JP3474104B2 - スキャンコンバータ - Google Patents

スキャンコンバータ

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JP3474104B2
JP3474104B2 JP14755198A JP14755198A JP3474104B2 JP 3474104 B2 JP3474104 B2 JP 3474104B2 JP 14755198 A JP14755198 A JP 14755198A JP 14755198 A JP14755198 A JP 14755198A JP 3474104 B2 JP3474104 B2 JP 3474104B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、任意の入力側画
像表示方式の画像データが入力されて所定の出力側画像
表示方式の表示装置に出力する際に使用されるスキャン
コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なコンピューティングシステムの
ディスプレー機器においては、用途や設置スペースの問
題から、様々なサイズ及び様々な解像度のものが要求さ
れる。例えば、大きな画像でマルチメディアソフトを楽
しみたいような場合には640×480ドットの解像度
を使用する一方、仕事のためにできるだけたくさんの情
報を1画面で見通しよく表示したい場合や、肉眼での視
認による疲れを軽減するためには、できるだけ高い解像
度で表示を行うことが望ましい。また、近年のコンピュ
ーティングシステムにおけるマルチメディア技術の発展
や、デジタルテレビジョン放送サービスの開始に関連し
て、近い将来には家庭等でのコンピューティングシステ
ムとテレビジョン放送との棲み分けがなくなる事態も予
想されており、異なった複数種類の同期周波数の画像信
号を相互に変換して、コンピューティングシステムとテ
レビジョン放送受像機との間など、異なる同期周波数の
画像表示の整合を図ることが益々重要になりつつある。
【0003】このように、異なった複数種類の同期周波
数の画像信号を相互に変換する際のインターフェースと
しては、通常はスキャンコンバータが使用される。
【0004】一般に、スキャンコンバータは、図8の如
く、入力元の機器から入力された画像データSinに応
じて、水平同期周波数を変換した後に液晶表示ディスプ
レーまたはプラズマディスプレーといったフラットパネ
ルディスプレー等の表示装置1に出力するようになって
いる。この際、例えば入力元の信号の表示方式として
は、図9の如く、XGA、SVGA、VGA及びVTX
Tなど様々なものがあり、これらの方式における水平同
期周波数(H)及び垂直同期周波数(V)は、これらの
方式が開発された時点の技術水準等の要因によって図9
のようにまちまちに設定されている。したがって、この
様々な周波数の信号をディプレイ装置に同期させるべく
調整するのがスキャンコンバータの主な機能である。
【0005】このスキャンコンバータにおいては、図8
の如く、RGB(赤、緑、青)信号、YUV(輝度成
分、R−Y色差成分、B−Y色差成分)信号、またはY
CrCb(ガンマ変換された輝度/色差分離表色系)信
号といった所定の画像データが入力元の機器から入力さ
れると、必要に応じて第1の画素処理部11で画素の間
引き処理を行い、メモリコントローラ12を通じて1画
面(フレーム)分の画像データをフレームメモリ13に
蓄える。そして、再びメモリコントローラ12で画像デ
ータを読み出した後、必要に応じて第2の画素処理部1
4で画素の水増しを行い、YUV信号またはYCrCb
信号として色形式変換部15に入力してRGB信号に変
換する。そして、輝度及びコントラストを輝度・コント
ラスト調整部16で調整した後、表示装置毎に異なる色
の調整変化の直線性をガンマ補正部17により補正し、
表示色が少ない場合に色の近似補正をディザリング部1
8で行う。そして、所定のディスプレー調整表示をオン
スクリーンディスプレー合成部19で画像合成して制御
する。しかる後、出力調整部20により、表示装置1の
表示デバイスのポート形式に対応して奇数番目の画素に
対応する奇数ポートと偶数番目の画素に対応する偶数ポ
ートのそれぞれに、24ビットのRGB信号を交互に出
力する。これらの画像処理動作は、全てCPU21が所
定のソフトウェアプログラム(ドライバデバイス)に従
って実行される。
【0006】ここで、スキャンコンバータには、少なく
とも2個のPLL回路22,23が組み込まれている。
一方のPLL回路22は、第1の画素処理部11で画像
データを読み込んだ後メモリコントローラ12でフレー
ムメモリ13に画像データを書き込むまでの同期をとる
ことに使用される。また、他方のPLL回路23は、フ
レームメモリ13から画像データを読み出して表示装置
1に出力するまでの動作同期をとることに使用される。
即ち、メモリコントローラ12によりフレームメモリ1
3への画像データの書き込み動作は、一方のPLL回路
22の発信周波数に対応して、入力元の機器からの信号
に同期して行われる。一方、メモリコントローラ12が
フレームメモリ13内の画像データを読み出す動作は、
他方のPLL回路23の発信周波数に対応して、出力先
の表示装置1の動作クロックに対応するように実行され
る。このように、CPU21での制御に基づいて別々の
