JP3474096B2 - 回動角検出装置 - Google Patents

回動角検出装置

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JP3474096B2
JP3474096B2 JP04290498A JP4290498A JP3474096B2 JP 3474096 B2 JP3474096 B2 JP 3474096B2 JP 04290498 A JP04290498 A JP 04290498A JP 4290498 A JP4290498 A JP 4290498A JP 3474096 B2 JP3474096 B2 JP 3474096B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば回動軸等の
回動角を検出するのに好適に用いられる回動角検出装置
に関し、特に自動車用エンジンのスロットルバルブ開度
を検出するようにした回動角検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子制御式燃料噴射装置を備え
た自動車用エンジン等では、エンジンの吸気通路の途中
に設けられたスロットルバルブの開度を検出し、これを
コントロールユニットに入力することにより、燃料噴射
量制御等の高精度化を図っている。このため、従来技術
では、スロットルバルブの回動軸(弁軸)にその回動角
を検出する回動角検出装置が設けられ、回動軸の回動角
をスロットルバルブの開度として検出している。
【0003】そして、この種の従来技術として、回動角
検出装置の耐久性や信頼性を向上させるために、磁気抵
抗素子を用いる非接触型の回動角検出装置が、例えば特
開平2−298814号公報等によって開示されてい
る。そして、この種の回動角検出装置の場合には、固定
された磁気抵抗素子の周囲にマグネットにより磁界を発
生させ、このマグネットを回動軸と連動して回動させる
ことによって、磁気抵抗素子の抵抗値を回動軸の回動角
に応じて変化させている。そして、この回動角検出装置
では、磁気抵抗素子の抵抗値に対応した電圧値、電流値
等を検出し、この電圧値、電流値を用いることによって
回動軸の回動角を演算する演算回路等が設けらえてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による回動角検出装置では、磁気抵抗素子や演算
回路等に不具合が生じ、演算回路から回動角に対応した
演算信号が出力されない非正常状態となったときには、
燃料噴射量制御等ができなくなる。このため、回動角検
出装置が正常状態であるか否かを判定する必要性があ
る。
【0005】そこで、磁気抵抗素子、演算回路等からな
る検出系統を2系統設け、これらの2系統の演算信号を
比較することによって、回動角検出装置が正常状態であ
るか否かを判定することも可能である。しかし、この場
合には、磁気検出素子、演算回路等を2個ずつ設ける必
要があり、回動角検出装置の製造コストが高くなるとい
う問題がある。
【0006】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は1系統の検出系統を用いて回動
角検出装置に不具合が生じたか否かを判定することがで
きる回動角検出装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、ケーシングと、該ケーシングに回動可
能に設けられた回動体と、該回動体に設けられ、前記ケ
ーシング内で回動体と一体に回動するマグネットと、該
マグネットの周囲に互いに離間して配設され、該マグネ
ットとの対向面積に応じて磁束密度が変化する第1,第
2のコア部材と、該コア部材内の磁束密度を検出する第
1,第2の磁束密度検出手段と、該第1,第2の磁束密
度検出手段から出力される第1,第2の検出信号を用い
て回動体の回動角を演算する回動角演算手段とからなる
回動角検出装置に適用される。
【0008】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記第1,第2の磁束密度検出手段から出力さ
れる第1,第2の検出信号が正常範囲にあるか否かを判
定する検出信号判定手段と、前記回動角演算手段から出
力される演算信号が正常範囲にあるか否かを判定する演
算信号判定手段と、前記検出信号判定手段と演算信号判
定手段との判定結果に従って正常か否かの診断信号を出
力する診断信号出力手段とを備えたことにある。
【0009】このように構成したことにより、回動体と
共にマグネットを回動し、マグネットと第1,第2のコ
ア部材との対向面積を変化させるときに、第1,第2の
コア部材内の磁束密度を回動体の回動角に応じて変化さ
せることができる。そして、第1,第2の磁束密度検出
手段によって第1,第2のコア部材内の磁束密度を検出
し、回動角演算手段によって回動角を演算することがで
きる。
