって完全に
閉まらなくなって開き放しになったとしても、補助真空
弁60の方が完全に閉まるので、この真空弁ユニット1
0から空気のみが大量に真空汚水管35内に流入するこ
とはなく、従って真空汚水管35の系統全体の真空が失
われて真空式汚水収集装置のシステム全体が機能しなく
なることはなくなる。 【0023】ところで前述の通り、通常両真空弁40,
60が開くときは、補助真空弁60が先に開き、次に主
真空弁40が開く。逆に両真空弁40,60が閉じると
きは、主真空弁40が先に閉じ、次に補助真空弁60が
閉じる。このように動作させるようにしたのは以下の理
由による。 【0024】即ち、補助真空弁60として主真空弁40
と全く同じものを用いるのであればこのような配慮は不
要であるが、一般には狭い真空弁ユニット10内の配置
の問題から、補助真空弁60をなるべく簡便なものとし
たい。このため夾雑物による閉塞に対する性能などは、
主真空弁40に比べて劣るものとなることが考えられ
る。 【0025】従って補助真空弁60は真空汚水管35内
の流れが止まっている状態で開閉させることとし、夾雑
物による閉塞の機会を少なくするようにしたのである。 【0026】具体的に言えば、両真空弁40,60を開
く際は補助真空弁60が先に開くので、補助真空弁60
は真空汚水管35内に汚水の流れがない状態で動作でき
る。また両真空弁40,60を閉じる際は主真空弁40
が先に閉じるので、やはり補助真空弁60は真空汚水管
35内に汚水の流れがない状態で動作できる。つまり補
助真空弁60は真空汚水管35内の流れが止まっている
状態で開閉できるので、夾雑物による閉塞の機会を少な
くできるのである。 【0027】以上本発明の実施形態を詳細に説明したが
本発明はこれに限られず、例えば、直列に設置した真空
弁40,60の設置順序は逆にしても良い。また両真空
弁40,60を同一性能のものとしても良い。また両真
空弁40,60の動作順序や制御方法は上記実施形態に
限定されない。 【0028】なお両真空弁40,60の何れかが夾雑物
以外の種々の理由で故障して完全に閉まらなくなった場
合も上記同様の作用を奏することは言うまでもない。 【0029】 【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、たとえ真空式汚水収集装置の何れかの真空弁ユニッ
トに設置した真空弁が故障したとしても、該真空弁を具
備する真空弁ユニットから大量の空気が流入する恐れは
なく、従って真空式汚水収集装置のシステム全体の機能
が損なわれる恐れがなくなるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態にかかる真空弁ユニット1
0を示す概略側断面図である。 【図2】主真空弁40と補助真空弁60とを真空弁コン
トローラ80によって制御する方法を示す図である。 【図3】真空式汚水収集装置の一例を示す概略図であ
る。 【符号の説明】 10 真空弁ユニット 20 汚水ます 30 汚水流入管 35 真空汚水管 40 主真空弁 60 補助真空弁

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 家庭や施設から排出される汚水を溜める
    汚水ますと、該汚水ます内に導入される真空汚水管と、
    該真空汚水管に取り付けられる真空弁とを具備し、前記
    汚水ます内の汚水が所定量に達すると前記真空弁を開い
    て汚水を真空汚水管に吸い込んで外部に排出する構造の
    真空弁ユニットにおいて、 前記真空弁は前記真空汚水管に直列に複数個取り付けら
    れていることを特徴とする真空弁ユニット。
JP35306796A 1996-12-13 1996-12-13 真空弁ユニット Expired - Lifetime JP3475030B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35306796A JP3475030B2 (ja) 1996-12-13 1996-12-13 真空弁ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35306796A JP3475030B2 (ja) 1996-12-13 1996-12-13 真空弁ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10168997A JPH10168997A (ja) 1998-06-23
JP3475030B2 true JP3475030B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=18428341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35306796A Expired - Lifetime JP3475030B2 (ja) 1996-12-13 1996-12-13 真空弁ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3475030B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010113767A1 (ja) 2009-04-03 2010-10-07 株式会社酉島製作所 真空弁の制御装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4972031B2 (ja) * 2008-05-22 2012-07-11 積水化学工業株式会社 真空弁装置の取付構造及び真空弁付き汚水ます
JP7263173B2 (ja) * 2019-07-26 2023-04-24 株式会社荏原製作所 真空式液体搬送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010113767A1 (ja) 2009-04-03 2010-10-07 株式会社酉島製作所 真空弁の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10168997A (ja) 1998-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3475030B2 (ja) 真空弁ユニット
WO1997012097A1 (fr) Systeme de drainage circulant pour mise en place de tuyaux d'egout
JPH0387431A (ja) 真空式汚水収集装置用真空弁の開閉動力取出し構造
JP3713621B2 (ja) 横軸ポンプ
WO2006028031A1 (ja) 排液装置及び排液方法
JPH11148456A (ja) 二槽式真空ポンプ場
JP4176922B2 (ja) 真空弁および真空弁付き汚水ます
JPH08319662A (ja) 真空式下水道のウォータブロック防止構造
US7156896B2 (en) Separating tank assembly and method of draining separating tank
JP3619026B2 (ja) 真空弁強制作動機器及び真空式汚水収集システム
CN104594479A (zh) 真空便器***的自动排出装置
JPH07119200A (ja) 真空式下水道システムにおける真空弁の制御装置
JPH1018394A (ja) 真空式下水道の水路橋及び注水方法
JP2578332Y2 (ja) ドレン排水装置
JPH06174147A (ja) 真空弁
EP1120500A3 (de) Toilettenschüssel
JP3483316B2 (ja) 真空弁ユニット
JP4566518B2 (ja) 真空ポンプ場及びその運転方法
JP3258260B2 (ja) 真空下水道システムの真空弁強制作動装置
KR101672515B1 (ko) 오수 배출용 진공 흡입 장치
JP3040205B2 (ja) 吸排気装置
JP2002194807A (ja) 真空式下水道
JPH07310853A (ja) 真空弁の制御装置
JPH09221814A (ja) 真空式汚水収集設備
JPH10168999A (ja) 真空下水管用逆止弁

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term