JP3474063B2 - 生分解性樹脂組成物 - Google Patents

生分解性樹脂組成物

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JP3474063B2 JP21249196A JP21249196A JP3474063B2 JP 3474063 B2 JP3474063 B2 JP 3474063B2 JP 21249196 A JP21249196 A JP 21249196A JP 21249196 A JP21249196 A JP 21249196A JP 3474063 B2 JP3474063 B2 JP 3474063B2
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仁美 三浦
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  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟性及び生分解
性に優れ、フィルム、容器、繊維等、広範囲な用途に好
適に用いられる生分解性ポリエステル組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保全に対する社会的要求の高
まりに伴い、微生物等により分解され得る生分解性ポリ
マーが注目されている。上記生分解性ポリマーの具体例
としては、ポリヒドロキシブチレート、ポリカプロラク
トン、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート等の溶融成
形可能な脂肪族ポリエステルが挙げられる。
【0003】しかし、ポリヒドロキシブチレートのよう
な微生物生産性の生分解性ポリマーは極めて高コストで
あり、又、ポリカプロラクトン、ポリ乳酸、ポリブチレ
ンサクシネート等のような化学合成手法を用いて得られ
る生分解性ポリマーもオレフィン系樹脂のような汎用樹
脂に比較すると尚2〜3倍の高コストであり、これらコ
スト面の問題点が生分解性ポリマーの汎用性を阻害して
いるのが現状である。
【0004】上記問題点に対応するため、生分解性ポリ
マーに安価な有機系増量剤(例えば、澱粉類)もしくは
無機系増量剤(例えば、タルクや炭酸カルシウム等の無
機充填剤)をブレンドして生分解性ポリマーの低コスト
化を図る試みが種々検討されている。
【0005】例えば、特開平5−32822号公報で
は、「澱粉などの多糖類90〜10重量%と末端にイオ
ン性基を有する変性エチレン−ビニルアルコール共重合
体10〜90重量%とからなる易崩壊性樹脂組成物」が
提案されており、又、特開平4−353537号公報で
は、「エチレン含量が20〜60モル%、酢酸ビニル単
位の鹸化度が90モル%以下の組成を有しかつ融点が1
50℃以下であるエチレン−酢酸ビニル共重合体部分鹸
化物と、澱粉系高分子とからなる生分解性樹脂組成物」
が提案されており、さらに、特開平4−248851号
公報では、「脂肪族ポリエステル樹脂20〜80重量%
と植物性蛋白質及び/又は澱粉80〜20重量%からな
る微生物分解性組成物」が提案されている。
【0006】しかし、上記一連の提案による生分解性組
成物は、バインダー樹脂として用いられるエチレン−酢
酸ビニル系樹脂や脂肪族ポリエステル樹脂と澱粉類との
相溶性が乏しいため、成形性や物性、特に柔軟性が劣
り、実用性に欠けるという問題点がある。
【0007】又、特開平7−102114号公報では、
「セルロースエステル、澱粉類及び可塑剤を含む生分解
性組成物であって、該生分解性組成物中の可塑剤の含有
率が30〜70重量%、かつセルロースエステルと澱粉
類の重量比率が99:1〜20:80であることを特徴
とする生分解性組成物」が提案されている。
【0008】しかし、上記提案による生分解性組成物
は、バインダー樹脂として用いられるセルロースエステ
ルと澱粉類との相溶性は良好であるものの可塑剤を大量
に含有しているため、剛性が乏しいという欠点があると
共に、フィルム用や容器用として用いる場合、可塑剤の
溶出(ブリージング)の懸念があり、実用的な用途が限
定されるという問題点がある。
【0009】さらに、特開平7−70367号公報で
は、「少なくとも1つのヒドロキシカルボン酸塩を含有
することを特徴とする、少なくとも1つの熱可塑性澱粉
と少なくとも1つの熱可塑性脂肪族ポリエステルを含む
生分解性成形組成物」が提案されている。
