JP3474501B2 - 包装装置 - Google Patents

包装装置

Info

Publication number
JP3474501B2
JP3474501B2 JP28138099A JP28138099A JP3474501B2 JP 3474501 B2 JP3474501 B2 JP 3474501B2 JP 28138099 A JP28138099 A JP 28138099A JP 28138099 A JP28138099 A JP 28138099A JP 3474501 B2 JP3474501 B2 JP 3474501B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
feeder
roll
held
initial setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28138099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001106202A (ja
Inventor
進 木本
憲史 廣部
労 信重
博昭 戸倉
剛史 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP28138099A priority Critical patent/JP3474501B2/ja
Publication of JP2001106202A publication Critical patent/JP2001106202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3474501B2 publication Critical patent/JP3474501B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムによって
包装を行う包装装置、特にフィルムをストレッチ状態に
保って包装を行う包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発泡スチロールなどを使ったトレ
ーに収納された生鮮食料品等の被包装物をストレッチフ
ィルムによって包装する装置が、ストレッチ包装装置と
して知られている。このストレッチ包装装置では、所定
の幅を有するストレッチフィルムをトレーの大小に応じ
て所定長さ寸法に切断するとともに、フィルムの幅方向
の両側縁部を上下のベルト等から成る一対のフィーダに
より保持しながらフィルムを包装ステーションに搬送
し、包装ステーションで包装を施す。包装ステーション
では、搬送されてきたフィルムに対してトレーに収納さ
れた被包装物を押し上げ、被包装物をフィルムに密着さ
せた状態でフィルムの周縁部をトレーの底面側に折り込
む。これにより、被包装物及びトレーがストレッチフィ
ルムに包まれるので、その後トレー底面のフィルムにヒ
ートシールを施して包装を完了させる。
【0003】このようなストレッチ包装装置が、特開平
9−169307号公報に開示されている。ここに開示
されている包装装置は本願出願人により発明されたもの
であり、計量や包装を迅速に行うことができる装置とな
っている。上記公報に開示されている包装装置では、ロ
ール支持機構4のロールバー13にフィルムロール3a
をセットして、ここから引き出したフィルム3を搬入機
構42を介して一対のフィーダ(搬送ユニット18,1
9)に送っている。そして、フィルムロール3aを初期
セットしてフィルム3を一対のフィーダに導く方法、あ
るいはフィルムロール3aを交換したときにフィルム3
を一対のフィーダに導く方法については、上記公報の記
述にもあるように、以下のような手順を有する方法が採
られている。
【0004】まず、オペレーターは、非常停止スイッチ
を押して包装装置の作動を停止させ、フィルムローラ3
aをロール支持機構4にセットする。次に、上記公報の
図3に鎖線で示されているように、搬入機構42を上方
に回動させる。そして、フィルムローラ3aから繰り出
したフィルム3の先端部分を広げた状態で一対のフィー
ダの搬送ベルト上に乗るように載置し、搬入機構42を
元に戻して搬入ベルト41でフィルム3を上から押さえ
つける。この後非常停止スイッチを解除して手動のフィ
ルム送りボタンを押すと、一対のフィーダによってフィ
ルム3が包装ステーションの方に送られていく。
【0005】このようなフィルムの初期セット方法は、
他のストレッチ包装装置においても同様であり、フィル
ムロールから引き出したフィルムの先端をオペレーター
が手動で広げて装置にセットしているのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の包装装置では上
記のようなフィルムの初期セット方法が採られている
が、オペレーターにとってフィルムのセットが面倒なも
のであることは否めない。なぜなら、フィルムロールか
らフィルムの先端を引き出した後、フィルムを広げた状
態で搬送機構(フィーダ)にセットしなければならない
からである。ストレッチフィルムは薄くて皺になりやす
い性質のものが多く、広げた状態を維持しながら搬送機
構にセットすることは、フィルムの初期セットを行うオ
ペレーターにとって面倒な作業である。
【0007】また、上記公報に記載されている包装装置
のような構成を採る場合、フィルムロールが側面に配置
されているため、フィルムをセットするときにはオペレ
ーターが包装装置の横に回って作業を行う必要がある。
しかし、包装装置の側方に常に十分なスペースが確保さ
れているとは限らず、スペースが不十分な場合にはフィ
ルムをセットする作業がさらに困難なものとなる。
【0008】本発明の課題は、フィルムのセット時にお
いてフィルムの先端を広げるというオペレータの手間を
省くことができる包装装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る包装装置
は、緊張保持させたフィルムに被包装物を押しつける機
構を有する包装装置であって、ロール保持具と、第1フ
ィーダと、第2フィーダと、フィーダ移動具と、制御部
とを備えている。ロール保持具は、フィルムロールを回
転可能に保持する。第1フィーダは、ロール保持具に保
持されたフィルムロールから引き出されたフィルムのフ
ィルム幅方向第1部を保持して、フィルムをフィルム長
手方向に送る。第2フィーダは、ロール保持具に保持さ
れたフィルムロールから引き出されたフィルムのフィル
ム幅方向第2部を保持して、フィルムをフィルム長手方
向に送る。フィルムのフィルム幅方向第2部は、フィル
ムのフィルム幅方向第1部とはフィルム幅方向の位置が
異なる部分である。フィーダ移動具は、第1及び第2フ
ィーダのフィルム幅方向相対距離を変化させる。したが
って、第1フィーダが保持するフィルムのフィルム幅方
向第1部及び第2フィーダが保持するフィルムのフィル
ム幅方向第2部は、フィルム幅方向の位置が常に同じで
あるとは限らない。制御部は、フィルム初期セット制御
を行う。この制御部のフィルム初期セット制御では、フ
ィーダ移動具により第1及び第2フィーダのフィルム幅
方向相対距離を大きくしながら、第1及び第2フィーダ
によりフィルムをフィルム長手方向に送らせる。
【0010】この請求項1の包装装置では、フィルム初
期セット制御において、フィルムのフィルム幅方向第1
部及びフィルム幅方向第2部を保持した第1及び第2フ
ィーダが、フィルムを長手方向に送りながら、フィルム
幅方向に沿ったその相対距離を拡げていく。したがっ
て、このフィルム初期セット制御時には、第1及び第2
フィーダの少なくとも一方がだんだんとフィルムの外側
を保持するように移動することになる。このように、フ
ィルムを送りながらフィーダの保持するフィルムの位置
がだんだんと外側にずれていくため、最初フィルムが広
げられていない状態で第1及び第2フィーダにセットさ