【0010】また、検出信号判定手段によって第1,第
2の磁束密度検出手段からの第1,第2の検出信号が正
常範囲にあるか否かを判定し、演算信号判定手段によっ
て回動角演算手段からの演算信号が正常範囲にあるか否
かを判定し、診断信号出力手段によって当該回動角検出
装置が正常であるか否かを示す診断信号を出力すること
ができる。
【0011】また、請求項2の発明は、演算信号判定手
段を、第1,第2の磁束密度検出手段のうち少なくとも
いずれか一方の磁束密度検出手段から出力される検出信
号を用いて回動角に対応した参照信号を出力する参照信
号出力器と、該参照信号出力器からの参照信号と前記回
動角演算手段からの演算信号との差が予め決められた一
定値の範囲内であるか否かを判定する判定器とから構成
したことにある。
【0012】この場合、参照信号出力器によって回動角
に対応した参照信号を出力し、判定器によって、該参照
信号出力器からの参照信号と前記回動角演算手段からの
演算信号との差を演算し、この差の値が予め決められた
一定値の範囲内であるときに回動角演算手段から正常範
囲の演算信号が出力されているとして正常判定を行い、
それ以外のときに正常範囲以外の非正常範囲の演算信号
が出力されているとして非正常判定を行うことができ
る。
【0013】また、請求項3の発明は、診断信号出力手
段を、前記検出信号判定手段と演算信号判定手段とが共
に正常判定を行ったときに前記回動角演算手段からの演
算信号が外部に出力されるのを許し、これ以外のときに
は前記演算信号の出力を禁止する構成としたことにあ
る。
【0014】このように構成したことにより、検出信号
と演算信号とが共に正常範囲であるときには、回動角演
算手段からの演算信号を外部に出力することができ、検
出信号と演算信号とのうち少なくともいずれか一方の信
号が非正常範囲であるときには演算信号の出力を禁止す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
回動角検出装置をスロットルバルブの開度検出に適用し
た場合を例に挙げて説明する。
【0016】まず、本発明の第1の実施の形態による回
動検出装置を図1ないし図6に基づいて説明する。
【0017】図において、1は後述のケーシング本体3
と共にケーシングの一部を構成するスロットルボディ
で、該スロットルボディ1には回動体としての弁軸2が
回動可能に取付けられている。そして、スロットルボデ
ィ1には弁軸2の突出端側を取囲むように筒状の嵌合部
1Aが形成され、該嵌合部1A内には後述の筒部3Aが
嵌合して固着されている。
【0018】3は樹脂材料によって形成され、回動角検
出装置の外形をなすケーシング本体で、該ケーシング本
体3は下側に開口する筒部3Aと、該筒部3Aの上端を
施蓋する厚肉平板状の隔壁部3Bと、該隔壁部3Bの上
側部位に凹設された基板収容部3Cと、前記筒部3Aの
径方向外側に向けて突出形成されたコネクタ部3Dとか
ら構成されている。
【0019】4はケーシング本体3の筒部3A内に配設
されたマグネットで、該マグネット4は、図2に示すよ
うに長手方向両端が円弧面部4A,4Bとなり、幅方向
両端が平行面部4C,4Dとなり、中心部には弁軸2の
軸方向に延びる貫通孔4Eが穿設されている。そして、
貫通孔4E内に弁軸2の突出端側を挿嵌し、その先端を
カシメ固定することにより、マグネット4は弁軸2に固
着されている。
【0020】そして、マグネット4の円弧面部4A,4
Bは弁軸2を中心にして例えば90°程度の角度範囲に
亘り一定の曲率をもって周方向に延び、その端面側には
それぞれ異なる磁極として例えばN極,S極が形成され
ている。
【0021】5はケーシング本体3に設けられた第1の
コア部材としての第1のヨークを示し、該ヨーク5は、
磁性材料によって形成され、後述する第2,第3のヨー
ク6,7と共にマグネット4を円筒状に取囲むものであ
る。また、ヨーク5の一側にはマグネット4の円弧面部
4Aと対向し、弁軸2を中心に例えば90°の角度範囲
に亘って周方向に延びた円弧状の磁極片5Aが形成さ
れ、他側にはケーシング本体3の基板収容部3C内へと
突出し、後述のホール素子10を上側から覆う延長部5
Bが形成されている。そして、第1のヨーク5は、マグ
ネット4によって発生された磁束をホール素子10へと
導いている。
【0022】6はケーシング本体3に設けられた第2の
コア部材としての第2のヨークで、該ヨーク6は、第1
のヨーク5と同様に磁性材料によって形成され、ヨーク
6の一側にはマグネット4の円弧面部4Aと対向し、弁
軸2を中心に例えば90°の角度範囲に亘って周方向に
延びた円弧状の磁極片6Aが形成され、他側にはケーシ
ング本体3の基板収容部3C内へと突出し、後述のホー
ル素子11を上側から覆う延長部6Bが形成されてい
る。そして、第2のヨーク6は、マグネット4によって
発生された磁束をホール素子11へと導いている。
【0023】7はケーシング本体3に設けられた第3の
コア部材としての第3のヨークで、該第3のヨーク7の
一側には、第1,第2のヨーク5,6の磁極片5A,6
Aから僅かに離間してケーシング本体3の筒部3A内に
埋設され、弁軸2を中心にして例えば180°程度の角
度範囲に亘り周方向に延びた円弧状の磁極片7Aが形成
されている。また、第3のヨーク7の他側には、ケーシ
ング本体3の隔壁部3B上を後述する回路基板8の下側
に沿って延び、前記延長部5B,6Bと対向する位置に
配設された延長部7Bが形成されている。そして、第3
のヨーク7は、マグネット4によって発生される磁束を
ホール素子10,11へと導くものである。
【0024】8はケーシング本体3の基板収容部3C内
に収容され、例えばセラミック等の絶縁材料によって形
成された回路基板で、該回路基板8の表面にはホール素
子10,11と共に後述の演算回路12等が実装されて
いる。また、回路基板8の端部には複数本の端子ピン9
(一本のみ図示)の基端側が接続され、該各端子ピン9
の先端はコネクタ部3D内に向けて延びている。
【0025】10は回路基板8上に設けられた第1の磁
束密度検出手段としての第1のホール素子を示し、該ホ
ール素子10は、図3に示すように第1のヨーク5の延
長部5Bと第3のヨーク7の延長部7Bとの間に位置
し、両者の間の磁束密度に対応した第1の検出信号とし
て図5中に実線で示す特性線aのような出力電圧V1 を
出力するものである。ここで、出力電圧V1 は、図5中
に特性線aで示す如く最大値Vmax から最小値Vmin の
間の予め決められた範囲の電圧値となるものである。
【0026】11は回路基板8上に設けられた第2の磁
束密度検出手段としての第2のホール素子を示し、該ホ
ール素子11は第2のヨーク6の延長部6Bと第3のヨ
ーク7の延長部7Bとの間に位置し、両者の間の磁束密
度に比例した第2の検出信号として図5中に点線で示す
特性線bのような出力電圧V2 を出力するものである。
ここで、出力電圧V2 は、図5中に特性線bで示す如く
最大値Vmax から最小値Vmin の間の予め決められた範
囲の電圧値となるものである。
【0027】12は図1に示すように回路基板に設けら
れた演算回路で、該演算回路12は図4に示すように後
述の演算信号出力回路13、素子出力判定回路14、参
照信号出力回路15、回路出力判定回路16、OR回路
17から構成されている。
【0028】13は回動角演算手段としての演算信号出
力回路で、該演算信号出力回路13は第1,第2のホー
ル素子10,11からの出力電圧V1 ,V2 が入力さ
れ、下記数1の式に示す演算を行い、出力電圧V1 ,V
2 の和に対する出力電圧V1 の比に対応した演算信号V
0 を出力するものである。ここで、演算信号V0 は、図
6中に実線で示す特性線cのように弁軸2の回動角θに
対してほぼ比例するものである。
【0029】
【数1】
【0030】ここで、演算信号出力回路13は温度変化
や起磁力による影響によって出力電圧V1 ,V2 が変化
するのを補うものである。即ち、出力電圧V1 ,V2
は、ホール素子10,11の素子感度が周囲の温度等に
より変化したときやマグネット4の起磁力によって変化
する。しかし、演算信号出力回路13は、数1の演算を
行なうことによって、周囲温度や起磁力に影響されるこ
となく回動角に対応した演算信号V0 を出力するもので
ある。
【0031】14は検出信号判定手段としての素子出力
判定回路で、該素子出力判定回路14は第1,第2のホ
ール素子10,11の出力側に接続され、第1,第2の
ホール素子10,11からの出力電圧V1 ,V2 が入力
されるものである。そして、素子出力判定回路14は、
出力電圧V1 ,V2 がいずれも下記数2に示すように予
め決められた正常範囲としてほぼ最大値Vmax から最小
値Vmin までの範囲内であるときには、第1,第2のホ
ール素子10,11は弁軸2の回動角θに応じた出力電
圧V1 ,V2 を出力している正常な状態であると判定
し、第1の判定信号S1 として例えば0V(ボルト)程
度の予め決められた値の電圧を正常判定の結果としてO
R回路17に出力する。
【0032】
【数2】
【0033】ここで、一定値αは外部ノイズ等によって
出力電圧V1 ,V2 が僅かに変動したときに、素子出力
判定回路14が非正常状態と判定するのを防止するため
のものであり、例えば最大値Vmax の一割程度(α=
0.1×Vmax )の値となっている。
【0034】一方、出力電圧V1 ,V2 のうち少なくも
といずれか一方が上記数2の関係を満たさないときに
は、素子出力判定回路14は、第1,第2のホール素子
10,11に不具合が生じ弁軸2の回動角θに応じた出
力電圧V1 ,V2 が出力されない非正常な状態であると
判定し、第1の判定信号S1 として例えば5V(ボル
ト)程度の予め決められた値の電圧を非正常判定の結果
としてOR回路17に出力するものである。
【0035】15は後述の回路出力判定回路16と共に
演算信号判定手段を構成する参照信号出力器としての参
照信号出力回路で、該参照信号出力回路15は第1,第
2のホール素子10,11の出力側に接続され、第1,
第2のホール素子10,11からの出力電圧V1 ,V2
が入力されるものである。そして、参照信号出力回路1
5は出力電圧V1 から出力電圧V2 を減算し、下記数4
に示す参照信号Vr を回路出力判定回路16に出力する
ものである。
【0036】
【数3】
【0037】ここで、参照信号Vr は、図6中に点線で
示す特性線dのように特性線cに近似した曲線として出
力されるものである。また、参照信号Vr は、演算信号
V0とほぼ等しい値となっており、同一の回動角θに対
して参照信号Vr と演算信号V0 との差が一定値δを越
えることがないように調整されている。
【0038】16は判定器としての回路出力判定回路
で、該回路出力判定回路16の入力側は演算信号出力回
路13と参照信号出力回路15とに接続されると共に、
その出力側は後述のOR回路17に接続されている。そ
して、回路出力判定回路16は下記数4に示すように演
算信号V0 と参照信号Vr との差の絶対値が予め決めら
れた一定値δよりも小さいときには、演算信号出力回路
13は正常範囲の演算信号V0 を出力し、弁軸2の回動
角θに応じた演算信号V0 を出力している正常な状態で
あると判定し、第2の判定信号S2 として例えば0V
(ボルト)程度の予め決められた値の電圧を正常判定の
結果としてOR回路17に出力する。
【0039】
【数4】
【0040】一方、演算信号V0 と参照信号Vr との差
の絶対値が予め決められた一定値δ以上であるときに
は、回路出力判定回路16は、演算信号出力回路13に
不具合が生じ、弁軸2の回動角θに応じた演算信号V0
が出力されない非正常な状態であると判定し、第2の判
定信号S2 として例えば5V(ボルト)程度の予め決め
られた値の電圧を非正常判定の結果としてOR回路17
に出力する。
【0041】17は素子出力判定回路14からの判定信
号S1 と回路出力判定回路16からの判定信号S2 との
OR演算を行う診断信号出力手段としてOR回路で、該
OR回路17の入力側は素子出力判定回路14と回路出
力判定回路16とに接続されている。そして、OR回路
17は素子出力判定回路14と回路出力判定回路16と
のうちいずれか一方から5V(ボルト)の判定信号S1
,S2 が出力されたときには、当該回動角検出装置に
不具合が生じた非正常な状態であるとして例えば5V
(ボルト)程度の診断信号S0 を出力する。
【0042】一方、OR回路17は素子出力判定回路1
4、回路出力判定回路16のいずれからも0V(ボル
ト)の判定信号S1 ,S2 が出力されたとき、即ち、素
子出力判定回路14、回路出力判定回路16のいずれか
らも電圧が出力されないときには、当該回動角検出装置
は正常な状態であるとして例えば0V(ボルト)程度の
診断信号S0 を出力する。
【0043】18は図1に示す如く樹脂材料によって平
板状に形成され、ケーシング本体3の基板収容部3Cを
密閉状態で施蓋するカバー、19は弾性材料により形成
され、該カバー18と基板収容部3Cとの間をシールす
るパッキンを示している。
【0044】20はケーシング本体3の隔壁部3B内に
埋設された磁気遮蔽板で、該磁気遮蔽板20はマグネッ
ト4とホール素子10,11との間に介在し、マグネッ
ト4からの磁界等がホール素子10,11に直接的な影
響を与えるのを防止している。
【0045】本実施例による回動角検出装置は上述の如
き構成を有するもので、次にその作動について図3ない
し図6を参照して説明する。
【0046】ここで、弁軸2の回動角θは、円弧面部4
Aの中央部位が第1,第2の磁極片5A,6A間の中間
位置に対向した状態を零(θ=0°)位置とし、第1の
磁極片5A側にマグネット4の円弧面部4Aが回動した
ときを正方向、第2の磁極片6A側にマグネット4の円
弧面部4Aが回動したときを逆方向(負方向)とする。
また、弁軸2が回動する範囲は例えば±45°であり、
回動角θが−45°のときはスロットルバルブの閉弁時
に対応し、回動角θが45°のときはスロットルバルブ
の最大開弁時(フルスロットル時)に対応している。
【0047】まず、第1,第2のホール素子10,1
1、演算信号出力回路13が正常な状態である場合につ
いて説明する。
【0048】図3に示すように、弁軸2の回動に伴いマ
グネット4の円弧面部4Aも第1,第2の磁極片5A,
6Aが周方向に離間した位置から±45°の範囲で回動
角θをもって周方向に回動する。このとき、マグネット
4の円弧面部4Aは角度θ1の範囲に亘り第1の磁極片
5Aと対向すると共に、角度θ2 の範囲に亘り第2の磁
極片6Aと対向する。一方、マグネット4の円弧面部4
Bは全体に亘り第3の磁極片7Aと対向し続ける。そし
て、マグネット4によって発生した磁束は第1のヨーク
5と第3のヨーク7とを通じて第1のホール素子10に
導かれると共に、第2のヨーク6と第3のヨーク7とを
通じて第2のホール素子11に導かれる。
【0049】このとき、第1,第2の磁極片5A,6A
とマグネット4の円弧面部4Aとが対向する角度θ1 ,
θ2 の範囲を回動角θに対応して変化させ、第1,第2
の磁極片5A,6Aと円弧面部4Aとの対向面積を回動
角θに対応して変化させることができる。また、第1,
第2のヨーク5,6は、第1,第2の磁極片5A,6A
とマグネット4の円弧面部4Aとの対向面積に対応した
磁束密度を第1,第2のホール素子10,11にそれぞ
れ導くことができる。
【0050】このため、ホール素子10の出力電圧V1
は、図5中に実線で示す特性線aのように回動角θの増
加に伴って増加する。即ち、回動角θが−45°のとき
に磁極片5Aとマグネット4の円弧面部4Aとは対向し
なくなるから、出力電圧V1は最小値Vmin となる。そ
して、回動角θの増加と共に磁極片5Aとマグネット4
の円弧面部4Aとの対向面積が増加するから、出力電圧
V1 もこの対向面積に対応して増加し、回動角θが45
°になったときに最大値Vmax となる。
【0051】一方、ホール素子11の出力電圧V2 は、
図5中に点線で示す特性線bのように回動角θの増加に
対して減少する特性となる。即ち、回動角θが−45°
のときに磁極片6Aはマグネット4の円弧面部4Aの全
ての外周面と対向するから、出力電圧V2 は最大値Vma
x となり、回動角θの増加により磁極片6Aとマグネッ
ト4の円弧面部4Aとの対向面積が減少するから出力電
圧V2 も減少し、回動角θが45°になったとき最小値
Vmin となる。
【0052】これにより、第1,第2のホール素子1
0,11は、第1,第2のヨーク5,6内の磁束密度を
検出することによって回動角θに対応した出力電圧V1
,V2をそれぞれ出力する。
【0053】そして、第1,第2のホール素子10,1
1からの出力電圧V1 ,V2 は、図4示す如く演算信号
出力回路13に入力され、演算信号出力回路13によっ
て数1に示す演算が行われる。これにより、演算信号出
力回路13は、図6中の特性線cに示すように、回動角
θが増加するに従って回動角θにほぼ比例して増加する
演算信号V0 を出力する。
【0054】このとき、第1,第2のホール素子10,
11からの出力電圧V1 ,V2 がいずれも数2の関係を
満たし、最小値Vmin から最大値Vmax までの正常範囲
の電圧値となるから、素子出力判定回路14は、第1,
第2のホール素子10,11は正常である判定し、OV
(ボルト)の第1の判定信号S1 を出力する。
【0055】また、参照信号出力回路15は、第1,第
2のホール素子10,11からの出力電圧V1 ,V2 を
用いて数3に示す演算を行い、図6中の特性線dに示す
ように、回動角θが増加するに従って回動角θにほぼ比
例して増加する参照信号Vrを出力する。
【0056】このとき、演算信号V0 と参照信号Vr と
は数4の関係を満たし、演算信号V0 と参照信号Vr と
の差の絶対値は一定値δを以上になることがないから、
回路出力判定回路16は、演算信号出力回路13は正常
である判定し、OV(ボルト)の第2の判定信号S2 を
出力する。
【0057】そして、OR回路17は、素子出力判定回
路14からの判定信号S1 と回路出力判定回路16から
の判定信号S2 とがいずれも0V(ボルト)であるか
ら、当該回動角検出装置は正常である判定し、0V(ボ
ルト)程度の診断信号S0 を出力する。
【0058】次に、第1,第2のホール素子10,11
または演算信号出力回路13に不具合が生じた場合につ
いて説明する。
【0059】第1,第2のホール素子10,11に不具
合が生じた場合には、出力電圧V1,V2 は例えば常時
0V(ボルト)等の一定値に保持される。このため、出
力電圧V1 ,V2 は非正常範囲となって数2の関係を満
たさなくなるから、素子出力判定回路14は、ホール素
子10,11が非正常であると判定し、5V(ボルト)
程度の第1の判定信号S1 を出力する。
【0060】このとき、OR回路17は回路出力判定回
路16からの第2の判定信号S2 に関係なく、素子出力
判定回路14からの第1の判定信号S1 によって、当該
回動角検出装置は非正常である判定し、5V(ボルト)
程度の診断信号S0 を出力する。
【0061】一方、演算信号出力回路13に不具合が生
じた場合には、演算信号V0 は例えば常時0V(ボル
ト)等の一定値に保持される。これに対し、参照信号V
r は回動角θに応じて変化するから、演算信号V0 は非
正常範囲となって演算信号V0と参照信号Vr とは数4
の関係を満たさなくなり、演算信号V0 と参照信号Vr
との差の絶対値は一定値δ以上となる。このため、回路
出力判定回路16は、演算信号出力回路13が非正常で
あると判定し、5V(ボルト)程度の第2の判定信号S
2 を出力する。
【0062】このとき、OR回路17は素子出力判定回
路14からの第1の判定信号S1 に関係なく、回路出力
判定回路16からの第2の判定信号S2 のよって、当該
回動角検出装置は非正常である判定し、5V(ボルト)
程度の診断信号S0 を出力する。
【0063】かくして、本実施の形態によれば、演算信
号出力回路13に素子出力判定回路14、参照信号出力
回路15、回路出力判定回路16、OR回路17を設け
たから、素子出力判定回路14によって第1,第2のホ
ール素子10,11が正常であるか否かを判定し、参照
信号出力回路15、回路出力判定回路16によって演算
信号出力回路13が正常であるか否かを判定できると共
に、素子出力判定回路14からの判定信号S1 と回路出
力判定回路16からの判定信号S2 とを用いてOR回路
17は診断信号S0 を出力することができる。
【0064】このため、OR回路17からの診断信号S
0 に基づき、回動角検出装置が正常であるか否かを検出
することができ、回動角検出装置が非正常となっている
ときに、回動角検出装置からの演算信号V0 を用いて燃
料噴射量等を制御するのを防止することができる。
【0065】また、参照信号出力回路15、回路出力判
定回路16、OR回路17によって回動角検出装置が正
常であるか否かを検出できるから、ホール素子10,1
1、演算信号出力回路13等からなる検出系統を2系統
設ける必要がなく、製造コストを低減することができ
る。
【0066】また、参照信号出力回路15、回路出力判
定回路16によって演算信号出力回路13が正常である
か否かを判定するから、参照信号出力回路15によって
演算信号出力回路13からの演算信号V0 に近似して回
動角θに対してほぼ比例する参照信号Vr を出力するこ
とができ、演算信号V0 と参照信号Vr との差の絶対値
が一定値δを越えるか否かによって演算信号出力回路1
3が正常であるか否かを容易に判定することができる。
【0067】また、参照信号出力回路15は数3に示す
ようにホール素子10,11からの出力信号V1 ,V2
を減算することによって参照信号Vr を演算するから、
演算信号出力回路13によって演算信号V0 を演算する
ときのように、数1に示すような割算を伴う複雑な演算
を行う必要がなく、参照信号出力回路15を簡略な減算
回路等によって構成することができる。
【0068】また、回路出力判定回路16は演算信号V
0 と参照信号Vr との差の絶対値が一定値δを越えるか
否かによって演算信号出力回路13が正常状態であるか
否かを判定するから、回路出力判定回路16を簡単な減
算回路、比較回路等によって構成することができ、回路
構成を簡略化することができる。
【0069】さらに、第1,第2のホール素子10,1
1および演算回路12等は端子ピン9によって接続され
る外部の電源によって駆動されるものである。このと
き、第1,第2のホール素子10,11および演算回路
12を全て共通の電源に接続するものではなく、互いに
異なる第1,第2の電源を設ける構成とするのがよい。
【0070】そして、この場合には、第1,第2のホー
ル素子10,11および演算信号出力回路13は第1の
電源によって駆動し、素子出力判定回路14、参照信号
出力回路15、回路出力判定回路16およびOR回路1
7は第2の電源によって駆動する構成とすることによ
り、下記のような作用効果が得られる。
【0071】即ち、ホール素子10,11等を駆動させ
る第1の電源と素子出力判定回路14等を駆動させる第
2の電源とを別々に設けることによって、例えば端子ピ
ン9の接触不良によって出力電圧V1 ,V2 、演算信号
V0 が出力されないときでも非正常判定の結果としてO
R回路17から5V(ボルト)程度の診断信号S0 を出
力することができ、端子ピン9の接触不良等による不具
合をも検出することができる。
【0072】次に、図7は本発明の第2の実施の形態を
示し、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の
構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。しかし、本実施の形態の特徴は、診断信号出力
手段を抵抗器と切換回路とによって構成したことにあ
る。
【0073】ここで、31は本実施の形態による演算回
路で、該演算回路31は演算信号出力回路13、素子出
力判定回路14、参照信号出力回路15、回路出力判定
回路16と共に、後述の抵抗器32、切換回路33によ
って構成されている。
【0074】32は後述の切換回路33と共に診断信号
出力手段を構成する抵抗器で、該抵抗器32の入力側は
演算信号出力回路13の出力側に接続されると共に、抵
抗器32の出力側は切換回路33の出力側に接続されて
いる。
【0075】33は素子出力判定回路14からの判定信
号S1 と回路出力判定回路16からの判定信号S2 との
NOR演算等を行う切換回路で、該切換回路33の入力
側は素子出力判定回路14と回路出力判定回路16とに
接続され、切換回路33の出力側は抵抗器32の出力側
に接続されている。また、切換回路33は、例えばMO
Sトランジスタ等のNOR回路により構成され、その出
力端はMOSトランジスタのドレイン側の端子に接続さ
れると共に、ソース側の端子はグランドに接続されたオ
ープンドレイン接続となっている。
【0076】そして、切換回路33は素子出力判定回路
14と回路出力判定回路16とのうちいずれか一方から
5V(ボルト)の判定信号S1 ,S2 が出力されたとき
には、当該回動角検出装置に不具合が生じた非正常な状
態であるとしてMOSトランジスタが作動し、出力側の
端子がグランド側に短絡される。これにより、演算信号
出力回路13から出力される演算信号V0 は抵抗器32
によって電圧降下し、切換回路33は、0V(ボルト)
の診断信号S0 を出力すると共に、演算信号V0 が出力
されるのを禁止する。
【0077】一方、切換回路33は素子出力判定回路1
4、回路出力判定回路16のいずれからも0V(ボル
ト)の判定信号S1 ,S2 が出力されたとき、即ち、素
子出力判定回路14、回路出力判定回路16のいずれか
らも電圧が出力されないときには、当該回動角検出装置
は正常な状態であるとしてMOSトランジスタが作動ぜ
ず、出力側の端子がグランドに対して遮断される。これ
により、切換回路33の出力側の端子には演算信号V0
とほぼ同一の電圧が印加されるから、切換回路33は演
算信号V0 が診断信号S0 として出力されるのを許すこ
とになる。
【0078】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態と同様の作用効果が得
られるが、本実施の形態では、診断信号出力手段を抵抗
器32と切換回路33とによって構成したから、回動角
検出装置が正常となるときには、診断信号S0 として演
算信号V0 を出力し、回動角検出装置が非正常となると
きには、診断信号S0 として予め決められた例えば0V
(ボルト)の電圧を出力することができる。これによ
り、1つの出力端子からの電圧によって回動角θを検出
しつつ、回動角検出装置が正常であるか否かを判定する
ことができる。
【0079】なお、前記各実施の形態では参照信号出力
回路15は第1,第2のホール素子10,11からの出
力電圧V1 ,V2 を減算し、参照信号Vr を演算し出力
するものとしたが、例えば第2のホール素子10からの
出力電圧V1 のみを用いて参照信号を出力するものとし
てもよく、参照信号出力回路15は演算信号出力回路1
3と同様に数1に示す演算を行うものとしてもよい。
【0080】また、前記各実施の形態ではホール素子1
0,11によって第1,第2の磁束密度検出手段を構成
するものとしたが、磁気抵抗素子によって磁束密度検出
手段を構成してもよい。
【0081】また、前記各実施の形態では、演算信号出
力回路13等からなる演算回路12をケーシング本体3
内の回路基板8に実装するものとしたが、端子ピン9に
よって接続される外部の回路に設けるものとしてもよ
い。
【0082】また、前記各実施の形態では、3極型の回
動角検出装置について説明したが、本発明はこれに限ら
ず、例えば特開平9−189508号公報に示すよう
に、4極型の回動角検出装置に適用してもよい。
【0083】また、前記各実施の形態では回動角検出装
置をスロットルバルブの開度検出に適用した場合を例に
挙げて説明したが、アクセルペダルの操作量に応じて回
動する回動体を用いることによって、アクセルペダルの
操作量検出に適用してもよく、電動モータ等によって回
動する回動体の回動角検出に適用してもよい。
【0084】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、検出信号判定手段、演算信号判定手段、診断信号
出力手段を備える構成としたから、検出信号判定手段に
よって第1,第2の磁束密度検出手段が正常であるか否
かを判定し、演算信号判定手段によって回動角演算手段
が正常であるか否かを判定できると共に、検出信号判定
手段と演算信号判定手段による判定結果に従って診断信
号出力手段は当該回動角検出装置が正常であるか否かを
示す診断信号を出力することができる。
【0085】このため、診断信号出力手段からの診断信
号に基づき、回動角検出装置が正常であるか否かを検出
し、回動角検出装置が非正常となっているときに、回動
角検出装置からの演算信号を用いて燃料噴射量等を制御
するのを防止することができる。
【0086】また、検出信号判定手段、演算信号判定手
段、診断信号出力手段によって回動角検出装置が正常で
あるか否かを検出できるから、第1,第2の磁束密度検
出手段、回動角演算手段からなる検出系統を2系統設け
る必要がなく、製造コストを低減することができる。
【0087】また、請求項2の発明によれば、参照信号
出力器、判定器によって回動角演算手段が正常であるか
否かを判定するから、参照信号出力器によって回動角演
算手段からの演算信号に近似した参照信号を出力するこ
とができ、演算信号と参照信号との差が一定値を越える
か否かによって回動角演算手段が正常であるか否かを容
易に判定することができる。
【0088】また、請求項3の発明によれば、診断信号
出力手段を検出信号判定手段と演算信号判定手段がいず
れも正常判定を行ったときに回動角演算手段からの演算
信号が外部に出力されるのを許し、これ以外のときには
演算信号の出力を禁止する構成としたから、当該回動角
検出装置に不具合が生じたときに演算信号の出力を禁止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による回動角検出装置を示す
縦断面図である。
【図2】第1の実施の形態による回動角検出装置のマグ
ネット、磁極片等を示す図1中の矢示II−II方向からみ
た横断面図である。
【図3】第1の実施の形態による回動角検出装置のマグ
ネット、ヨーク、ホール素子の配置関係を示す全体構成
図である。
【図4】第1の実施の形態による演算回路等を示すブロ
ック図である。
【図5】第1の実施の形態による第1,第2のホール素
子からの出力電圧と回動角との関係を示す特性線図であ
る。
【図6】第1の実施の形態による演算信号出力回路から
の演算信号、参照信号出力回路からの参照信号と回動角
との関係を示す特性線図である。
【図7】第2の実施の形態による演算回路等を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 スロットルボディ 2 弁軸(回動体) 3 ケーシング本体 4 マグネット 5 第1のヨーク(第1のコア部材) 6 第2のヨーク(第2のコア部材) 10 第1のホール素子(第1の磁束密度検出手段) 11 第2のホール素子(第2の磁束密度検出手段) 13 演算信号出力回路(回動角演算手段) 14 素子出力判定回路(検出信号判定手段) 15 参照信号出力回路(参照信号出力器) 16 回路出力判定回路(判定器) 17 OR回路(診断信号出力手段) 32 抵抗器 33 切換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−189509(JP,A) 特開 平5−157506(JP,A) 特開 平2−298814(JP,A) 特開 平1−150812(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/00 - 7/34 G01D 5/00 - 5/252 G01D 5/39 - 5/62 F02D 45/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシングに回動可能
    に設けられた回動体と、該回動体に設けられ、前記ケー
    シング内で回動体と一体に回動するマグネットと、該マ
    グネットの周囲に互いに離間して配設され、該マグネッ
    トとの対向面積に応じて磁束密度が変化する第1,第2
    のコア部材と、該コア部材内の磁束密度を検出する第
    1,第2の磁束密度検出手段と、該第1,第2の磁束密
    度検出手段から出力される第1,第2の検出信号を用い
    て回動体の回動角を演算する回動角演算手段とからなる
    回動角検出装置において、 前記第1,第2の磁束密度検出手段から出力される第
    1,第2の検出信号が正常範囲にあるか否かを判定する
    検出信号判定手段と、前記回動角演算手段から出力され
    る演算信号が正常範囲にあるか否かを判定する演算信号
    判定手段と、前記検出信号判定手段と演算信号判定手段
    との判定結果に従って正常か否かの診断信号を出力する
    診断信号出力手段とを備えたことを特徴とする回動角検
    出装置。
  2. 【請求項2】 前記演算信号判定手段は、第1,第2の
    磁束密度検出手段のうち少なくともいずれか一方の磁束
    密度検出手段から出力される検出信号を用いて回動角に
    対応した参照信号を出力する参照信号出力器と、該参照
    信号出力器からの参照信号と前記回動角演算手段からの
    演算信号との差が予め決められた一定値の範囲内である
    か否かを判定する判定器とから構成してなる請求項1に
    記載の回動角検出装置。
  3. 【請求項3】 前記診断信号出力手段は、前記検出信号
    判定手段と演算信号判定手段とが共に正常判定を行った
    ときに前記回動角演算手段からの演算信号が外部に出力
    されるのを許し、これ以外のときには前記演算信号の出
    力を禁止する構成としてなる請求項1または2に記載の
    回動角検出装置。
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