JP3473138B2 - マトリックス型表示装置、これを含む電子装置及び駆動方法 - Google Patents

マトリックス型表示装置、これを含む電子装置及び駆動方法

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JP3473138B2
JP3473138B2 JP29239694A JP29239694A JP3473138B2 JP 3473138 B2 JP3473138 B2 JP 3473138B2 JP 29239694 A JP29239694 A JP 29239694A JP 29239694 A JP29239694 A JP 29239694A JP 3473138 B2 JP3473138 B2 JP 3473138B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマトリックス型表示装
置、これを含む電子装置及び駆動方法に関し、特に文字
表示及びアイコン表示が可能なマトリックス型表示装
置、これを含む電子装置及び駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、単純マトリックス型表示装置
として、RAM内蔵型のマトリックス型表示装置が知ら
れている。このRAM内蔵型マトリックス型装置では、
CPU等により一画面分の表示データが内蔵RAMに転
送され、この内蔵RAMから1走査ライン分の表示デー
タを順次読み出し、これにより表示動作が行われる。こ
のため、静止画面のように画面の表示変化がない場合に
は、CPU側からの表示データの転送が必要なくなり、
内蔵RAMからの表示データにより表示動作を行うこと
ができるため、低消費電力動作が可能となる。
【0003】更に、上記RAM内蔵型マトリックス型表
示装置の1つとして、文字パターン発生器付きのマトリ
ックス型表示装置が知られている。このマトリックス型
表示装置では、CPU等により一画面分の文字コードが
内蔵RAMに転送され、この文字コードを文字パターン
発生器によりドットイメージの表示データに変換し、こ
れにより表示動作が行われる。このマトリックス型表示
装置は、低消費電力動作が可能であり、表示動作の制御
が簡易であることから、携帯電話、電子手帳等の携帯型
電子装置における表示装置として多く使用されている。
【0004】さて、このような文字パターン発生器付き
マトリックス型表示装置には、文字以外の表示、即ちイ
ンジケータ、シンボル等のアイコンを表示する機能が要
求されている。このようなアイコン表示が可能となる
と、例えば携帯電話においては、バッテリー残量や電波
強度を表すインジケータを表示したり、電話を表すマー
ク等のシンボルを表示することが可能となるからであ
る。
【0005】図13には、アイコン表示が可能な従来の
文字パターン発生器付きマトリックス型表示装置の構成
の一例が示される。このマトリックス型表示装置は、マ
トリックスパネル116、走査電極駆動回路110、信
号電極駆動回路111、表示信号転送回路126、表示
信号発生回路140を含む。ここで、マトリックスパネ
ル116は、表示画素がマトリックス状に配置されると
ともに複数の信号電極及び走査電極が交差して配置さ
れ、ドット数がn×(m+1)ドットとなっている。そ
して、このマトリックスパネル116上には、文字表示
領域142(信号電極S1〜Snと走査電極C1〜Cm
との交差領域)、アイコン表示領域144(信号電極S
1〜Snと走査電極CSとの交差領域)が設けらる。こ
れにより、例えば1文字を5×7ドットとした場合に
は、(n/5)×(m/7)個の文字と、n個のアイコ
ンを表示することが可能となる。表示信号発生回路14
0は、1画面分の表示コードを記憶する表示コードメモ
リ114と、この表示コードに対応するドットイメージ
の文字パターンを発生する文字パターン発生回路113
と、ドットイメージのアイコンパターンを記憶するアイ
コン表示メモリ115と、文字パターン発生回路113
及びアイコン表示メモリ115の出力をマルチプレクサ
して表示信号123を出力するマルチプレクサ112と
を含む。また、表示信号転送回路126は、この表示信
号123を信号電極駆動回路111に転送するものであ
り、信号電極駆動回路111、走査電極駆動回路110
は、各々、信号電極、走査電極を駆動する信号を生成す
るものである。
【0006】次に、本従来例の動作について説明する。
文字については以下のような動作により表示される。ま
ず、CPU等により、表示したい文字の文字コードが所
望のアドレス配置で表示コードメモリ114に書き込ま
れる。この書き込まれた表示コードメモリ114は、画
面の表示変化がない限り書き換えられることはなく、こ
れにより低消費電力化が図れる。次に、読み出し信号1
18により表示コードメモリ114から文字コード信号
120が読み出され、文字パターン発生回路113へ送
られる。文字パターン発生回路113は、文字コード信
号120に基づいて文字パターン表示信号121を発生
し、この文字パターン表示信号121は、マルチプレク
サ112及び表示信号転送回路126を介して信号電極
駆動回路111に送られる。一方、インジケータ、シン
ボル等のアイコンについては以下のような動作により表
示される。まず、CPU等により、表示したいアイコン
のドットイメージのパターンがアイコン表示メモリ11
5に書き込まれる。次に、読み出し信号118によりア
イコン表示メモリ115からアイコンパターン表示信号
122が読み出され、そのアイコンパターン表示信号1
22は、マルチプレクサ112及び表示信号転送回路1
26を介して信号電極駆動回路111に送られる。
【0007】ここで、マルチプレクサ112は、セレク
ト信号119に基づいて文字パターン表示信号121あ
るいはアイコンパターン表示信号122のいずれかの選
択を行う。これにより、表示信号123は、文字パター
ン表示信号121及びアイコンパターン表示信号122
がマルチプレクサされた信号となる。即ち、マルチプレ
クサ112を介して文字パターン表示信号121及びア
イコンパターン表示信号122は、表示信号123とし
て、1水平期間内に時系列的に表示信号転送回路126
に送られる。表示信号転送回路126は、表示信号12
3を蓄積し、かつ1画素行分のデータを一斉に信号電極
駆動回路111へ転送する。この転送は1水平期間毎に
行われる。信号電極駆動回路111は、転送された表示
信号に応じた液晶駆動電圧を信号電極S1〜Snへ出力
する。一方、走査電極駆動回路110は走査制御信号1
17により1水平期間毎に順次走査電極C1〜Cm、C
Sを走査する。すなわち走査電極C1が走査される前
に、表示信号転送回路126は、走査電極C1用の表示
信号123を入力し蓄積する。次に、走査電極C1が走
査された際に、その蓄積された表示信号に応じた液晶駆
動電圧を信号電極S1〜Snに出力し1画素行の表示を
行う。この1水平期間中、走査電極C1の次の走査電極
であるC2用の表示信号123が表示信号転送回路12
6に送られている。なお、走査電極CSはアイコン表示
のためにだけ使用されるため、走査電極CS用の表示信
号123にはアイコン用の表示信号122のみが含ま
れ、文字パターン用の表示信号121は含まれない。こ
の様にして順次走査された走査電極と、表示信号に応じ
た駆動電圧が印加された信号電極とによって、マトリッ
クス型表示装置の表示動作が行われることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明した従来例には次のような問題点があった。
【0009】まず、第1に、上記従来例では、表示信号
発生回路140における処理が複雑となり、また、処理
時間も多くかかるという問題があった。即ち、従来例に
おいては、外部のCPU等は、文字については文字コー
ドで表示コードメモリ114にデータを書き込み、一
方、アイコンについてはドットイメージでアイコン表示