2個のPLL回路22,23が互いに異なる周波数の動
作クロックを発信し、これに基づいてフレームメモリ1
3に対する画像データの読み書きを別々のクロック周波
数で実行することで、入出力画像信号の水平同期周波数
を容易に変更できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したスキャンコン
バータにおいて使用されるフレームメモリ13の容量
は、最低でも、出力デバイス(即ち出力側の表示装置
1)のサイズ以上のものが要求され、例えば1024×
768ドットの画面の場合であれば、1024×768
×24=18,874,368ビットの容量が必要とな
る。
【0008】かかるフレームメモリ13は一般に高価で
あり、また、回路構成上の省スペース化の阻害原因とも
なっていた。
【0009】そこで、この発明の課題は、フレームメモ
リを省略し、安価に構成できるスキャンコンバータを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、任意の入力側画像表示方式の
画像データが入力されて所定の出力側画像表示方式の表
示装置に出力する際に使用されるスキャンコンバータで
あって、前記入力側画像表示方式の水平同期周波数を計
測する計測部と、前記計測部での計測結果に応じた所定
の整数倍率に前記水平同期周波数を変換するタイミング
制御部と、入力に係る画像データを1本の水平走査ライ
ンごとに一時的に格納するバンクが内蔵され、当該バン
クに格納された水平走査ラインを前記計測部での計測結
果に応じた前記所定の整数倍率に対応する所定回数だけ
繰り返し読み出して画像データの解像度を変換する解像
度変換部と、前記タイミング制御部で前記所定の整数倍
率に変換された前記水平同期周波数で、前記解像度変換
部から出力された画像データを前記表示装置に出力する
出力制御部とを備えるものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記タイミング
制御部は、入力元の機器から入力される垂直同期信号を
基準として前記水平同期周波数の水平同期信号をカウン
トし、このときのカウント結果と、前記計測部での計測
結果とに応じて、前記表示装置側で表示不要な水平走査
ラインを決定する機能を有し、前記出力制御部は、前記
タイミング制御部で決定された表示不要な水平走査ライ
ンに係る画像データの出力を停止するマスキング機能を
有せしめられたものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記解像度変換
部の前記バンクは、前記各水平走査ライン中の奇数番目
の画素の全てを一時的に格納する奇数バッファと、前記
各水平走査ライン中の偶数番目の画素の全てを一時的に
格納する偶数バッファとを備え、前記出力制御部は、前
記奇数バッファから出力された1ライン中の奇数番目の
画素と、前記偶数バッファから出力された1ライン中の
偶数番目の画素とを並行して出力するようにされたもの
である。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
のスキャンコンバータ30を示す図である。このスキャ
ンコンバータは、例えばコンピューティングシステムや
テレビジョン受像機等からの画像情報を表示するための
マルチディスプレイ等に予め組み込まれて設置されるも
のであって、図1の如く、入力元の機器から与えられた
画像データの水平同期周波数を、出力先の表示装置31
に整合するように変換するものである。
【0015】ここで、この実施の形態では、表示装置3
1の例として、1024×768ドットの液晶表示パネ
ル(LCD)31aが内蔵され、このLCD31aをX
ドライバ31b及びYドライバ31cで駆動する一般的
な液晶ディスプレーが適用される。ここで、この表示装
置31は、1本の水平走査ライン中における奇数番目の
画素(奇数ピクセル)が入力される奇数ポートと、偶数
番目の画素(偶数ピクセル)が入力される偶数ポートの
2ポート形式のものであって、これら奇数ポート及び偶
数ポートが、それぞれ24ビットのRGB信号が速やか
に入力されるものである。このように、奇数ポートと偶
数ポートのそれぞれに24ビットの画像データ(奇数ピ
クセル及び偶数ピクセル)が並行して入力されて、合計
48(=24×2)ビットの入力が行われることにな
り、故に表示装置31内の表示周波数の半分の周波数で
画像データを入力しても十分に同期整合がとれるように
なっている。
【0016】そして、このスキャンコンバータ30は、
画素データを奇数バッファ(1/2line)41a,
42aと偶数バッファ(1/2line)41b,42
bに交互に書き込み、これをそれぞれ読み出してパラレ
ルに出力するようにしているので、それぞれと入力され
た画像データに係る水平同期周波数(HSi)を一律に
2倍に変換することができるとともに、画面表示上不要
となる末端ラインを間引き処理することで、図8に示し
た従来例のようなフレームメモリ(13)及び2個のP
LL回路(22,23)を省略しても同期整合が問題な
くとれるようにするものである。
【0017】即ち、このスキャンコンバータ30は、外
部からの24ビットのRGB信号(RGB24)につい
てその解像度を変換する解像度変換部32と、この解像
度変換部32からの画素単位の属性情報を隣接画素との
間で調整するフィルタ33と、画像調整部34と、外部
のPLL35からの同期信号を分周する分周36と、
