JP3474947B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JP3474947B2
JP3474947B2 JP28572494A JP28572494A JP3474947B2 JP 3474947 B2 JP3474947 B2 JP 3474947B2 JP 28572494 A JP28572494 A JP 28572494A JP 28572494 A JP28572494 A JP 28572494A JP 3474947 B2 JP3474947 B2 JP 3474947B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
recording
control means
facsimile
print request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28572494A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08149233A (ja
Inventor
章三 壁谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP28572494A priority Critical patent/JP3474947B2/ja
Publication of JPH08149233A publication Critical patent/JPH08149233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3474947B2 publication Critical patent/JP3474947B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話回線等を介して送
信されてきたファクシミリデータを受信し、この受信デ
ータに応じた画像を記録紙に形成するファクシミリ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、ファクシミリデー
タを受信する受信部と、受信データに応じた画像を記録
紙に形成する記録部とを備えているが、従来では、受信
部にてファクシミリデータが受信されると、その画像を
速やかに記録紙に形成できるようにするために、受信部
だけでなく、記録部にも常時電源供給を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに画像形成時にのみ必要な記録部にも常時電源供給を
行なっていては、ファクシミリ装置としての動作に不要
な電力が常に消費されることになり、消費電力が必要以
上に大きくなってしまうといった問題があった。
【0004】特に、記録部が、記録紙に形成した画像を
加熱により定着させる定着装置を備えている場合には、
定着装置加熱のために電力が多量に消費されるため、消
費電力が極めて大きくなってしまう。本発明は、こうし
た問題に鑑みなされたもので、記録部を効率良く動作さ
せることにより、ファクシミリ装置の消費電力を低減す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明に係るファクシミリ
装置は、ファクシミリデータを受信する受信部と、記録
紙に画像を形成する記録部と、外部のパーソナルコンピ
ュータを接続するためのパソコン用インタフェースと、
プリント要求コマンドを受け、該パソコン用インターフ
ェースを介して入力されたPCデータ若しくは上記ファ
クシミリデータに応じて上記記録部を制御し、上記記録
紙に該データに対応した画像を記録させる記録制御手段
と、上記ファクシミリデータを格納するための記憶手段
と、上記受信部にて受信されたファクシミリデータを上
記記憶手段に順次格納すると共に、上記記憶手段に格納
されたファクシミリデータの量が所定の判定値以上にな
ると、上記記録制御手段に上記プリント要求コマンドを
出力し、該データを上記記憶手段から読み出して上記記
録制御手段に出力するデータ制御手段とを備え、上記記
録制御手段は、上記パーソナルコンピュータ又は上記デ
ータ制御手段から上記プリント要求コマンドを受ける
と、上記記録部への電源供給を開始し、その後、上記パ
ーソナルコンピュータ又は上記データ制御手段から入力
されるPCデータ又はファクシミリデータに応じて上記
記録部を制御し、該記録部の制御によってPCデータ又
はファクシミリデータに基づく画像形成が完了すると、
上記データ制御手段にプリント要求許可コマンドを出力
した後、上記パーソナルコンピュータ又は上記データ制