メモリ115にデータを書き込む必要がある。従って、
CPUは、文字コードとドットイメージのデータとが混
合されたデータを取り扱わなければならなく、このため
処理が複雑になり、CPUにかかる負担が大きくなると
いう問題が生じた。更に、例えばCPUからのデータバ
スが8ビットのデータバスであった場合を考える。この
場合、1つの文字は8ビットの文字コードにより指定で
きるため、1つの文字(例えば5×7ドット)を表示す
るのに、CPUからのデータ転送は1回で済む。これに
対して、アイコンはドットイメージでデータを転送しな
ければならないので、例えば5×7ドットのアイコンを
表示しようとすると、4〜5回のデータ転送を行わなけ
ればない。このため、処理時間が多くかかるという問題
があった。
【0010】第2に、上記従来例では、走査電極・信号
電極の配置の制限により、アイコン表示領域をマトリッ
クスパネル116上に自由に配置できないという問題が
あった。即ち、従来例において、例えば文字表示領域1
42の右側にアイコン表示領域を設けようとすると、ア
イコン用の走査電極CSを引き回し、この引き回した走
査電極CSと信号電極Snとの交差領域でアイコンを表
示する必要がある(図12参照)。この場合、信号電極
と走査電極とは同一基板上に形成されるため、これらの
電極を交差させることはできない。このため、走査電極
CSの引き回しパターンが非常に複雑となり、また、引
き回し距離が長くなるという問題があった。引き回しパ
ターンが複雑になると、マトリックスパネル116の設
計が困難となり、また、引き回し距離が長くなると寄生
抵抗が大きなり表示品質が低下する。更に、この従来例
では、文字表示領域142内にアイコン表示を行うこと
はほとんど不可能であった。
【0011】この場合、例えば、マトリックスパネル1
16上に、アイコン表示用の信号電極SSを別に設ける
手法も考えられる。この手法によれば、この信号電極S
Sと走査電極C1〜Cm及びCsとの交差領域にアイコ
ンを表示することが可能となる。しかし、このように信
号電極SSを設けると、マルチプレクサ112から表示
信号転送回路124へのデータ転送処理も複雑となると
いう問題が生じる。即ち、通常、文字パターン発生回路
113は、1文字分の表示信号(5ビット)を同時に出
力する。ところが、アイコン表示用の信号電極SSを新
たに設けると、走査電極C1〜Cm上のドットに表示信
号を送る場合には、マルチプレクサ112は、1水平期
間内に5ビットの文字用表示信号を(n/5)回繰り返
し出力した後に、1ビットのアイコン用表示信号を1回
出力するというようにマルチプレクサ処理を行わなけれ
ばならない。一方、走査電極CS上のドットに表示信号
を送る場合には、マルチプレクサ112は、1ビットの
アイコン用表示信号を(n+1)回出力するというよう
にマルチプレクサ処理を行わなければならない。このよ
うに、従来例の構成にアイコン表示用の信号電極SSを
新たに付加する構成とすると、マルチプレクサ112に
おけるマルチプレクサ処理が、走査線毎に異なったもの
となり、処理が非常に複雑になるという問題が生じる。
【0012】更に、上記従来例では、文字表示領域、ア
イコン表示領域の配置は固定されており、このマトリッ
クス型表示装置を用いて携帯電話等の設計を行うユーザ
ーが、自由に文字表示領域、アイコン表示領域の配置を
変えることができないという問題もあった。
【0013】第3に、上記従来例には、文字パターンの
点灯率に依存する表示品質の劣化、即ちシャドウ現象
(クロストーク)が発生するという問題があった。この
問題は、上記従来例の構成のものに限らず、文字表示発
生器付きマトリックス型表示装置において一般的に生じ
る問題である。
【0014】本発明は、以上述べたような課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、表示信号発生回路における処理を簡易化し、外部か
らデータを書き込むCPU等の処理の負担を軽減するこ
とにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、文字表示領
域、アイコン表示領域を、マトリックスパネル上で自由
に配置できるマトリックス型表示装置を提供することに
ある。更に、本発明の他の目的は、点灯率に依存する表
示品質の劣化、即ちシャドウ現象(クロストーク)の問
題を解決することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために本発明は、表示画素がマトリックス状に配置
されるとともに複数の信号電極及び走査電極が交差して
配置されるマトリックスパネルと、該マトリックスパネ
ルの信号電極に駆動電圧を印加する信号電極駆動手段
と、該マトリックスパネルの走査電極に駆動電圧を印加
する走査電極駆動手段と、文字パターン表示用及びアイ
コンパターン表示用の表示信号を発生する手段と、該表
示信号を前記信号電極駆動手段に転送する手段とを含む
マトリックス型表示装置であって、前記表示信号発生手
段が、少なくとも1画面分の表示コードを記憶する手段
であって、文字パターンを指定する文字用の表示コード
とアイコンパターンを指定するアイコン用の表示コード
とが所望のアドレス配置で記憶される表示コード記憶手
段と、該表示コード記憶手段に記憶される表示コードに
対応したドットイメージの画像のパターンを発生する手
段と、該画像パターンをドットライン毎の表示信号とし
て出力する手段とを含むことを特徴とする。
【0017】本発明によれば、文字用の表示コード及び
アイコン用の表示コードを所望のアドレス配置で記憶す
ることができ、この記憶された表示コードにしたがって
画像パターンを発生し、マトリックスパネル上へ表示動
作が行うことが可能となる。これにより、従来例に必要
であったアイコン専用のメモリが必要なくなる。また、
本発明によれば、文字用及びアイコン用の表示コードを
表示コードメモリに書き込むだけで文字及びアイコンの
両方をマトリックスパネル上の所望の領域に表示するこ
とができる。また、本発明によれば、文字及びアイコン
のデータを同種のデータとして取り扱い同一のメモリ空
間で管理しているため、出力される表示データのフォー
マットを同一にすることが可能となる。更に、本発明に
よれば、文字のみならずアイコンについても点滅表示が
可能となる。
【0018】また、本発明は、表示画素がマトリックス
状に配置されるとともに複数の信号電極及び走査電極が
交差して配置されるマトリックスパネルと、該マトリッ
クスパネルの信号電極に駆動電圧を印加する信号電極駆
動手段と、該マトリックスパネルの走査電極に駆動電圧
を印加する走査電極駆動手段と、文字パターン表示用及
びアイコンパターン表示用の表示信号を発生する手段
と、該表示信号を前記信号電極駆動手段に転送する手段
とを含むマトリックス型表示装置であって、前記転送手
段が、表示信号の取り込み信号を発生する手段と、前記
表示信号発生手段からドットライン毎に出力される前記
表示信号を前記取り込み信号により1水平期間中に時分
割に格納する表示信号格納手段と、該表示信号格納手段
に接続され、該表示信号格納手段に格納された表示信号
を1水平期間毎に取り込むと共に取り込んだ表示信号を
前記信号電極駆動手段に対して転送するラインメモリ手
段とを含み、前記表示信号格納手段が、文字パターン表
示用の表示信号を取り込む第1の表示信号格納手段とア
イコンパターン表示用の表示信号を取り込む第2の表示
信号格納手段とを含み、前記取り込み信号発生手段が、
前記取り込み信号の発生タイミングを制御する手段を含
むことを特徴とする。
【0019】本発明によれば、第1の表示信号格納手段
に文字用の表示信号を格納することで第1の表示信号格
納手段に接続される信号電極上に文字表示を行うことが
でき、第2の表示信号格納手段にアイコン用の表示信号
を格納することで第2の表示信号格納手段に接続される
信号電極上にアイコン表示を行うことが可能となる。そ