【0010】しかし、上記提案による生分解性組成物
は、熱可塑性澱粉、即ち糊化澱粉、を使用しているた
め、成形時に於ける脂肪族ポリエステルの加水分解によ
る物性低下や成形品の加熱による劣化等が懸念され、実
用的でない。
【0011】以上のように、優れた柔軟性、剛性、生分
解性等を有すると共に、比較的安価でフィルム、容器、
繊維等広範囲な用途に好適に用いられる生分解性組成物
は実用化されていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するため、優れた柔軟性と生分解性を有す
ると共に、比較的安価で広範囲な用途に好適に用いられ
る生分解性ポリエステル組成物を提供することを課題と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明(以
下、「第1発明」という。)による生分解性ポリエステ
ル組成物は、下記(a)成分100重量部に対し、
(b)成分10〜260重量部及び(c)成分0.5〜
10重量部を混合し、反応させて成ることを特徴とす
る。 (a)成分:200℃における溶融粘度が1000〜1
50000ポアズである脂肪族ポリエステル (b)成分:生分解性有機系微粒子 (c)成分:多官能イソシアネート化合物
【0014】上記直鎖状脂肪族ポリエステルの具体例と
しては、特に限定されるものではないが、多価アルコー
ルと脂肪族ジカルボン酸とを縮合重合して得られるポリ
エチレンアジペート、ポリプロピレンアジペート、ポリ
ブチレンアジペート、ポリヘキシルアジペート、ポリブ
チレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペ
ート等やカプロラクトンを開環重合して得られるポリカ
プロラクトン等が挙げられ、これらの1種もしくは2種
以上が好適に用いられる。
【0015】上記側鎖状脂肪族ポリエステルの具体例と
しては、特に限定されるものではないが、ポリ乳酸、ポ
リ−3−ヒドロキシブチレート、ポリ−3−ヒドロキシ
バリレート、ポリ−3−ヒドロキシカプロエート、ポリ
−3−ヒドロキシヘプタノエート、ポリ−3−ヒドロキ
シオクタノエート、ポリ−3−ヒドロキシナノエート、
ポリ−3−ヒドロキシデカノエート、ポリ−3−ヒドロ
キシドデカノエート、ポリ−3−メチル−5−ヒドロキ
シバリレーサレート、ポリ−3,3’−ジメチルプロピ
レンアジペート等が挙げられ、これらの1種もしくは2
種以上が好適に用いられるが、なかでも炭素数1〜9の
アルキル基を置換基とするものが生分解性に優れるの
で、より好適に用いられる。
【0016】上記(a)成分の脂肪族ポリエステルと
は、芳香族環を含有しないモノマーのみを用いて合成さ
れた直鎖状脂肪族ポリエステルもしくは側鎖状脂肪族ポ
リエステルを意味し、その化学構造は特に限定されるも
のではない。
【0017】上記脂肪族ポリエステルの合成方法として
は、特に限定されるものではないが、例えば、多価アル
コールと脂肪族ジカルボン酸との縮合重合、ヒドロキシ
基含有カルボン酸の重合、カプロラクトンの開環重合、
微生物による産生等従来公知の方法が挙げられ、これら
のいずれの方法も好適に採用される。
【0018】上記多価アルコールの具体例としては、特
に限定されるものではないが、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ポリブチレング
リコール、ブタンジオール1,4、ヘキサンジオール
1,6等が挙げられ、上記脂肪族ジカルボン酸の具体例
としては、特に限定されるものではないが、アジピン
酸、琥珀酸、無水琥珀酸等が挙げられる。
【0019】第1発明においては、上記脂肪族ポリエス
テルの200℃における溶融粘度が1000〜1500
00ポアズであることが必要である。尚、ここで言う溶
融粘度とは下記の方法で測定された溶融粘度である。 〔溶融粘度測定方法〕 測定装置:平行円板型レオメータRMS(東洋精機社
製) 測定条件:温度200℃、ひずみ20%、振動数1ra
d/秒
【0020】上記脂肪族ポリエステルの200℃におけ
る溶融粘度が1000ポアズ未満であると、得られる生
分解性ポリエステル組成物の機械的強度が不十分とな
り、逆に150000ポアズを超えると、得られる生分
解性ポリエステル組成物の加熱溶融時の流動性が乏しく
なって成形作業性が低下する。
【0021】上記(b)成分の生分解性有機系微粒子と
しては、特に限定されるものではないが、澱粉類、木
粉、セルロース、キチン、キトサン、コラーゲン、ケラ