入力元から与えられた同期信号に基づいて解像度変換部
32及び画像調整部34の動作タイミングを制御するタ
イミング制御部37と、入力元の機器内の発振器38か
らの水平同期信号Hsync及び垂直同期信号Vsyn
cを計測するSync計測部39(計測部)と、これら
スキャンコンバータ30内の全ての要素32,34,3
6,37,39を制御するCPU40とを備える。
【0018】解像度変換部32は、図2の如く、書き込
み用と読み出し用とに交互に切り替わって動作する2つ
のバンク41,42を有しており、各バンク41,42
は、1本の水平走査ライン中における奇数番目の画素
(奇数ピクセル)が一時的に格納される奇数バッファ
(1/2line)41a,42aと、偶数番目の画素
(偶数ピクセル)が一時的に格納される偶数バッファ
(1/2line)41b,42bとをそれぞれ備えて
いる。各バッファ41a,41b,42a,42bは、
1本の水平走査ラインの半分のビット長に設定されてい
る。両バンク41,42の交互の切替は例えば水平同期
信号Hsyncの立ち下がりに対応して実行され、いず
れか一方のバンク41/42がスイッチ43aを通じて
入力端子43に接続されて画像データの書き込み用に動
作しているときには、他方のバンク42/41がスイッ
チ45a,45bを通じてフィルタ33側の接続端子4
4a,44bに接続されて画像データの読み出し用に動
作する。また、スイッチ43aは、いずれかのバンク4
1,42に接続されている状態において、1クロックご
とに、即ち、1本の水平走査ライン中の各画素(ピクセ
ル)が入力されるごとに、奇数バッファ41a,42a
と偶数バッファ41b,42bとに交互に切り替わる。
これにより、各バンク41,42の各奇数バッファ41
a,42aには奇数ピクセルのみが格納され、各偶数バ
ッファ41b,42bには偶数ピクセルのみが格納され
る。これらスイッチ43a,45a,45bの切替動作
は、タイミング制御部37からの動作制御信号に従って
実行される。
【0019】尚、入力元の機器からは元々はアナログ式
RGB信号(A−RGB)が出力されるが、このアナロ
グ式RGB信号(A−RGB)は、アナログ/ディジタ
ル変換器(ADC)46によって24ビット長のディジ
タル式RGB信号(RGB24)に変換された後に解像
度変換部32に入力される。ここで、図1及び図2で
は、単一のADCを使用した例を示しているが、このA
DC46の処理速度がスキャンコンバータ30内部の処
理に比べて遅い場合には、2個のアナログ/ディジタル
変換器を並列的に使用して24ビット長のディジタル式
RGB信号(RGB24)を並行的に解像度変換部32
に入力するようにしてもよい。この場合は、一対のアナ
ログ/ディジタル変換器(ADC)のそれぞれを各バン
ク41,42の各奇数バッファ41a,42aと偶数バ
ッファ41b,42bとにスイッチを介して接続すれば
よい。
【0020】フィルタ33は、各画素について、これに
先駆けて入力された近傍の他の画素との間で重み付け演
算処理を行って画素平滑化処理等の画素調整を行うため
の回路であって、奇数ピクセルについての処理を行う奇
数ピクセル演算部51と、偶数ピクセルについての処理
を行う偶数ピクセル演算部52とを備える。各ピクセル
演算部51,52とも、1画素分の画素データをそれぞ
れ一時的に格納する5個のドットバッファ(1dot)
53〜58と、1ライン分のドット数の格納容量を持つ
2個のラインバッファ(1line)59,60と、こ
れらの各バッファ55〜60からの画素データ及び解像
度変換部32からの最新に入力された画素データとの9
個のデータの重み付けを行う乗算器61〜69と、この
全乗算器61〜69からの出力を加算する加算器71〜
74と、この加算器71〜74から出力されたデータを
画像調整部34に出力する出力制御部75とを備える。
【0021】第1のドットバッファ53及び第2のドッ
トバッファ53は直列に接続されてスイッチ45a,4
5bを介して解像度変換部32に接続される。これによ
り、第1のドットバッファ53は、解像度変換部32か
らの最新に入力される画素データより1クロックだけ先
駆けて入力された画素データが格納され、また、第2の
ドットバッファ54は、解像度変換部32からの最新に
入力される画素データより2クロックだけ先駆けて入力
された画素データが格納される。
【0022】各ラインバッファ59,60は、上述の通
り、それぞれ1ライン分のドット数の格納容量を持つも
のであるが、解像度変換部32から入力されてくるデー
タは、奇数ピクセル演算部51については奇数ピクセル
だけ、偶数ピクセル演算部52については偶数ピクセル
だけであるため、それぞれ1本の水平走査ライン当たり
の半分の画素データのみが格納されることになる。した
がって、1ライン分のドット数の格納容量を持つ第1の
ラインバッファ59には、2本分の水平走査ライン中の
奇数ピクセルが格納された後に順次これを出力し、ま
た、第2のラインバッファ60には2本分の水平走査ラ
イン中の偶数ピクセルが格納された後に順次これを出力
する。これにより、第1のラインバッファ59及び第2
のラインバッファ60には、それぞれ1つ飛ばしの水平
走査ラインについて奇数ピクセルまたは偶数ピクセルの
一方が格納された後に出力されることになる。
【0023】そして、第3のドットバッファ55及び第
4のドットバッファ56は直列に接続されて第1のライ