して、この場合、取り込み信号の発生タイミングを制御
することで、表示信号格納手段へ格納される表示信号の
種類を任意に制御することができ、マトリックスパネル
上の任意の領域への文字及びアイコンの表示が可能とな
る。
【0020】この場合、本発明では、前記発生タイミン
グ制御手段の制御により、少なくとも2つの別の位置に
配置される前記第2の表示信号格納手段に対して1水平
期間内の所定期間において同時に前記取り込み信号を発
生させてもよい。
【0021】このようにすることで、マトリックスパネ
ル上の異なる位置に同一のアイコンを表示する、もしく
は同一のタイミングで異なるアイコンを表示することが
可能となる。
【0022】更に、本発明では、前記発生タイミング制
御手段が、前記第1、第2の表示信号格納手段の各々に
対応して配置され前記表示信号の取り込み信号を前記第
1、第2の表示信号格納手段に対して順次出力する複数
のデコーダ手段と、該デコーダ手段に選択信号を出力
し、該選択信号に基づいて該複数のデコーダ手段の選択
を行い、これにより前記取り込み信号の発生タイミング
を制御するデコーダ選択手段とを含むようにしてもよ
い。
【0023】このようにすることで、デコーダ選択手段
から出力される選択信号に基づいてデコーダ手段の選択
を行い、この選択により取り込み信号の発生タイミング
を任意に制御できる。そして、例えばデコーダ選択手段
をROM、RAM、EEPROM等で構成した場合に
は、これらのROM、RAM等に記憶されるプログラム
データを変更することで、取り込み信号の発生タイミン
グを制御できる。これにより、マトリックスパネル上の
任意の領域への文字及びアイコンの表示が可能となる。
【0024】また、本発明は、表示画素がマトリックス
状に配置されるとともに複数の信号電極及び走査電極が
交差して配置されるマトリックスパネルと、該マトリッ
クスパネルの信号電極に駆動電圧を印加する信号電極駆
動手段と、該マトリックスパネルの走査電極に駆動電圧
を印加する走査電極駆動手段と、文字パターン表示用及
びアイコンパターン表示用の表示信号を発生する手段
と、該表示信号を前記信号電極駆動手段に転送する手段
を含むマトリックス型表示装置であって、前記マトリッ
クスパネル上の文字表示領域に文字が表示された場合に
おける点灯率が低い信号電極と、前記マトリックスパネ
ル上のアイコン表示領域に配置される走査電極との交差
領域にアイコン表示を行う手段を含むことを特徴とす
る。本発明によれば、点灯率が低い信号電極とアイコン
表示領域に配置される走査電極との交差領域にアイコン
表示が行われる。これにより、点灯率が低い信号電極の
点灯率を高くし、該信号電極に付加される寄生容量を大
きくすることが可能となる。
【0025】また、本発明は、表示画素がマトリックス
状に配置されるとともに複数の信号電極及び走査電極が
交差して配置されるマトリックスパネルと、該マトリッ
クスパネルの信号電極に駆動電圧を印加する信号電極駆
動手段と、該マトリックスパネルの走査電極に駆動電圧
を印加する走査電極駆動手段と、文字パターン表示用及
びアイコンパターン表示用の表示信号を発生する手段
と、該表示信号を前記信号電極駆動手段に転送する手段
を含むマトリックス型表示装置であって、前記マトリッ
クスパネル上の文字表示領域に文字が表示された場合に
おける点灯確率が低い走査電極と、前記マトリックスパ
ネル上のアイコン表示領域に配置される信号電極との交
差領域にアイコン表示を行う手段を含むことを特徴とす
る。
【0026】本発明によれば、点灯率が低い走査電極と
アイコン表示領域に配置される信号電極との交差領域に
アイコン表示が行われる。これにより、点灯率が低い走
査電極の点灯率を高くし、該走査電極に付加される寄生
容量を大きくすることが可能となる。
【0027】
【実施例】本発明の実施例を以下順を追って説明する。
【0028】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例の構成の一例を示す図である。本第1の実施例に係
るマトリックス型表示装置は、表示信号発生回路74、
表示信号転送回路76、信号電極駆動回路78、走査電
極駆動回路80、及びマトリックスパネル82を含む。
ここで、信号電極駆動回路78及び走査電極駆動回路8
0は、各々、マトリックスパネル82上の信号電極、走
査電極に駆動電圧を印加するものである。本実施例で
は、マトリックスパネル82上に、アイコン用の電極と
して、アイコン用の走査電極CSのみならず、アイコン
用の信号電極SS1〜SS5も設けられている。また、
表示信号転送回路76は、表示信号発生回路74から出
力される表示信号2を信号電極駆動回路78に転送する
ものである。
【0029】表示信号発生回路74は、表示コードメモ
リ30、パターン発生回路28、マルチプレクサ27を
含み、パターン発生回路28は、CGROM(Characte
r Generator ROM)22、CGRAM(Character Gener
ator RAM)23、デコーダ回路26を含む。表示コード
メモリ30には、1画面分の表示コードが所望のアドレ
ス配置で記憶されている。そして、表示コードには文字
用の表示コード及びアイコン用の表示コードが含まれて
おり、この点が文字用の表示コードのみが記憶されてい
る従来例の表示コードメモリと異なる。なお、表示コー
ドメモリ30に例えば2画面分以上の表示コードを記憶
させ、これらの複数画面を交互に表示させる構成として
もよい。パターン発生回路28は、表示コードメモリ3
0に記憶される表示コードに対応したドットイメージの
画像パターンを発生し、これをドットライン毎の表示信
号2としてマルチプレクサ27を介して表示信号転送回
路76に出力する。このように本実施例の表示信号発生
回路74では、アイコンについても文字と同様に取り扱
っており、このため従来例に存在するアイコン表示メモ
リは本実施例では設けられていない。
【0030】次に、本第1の実施例の動作について説明
する。まず、外部のCPU等により、表示したい文字及
びアイコンの表示コードが表示コードメモリ30に書き
込まれる。この場合、どのような配置で文字あるいはア
イコンを表示するかはユーザーの任意となる。次に、読
み出し信号21により表示コードメモリ30から表示コ
ード信号20が出力される。この表示コード信号20
は、パターン発生回路28を構成するCGROM22及
びCGRAM23の共通の読み出しアドレス信号とな
る。即ち、CGROM22とCGRAM23は共通のメ
モリ空間にある。また、表示データはこれらのCGRO
M22、CGRAM23にビットイメージで記憶されて
いる。そして、CGROM22には文字フォントデータ
が、CGRAM23には文字フォントデータ及びアイコ
ン表示データがビットイメージで記憶されている。な
お、本実施例では、CGRAM23に対しも外部のCP
U等からデータ書き込みを行うことができ、これにより
ユーザが所望する文字フォントデータやアイコン表示デ
ータを書き込むことができる。CGROM22及びCG
RAM23は、表示コード信号20の指定に基づいて表
示パターン信号24、25を出力し、この出力はマルチ
プレクサ27に入力される。マルチプレクサ27は、デ
コーダ回路26から出力されるセレクト信号29によ
り、表示パターン信号24、25のいずれかを選択し、
これを表示信号2として出力する。
【0031】この場合、セレクト信号29は、デコーダ
回路26が表示コード信号20をデコードすることによ
り生成されるものである。例えばパターン発生回路28
の発生できるパターンの総数を256種とし、その内C
GROM22、CGRAM23が記憶する文字表示用パ
ターン数を、各々240種、8種とする。また、CGR
AM23が記憶するアイコン表示用パターン数を8種と
する。即ち、この場合には、パターン発生回路28のア
ドレス空間は、例えばヘキサ表示で(00)H番地〜
(EF)H番地がCGROMとなり、(F0)H番地〜
(F7)H番地が文字表示用CGRAMとなり、(F
8)H番地〜(FE)H番地がアイコン表示用CGRA
Mとなる。すると、デコーダ回路26は、アドレスが
(00)H番地〜(EF)H番地の場合にはCGROM
22を、それ以外のときはCGRAM23を選択するよ
うにセレクト信号29の生成を行う。
【0032】さて、本実施例と従来例との相違点を更に
詳しく説明すると以下の通りとなる。まず、第1に、本
実施例では、従来例にあったアイコン専用のメモリ(あ
るいはレジスタ)であるアイコン表示メモリ115を省
略できる。これは、本実施例では、パターン発生回路2
8内のCGRAM23にアイコン表示を管理させている
からである。このため、従来例では文字パターン、アイ
コンパターンを別々のメモリ空間で管理し、これらを別
々のデータとして取り扱っていたが、本実施例では、こ
れらを同一の取り扱いとすることができる。
【0033】第2に、従来例では、外部のCPU等は、
表示コードメモリ114に対しては文字コードでデータ
を書き込み、アイコン表示メモリ115に対してはドッ
トイメージでデータを書き込む必要があった。これに対
して、本実施例では、表示コードメモリ30に対して表
示コードでデータを書き込むだけで、文字及びアイコン
の両方の表示動作を行うことができる。このため、CP
Uは複雑な書き込み動作を行う必要がなくなり、CPU
の負担が軽減される。更に、アイコンについては1回の
書き込み動作で例えば5×7ドット分のデータを一斉に
書き込むことができるため、書き込みに必要な時間につ
いても軽減することができる。
【0034】第3に、本実施例では、パターン発生回路
28において文字及びアイコンのデータを同種のデータ
として取り扱い同一のメモリ空間で管理しているため、
パターン発生回路28から出力される文字用及びアイコ
ン用の表示パターン信号のフォーマットが同一となる。
これにより、マルチプレクサ27におけるマルチプレク
サ処理も簡易となり、更に、マルチプレクサ27の出力
である表示信号2も、表示信号が文字用のものであるか
アイコン用のものであるかにかかわらず常に同一のフォ
ーマットとなる。この結果、表示信号転送回路76の構
成として、例えば後述する第2の実施例のような構成の
ものを採用することが容易となる。
【0035】第4に、従来例において例えばアイコンを
点滅表示等しようとすると、点灯時におけるドットイメ
ージのアイコンパターンと消灯時におけるドットイメー
ジのアイコンパターンとをCPU等により交互に書き換
えなければならなかった。これに対して、本実施例で
は、点灯時のアイコンパターンを指定する表示コードと
消灯時のアイコンパターンを指定する表示コードとを交
互に入れ替えるだけで、アイコンの点滅表示等を行うこ
とができる。
【0036】図2に本実施例の表示コードメモリ30に
おける表示コードの配置例を示す。表示コードメモリ3
0は、マトリックスパネルの1画面に対応したフレーム
メモリであり、そのアドレス空間はマトリックスパネル
の表示位置に1対1に対応している。そして、その各ア
ドレス位置には1文字分あるいは1アイコン分の表示コ
ードが記憶されている。例えば、図2においては、まず
1行目には(n/5)個の文字用の表示コードと1個の
アイコン用の表示コードとが記憶されており、2行目、
3行目・・・(m/7)行目も同様となっている。な
お、最終行はアイコン用の表示コードのみが記憶されて
いる。本実施例では、このように表示コードを配置する
だけで、マトリックスパネル上にこの配置と同様のイメ
ージで文字及びアイコンを表示することができる。そし
て、この文字及びアイコンの配置についても、ユーザー
の選択により任意の配置とすることができる。
【0037】(第2の実施例)図3は本発明の第2の実
施例の構成を示す図である。本第2の実施例は、表示信
号転送回路72の具体的構成の一例を示す実施例であ
り、表示信号発生回路70等その他の回路の構成は上記
第1の実施例と同様となっている。
【0038】表示信号転送回路72は、ラインメモリ1
6-1〜16-n/5、16ーa、16ーbから成るラインメモリ
16、第1のラッチ回路17-1〜17ーn/5及び第2のラ
ッチ回路17-a、17ーbから成るラッチ回路17、デコ
ーダ回路10-1〜10-n/5、10ーa、10ーbから成るデ
コーダ回路10並びにデコーダ選択手段31を含んでい
る。なお、図3では、1文字が5×7ドットである場合
について示され、走査電極駆動回路については省略され
ている。
【0039】信号電極駆動回路15-1〜15-n/5、15
ーa、15ーbから成る信号電極駆動回路15には、文字パ
ターン用の信号電極S1〜Snと、アイコン表示用の信
号電極SS1〜SS5が接続されている。文字を構成す
る信号電極群S1〜S5、S6〜S10・・・・Snー4
〜Snは5ビット構成となっており、アイコン表示用の
信号電極群SS1〜SS5も文字パターン表示用と同様
に5ビット構成となっている。また、アイコン表示用の
信号電極は文字パターン表示用の信号電極を挟み両側に
配列されている。ここでS1〜S5等の1つの群を1文
字群とする。
【0040】信号電極駆動回路15には、ラインメモリ
16が接続され、ラインメモリ16は、ラッチ回路17
から取り込んだ表示信号を1水平期間毎に信号電極駆動
回路15に転送する。また、ラッチ回路17の各々に
は、1文字群毎に時系列に表示信号2が入力される。こ
の場合、第1のラッチ回路17ー1〜17ーn/5には、文字
パターン表示用の表示信号が入力され、第2のラッチ回
路17-a、17ーbには、アイコンパターン表示用の表示
信号が入力される。また、これらのラッチ回路17に
は、デコーダ回路10の出力であるラッチ信号5ー1〜5
-n/5、5ーa、5ーb(以下これらをラッチ信号5と呼ぶ)
が入力される。そして、これらのラッチ信号5により、
ラッチ回路17は、時系列に入力される表示信号2を取
り込むことになる。この場合、デコーダ回路10からの
ラッチ信号5の発生タイミングは、デコーダ選択手段3
1の出力であるデコーダ選択信号3及びデコーダイネー
ブル信号4により決定される。
【0041】図4には、信号電極駆動回路15-a、ライ
ンメモリ16-a、第2のラッチ回路17-a、デコーダ回
路10ーaから成る回路(信号電極SS1〜SS5に対
応)について、詳細な回路構成の一例が示される。信号
電極駆動回路15、ラインメモリ16、ラッチ回路1
7、デコーダ回路10の中の他の信号電極に対応する回
路も同様の回路構成となる。図4に示すように、信号電
極駆動回路15-aは、複数(5ドット分)の駆動用電源
選択回路200、論理回路202、レベルシフト回路2
04を含んでいる。そして、ラインメモリ16-aの出力
と、FRS信号と、駆動用電源V0、V2、V3、V5
とが入力され、信号電極SS1〜SS5への駆動信号を
出力する。ラインメモリ16-aは、複数のラッチ回路2
06を含み、ラインラッチ信号1により第2のラッチ回
路17-aの出力をラッチする。第2のラッチ回路17-a
は複数のラッチ回路208を含み、デコーダ回路10-a
からのラッチ信号5により5ビット(1文字分)の表示
信号2を取り込む。
【0042】デコーダ回路10-aには、デコーダ選択手
段31から4ビット(反転信号を含めると8ビット)の
デコーダ選択信号3及びデコーダイネーブル信号4が入
力され、これによりラッチ信号5-aの発生タイミングが
決められる。この場合、デコーダ選択信号3は、例えば
(0000)、(0001)・・・・(1111)とい
うようにインクリメントされ、デコーダ回路10-aはこ
のデコーダ選択信号3をデコードする。そして、デコー
ダ選択信号3が所定値になった場合にデコーダ回路10
-aが選択され、デコーダ回路10ーaはラッチ信号5-aを
発生する。この場合、どの値でラッチ信号を発生するか
は、デコーダ回路10-aの回路構成により決定される。
従って、デコーダ回路10-a、デコーダ回路10ー1〜1
0ーn/5、10ーbの回路構成を異ならせば、これによりラ
ッチ信号の発生タイミングを異ならすことができる。例
えば、デコーダ回路10-aは、デコーダ選択信号3が
(0000)の時に選択されラッチ信号5-aを出力し、
デコーダ回路10ー1は、(0001)の時に選択されラ
ッチ信号5ー1を出力する。このようにして、順次デコー
ダ回路が選択されラッチ信号が発生し、これにより時系
列に入力される表示信号2がラッチ回路17に取り込ま
れる。なお、本実施例のデコーダ回路10は、例えばト
ランジスタを直列接続したプログラマブルな回路構成と
なっており、マスク変更等により、デコーダ選択信号3
がどの値の場合に選択されるかを変更できるようになっ
ている。
【0043】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、表示コードメモリ30において、1行目の1桁目
の表示コードが読み出される(図2参照)。次に、1桁
目、2桁目、3桁目・・・(n/5)桁目、アイコン表
示用の最終桁目というようにデータが読み出される。こ
れにより、1画素行(1ドットライン)分のデータが読
み出されたことになる。この動作を7回繰り返すことで
1文字行(7行)のデータが読み出されることになる。
そして、2文字行目、3文字行目・・・(m/7)文字
行目、アイコン表示用の最終行目というように順次デー
タが読み出され、パターン発生回路28に出力すること
で1画面分の動作が終了することになる。
【0044】一方、表示信号転送回路72に対しては、
表示信号2が、CGROM22及びCGRAM23から
マルチプレクサ27を介して入力される。文字表示用の
表示信号2は、デコーダ回路10ー1の出力であるラッチ
信号5ー1により、信号電極S1〜S5に対応する第1の
ラッチ回路17ー1にラッチされる。同様にして、文字表
示用の表示信号2は信号電極S6〜S10〜Snー4〜S
nに対応する第1のラッチ回路17ー2〜17ーn/5にラッ
チされる。一方、アイコン表示用の表示信号2は、デコ
ーダ回路10-a、10ーbの出力であるラッチ信号5-a、
5ーbにより、第2のラッチ回路17-a、17ーbにラッチ
される。
【0045】以上の動作は1水平期間内に行われ、その
後、ラインラッチ信号1によりラッチ回路17からライ
ンメモリ16に一斉にデータが転送され、ラインメモリ
16はこのデータを1水平期間蓄積する。信号電極駆動
回路15はラインメモリ16のデータに対応した液晶駆
動電圧を信号電極S1〜Sn、SS1〜SS5に1水平
期間出力する。この様な動作を順次走査電極の数だけ繰
り返すことにより、1画面分の表示動作が完了する。
【0046】本実施例によれば、デコーダ選択手段31
の出力であるデコーダ選択信号3及びデコーダイネーブ
ル信号4に基づいてデコーダ回路10を選択すること
で、任意の信号電極群に任意の信号を転送することがで
きる。これにより、マトリックスパネル18上に任意の
配置で文字表示領域及びアイコン表示領域を設けること
が可能となる。例えば、本実施例のデコーダ選択手段3
1は、ROM、RAM、EEPROM等により構成でき
る。そして、これらのROM、RAM等に記憶されるプ
ログラムデータを変更すれば、デコーダ選択手段31の
出力であるデコーダ選択信号3の内容を変更できる。こ
れにより、デコーダ回路10の出力であるラッチ信号5
の発生タイミングを制御することが可能となる。例え
ば、ラッチ信号5-a、5-bが同時のタイミングで発生す
るようにデコーダ選択信号3の出力内容を変更すれば、
第2のラッチ回路17-a、17-bに対して、同一の表示
信号をラッチさせることができる。これにより、同一の
アイコンの表示、もしくは同一のタイミングで異なるア
イコンを表示が可能となる。また、例えば、文字表示領
域にアイコンを表示することも可能である。この場合に
は、アイコン表示用の表示信号2が出力されるタイミン
グでラッチ信号5ー1〜5-n/5のいずれかが発生するよう
にデコーダ選択信号3の出力内容を変更すればよい。こ
れにより、これまで文字表示領域であった場所をアイコ
ン表示領域に変更することができ、マトリックスパネル
へのより複雑で高度な画像表示が可能となる。更に、本
実施例によれば、文字あるいはアイコンの移動を行うこ
ともできる。この文字等の移動もラッチ信号5の発生タ
イミングを制御することにより可能となる。このような
文字等の移動が可能となると、例えば携帯電話におい
て、ダイヤルボタンを押す毎に前に押した番号の文字を
表示パネルにおいて左側に移動すること等の処理が可能
となる。
【0047】更に、本実施例のマトリックス型表示装置
は、標準品のデバイス製品として特に優れた構成とな
る。即ち、図13に示す従来例では、文字表示領域、ア
イコン表示領域の配置は固定されており、ユーザがこれ
を変更することができない。これに対して、本実施例で
は上記に説明したように、デコーダ選択手段31内のプ
ログラムデータを書き換えるだけで文字表示領域、アイ
コン表示領域の配置を変えることができる。従って、本
実施例によれば希望する表示領域の配置が異なる多数の
ユーザに、装置の回路構成を変更することなく、表示領
域の任意な配置が可能なマトリックス型表示装置を提供
できる。
【0048】なお、本第2の実施例では、前述の第1の
実施例と同一構成の表示信号発生回路を用いたが、本発
明はこれに限らずこれとは異なる構成の表示信号発生回
路を用いてもかまわない。この場合には、表示信号2の
データフォーマット(ビット数、出力タイミング等)
が、文字用の表示信号とアイコン用の表示信号とで同一
となることが望まれる。本第2の実施例では、これらの
フォーマットが同一であることを前提として、文字表示
領域とアイコン表示領域の自由な配置等が可能となって
いるからである。この意味において、これらのフォーマ
ットが同一となる表示信号発生回路70の構成は、表示
信号転送回路72と組み合わせるものとして最適な構成
となる。
【0049】さて、図5には、本第2の実施例の応用例
が示される。基本的構成は第2の実施例と同様である。
また表示信号の読み出しから信号電極駆動回路の出力ま
での構成については、第2の実施例と同様のため省略し
てある。異なっている点は、1文字分を構成するアイコ
ン表示用の信号電極が文字パターン表示用の信号電極S
1〜SnをはさんでSS1〜SS3が左側に、SS3〜
SS5が右側に分割配置されている点である。信号制御
はSS1〜SS5を1文字群として制御される。これに
より、文字表示領域84の左右のアイコン表示領域8
5、86に、SS3によって同一のアイコンの表示、も
しくは同一のタイミングで異なるアイコンの表示が可能
となる。この場合、別の位置に配置された第2のラッチ
回路17-a、17ーb(図3参照)により、同時タイミン
グで出力されるラッチ信号5-a、5ーbに基づいてアイコ
ン表示用の表示信号2をラッチさせればよい。
【0050】図6には、本実施例により形成される表示
画面の一例が示される。この表示画面上には、文字22
0及びアイコン222〜230が表示されている。そし
て、上側のアイコン表示領域には通話マークアイコン2
22、電話マークアイコン224が表示され、左右のア
イコン表示領域には電池のバッテリー残量を示すインジ
ケーターアイコン226、228が表示されている。ま
た、下側のアイコン表示領域には電池マークアイコン2
30が表示されている。このように、本実施例によれ
ば、表示画面の上下及び左右にアイコンを表示すること
ができる。また、表示画面の真ん中にアイコンを表示す
ることも可能である。また、本実施例では、インジケー
タアイコン226、228及び電池マークアイコン23
0を、同時のタイミングで表示することが可能となり、
これにより表示のバラエティを増すことが可能となる。
【0051】なお、本第2の実施例及び応用例では、ア
イコン表示を1文字群単位(例えば5ビット)で行う場
合について説明したが、複数文字群単位(例えば10ビ