れたとしても、フィルム初期セット制御の間にだんだん
と第1及び第2フィーダに保持されるフィルムが広がっ
た状態となる。そして、第1及び第2フィーダの相対距
離が概ねフィルムの幅となったときには、フィルムが広
げられた状態でその両側部を第1及び第2フィーダに保
持された状態に変わる。
【0011】このように、本請求項の包装装置では上記
のようなフィルム初期セット制御を行うため、フィルム
ロールから引き出したフィルムの先端を広げた状態で第
1及び第2フィーダにセットしなくても、すなわちフィ
ルムの先端に皺が寄った状態で第1及び第2フィーダに
セットしたとしても、第1及び第2フィーダとフィーダ
移動具との制御によって、フィルムが自動的に広げられ
た状態となる。このため、フィルムのセット時において
フィルムの先端を広げるというオペレータの手間を省く
ことができる。
【0012】請求項2に係る包装装置は、請求項1に記
載の包装装置であって、第1及び第2フィーダのうち少
なくとも第2フィーダは、フィルム初期セット制御時
に、フィルム長手方向へのフィルムの送りにしたがっ
て、保持するフィルム幅方向第2部がフィルム幅方向外
側にずれていく。請求項3に係る包装装置は、請求項2
に記載の包装装置であって、第1及び第2フィーダのう
ち少なくとも第2フィーダは、フィルムを挟む2つの搬
送ベルトと、これらの搬送ベルトを駆動するベルト駆動
具とを有している。
【0013】ここでは第2フィーダがフィルムを挟む2
つの搬送ベルトを有しているため、第2フィーダがフィ
ルム幅方向外側にずれていくと、搬送ベルトに挟まれた
フィルムは、第2フィーダに掴まれている部分がどんど
んと斜め後方にずれていき、最終的には両側部を第1及
び第2フィーダに掴まれている状態に移行する。請求項
4に係る包装装置は、請求項1から3のいずれかに記載
包装装置であって、フィルム掛け板と、掛け板移動具
とをさらに備えている。フィルム掛け板は、ロール保持
具と第1及び第2フィーダとの間に設けられており、ロ
ール保持具に保持されたフィルムロールから引き出され
たフィルムの先端を掛けることができるものである。掛
け具駆動具は、フィルム掛け板を移動させる駆動具であ
る。そして、制御部は、フィルム初期セット制御時にお
いて、第1及び第2フィーダによりフィルムを送らせる
前に、掛け板移動具を作動させてフィルム掛け具に掛け
られたフィルムの先端を少なくとも第1フィーダがそれ
を保持できる位置まで移動させ、少なくとも第1フィー
ダによってフィルムの先端を保持させる。
【0014】ここでは、オペレータがフィルムロールか
ら引き出したフィルムの先端を手動で第1及び第2フィ
ーダにセットするのではなく、フィルム掛け板及びそれ
を駆動する掛け板移動具によって自動的に第1及び第2
フィーダにセットすることが可能である。すなわち、オ
ペレータがフィルム掛け板に先端が広げられていないフ
ィルムを掛ければ、掛け板移動具がフィルム掛け板を第
1及び第2フィーダ(あるいは第1フィーダ)へと移動
させ、第1及び第2フィーダ(あるいは第1フィーダ)
にフィルムの先端を保持させる。その後、第1及び第2
フィーダが拡がりながらフィルムを送ると、フィルムが
広がった状態で第1及び第2フィーダに保持されるよう
になる。第1フィーダだけにフィルムの先端を保持させ
てフィルムを送り始めた場合には、フィルムの送りに従
って第2フィーダも次第にフィルムを保持するようにな
り、その後の第1及び第2フィーダの動きによって、送
られるフィルムがだんだんと広げられていくことにな
る。
【0015】したがって、本請求項の包装装置では、オ
ペレータはフィルムの先端を広げることなくフィルム掛
け板に掛ければよいだけであり、包装装置においてフィ
ルムの初期セットを行うオペレータの作業が容易化し、
包装装置が使い易いものとなる。請求項5に係る包装装
は、緊張保持させたフィルムに被包装物を押しつける
機構を有する包装装置であって、ロール保持具と、フィ
ルム掛け具と、フィーダと、初期セット部材と、駆動具
とを備えている。ロール保持具は、フィルムロールを回
転可能に保持する。フィルム掛け具は、ロール保持具の
近傍に設けられており、ロール保持具に保持されたフィ
ルムロールから引き出されたフィルムの先端を掛けるこ
とのできるものである。フィーダは、フィルムの両側部
を保持して、フィルムをフィルム長手方向に送る。初期
セット部材は、ロール保持具とフィルム掛け具との間に
設けられている。この初期セット部材は、ロール保持具
に保持されたフィルムロールから引き出されフィルム掛
け具に先端が掛けられたフィルムのフィルムロール近傍
部分を保持し得るものである。駆動具は、初期セット部
材を移動させる。
【0016】ここでは、フィルムロールから引き出され
フィルム掛け具に掛けられたフィルムを、初期セット部
材で保持して駆動具によりフィーダまで持っていくこと
が可能である。初期セット部材がロール保持具とフィル
ム掛け具との間に設けられているため、初期セット部材
は、フィルムロールから引き出されたフィルムのうちフ
ィルムロールに極めて近い概ねフィルム幅いっぱいに広
がった部分を保持することができる。
【0017】このように、本請求項の包装装置では初期
セット部材がフィルムロールから引き出されたフィルム
のうちフィルムロールに極めて近い部分を保持してフィ
ーダまで持っていくことが可能であるため、オペレータ
が引き出したフィルムを広げずにフィルム掛け具に掛け
た場合にも、フィルムの広がった状態の部分をフィーダ
に保持させることができる。このため、フィルムのセッ
ト時においてフィルムの先端を広げるというオペレータ
の手間を省くことができる。
【0018】請求項6に係る包装装置は、請求項5に記
載の包装装置であって、初期セット部材は、フィルム幅
以上の長さを有している。ここでは、初期セット部材の
長さがフィルム幅よりも長いため、初期セット部材は、
より確実にフィルムを保持することができる。請求項7
に係る包装装置は、請求項5又は6に記載の包装装置
あって、初期セット部材は、フィルムと当接する部分に
粘着性あるいは密着性を有している。
【0019】ここでは初期セット部材が粘着性あるいは
密着性を有しているため、フィルムを挟持するような部
材を具備させる必要がなくなり、構造がシンプルになる
とともに、省スペース化を図ることが可能になる。請求
項8に係る包装装置は、請求項5から7のいずれかに記
載の包装装置であって、駆動具は、初期セット部材を移
動させることで、フィルムロールから引き出されたフィ
ルムを初期セット部材に保持させ、さらに初期セット部
材に保持されたフィルムをフィーダが保持し得る位置ま
で移動させる。
【0020】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の一実施
形態に係るフィルム横送り型の包装装置を図1に示す。
この包装装置1は、緊張保持させたストレッチフィルム
Fに対してトレーに載せた生鮮食料品等の商品を押し上
げ、フィルムFの周辺部をトレーの底面側に折り込むこ
とによってフィルム包装を行う装置である。また、この
包装装置1は、フィルム包装機能に加えて、計量機能や
ラベル貼付による値付機能を兼ね備えたものである。
【0021】<装置の全体概略>図1及び図2に示すよ
うに、包装装置1は、計量搬入機構2と、包装ステーシ
ョン3と、ロール支持機構4と、フィルム送り出し機構
5と、フィルム搬送機構6と、折り込み機構7と、シー
ル機構8とを備えている。計量搬入機構2は、本体1a
の正面中央部に設けられている。包装ステーション3
は、本体1a内に形成される空間である。ロール支持機
構4は、本体1aの両側部に配設されており、それぞれ
フィルムロールRを保持する。フィルム送り出し機構5
は、フィルムロールRから引き出されたフィルムFを上
方に送り出す。フィルム搬送機構6は、フィルム送り出
し機構5からフィルムFを受け取り、包装ステーション
3へとフィルムFを搬送する。折り込み機構7は、包装