ンバッファ59に接続される。これにより、第3のドッ
トバッファ55は、第1のラインバッファ59から最新
に出力される画素データより1クロックだけ先駆けて出
力された画素データが格納され、また、第4のドットバ
ッファ56は、第1のラインバッファ59から最新に出
力される画素データより2クロックだけ先駆けて出力さ
れた画素データが格納される。
【0024】さらに、第5のドットバッファ57及び第
6のドットバッファ58は直列に接続されて第2のライ
ンバッファ60に接続される。これにより、第5のドッ
トバッファ57は、第2のラインバッファ60から最新
に出力される画素データより1クロックだけ先駆けて出
力された画素データが格納され、また、第6のドットバ
ッファ58は、第2のラインバッファ60から最新に出
力される画素データより2クロックだけ先駆けて出力さ
れた画素データが格納される。
【0025】乗算器61〜69は、解像度変換部32か
ら入力される最新の画素データ及び各バッファ53〜6
0から出力される各画素データについてそれぞれ計数k
1〜k9を積算して重み付けを行うものである。また、
加算器71〜74は、乗算器61〜69で重み付けられ
たデータを加算することで、隣接画素との間で調整され
た画素データを決定するものである。即ち、乗算器61
〜69での重み付け及び加算器71〜74での加算によ
り、解像度変換部32から入力される最新の画素データ
は、その水平方向に直前に既入力された2つの画素及び
これらの画素に対して2ライン分だけ先に入力された画
素を用いて、重み付けによる画素平滑化処理等の調整が
行われる
【0026】出力制御部75は、タイミング制御部37
からの指示制御にしたがって画素データを画像調整部3
4に出力するもので、特に後述する走査ライン単位での
「間引き処理」について、タイミング制御部37からの
指示にしたがって画像調整部34に対する画素データの
出力を停止するマスキング機能を有せしめられている。
【0027】尚、フィルタ33内の各ピクセル演算部5
1,52内の全ての動作は、タイミング制御部37から
のタイミング制御信号に基づいて実行される。
【0028】画像調整部34は、図8に示した従来例中
の色形式変換部(15)、輝度・コントラスト調整部
(16)、ガンマ補正部(17)、ディザリング部(1
8)及びオンスクリーンディスプレー合成部(19)に
相当する回路が内蔵されたものである。
【0029】分周36は、図1の如く、入力元の機器
内のPLL35からの信号を受けて、これを例えば1/
倍の周波数の信号に変換してPLL35に入力するも
のである。PLL35からの信号はタイミング制御部3
7内に取り込まれて各種タイミング制御の動作ベースク
ロックとして使用される。
【0030】Sync計測部39は、スキャンコンバー
タ30が搭載される回路ボード上の発振器38からベー
スクロックを得て、このベースクロックと水平同期信号
Hsync及び垂直同期信号Vsyncとを比較して、
入力元の機器の同期周波数属性を判断し、その結果をタ
イミング制御部37に送信する。尚、ここで判断される
入力元の機器の同期周波数属性とは、例えばVGAやS
VGA等の所定の画像表示方式ごとに予め設定された周
波数特性値についての属性であり、不揮発性ROM等に
記憶された所定のテーブル中のデータにしたがって判断
を行うものである。
【0031】タイミング制御部37は、PLL35から
与えられた信号を動作クロックとし、Sync計測部3
9から与えられた入力元の機器の同期周波数属性に応じ
て、解像度変換部32及びフィルタ33のタイミングを
制御する。例えば、入力元の機器からの画像信号の画像
表示方式がXGAであるような場合で、出力先の表示装
置31に対してはじめから同期周波数の整合がとれてい
る場合には、解像度変換部32及びフィルタ33に対し
て、入力元の機器からの水平同期信号Hsyncと同一
周期の同期信号を与え、入出力の同期周波数の変更は行
わないようにする一方、入力元の機器からの画像信号の
画像表示方式がVGAやSVGAであるような場合で、
出力先の表示装置31に対して同期周波数を変更するよ
うな場合は、解像度変換部32及びフィルタ33に対し
て、入出力の同期周波数の変更を行うようにする。
【0032】ここで、タイミング制御部37内には、図
3の如く、スキャンコンバータ30から表示装置31へ
出力する際に出力が不要な水平走査ラインを間引くため
の間引きタイミング制御回路77が内蔵されている。こ
の間引きタイミング制御回路77は、入力元の機器から
与えられた水平同期信号Hsync及びSync計測部
39での判断結果についての情報から、画像データの出
力をライン単位で間引くかどうかを判断する間引きライ
ン判断部78と、間引きライン判断部78からの出力に
応じて間引き信号を出力する間引き信号出力部79と、
間引き信号出力部79から間引き信号が出力されたとき
にフィルタ33の出力制御部75及び表示装置31に対
する水平同期信号Hsyncの出力を停止する同期信号
出力停止部80とを備える。
【0033】間引きライン判断部78は、入力元の機器
から与えられた垂直同期信号Vsyncの入力を基点と
して水平同期信号Hsyncをカウントし、現在入力さ
れている画像が何番目の水平走査ラインであるかを認識
するカウンタである。尚、間引きライン判断部78での
カウント値が「0」値になった時点でこれを複数ライン
の全ての信号として「0」値を間引き信号出力部79に