ット)で表示してもよい。また、アイコン表示領域も、
文字表示領域の左右のみならず、上下、あるいは真ん中
に配置してもよい。上下に配置する場合には、例えば2
組の走査電極CS1〜CS5をマトリックスパネルの上
下に設け、これらの走査電極と信号電極S1、S2〜S
nとの交差領域にアイコン表示領域を設ければよい。
【0052】(第3の実施例)図7は、本発明の第3の
実施例の一例を示す構成図であり、図8は、第3の実施
例を説明するための文字フォント図である。また、図9
(A)、(B)は点灯率を示す図であり、図9(A)に
は信号電極側、図9(B)には走査電極側の点灯率が示
される。更に、図10は、本実施例におけるマルチプレ
クサの構成例を示す図である。なお、表示信号発生回
路、表示信号転送回路の構成は第1の実施例あるいは第
2の実施例と同様であるため説明を省略する。
【0053】文字は文字表示領域88に表示され、図7
では、「A」の文字が走査電極C1〜C7と信号電極S
1〜S5との交差領域に点灯表示されている。一方、ア
イコンはアイコン表示領域89に表示される。この時、
本実施例では、アイコンは、アイコン表示領域に配置さ
れる走査電極CSと信号電極S2、S4との交差領域に
表示されており、走査電極CSと信号電極S1、S3、
S5との交差領域には表示されていない。ここで走査電
極CSは複数であってもよい。また、マトリックスパネ
ルの上下に走査電極を分割して配置してもよい。
【0054】文字フォントの代表例について図8に示
す。文字パターンの表示において文字フォントはある固
有の特性を持っている。例えば文字「A」は、信号電極
S1とS5が7ドット中6ドット点灯し、S2、S3、
S4では2ドット点灯する。図9(A)には、文字とし
て多く使われる算用数字0〜9、英大文字A〜Z、英小
文字a〜zについて、信号電極S1〜S5における点灯
率が示される。また、図9(B)には、走査電極C1〜
C7についての点灯率が示される。なお、図9(A)、
(B)における「総合」の欄には、これらの点灯率を平
均したものが示される。
【0055】ここで、算用数字、英大文字、英小文字等
の各文字についての点灯率は、[(点灯しているドット
数)/(1文字を構成するドット数)]と表される。本
実施例では、点灯率としてこれらの各文字の点灯率を平
均したもの(図9(A)、(B)における総合の欄に記
載された値)を用いている。もちろん、本発明における
点灯率はこれに限られるものではなく、これらの算用数
字、英大文字、英小文字の中の一部のみの点灯率を平均
してもよいし、また、これらの各文字の点灯率に所定の
計数を乗算して、この乗算結果を平均してもよい。更
に、実際にパネルを使用した際の点灯率を実測し、この
実測した点灯率を用いてもよい。図9(A)から明らか
なように、本実施例においては、信号電極S1、S3、
S5は比較的点灯率が高く、信号電極S2、S4は点灯
率が低いことが理解される。
【0056】さて、各信号電極間あるいは走査電極間の
点灯率の差が大きければ大きいほど、主に非点灯領域に
シャドウ現象という表示品質を劣化させる現象が起こ
る。シャドウ現象が生じる主な原因を簡単に説明すると
以下のようになる。即ち、表示素子である液晶の誘電率
は、液晶に印加される電位差が大きくなれば(信号の実
効値が大きくなれば)なるほど大きくなる。点灯してい
るドットにおいては、液晶に印加される電位差が大きく
なり、従って液晶の誘電率も高くなり、点灯しているド
ットは点灯していないドットよりも寄生容量値が大きく
なる。この結果、点灯しているドットが多い電極と、点
灯しているドットが少ない電極との間に容量差が生じ
る。一方、走査電極駆動回路及び信号電極駆動回路の出
力には出力インピーダンスがあり、走査電極及び信号電
極には寄生抵抗がある。従って、これらの抵抗値をRと
し、電極に生じる寄生容量をCとした場合に、走査電
極、信号電極を駆動する駆動電圧は時定数T=CRの分
だけ理想値と比較して歪み、かつその実効値が小さくな
る。上記のように、点灯しているドットが多い電極、即
ち点灯率の高い電極は、点灯しているドットが少ない電
極、即ち点灯率の低い電極に比べて寄生容量値Cが大き
くなる(負荷が重くなる)。この結果、点灯率の高い電
極を駆動する電圧の実効値は少なくなり、シャドウ現象
と呼ばれる現象が生じる。
【0057】例えば「A」の文字で説明すれば、信号電
極S1、S5の負荷は重く、S2、S3、S4の負荷は
軽くなるため、S1及びS5の信号の実効値はS2、S
3、S4と比べ小さくなる。ここで点灯している領域が
黒表示となり、非点灯の領域が白表示になる場合を考え
る。すると、S1とC1との交差にある非点灯ドット9
0あるいはS5とC1との交差にある非点灯ドット91
と、S2、S3、S4上の非点灯ドット例えば92、9
3、94を比べると、前者の方が相対的に非点灯時の白
表示よりも白っぽくなってしまう。またS1、S5上の
点灯ドット例えば95、96と、S2、S3、S4上の
点灯ドット例えば97、98、99を比べると、前者の
方が相対的に点灯時の黒表示よりも白ぽくなってしま
う。即ち、これがマトリックスパネルの"むら″、すな
わちシャドウ現象と呼ばれるものである。
【0058】本実施例では、走査電極CSと、点灯率の
低い電極、例えば図7における信号電極S2、S4との
交差領域に負荷となるアイコンの表示を行うことで、上
記問題を解決している。このように電極にかかる負荷を
なるべく同等にしてやることで、表示画像の品質を向上
させることが可能となる。ここで上記説明においては、
1文字表示の場合について説明したが、実際には信号電
極あるいは走査電極に共通に接続される複数の文字につ
いて点灯率を考慮し、例えば図9(A)、(B)におけ
る「総合」の欄に記載される点灯率に基づいて、アイコ
ンを表示する位置を決定することになる。
【0059】なお、本第3の実施例では、信号電極S1
〜S5について説明したが、本発明はこれに限らず、ア
イコン表示用の少なくとも1つの信号電極SSを設ける
ことにより走査電極C1〜C7に対しても本発明を適用
できる。この場合には、図9(B)から明らかなよう
に、走査電極C2、C6の点灯率が低い。従って、走査
電極C2、C6と信号電極SSとの交差領域にアイコン
表示の領域を設けることによって表示品質を向上するこ
とができる。
【0060】ここで、図10を用いて、表示信号発生回
路74内のマルチプレクサ27の構成について説明す
る。マルチプレクサ27は、選択回路32、33、34
を含む。そして、選択回路32には、CGROMからの
表示パターン信号24が入力される。また、選択回路3
3には、CGRAMからの表示パターン信号25が入力
され、選択回路34には選択回路33の出力が入力され
る。セレクト信号29は、CGROM選択信号35、文
字パターン表示用CGRAM選択信号36、アイコン表
示用CGRAM選択信号37を含み、これらの信号は各
々、選択回路32、33、34に入力される。そして、
これらの選択回路32、33、34により選択された信
号が、マルチプレクサ27から表示信号2として出力さ
れる。
【0061】さて、本実施例では、選択回路34におい
て、アイコン表示用CGRAM選択信号37がアクティ
ブになりスイッチ251〜255が閉じた場合に、S
2、S4に相当する表示信号262、264は、データ
スルーするのに対して、S1、S3、S5に相当する表
示信号261、263、265はGND電位に固定され
る。アイコン表示用CGRAM選択信号37がアクティ
ブになるのは、例えば図7においてはアイコン用の走査
電極CSが選択された場合である。従って、この際にS
1、S3、S5をGND電位に固定すれば、S1、S
3、S5とCSとの交差領域にアイコンが表示されない
ことが保証される。一方、S2、S4とCSとの交差領
域には通常通りアイコンが表示される。このようにすれ
ば、CPU等によりS1、S3、S5に対応する表示信
号がGNDレベルになるようにデータの書き込みを行わ
なくても、これらの表示信号をGNDレベルに固定する
ことが可能となる。
【0062】なお、図11には、本発明による文字表示
とアイコン表示の配置の一例が示される。図11におい
て、○印はアイコン表示を表し、□印は文字表示を表
す。そして、走査電極として、文字用の走査電極27
0、272及びアイコン用の走査電極274、276、
278が設けられている。また、信号電極として、文字
用の信号電極280、281、282、283及びアイ
コン用の信号電極284、286、288が設けられて
いる。これにより、マトリックスパネルの上下左右及び
文字表示領域内にアイコンを表示することが可能とな
る。また、アイコンは、点灯率が低く負荷の軽い走査電
極、信号電極上に表示され、これにより表示品質を向上
できる。
【0063】一方、図12には、従来例による文字表示
とアイコン表示の配置の一例が示される。図12に示す
ように、この従来例では、アイコンが配置される位置
は、電極の点灯率の高低に無関係となっている。従っ
て、シャドウ現象により表示品質が劣化する。また、こ
の従来例では、走査電極としては、文字用の走査電極2
90、292及びアイコン用の走査電極294、29
6、298が設けられているが、信号電極としては、文
字用の信号電極300、301、302、303のみ設
けられアイコン用の信号電極は設けられていない。従っ
て、アイコンを左右に表示することは困難であり、ま
た、文字表示領域内にアイコンを表示することはほとん
ど不可能である。即ち、領域310、312について
は、走査電極294と信号電極314を交差させる、あ
るいは走査電極294と信号電極316を交差させるこ
とでアイコン表示が可能である。しかし、領域318に
ついては、文字用の走査電極290が妨害となり、走査
電極と信号電極とを交差させることができないため、ア
イコン表示することができない。また、領域320、3
22については、電極の引き回しにより寄生抵抗値が大
きくなりすぎるため、アイコン表示することができな
い。更に、領域324については、アイコン用の走査電
極と信号電極とを交差できないため、アイコン表示する
ことはほとんど不可能である。以上のように、本発明に
よれば、表示品質を高めることができるとともに、従来
例では困難あるいは不可能であったアイコン表示が可能
となった。
【0064】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
【0065】例えば、パターン発生回路、信号電極駆動
回路、ラインメモリ、ラッチ回路、デコーダ回路、デコ
ーダ選択手段等の構成は、上記実施例で説明したものに
限定されず種々の構成を採用できる。
【0066】また、表示するアイコンの種類、文字表示
領域及びアイコン表示領域の配置も、上記実施例に示し
たものに限定されず、種々のものを採用できる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、文字パターンとアイコ
ンパターンを同一のデータとして取り扱うことが可能と
なり、また、外部のCPU等の書き込み動作の負担を軽
減できる。また、出力される表示データのフォーマット
を同一にすることができ、更に、アイコンについても点
滅表示も可能となる。
【0068】また、本発明によれば、マトリックスパネ
ル上の任意の領域への文字及びアイコンの表示が可能と
なり、文字の移動、文字表示領域へのアイコンの表示等
が可能となる。
【0069】また、本発明によれば、マトリックスパネ
ル上の異なる位置に同一のアイコンを表示する、もしく
は同一のタイミングで異なるアイコンを表示することが
可能となり、表示のバラエティを増加させることができ
る。
【0070】また、本発明によれば、デコーダ選択手段
を構成するROM、RAM等に記憶されるプログラムデ
ータを変更することで、マトリックスパネル上の任意の
領域への文字及びアイコンの表示が可能となる。これに
より、文字表示領域及びアイコン表示領域の配置をユー
ザが任意に変更できるため、本発明は、標準品のデバイ
ス製品として最適な構成となる。
【0071】また、本発明によれば、点灯率が低い信号
電極に付加される寄生容量を大きくでき、これによりシ
ャドウ現象等を防止し、表示品質を向上できる。
【0072】また、本発明によれば、点灯率が低い走査
電極に付加される寄生容量を大きくでき、これによりシ
ャドウ現象等を防止し、表示品質を向上できる。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のマトリックス型表示装
置の構成を示す図である。
【図2】表示コードメモリの構成を説明するための図で
ある。
【図3】第2の実施例のマトリックス型表示装置の構成
を示す図である。
【図4】信号電極駆動回路、ラインメモリ、ラッチ回
路、デコーダ回路の構成の一例を示す図である。
【図5】第2の実施例の応用例を示す図である。
【図6】第2の実施例により形成される表示画面の一例
である。
【図7】第3の実施例のマトリックス型表示装置の構成
を示す図である。
【図8】第3の実施例を説明するための文字フォント図
である。
【図9】図9(A)は信号電極側の点灯率を示す図であ
り、図9(B)は、走査電極側の点灯率を示す図であ
る。
【図10】マルチプレクサの構成の一例を示す図であ
る。
【図11】本発明による文字表示とアイコン表示の配置
の一例を示す図である。
【図12】従来例による文字表示とアイコン表示の配置
の一例を示す図である。
【図13】従来例のマトリックス型表示装置の構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 ラインラッチ信号 2 表示信号 3 デコーダ選択信号 4 デコーダイネーブル信号 5 ラッチ信号 10 デコーダ回路 15、42、52、78 信号電極駆動回路 16 ラインメモリ 17 ラッチ回路(第1、第2のラッチ回路) 18、43、53、82 マトリックスパネル 20 表示コード信号 21 読み出し信号 22 CGROM 23 CGRAM 24、25 表示パターン信号 26 デコーダ回路 27 マルチプレクサ 28 パターン発生回路 29 セレクト信号 30 表示コードメモリ 31 デコーダ選択手段 40、50、80 走査電極駆動回路 70、74 表示信号発生回路 72、76 表示信号転送回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 3/20 G09G 3/20 660P 3/36 3/36 (56)参考文献 特開 昭63−63092(JP,A) 特開 昭62−192792(JP,A) 特開 昭59−13289(JP,A) 特開 平5−232898(JP,A) 特開 平5−216929(JP,A) 特開 平3−121415(JP,A) 特開 平2−244880(JP,A) 特開 平2−131288(JP,A) 特開 平1−241599(JP,A) 特開 平1−140198(JP,A) 特開 平1−118860(JP,A) 実開 平5−17679(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/20 612 G09G 3/20 623 G09G 3/20 631 G09G 3/20 660 G09G 3/36

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画素がマトリックス状に配置される
    とともに複数の信号電極及び走査電極が交差して配置さ
    れるマトリックスパネルと、該マトリックスパネルの信
    号電極に駆動電圧を印加する信号電極駆動手段と、該マ
    トリックスパネルの走査電極に駆動電圧を印加する走査
    電極駆動手段と、文字パターン表示用及びアイコンパタ
    ーン表示用の表示信号を発生する手段と、該表示信号を
    前記信号電極駆動手段に転送する手段とを含むマトリッ
    クス型表示装置であって、 前記表示信号発生手段が、 少なくとも1画面分の表示コードを記憶する手段であっ
    て、文字パターンを指定する文字用の表示コードとアイ
    コンパターンを指定するアイコン用の表示コードとが所
    望のアドレス配置で記憶される表示コード記憶手段と、 該表示コード記憶手段に記憶される表示コードに対応し
    たドットイメージの画像のパターンを発生する手段と、 該画像パターンをドットライン毎の表示信号として出力
    する手段とを含み、 前記転送手段が、 表示信号の取り込み信号を発生する手段と、 前記表示信号発生手段からドットライン毎に出力される
    前記表示信号を前記取り込み信号により1水平期間中に
    時分割に格納する表示信号格納手段と、 該表示信号格納手段に接続され、該表示信号格納手段に
    格納された表示信号を1水平期間毎に取り込むと共に取
    り込んだ表示信号を前記信号電極駆動手段に対して転送
    するラインメモリ手段とを含み、 前記表示信号格納手段が、 第1の表示信号格納手段と第2の表示信号格納手段とを
    含み、 前記取り込み信号発生手段が、 前記第1の表示信号格納手段に文字パターン表示用の表
    示信号が取り込まれ、前記第2の表示信号格納手段にア
    イコンパターン表示用の表示信号が取り込まれるよう
    に、前記取り込み信号の発生タイミングを制御する手段
    を含 み、前記文字用及びアイコン用の前記表示信号は1文字分の
    ビット幅の信号であり、 前記第1、第2の表示信号格納手段の各々は、前記取り
    込み信号により、1文字分のビット幅の表示信号を取り
    込む ことを特徴とするマトリックス型表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記画像パターン発生手段が、文字及びアイコンの画像
    パターンを記憶し、前記表示コード記憶手段からの表示
    コードが文字用の表示コードである場合には文字の画像
    パターンを発生し、前記表示コード記憶手段からの表示
    コードがアイコン用の表示コードである場合にはアイコ
    ンの画像パターンを発生することを特徴とするマトリッ
    クス型表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記表示コード記憶手段において、点灯時のアイコンパ
    ターンを指定する表示コードと消灯時のアイコンパター
    ンを指定する表示コードとを交互に入れ替えることで、
    アイコンの点滅表示を行うことを特徴とするマトリック
    ス型表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記発生タイミング制御手段の制御により、少なくとも
    2つの別の位置に配置される前記第2の表示信号格納手
    段に対して1水平期間内の所定期間において同時に前記
    取り込み信号が発生されることを特徴とするマトリック
    ス型表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記発生タイミング制御手段が、 前記第1、第2の表示信号格納手段の各々に対応して配
    置され前記表示信号の取り込み信号を前記第1、第2の
    表示信号格納手段に対して順次出力する複数のデコーダ
    手段と、 該デコーダ手段に選択信号を出力し、該選択信号に基づ
    いて該複数のデコーダ手段の選択を行い、これにより前
    記取り込み信号の発生タイミングを制御するデコーダ選
    択手段とを含むことを特徴とするマトリックス型表示装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記デコーダ選択手段のプログラムデータを書き換える
    ことで、前記マトリックスパネルの文字表示領域、アイ
    コン表示領域の配置の変更を行うことを特徴とするマト
    リックス型表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかにおいて、 前記マトリックスパネルに、文字用の信号電極とアイコ
    ン用の信号電極とが配置されていることを特徴とするマ
    トリックス型表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかのマトリック
    ス型表示装置を含み、前記マトリックスパネル上に文字
    表示及びアイコン表示を含む所望の画像表示を行うこと
    を特徴とする電子装置。
  9. 【請求項9】 文字パターン表示用及びアイコンパター
    ン表示用の表示信号を発生し、該表示信号を信号電極駆
    動手段に転送し、表示画素がマトリックス状に配置され
    るマトリックスパネルの複数の信号電極に対して前記信
    号電極駆動手段により駆動電圧を印加するとともに前記
    マトリックスパネルの複数の走査電極に対して走査電極
    駆動手段により駆動電圧を印加することで前記表示画素
    の駆動を行う駆動方法であって、 少なくとも1画面分の表示コードであって文字パターン
    を指定する文字用の表示コード及びアイコンパターンを
    指定するアイコン用の表示コードを所望のアドレス配置
    で記憶し、該表示コードに対応したドットイメージの画
    像パターンを発生するとともに該画像パターンをドット
    ライン毎の表示信号として出力することで前記表示画素
    の駆動を行い、 前記表示信号の取り込み信号を発生し、ドットライン毎
    に出力される前記表示信号を前記取り込み信号により表
    示信号格納手段に対して1水平期間中に時分割に格納
    し、格納された表示信号を1水平期間毎に取り込むと共
    に取り込んだ表示信号を前記信号電極駆動手段に対して
    転送し、 前記表示信号格納手段の第1の表示信号格納手段に文字
    パターン表示用の表示信号が取り込まれ、前記表示信号
    格納手段の第2の表示信号格納手段にアイコンパターン
    表示用の表示信号が取り込まれるように、前記取り込み
    信号の発生タイミングを制御して前記表示画素の駆動を
    行い、 前記文字用及びアイコン用の前記表示信号は1文字分の
    ビット幅の信号であり、 前記取り込み信号により、前記第1、第2の表示信号格
    納手段の各々に、1文字分のビット幅の表示信号を取り
    込む ことを特徴とする駆動方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 点灯時のアイコンパターンを指定する表示コードと消灯
    時のアイコンパターンを指定する表示コードとを交互に
    入れ替えることで、アイコンの点滅表示を行うことを特
    徴とする駆動方法。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10において、 前記取り込み信号の発生タイミングを制御することで、
    少なくとも2つの別の位置に配置される前記第2の表示
    信号格納手段に対して1水平期間内の所定期間において
    同時に前記取り込み信号を発生することを特徴とする駆
    動方法。
  12. 【請求項12】 請求項9乃至11のいずれかにおい
    て、前記第1、第2の表示信号格納手段の各々に対応して配
    置され前記表示信号の取り込み信号を前記第1、第2の
    表示信号格納手段に対して順次出力する複数のデコーダ
    手段に対して、選択信号を出力し、該選択信号に基づい
    て該複数のデコーダ手段の選択を行い、これにより前記
    取り込み信号の発生タイミングを制御することを特徴と
    する駆動方法。
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