ステーション3に搬送されたフィルムFによって、被包
装物を包装する。シール機構8は、折り込み機構7によ
り被包装物の底面側に折り込まれたフィルムFに対し
て、熱シールを施す。
【0022】また、本体1aの上部には、表示パネル9
a及び操作キー9bを備えた制御装置(制御部)9が配
置されている。この制御装置9は、上記の各機構2,
5,6,7,8の作動を制御するとともに、計量搬入機
構2により計量された商品Gの重量を示す信号に基づい
て商品Gの価格の算出等を行い、商品Gの重量や価格等
をラベルに印字するラベルプリンター10やラベル発行
機11の作動を制御している。
【0023】なお、この包装装置1で使用するフィルム
ロールRは、所定の幅寸法とされたストレッチフィルム
Fが多重に巻き付けられているものである。 <計量搬入機構>計量搬入機構2は、トレーTに収納さ
れた食品等の商品Gの重量を計量する計量器と、一対の
ローラ間に張設された複数の搬入ベルトを有している。
搬入ベルトには搬送用の突起が設けられており、計量器
上(搬入ベルト上方)に商品Gを収容したトレーTを図
3に示すように載置すれば、商品Gの重量が計量器によ
り計量された後、トレーTが搬入ベルトの突起に押され
て、包装ステーション3(装置内部)のリフター機構3
0(後述)の支持部材33上に送られる(図15及び図
16参照)。
【0024】<包装ステーション>包装ステーション3
は、本体1a内にあって、計量が終わったトレーT内の
商品Gに一連のフィルム包装処理を施す空間である。こ
の包装ステーション3では、フィルム搬送機構6によっ
てストレッチフィルムFが張られ、張られたフィルムF
に対してリフター機構30がトレーT及び商品Gを突き
上げる(図17参照)。そして、フィルムFを突き上げ
た状態のトレーTの底面側に折り込み機構7がフィルム
Fの周囲の部分を折り込むことによって、トレーT及び
商品GがフィルムFで覆われた状態となる。
【0025】この包装ステーション3の下部には、トレ
ーTの底面を保持してトレーT及び商品Gを上方に移動
させるためのリフター機構30が設けられている。リフ
ター機構30は、図3に示すように、支持ベース31
と、支持ベース31上に固定された複数の支持バー32
と、各支持バー32の上端部にそれぞれ回動自在に支持
されトレーTの底面を受ける支持部材33とを有してい
る。また、リフター機構30は、支持ベース31を上下
移動させる電動ボールネジ機構34を下部に備えてい
る。
【0026】なお、各支持バー32は、その中央部分に
前後左右に折れ曲がるヒンジを備えており、後述する左
右折り込み板76,77や後折り込み板78がトレーT
の下部に入ってくるときに一時的に転倒するようにされ
ている。 <ロール支持機構>フィルムロールRを支持するロール
支持機構(ロール保持具)4は、本体1aの両側部に概
ね対称に設けられている(図2及び図4参照)。ロール
支持機構4は、主としてロールバー4aから構成されて
いる。
【0027】このロールバー4aは、フィルムロールR
を挿通させ、ホルダー等でフィルムロールRを保持する
ことができる。また、ロールバー4aは本体1aに回転
自在に支持されているが、その一端に固定されたプーリ
4bにはベルト4cが掛けられている(図2参照)。こ
のベルト4cは、フィルムロール駆動モータ4dの回転
に従って駆動されるようになっている。さらに、ベルト
4cとフィルムロール駆動モータ4dとの間にはフィル
ムブレーキ4eが設けられており、フィルムロールRか
らのフィルムFの繰り出しを止めることもできるように
なっている。
【0028】<フィルム送り出し機構>フィルム送り出
し機構5は、フィルムロールRから引き出されたフィル
ムFを後述するフィルム搬送機構6の一対のフィーダユ
ニット61,62に受け渡すための機構である。このフ
ィルム送り出し機構5は、図2に示すように、主とし
て、繰り出しローラ51と、繰り出しローラ51を回す
繰り出しモータ52と、フィルム差し込み板ユニット
(掛け板)53と、フィルム差し込み板ユニット53を
上下移動させるフィルム差し込み板駆動モータ(掛け板
駆動具)54とから構成されている。
【0029】繰り出しローラ51は、ロール支持機構4
に保持されたフィルムロールRの斜め上方、フィルムロ
ールRよりも外側に配置されるローラであって、フィル
ムロールRの長手方向に沿ってフィルムロールRよりも
長く延びている(図2及び図5参照)。この繰り出しロ
ーラ51は、ベルトを介して繰り出しモータ52と連結
されており、繰り出しモータ52の作動によって回転す
る。
【0030】フィルム差し込み板ユニット53は、主と
して2枚の板から構成されており、図2及び図5に示す
ように、ロール支持機構4に支持されたフィルムロール
Rの上方に配置されている。このフィルム差し込み板ユ
ニット53も、フィルムロールRの長手方向に沿ってフ
ィルムロールRよりも長く延びている。図6及び図7を
用いて詳細に説明すると、フィルム差し込み板ユニット
53は、それぞれの一端が図示しないヒンジで連結され
ている2枚の板57,58と、板57に支持される複数
のワンウェイローラ59とから構成されている。
【0031】2枚の板57,58には、図6に示すよう
に、上部に切欠き53a〜53gが形成されている。切
欠き53aと切欠き53c〜53gとの距離は、それぞ
れ異なるフィルム幅の5種類のフィルムFに対応した距
離となっている。例えば、切欠き53aの外側と切欠き
53gの外側との距離は、最もフィルム幅が大きいフィ
ルムFのフィルム幅に概ね一致している。また、板58
は図示しないヒンジ部分を中心として板57に対して回
動するようになっており、図4に示すように板58の開
閉が可能となっている(図4において点線で示す状態
が、板58の開の状態を表す)。
【0032】ワンウェイローラ59は、板57の長手方
向(フィルム幅方向)に沿って複数配備されており、板
57,58に挟まれたフィルムFが下方に抜け落ちない
ようにフィルムFを保持する役割を果たす。このワンウ
ェイローラ59は、フィルム差し込み板ユニット53が
上下動するものであることから、慣性を減らす為、樹脂
製の本体にニッケル等で金属メッキを施したものとなっ
ている。なお、ワンウェイローラ59の表面が板57の
表面よりも板58側に突出するようにされているため
(図7参照)、板57,58に挟まれたフィルムFは必
ずワンウェイローラ59に接触する。
【0033】このようなワンウェイローラ59の存在に
より、板58を閉めて板57,58でフィルムFを挟ん
だときには、フィルムFがフィルム差し込み板ユニット
53から抜け落ちることがない。すなわち、後述するカ
ッター機構69により板57,58の上方でフィルムF
が切断されたときにも、フィルムFはワンウェイローラ
59に保持され下方にはずれ落ちない。
【0034】フィルム差し込み板駆動モータ54は、上
記のフィルム差し込み板ユニット53を上下に移動させ
るために配備されており、リンク機構を介してフィルム
差し込み板ユニット53を上下移動させる。具体的に
は、フィルム差し込み板ユニット53の高さ位置を、図
5の実線で示す位置と点線で示す位置との間で切り換え
る役割を果たす。
【0035】<フィルム搬送機構>フィルム搬送機構6
は、フィルムロールRから上記フィルム送り出し機構5
によって繰り出されたフィルムFを受け取って、包装ス
テーション3の中央部分に搬送し、さらにフィルムFを
緊張保持する。このフィルム搬送機構6は、主として、
第1フィーダユニット61と、第2フィーダユニット6
2と、第1フィーダ移動ユニット(フィーダ駆動具)6
3と、第2フィーダ移動ユニット(フィーダ駆動具)6
4と、フィーダ駆動ユニット(ベルト駆動具)65とか
ら構成されている。
【0036】第1フィーダユニット61は装置1の正面
から見て手前側に、第2フィーダユニット62は装置1
の正面から見て向こう側に配置されている(図4及び図
12参照)。これらの第1及び第2フィーダユニット6
1,62は、横送りされるフィルムFの両側部(手前側
及び向こう側の側部)をベルトで挟み、フィーダ駆動ユ
ニット65の作動によってフィルムFを搬送する。
【0037】また、第1フィーダユニット61は第1フ
ィーダ移動ユニット63の作動により、第2フィーダユ
ニット62は第2フィーダ移動ユニット64の作動によ
って、それぞれフィルム幅方向(図3、図4、図12の
左右方向)に移動するように構成されている。それぞれ
のフィーダユニット61,62は、フィルム幅方向に沿
って延びるスライドシャフト66,67によって、2カ
所でフィルム幅方向に移動自在に支持されている。
【0038】図8に示すように、各フィーダ移動ユニッ
ト63,64は、駆動モータ63a,64aと、この駆
動モータ63a,64aの作動によりフィルム幅両方向
に移動するベルト63b,64bとを有している。そし
て、各フィーダユニット61,62が各ベルト63b,
64bに連結されており(図8参照)、駆動モータ63
a,64aの作動でフィーダユニット61,62がそれ
ぞれ別個にフィルム幅方向の移動を行い得るようになっ
ている。
【0039】(フィーダユニットの詳細)次に、第1及
び第2フィーダユニット61(62)の構成について詳
述する。両フィーダユニット61,62の構成は概ね等
しいので、以下、第1フィーダユニット61を例にとっ
て説明を行う。図9〜図11に、第1フィーダユニット
61の詳細図を示す。これらの図は、図1〜図8におい
て図示を省略していたクランプ25〜29を含んだもの
となっている。なお、クランプ25〜29を含む第1及
び第2フィーダユニット61,62の上面図を図12
に、図12からクランプ25〜29の配置を抽出したも
のを図13に示す。
【0040】これらの図に示すように、第1フィーダユ
ニット61は、フレーム21と、下ベルト22と、上ベ
ルト23と、導入ベルト24と、メインクランプ25〜
27と、補助クランプ28,29とを備えている。 (フレーム)フレーム21は、各ベルト22〜24を支
持しているプーリや、各クランプ25〜29を支持する
もので、第1フィーダユニット61の骨格を構成してい
る。また、このフレーム21は、下ベルト22の上側の
ベルトと下側のベルトとの間に、概ねベルト22,23
と同じ幅を持った帯板21aを有している。この帯板2
1aは、後述するメインクランプ25〜27との間にベ
ルト22,23及びフィルムFを挟むという役割を果た
す。
【0041】(ベルト)下ベルト22は、フィルムFに
下から接触するもので、図9に示すように6つのプーリ
に掛け渡されている。これらのプーリのうち1つが、図
2に示すように、複数のベルトを介してフィーダ駆動ユ
ニット65の駆動モータにつながっている。このフィー
ダ駆動ユニット65の駆動モータが作動すると、両フィ
ーダユニット61,62の下ベルト22が同期して動く
仕組みになっている。
【0042】上ベルト23は、下ベルト22の上に乗っ
ており、下ベルト22の動きに従動する。この上ベルト
23は、4つのプーリに掛け渡されている。導入ベルト
24は、下ベルト22の長手方向両端の外側にそれぞれ
配置されており、下ベルト22の鉛直に延びている部分
と接触している。また、この導入ベルト24は、図示し
ない駆動具によって、図9の実線で示す状態と1点鎖線
で示す状態との切り替えが可能である。図9の1点鎖線
で示す状態のときには、下ベルト22と導入ベルト24
との間に隙間があき、この隙間にフィルム送り出し機構
5のフィルム差し込み板ユニット53に保持されている
フィルムFが入り込めるようになる。すなわち、導入ベ
ルト24は、フィルム送り出し機構5によって下方から
送られてくるフィルムFを下ベルト22との間で挟持し
て、下ベルト22と上ベルト23との間へと導く役割を
果たす。
【0043】なお、フィルム差し込み板ユニット53に
保持されたフィルムFが下ベルト22と導入ベルト24
との隙間に入り込むときには、その後両ベルト22,2
4でフィルムFを挟持することに鑑み、フィルム差し込
み板ユニット53のいずれかの切欠き53a〜53gの
フィルム幅方向の位置と両ベルト22,24のフィルム
幅方向の位置とが一致するように、フィーダユニット6
1,62のフィルム幅方向の位置がセットされる(図6
参照)。
【0044】(メインクランプ)メインクランプ25〜
27は、上ベルト23の上側のベルトと下側のベルトと
の間に配置されており、平面的には両ベルト22,23
と重なる位置に配置されている。これらのクランプ25
〜27は、図示しないソレノイド(フレーム21の外側
の面に固定される電磁アクチュエータ)によって作動す
る。クランプ25〜27は、通常は両ベルト22,23
に力を作用させていないが、ソレノイドがオンされると
押し下げられ、上ベルト23の下側のベルトと下ベルト
22の上側のベルトとに下向きの力をかけ、これらを帯
板21aとの間で強く挟持する。したがって、フィルム
Fが下ベルト22と上ベルト23との間にあるときに
は、ソレノイドをオンすればフィルムFが両ベルト2
2,23に密着保持され、ソレノイドをオフすればフィ
ルムFの保持が解除されることになる。
【0045】(補助クランプ)補助クランプ28,29
は、平面的に一直線上に並んでいるメインクランプ25
〜27から外れた位置に配置されている。具体的には、
図13に示すように、メインクランプ25〜27がベル
ト22,23と重なるように配置されベルト22,23
ごとフィルムFを掴んでフィルムFを強く保持するのに
対し、補助クランプ28,29はベルト22,23から
内側にずれた位置に配置されフィルムFを直接掴んでフ
ィルムFを保持する構成となっている。以下、補助クラ
ンプ28,29の構成が同様であることから、補助クラ
ンプ28を例にとって説明する。
【0046】補助クランプ28は、図9〜図11に示す
ように、主として、フィルムFの上方に位置することに
なる固定接触部28aと、フィルムFの下方に位置する
ことになる移動接触部28bとから構成されている。移
動接触部28bが上方に移動すると、フィルムFが固定
接触部28aと移動接触部28bとによって強く挟持さ
れフィルムFがクランプされる。
【0047】固定接触部28aは、フィルム搬送方向
(図10の左右方向,図13の上下方向)に長く延びる
板部材であり、フィルムFを保護するために下面の角が
丸められている。この固定接触部28aは、L字型の固
定具28dを介してフレーム21に固定されている(図
11参照)。移動接触部28bは、ソレノイド28cに
よって上下に移動するものであって、フィルム搬送方向
に延びている。但し、移動接触部28bは、固定接触部
28aよりもフィルム搬送方向の長さが短くなってい
る。この移動接触部28bを上下動させるソレノイド2
8cは、固定具28eを介してフレーム21に固定され
ている(図11参照)。
【0048】<カッター機構>また、フィルム搬送機構
6のフィルム搬送方向前側には、カッター機構69が配
備されている。カッター機構69は、フィルム送り出し
機構5からフィルム搬送機構6へと受け渡されたフィル
ムFがフィルム搬送機構6で所定量だけ搬送された後
に、両機構5,6間においてフィルムFを切断するため
に設けられている。カッター機構69は、フィルム幅よ
りも長い切断刃69aを有し、この切断刃69aをアク
チュエータで移動させることによりフィルムFを切断す
る。
【0049】なお、カッター機構69も、正面右側のフ
ィルムロールRからフィルムFが繰り出されるときのた
めのものと、正面左側のフィルムロールRからフィルム
Fが繰り出されるときのためのものとの2セットが配備
されている(図2参照)。 <折り込み機構>折り込み機構7は、図2や図3に示す
ように、主として、左右折り込み板76,77と、後折
り込み板78と、前折り込み棒79とから構成されてい
る。
【0050】左右折り込み板76,77は、フィルムF
のフィルム搬送方向両端部をトレーTの底面側に折り込
むもので、図示しないモータ及びタイミングベルトによ
って水平移動が可能である。後折り込み板78は、フィ
ルムFの第2フィーダユニット62側の側部をトレーT
の底面側に折り込むもので、図示しないモータ及びタイ
ミングベルトによって水平移動が可能である。
【0051】前折り込み棒79は、トレーTをシール機
構8側に向けて押し出す排出プッシャー79aによるト
レーTの排出時に、フィルムFの第1フィーダユニット
側の側部がトレーTの底面側に折り込まれるように配置
されている。 <シール機構,ラベルプリンター,ラベル発行機>シー
ル機構8は、排出プッシャー79aによって押し出され
たトレーTの底面を熱してシールする役割を果たすとと
もに、正面側の部分は排出台の役目も兼ねている。そし
て、ここに排出された包装済みの商品には、ラベル発行
機11がラベルプリンター10で印字処理されたラベル
を貼り付ける。
【0052】<制御装置>本体1aの上部に配される制
御装置9は、図14に示すように構成されており、各機
構2,5,6,30,7,8,10,11の各動作を制
御する。そして、オペレータによる操作は、操作キー9
bの他、各スイッチやダイヤル16,17,18,1
9,50によっても受け付けられる。
【0053】<包装装置の動作概略>次に、上記のよう
な構成を持つ本包装装置1の動作を簡単に説明する。本
装置1では、オペレータが商品Gを収容したトレーTを
計量搬入機構2の計量器上に載せると、計量値が安定し
て計量が完了するのを待って、搬入ベルトが動き出す。
この搬入ベルトの動きに従って搬入ベルトに固定されて
いる突起が移動し、商品Gを載せたトレーTをリフター
機構30の支持部材33上に押し出す(図16参照)。
【0054】一方、フィルムロールRからフィルム送り
出し機構5によりフィルム搬送機構6へと受け渡された
フィルムFは、カッター機構69により切断され1枚の
長方形状のフィルムFの形で、リフター機構30の上方
まで両フィーダユニット61,62によって運ばれてい
る。そして、リフター機構30の上方において、各クラ
ンプ25〜29の作動によりフィルムFの周囲を強保持
された状態となっている。
【0055】そして、このように周囲、特に両側部を強
く保持されたフィルムFに対して、リフター機構30が
商品G及びトレーTを押し上げる(図17参照)。する
と、周囲を強保持されているフィルムFは商品G及びト
レーTの上部を覆うように伸張する。この状態におい
て、後折り込み板78及び左右折り込み板76,77が
トレーTの底面側に水平移動すると、適当なタイミング
で正面側(図18の左側)にあるクランプ以外のクラン
プ25〜29がフィルムFの保持を解除して、フィルム
Fの周囲3辺がトレーTの下側に折り込まれる。そし
て、排出プッシャー79aがトレーTをシール機構8側
に押し出すと、折り込まれていなかった正面側のフィル
ムFの1辺が前折り込み棒79に当たり、シール機構8
側へのトレーTの移動にしたがってトレーTの下側に折
り込まれていく。なお、正面側にあるクランプは、この
ときにフィルムFの保持が解除される。また、この移動
中に、トレーTの下側に折り込まれたフィルムFが熱シ
ールされ、図18に示す位置に排出されたときには、商
品G及びトレーT全体をフィルムFが覆った包装完了の
状態となる。
【0056】さらに、ラベル貼付を含む処理を選択して
いる場合には、計量値に基づいて算出される商品の値段
や重量などがラベルプリンター10によりラベルに印字
され、そのラベルがラベル発行機11により包装済みの
商品G及びトレーTに貼付される。 <包装装置のフィルム初期セット動作>次に、包装装置
1を最初に使用し始めるときに、あるいはフィルムロー
ルRに巻かれていたフィルムFを使い切ったときに行
う、フィルム初期セット方法について説明する。
【0057】(第1ステップ)フィルムロールRを取り
替えてあるいは新規にセットして包装装置1を使用可能
な状態にするフィルム初期セットの作業を行うときに
は、まず、オペレータが非常停止スイッチ19を押す。
すると、各機構の駆動部分への電力の供給が絶たれ、作
業中における駆動部の誤作動が防止される。
【0058】そして、オペレータは、包装装置1の側面
にあるフィルム交換扉1b及びサイドカバー1c(図1
参照)を開く。サイドカバー1cを開くことにより正面
からロールバー4aにフィルムロールRを挿入すること
ができるようになるので、オペレータは、ロールバー4
aにフィルムロールRを差し込んでホルダー等で固定す
る。
【0059】(第2ステップ)次に、オペレータは、フ
ィルム差し込み板ユニット53の板58を開ける(図4
の点線で示す板58の状態を参照)。すると、正面側で
は図19に示すように板57,58が離れた状態となる
ため、ここでオペレータは、フィルムロールRからフィ
ルムFの先端を引き出して、図19に示すようにフィル
ムFの先端を板58に内側から外側へと掛ける。
【0060】このときのフィルム先端の板58への引っ
掛け作業は、フィルム先端を広げて掛ける必要はなく、
図6に示すように正面側の切欠き53aと切欠き53b
とにフィルムFが掛かっていれば、それよりも向こう側
の各切欠き53c〜53gにはフィルムFは掛かってい
なくてもよい。また、図6のように両切欠き53a,5
3bにフィルムFが掛かっていることが望ましいが、図
30に示すように、切欠き53aにフィルムFが掛かっ
てさえいれば、必ずしも切欠き53bにフィルムFが掛
かっている必要はない。
【0061】したがって、オペレータは、包装装置1の
側方に回り込んで作業をする必要はなく、正面側から手
を伸ばしてフィルム先端の正面側の部分だけを切欠き5
3a,53bに掛けることが可能である。そして、オペ
レータは、フィルムFを板58に掛けた後に、板58を
閉める(図20参照)。
【0062】(第3ステップ)次に、オペレータは、非
常停止スイッチ19を解除し、フィルム初期セットスイ
ッチ50(図14参照)を押す。このフィルム初期セッ
トスイッチ50は、図5では省略されているが、フィル
ム交換扉1bを開けたときに包装装置1の側部の正面側
に見えるスイッチである。
【0063】このスイッチ50が押されると、制御装置
9が、フィルム送り出し機構5及びフィルム搬送機構6
を動かして、一連のフィルム初期セット制御を行う。ま
ず、制御装置9は、フィルム搬送機構6を動かし、第1
フィーダユニット61の各ベルト22,23,24が切
欠き53aのフィルム幅方向位置に、第2フィーダユニ
ット62の各ベルト22,23,24が切欠き53bの
フィルム幅方向位置にくるようにする。例えば、図21
(a)に示すように第1フィーダユニット61が切欠き
53aの位置にあり第2フィーダユニット62が切欠き
53gの位置にあったならば、図21(b)に示すよう
に第2フィーダユニット62が正面側に寄ってきて切欠
き53bの位置で停止する。これにより、第1及び第2
フィーダユニット61,62が、フィルム差し込み板ユ
ニット53の両切欠き53a,53bに掛かっているフ
ィルムFが上昇してきたときに、フィルムFを受け取る
ことができるようになる。
【0064】(第4ステップ)次に、制御装置9は、図
22に示すように、導入ベルト24の姿勢を変えて下ベ
ルト22と導入ベルト24との間に隙間が開くように
し、その隙間に保持しているフィルムFが入り込むよう
に、フィルム差し込み板ユニット53を上昇させる。こ
のときには、繰り出しローラ51も回転させられる。
【0065】そして、導入ベルト24の姿勢を元に戻し
て、切欠き53a,53bの部分にあるフィルムFを、
第1及び第2フィーダユニット61,62それぞれの下
ベルト22と導入ベルト24とで挟持させる。なお、図
30に示すようにフィルムFがフィルム差し込み板ユニ
ット53の切欠き53aだけに掛けられている場合に
は、第1フィーダユニット61だけがフィルムFを挟持
することになる。
【0066】(第5ステップ)第1及び第2フィーダユ
ニット61,62にフィルムFを挟持させると、制御装
置9は、フィーダ駆動ユニット65を作動させてフィル
ムFを搬送させ始めるとともに、フィルム差し込み板ユ
ニット53を下降させる。このときの状態を図23に示
す。フィルムFの先端は各フィーダユニット61,62
の下ベルト22及び導入ベルト24間から下ベルト22
及び上ベルト23間に受け渡され、そのフィルムFはフ
ィルム差し込み板ユニット53からフィルムロールRへ
と続いている。なお、フィルム差し込み板ユニット53
を下降させるときにもワンウェイローラ59は正回転方
向に回転するため、フィルムFの繰り出しは妨げられな
い。
【0067】そして、制御装置9は、第1及び第2フィ
ーダユニット61,62によるフィルムFの前方へのフ
ィードを行いながら、第2フィーダ移動ユニット64を
作動させて、第2フィーダユニット62をだんだんと向
こう側(図24の上側)へと移動させていく。これによ
り、今まで下ベルト22及び上ベルト23で挟み込んで
いたフィルムFの部分は第2フィーダユニット62から
外れていくが、フィルムFの後続する部分が次々に第2
フィーダユニット62に挟持されていく。そして、図2
4に示すように、フィルム搬送が進むにしたがって、第
1及び第2フィーダユニット61,62がフィルムFを
広げた状態で保持するようになる。
【0068】なお、図30に示すようにフィルム差し込
み板ユニット53にフィルムFが掛けられた場合にも、
第2フィーダユニット62が向こう側へ移動する前に行
われるフィルム搬送の間にフィルムFが第2フィーダユ
ニット62の下ベルト22及び導入ベルト24間に挟持
されるようになるので、その後フィルム搬送が進むにし
たがって、第1及び第2フィーダユニット61,62が
フィルムFを広げた状態で保持するようになる。
【0069】そして、第2フィーダユニット62がフィ
ルム幅に合った位置、例えば切欠き53gの位置まで移
動し終われば、制御装置9は第1及び第2フィーダユニ
ットによるフィルムFのフィードを停止させる。このと
きには、フィルム差し込み板ユニット53では、図25
に示すようにフィルムFの両側部が切欠き53a及び切
欠き53gを通るようになっている。
【0070】(第6ステップ)ここで制御装置9は、カ
ッター機構69を作動させ、図25の切断線(1点鎖
線)CでフィルムFを切断する。これにより、それ以降
のフィルムFは、第1及び第2フィーダユニット61,
62によって両側部を受け取られるようになる。 (第7ステップ)上記のような一連のフィルム初期セッ
ト制御の完了を確認すると、オペレータは、非常停止ス
イッチ19を押して、図24(b)に示すような状態で
第1及び第2フィーダユニット61,62に保持されて
いるフィルムFを取り除く。
【0071】<包装装置の特徴>この実施形態の包装装
置1では、フィルム初期セット作業時に、制御装置9
が、フィルムFを搬送させながら、第1及び第2フィー
ダユニット61,62間の距離を拡げる。したがって、
図6や図30に示すように広げられていない状態でフィ
ルムFをフィルム差し込み板ユニット53にセットした
場合にも、フィルム初期セット制御の間にだんだんとフ
ィルムFが広がった状態で保持されるようになる。そし
て、第1及び第2フィーダユニット61,62間の距離
がフィルム幅に対応したものとなったときには、フィル
ムFがいっぱいに広げられた状態でフィルム差し込み板
ユニット53に保持され(図25参照)、その両側部を
第1及び第2フィーダユニット61,62に保持され得
る状態に変わる。
【0072】このように、この包装装置1では、オペレ
ータがフィルムロールRから引き出したフィルムFの先
端を広げた状態でセットしなくても、すなわちフィルム
Fの先端に皺が寄った状態でセットしたとしても、フィ
ルムFが自動的に広げられる。このため、フィルム初期
セット時の作業において、従来行われているフィルムF
の先端を広げるというオペレータの手間が省かれる。
【0073】また、オペレータは、フィルム差し込み板
ユニット53にフィルムFを掛ければ、後はフィルム初
期セットスイッチ50を押しさえすれば、フィルム初期
セット作業を概ね完了させることができる。すなわち、
制御装置9が自動的にフィルムFを広げていくため、オ
ペレータは最後に皺のあるフィルムFの先端部分を取り
除くだけでフィルム初期セットの作業が完了する。した
がって、フィルム初期セット作業を行うオペレータの負
担が軽減されており、フィルム交換等の容易な包装装置
1が実現されている。
【0074】[第2実施形態]上記第1実施形態ではフ
ィルム送り出し機構4によってフィルム初期セット作業
を行っているが、図26に示すフィルム送り出し機構1
05によってフィルム初期セット作業を行わせることも
可能である。 <フィルム送り出し機構の構成>図26に示すフィルム
送り出し機構105は、フィルム掛けローラ(フィルム
掛け具)105aと、初期セット板(初期セット部材)
105bと、初期セット板105bを上下移動させる図
示しない駆動具とを備えている。
【0075】初期セット板105bは、図26(b)に
示すように、フィルムFのフィルム幅以上の長さを有し
ており、正面視においてフィルムロールRとフィルム掛
けローラ105aとの間に設けられている(図26
(a)参照)。この初期セット板105bの上端は粘着
性を有しており、後述するようにフィルムFと接触して
これを保持する。また、この初期セット板105bは、
第1及び第2フィーダユニット61,62の下ベルト2
2と導入ベルト24との接触部の真下に配置されてい
る。
【0076】フィルム掛けローラ105aは、フィルム
ロールRの側端(図26(a)の右端)よりも外側(図
26(a)の右側)に配置されており、初期セット板1
05bがフィルムロールRとフィルム掛けローラ105
aとの間をぎりぎり垂直に通ることができるようになっ
ている。 <包装装置のフィルム初期セット動作>次に、フィルム
初期セット方法について説明する。
【0077】(第1ステップ)フィルムロールRのセッ
トについては上記第1実施形態と同様である。 (第2ステップ)次に、オペレータは、フィルムロール
RからフィルムFの先端を引き出して、図26に示すよ
うにフィルムFの先端をフィルム掛けローラ105aに
掛ける。
【0078】このときのフィルム先端のフィルム掛けロ
ーラ105aへの引っ掛け作業は、フィルム先端を広げ
て掛ける必要はなく、図26(b)に示すように皺が寄
った状態でもよい。この状態であっても、フィルムロー
ラRから繰り出されたばかりのところのフィルムFの部
分には、皺が殆ど生じていない。 (第3ステップ)次に、オペレータは、非常停止スイッ
チ19を解除し、フィルム初期セットスイッチを押す。
すると、制御装置9が、フィルム搬送機構6のフィーダ
駆動ユニット65を作動させて第1及び第2フィーダユ
ニット61,62の各ベルト22〜24を駆動し始める
とともに、フィルム送り出し機構105によってフィル
ムFを第1及び第2フィーダユニット61,62に受け
渡させる。
【0079】具体的には、フィルム送り出し機構105
は、初期セット板105bを、第1及び第2フィーダユ
ニット61,62の下ベルト22及び導入ベルト24に
接触するまで上昇させる。初期セット板105bを上昇
させ始めると、図27に示すように、まず、初期セット
板105bの上端がフィルムFに接触してフィルムFを
持ち上げ始める。このときには、初期セット板105b
の上端が粘着性を有しているため、フィルムFは滑らず
に初期セット板105bの上端に保持される。
【0080】また、このときに初期セット板105bが
接触するフィルムFの部分は、フィルムロールRから繰
り出されてすぐの部分であり、概ねフィルム幅いっぱい
に広がっている部分である。そして、さらに初期セット
板105bが上昇すると図28に示すような状態とな
り、この後、駆動している下ベルト22及び導入ベルト
24によってフィルムFが第1及び第2フィーダユニッ
ト61,62に引き込まれる。このときには、第1及び
第2フィーダユニット61,62がフィルムFを引き込
む力が初期セット板105bのフィルム保持力よりも強
いため、フィルムFは初期セット板105bから離れ
る。そして、初期セット板105bは下降し、フィルム
Fは第1及び第2フィーダユニット61,62によって
搬送されていく。
【0081】<特徴>このフィルム送り出し機構105
は、フィルムロールRから引き出されフィルム掛けロー
ラ105aに掛けられたフィルムFを、初期セット板1
05bで保持して第1及び第2フィーダユニット61,
62に受け渡す。そして、初期セット板105bがフィ
ルムロールRとフィルム掛けローラ105aとの間に配
置されているため、初期セット板105bは、フィルム
ロールRから引き出されたフィルムFのうちフィルムロ
ールRに極めて近く概ねフィルム幅いっぱいに広がって
いる部分を保持することができる。したがって、引き出
したフィルムFを広げずにオペレータがフィルム掛けロ
ーラ105aに掛けた場合(図26(b)参照)にも、
フィルムFの広がった状態の部分を第1及び第2フィー
ダユニット61,62に引き渡すことができる。
【0082】なお、第2実施形態ではフィルムFを保持
した初期セット板105bを第1及び第2フィーダユニ
ット61,62の下ベルト22及び導入ベルト24に接
触させることでフィルムFの受け渡しを行っているが、
上記第1実施形態のように導入ベルト24の姿勢を変え
ることによってフィルムFの受け渡しを行うようにする
ことも可能である。
【0083】[他の形態]上記第1実施形態ではオペレ
ータにフィルムロールRからフィルムFの先端を引き出
す作業を行わせるが、この作業の軽減を図るために、図
29に示すように粘着ベルトユニット55を配備するこ
ともできる。この粘着ベルトユニット55は、正面側
(図29(b)の下側)と向こう側(図29(b)の上
側)とにそれぞれ配備されるもので、一対のプーリと、
これらのプーリに掛け渡される粘着ベルトと、これらを
駆動するモータ(図示せず)とから構成されている。ま
た、この粘着ベルトユニット55は、手動で図29
(a)において実線で示す位置と点線で示す位置との切
り替えが可能とされている。
【0084】通常の運転においては粘着ベルトユニット
55は図29(a)の点線で示す位置に下降している
が、オペレータがフィルム初期セット作業を行うときに
は、フィルムロールRをロールバー4aに固定した後
に、粘着ベルトユニット55をフィルムロールRに接す
るまで上昇させる。そして、フィルムロールRからフィ
ルムFの先端を引き出すときには、モータによって粘着
ベルトを駆動させる。すると、フィルムFの先端が粘着
ベルトにくっついて図29(a)に示すようにフィルム
ロールRの外側に自動的に引き出される。
【0085】これにより見つけにくく掴みにくいフィル
ムFの先端がフィルムロールRから出た状態となるの
で、オペレータはこれを掴んでフィルム差し込み板ユニ
ット53に掛ける作業へと移ることができる。なお、フ
ィルムFの先端が引き出されれば、粘着ベルトユニット
55は必要がなくなるため、手動で下降させる。
【0086】
【発明の効果】本発明では、フィルムのフィルム幅方向
第1部及びフィルム幅方向第2部を保持した第1及び第
2フィーダが、フィルムを長手方向に送りながら、フィ
ルム幅方向に沿ったその相対距離を拡げていくように制
御をしている。したがって、フィルムが広げられていな
い状態で第1及び第2フィーダにセットされた場合に
も、フィルム初期セット制御の間にフィルムが広がった
状態となる。これにより、フィルムのセット時において
フィルムの先端を広げるというオペレータの手間を省く
ことができる。
【0087】また、別の本発明では、初期セット部材を
ロール保持具とフィルム掛け具との間に設け、初期セッ
ト部材がフィルムロールから引き出されたフィルムのう
ちフィルムロールに極めて近い概ねフィルム幅いっぱい
に広がった部分を保持することができるようにしてい
る。したがって、初期セット部材が概ねフィルム幅いっ
ぱいに広がった部分をフィーダまで持っていくことがで
き、フィルムを広げずにフィルム掛け具に掛けた場合に
も、フィルムの広がった状態の部分がフィーダに保持さ
れる。これにより、フィルムのセット時においてフィル
ムの先端を広げるというオペレータの手間を省くことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である包装装置の外観斜視
図。
【図2】包装装置内部の正面概略図。
【図3】図2のIII-III矢視概略図。
【図4】包装装置内部の平面概略図。
【図5】包装装置内部の側面概略図。
【図6】フィルム差し込み板ユニットの側面図。
【図7】フィルム差し込み板ユニットの一部拡大断面
図。
【図8】フィーダユニット及びフィーダ移動ユニットの
相関図。
【図9】フィーダユニットの正面図。
【図10】フィーダユニットの平面図。
【図11】フィーダユニットの側面図。
【図12】フィーダユニットの平面配置図。
【図13】クランプの平面配置図。
【図14】制御装置のブロック構成図。
【図15】包装装置の動作説明図。
【図16】包装装置の動作説明図。
【図17】包装装置の動作説明図。
【図18】包装装置の動作説明図。
【図19】フィルム初期セットの動作図。
【図20】フィルム初期セットの動作図。
【図21】フィルム初期セットの動作図。
【図22】フィルム初期セットの動作図。
【図23】フィルム初期セットの動作図。
【図24】フィルム初期セットの動作図。
【図25】フィルム初期セット後のフィルム差し込み板
ユニットとフィルムとの相関図。
【図26】第2実施形態のフィルム送り出し機構の概略
図。
【図27】第2実施形態のフィルム初期セットの動作
図。
【図28】第2実施形態のフィルム初期セットの動作
図。
【図29】他の形態の粘着ベルトユニットの概略図。
【図30】フィルム差し込み板ユニットへのフィルムF
の掛かり図。
【符号の説明】
1 包装装置 4 ロール支持機構 4a ロールバー(ロール保持具) 5 フィルム送り出し機構 9 制御装置(制御部) 22 下ベルト(搬送ベルト) 23 上ベルト(搬送ベルト) 24 導入ベルト 53 フィルム差し込み板ユニット(フィルム掛け
板) 54 フィルム差し込み板駆動モータ(掛け板駆動
具) 61 第1フィーダユニット(第1フィーダ) 62 第2フィーダユニット(第2フィーダ) 63 第1フィーダ移動ユニット(フィーダ駆動具) 64 第2フィーダ移動ユニット(フィーダ駆動具) 65 フィーダ駆動ユニット(ベルト駆動具) 105 フィルム送り出し機構 105a フィルム掛けローラ(フィルム掛け具) 105b 初期セット板(初期セット部材) F フィルム R フィルムロール T トレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸倉 博昭 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株式会社イシダ 滋賀事業所内 (72)発明者 木村 剛史 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株式会社イシダ 滋賀事業所内 (56)参考文献 特開 平9−183407(JP,A) 特開 平9−169307(JP,A) 特開 平7−125887(JP,A) 特開 平9−95316(JP,A) 特開 昭61−232116(JP,A) 実開 平6−54504(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 11/00 - 11/58 B65B 41/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緊張保持させたフィルムに被包装物を押し