チン、フィブロイン等が挙げられ、これらの1種もしく
は2種以上が好適に用いられるが、なかでも生分解速度
の大きい澱粉類がより好適に用いられる。
【0022】上記生分解性有機系微粒子の粒径は、特に
限定されるものではないが、50μm以下であることが
好ましい。生分解性有機系微粒子の粒径が50μmを超
えると、生分解性ポリエステル組成物から最終的に得ら
れる成形体の機械的強度が不十分となることがある。
【0023】上記(c)成分の多官能イソシアネート化
合物の具体例としては、特に限定されるものではない
が、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−ト
リメチルヘキサメチレンジイソシアネート、3−イソシ
アネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシ
ルイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’
−ジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート類、
2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレン
ジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート
と2,6−トリレンジイソシアネートとの混合イソシア
ネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、水素化ジフェニルメタンジイソシアネート、ジフェ
ニルメチルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレ
ンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート等の芳香族ジイソシアネート類、トリメチロ
ールプロパンとトルイレンジイソシアネートとのアダク
ト体、トリメチロールプロパンと1,6−ヘキサメチレ
ンジイソシアネートとのアダクト体等のトリイソシアネ
ート類等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が
好適に用いられるが、なかでもジイソシアネート類の1
種もしくは2種以上がより好適に用いられる。
【0024】上記多官能イソシアネート化合物のなかで
も、生分解性ポリエステル組成物の柔軟性の向上を重視
する場合には、電子吸引性である芳香環がイソシアネー
ト基に隣接した構造を有するジフェニルメタンジイソシ
アネートのような芳香族ジイソシアネート類がより好適
に用いられ、又、生分解性ポリエステル組成物の生分解
性向上を重視する場合には、分子鎖中に芳香環を含有し
ないヘキサメチレンジイソシアネートのような脂肪族ジ
イソシアネート類がより好適に用いられる。
【0025】第1発明の生分解性ポリエステル組成物に
おいては、上記(a)成分の脂肪族ポリエステル100
重量部に対し、上記(b)成分の生分解性有機系微粒子
10〜260重量部、好ましくは50〜150重量部,
及び、上記(c)成分の多官能イソシアネート化合物
0.5〜10重量部、好ましくは3〜6重量部を混合
し、反応させて成ることが必要である。
【0026】(a)成分の脂肪族ポリエステル100重
量部に対する(b)成分の生分解性有機系微粒子の添加
量が10重量部未満であると、十分な低コスト化効果を
得られず、逆に260重量部を超えると、生分解性ポリ
エステル組成物から最終的に得られる成形体の柔軟性が
乏しくなる。
【0027】又、(a)成分の脂肪族ポリエステル10
0重量部に対する(c)成分の多官能イソシアネート化
合物の添加量が0.5重量部未満であると、脂肪族ポリ
エステルの鎖延長による柔軟性向上効果を十分に得られ
ず、逆に10重量部を超えると、過剰のイソシアネート
基が分子間の架橋を惹起してゲル分率の増加を招き、生
分解性ポリエステル組成物の柔軟性が乏しくなる。
【0028】請求項2記載の発明(以下、「第2発明」
という。)による生分解性ポリエステル組成物は、下記
(d)成分100重量部に対し、(e)成分が1〜70
重量部となり、(d)成分及び(e)成分の合計量10
0重量部に対し(f)成分が10〜260重量部、
(g)成分が0.5〜25重量部となるように混合し、
反応させてなることを特徴とする。 (d)成分:200℃における溶融粘度が1000〜1
50000ポアズである脂肪族ポリエステル (e)成分:数平均分子量が500〜5000である脂
肪族ポリエステル (f)成分:生分解性有機系微粒子 (g)成分:多官能イソシアネート化合物
【0029】第2発明は、上記範囲の溶融粘度によって
規定される高分子量成分(d)、及び、上記範囲の数平
均分子量によって規定される低分子量成分(e)を組合
せて用いることにより、得られる生分解性樹脂組成物に
さらに優れた柔軟性を付与するものである。
【0030】上記(d)成分の脂肪族ポリエステルとし
ては、第1発明の(a)成分と同様のものが挙げられ
る。
【0031】上記(e)成分の脂肪族ポリエステルとし
ては、数平均分子量が500〜5000であること以外
は、上記(d)成分と同様である。尚、ここで言う数平
均分子量とは下記の方法で測定された数平均分子量であ
る。 〔数平均分子量測定方法〕 測定装置:昭和電工社製カラム「shodex K−8
02,K−803,K−804」によるGPC測定 測定条件:移動相クロロホルム、流量1ml/分
【0032】上記(e)成分である脂肪族ポリエステル
の数平均分子量が500未満であると、得られる生分解
性樹脂組成物の機械的強度が不十分となり、逆に500
0を超えると、得られる生分解性樹脂組成物の弾性率が
高くなり、最終的に得られる成形体の柔軟性が低下す
る。
【0033】さらに、上記(e)成分としてはカプロラ
クトンのオリゴマーを用いることが好ましい。上記カプ
ロラクトンのオリゴマーとは、カプロラクトンを開環重
合して得られる数平均分子量が500〜5000である
ポリカプロラクトンを意味する。(e)成分としてカプ
ロラクトンのオリゴマーを用いることにより、低い弾性
率と高い柔軟性を併せ持つ生分解性樹脂組成物を得るこ
とが出来る。
【0034】上記(f)成分の生分解性有機系微粒子と
しては、第1発明の(b)成分と同様のものが、上記
(g)成分の多官能イソシアネート化合物としては、第
1発明の(c)成分と同様のものが挙げられる。
【0035】第2発明の生分解性ポリエステル組成物に
おいては、上記(d)成分100重量部に対し、(e)
成分が1〜70重量部となり、(d)成分及び(e)成
分の合計量100重量部に対し(f)成分が10〜26
0重量部、より好ましくは3〜15重量部、(g)成分
が0.5〜25重量部、より好ましくは3〜15重量部
となるように混合し、反応させて成ることが必要であ
る。
【0036】第2発明による生分解性樹脂組成物におい
て、(d)成分100重量部に対する(e)成分の含有
量が1重量部未満であると、得られる生分解性樹脂組成
物の弾性率が高くなって、最終的に得られる成形体の柔
軟性が低下し、逆に70重量部を超えると、鎖延長され
ない(e)成分の残存量が多くなって、最終的に得られ
る成形体の破断伸度が十分に向上しないと共に、成形体
表面に(e)成分がブリードアウトしがちとなり、良好
な成形体を得ることが困難となる。
【0037】又、(d)成分及び(e)成分の脂肪族ポ
リエステルの合計量100重量部に対する(f)成分の
生分解性有機系微粒子の添加量が10重量部未満である
と、十分な低コスト化効果を得られず、逆に260重量
部を超えると、生分解性ポリエステル組成物から最終的
に得られる成形体の柔軟性が乏しくなる。
【0038】(d)成分及び(e)成分の脂肪族ポリエ
ステルの合計量100重量部に対する(g)成分の多官
能イソシアネート化合物の添加量が0.5重量部未満で
あると、脂肪族ポリエステルの鎖延長による柔軟性向上
効果を十分に得られず、逆に25重量部を超えると、過
剰のイソシアネート基が分子間の架橋を惹起してゲル分
率の増加を招き、生分解性ポリエステル組成物の柔軟性
が乏しくなる。また、(g)成分の多官能イソシアネー
ト化合物が多い程、脂肪族ポリエステルの鎖延長反応が
促進され分子量が多くなるため、(g)成分を10重量
部以上用いるときは、(d)成分の脂肪族ポリエステル
として溶融粘度が100000以下のものを用いること
が好ましい。
【0039】第1発明及び第2発明による生分解性ポリ
エステル組成物の製造方法は、特別なものではなく、脂
肪族ポリエステル、生分解性有機系微粒子、多官能イソ
シアネート化合物の各所定量を、一軸押出機、二軸押出
機、バンバリーミキサー、混練ロール、ブラベンダー、
プラストグラフ、ニーダー等の公知の混合装置を用い
て、100〜300℃程度の温度で3〜15分間程度、
常法により混合すれば良い。
【0040】上記製造において、多官能イソシアネート
化合物(c)成分又は(g)成分は、(a)成分と
(b)成分、又は(d)成分、(e)成分と(f)成分
を予め混合した後に添加しても良く、同時に混合しても
良い。
【0041】さらに、上述した第1発明及び第2発明に
よる生分解性ポリエステル組成物において、生分解性有
機系微粒子として澱粉類を用いることによって、より一
層良好な生分解性と柔軟性を得ることが出来る。
【0042】上記澱粉類の具体例としては、特に限定さ
れるものではないが、とうもろこし、小麦、馬鈴薯、
米、タピオカ、甘薯等から得られる生澱粉、α澱粉等の
物理的に変性された澱粉、酸化澱粉、エステル化澱粉、
エーテル化澱粉、架橋澱粉等の化学的に変性された澱
粉、デキストリンやアミロース等の酵素変性澱粉等が挙
げられ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いら
れる。又、上記澱粉類の形状は、特に限定されるもので
はなく、塊茎状であっても良いし顆粒状であっても良
い。
【0043】又、上記澱粉類は、脂肪族ポリエステルと
の混合時における加水分解を防止するために、80℃、
2時間程度の条件で予め乾燥したものを用いることが好
ましい。
【0044】第2発明による生分解性ポリエステル組成
物において、前記脂肪族ポリエステル100重量部に対
する上記澱粉類の添加量が10〜260重量部の範囲で
多くなるにしたがって、得られる生分解性ポリエステル
組成物の生分解速度が大きくなる。
【0045】第1発明及び第2発明による生分解性ポリ
エステル組成物には、本発明の課題達成を阻害しない範
囲で必要に応じて、増量剤、着色剤、補強剤、ワックス
類等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が含有されて
いても良い。
【0046】上記増量剤の具体例としては、特に限定さ
れるものではないが、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、炭酸バリウム、水酸化マグネシウム、水酸
化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウ
ム、珪藻土、長石粉、マイカ、クレー、シリカ、アルミ
ナ、ガラス粉、ステンレス、アルミニウム、銅、磁鉄等
の無機質粉末や木粉、セルロース、キチン、キトサン、
コラーゲン、ケラチン、フィブロイン等の有機質粉末等
が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用
いられる。
【0047】第1発明及び第2発明による生分解性ポリ
エステル組成物は、成形加工後、未延伸の状態で使用す
ることも出来るし、一軸延伸や二軸延伸等の後加工を行
った状態で使用することも勿論出来る。
【0048】
【作用】第1発明による生分解性ポリエステル組成物
は、特定の溶融粘度を有する脂肪族ポリエステル100
重量部に対し、特定量の生分解性有機系微粒子が混合さ
れており、且つ、上記脂肪族ポリエステルが特定量の多
官能イソシアネート化合物により鎖延長されているの
で、優れた柔軟性と生分解性を発揮すると共に、比較的
安価である。
【0049】第2発明による生分解性樹脂組成物は、特
定の溶融粘度を有する脂肪族ポリエステルの特定量に対
し特定の数平均分子量を有する脂肪族ポリエステルの特
定量が混合されており、且つ、上記脂肪族ポリエステル
の合計の特定量に対し多官能イソシアネート化合物の特
定量が混合され、上記脂肪族ポリエステルが鎖延長及び
/又は共鎖延長されているので、優れた柔軟性と生分解
性を発揮する。
【0050】又、上記第2発明による生分解性樹脂組成
物において、特定の数平均分子量を有する脂肪族ポリエ
ステルとしてカプロラクトンのオリゴマーを用いること
により、一段と優れた柔軟性と生分解性を発揮する。
【0051】さらに、上記生分解性有機系微粒子として
澱粉類を用いることにより、一段と優れた生分解性と優
れた柔軟性を発揮する。
【0052】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではない。尚、実施例中の「部」は「重量
部」を意味し、「溶融粘度」は「200℃における溶融
粘度」を意味し、「分子量」は「数平均分子量」を意味
する。
【0053】(実施例1) (1)生分解性ポリエステル組成物の製造 ラボプラストミル(東洋精機社製)中に、(a)成分と
して溶融粘度が5000ポアズであるポリカプロラクト
ン(商品名「プラクセルH7」、ダイセル化学工業社
製)100部及び(b)成分としてコーンスターチデン
プン(平均粒径30μm)50部を投入し、180℃で
4分間混合した後、(c)成分として4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート(東京化成社製)6部を添
加し、180℃でさらに10分間混合して、生分解性ポ
リエステル組成物を得た。
【0054】(2)成形体の作製 油圧プレス機(東洋精機社製)を用いて、上記で得られ
た生分解性ポリエステル組成物を0.4mm厚のシート
状に成形し、未延伸のシート状成形体を得た。
【0055】(3)評価 上記で得られた成形体の性能(伸度、生分解度)を
以下の方法で評価した。その結果は表1に示すとおりで
あった。尚、評価は特に記載の無いかぎり23℃−65
%RHの恒温恒湿室内で行った。
【0056】伸度 シート状成形体(0.4mm厚)を1号ダンベルで打ち
抜いて測定用試料を準備した。次いで、テンシロン(O
RIENTEC社製)を用いて、引張速度200mm/
分で、得られた試料の引張試験を行って、伸度(%)を
求めた。
【0057】生分解度 5mm角程度に小さく裁断されたシート状成形体(0.
4mm厚)を液体窒素中に投入して成形体のガラス転移
温度以下に冷却した後、ドライアイス片数個と共に、パ
ーソナルミルSCM−40A粉砕機(SIBATA社
製)で粉砕し、平均粒径0.8mmの測定用粉体を準備
した。
【0058】JIS K−6950「プラスチック−活
性汚泥による好気的生分解度試験方法」に準拠し、生分
解性評価装置としてクーロメータOM3001A型(大
倉電気社製)及び活性汚泥として活性汚泥Aを用いて、
得られた粉体の生分解度試験を行い、次式により、28
日後の生分解度(%)を求めた。 DB =〔(S−B)/ThOD〕×100 DB :プラスチック又は対照物質の28日後の生分解度
(%) S:生物試験用培養液又は対照物質用培養液の28日後
のBOD値(mg) B:生物空試験用培養液のBOD値(mg) ThOD:プラスチック又は対照物質を完全に酸化する
のに必要とする酸素消費量の計算値(理論酸素要求量,
mg)
【0059】(実施例2)生分解性ポリエステル組成物
の製造において、コーンスターチデンプン(平均粒径3
0μm)の添加量を100部としたこと以外は実施例1
と同様にして生分解性ポリエステル組成物を得た。
【0060】(実施例3)生分解性ポリエステル組成物
の製造において、(a)成分として溶融粘度が1000
0ポアズであるポリブチレンサクシネートアジペート
(商品名「ビオノーレ#3010」、昭和高分子社製)
100部を用いたこと以外は実施例1と同様にして生分
解性ポリエステル組成物を得た。
【0061】(実施例4)生分解性ポリエステル組成物
の製造において、コーンスターチデンプン(平均粒径3
0μm)の添加量を100部としたこと以外は実施例3
と同様にして生分解性ポリエステル組成物を得た。
【0062】(比較例1)生分解性ポリエステル組成物
の製造において、コーンスターチデンプン(平均粒径3
0μm)の添加量を100部とし、(c)成分である多
官能イソシアネート化合物(4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート)を添加しなかったこと以外は実施
例1と同様にして生分解性ポリエステル組成物を得た。
【0063】(比較例2)生分解性ポリエステル組成物
の製造において、コーンスターチデンプン(平均粒径3
0μm)の添加量を100部とし、(c)成分である多
官能イソシアネート化合物(4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート)を添加しなかったこと以外は実施
例3と同様にして生分解性ポリエステル組成物を得た。
【0064】実施例2〜4及び比較例1〜2で得られた
5種類の生分解性ポリエステル組成物を用い、実施例1
と同様にして5種類の未延伸のシート状成形体(0.4
mm厚)を作製した。次いで、得られた5種類の成形体
の性能を実施例1と同様にして評価した。その結果は表
1に示すとおりであった。
【0065】
【表1】
【0066】(実施例5) (1)生分解性ポリエステル組成物の製造 ラボプラストミル(東洋精機社製)中に、(d)成分と
して溶融粘度が5000ポアズであるポリカプロラクト
ン(商品名「プラクセルH7」、ダイセル化学工業社
製)100部及び(f)成分としてコーンスターチデン
プン(平均粒径30μm)60部を投入し、180℃で
4分間混合した後、(e)成分として溶融粘度が200
0ポアズであるポリカプロラクトン20重量部を投入し
て180℃で2分間混合した後、さらに、(g)成分と
して4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(東
京化成社製)6部を添加し、180℃でさらに14分間
混合して、生分解性ポリエステル組成物を得た。
【0067】(実施例6)生分解性樹脂組成物の製造に
おいて、(d)成分として溶融粘度が6,400ポアズ
であるポリブチレンサクシネート100部を用いたこと
以外は実施例5と同様にして生分解性樹脂組成物を得
た。
【0068】(実施例7)生分解性樹脂組成物の製造に
おいて、(d)成分として溶融粘度が10000ポアズ
であるポリブチレンサクシネートアジペート100部を
用いたこと以外は実施例5と同様にして生分解性樹脂組
成物を得た。
【0069】(実施例8)生分解性樹脂組成物の製造に
おいて、(f)成分であるコーンスターチデンプンの量
を120部としたこと以外は実施例5と同様にして生分
解性樹脂組成物を得た。
【0070】(実施例9)生分解性樹脂組成物の製造に
おいて、(f)成分であるコーンスターチデンプンの量
を120部としたこと以外は実施例6と同様にして生分
解性樹脂組成物を得た。
【0071】(実施例10)生分解性樹脂組成物の製造
において、(f)成分であるコーンスターチデンプンの
量を240部としたこと以外は実施例5と同様にして生
分解性樹脂組成物を得た。
【0072】(実施例11)生分解性樹脂組成物の製造
において、(f)成分であるコーンスターチデンプンの
量を240部としたこと以外は実施例6と同様にして生
分解性樹脂組成物を得た。
【0073】(実施例12)生分解性樹脂組成物の製造
において、(e)成分である分子量が2000であるポ
リカプロラクトンの量を11部とし、(f)成分である
コーンスターチデンプンの量を120部とし、(g)成
分である4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
の量を2.04部としたこと以外は実施例5と同様にし
て生分解性樹脂組成物を得た。
【0074】(実施例13)生分解性樹脂組成物の製造
において、(e)成分である分子量が2000であるポ
リカプロラクトンの量を67部とし、(f)成分である
コーンスターチデンプンの量を120部とし、(g)成
分である4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
の量を6.96部としたこと以外は実施例5と同様にし
て生分解性樹脂組成物を得た。
【0075】(実施例14)生分解性樹脂組成物の製造
において、(d)成分として溶融粘度が100000ポ
アズであるポリカプロラクトン100部及び(e)成分
としてポリカプロラクトン(分子量2000)20部を
用い、(g)成分である4,4’−ジフェニルメタンジ
イソシアネートの量を2.4部としたこと以外は実施例
5と同様にして生分解性樹脂組成物を得た。
【0076】(比較例3)生分解性樹脂組成物の製造に
おいて、(e)成分及び(g)成分を含有させることな
く、(d)成分として溶融粘度が5000ポアズである
ポリカプロラクトン100部及び(f)成分としてコー
ンスターチデンプン100部を用い、180℃で5分間
混合したこと以外は実施例8と同様にして生分解性樹脂
組成物を得た。
【0077】(比較例4)生分解性樹脂組成物の製造に
おいて、(d)成分として溶融粘度が10000ポアズ
であるポリブチレンサクシネートアジペート100部及
び(f)成分としてコーンスターチデンプン100部を
用いたこと以外は比較例3と同様にして生分解性樹脂組
成物を得た。
【0078】(比較例5)生分解性樹脂組成物の製造に
おいて、(f)成分であるコーンスターチデンプンの量
を200部としたこと以外は比較例3と同様にして生分
解性樹脂組成物を得た。
【0079】(比較例6)生分解性樹脂組成物の製造に
おいて、(f)成分であるコーンスターチデンプンの量
を200部としたこと以外は比較例4と同様にして生分
解性樹脂組成物を得た。
【0080】(比較例7)生分解性樹脂組成物の製造に
おいて、(f)成分であるコーンスターチデンプンの量
を360部としたこと以外は実施例8と同様にして生分
解性樹脂組成物を得た。
【0081】(比較例8)生分解性樹脂組成物の製造に
おいて、(g)成分である4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネートの量を0.36部としたこと以外は実
施例8と同様にして生分解性樹脂組成物を得た。
【0082】(比較例9)生分解性樹脂組成物の製造に
おいて、(g)成分である4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネートの量を36部としたこと以外は実施例
8と同様にして生分解性樹脂組成物を得た。実施例1と
同様にシート状成形体の作成をしたところ、気泡が多く
含まれており、良好な成形体は得られなかった。
【0083】(比較例10)生分解性樹脂組成物の製造
において、(g)成分である4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネートを用いなかったこと以外は実施例8
と同様にして生分解性樹脂組成物を得た。実施例1と同
様にシート状成形体の作成をしたところ、べたついてお
り、良好な成形体は得られなかった。
【0084】(比較例11)生分解性樹脂組成物の製造
において、(d)成分として溶融粘度が200000ポ
アズであるポリカプロラクトン100部を用いたこと以
外は実施例8と同様にして生分解性樹脂組成物を得た。
得られた生分解性樹脂組成物を用い、実施例5と同様に
して厚み0.4mmのシート状成形体の作製を試みた
が、生分解性樹脂組成物の流動性が悪く、均一な厚みの
成形体を得ることが出来なかった。
【0085】実施例5〜14で得られた9種類の生分解
性樹脂組成物を用い、実施例1と同様にして10種類の
未延伸のシート状成形体(0.4mm厚)を作製した。
次いで、得られた10種類の成形体の性能を実施例1と
同様にして評価した。その結果は表2に示すとおりであ
った。
【0086】
【表2】
【0087】又、比較例3〜11で得られた9種類の生
分解性樹脂組成物を用い、実施例1と同様にして未延伸
のシート状成形体(0.4mm厚)の作製を試みた。比
較例9、10の組成物からは良好な成形体が得られなか
った。比較例11の組成物は均一な厚みに成形すること
が出来なかった。次いで、得られた成形体の性能を実施
例1と同様にして評価した。その結果は表3に示すとお
りであった。
【0088】
【表3】
【0089】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による生分解
性ポリエステル組成物は、優れた柔軟性と生分解性を有
すると共に、比較的安価であるので、フィルム、容器、
繊維等広範囲な用途に好適に用いられるものである。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a)成分100重量部に対し、
    (b)成分10〜260重量部及び(c)成分0.5〜
    10重量部を混合し、反応させて成ることを特徴とする
    生分解性樹脂組成物。 (a)成分:200℃における溶融粘度が1000〜1
    50000ポアズである脂肪族ポリエステル (b)成分:生分解性有機系微粒子 (c)成分:多官能イソシアネート化合物
  2. 【請求項2】 下記(d)成分100重量部に対し、
    (e)成分が1〜70重量部となり、(d)成分及び
    (e)成分の合計量100重量部に対し(f)成分が1
    0〜260重量部、(g)成分が0.5〜25重量部と
    なるように混合し、反応させてなることを特徴とする生
    分解性樹脂組成物。 (d)成分:200℃における溶融粘度が1000〜1
    50000ポアズである脂肪族ポリエステル (e)成分:数平均分子量が500〜5000である脂
    肪族ポリエステル (f)成分:生分解性有機系微粒子 (g)成分:多官能イソシアネート化合物
  3. 【請求項3】 (e)成分(数平均分子量が500〜5
    000である脂肪族ポリエステル)がカプロラクトンの
    オリゴマーであることを特徴とする請求項2記載の生分
    解性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 生分解性有機系微粒子が澱粉類であるこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の生分
    解性ポリエステル組成物。
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