送信する。
【0034】間引き信号出力部79は、Sync計測部
39での判断結果に応じて、パターン比較部28カウン
トした水平走査ラインが間引き予定のラインであるかど
うかを判断する機能と、判断の結果、間引く必要がある
場合は、同期信号出力停止部80に間引き信号としてロ
ー信号を出力し、それ以外の場合は同期信号出力停止部
803にハイ信号を送信する機能とを有している。
【0035】尚、具体的には、例えば間引きライン判断
部78における全てのラインについてのカウント値のう
ち1個のラインのみを間引くような単純な動作の場合に
は、間引きライン判断部78から入力されるカウント値
が「0」値になり、ここから与えられる複数ラインの全
てが「0」値になった時点で、これを認識するOR回路
が適用される。
【0036】一方、例えば間引きライン判断部78にお
ける全てのラインについてのカウント値のうち複数個の
ラインを間引くような複雑な動作の場合には、間引き信
号出力部79として単純なOR回路のみを使用するだけ
では、間引きに係る適正なタイミングを判断することは
困難である。この場合は、入力される画像データの1ラ
インのデータ長と出力に係る画像データの1ラインのデ
ータ長は、画像表示方式の種類に対応して数種類の組み
合わせに限定されるため、これらの限定された数種類の
組み合わせをデータテーブルとして用意しておけば、効
率良く間引きラインを判断できる。この場合、間引き信
号出力部79の内部または外部に不揮発性記憶装置を設
け、この不揮発性記憶装置に、入力元の機器の同期周波
数属性に応じた間引きラインの情報をデータテーブルと
して予め格納しておき、このデータテーブルを参照し
て、カウント結果に応じて間引く必要があるか否かを判
断すればよい。
【0037】同期信号出力停止部80は、間引き信号出
力部79からの出力信号と水平同期信号Hsyncとの
論理積を演算する論理積回路であり、間引き信号出力部
79からの信号がハイ信号であったときには、水平同期
信号Hsyncを出力制御部75及び表示装置31に出
力する一方、間引き信号出力部79からの信号がロー信
号(間引き信号)であったときには、水平同期信号Hs
yncのハイ/ロー状態に拘わらずロー信号を出力す
る。
【0038】上記構成のスキャンコンバータの動作を説
明する。まず、入力元の機器からの画像信号の画像表示
方式がXGAであるような場合で、出力先の表示装置3
1に対してはじめから同期周波数の整合がとれている場
合には、タイミング制御部37は、解像度変換部32及
びフィルタ33に対して、入力元の機器からの水平同期
信号Hsyncと同一周期の同期信号を与え、入出力の
同期周波数の変更は行わないようにする。このとき、入
力された水平同期信号Hsync(入力Hsync)8
1と出力に際しての水平同期信号Hsync(出力Hs
ync)82は図4のようになる。尚、図4では、説明
の簡便のため、入出力に係る水平走査ラインの総数を7
本としているが、実際にはこれより遥かに多い本数とな
る。
【0039】一方、入力元の機器からの画像信号の画像
表示方式がVGAやSVGAであるような場合で、出力
先の表示装置31に対して同期周波数を変更するような
場合は、タイミング制御部37は、解像度変換部32及
びフィルタ33に対して入出力の同期周波数の変更を行
うようにする。入力される水平走査ラインの総数に対し
て出力に係る水平走査ラインの総数を1.8倍にする場
合の例を図5に示す。図5中においては、入力Hsyn
cに従って入力される画像データを符号83で、出力H
syncに従って出力される画像データを符号84でそ
れぞれ示す。また、符号85は、従来例における出力画
像データの出力タイミングを示すものである。これらの
画像データ中におけるブロック区切りは、それぞれの画
像データ中の水平走査ラインを示している。尚、図5で
は、説明の簡便のため、入力に係る水平走査ラインの総
数を5本とし、出力に係る水平走査ラインの総数を9本
として説明しているが、実際にはこれより遥かに多い本
数であることは言うまでもない。
【0040】従来においては、図5のように、入力画像
データ83に係る最終ライン(5番目のライン)Li5
の終端のタイミングと、出力画像データ85の最終ライ
ン(9番目のライン)Lpo9の終端のタイミングとは
一致するようにしていた。このことと関連して、各ライ
ン周期についても、出力画像データ85は入力画像デー
タ83の丁度2倍の周波数とはなっておらず、図5の例
では、これらのライン周期の比が5:9になっている。
このため、従来の出力画像データ85の各ライン
(「1」〜「9」)中の各画素にどのようなデータを割
り振るかについては、複雑な制御を必要とせざるを得な
かった。
【0041】これに対し、この実施の形態においては、
入力Hsyncの周波数をHSi、出力Hsyncの周
波数をHSoとすると、「HSo=2×HSi」の関係
が成立しており、その結果、出力画像データ84は入力
画像データ83の丁度2倍の周波数で出力され、故にそ
れぞれのライン周期の比は1:2となっている。そし
て、出力画像データ84の最終ライン(9番目のライ
ン)Lso9の終端のタイミングとは一致しておらず、
この最終ライン(9番目のライン)Lso9の後に間引
き処理された時間が存在する。即ち、この間引き処理さ
れた時間帯では、タイミング制御部37での制御により
出力制御部75から画像調整部34への画素データの出
力は行われず、したがって表示装置31においては、間
引き処理の時間帯に相当する水平走査ラインには何も表
示が行われないことになる。
【0042】また、出力画像データ84と入力画像デー
タ83のライン周期の比が、1:2と従来に比べて単純
化していることから、出力画像データ84中の奇数番目
のライン(「1」「3」「5」「7」)とこれにそれぞ
れ後続する偶数番目のライン(「2」「4」「6」
「8」)とを単純に同じ画素配列にすれば、複雑な画素
再配置を行わずして画素整合をとることが容易に可能と
なる。
【0043】このときのスキャンコンバータ30内の動
作を詳述する。なお、以下のスキャンコンバータ30内
の動作は、全てCPU40が所定のドライバプログラム
に従って各要素32,33,34,35,37,39を
制御することによって達成されるものである。
【0044】まず、Sync計測部39は、入力元の機
器から与えられた水平同期信号Hsync及び垂直同期
信号Vsyncを、発振器38からのベースクロック信
号と比較し、入力元の機器の同期周波数属性を判断し、
その結果をタイミング制御部37に送信する。この際、
例えば入力元の機器の画像表示方式がXGA方式であっ
てその水平同期信号Hsyncの同期周波数HSiが5
8KHzである場合、タイミング制御部37では、図6
のように入力同期周波数HSiと同じ周波数HSiでフ
ィルタ33及び画像調整部34を動作させて、画像デー
タを表示装置31に出力するようにする。一方、例えば
入力元の機器の画像表示方式がVGA方式であってその
水平同期信号Hsyncの同期周波数HSiが32KH
zである場合、タイミング制御部37では、図6のよう
に入力同期周波数HSiの2倍の周波数HSi(64K
Hz)で、また入力元の機器の画像表示方式がSVGA
方式であってその水平同期信号Hsyncの同期周波数
HSiが48KHzである場合、タイミング制御部37
では、図6のように入力同期周波数HSiの2倍の周波
数HSi(96KHz)で、フィルタ33及び画像調整
部34を動作させて、画像データを表示装置31に出力
するようにする。
【0045】解像度変換部32においては、図2の如
く、1ラインごとに各バンク41,42をスイッチ43
a,45a,45bで交互に切り替えながら、入力元の
機器からの画像データを各一時的に書き込み、且つフィ
ルタ33へ読み出し出力を行う。この際、1画素ごとに
奇数バッファ41a,42aと偶数バッファ41b,4
2bとを切替え、図7中の「(3)Write Line buf」の
ように1ライン中の奇数ピクセルを奇数バッファ41
a,42aに書き込み、また図7中の「(4)Write Li
ne buf」のように偶数ピクセルを偶数バッファ41b,
42bに書き込んだ後に、それぞれの読み出しを行う
(図7中の「(5)(6)Read Line buf」)。
【0046】尚、図7では、同図(2)のように「A」
〜「F」の6個のラインについて、入力水平同期信号H
sync(図7中の(1))に従って動作する様子を示
している。ただし、同図中の(3)〜(11)において
「0」〜「5」の6個の画素を奇数ピクセル「0」
「2」「4」と偶数ピクセル「1」「3」「5」に分け
て処理する例を示しているが、実際には6個より遙かに
多い画素数で1水平走査ラインが構成されることは勿論
である。
【0047】このときの「(5)(6)Read Line bu
f」においては、1つ飛びに構成された奇数ピクセル列
((3)Write Line buf=「0」「*(空白データ)」
「2」「*」「4」「*」)と偶数ピクセル列((4)
Write Line buf=「*」「1」「*」「3」「*」
「5」)のそれぞれに対して、「*」を除いた部分だけ
を抽出し、それぞれ2回ずつ読み出すようにする。即
ち、空白データ「*」が詰められて、その結果それぞれ
半分の周期のデータに圧縮されてなる1/2周期ライン
データが2回ずつ読み出されて、それぞれ(5)Read L
ine buf=「0」「2」「4」「0」「2」「4」と
(6)Read Line buf=「1」「3」「5」「1」
「3」「5」というデータに変換される。
【0048】フィルタ33の各ピクセル演算部51,5
2においては、各バッファ53〜60に画素データを一
時的に格納した後、それぞれのタイミングで乗算器61
〜69に出力されて所定の計数k1〜k9で重み付けが
行われた後、加算器71〜74での加算により加算され
る。これにより、水平方向及び垂直方向の両方向に対し
てなめらかな画像が得られ、画質の向上を図る。フィル
タ33の出力結果は、図7中の「(7)(8)Filter o
ut」に示した通りである。
【0049】上記の動作に並行して、タイミング制御部
37内においては、入力元の機器から水平同期信号Hs
yncが入力されるたびにこれを間引きライン判断部7
8でカウントし、これに基づいて、間引き信号出力部7
9により間引き処理を行う必要のある水平走査ラインを
判別し、必要な場合にはデータテーブルを参照などし
て、同期信号出力停止部80を通じて出力制御部75及
び表示装置31へ出力する。
【0050】ここで、タイミング制御部37での判断の
結果、間引き処理を行わない場合には、間引き信号出力
部79は同期信号出力停止部80に対して「1(ハイ信
号)」を出力する。同期信号出力停止部80において
は、間引き信号出力部79から「1(ハイ信号)」が与
えられている間は水平同期信号Hsyncを出力制御部
75及び表示装置31へそのまま出力することになる。
【0051】このように、間引き処理を行わない場合、
図7中の「A」〜「D」及び「F」の水平走査ラインに
ついての処理は、タイミング制御部37からの指示信号
に従って各画像データが画像調整部34に出力され、こ
の画像調整部34で所定の処理が行われた後、図7中の
「(9)(10)出力画像データ」のように表示装置3
1に出力される。これと並行して、スキャンコンバータ
30からは出力に係る水平同期信号Hsync(図7中
の「(11)Output Hsync」)が出力される。ここで
は、入力元の機器の画像表示方式がVGA方式やSVG
A方式の場合を示しており、入力に係る水平同期信号H
syncの同期周波数に対して、出力に係る水平同期信
号Hsyncの同期周波数は、2本のラインでパラレル
に出力処理が行われることから2倍に変換されているこ
とになる。表示装置31においては、ここで出力された
水平同期信号Hsync(図7中の「(11)Output H
sync」)に基づいて、図7中の「(9)(10)出力画
像データ」を1ラインずつ表示処理する。
【0052】一方、タイミング制御部37内での判断の
結果、間引き処理を行う必要がある場合には、間引き信
号出力部79(論理和回路)は同期信号出力停止部80
に対して「0(ロー信号)」を出力する。同期信号出力
停止部80においては、間引き信号出力部79からの入
力信号が「0(ロー信号)」である場合は、出力制御部
75及び表示装置31に対する水平同期信号Hsync
の出力を停止する(図7中の(11)における符号T
1)。そうすると、図7中の「(9)(10)出力画像
データ」の符号T2のように、出力制御部75から画像
調整部34への画像データの出力は停止され、故に画像
調整部34での処理及び表示装置31への画像データの
出力は行われない。また、間引き処理時には、タイミン
グ制御部37から表示装置31への水平同期信号Hsy
ncの送信も行われない。このため、表示装置31で
は、間引き処理された部分に相当する水平走査ラインの
表示は行われることはない。
【0053】以上のように、解像度変換部32におい
て、1ラインの画像データを奇数ピクセルと偶数ピクセ
ルに分けてそれぞれ奇数バッファ41a,42a及び偶
数バッファ41b,42bに書き込み、これらを2回ず
つ読み出すことにより、水平周波数を2倍にしているの
で、従来のように高価な大容量のフレームメモリ(1
3)を使用せずに、容易に同期周波数の変換を行うこと
ができる。したがって、スキャンコンバータ全体を小面
積且つ低価格で提供できる。
【0054】また、この際、フィルタ33によって、水
平走査方向と垂直走査方向の両方に隣接した画素同士の
重み付けを行って画素調整処理を行っているので、画質
の向上を図ることができる。
【0055】尚、上記実施の形態では、画素データを奇
数バッファ(1/2line)41a,42aと偶数バ
ッファ(1/2line)41b,42bに交互に書き
込み、これをそれぞれ読み出してパラレルに出力するよ
うにすることで、タイミング制御部37によって水平同
期信号Hsyncの周波数を2倍に変換し、これに対応
して解像度変換部32内の各バッファ41a,41b,
42a,42b内の画像データを2回ずつ読み出してい
たが、これに限られるものではなく、例えば、3個以上
のN個のバッファを使用して画素データをこれらに交互
に書き込み、これらをそれぞれ読み出してN個のライン
で出力先の表示装置31にパラレルに出力するようにし
てもよい。この場合、各バッファの容量は1/Nlin
eでよいことになる。
【0056】また、上記実施の形態では、表示装置31
の例として、1024×768ドットの液晶表示パネル
(LCD)を適用していたが、ディジタル入力式のもの
であれば、他に例えばプラズマディスプレーパネル(P
DP)のようなものを適用しても差し支えない。また、
画面のサイズについても、1024×768ドットのも
のに限られず、他に1280×1024ドットのような
大画面ディスプレーを適用してもよい。
【0057】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、解像度
変換部において、1本の水平走査ラインごとの画像デー
タを一旦バンクに書き込み、これらを整数回(例えばV
GAまたはSVGAであれば2回)ずつ読み出すととも
に、出力に係る水平同期周波数を入力にかかる水平同期
周波数の整数倍(例えばVGAまたはSVGAであれば
2倍)に変換し、このタイミングにしたがって表示装置
で走査表示できるようにしているので、従来のように高
価な大容量のフレームメモリを使用しなくても、容易に
同期周波数の整合変換を行うことができる。したがっ
て、スキャンコンバータ全体を小面積且つ低価格で提供
できる。
【0058】請求項2に記載の発明によれば、タイミン
グ制御部において、入力元の機器から入力される垂直同
期信号を基準として水平同期周波数の水平同期信号をカ
ウントし、このときのカウント結果と、計測部での計測
結果とに応じて、表示装置側で表示不要な水平走査ライ
ンを決定し、出力制御部において、タイミング制御部で
決定された表示不要な水平走査ラインに係る画像データ
の出力を停止するようにしているので、画面表示上不要
となる末端ラインを容易に間引いて、表示装置の画面サ
イズとの整合を容易にとることが可能となる。
【0059】請求項3に記載の発明によれば、1ライン
中の奇数番目の画素と偶数番目の画素とを並行して出力
するようにしているので、出力後の種々の画素調整処理
を奇数番目の画素と偶数番目の画素とで別々に処理する
ことで処理の迅速化を図ることができ、また表示装置に
対するデータ送信を奇数番目の画素と偶数番目の画素と
で別々に送信して送信処理を効率化できる。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態のスキャンコンバー
タ及び表示装置を示すブロック図である。
【図2】この発明の一の実施の形態のスキャンコンバー
タにおける解像度変換部及びフィルタ等を示すブロック
図である。
【図3】この発明の一の実施の形態のスキャンコンバー
タにおけるタイミング制御部の内部構成を示すブロック
図である。
【図4】この発明の一の実施の形態においてXGA方式
の画像データが入力された場合の入力画像データ及び出
力画像データの関係を示す図である。
【図5】この発明の一の実施の形態においてVGA方式
またはSVGA方式の画像データが入力された場合の入
力画像データ並びに出力画像データの関係、入力Hsy
nc及び出力Hsyncを示す図である。
【図6】この発明の一の実施の形態における各画面表示
方式の入力に係る水平同期周波数と出力に係る水平同期
周波数との対応関係を示す図である。
【図7】この発明の一の実施の形態のスキャンコンバー
タにおける各画像データの処理動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図8】従来のスキャンコンバータを示すブロック図で
ある。
【図9】一般的な各画面表示方式の水平同期周波数と垂
直同期周波数との対応関係を示す図である。
【符号の説明】 30 スキャンコンバータ 31 表示装置 31a LCD 32 解像度変換部 33 フィルタ 34 画像調整部 35 PLL 36 分周 37 タイミング制御部 38 発振器 39 Sync計測部 40 CPU 41,42 バンク 41b,42b 偶数バッファ 41a,42a 奇数バッファ 43 入力端子 43a,45a,45b スイッチ 51 奇数ピクセル演算部 52 偶数ピクセル演算部 53 第1のドットバッファ 54 第2のドットバッファ 55 第3のドットバッファ 56 第4のドットバッファ 57 第5のドットバッファ 58 第6のドットバッファ 59 第1のラインバッファ 59,60 ラインバッファ 60 第2のラインバッファ 61〜69 乗算器 71〜74 加算器 75 出力制御部 77 間引きタイミング制御回路 78 間引きライン判断部 79 間引き信号出力部 80 同期信号出力停止部 83 入力画像データ 84 出力画像データ 85 従来の出力画像データ Hsync 水平同期信号 Vsync 垂直同期信号

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の入力側画像表示方式の画像データ
    が入力されて所定の出力側画像表示方式の表示装置に出
    力する際に使用されるスキャンコンバータであって、 前記入力側画像表示方式の水平同期周波数を計測する計
    測部と、 前記計測部での計測結果に応じた所定の整数倍率に前記
    水平同期周波数を変換するタイミング制御部と、 入力に係る画像データを1本の水平走査ラインごとに一
    時的に格納するバンクが内蔵され、当該バンクに格納さ
    れた水平走査ラインを前記計測部での計測結果に応じた
    前記所定の整数倍率に対応する所定回数だけ繰り返し読
    み出して画像データの解像度を変換する解像度変換部
    と、 前記タイミング制御部で前記所定の整数倍率に変換され
    た前記水平同期周波数で、前記解像度変換部から出力さ
    れた画像データを前記表示装置に出力する出力制御部と
    を備えるスキャンコンバータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスキャンコンバータで
    あって、 前記タイミング制御部は、入力元の機器から入力される
    垂直同期信号を基準として前記水平同期周波数の水平同
    期信号をカウントし、このときのカウント結果と、前記
    計測部での計測結果とに応じて、前記表示装置側で表示
    不要な水平走査ラインを決定する機能を有し、 前記出力制御部は、前記タイミング制御部で決定された
    表示不要な水平走査ラインに係る画像データの出力を停
    止するマスキング機能を有せしめられたことを特徴とす
    るスキャンコンバータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のスキャ
    ンコンバータであって、 前記解像度変換部の前記バンクは、前記各水平走査ライ
    ン中の奇数番目の画素の全てを一時的に格納する奇数バ
    ッファと、前記各水平走査ライン中の偶数番目の画素の
    全てを一時的に格納する偶数バッファとを備え、 前記出力制御部は、前記奇数バッファから出力された1
    ライン中の奇数番目の画素と、前記偶数バッファから出
    力された1ライン中の偶数番目の画素とを並行して出力
    するようにされたことを特徴とするスキャンコンバー
    タ。
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