    つける機構を有する包装装置であって、 フィルムロールを回転可能に保持するロール保持具と、 前記ロール保持具に保持されたフィルムロールから引き
    出されたフィルムのフィルム幅方向第1部を保持して、
    フィルムをフィルム長手方向に送る第1フィーダと、 前記ロール保持具に保持されたフィルムロールから引き
    出されたフィルムのフィルム幅方向第2部を保持して、
    フィルムをフィルム長手方向に送る第2フィーダと、 前記第1及び第2フィーダのフィルム幅方向相対距離を
    変化させるフィーダ移動具と、 前記フィーダ移動具により前記第1及び第2フィーダの
    フィルム幅方向相対距離を大きくしながら、前記第1及
    び第2フィーダによりフィルムをフィルム長手方向に送
    らせるフィルム初期セット制御を行う制御部と、 を備えた包装装置
  2. 【請求項2】前記第1及び第2フィーダのうち少なくと
    も第2フィーダは、前記フィルム初期セット制御時に、
    フィルム長手方向へのフィルムの送りにしたがって、保
    持するフィルム幅方向第2部がフィルム幅方向外側にず
    れていく、請求項1に記載の包装装置
  3. 【請求項3】前記第1及び第2フィーダのうち少なくと
    も第2フィーダは、フィルムを挟む2つの搬送ベルト
    と、前記搬送ベルトを駆動するベルト駆動具とを有して
    いる、請求項2に記載の包装装置
  4. 【請求項4】前記ロール保持具と前記第1及び第2フィ
    ーダとの間に設けられ、前記ロール保持具に保持された
    フィルムロールから引き出されたフィルムの先端を掛け
    ることができるフィルム掛け板と、 前記フィルム掛け板を移動させる掛け板移動具と、 をさらに備え、 前記制御部は、前記フィルム初期セット制御時におい
    て、前記第1及び第2フィーダによりフィルムを送らせ
    る前に、前記掛け板移動具により前記フィルム掛け具に
    掛けられたフィルムの先端を少なくとも前記第1フィー
    ダが保持できる位置まで移動させ、少なくとも前記第1
    フィーダによってフィルムの先端を保持させる、 請求項1から3のいずれかに記載の包装装置
  5. 【請求項5】緊張保持させたフィルムに被包装物を押し
    つける機構を有する包装装置であって、 フィルムロールを回転可能に保持するロール保持具と、 前記ロール保持具の近傍に設けられ、前記ロール保持具
    に保持されたフィルムロールから引き出されたフィルム
    の先端を掛けることのできるフィルム掛け具と、 フィルムの両側部を保持して、フィルムをフィルム長手
    方向に送るフィーダと、 前記ロール保持具と前記フィルム掛け具との間に設けら
    れ、前記ロール保持具に保持されたフィルムロールから
    引き出され前記フィルム掛け具に先端が掛けられたフィ
    ルムのフィルムロール近傍部分を保持し得る初期セット
    部材と、 前記初期セット部材を移動させる駆動具と、 を備えた包装装置
  6. 【請求項6】前記初期セット部材は、フィルム幅以上の
    長さを有している、請求項5に記載の包装装置
  7. 【請求項7】前記初期セット部材は、フィルムと当接す
    る部分に粘着性あるいは密着性を有している、請求項5
    又は6に記載の包装装置
  8. 【請求項8】前記駆動具は、前記初期セット部材を移動
    させることで、フィルムロールから引き出されたフィル
    ムを前記初期セット部材に保持させ、さらに前記初期セ
    ット部材に保持されたフィルムを前記フィーダが保持し
    得る位置まで移動させる、請求項5から7のいずれかに
    記載の包装装置
JP28138099A 1999-10-01 1999-10-01 包装装置 Expired - Fee Related JP3474501B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28138099A JP3474501B2 (ja) 1999-10-01 1999-10-01 包装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28138099A JP3474501B2 (ja) 1999-10-01 1999-10-01 包装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001106202A JP2001106202A (ja) 2001-04-17
JP3474501B2 true JP3474501B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=17638342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28138099A Expired - Fee Related JP3474501B2 (ja) 1999-10-01 1999-10-01 包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3474501B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4764577B2 (ja) * 2001-09-06 2011-09-07 株式会社イシダ 包装装置
JP6689586B2 (ja) * 2015-09-18 2020-04-28 株式会社イシダ 包装装置
JP6689587B2 (ja) * 2015-09-18 2020-04-28 株式会社イシダ 包装装置
CN108190086A (zh) * 2018-01-24 2018-06-22 西北农林科技大学 一种托盘式果蔬自动包装装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001106202A (ja) 2001-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4036024B2 (ja) フィルム包装方法及びその包装装置
WO2016129503A1 (ja) ストレッチ包装機
JPH0199909A (ja) パッケージ包装方法及び機械
JP3474501B2 (ja) 包装装置
JP4764577B2 (ja) 包装装置
JP4486724B2 (ja) 包装装置
JPH07121732B2 (ja) 包装装置におけるフィルムの供給装置
JP3490352B2 (ja) 包装装置
JP3079988B2 (ja) ストレッチフィルム包装機
JP3336937B2 (ja) ストレッチフィルム包装機
JP3473425B2 (ja) ストレッチ包装機
JP2973284B2 (ja) ストレッチ包装機
JP4592168B2 (ja) ストレッチフィルム包装機
JP2001088803A (ja) 包装システム
JPH10338212A (ja) 包装装置
JP2932971B2 (ja) ストレッチフィルム包装機
JP3385956B2 (ja) ストレッチ包装機
JP2001287708A (ja) 帯掛け包装機
JP3487167B2 (ja) ストレッチ包装機
JP2001114207A (ja) 包装装置
JP3173843U (ja) 包装装置
JP4193416B2 (ja) ストレッチフィルム包装機
JPH04142243A (ja) ラベル貼付装置
JP2003261118A (ja) 包装方法、包装装置、包装体、および包装フィルムを除去する方法
JP2001048114A (ja) 包装装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3474501

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees