JP3474748B2 - 制動装置 - Google Patents
制動装置Info
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- JP3474748B2 JP3474748B2 JP33308897A JP33308897A JP3474748B2 JP 3474748 B2 JP3474748 B2 JP 3474748B2 JP 33308897 A JP33308897 A JP 33308897A JP 33308897 A JP33308897 A JP 33308897A JP 3474748 B2 JP3474748 B2 JP 3474748B2
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- Japan
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- electromagnet
- gear
- diameter gear
- box
- vehicle
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/64—Electric machine technologies in electromobility
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は車両の制動装置に
関する。 【０００２】 【従来の技術】車両の補助ブレーキとして電磁式のリタ
ーダが知られている（特開平７ー２８５４２３号公報，
特開平５ー２２８０３号公報）。電磁式のリターダは、
フレーム側に固定の電磁石と、回転するディスク（ロー
タ）とから構成され、電磁石の形成する磁界をロータが
切ると、ロータに渦電流が発生し、この渦電流が磁力線
と作用することにより、ロータの回転を妨げる方向の力
（制動力）を発生させるものである。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】このようなリターダ
は、動力伝達経路の途中（たとえば、トランスミッショ
ンの出力軸）に設けられるが、ロータが大径で重量やス
ペースが嵩み、コスト高になるという問題点があった。 【０００４】この発明は、このような問題点の解決手段
を提供することを目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】第１の発明では、車両走
行用の電動機とその回転を減速して車輪側へ出力するギ
ヤボックスを備える車両において、ギヤボックスのケー
スに大径歯車とその軸方向へ所定の隙間を介して対向す
る電磁石を設ける。 【０００６】また、電磁石の大径歯車との対向面にブレ
ーキライニングを取り付ける。 【０００７】 【発明の効果】第１の発明では、電磁石はギヤボックス
の大径歯車をロータに渦電流式の制動装置を構成する。
これにより、電磁石への通電をオンすると、その磁界を
切る方向へ回転する大径歯車に渦電流が発生するため、
大径歯車の回転を妨げる制動トルクが得られる。この場
合、ギヤボックスのケースに電磁石を設けるのみで済む
ため、スペースや重量およびコストを増加させることな
く、ブレーキの十分な補助力を確保できる。 【０００８】また、電磁石への通電をオンすると、大径
歯車が電磁石に吸引され、ブレーキライニングに圧着す
るため、過電流による制動トルクに加えてブレーキライ
ニングとの間に摩擦トルクによる制動効果が得られ、ま
たギヤボックス内の潤滑油によりブレーキライニングの
寿命が長く、ブレーキライニングの面積が小さくても比
較的に大きな制動力を得られる。 【０００９】 【発明の実施の形態】図１，図２において、１は減速用
のギヤボックスであり、２つの入力軸２ａ，２ｂが設け
られ、これらに電動機３ａ，３ｂがそれぞれ連結され
る。１つの出力軸４に大径歯車５が形成され、各入力軸
２ａ，２ｂに大径歯車５とそれぞれ同じ歯数比でかみ合
う小径歯車６ａ，６ｂが形成される。 【００１０】電動機３ａ，３ｂは電源の供給を受けると
回転する。その回転は減速用のギヤボックス１へ入力さ
れ、小径歯車６ａ，６ｂと大径歯車５との歯数比に減速
され、車両走行用の駆動力として車輪側（図示せず）へ
出力される。 【００１１】ギヤボックス１に電磁石８が設けられる。
電磁石８はボックスケース１ａに大径歯車５と軸方向へ
ごく僅かな隙間を介して磁極８ａ，８ｂが対向する状態
に配置される。ボックスケース１ａに取付穴９が形成さ
れ、この穴９を密封する蓋７が設けられる。蓋７の内面
に電磁石８は固定され、ボッスクケース１ａに蓋７をボ
ルトで結合することにより、既述の配置状態に取り付け
られる。 【００１２】ギヤボックス１内の潤滑油が取付穴９から
漏れないよう、蓋７との間で取付穴９を密封するシール
（図示せず）が介装される。電磁石８の磁極間距離Ｌ
は、磁路抵抗などを考慮して適度に設定する。 【００１３】このような構成により、電磁石８への通電
をオンすると、図２のような磁界が形成される。車両の
走行時は、大径歯車５がこの磁界を切ることにより、渦
電流が大径歯車５に流れる。この渦電流が磁力線と作用
することにより、フレミングの右手の法則から、大径歯
車５の回転を妨げる方向の力（制動力）が発生する。 【００１４】この場合、大径歯車５をロータとしてボッ
クスケース１ａに電磁石８を設けるのみで済むため、ス
ペースや重量およびコストを増加させることなく、主ブ
レーキの補助力を十分に確保できる。運動エネルギは渦
電流に変えられ、熱を発生するが、その熱はギヤボック
ス１の表面や潤滑油のオイルクーラなどを介して外部へ
放熱される。 【００１５】図３においては、電磁石８の大径歯車５と
の対向面にブレーキライニング１０が取り付けられる。
電磁石８への通電をオンすると、大径歯車５が電磁石８
の励磁力で吸引され、ブレーキライニング１０へ変位し
て圧着するため、渦電流による制動トルクに加えて摩擦
トルクによる制動効果が得られる。 【００１６】ギヤボックス１内に潤滑油が入っているた
め、電磁石８の励磁力で作動する湿式摩擦ブレーキとな
り、ブレーキライニング１０の寿命が長く、そのライニ
ング面積が小さくても比較的に大きな制動力が得られ
る。図１と同じ部品に同じ符号を付ける。 【００１７】摩擦ブレーキのアクチュエータとして、図
４のように流体圧（油圧または空気圧）アクチュエータ
を用いてもよい。この場合、大径歯車５との対向するプ
レッシャプレート１１が設けられる。プレッシャプレー
ト１１はボックスケース側に流体圧アクチュエータ１２
を介して軸方向へ移動可能に支持される。 【００１８】プレッシャプレート１１は円錐台形に形成
され、その周面にブレーキライニング１３が取り付けら
れる。大径歯車５にプレッシャプレート１１との係合凹
部１４が形成され、アクチュエータ１２の伸側へ作動す
ると、その内周１４ａ（テーパ面）にブレーキライニン
グ１３が圧着するようになっている。 【００１９】エンジンとその動力を車輪側へ伝える駆動
系を備える車両においても、この発明は適用可能とな
る。その場合、エンジンから車輪への動力伝達経路の比
較的に大径の回転体（たとえば、トランスミッションの
ドライブギヤ，デファレンシャルのキャリアなど）をロ
ータに利用し、これに対向する電磁石を設けることによ
り、スペースや重量およびコストを増加させることな
く、渦電流式の制動装置が簡単に構成できる。
関する。 【０００２】 【従来の技術】車両の補助ブレーキとして電磁式のリタ
ーダが知られている（特開平７ー２８５４２３号公報，
特開平５ー２２８０３号公報）。電磁式のリターダは、
フレーム側に固定の電磁石と、回転するディスク（ロー
タ）とから構成され、電磁石の形成する磁界をロータが
切ると、ロータに渦電流が発生し、この渦電流が磁力線
と作用することにより、ロータの回転を妨げる方向の力
（制動力）を発生させるものである。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】このようなリターダ
は、動力伝達経路の途中（たとえば、トランスミッショ
ンの出力軸）に設けられるが、ロータが大径で重量やス
ペースが嵩み、コスト高になるという問題点があった。 【０００４】この発明は、このような問題点の解決手段
を提供することを目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】第１の発明では、車両走
行用の電動機とその回転を減速して車輪側へ出力するギ
ヤボックスを備える車両において、ギヤボックスのケー
スに大径歯車とその軸方向へ所定の隙間を介して対向す
る電磁石を設ける。 【０００６】また、電磁石の大径歯車との対向面にブレ
ーキライニングを取り付ける。 【０００７】 【発明の効果】第１の発明では、電磁石はギヤボックス
の大径歯車をロータに渦電流式の制動装置を構成する。
これにより、電磁石への通電をオンすると、その磁界を
切る方向へ回転する大径歯車に渦電流が発生するため、
大径歯車の回転を妨げる制動トルクが得られる。この場
合、ギヤボックスのケースに電磁石を設けるのみで済む
ため、スペースや重量およびコストを増加させることな
く、ブレーキの十分な補助力を確保できる。 【０００８】また、電磁石への通電をオンすると、大径
歯車が電磁石に吸引され、ブレーキライニングに圧着す
るため、過電流による制動トルクに加えてブレーキライ
ニングとの間に摩擦トルクによる制動効果が得られ、ま
たギヤボックス内の潤滑油によりブレーキライニングの
寿命が長く、ブレーキライニングの面積が小さくても比
較的に大きな制動力を得られる。 【０００９】 【発明の実施の形態】図１，図２において、１は減速用
のギヤボックスであり、２つの入力軸２ａ，２ｂが設け
られ、これらに電動機３ａ，３ｂがそれぞれ連結され
る。１つの出力軸４に大径歯車５が形成され、各入力軸
２ａ，２ｂに大径歯車５とそれぞれ同じ歯数比でかみ合
う小径歯車６ａ，６ｂが形成される。 【００１０】電動機３ａ，３ｂは電源の供給を受けると
回転する。その回転は減速用のギヤボックス１へ入力さ
れ、小径歯車６ａ，６ｂと大径歯車５との歯数比に減速
され、車両走行用の駆動力として車輪側（図示せず）へ
出力される。 【００１１】ギヤボックス１に電磁石８が設けられる。
電磁石８はボックスケース１ａに大径歯車５と軸方向へ
ごく僅かな隙間を介して磁極８ａ，８ｂが対向する状態
に配置される。ボックスケース１ａに取付穴９が形成さ
れ、この穴９を密封する蓋７が設けられる。蓋７の内面
に電磁石８は固定され、ボッスクケース１ａに蓋７をボ
ルトで結合することにより、既述の配置状態に取り付け
られる。 【００１２】ギヤボックス１内の潤滑油が取付穴９から
漏れないよう、蓋７との間で取付穴９を密封するシール
（図示せず）が介装される。電磁石８の磁極間距離Ｌ
は、磁路抵抗などを考慮して適度に設定する。 【００１３】このような構成により、電磁石８への通電
をオンすると、図２のような磁界が形成される。車両の
走行時は、大径歯車５がこの磁界を切ることにより、渦
電流が大径歯車５に流れる。この渦電流が磁力線と作用
することにより、フレミングの右手の法則から、大径歯
車５の回転を妨げる方向の力（制動力）が発生する。 【００１４】この場合、大径歯車５をロータとしてボッ
クスケース１ａに電磁石８を設けるのみで済むため、ス
ペースや重量およびコストを増加させることなく、主ブ
レーキの補助力を十分に確保できる。運動エネルギは渦
電流に変えられ、熱を発生するが、その熱はギヤボック
ス１の表面や潤滑油のオイルクーラなどを介して外部へ
放熱される。 【００１５】図３においては、電磁石８の大径歯車５と
の対向面にブレーキライニング１０が取り付けられる。
電磁石８への通電をオンすると、大径歯車５が電磁石８
の励磁力で吸引され、ブレーキライニング１０へ変位し
て圧着するため、渦電流による制動トルクに加えて摩擦
トルクによる制動効果が得られる。 【００１６】ギヤボックス１内に潤滑油が入っているた
め、電磁石８の励磁力で作動する湿式摩擦ブレーキとな
り、ブレーキライニング１０の寿命が長く、そのライニ
ング面積が小さくても比較的に大きな制動力が得られ
る。図１と同じ部品に同じ符号を付ける。 【００１７】摩擦ブレーキのアクチュエータとして、図
４のように流体圧（油圧または空気圧）アクチュエータ
を用いてもよい。この場合、大径歯車５との対向するプ
レッシャプレート１１が設けられる。プレッシャプレー
ト１１はボックスケース側に流体圧アクチュエータ１２
を介して軸方向へ移動可能に支持される。 【００１８】プレッシャプレート１１は円錐台形に形成
され、その周面にブレーキライニング１３が取り付けら
れる。大径歯車５にプレッシャプレート１１との係合凹
部１４が形成され、アクチュエータ１２の伸側へ作動す
ると、その内周１４ａ（テーパ面）にブレーキライニン
グ１３が圧着するようになっている。 【００１９】エンジンとその動力を車輪側へ伝える駆動
系を備える車両においても、この発明は適用可能とな
る。その場合、エンジンから車輪への動力伝達経路の比
較的に大径の回転体（たとえば、トランスミッションの
ドライブギヤ，デファレンシャルのキャリアなど）をロ
ータに利用し、これに対向する電磁石を設けることによ
り、スペースや重量およびコストを増加させることな
く、渦電流式の制動装置が簡単に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施形態を表す構成図である。
【図２】同じく要部拡大図である。
【図３】同じく要部構成図である。
【図４】同じく一部構成図である。
【符号の説明】
１ ギヤボックス
２ａ，２ｂ 入力軸
３ａ，３ｂ 電動機
４ 出力軸
５ 大径歯車
６ａ，６ｂ 小径歯車
８ 電磁石
１０ ブレーキライニング
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平８−237808（ＪＰ，Ａ)
実開 平７−23678（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭61−19808（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭59−100119（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B60L 7/28
F16D 55/06
H02K 49/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】車両走行用の電動機とその回転を減速して
車両側へ出力するギヤボックスを備える車両において、
ギヤボックスの大径歯車と軸方向へ対向する電磁石をボ
ックスケースに設け、電磁石の大径歯車との対向面にブ
レーキライニングを取り付け、ギヤボックス内に潤滑油
を入れ、ギヤボックス外部と電磁石取付穴の蓋部をシー
ルを用い密閉したことを特徴とする制動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33308897A JP3474748B2 (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33308897A JP3474748B2 (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 制動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11168803A JPH11168803A (ja) | 1999-06-22 |
| JP3474748B2 true JP3474748B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=18262145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33308897A Expired - Fee Related JP3474748B2 (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 制動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3474748B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107575509A (zh) * | 2017-10-23 | 2018-01-12 | 周梦溪 | 一种交通运输装置减速设备 |
-
1997
- 1997-12-03 JP JP33308897A patent/JP3474748B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107575509A (zh) * | 2017-10-23 | 2018-01-12 | 周梦溪 | 一种交通运输装置减速设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11168803A (ja) | 1999-06-22 |
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