JP3471931B2 - プリンタ機能付ファクシミリ装置 - Google Patents

プリンタ機能付ファクシミリ装置

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JP3471931B2
JP3471931B2 JP28572694A JP28572694A JP3471931B2 JP 3471931 B2 JP3471931 B2 JP 3471931B2 JP 28572694 A JP28572694 A JP 28572694A JP 28572694 A JP28572694 A JP 28572694A JP 3471931 B2 JP3471931 B2 JP 3471931B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等から出
力されるプリントデータを受けて記録紙にそのデータに
応じた画像を形成するプリンタとしての機能を有するプ
リンタ機能付ファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリンタ機能付ファクシ
ミリ装置は、ファクシミリ装置に備えられた画像形成装
置を利用して、コンピュータ等から出力されるプリント
データ(以下、PCデータともいう)の印刷を行なうも
のであり、電話回線等を介して送信されてくるファクシ
ミリデータ(以下、FAXデータともいう)を受信する
受信部,その受信データに応じて画像形成装置を駆動制
御する制御部等を備えた一般のファクシミリ装置に、P
Cデータ入力用のインタフェースを設け、制御部に、こ
のインタフェースから入力されたPCデータに応じて画
像形成装置を駆動制御する機能を付与することによって
実現される。
【0003】そして、この種の装置では、PCデータ及
びFAXデータの印刷に一つの画像形成装置を利用する
ため、FAXデータの受信中にインタフェースを介して
PCデータが入力された場合にはFAXデータの印刷を
優先して行ない、逆にPCデータの入力中にFAXデー
タが受信された場合にはPCデータの印刷を優先して行
なうというように、当該装置に入力されたデータ順に印
刷を行なうように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリンタ機能付ファクシミリ装置においては、例えば、
大量の文書を印刷するために当該装置をプリンタとして
動作させておきたいときにでも、PCデータ入力前にF
AXデータが受信されると、FAXデータの印刷に入っ
てしまうため、PCデータ印刷時の作業効率が悪いと
か、逆に、緊急を要するFAXデータが送信されてくる
のを待っているときに、他の使用者がPCデータを入力
すると、PCデータの印刷に入ってしまい、FAXデー
タをなかなか受け取ることができない、といった問題が
あった。
【0005】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、PCデータの印刷とFAXデータの印刷とを使用
者の要求に従い効率よく行なうことができるプリンタ機
能付ファクシミリ装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明に係るプリンタ機能
付ファクシミリ装置は、通信回線を介して送信されてき
たファクシミリデータを受信するファクシミリ受信部
と、コンピュータ等の外部装置にて作成されたプリント
データを入力するためのプリントデータ入力部と、所定
の記録紙に画像を形成する記録部と、ファクシミリ受信
部にてファクシミリデータが受信されると、該データに
応じて記録部を制御し、記録紙にファクシミリ画像を記
録させる第1の記録制御手段と、プリント入力部にプリ
ントデータが入力されると、該データに応じて記録部を
制御し、記録紙に該データに応じた作成画像を記録させ
る第2の記録制御手段とを備えたプリンタ機能付ファク
シミリ装置であって、ファクシミリ画像と外部装置によ
る作成画像とのいずれを優先して記録紙に記録するかを
設定するための優先モード設定手段と、該優先モード設
定手段にてファクシミリ画像の記録を優先させる優先モ
ードが設定されると、第2の記録制御手段の動作を禁止
し、作成画像の記録を優先させる優先モードが設定され
ると、第1の記録制御手段の動作を禁止する優先モード
制御手段とを設け、該優先モード制御手段は、上記優先
モード設定手段にて上記ファクシミリ画像の記録を優先
させる優先モードが設定されている状態で、上記プリン
ト入力部にプリントデータが入力されるか、或いは、上
記優先モード設定手段にて上記作成画像の記録を優先さ
せる優先モードが設定されている状態で、上記ファクシ
ミリ受信部にて上記ファクシミリデータが受信される
と、上記記録部が所定時間以上記録動作をしていない状
態か否かを判断し、上記記録部が所定時間以上記録動作
をしていない状態であると判断された場合には、上記第
1の記録制御手段または上記第2の記録制御手段の動作
の禁止を解除することを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明に係るプリン
タ機能付ファクシミリ装置は、請求項1に記載のプリン
タ機能付ファクシミリ装置において、上記第1の記録制
御手段および上記第2の記録制御手段は、上記優先モー
ド制御手段により動作の禁止が解除されると、上記記録
部が現在記録動作可能であるか否かを判断し、上記記録
部が現在記録動作可能であると判断された場合には上記
記録部を制御し、上記記録部が現在記録動作可能でない
と判断された場合には上記記録部の制御を中止すること
を特徴とする。
【0008】更に、請求項3に記載の発明に係るプリン
タ機能付ファクシミリ装置は、請求項2に記載のプリン
タ機能付ファクシミリ装置において、上記プリントデー
タを 格納するための蓄積バッファメモリを備え、上記第
2の記録制御手段は、上記記録部の制御を中止した後
に、上記プリントデータを上記蓄積バッファメモリに格
納することを特徴とする。
【0009】そして、請求項4に記載の発明に係るプリ
ンタ機能付ファクシミリ装置は、請求項2または請求項
3に記載のプリンタ機能付ファクシミリ装置において、
上記第1の記録制御手段は、上記記録部の制御を中止し
た後に、上記ファクシミリデータの記録はできない旨を
上記ファクシミリ受信部に対して送信し、上記ファクシ
ミリ受信部に上記ファクシミリデータを蓄積させること
を特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成を有する請求項1に記載の発明に係る
プリンタ機能付ファクシミリ装置においては、ファクシ
ミリ受信部にてファクシミリデータが受信されると、第
1の記録制御手段が、この受信されたデータに応じて記
録部を制御して、記録紙にファクシミリ画像を記録さ
せ、プリントデータ入力部にプリントデータが入力され
ると、第2の記録制御手段が、このプリントデータに応
じて記録部を制御して、記録紙にこのプリントデータに
応じた作成画像を記録させる。また、優先モード設定手
段により、ファクシミリ画像の記録を優先させる優先モ
ードが設定されると、優先モード制御手段が第2の記録
制御手段の動作を禁止し、逆に、外部装置による作成画
像の記録を優先させる優先モードが設定されると、優先
モード制御手段が第1の記録制御手段の動作を禁止す
る。
【0011】さらに、優先モード制御手段は、優先モー
ド設定手段にてファクシミリ画像の記録を優先させる優
先モードが設定されている状態で、プリント入力部にプ
リントデータが入力されるか、或いは、優先モード設定
手段にて作成画像の記録を優先させる優先モードが設定
されている状態で、ファクシミリ受信部にてファクシミ
リデータが受信されると、記録部が所定時間以上記録動
作をしていない状態か否かを判断し、記録部が所定時間
以上記録動作をしていない状態であると判断された場合
には、第1の記録制御手段または上記第2の記録制御手
段の動作の禁止 を解除する。
【0012】このため、本発明によれば、優先モード設
定手段により外部装置による作成画像の記録を優先させ
る優先モードを設定すれば、ファクシミリ受信部にてフ
ァクシミリデータが受信されていても、その後プリント
データ入力部に入力されたプリントデータに基づく作成
画像の記録が優先して行なわれ、逆にファクシミリ画像
の記録を優先させる優先モードを設定すれば、プリント
データ入力部にプリントデータが入力されていても、そ
の後ファクシミリ受信部にて受信されたファクシミリデ
ータに基づくファクシミリ画像の記録が優先して行なわ
れる。そして、記録部が所定時間以上記録動作をしてい
ない場合には、優先モードに設定されていない記録を行
うことができる。
【0013】次に、請求項2に記載の発明に係るプリン
タ機能付ファクシミリ装置においては、上記第1の記録
制御手段および上記第2の記録制御手段は、上記優先モ
ード制御手段により動作の禁止が解除されると、上記記
録部が現在記録動作可能であるか否かを判断し、上記記
録部が現在記録動作可能であると判断された場合には上
記記録部を制御し、上記記録部が現在記録動作可能でな
いと判断された場合には上記記録部の制御を中止する。
【0014】また次に、請求項3に記載の発明に係るプ
リンタ機能付ファクシミリ装置においては、第2の記録
制御手段は、記録部の制御を中止した後に、プリントデ
ータを蓄積バッファメモリに格納する。また更に、請求
項4に記載の発明に係るプリンタ機能付ファクシミリ装
置においては、上記第1の記録制御手段は、上記記録部
の制御を中止した後に、上記ファクシミリデータの記録
はできない旨を上記ファクシミリ受信部に対して送信
し、上記ファクシミリ受信部に上記ファクシミリデータ
蓄積させる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本発明が適用された実施例のファクシミ
リ装置2の外観を表す斜視図、図3はその内部機構を表
す説明図である。
【0016】なお、本実施例のファクシミリ装置2は、
原稿から画像を読み取り、その画像データをファクシミ
リデータとして電話回線を介して他のファクシミリ装置
に送信すると共に、電話回線を介して他のファクシミリ
装置から送信されてきたファクシミリデータ(以下、F
AXデータとも称す)を受信して、記録紙にその画像を
形成する、通常のファクシミリ装置としての機能の他、
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称す)やワ
ードプロセッサ等からプリンタケーブルを介して伝送さ
れてきたプリントデータ(以下、PCデータとも称す)
を受けて、そのデータに応じた画像を記録紙に形成する
プリンタとしての機能を有する。
【0017】図2に示す如く、ファクシミリ装置2の本
体10の側部には、受話器12が取り付けられ、上面の
前部には操作パネル14が設けられている。また、本体
10の上面後部には、記録紙カセット16(図3参照)
を着脱自在に装着するためのカセット装着部18が形成
され、上面中央には原稿台20が形成されている。
【0018】一方、本体10には、図3に示す如く、原
稿台20に載置された原稿から画像を読み取るためのス
キャナ部22、記録紙カセット16に収容された記録紙
24に画像を形成するための記録部26、及びこれら各
部を駆動制御して上記機能を実現する制御部70が内蔵
されている。
【0019】スキャナ部22では、原稿台20に載置さ
れた原稿が、給紙ローラ32及び分離パッド31等から
なる給紙機構によって一枚ずつ取り込まれる。そして、
原稿は、搬送ローラ33により原稿支持板34まで搬送
され、原稿支持板34の下方に配置された画像読取装置
35により画像が読み取られる。また、画像読取後の原
稿は、排出ローラ36を介して、本体10の前面に設け
られた排出トレイ37に排出される。
【0020】なお、画像読取装置35は、光源38によ
って原稿支持板34上の原稿に光を照射し、原稿からの
反射光を、ミラー39,40により反射させ、更にレン
ズ41によりラインイメージセンサ42の受光面に集光
させることによって、原稿画像を1行分ずつ読み取る周
知のものである。また、原稿台20から給紙機構に至る
経路には、原稿台20に原稿がセットされているか否か
を光学的に検出する原稿センサ44が設けられている。
【0021】一方、記録部26では、記録紙カセット1
6に収容された記録紙24が、給紙ローラ51及び分離
パッド52等からなる給紙機構によって一枚ずつ取り込
まれる。そして、記録紙24は、搬送ローラ53を介し
て画像形成装置55に送られ、画像形成装置55におい
て、トナー画像が形成される。また、画像形成後の記録
紙24は、定着装置56に送られ、定着装置56にてト
ナー画像が定着された後、排紙ローラ57を介して、本
体10の前面に設けられた排紙トレイ58に排出され
る。なお、定着装置56は、加熱用のヒータを内蔵した
加熱ローラと、加熱ローラとの間で記録紙24を挟持す
るための押えローラとからなる周知のものであり、記録
紙24を加熱・押圧することにより、記録紙24にトナ
ー画像を定着させる。
【0022】また、画像形成装置55は、感光ドラム6
1と、感光ドラム61にレーザ光を照射してその表面に
静電潜像を形成するレーザ光走査装置62と、静電潜像
形成後の感光ドラム61にトナーを付着する現像装置6
3と、転写ローラ64を有し、記録紙24に電荷を付与
して、感光ドラム61に付着したトナーを記録紙24に
転写させる転写装置65と、により構成され、更に、レ
ーザ光走査装置62は、制御部70からの指令に従って
レーザ光を発射するレーザ発光部67、レーザ光集光用
のレンズ68、及びレンズ68により集光されたレーザ
光を感光ドラム61に導く反射ミラー69等を備えてい
る。
【0023】即ち、記録部26は、所謂レーザプリンタ
として構成されており、制御部70からの指令に従い、
記録紙24に画像を形成する。次に、上記各部を制御す
る制御部70は、図1に示す如く、ファックス(FA
X)部72と、プリンタ部74と、これら各部を接続す
るゲートアレイ76とから構成されている。
【0024】FAX部72は、操作パネル14を介して
入力される使用者からの各種指令に応じて、動作モード
の設定,原稿画像の読み取り,FAXデータの送・受
信,受信データの復号化,復号化したFAXデータのプ
リンタ部74への転送等を行なうためのものであり、C
PU80,ROM82,RAM84,他の電話機やファ
クシミリ装置との間で通話やFAXデータの送受信を可
能にするネットワークコントロールユニット(NCU)
86,及びNCU86を介して他のファクシミリ装置と
の間でFAXデータを送受信するためのモデム88等を
備えている。そして、CPU80,ROM82,RAM
84,NCU86,モデム88,及び操作パネル14
は、バス89を介して互いに接続され、更にこのバス8
9には、上記ゲートアレイ76も接続されている。ま
た、NCU86には、上述の受話器12や発呼用のスピ
ーカ等が接続されており、他の電話機との通話は受話器
12を介して行なうことができる。
【0025】一方、プリンタ部74は、ゲートアレイ7
6を介してFAX部72から送られてきたFAXデータ
に応じて記録部26を駆動制御することにより、記録紙
24にファクシミリ画像を形成(換言すれば、FAXデ
ータを印刷)するためのものであり、FAX部72と同
様、CPU90,ROM92,RAM94を中心とする
周知のマイクロコンピュータとして構成されている。ま
た、プリンタ部74には、プリントデータ入力部として
のパソコン用インタフェース96が備えられており、C
PU90は、このインタフェース96に外部のパソコン
98からのPCデータが入力されると、このPCデータ
に応じて記録部26を駆動制御し、記録紙24にパソコ
ン98側で作成された作成画像を形成(換言すれば、P
Cデータを印刷)する。そして、CPU90,ROM9
2,RAM94,パソコン用インタフェース96,及び
記録部26は、バス99を介して互いに接続され、更
に、このバス99には、上記ゲートアレイ76も接続さ
れている。
【0026】次に、FAX部72及びプリンタ部74に
おいて実行される各種制御処理のうち、本発明にかかわ
る主要な処理である優先モード設定処理,FAXデータ
の受信処理,FAXデータ及びPCデータの印刷処理に
ついて、図4〜図9に示すフローチャートに沿って説明
する。
【0027】図4は、FAX部72にて受信されたFA
Xデータとパーソナルコンピュータ用インタフェース9
6を介してプリンタ部74に入力されるPCデータとの
何れを優先して印刷するかを外部から設定するための優
先モード設定処理を表すフローチャートである。この処
理は、本発明の優先モード設定手段に相当し、使用者が
操作パネル14の所定のファンクションキーを操作し
て、優先モードの設定指令を入力した際にFAX用CP
U80において実行される。
【0028】図4に示す如く、処理が開始されると、ま
ず、S110(Sはステップを表わす)にて、操作パネ
ル14に設けられた表示画面に優先モード設定画面を表
示する。なお、この優先モード設定画面は、優先モード
の設定を行なうか否か(優先モードON/OFF)を選
択する優先モード選択部と、1日(24時間)のうち、
PCデータの印刷を優先させる時間帯(PCプリント優
先時間帯)を設定するPC優先時間帯設定部とからな
る。
【0029】そして、S110にて設定画面を表示する
と、使用者は、操作パネル14に設けられたカーソルキ
ー或はテンキーを操作することにより、優先モードのO
N/OFF,及び優先モードON時にはPCプリント優
先時間帯を入力し、また、そのキー入力による設定内容
がよければ、操作パネル14に設けられた確定用のセッ
トキーを押下し、更に、優先モードの設定を中止する場
合には、操作パネル14に設けられた停止キーを押下す
る。このため、続くS120では、使用者によるキー入
力を受け付け、そのキー入力がカーソルキー或はテンキ
ーの操作によるものであれば、そのキー入力に応じて表
示内容を変更するキー入力受付処理を実行する。そし
て、続くS130では、S120にて受け付けたキー入
力がセットキーの押下によるものであるか否かを判断
し、セットキーが押下されていなければ(S130でN
O)、S140に移行して、キー入力は停止キー押下に
よるものであるか否かを判断し、停止キーが押下されて
いなければ(S140でNO)、再度S120に移行す
る。
【0030】また、S130にてセットキーが押下され
たと判断されると(S130でYES)、S150に
て、そのときの優先モード選択部の表示内容から優先モ
ードOFFが設定されたか否かを判断し、優先モードO
FFが設定されていれば(S150でYES)、S16
0にてその旨を記憶して、当該処理を一旦終了する。ま
た、優先モードOFFが設定されていなければ、換言す
れば、優先モードONが設定されていれば(S150で
NO)、S170にて、PC優先時間設定部の表示内容
からPCプリント優先時間帯を読み込んで、RAM84
に記憶し、S180に移行する。そして、S180に
て、PCプリント優先時間帯が3回設定されたか否かを
判断し、PCプリント優先時間帯が3回設定されていれ
ば(S180でYES)、当該処理を終了し、また、P
Cプリント優先時間帯が3回設定されていなければ(S
180でNO)、再度S120に移行して、PCプリン
ト優先時間帯が3回設定されるか(S180でYE
S)、停止キーが押下される(S140でYES)ま
で、S120以降の処理を繰り返し実行する。つまり、
本実施例では、1日(24時間)のうち、PCプリント
優先時間帯として最大3つの時間帯を設定できるように
構成されている。なお、PCプリント優先時間帯の設定
回数は何回であってもよい。
【0031】そして、この優先モード設定処理にてPC
プリント優先時間帯が設定された場合には、その設定さ
れた時間帯以外の時間帯は、FAXデータの印刷を優先
させるFAXプリント優先時間帯となる。また、この優
先モード設定処理により設定され、RAM84に記憶さ
れたる設定内容は、当該処理の終了後に、プリンタ部7
4側のPRINT用CPU90に転送されて、プリンタ
部74側のRAM94に記憶され、CPU90において
FAXデータ及びPCデータの印刷処理を実行する際に
使用される。
【0032】次に、FAX用CPU80においてメイン
ルーチンの一つとして繰返し実行されるFAXデータの
受信処理について図5のフローチャートに基づいて説明
する。図5に示す如く、この処理が開始されると、ま
ず、S210にて、プリンタ部74側から受信データの
はきだしリクエストが送信されてきたか否かを判断し、
はきだしリクエストがあれば(S210でYES)、S
300にて、後述の受信データ復号化処理を実行した
後、S220に移行し、また、はきだしリクエストがな
ければ(S210でNO)、そのままS220に移行す
る。また、S220では、ファクシミリ受信部としての
NCU86及びモデム88によりFAXデータが受信さ
れているか否かを判断する。そして、FAXデータが受
信されていれば(S220でYES)、S230に移行
し、FAXデータが受信されていなければ(S220で
NO)、再度S210に移行する。
【0033】S230では、プリンタ部74側にプリン
ト要求コマンドを送信し、S240にて、このプリント
要求コマンドに応答してプリンタ部90側からプリント
OKコマンドが送信されてきたか否かを判断する。そし
て、プリントOKコマンドが送信されてきた場合には
(S240でYES)、S250にて後述の受信データ
復号化処理を起動した後、S260に移行し、プリント
OKコマンドが送信されてこなかった場合(S240で
NO)、つまり現在プリンタ部74側で受信データの印
刷をできない場合には、そのままS260に移行する。
【0034】S260では、NCU86及びモデム88
にて受信されたFAXデータを、RAM84内の所定の
記憶領域(受信バッファメモリ84a)に格納し、S2
70にてFAXデータ1頁分の受信が終了したか否かを
判断し、FAXデータ1頁分の受信が終了していなけれ
ば(S270でNO)、S260に移行する、といった
手順で、FAXデータ1頁分を受信バッファメモリ84
aに格納する。
【0035】また、S270にてFAXデータ1頁分の
受信が終了したと判断されると(S270でYES)、
S280にて、NCU86及びモデム88において次頁
のFAXデータが受信されているか否かを判断し、次頁
のFAXデータが受信されていなければ(S280でN
O)、当該処理を一旦終了し、次頁のFAXデータが受
信されていれば(S280でYES)、再度S260に
移行して、次頁以降のFAXデータについても、上記と
同様の手順で、受信バッファメモリ84aに格納する。
【0036】次に、S300にて実行され、S250に
て起動される受信データ復号化処理について図5のフロ
ーチャートに基づいて説明する。なお、この処理は、受
信バッファメモリ84aに格納されたFAXデータをプ
リンタ部74側に送信するための処理であり、S250
において起動された際には、上記受信処理の空き時間等
を利用して時分割に実行される。
【0037】図6に示す如く、この受信データ復号化処
理(S300)では、S310にて受信バッファメモリ
84aに1頁分の受信データが格納されているか否かを
判断し、1頁分の受信データが格納されていれば(S3
10でYES)、S320に移行し、また、1頁分の受
信データが格納されていなければ(S310でNO)、
S310の処理を繰り返すことにより、受信バッファメ
モリ84aに1頁分の受信データが格納されるのを待
つ。なお、このS310の処理は、S250にて当該処
理が起動されたときに、S260移行の処理にて、受信
バッファメモリ84aに1頁分の受信データが格納され
るのを待機するための処理である。
【0038】次に、S320では、受信バッファメモリ
84aに格納されたFAXデータを、印刷用の画像デー
タ(ビットマップデータ)に復号化し、S330にて、
その復号化後のFAXデータをプリンタ部74側へ転送
する。そして、S340にて、1頁分のデータの転送が
終了したか否かを判断し、1頁分の転送が終了していな
ければ(S340でNO)、再度S320に移行するこ
とにより、FAXデータ1頁分の復号化及び転送を行な
う。
【0039】一方、FAXデータ1頁分の復号化及び転
送が終了すると、S350にてプリンタ部74側に改頁
コマンドを送信することにより、1頁分のFAXデータ
の送信が終了した旨を知らせる。そして、続くS360
では、受信バッファメモリ84aに印刷すべき次頁のF
AXデータが残っているか否かを判断し、次頁のFAX
データが残っている場合には(S360でYES)、再
度S310に移行して、次頁以降のFAXデータについ
ても、上記と同様に復号化及び送信を行ない、受信バッ
ファメモリ84aに格納された全てのFAXデータの復
号化及び送信が終了すると、S370にてその旨を表わ
す終了コマンドをプリンタ部74側へ送信して、当該処
理を終了する。
【0040】次に、PRINT用CPU90により実行
されるFAXデータ及びPCデータの印刷処理について
図7〜図9のフローチャートに基づいて説明する。図7
に示す如く、この処理が開始されると、まず、S410
にてパソコン98側からプリント要求があったか否かを
判断し、パソコン98側からプリント要求があれば(S
410でYES)、図8に示すPCデータ印刷処理に移
行し、逆にパソコン98側からプリント要求がなければ
(S410でNO)、S420にて、FAX部72側か
らプリント要求があったか否かを判断する。
【0041】そして、FAX部72側からプリント要求
があれば(S420でYES)、図9に示すFAXデー
タ印刷処理に移行し、逆に、FAX部72側からのプリ
ント要求がなければ(S420でNO)、S430に移
行して、CPU90に内蔵された図示しない計時用タイ
マ(計時手段)から現在時刻を読み出し、現在、上記優
先モード設定処理にて設定されたPCプリント優先時間
帯であるか否かを判断する。そして、現在がPCプリン
ト優先時間帯であれば(S430でYES)、S440
にて、RAM94内のPCデータ蓄積用の記憶領域(蓄
積バッファメモリ94a)に印刷すべきPCデータが格
納されているか否かを判断し、蓄積バッファメモリ94
aにPCデータが格納されていなければ再度S410に
移行し、逆に蓄積バッファメモリ94aにPCデータが
格納されていれば(S440でYES)、S450に移
行する。なお、蓄積バッファメモリ94aは、後述のP
Cデータ印刷処理(図8)により、FAXプリント優先
時間帯にパソコン98側から送信されてきたPCデータ
を一時格納しておくためのものである。
【0042】次に、S450では、記録部26は現在プ
リント動作可能であるか否かを判断する。そして、記録
部26がプリント動作可能でなければ(S450でN
O)、再度S410に移行し、記録部26がプリント動
作可能であれば(S450でYES)、S460にて、
蓄積バッファメモリ94aに印刷すべきPCデータがあ
るか否かを判断し、蓄積バッファメモリ94aにPCデ
ータがあれば(S460でYES)、そのデータを順に
読み出して、S470にて、読み出したデータは改頁コ
マンドであるか否かを判断し、そのデータが改頁コマン
ドでなければ(S470でNO)、S480にて、その
読み出したデータを、1頁分のプリントデータを一時格
納するためにRAM94に予め設定された記録バッファ
メモリ94bに格納する、といった手順で、1頁分の印
刷用PCデータを順次記録バッファメモリ94bに格納
する。
【0043】また、S470にて、読み出したデータは
改頁コマンドであると判断されると(S470でYE
S)、RAM94の記録バッファメモリ94bには、1
頁分の印刷用PCデータが格納されたことになるから、
S490にて、この1頁分のPCデータに応じて記録部
26を駆動することにより、記録紙24にPCデータに
対応した画像を形成(印刷)し、再度S460に移行す
る。一方、S460にて、蓄積バッファメモリ94aに
は印刷すべきPCデータがないと判断されると、当該処
理を一旦終了する。
【0044】なお、上記S440〜S490の一連の処
理は、図8に示す後述のPCデータ印刷処理においてP
Cデータの印刷を行なうために実行されるS550〜S
600の処理と共に、本発明の第2の記録制御手段を実
現している。また、S490におけるPCデータ1頁分
の印刷は、記録バッファメモリ94bに格納されたPC
データをレーザ光走査装置62に転送して、レーザ光走
査装置62からこのデータに対応したレーザ光を発射さ
せ、同時に、記録部26を構成する給紙ローラ51,搬
送ローラ53,定着装置56,排紙ローラ57,感光ド
ラム61,現像装置63等の機構部品を夫々同期して駆
動することにより行なわれる。
【0045】次に、上記S430にて、現在、PCプリ
ント優先時間帯ではないと判断された場合(S430で
NO)、換言すれば、現在FAXプリント優先時間帯で
あるか、或は優先モードがOFFされている場合には、
S500に移行して、FAX部72側に受信バッファメ
モリ84aに印刷すべきFAXデータが格納されている
か否かを問い合わせることにより、FAX部72に印刷
すべきFAXデータがあるか否かを判断する。そして、
S500にてFAX部72に印刷すべきFAXデータが
ないと判断されると(S500でNO)、再度S410
に移行し、また、FAX部72に印刷すべきFAXデー
タがあると判断されると(S500でYES)、S51
0に移行して、上記S450と同様、記録部26は現在
プリント動作可能であるか否かを判断する。そして、記
録部26がプリント動作可能でなければ(S510でN
O)、再度S410に移行し、また、記録部26がプリ
ント動作可能であれば(S510でYES)、S520
にて、FAX部72側にはきだしリクエストを送信し、
図9に示すFAXデータ印刷処理におけるS690に移
行する。
【0046】次に、上記S410にてパソコン98側か
らプリント要求があったと判断された場合に実行される
PCデータの印刷処理(図8)では、まず、S530に
て、上記S430と同様に、CPU90に内蔵された計
時用タイマから現在時刻を読み出して、現在PCプリン
ト優先時間帯であるか否かを判断する。そして、現在、
PCプリント優先時間帯であれば(S530でYE
S)、S550に移行し、また、現在、PCプリント優
先時間帯でなければ(S530でNO)、S540に移
行する。S540では、記録部26は所定時間(本実施
例では10分)以上印刷動作をしていない状態(プリン
タ不動作状態)か否かを判断し、プリンタ不動作状態が
所定時間以上継続していなければ(S540でNO)、
S610に移行し、逆にプリンタ不動作状態が所定時間
以上継続していれば(S540でYES)、S550に
移行する。また、S550では、上記S450及びS5
10と同様、記録部26は現在、プリント動作可能であ
るか否かを判断し、記録部26がプリント動作可能でな
ければ(S550でNO)、上記S610に移行し、逆
に、記録部26がプリント動作可能であれば(S550
でYES)、S560に移行する。
【0047】S560では、PRINT用CPU90が
パソコン用インタフェース96を介してパソコン98か
らの送信データを受けるPCインタフェース入出力ポー
ト(以下、PC・I/F・IOと称す)に有効データが
あるか否かを判断することにより、パソコン98からP
Cデータが送信されてくるのを待つ。そして、S560
にてPC・I/F・IOに有効データがあると判断され
ると(S560でYES)、S570にてその入力デー
タが改頁コマンドであるか否かを判断し、その入力デー
タが改頁コマンドでなければ(S570でNO)、S5
80にて入力データは終了コマンドであるか否かを判断
し、入力データが終了コマンドでなければ(S580で
NO)、S590にて、その入力データを、RAM94
内の記録バッファメモリ94bに順次格納して、再度S
560に移行する、といった手順で、パソコン98側か
ら送信されてくるPCデータをRAM94の記録バッフ
ァメモリ94bに順次格納する。
【0048】また、S570にて入力データは改頁コマ
ンドであると判断されると(S570でYES)、RA
M94の記録バッファメモリ94bには、1頁分のPC
データが格納されたことになるから、S600にて、上
記S490と同様に、この1頁分のPCデータに応じて
記録部26を駆動することにより、記録紙24にPCデ
ータを印刷して、再度S560に移行する。一方、S5
80にて入力データは終了コマンドであると判断される
と(S580でYES)、パソコン98側からはPCデ
ータが送信されてこないので、当該処理を一旦終了す
る。
【0049】一方、S610では、上記S560と同
様、PC・I/F・IOに有効データがあるか否かを判
断することにより、パソコン98からPCデータが送信
されてくるのを待ち、PC・I/F・IOにPCデータ
が送信されてくると(S610でYES)、S620に
てその入力データは終了コマンドであるか否かを判断
し、PCデータが終了コマンドでなければ(S620で
NO)、S630にて、その入力データを、RAM94
内の蓄積バッファメモリ94aに格納して、再度S61
0に移行する、といった手順で、パソコン98側から送
信されてくるPCデータを、RAM94の蓄積バッファ
メモリ94aに順次格納する。また、S620にて入力
データは終了コマンドであると判断されると(S620
でYES)、パソコン98側からはPCデータが送信さ
れてこないので、当該処理を一旦終了する。
【0050】次に、上記S420にてFAX部72側か
らプリント要求があったと判断された場合に実行される
FAXデータの印刷処理(図9)では、まず、S640
にて、上記S430,S530と同様に、現在PCプリ
ント優先時間帯であるか否かを判断する。そして、現
在、PCプリント優先時間帯でなければ(S640でN
O)、S660に移行し、逆にPCプリント優先時間帯
であれば(S640でYES)、S650に移行して、
上記S540と同様に、記録部26は所定時間以上プリ
ンタ不動作状態か否かを判断し、プリンタ不動作状態が
所定時間以上継続していなければ(S650でNO)、
S670に移行し、逆にプリンタ不動作状態が所定時間
以上継続していれば(S650でYES)、S660に
移行する。また、S660では、上記S450,S51
0,S550と同様、記録部26は現在プリント動作可
能であるか否かを判断し、記録部26がプリント動作可
能でなければ(S660でNO)、前記S670に移行
し、逆に、記録部26がプリント動作可能であれば(S
660でYES)、S680に移行する。そして、S6
70では、FAX部72に対して、FAXデータの印刷
はできない旨を表すプリントNGコマンドを送信し、当
該処理を一旦終了する。
【0051】一方、S680では、FAX部72にプリ
ントOKコマンドを送信し、続くS690にて、PRI
NT用CPU90がゲートアレイ76を介してFAX部
72側からの送信データを受けるFAXインタフェース
入出力ポート(以下、FAX・I/F・IO)に有効デ
ータがあるか否かを判断することにより、FAX部72
からFAXデータが送信されてくるのを待つ。
【0052】そして、S690にてFAX・I/F・I
Oに有効データがあると判断されると(S690でYE
S)、S700にて、その入力データが改頁コマンドで
あるか否かを判断し、入力データが改頁コマンドでなけ
れば(S700でNO)、S710にて、入力データは
終了コマンドであるか否かを判断し、入力データが終了
コマンドでなければ(S710でNO)、S720に
て、その入力データを、RAM94内の記録バッファメ
モリ94bに格納して、再度S690に移行する、とい
った手順で、FAX部72側から送信されてくる印刷用
のFAXデータを順次RAM94の記録バッファメモリ
94bに格納する。
【0053】また、S700にて、入力データは改頁コ
マンドであると判断されると(S700でYES)、R
AM94の記録バッファメモリ94bには、1頁分の印
刷用FAXデータが格納されたことになるから、S73
0にて、この1頁分のFAXデータに応じて記録部26
を駆動することにより、記録紙24にFAXデータに対
応した画像を形成(印刷)して、再度S690に移行す
る。一方、S710にて、入力データは終了コマンドで
あると判断されると(S710でYES)、もはや印刷
すべきFAXデータはないので、当該処理を一旦終了す
る。
【0054】なお、FAXデータの印刷を行なうために
実行される上記S690〜S730の処理は、本発明の
第1の記録制御手段に相当する。また、S730におけ
るFAXデータの印刷は、上記S490,S600のP
Cデータの印刷時と同様に実行される。
【0055】以上説明したように、本実施例では、使用
者が操作パネル14を操作して、PCデータ及びFAX
データのうちの何れかの印刷を優先させる優先モードを
設定すると、その後、設定された優先時間帯に従い、P
Cプリント優先時間帯であれば(S640でYES)、
FAXデータの印刷が禁止され、FAXプリント優先時
間帯であれば(S530でYES)、PCデータの印刷
が禁止される。このため、本実施例によれば、1日のう
ち、PCデータの印刷の頻度が高い時間帯をPCプリン
ト優先時間帯、FAXデータの受信の頻度が高い時間帯
をFAXプリント優先時間帯として設定することによ
り、FAXデータ及びPCデータを夫々効率よく印刷す
ることができるようになる。
【0056】なお、本実施例においては、各データのプ
リント優先時間帯に他方のデータの印刷を禁止する、上
記S640及びS530の処理が、本発明の優先モード
制御手段に相当する。また、本実施例では、PCプリン
ト優先時間帯にFAX部72からプリント要求があった
場合、或はFAXプリント優先時間帯にパソコン98か
らプリント要求があった場合に、そのプリント要求を全
く受け付けないのではなく、記録部26のプリント不動
作状態が所定時間継続しておれば(S540でYES,
S650でYES)、プリント要求を受け付けて、FA
Xデータ或はPCデータの印刷を実行する。このため、
本実施例によれば、記録部26が空いていれば、設定さ
れた優先時間帯にかかわらず、プリント要求のあったデ
ータを印刷することができ、記録部26を効率よく稼動
させることができる。
【0057】また、本実施例では、PCプリント優先時
間帯にFAX部72にて受信されたFAXデータを印刷
できなかった場合にでも、FAX部72側ではその受信
したFAXデータが受信バッファメモリ84aに格納さ
れ(S260〜S280)、逆に、FAXプリント優先
時間帯にパソコン98から送信されてきたPCデータを
印刷できなかった場合にでも、プリンタ部74側ではそ
のPCデータが蓄積バッファメモリ94aに格納される
(S610〜S630)。そして、その格納されたFA
Xデータ或はPCデータは、各データの印刷が可能にな
ったときに、夫々、印刷される(S460〜S490,
S520+S690〜S730)。従って、優先モード
の設定によりFAX部72で受信したFAXデータを印
刷できなくなるとか、或はパソコン98から送信されて
きたPCデータを印刷できなくなる、といったことはな
く、受信したFAXデータ及びPCデータは確実に印刷
することができる。
【0058】なお、本実施例では、記録部26を所謂レ
ーザプリンタにて構成したファクシミリ装置について説
明したが、記録部として、サーマルヘッドを備えたサー
マルプリンタ、或はインクジェット方式のプリンタ等、
従来より一般に使用されているプリンタを備えたファク
シミリ装置であっても本発明を適用できる。
【0059】また、本実施例では、制御部70をFAX
部72とプリンタ部74とに分け、FAXデータの送受
信と、FAXデータ及びPCデータの印刷とを、これら
各部に設けた2つのCPU80,90の処理により実現
するファクシミリ装置について説明したが、一つのCP
Uにてこれら処理を実現するようにしたファクシミリ装
置であっても本発明を適用できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明に係るプリンタ機能付ファクシミリ装置によれば、
優先モード設定手段により外部装置による作成画像の記
録を優先させる優先モードを設定すれば、ファクシミリ
受信部にてファクシミリデータが受信されていても、そ
の後プリントデータ入力部に入力されたプリントデータ
に基づく作成画像の記録が優先して行なわれ、逆にファ
クシミリ画像の記録を優先させる優先モードを設定すれ
ば、プリントデータ入力部にプリントデータが入力され
ていても、その後ファクシミリ受信部にて受信されたフ
ァクシミリデータに基づくファクシミリ画像の記録が優
先して行なわれる。従って、使用者は、ファクシミリデ
ータ及びプリントデータのうちの所望のデータを優先し
て記録紙に印刷させることができ、受信したファクシミ
リデータを速やかに確認したり、プリントデータの印刷
を効率よく行なうことができる。さらに、記録部が所定
時間以上記録動作をしていない場合には、優先モードに
設定されていない記録を行うことができ、記録部を効率
よく稼動させることができる。
【0061】また、請求項2に記載の発明に係るプリン
タ機能付ファクシミリ装置によれば、記録部が動作可能
でない場合に記録部の制御を中止することができる。
た次に、請求項3に記載の発明に係るプリンタ機能付フ
ァクシミリ装置によれば、記録部が動作可能でない期間
中に入力されたプリントデータを蓄積できる。
【0062】また更に、請求項4に記載の発明に係るプ
リンタ機能付ファクシミリ装置によれば、記録部が動作
可能でない期間中に受信したファクシミリデータを蓄積
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のファクシミリ装置の回路構成を表わ
すブロック図である。
【図2】 実施例のファクシミ リ装置の外観を表わす
斜視図である。
【図3】 実施例のファクシミリ装置の内部機構を表わ
す説明図である。
【図4】 優先モード設定処理を表わすフローチャート
である。
【図5】 FAXデータの受信処理を表わすフローチャ
ートである。
【図6】 受信データ復号化処理を表わすフローチャー
トである。
【図7】 データ印刷処理のうちプリント要求がない場
合の処理を表わすフローチャートである。
【図8】 データ印刷処理のうちパソコンからのプリン
ト要求があった場合のPCデータ印刷処理を表わすフロ
ーチャートである。
【図9】 データ印刷処理のうちFAX部からのプリン
ト要求があった場合のFAXデータ印刷処理を表わすフ
ローチャートである。
【符号の説明】
2…ファクシミリ装置 14…操作パネル 24…
記録紙 26…記録部 55…画像形成装置 56…定着装
置 61…感光ドラム 62…レーザ光走査装置 63
…現像装置 65…転写装置 70…制御部 72…FAX部
74…プリンタ部 76…ゲートアレイ 84…受信バッファメモリ
88…モデム 86…NCU 94a…蓄積バッファメモリ 94b…記録バッファメモリ 96…パソコン用イン
タフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して送信されてきたファク
    シミリデータを受信するファクシミリ受信部と、 コンピュータ等の外部装置にて作成されたプリントデー
    タを入力するためのプリントデータ入力部と、 所定の記録紙に画像を形成する記録部と、 上記ファクシミリ受信部にてファクシミリデータが受信
    されると、該データに応じて上記記録部を制御し、上記
    記録紙にファクシミリ画像を記録させる第1の記録制御
    手段と、 上記プリント入力部にプリントデータが入力されると、
    該データに応じて上記記録部を制御し、上記記録紙に該
    データに応じた作成画像を記録させる第2の記録制御手
    段と、 を備えたプリンタ機能付ファクシミリ装置において、 上記ファクシミリ画像と上記外部装置による作成画像と
    のいずれを優先して上記記録紙に記録するかを設定する
    ための優先モード設定手段と、 該優先モード設定手段にて上記ファクシミリ画像の記録
    を優先させる優先モードが設定されると、上記第2の記
    録制御手段の動作を禁止し、上記作成画像の記録を優先
    させる優先モードが設定されると、上記第1の記録制御
    手段の動作を禁止する優先モード制御手段と、 を設け、該優先モード制御手段は、上記優先モード設定
    手段にて上記ファクシミリ画像の記録を優先させる優先
    モードが設定されている状態で、上記プリント入力部に
    プリントデータが入力されるか、或いは、上記優先モー
    ド設定手段にて上記作成画像の記録を優先させる優先モ
    ードが設定されている状態で、上記ファクシミリ受信部
    にて上記ファクシミリデータが受信されると、上記記録
    部が所定時間以上記録動作をしていない状態か否かを判
    断し、上記記録部が所定時間以上記録動作をしていない
    状態であると判断された場合には、上記第1の記録制御
    手段または上記第2の記録制御手段の動作の禁止を解除
    することを特徴とするプリンタ機能付ファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記第1の記録制御手段および上記第2
    の記録制御手段は、上記優先モード制御手段により動作
    の禁止が解除されると、上記記録部が現在記録動作可能
    であるか否かを判断し、上記記録部が現在記録動作可能
    であると判断された場合には上記記録部を制御し、上記
    記録部が現在記録動作可能でないと判断された場合には
    上記記録部の制御を中止する、ことを特徴とする請求項
    1に記載のプリンタ機能付ファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 上記プリントデータを格納するための蓄
    積バッファメモリを備え、 上記第2の記録制御手段は、上記記録部の制御を中止し
    た後に、上記プリントデータを上記蓄積バッファメモリ
    に格納すること を特徴とする請求項2に記載のプリンタ
    機能付ファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の記録制御手段は、上記記録部
    の制御を中止した後に、上記ファクシミリデータの記録
    はできない旨を上記ファクシミリ受信部に対して送信
    し、上記ファクシミリ受信部に上記ファクシミリデータ
    を蓄積させることを特徴とする請求項2または請求項3
    記載のプリンタ機能付ファクシミリ装置。
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