御手段から上記プリント要求コマンドが入力されたか否
かを判断し、プリント要求コマンドが入力された場合に
は、上記PCデータ又はファクシミリデータに応じて上
記記録部を制御する動作に戻り、プリント要求コマンド
が入力されない場合には、上記記録部への電源供給を遮
断するよう構成され、上記データ制御手段は、上記記録
制御手段から上記プリント要求許可コマンド を受ける
と、上記記憶手段に格納されたファクシミリデータがあ
るか否かを判断して、ファクシミリデータがあれば、上
記記録制御手段に上記プリント要求コマンドを出力した
後、上記記憶手段に格納されたファクシミリデータを上
記記録制御手段に出力するよう構成されたことを特徴と
する。
【0006】また、請求項2に記載の発明に係るファク
シミリ装置は、請求項1に記載のファクシミリ装置にお
いて、上記記録制御手段は、上記データ制御手段にプリ
ント要求許可コマンドを出力した後、所定時間が経過し
ても上記パーソナルコンピュータ又は上記データ制御手
段から上記プリント要求コマンドが入力されない場合
に、上記記録部への電源供給を遮断し、所定時間が経過
する間に上記パーソナルコンピュータ又は上記データ制
御手段からプリント要求コマンドが入力された場合に
は、上記PCデータ又はファクシミリデータに応じて上
記記録部を制御する動作に戻ることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成を有する請求項1に記載の発明に係る
ファクシミリ装置においては、受信部にてファクシミリ
データが受信されると、データ制御手段が、その受信デ
ータを記憶手段に順次格納し、記憶手段に格納された受
信データの量が所定の判定値以上になると、記録制御手
段にプリント要求コマンドを出力し、記憶手段からファ
クシミリデータを読み出し記録制御手段に出力する。
た、データ制御手段は、記録制御手段からプリント要求
許可コマンドを受けると、記憶手段に格納されたファク
シミリデータがあるか否かを判断して、ファクシミリデ
ータがあれば、記録制御手段にプリント要求コマンドを
出力した後、記憶手段に格納されたファクシミリデータ
を記録制御手段に出力する。
【0008】一方、記録制御手段は、パーソナルコンピ
ュータ又はデータ制御手段からプリント要求コマンドを
受けると、記録部への電源供給を開始し、その後、パー
ソナルコンピュータ又はデータ制御手段から入力される
PCデータ又はファクシミリデータに応じて記録部を制
御することにより、記録紙にPCデータ又はファクシ
リデータに基づく画像を形成させる。
【0009】また記録制御手段は、PCデータ又はファ
クシミリデータに基づく画像この画像形成が完了する
と、データ制御手段にプリント要求許可コマンドを出力
した後、パーソナルコンピュータ又は上記データ制御手
段からプリント要求コマンドが再度入力されたか否かを
判断し、プリント要求コマンドが入力された場合には、
PCデータ又はファクシミリデータに応じて記録部を制
御する動作に戻り、プリント要求コマンドが入力されな
い場合には、記録部への電源供給を遮断する。
【0010】次に、請求項2に記載の発明に係るファク
シミリ装置においては、記録制御手段が、データ制御手
段にプリント要求許可コマンドを出力した後、所定時間
が経過してもパーソナルコンピュータ又はデータ制御手
段からプリント要求コマンドが入力されない場合に、記
録部への電源供給を遮断し、所定時間が経過する間にパ
ーソナルコンピュータ又はデータ制御手段からプリント
要求コマンドが入力された場合には、PCデータ又はフ
ァクシミリデータに応じて記録部を制御する動作に戻
る。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本発明が適用された実施例のファクシミ
リ装置2の外観を表す斜視図、図3はその内部機構を表
す説明図である。
【0012】なお、本実施例のファクシミリ装置2は、
原稿から画像を読み取り、その画像データをファクシミ
リデータとして電話回線を介して他のファクシミリ装置
に送信すると共に、電話回線を介して他のファクシミリ
装置から送信されてきたファクシミリデータを受信し
て、記録紙にその画像を形成する、通常のファクシミリ
装置としての機能の他、パーソナルコンピュータ(以
下、パソコン)やワードプロセッサ等からプリンタケー
ブルを介して伝送されてきたプリントデータ(PCデー
タともいう)を受けて、そのデータに応じた画像を記録
紙に形成するプリンタとしての機能を有する。
【0013】図2に示す如く、ファクシミリ装置2の本
体10の側部には、受話器12が取り付けられ、上面の
前部には操作パネル14が設けられている。また、本体
10の上面後部には、記録紙カセット16(図3参照)
を着脱自在に装着するためのカセット装着部18が形成
され、上面中央には原稿台20が形成されている。
【0014】一方、本体10には、図3に示す如く、原
稿台20に載置された原稿から画像を読み取るためのス
キャナ部22、記録紙カセット16に収容された記録紙
24に画像を形成するための記録部26、及びこれら各
部を駆動制御して上記機能を実現する制御部70が内蔵
されている。
【0015】スキャナ部22では、原稿台20に載置さ
れた原稿が、給紙ローラ32及び分離パッド31等から
なる給紙機構によって一枚ずつ取り込まれる。そして、
原稿は、搬送ローラ33により原稿支持板34まで搬送
され、原稿支持板34の下方に配置された画像読取装置
35により画像が読み取られる。また、画像読取後の原
稿は、排出ローラ36を介して、本体10の前面に設け
られた排出トレイ37に排出される。
【0016】なお、画像読取装置35は、光源38によ
って原稿支持板34上の原稿に光を照射し、原稿からの
反射光を、ミラー39,40により反射させ、更にレン
ズ41によりラインイメージセンサ42の受光面に集光
させることによって、原稿画像を1行分ずつ読み取る周
知のものである。また、原稿台20から給紙機構に至る
経路には、原稿台20に原稿がセットされているか否か
を光学的に検出する原稿センサ44が設けられている。
【0017】一方、記録部26では、記録紙カセット1
6に収容された記録紙24が、給紙ローラ51及び分離
パッド52等からなる給紙機構によって一枚ずつ取り込
まれる。そして、記録紙24は、搬送ローラ53を介し
て画像形成装置55に送られ、画像形成装置55におい
て、トナー画像が形成される。また、画像形成後の記録
紙24は、定着装置56に送られ、定着装置56にてト
ナー画像が定着された後、排紙ローラ57を介して、本
体10の前面に設けられた排紙トレイ58に排出され
る。
【0018】なお、定着装置56は、加熱用のヒータ
(図示せず)を内蔵した加熱ローラ56aと、加熱ロー
ラ56aとの間で記録紙24を挟持するための押えロー
ラ56bとからなる周知のものであり、記録紙24を加
熱・押圧することにより、記録紙24にトナー画像を定
着させる。また、定着装置56には、ヒータへの電源供
給経路を制御信号によりオン・オフ可能な電源スイッチ
(図示せず)が備えられ、更に加熱ローラ56aの記録
領域外の外周面には、その温度を検出する温度センサ5
9が設けられている。
【0019】また、画像形成装置55は、感光ドラム6
1と、感光ドラム61にレーザ光を照射してその表面に
静電潜像を形成するレーザ光走査装置62と、静電潜像
形成後の感光ドラム61にトナーを付着する現像装置6
3と、転写ローラ64を有し、記録紙24に電荷を付与
して、感光ドラム61に付着したトナーを記録紙24に
転写させる転写装置65とにより構成され、更に、レー
ザ光走査装置62は、制御部70からの指令に従ってレ
ーザ光を発射するレーザ発光部67、レーザ光集光用の
レンズ68、及びレンズ68により集光されたレーザ光
を感光ドラム61に導く反射ミラー69等を備えてい
る。
【0020】即ち、記録部26は、所謂レーザプリンタ
として構成されており、制御部70からの指令に従い、
記録紙24に画像を形成する。次に、上記各部を制御す
る制御部70は、図1に示す如く、ファックス(FA
X)部72と、プリンタ部74と、これら各部を接続す
るゲートアレイ76とから構成されている。
【0021】FAX部72は、操作パネル14を介して
入力される使用者からの各種指令に応じて、動作モード
の設定,原稿画像の読み取り,ファクシミリデータの送
・受信,受信データの復号化,復号化データ(プリント
データ)のプリンタ部74への転送等を行なうためのも
のであり、CPU80,ROM82,RAM84,他の
電話機やファクシミリ装置との間で通話やファクシミリ
データの送受信を可能にするネットワークコントロール
ユニット(NCU)86,及びNCU86を介して他の
ファクシミリ装置との間でファクシミリデータを送受信
するためのモデム88等を備えている。そして、CPU
80,ROM82,RAM84,NCU86,モデム8
8,及び操作パネル14は、バス89を介して互いに接
続され、更に、このバス89には、上記ゲートアレイ7
6も接続されている。また、NCU86には、上述の受
話器12や発呼用のスピーカ等が接続されており、他の
電話機との通話は受話器12を介して行なうことができ
る。
【0022】一方、プリンタ部74は、ゲートアレイ7
6を介してFAX部72から送られてきたプリントデー
タに応じて記録部26を駆動制御することにより、記録
紙24にファクシミリ画像を形成(換言すれば、ファク
シミリデータを印刷)するためのものであり、FAX部
72と同様、CPU90,ROM92,RAM94を中
心とする周知のマイクロコンピュータとして構成されて
いる。また、プリンタ部74には、パソコン用インタフ
ェース96が備えられており、CPU90は、このイン
タフェース96に外部のパソコン98からのプリントデ
ータが入力されると、このデータに応じて記録部26を
駆動制御し、記録紙24にパソコン98側で作成された
画像を形成(換言すれば、PCデータを印刷)する。そ
して、CPU90,ROM92,RAM94,パソコン
用インタフェース96,及び記録部26は、バス99を
介して互いに接続され、更に、このバス99には、上記
ゲートアレイ76も接続されている。
【0023】次に、FAX部72及びプリンタ部74に
おいて実行される各種制御処理のうち、本発明にかかわ
る主要な処理であるファクシミリデータの受信処理、及
びプリントデータの印刷処理について、図4〜図6に示
すフローチャートに沿って説明する。
【0024】尚、本実施例では、FAX部72において
実行されるファクシミリデータの受信処理によって、本
発明のデータ制御手段としての機能が実現され、プリン
タ部74において実行されるプリントデータの印刷処理
によって、本発明の記録制御手段としての機能が実現さ
れる。また、本実施例では、FAX部72においてファ
クシミリデータを受信するNCU86及びモデム88が
受信部に相当する。
【0025】図4に示す如く、FAX用CPU80にて
実行される受信処理では、S110(Sはステップを表
わす)にて、NCU86及びモデム88によりファクシ
ミリデータが受信(FAX受信)されているか否かを判
断する。そして、FAX受信時には(S110でYE
S)、S120にて、その受信データを、RAM84内
の所定の記憶領域(受信バッファメモリ84a)に格納
し、S130にてファクシミリデータ1頁分の受信が終
了した否かを判断し、ファクシミリデータ1頁分の受信
が終了していなければ(S130でNO)、S120に
移行する、といった手順で、ファクシミリデータ1頁分
を受信バッファメモリ84aに格納する。
【0026】また、S130にてファクシミリデータ1
頁分の受信が終了したと判断されると(S130でYE
S)、S140にて、受信バッファメモリ84aに受信
データが所定量以上格納され、受信データを追加記憶可
能なメモリ容量(即ち、残量)が下限値(例えば128
kバイト)以下になったか否かを判断する。そして、受
信バッファメモリ84aの残量が下限値に達していれば
(S140でNO)、S150にて後述の受信データ復
号化処理を起動した後、S160に移行し、受信バッフ
ァメモリ84aの残量が下限値に達していなければ(S
140でYES)、そのままS160に移行する。そし
て、S160では、NCU86及びモデム88において
次頁のファクシミリデータが受信されているか否かを判
断し、次頁のファクシミリデータが受信されていなけれ
ば(S160でYES)、前記S110に戻り、次頁の
ファクシミリデータが受信されていれば、再度S120
に移行して、次頁以降のファクシミリデータについて
も、上記と同様の手順で、受信バッファメモリ84aに
格納する。
【0027】一方、S110にて、現在FAX受信中で
はなく、FAX受信待機中であると判断されると(S1
10でNO)、S170に移行して、プリンタ部74側
から送信されてくるプリント要求許可コマンドを受信し
たか否かを判断する。そして、プリント要求許可コマン
ドを受信していなければ(S170でNO)、再度S1
10に移行し、逆にプリント要求許可コマンドを受信し
た場合には(S170でYES)、S180に移行し
て、受信バッファメモリ84a内に、未印刷の受信デー
タが格納されているか否かを判断する。そして、受信バ
ッファメモリ84a内に未印刷の受信データが格納され
ていれば(S180でYES)、S190にて受信デー
タ復号化処理を起動した後、S110に移行し、受信バ
ッファメモリ84aないに受信データが格納されていな
ければ(S180でNO)、そのままS110に移行す
る。
【0028】そして、S150又はS190において起
動される受信データ復号化処理は、受信バッファメモリ
84aに格納された受信データをプリンタ部74側に送
信するために、上記受信処理の空き時間等を利用して時
分割に実行される処理である。
【0029】図5に示す如く、この受信データ復号化処
理では、S210にてプリンタ部74側にプリント要求
コマンドを送信し、S220にてこのプリント要求コマ
ンドに応答してプリンタ部74側から送信されてくるプ
リントOKコマンドを受信したか否かを判断することに
より、プリンタ部74側で受信データの印刷が可能にな
るのを待つ。
【0030】そして、プリントOKコマンドを受信する
と(S220でYES)、S230にて受信バッファメ
モリ84aに格納されたファクシミリデータを画像形成
用のプリントデータ(ビットマップデータ等)に復号化
し、S240にてそのデータをプリンタ部74側へ転送
し、S250にて1頁分のプリントデータの転送が終了
したか否かを判断し、1頁分の転送が終了していなけれ
ば(S250でNO)、再度S230に移行する、とい
った手順で、ファクシミリデータ1頁分のプリントデー
タへの復号化及び転送を行なう。
【0031】また、ファクシミリデータ1頁分の復号化
及び転送が終了すると、S260にてプリンタ部74側
に改頁コマンドを送信することにより、1頁分のプリン
トデータの送信が終了した旨を知らせる。そして、続く
S270では、受信バッファメモリ84aに印刷すべき
次頁のファクシミリデータが残っているか否かを判断
し、次頁のファクシミリデータが残っている場合には
(S270でYES)、再度S230に移行して、次頁
以降のファクシミリデータについても、上記と同様に、
プリントデータへの復号化及び送信を行ない(S230
〜S270)、受信バッファメモリ84aに格納された
全てのファクシミリデータの復号化及び送信が終了する
と(S270でNO)、S280にてその旨を表わす終
了コマンドをプリンタ部74側へ送信して、当該処理を
終了する。
【0032】次に、プリンタ部74側でPRINT用C
PU90により実行されるプリントデータの印刷処理に
ついて図6を参照して説明する。即ち、まずS310に
て、FAX部72或はパソコン98側からプリント要求
コマンドが送信されてきたか否かを判断することによ
り、ファクシミリデータ或はPCデータのプリント要求
がなされるのを待つ。そして、前記S210にてFAX
部72からプリント要求コマンドが送信されると、プリ
ント要求がなされたと判断し(S310でYES)、続
くS320にて、記録部26の定着装置56に設けられ
た電源スイッチをオンすることにより、加熱ローラ56
aに内蔵されたヒータを通電させ、S330にて、加熱
ローラ56a用の温度センサ59からの検出信号に基づ
き、加熱ローラ56aの温度(換言すれば定着装置56
の定着温度)が、トナー画像を定着可能な所定温度に達
したか否かを判断することにより、定着温度が所定温度
に達するのを待つ。
【0033】そして、定着温度が所定温度に達すると、
S340にて記録部26の駆動回路(図示せず)への電
源供給を開始し、S350にて、プリント要求に対する
応答信号であるプリントOKコマンドを送信する。な
お、当然のことであるが、このプリントOKコマンド
は、プリント要求コマンドがゲートアレイ76から入力
された場合にはゲートアレイ76に、プリント要求コマ
ンドがパソコン用インタフェース96から入力された場
合にはパソコン用インタフェース96に、送出すること
により、プリント要求してきた装置に対して送信する。
【0034】このようにプリントOKコマンドを送信す
ると、その送信先の装置(FAX部72又はパソコン9
8)からプリントデータが順次送られてくるため、S3
60では、そのプリントデータを受信する。そして、S
370にて、受信したプリントデータは改頁コマンドで
あるか否かを判断し、受信したデータが改頁コマンドで
なければ(S370でNO)、S380にて、受信した
プリントデータは終了コマンドであるか否かを判断し、
受信データが終了コマンドでなければ(S380でN
O)、S390にて、受信したプリントデータを、PR
INT用RAM94に格納して再度S360に移行す
る、といった手順で、FAX部72又はパソコン98側
から送信されてきたプリントデータを順次RAM94内
に格納する。
【0035】また、S370にて、受信したプリントデ
ータは改頁コマンドであると判断されると(S370で
YES)、RAM94内には、1頁分のプリントデータ
が格納されたことになるから、S400にて、この1頁
分のプリントデータに応じて記録部26を駆動すること
により、記録紙24にプリントデータに対応した画像を
形成(印刷)する。なお、プリントデータの印刷は、プ
リントデータをレーザ光走査装置62に転送して、レー
ザ光走査装置62からこのプリントデータに対応したレ
ーザ光を発射させ、同時に、記録部26を構成する給紙
ローラ51,搬送ローラ53,定着装置56,排紙ロー
ラ57,感光ドラム61,現像装置63等の機構部品を
夫々同期して駆動することにより行なわれる。
【0036】一方、S380にて、受信したプリントデ
ータは終了コマンドであると判断されると(S380で
YES)、S410にて、FAX部72側にプリント要
求許可コマンドを送信する。そして、続くS420で
は、FAX部72或はパソコン98側からプリント要求
コマンドが送信されてきたか否かを判断し、プリント要
求コマンドが送信されてきていなければ(S420でN
O)、S430に移行して、前記S380にて終了コマ
ンドを受信したと判断された後(換言すれば前回プリン
トデータの印刷を行った後)、所定時間(例えば10
分)経過したか否かを判断する。そして、前回のプリン
トデータの印刷後から所定時間経過していれば(S43
0でYES)、S440にて、定着装置56に設けられ
た電源スイッチをオフして加熱ローラ56aに内蔵され
たヒータの通電を停止すると共に、記録部26の駆動回
路への電源供給を遮断し、再度S310に移行する。ま
た、S420にてプリント要求コマンドが送信されてき
たと判断されると(S420でYES)、再度S350
に移行して、このプリント要求に対応したプリントデー
タの印刷を行なう(S360〜S400)。
【0037】以上説明したように、本実施例では、FA
X部72において、他のファクシミリ装置からのファク
シミリデータを受信すると、受信バッファメモリ84a
(記憶手段に相当)の残量が所定値以下になるまで、フ
ァクシミリデータを受信バッファメモリ84aに順次格
納して行き、受信バッファメモリ84aの残量が所定値
以下になった時点で、プリンタ部74にプリント要求を
行ない、プリンタ部74がプリント動作可能になってプ
リントOKコマンドを受信した後、受信バッファメモリ
84a内のファクシミリデータの復号化及びプリンタ部
74側への転送を行なう。
【0038】一方、プリンタ部74側では、FAX部7
2或はパソコン98側からプリント要求を受けると、定
着装置56の加熱及び記録部26の駆動のための電源供
給を開始し、記録部26が動作可能になってからプリン
トOKコマンドを返送し、その後、FAX部72或はパ
ソコン98側から送信されてくるプリントデータに基づ
き記録部26を駆動制御して、プリントデータを印刷さ
せる。
【0039】従って、本実施例によれば、記録部26へ
の電源供給をプリントデータの印刷が必要なときにだけ
行なうことができ、装置の消費電力を低減することがで
きる。また、プリンタ部74側では、記録部26への電
源供給を一旦開始すると、プリントデータの印刷終了後
も所定時間だけ電源供給を継続し、所定時間経過する間
にプリント要求がない場合に、記録部26への電源供給
を遮断する。このため、FAX部72やパソコン98か
らプリント要求が頻繁になされる時間帯(例えば会社の
就業時間帯)には、記録部26は連続的に電源供給を受
けることになり、記録部26にて消費される電力量をよ
り低減することができる。
【0040】即ち、本実施例のように定着装置56を備
えた記録部26においては、定着装置56内のヒータ通
電を開始して加熱ローラ56aが所定温度に達するまで
の加熱時間帯の消費電力が最も大きくなり、定着装置5
6のヒータへの電源供給を頻繁にオン・オフするとかえ
って消費電力が増えることになるので、本実施例では、
S420,S430の処理にて、現在プリント要求が頻
繁になされる時間帯であるかどうかを判断し、プリント
要求が頻繁になされる時間帯であれば、記録部26への
電源供給を遮断しないようにしているのである。
【0041】また更に、本実施例では、プリントデータ
の印刷を終了すると、プリンタ部74側からFAX部7
2側にプリント要求許可コマンドを送出することによ
り、FAX部72側にプリント要求を促すようにしてい
る。従って、PCデータの印刷のために記録部26への
電源供給を開始し、その印刷を終了した場合に、FAX
部72側に印刷すべきファクシミリデータがあれば、そ
のファクシミリデータの印刷も継続して行なうことがで
きるようになり、記録部26をより効率良く動作させ、
延いてはその消費電力をより低減することが可能にな
る。
【0042】
【発明の効果】上記構成を有する請求項1に記載の発明
に係るファクシミリ装置においては、受信部にてファク
シミリデータが受信されると、データ制御手段が、記憶
手段に格納されたファクシミリデータの量が所定の判定
値以上になるまで、ファクシミリデータを記憶手段に順
次格納して行き、ファクシミリデータの量が所定の判定
値以上になると、記録制御手段にプリント要求を行な
い、記憶手段に記憶されたファクシミリデータを記録制
御手段に出力する。
【0043】一方、記録制御手段は、データ制御手段或
はパーソナルコンピュータからプリント要求を受ける
と、記録部への電源供給を開始し、その後、データ制御
手段或はパーソナルコンピュータから送信されてくるフ
ァクシミリデータ或いはPCデータに基づき記録部を駆
動制御して、そのデータに基づく画像を形成させる。
【0044】従って、本発明によれば、記録部への電源
供給をファクシミリデータ又はPCデータに基づく画像
形成が必要なときにだけ行なうことができ、装置の消費
電力を低減することができる。また、記録制御手段は、
ファクシミリデータ或いはPCデータに基づく画像形成
が完了すると、データ制御手段にプリント要求許可コマ
ンドを送出することにより、データ制御手段側にプリン
ト要求を促すようにしている。従って、PCデータに基
づく画像形成のために記録部への電源供給を開始し、そ
の画像形成が完了した場合に、記憶手段に画像形成すべ
きファクシミリデータが記憶されていれば、そのファク
シミリデータの画像形成も継続して行なうことができる
ようになり、記録部をより効率良く動作させ、延いては
その消費電力をより低減することが可能になる。
【0045】また、請求項2に記載の発明に係るファク
シミリ装置においては、記録制御手段側で、記録部への
電源供給を一旦開始すると、画像形成完了後も所定時間
だけ電源供給を継続し、所定時間経過する間にプリント
要求がない場合に、記録部への電源供給を遮断する。こ
のため、データ制御手段やパーソナルコンピュータ側か
らプリント要求が頻繁になされる時間帯(例えば会社の
就業時間帯)には、記録部は連続的に電源供給を受ける
ことになり、記録部にて消費される電力量をより低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のファクシミリ装置の回路構成を表わ
すブロック図である。
【図2】 実施例のファクシミリ装置の外観を表わす斜
視図である。
【図3】 実施例のファクシミリ装置の内部機構を表わ
す説明図である。
【図4】 ファクシミリデータの受信処理を表わすフロ
ーチャートである。
【図5】 受信データ復号化処理を表わすフローチャー
トである。
【図6】 プリントデータの印刷処理を表わすフローチ
ャートである。
【符号の説明】
2…ファクシミリ装置 24…記録紙 26…記録
部 55…画像形成装置 56…定着装置 59…電源
スイッチ 61…感光ドラム 62…レーザ光走査装置 63
…現像装置 65…転写装置 70…制御部 72…FAX部
74…プリンタ部 76…ゲートアレイ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリデータを受信する受信部
    と、 記録紙に画像を形成する記録部と、外部のパーソナルコンピュータを接続するためのパソコ
    ン用インタフェースと、 プリント要求コマンドを受け、該パソコン用インターフ
    ェースを介して入力されたPCデータ若しくは 上記ファ
    クシミリデータに応じて上記記録部を制御し、上記記録
    紙に該データに対応した画像を記録させる記録制御手段
    と、 上記ファクシミリデータを格納するための記憶手段と、 上記受信部にて受信されたファクシミリデータを上記記
    憶手段に順次格納すると共に、上記記憶手段に格納され
    たファクシミリデータの量が所定の判定値以上になる
    と、上記記録制御手段に上記プリント要求コマンドを出
    力し、該データを上記記憶手段から読み出して上記記録
    制御手段に出力するデータ制御手段と、を備え、 上記記録制御手段は、上記パーソナルコンピュータ又は
    上記データ制御手段から上記プリント要求コマンドを受
    けると、上記記録部への電源供給を開始し、その後、上
    記パーソナルコンピュータ又は上記データ制御手段から
    入力されるPCデータ又はファクシミリデータに応じて
    上記記録部を制御し、該記録部の制御によってPCデー
    タ又はファクシミリデータに基づく画像形成が完了する
    と、上記データ制御手段にプリント要求許可コマンドを
    出力した後、上記パーソナルコンピュータ又は上記デー
    タ制御手段から上記プリント要求コマンドが入力された
    か否かを判断し、プリント要求コマンドが入力された場
    合には、上記PCデータ又はファクシミリデータに応じ
    て上記記録部を制御する動作に戻り、プリント要求コマ
    ンドが入力されない場合には、上記記録部への電源供給
    を遮断するよう構成され、 上記データ制御手段は、上記記録制御手段から上記プリ
    ント要求許可コマンドを受けると、上記記憶手段に格納
    されたファクシミリデータがあるか否かを判断 して、フ
    ァクシミリデータがあれば、上記記録制御手段に上記プ
    リント要求コマンドを出力した後、上記記憶手段に格納
    されたファクシミリデータを上記記録制御手段に出力す
    るよう構成されたこと を特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 上記記録制御手段は、上記データ制御手
    段にプリント要求許可コマンドを出力した後、所定時間
    が経過しても上記パーソナルコンピュータ又は上記デー
    タ制御手段から上記プリント要求コマンドが入力されな
    い場合に、上記記録部への電源供給を遮断し、所定時間
    が経過する間に上記パーソナルコンピュータ又は上記デ
    ータ制御手段からプリント要求コマンドが入力された場
    合には、上記PCデータ又はファクシミリデータに応じ
    て上記記録部を制御する動作に戻ることを特徴とする請
    求項1記載のファクシミリ装置。
JP28572494A 1994-11-18 1994-11-18 ファクシミリ装置 Expired - Fee Related JP3474947B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28572494A JP3474947B2 (ja) 1994-11-18 1994-11-18 ファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28572494A JP3474947B2 (ja) 1994-11-18 1994-11-18 ファクシミリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08149233A JPH08149233A (ja) 1996-06-07
JP3474947B2 true JP3474947B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=17695218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28572494A Expired - Fee Related JP3474947B2 (ja) 1994-11-18 1994-11-18 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3474947B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08149233A (ja) 1996-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3528311B2 (ja) プリンタ機能付ファクシミリ装置
JP2001103254A (ja) 画像処理システム
JPH10257281A (ja) 画像形成装置
JP2005156624A (ja) 複合機、複合機の制御方法、プログラムおよび記憶媒体
JP3000879B2 (ja) プリンタ機能付ファクシミリ装置
JP3485876B2 (ja) 画像形成装置
JP3474947B2 (ja) ファクシミリ装置
US6501919B1 (en) Copying machine, control method therefor, and multi function peripheral
JPH0614673B2 (ja) フアクシミリ装置
JP3471931B2 (ja) プリンタ機能付ファクシミリ装置
JP3263558B2 (ja) プリンタ機能付ファクシミリ装置
JP3496297B2 (ja) プリンタ機能付ファクシミリ装置
JP2001285598A (ja) 画像形成装置
JPH08149242A (ja) プリンタ機能付ファクシミリ装置
JP3042354B2 (ja) プリンタ機能付ファクシミリ装置
JPH1155437A (ja) ファクシミリ装置
JP3047770B2 (ja) プリンタ機能付ファクシミリ装置
JPH08149238A (ja) プリンタ機能付複写装置
JP3042351B2 (ja) プリンタ機能付ファクシミリ装置
JPH08278730A (ja) 画像形成装置
JP3156539B2 (ja) プリンタ機能付ファクシミリ装置
JP3042348B2 (ja) プリンタ機能付ファクシミリ装置
JPH08293994A (ja) 画像形成装置
JPH08265480A (ja) プリンタ機能付ファクシミリ装置
JP2004205978A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070919

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees