JP2000074614A - 回転角度センサ - Google Patents

回転角度センサ

Info

Publication number
JP2000074614A
JP2000074614A JP10245205A JP24520598A JP2000074614A JP 2000074614 A JP2000074614 A JP 2000074614A JP 10245205 A JP10245205 A JP 10245205A JP 24520598 A JP24520598 A JP 24520598A JP 2000074614 A JP2000074614 A JP 2000074614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
substrate
magnet structure
magnetic
angle sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10245205A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoshi Kikuchi
智志 菊池
Hitomi Kada
日登海 加田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP10245205A priority Critical patent/JP2000074614A/ja
Publication of JP2000074614A publication Critical patent/JP2000074614A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】組付工程の短縮化を図ることができるととも
に、組付工程における部品管理を簡素化することのでき
る回転角度センサを提供する。 【解決手段】スロットルセンサ10は第1のハウジング
20、第2のハウジング40、及び第1のハウジング2
0に回転可能に支持されたロータ30を備える。ロータ
30の一部を構成する磁石構造体320は、永久磁石3
22と同永久磁石322に固定された一対のヨーク32
4,326を備える。第2のハウジング40には、第1
のハウジング20の第1空間204内を密閉するカバー
部402と、ホール素子430が実装される基板部41
0とが一体成形される。基板部410に実装されたホー
ル素子430は同基板部410とともにヨーク324,
326の磁極面334,336間に挿入配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回転体の回転角度
を検出するための回転角度センサに係り、詳しくは、例
えば内燃機関の吸気系路内に設けられるスロットルバル
ブの開度を検出するスロットルセンサとして好適な回転
角度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】スロットルセンサ等に用いられる回転角
度センサとしては、例えば特開平7−260412号公
報、特開平7−260413号公報、特開平7−280
509号公報等に記載された「回転位置センサ」が知ら
れている。
【0003】図6はこの種の回転位置センサ900を示
す断面図である。この回転位置センサ900は磁石構造
体910と同磁石構造体910によって発生する磁束の
密度を検出するホール効果装置920とを備えている。
磁石構造体910はハウジング930に回転可能に支持
されたロータ940に固定されており、同ロータ940
と一体となって回転する。ロータ940はスロットルバ
ルブのバルブシャフト(その軸線を「C」で示す)と係
合されており、同バルブシャフトとともに回転する。
【0004】磁石構造体910は断面略C字形状の透磁
性極片950と、この透磁性極片950において対向す
る部分に固定された一対の磁石960,970とにより
構成されている。これら各磁石960,970の対向す
る磁極面960a,970aはバルブシャフトの軸線方
向に対し傾斜して螺旋状に延びる形状を有している。
【0005】ハウジング930には各磁石960,97
0の間に挿入された状態で基板980が固定されてお
り、ホール効果装置920はこの基板980において各
磁石960,970の間に位置する部分の上面に実装さ
れている。
【0006】ハウジング930の開口部932にはカバ
ー934が嵌合されており、磁石構造体910や基板9
80が配設されたハウジング930の内部空間はこのカ
バー934によって密閉されている。
【0007】こうした回転位置センサ900では、ロー
タ940がバルブシャフトとともに回転するとホール効
果装置920の位置における各磁石960,970間の
隙間の大きさが変化して同ホール効果装置920を通過
する磁束の密度が変化するため、この磁束密度の大きさ
からバルブシャフトの回転角度、即ちスロットルバルブ
の開度を検出することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした回
転位置センサ900を製造する際には、ホール効果装置
920が実装された基板980をハウジング930に組
み付け、更にその後にカバー934をハウジング930
に対して組み付ける、といったように2つの組付工程を
順次行う必要があった。また、これら各組付工程を行う
前においては、ハウジング930の他、基板980やカ
バー934が単独の部品として存在しているため、これ
ら部品の管理を行う必要もあった。従って、従来の構成
にあっては、こうした組付工程を短縮化するにしても自
ずと限界があり、また、組付工程における部品管理も煩
雑なものとなっていた。
【0009】この発明はこうした実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は組付工程の短縮化を図ることが
できるとともに、組付工程における部品管理を簡素化す
ることのできる回転角度センサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明は、回転体とともに回転し
同回転体の回転軸方向において所定間隔を隔てて対向す
る一対の対向部を有した磁石構造体と、基板上に実装さ
れ当該基板とともに対向部の間に配設される磁気検出素
子と、磁石構造体及び磁気検出素子が内部に配設される
ハウジングとを備え、磁石構造体により磁気検出素子を
通過する磁束の閉磁路を構成し、回転体とともに磁石構
造体を回転させて磁気検出素子の位置における対向部間
の間隔を変化させることにより、磁気検出素子を通過す
る磁束の密度を変化させ当該磁束密度の大きさに基づい
て回転体の回転角度を検出するようにした回転角度セン
サにおいて、ハウジングを磁石構造体が回転可能に支持
される第1のハウジングと当該第1のハウジングに組み
付けられる第2のハウジングとによって構成し、第2の
ハウジングに第1のハウジング内を密閉するカバー部と
基板とを一体成形するようにしている。
【0011】こうした構成によれば、第1のハウジング
に対して第2のハウジングを組み付ける際に、第1のハ
ウジング内をカバー部によって密閉する作業と、対向部
間に基板を配置して磁気検出素子を所定位置に配置する
作業とを並行して行うことができるようになる。また、
カバー部及び基板を第2のハウジングに一体成形するよ
うにしているため、これら各部を単独の部品として管理
する必要も無くなる。
【0012】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した回転角度センサにおいて、カバー部及び第1のハ
ウジングは回転体の回転軸方向に対し傾斜した状態で互
いに接合される接合面を有するものとしている。
【0013】こうした構成によれば、磁気検出素子を所
定位置に配置すべく基板を対向部間に挿入しながら、カ
バー部の接合面を第1のハウジング側の接合面に接合さ
せて第1のハウジング内を密閉することができるように
なる。
【0014】請求項3に記載した発明は、請求項1に記
載した回転角度センサにおいて、基板は磁気検出素子が
実装される実装面が露出するようにして第2のハウジン
グに一体成形されるものであるとしている。
【0015】こうした構成によれば、基板の実装面に配
線パターンを配設する作業や、同実装面上に磁気検出素
子を実装する作業が容易に行えるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をエンジンの吸気管
内に設けられたスロットルバルブの開度(スロットル開
度)を検出するためのスロットルセンサとして具体化す
るようにした実施形態について説明する。
【0017】図1は本実施形態におけるスロットルセン
サ10の断面図である。このスロットルセンサ10は吸
気管(図示略)に固定される第1のハウジング20と、
第1のハウジング20に組み付けられた第2のハウジン
グ40と、これら各ハウジング20,40により形成さ
れる内部空間内に回転可能(図1にその回転軸Cを示
す)に設けられたロータ30とを備えている。
【0018】第1のハウジング20はPBT(ポリブチ
レンテレフタレート)樹脂等の樹脂材料によって内部空
間を有する形状に形成されており、その内部空間は隔壁
部202によって第1空間204と第2空間206とに
区画されている。この隔壁部202には銅等の金属材料
からなる略円筒状のベアリング208が固定されてい
る。
【0019】ロータ30は、各端部が第1空間204及
び第2空間206にそれぞれ位置するようにしてベアリ
ング208により回転可能に支持されたシャフト302
と、第1空間204内に配設された磁路構成体としての
磁石構造体320と、第2空間206内に配設されたレ
バー308とを備えている。
【0020】シャフト302の一端部には円板部302
aが形成されており、磁石構造体320はこの円板部3
02aに一体回転可能に固定されている。シャフト30
2の他端部には同シャフト302の軸方向における移動
を規制するプレート306が嵌合されており、このプレ
ート306を介してレバー308はシャフト302に一
体回転可能に固定されている。これらシャフト302及
びプレート306はオーステナイト系ステンレス鋼等の
非磁性材料によって形成されている。
【0021】レバー308と隔壁部202との間にはス
プリング12が設けられており、このスプリング12の
付勢力によってレバー308は回転軸Cの周方向に常時
付勢されている。レバー308はスロットルバルブのバ
ルブシャフト(いずれも図示略)に一体回転可能に設け
られた別のレバーと係合されている。この係合により、
スロットルバルブが開弁する方向にバルブシャフトが回
転すると、ロータ30はスプリング12の付勢力に抗し
て回転軸C回りに回転するようになっている。
【0022】磁石構造体320はロータ30の回転軸C
と略同軸上に配置された四角柱状の永久磁石322と、
同永久磁石322に一体回転可能に固定された一対のヨ
ーク324,326と、これら一対のヨーク324,3
26を永久磁石322に固定する連結部304とによっ
て構成されている。永久磁石322は希土類材料、ヨー
ク324,326は例えば、鉄、鋼等の高透磁率材料に
よってそれぞれ形成されている。また、連結部304は
PPS(ポリフェニレンスルフィド)樹脂等の樹脂材料
によって形成されている。
【0023】図2は磁石構造体320の正面図であり、
図3は同磁石構造体320の斜視図である(これら各図
において連結部304の図示は省略してある)。ヨーク
324,326は略扇板状に形成されており、回転軸C
の軸線方向に所定間隔を隔てて対向するように配置され
ている。ヨーク324,326において回転軸Cが通過
する部分には矩形状をなす切欠き324a,326aが
それぞれ形成されている。これら切欠き324a,32
6aには永久磁石322の各端部が嵌合されており、同
永久磁石322の軸方向における両端面322a,32
2bはいずれもヨーク324,326から露出してい
る。このように嵌合された状態で各ヨーク324,32
6と永久磁石322とは連結部304により一体的に固
定されている。
【0024】ヨーク324,326の周縁部分には回転
軸Cの周方向に延び、同回転軸Cの軸線方向に所定間隔
を隔てて対向する円弧状の磁極面334,336がそれ
ぞれ形成されている。図2に示すように、これら磁極面
334,336のうち一方の磁極面334は回転軸Cの
軸線方向に対し傾斜して螺旋状に延びる形状を有してい
る。従って、各磁極面334,336間の隙間Hの大き
さは回転軸Cの周方向において連続的に変化するものと
なっている。
【0025】永久磁石322にて発生する磁束が各ヨー
ク324,326の内部を通過することにより、磁石構
造体320の内部には図1及び図3に二点鎖線で示すよ
うな磁束の閉磁路が形成されるようになる。各磁極面3
34,336間における磁束密度の大きさは、これら磁
極面334,336間の隙間Hの大きさに応じて変化
し、同隙間Hが狭いほど大きくなり、逆に同隙間Hが広
いほど小さくなる。
【0026】図1に示すように、第2のハウジング40
は第1のハウジング20内を密閉するように覆うカバー
部402と、複数のターミナル406が設けられたコネ
クタ部404と、各磁極面334,336の間に位置す
るように延設され、表面にホール素子430等が実装さ
れた矩形板状をなす基板部410とを備えている。これ
らカバー部402,コネクタ部404,基板部410は
第1のハウジング20と同様、PBT樹脂等の樹脂材料
によって一体成形されている。
【0027】図1及び図4に示すように、カバー部40
2の周縁部分には回転軸Cに対し傾斜した接合面408
aを有した環状の接合部408が形成されている。第1
のハウジング20にはこの接合部408と対応するよう
に環状の接合部210が形成されている。この接合部2
10にはその周方向に沿って延びる周溝210aが形成
されており、同周溝210a内にはゴム材料からなるシ
ールリング212が配設されている。このシールリング
212において周溝210aから露出する面は、回転軸
Cに対し傾斜した上記接合面408aが接合される第1
のハウジング20側の接合面212aとなっている。こ
のカバー部402及び第1のハウジング20の接合面4
08a,212aはいずれも回転軸Cに対し傾斜した平
面内に存在している。
【0028】これら両接合部408a,212aが接合
された状態でカバー部402の周縁部分に位置する第1
のハウジング20の一部の周壁214が回転軸C側に向
けて熱かしめされることにより、第1のハウジング20
に第2のハウジング40が組み付けられている。このよ
うに両ハウジング20,40が組み付けられることによ
り第1空間204はカバー部402の内壁面により密閉
された閉空間となっている。
【0029】図1に示すように、基板部410の各磁極
面334,336に挟まれた先端側部分において一方の
磁極面336と対向する位置には凹部412が形成され
ており、この凹部412内には各磁極面334,336
の間に位置するように略直方体状のホール素子430が
実装されている。このホール素子430は同素子430
に印加される磁束の強さ(磁束密度)に応じた信号(ホ
ール電圧)を出力する磁気検出素子である。基板部41
0においてホール素子430が実装される実装面はカバ
ー部402等によって覆われることなく露出している。
【0030】図5に示すように、第2のハウジング40
において基板部410の基端側部分(図1の右側部分)
にはホール素子430が実装される凹部412と隣接す
るようにして別の凹部460が形成されている。この凹
部460内にはホール素子430に対して駆動電流を供
給する駆動回路、同ホール素子430の温度特性を補償
する温度特性補償回路等を構成するIC450が実装さ
れている。このIC450は樹脂パッケージを有してい
なベアチップタイプのICである。これらホール素子4
30、IC450、及びターミナル406は基板部41
0に形成された複数の配線パターン452によって接続
されている。
【0031】上記各凹部412,460内には樹脂ポッ
ティング材が充填硬化されており、ホール素子430及
びIC450はこの樹脂ポッティング材によって覆われ
ている。この樹脂ポッティング材はホール素子430、
IC450、及びその近傍に水分が付着するのを防止す
るとともに、これら各素子430,450を各凹部41
2,460内に確実に固定するためのものである。
【0032】このように構成されたスロットルセンサ1
0において、スロットルバルブの開閉動作に伴いロータ
30が回転軸C回りに回転すると、その回転角度に応じ
てホール素子430を挟む各磁極面334,336間の
隙間Hの大きさが変化し、同ホール素子430を通過す
る磁束の密度が変化する。その結果、ホール素子430
にはこの磁束密度の大きさ、換言すればスロットル開度
に応じたホール電圧が発生する。そして、このホール電
圧はIC450に入力されて温度特性補償等の各種処理
が行われた後、スロットル開度と相関を有する開度信号
(電圧信号)としてターミナル406を介してエンジン
の制御装置に出力される。
【0033】以上説明したように本実施形態に係るスロ
ットルセンサ10では、磁石構造体320等が内装され
るハウジングを第1のハウジング20と第2のハウジン
グ40とに分割し、第2のハウジング40に第1のハウ
ジング20内を密閉するカバー部402と、ホール素子
430等が実装される基板部410とを一体成形するよ
うにしている。
【0034】(1)従って、本実施形態によれば、第2
のハウジング40を第1のハウジング20に組み付ける
際に、第1のハウジング20内をカバー部402によっ
て密閉する作業と、各磁極面334,336間に基板部
410を配置してホール素子430を所定位置に配置す
る作業とを並行して行うことができるようになり、ま
た、これらカバー部402及び基板部410を単独の部
品として管理する必要も無くなる。その結果、組付工程
の短縮化を図ることができるとともに、組付工程におけ
る部品管理を簡素化することができる。
【0035】(2)更に、本実施形態では、カバー部4
02及び第1のハウジング20にロータ30の回転軸
C、即ちスロットルバルブのバルブシャフトの軸線に対
し傾斜した接合面408a,212aを有する接合部4
08,210を形成するようにしている。従って、ホー
ル素子430を所定位置に配置すべく基板部410を各
磁極面334,336間に挿入しながら、カバー部40
2の接合面408aを第1のハウジング20側の接合面
212aに接合させて第1のハウジング20内を密閉す
ることができるようになる。その結果、第2のハウジン
グ40を第1のハウジング20に組み付ける際の作業性
を向上させることができる。
【0036】(3)また、本実施形態では、カバー部4
02及び第1のハウジング20の接合面408a,21
2aをいずれも回転軸Cに対し傾斜した平面内に存在す
るものとしているため、第1のハウジング20の一部の
周壁214を熱かしめして第2のハウジング40を第1
のハウジング20側に押し付けることにより、これら接
合面408a,212a間における面圧を略均一にする
ことができる。従って、この接合部位において高いシー
ル性を確保することができ、第1のハウジング20内を
より確実に封止してスロットルセンサ10の信頼性を向
上させることができるようになる。
【0037】(4)更に、本実施形態では、ハウジング
を第1のハウジング20及び第2のハウジング40に分
割しているものの、第2のハウジング40にカバー部4
02を一体成形し、第1のハウジング20に接触する第
2のハウジング40の部位をこのカバー部402に限定
するようにしている。従って、こうしたハウジングの分
割に伴ってスロットルセンサ10におけるシール部位を
増加させてしまうことがなく、同スロットルセンサ10
内の気密性を低下させてしまうこともない。
【0038】(5)また、本実施形態ではホール素子4
30等が実装される基板部410の実装面をカバー部4
02等によって覆うことなく露出させるようにしてい
る。従って、基板部410の実装面に配線パターン45
2を形成する作業や、同実装面上にホール素子430や
IC450を実装する作業が容易に行えるようになり、
その作業性を向上させることができる。
【0039】(6)また更に、本実施形態では、基板部
410を第2のハウジング40と一体成形するようにし
ているため、基板をハウジングに組み付ける際の組付誤
差が存在せず、この組付誤差により各磁極面334,3
36間におけるホール素子430の位置がずれてしまう
ことがない。従って、こうしたホール素子430の位置
ずれに起因したセンサ特性のばらつきをなくすことがで
きる。
【0040】以上本発明を具体化した実施形態について
説明したが、この実施形態は以下のように構成を変更し
て実施することもできる。 ・上記実施形態では第1のハウジング20の一部の周壁
214を熱かしめすることにより、両ハウジング20,
40を組み付けるようにしたが、例えばボルト等を用い
て締め付け固定するようにしたり、或いはこれらハウジ
ング20,40に爪部及び係合凹部をそれぞれ形成し、
これら爪部及び凹部を係合させることによって両ハウジ
ング20,40を組み付けるようにしてもよい。
【0041】・上記実施形態では両ハウジング20,4
0の接合面408a,412aを回転軸Cに対して傾斜
した一つの平面内に存在するものとしたが、これら接合
面408a,412aを回転軸Cに対して垂直な平面で
あってもよい。また、接合面408a,412aは複数
の平面や曲面によって構成されるものであってもよい。
【0042】・上記実施形態では磁気検出素子としてホ
ール素子430を用いるようにしたが、例えば磁気抵抗
素子を用いることもできる。 ・上記実施形態では本発明をスロットルバルブのバルブ
シャフトの回転位置からスロットル開度を検出するスロ
ットルセンサに適用するようにしたが、例えば、アクセ
ルペダルの踏込量を検出するアクセルセンサや、ステリ
ングシャフトの回転角度を検出するセンサに適用するこ
ともできる。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、第1
のハウジングに対して第2のハウジングを組み付ける際
に、第1のハウジング内をカバー部によって密閉する作
業と、対向部間に基板を配置して磁気検出素子を所定位
置に配置する作業とを並行して行うことができるように
なる。また、カバー部及び基板を第2のハウジングに一
体成形するようにしているため、これら各部を単独の部
品として管理する必要も無くなる。その結果、組付工程
の短縮化を図ることができるとともに、組付工程の部品
管理を簡素化することができる。
【0044】請求項2に記載した発明によれば、請求項
1に記載した発明の効果に加えて、磁気検出素子を所定
位置に配置すべく基板を対向部間に挿入しながら、カバ
ー部の接合面を第1のハウジング側の接合面に接合させ
て第1のハウジング内を密閉することができるようにな
るため、第2のハウジングを第1のハウジングに組み付
ける際の作業性を向上させることができる。
【0045】請求項3に記載した発明によれば、請求項
1又は2に記載した発明の効果に加えて、基板の実装面
に配線パターンを配設する作業や、同実装面上に磁気検
出素子を実装する作業が容易に行えるようになり、その
作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットルセンサの断面図。
【図2】磁石構造体の正面図。
【図3】磁石構造体の斜視図。
【図4】ハウジングの組付状態を示す斜視図。
【図5】基板部を拡大して示す断面図。
【図6】従来の回転位置センサの断面図。
【符号の説明】
10…スロットルセンサ、12…スプリング、20…第
1のハウジング、40…第2のハウジング、30…ロー
タ、202…隔壁部、204…第1空間、206…第2
空間、208…ベアリング、210…接合部、210a
…周溝、212…シールリング、212a…接合面、3
02…シャフト、302a…円板部、304…連結部、
306…プレート、308…レバー、320…磁石構造
体、322…永久磁石、322a,322b…端面、3
24,326…ヨーク、324a,326a…切欠き、
334,336…磁極面、402…カバー部、404…
コネクタ部、406…ターミナル、408…接合部、4
08a…接合面、410…基板部、430…ホール素
子、412…凹部、450…IC、460…凹部、H…
隙間、C…回転軸。
フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA35 BA06 CB01 CC01 DB07 GA53 GA61 GA79 GA80 ZA01 2F077 AA46 AA49 JJ01 JJ08 JJ09 JJ21 UU03 VV02 VV10 VV11 VV31 3G065 CA00 HA22 3G084 DA00 FA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体とともに回転し同回転体の回転軸
    方向において所定間隔を隔てて対向する一対の対向部を
    有した磁石構造体と、基板上に実装され当該基板ととも
    に前記対向部の間に配設される磁気検出素子と、前記磁
    石構造体及び前記磁気検出素子が内部に配設されるハウ
    ジングとを備え、前記磁石構造体により前記磁気検出素
    子を通過する磁束の閉磁路を構成し、前記回転体ととも
    に前記磁石構造体を回転させて前記磁気検出素子の位置
    における前記対向部間の間隔を変化させることにより、
    前記磁気検出素子を通過する磁束の密度を変化させ当該
    磁束密度の大きさに基づいて前記回転体の回転角度を検
    出するようにした回転角度センサにおいて、 前記ハウジングを前記磁石構造体が回転可能に支持され
    る第1のハウジングと当該第1のハウジングに組み付け
    られる第2のハウジングとによって構成し、前記第2の
    ハウジングに前記第1のハウジング内を密閉するカバー
    部と前記基板とを一体成形したことを特徴とする回転角
    度センサ。
  2. 【請求項2】 前記カバー部及び第1のハウジングは前
    記回転体の回転軸方向に対し傾斜した状態で互いに接合
    される接合面を有することを特徴とする請求項1に記載
    した回転角度センサ。
  3. 【請求項3】 前記基板は前記磁気検出素子が実装され
    る実装面が露出するようにして前記第2のハウジングに
    一体成形されるものであることを特徴とする請求項1又
    は2に記載した回転角度センサ。
JP10245205A 1998-08-31 1998-08-31 回転角度センサ Withdrawn JP2000074614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10245205A JP2000074614A (ja) 1998-08-31 1998-08-31 回転角度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10245205A JP2000074614A (ja) 1998-08-31 1998-08-31 回転角度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000074614A true JP2000074614A (ja) 2000-03-14

Family

ID=17130196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10245205A Withdrawn JP2000074614A (ja) 1998-08-31 1998-08-31 回転角度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000074614A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1167916A2 (de) * 2000-06-27 2002-01-02 Dr. Johannes Heidenhain GmbH Gehäuse für Winkelmesseinrichtung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1167916A2 (de) * 2000-06-27 2002-01-02 Dr. Johannes Heidenhain GmbH Gehäuse für Winkelmesseinrichtung
EP1167916A3 (de) * 2000-06-27 2003-10-22 Dr. Johannes Heidenhain GmbH Gehäuse für Winkelmesseinrichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6753629B2 (en) Brushless DC motor
US7946555B2 (en) Rotational angle sensors and throttle devices
EP1739295B1 (en) Noncontact rotation angle sensor, manufacturing method for the same, and throttle valve control device for internal combustion engine having the same
US7036791B2 (en) Method for the contactless detection of the position of a butterfly valve shaft of a butterfly valve connecting piece and butterfly valve connecting piece
KR100424375B1 (ko) 비접촉식 회전 위치 센서 및 비접촉식 회전 위치 센서를갖는 스로틀 밸브 조립체
US6701892B2 (en) Throttle valve control apparatus of internal combustion engine and automobile using the same
US20080087858A1 (en) Inductive Rotation Angle Sensor and Motor-Driven Airflow Control Device Using the Same
US7859252B2 (en) Rotational angle detecting devices
US6448762B1 (en) Rotation-angle-detection device having magnetic sensor fixed to cover with detection direction transverse to cover longitudinal direction
JPH11264711A (ja) 回動角検出装置
JP2000097606A (ja) 回動角検出装置
JP3539299B2 (ja) 回転角検出装置
JP2008128646A (ja) 回転角センサ及びスロットル装置
JP4879711B2 (ja) 回転角センサ及びスロットル装置
JP4900009B2 (ja) 回転角度検出装置
JP2000074614A (ja) 回転角度センサ
JP2004245703A (ja) 回転角検出装置
JP4862733B2 (ja) 回転角度検出装置
JP2004332635A (ja) スロットル制御装置
JP2000074613A (ja) 回転角度センサ
JP3474096B2 (ja) 回動角検出装置
JP2005091275A (ja) 回転角センサ
JP4385789B2 (ja) 回転検出装置
JP2005106779A (ja) 回転角センサ
JP2000074615A (ja) 回転角度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050802

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061213