JP3472436B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP3472436B2
JP3472436B2 JP12242497A JP12242497A JP3472436B2 JP 3472436 B2 JP3472436 B2 JP 3472436B2 JP 12242497 A JP12242497 A JP 12242497A JP 12242497 A JP12242497 A JP 12242497A JP 3472436 B2 JP3472436 B2 JP 3472436B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚の保湿、肌荒
れの予防・改善、肌のはり、弾力の衰え、顔色のくすみ
等の予防・改善、シワ形成の予防・改善、シミ・ソバカ
スの予防・改善効果に優れると共に、使用感が良好で、
しかも安定性に優れた化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、健康で美しい肌を保つことが、老
若男女を問わず、重大な関心事となっている。ところ
が、肌は加齢、更に温度、湿度、紫外線、化粧品、疾
病、ストレス、食習慣等により微妙な影響を受け、その
ため、肌の諸機能(生体からの水分等の損失を防ぎ、体
温の恒常的維持を司る機能、外界からの物理的・化学的
刺激及び種々の細菌からの身体保護機能、皮膚の弾力性
を保持し、表面形態を決定する機能等)の減退、肌の老
化など、種々のトラブルが発生する。
【0003】更に、皮膚トラブルは、前記したように外
環境の変化(季節変化、紫外線等)や、加齢や疾患に伴
う生理機能の変動といった生体に作用する体内外の因子
による皮膚組織の機能異常に加え、これらにより誘起さ
れる皮膚肥厚や不全角化等により発生する。
【0004】このような皮膚トラブルを予防・改善する
主たる試みとしては、合成あるいは天然の保湿成分の塗
布により、皮膚の乾燥を防ぎ皮膚の保湿能を高める方
法、血行促進剤の塗布により血行の促進を改善する方法
等がなされてきた。
【0005】すなわち、遊離アミノ酸、有機酸、尿素、
無機イオン、ヒアルロン酸等の多糖類などの保湿剤、動
植物抽出液、ビタミン類及びその誘導体、ペプチド、蛋
白質、ヒドロキシ酸等を配合した薬用皮膚外用剤や化粧
料を用いることにより、上記の皮膚トラブルを予防・改
善する試みがなされてきた。
【0006】しかしながら、このような成分を皮膚に適
用しても、その効果は低く、また一時的であり、上記皮
膚トラブルを本質的に予防又は改善させるというもので
はなかった。
【0007】一方、皮膚のトラブルの一つであるシワ
は、加齢、乾燥、紫外線等による老化により発生する。
すなわち、乾燥、紫外線等の外界からの物理的・化学的
刺激により表皮の表面形態の変化及び加齢、疾病、スト
レス等による真皮での組織の変性、特にコラーゲン繊維
が大きく失われ真皮の退化、皮下脂肪組織の減少などに
より、皮膚が老化し、これが主にシワ弛緩及び弾力性損
失の原因となる。
【0008】従来、このような老化作用によるシワを抑
制したり、治療したりするために、種々の組成物や方法
が提案されている(特開昭62−185005号公報、
特開昭62−502546号公報、特開平2−7215
7号公報、特開平2−288822号公報等)。しか
し、これらはいずれも、満足のいくシワ改善効果を奏す
るものではなかった。
【0009】また、皮膚のシミ及びソバカスは一般に日
光からの紫外線暴露による刺激やホルモンの異常、ある
いは遺伝的要因などが原因となってメラノサイトが活性
化され、そこで合成されたメラニン色素が皮膚内に異常
沈着して発生するものと考えられている。
【0010】従来、このような皮膚のシミ及びソバカス
を防ぐためには、L−アスコルビン酸及びその誘導体、
ハイドロキノン、アルブチン、コウジ酸、システイン、
グルタチオン等のメラニン抑制剤やケラチノサイトに働
きかけて美白効果を奏する胎盤抽出物等を配合した化粧
料が用いられている。しかしながら、これらの美白効果
は一時的なものであり、未だ充分に満足のいくものは得
られていなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、保湿効果、肌荒れの予防・改善効果、肌のはり、弾
力の衰え、顔色のくすみ等の予防・改善効果、シワ形成
の予防・改善効果、シミ・ソバカスの予防・改善効果に
優れると共に、使用感が良好で、しかも安定性に優れた
化粧料を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定の共重合体と活
性成分を併用すると、共重合体が皮膚上で丈夫な保護膜
を形成し、活性成分の拡散を抑制し、活性成分の浸透を
促進するので、活性成分の保湿効果、肌荒れの予防・改
善効果、肌のはり・弾力の衰え、顔色のくすみ等の予防
・改善効果、シワ形成の予防・改善効果、シミ・ソバカ
スの予防・改善効果が相乗的に高められ、更に、使用感
が良好で、しかも安定性に優れた化粧料が得られること
を見出し、本発明を完成した。
【0013】すなわち、本発明、次の成分(A)及び
(B); (A)次のi)〜iii)の群から選ばれる共重合体; i)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖
のケイ素原子の少なくとも1個に、下記一般式(1)
【0014】
【化10】
【0015】〔式中、mは2〜8の整数を示す。〕で表
される基が結合してなる共重合体、 ii)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖
のケイ素原子の少なくとも1個に、糖由来残基が結合し
てなる共重合体、 iii)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側
鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を含む
アルキレン基を介して結合する、下記一般式(2)
【0016】
【化11】
【0017】[式中、Rは水素原子、炭素数1〜22
のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリ
ール基又はアルコキシカルボニルアルキル基を示し、r
は1〜5の数を示す。]で表される繰り返し単位からな
るポリ(N−プロピレンカルボベタイン)が結合してな
る共重合体、 (B)セラミド類、セラミド類似物質、アミノ酸又はそ
の塩、植物抽出物、美白剤、一重項酸素消去剤、抗酸化
剤及び血行促進剤から選ばれる活性成分を含有する皮膚
化粧料を提供するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる成分(A)の
共重合体i)は、ビニルピロリドンから誘導される親水
性セグメントを有する共重合体であって、オルガノポリ
シロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少
なくとも1個に、下記一般式(1)
【0019】
【化12】
【0020】〔式中、mは2〜8の整数を示す。〕で示
される基が結合してなる共重合体である。
【0021】この共重合体においては、一般式(1)で
示される基が結合するケイ素原子数が分子内全ケイ素原
子数の10〜90%(より好ましくは40〜80%)で
あり、重量平均分子量1,000〜500,000(よ
り好ましくは5,000〜300,000)であるのが
好ましい。
【0022】基(1)を有するオルガノポリシロキサン
の重量平均分子量が1,000よりも小さいときには、
粉体の分散性が悪くなり、重量平均分子量が500,0
00を超えるものは、製造が困難である。また、一般式
(1)で示される基の結合しているケイ素原子数が分子
内全ケイ素原子数の10%より少ない場合には、粉体の
分散性が悪くなり、90%を超える場合には、水溶性が
高くなりすぎ、耐水・耐汗性、耐油・耐皮脂性等の化粧
持続性が発現され難くなる。
【0023】このような基(1)を有するオルガノポリ
シロキサンは、例えば前駆体として下記一般式(3)で
表されるようなオルガノハイドロジェンポリシロキサン
を用い、これと下記一般式(4)で表されるようなN−
アルキレンピロリドンとを反応させる、いわゆるヒドロ
シリル化反応によって合成することができる。このヒド
ロシリル化反応は、ジクロロメタン、クロロホルム、
1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン系の溶媒、又
はテトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル、ジブ
チルエーテルのような脂肪族のエーテル類を反応溶媒と
して、室温〜100℃にて塩化白金酸などの遷移金属錯
体を触媒として、行うことができる。
【0024】
【化13】
【0025】〔式中、R11は同一又は異なって、炭素数
1〜22の飽和アルキル基又はフェニル基を示し、
12、R13及びR14はそれぞれR11と同一の基を示すか
又は炭素数1〜22の飽和アルキル基又はフェニル基か
ら選ばれる基を示し、pは30〜3,000の数を示
し、qは60〜1,500の数を示し、mは前記と同じ
意味を示す。〕
【0026】特開平5−32784号公報には上記オル
ガノポリシロキサンと同類のシロキサン化合物及びその
製造方法が開示されているが、化粧料に配合したときの
良好な使用感、粉体分散性、化粧持続性の向上等の効果
については挙げられていない。
【0027】本発明で用いられる成分(A)の共重合体
ii)はオルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側
鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、糖由来残基が結合
してなる共重合体である。
【0028】この共重合体において、糖由来残基として
は糖ラクトンアミドアルキル基(糖ラクトン化合物とア
ミノアルキル基がアミド結合した基)が挙げられる。ま
た、オルガノポリシロキサンとしては、シリコーン鎖が
40〜97重量%(より好ましくは50〜95重量%)
存在し、重量平均分子量が1,000〜500,000
(より好ましくは5,000〜300,000)である
ものが好ましい。シリコーン鎖が40重量%未満では粉
体分散性が悪くなり、一方、97重量%を超えると水溶
性が高くなり、耐水・耐汗性、耐油・耐皮脂性等の化粧
持続性が発現され難くなる。また、重量平均分子量が
1,000未満では粉体分散性が悪くなり、重量平均分
子量が500,000を超えるものは製造が困難であ
る。
【0029】糖由来残基が結合してなるオルガノポリシ
ロキサンは、例えばアミノアルキル基を少なくとも1個
有するオルガノポリシロキサンに糖ラクトン化合物(ア
ルドン酸又はウロン酸を分子内で脱水環化させたもの)
を反応させてアミド結合を生成せしめることにより製造
される。
【0030】ここでアミノアルキル基としては、炭素数
1〜20のアミノアルキル基、特に炭素数1〜8のアミ
ノアルキル基が好ましい。アルドン酸又はウロン酸が分
子内環化したラクトン化合物としては、D−グルコー
ス、D−ガラクトース、D−アロース、D−アルドー
ス、D−マンノース、D−グロース、D−イドース、D
−タロース等の還元性単糖に由来するアルドン酸のラク
トン;マルトース、セロビオース、ラクトース、キシロ
ビオース、イソマルトース、ニゲロース、コージビオー
ス等の還元性二糖に由来するアルドン酸のラクトン;マ
ルトトリオース、パノース、イソマルトトリオース等の
還元性三糖に由来するアルドン酸のラクトン;四糖以上
の還元性オリゴ糖に由来するアルドン酸のラクトン;D
−グルクロン酸、L−イズロン酸、マンヌロン酸等のウ
ロン酸のラクトン等が挙げられる。これらは単独あるい
は混合物として反応に供することができる。
【0031】アミノアルキル基を有するオルガノポリシ
ロキサン前駆体と糖ラクトンとの反応は、好適には糖ラ
クトンをオルガノポリシロキサン前駆体のアミノ基に対
して1.0〜1.3倍モル用いて溶媒中で混合し、溶液
濃度5〜30重量%で加熱還流下に3〜20時間攪拌す
ることによって行うことができる。この際用いる溶媒と
してはメタノール、エタノール、1−プロパノール、2
−プロパノール等の低級アルコールが適している。
【0032】本発明で用いられる成分(A)の共重合体
iii)は、オルガノポリシロキサンセグメントの末端又
は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を
含むアルキレン基を介して、下記一般式(2)
【0033】
【化14】
【0034】〔式中、R1は水素原子、炭素数1〜22
のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリ
ール基又はアルコキシカルボニルアルキル基を示し、r
は1〜5の数を示す。〕で表される繰り返し単位からな
るポリ(N−プロピレンカルボベタイン)が結合してな
る共重合体である。
【0035】一般式(2)中、R1で示されるシクロア
ルキル基としては炭素数3〜6のものが挙げられ、アラ
ルキル基としてはフェニルアルキル、ナフチルアルキル
等が挙げられ、アリール基としてはフェニル、ナフチ
ル、アルキル置換フェニル等が挙げられる。
【0036】この共重合体においては、該ポリ(N−プ
ロピレンカルボベタイン)セグメントとオルガノポリシ
ロキサンセグメントとの重量比が、2/98〜60/4
0(より好ましくは5/95〜40/60)であり、重
量平均分子量が1,000〜500,000(より好ま
しくは5,000〜300,000)であるのが好まし
い。ポリ(N−プロピレンカルボベタイン)セグメント
とオルガノポリシロキサンセグメントとの重量比が、2
/98に満たない場合、若しくは60/40を超える場
合、又は重量平均分子量が1,000未満の場合は、弾
性が生ぜず、皮膜形成化作用が不充分となり好ましくな
い。一方、重量平均分子量が500,000を超えるよ
うなものは製造が困難である。
【0037】オルガノポリシロキサンセグメントとポリ
(N−プロピレンカルボベタイン)セグメントとの結合
において介在するヘテロ原子を含むアルキレン基として
は、窒素原子、酸素原子又はイオウ原子を1〜3個含む
炭素数2〜20のアルキレン基が挙げられ、その具体例
としては、下記式で表される基が挙げられる。
【0038】
【化15】
【0039】上記共重合体は、反応性官能基を有するオ
ルガノポリシロキサンと下記一般式(5)
【0040】
【化16】
【0041】〔式中、R1は前記と同じ意味を示す。〕
で表されるN−置換アゼチジンを開環重合して得られる
末端反応性ポリ(N−プロピレンイミン)とを反応させ
て、まずポリ(N−プロピレンイミン)が結合してなる
オルガノポリシロキサンを製造する。これにクロル酢酸
ナトリウム、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラクト
ン、ε−カプロラクトン等を更に反応させることにより
製造される。
【0042】更に別の製造方法として、得られたポリ
(N−プロピレンイミン)が結合してなるオルガノポリ
シロキサンに、炭素数1〜22のアルキルハライド、シ
クロアルキルハライド、アリールハライド等で四級化反
応を行った後、塩基性条件下、アルコキシカルボニルエ
チル基又はアルコキシカルボニルメチル基の加水分解反
応を行うことによっても、ポリ(N−プロピレンカルボ
ベタイン)が結合してなるオルガノポリシロキサンが製
造される。
【0043】ここで、N−置換アゼチジンの開環重合
は、ルイス酸、プロトン酸、アルキル化剤等の化合物、
例えばトリエチルオキソニウムテトラフルオロボレー
ト、塩化ベンジル、臭化ベンジル、ヨウ化ベンジル、臭
化メチル、ヨウ化メチル、臭化エチル、ヨウ化エチル、
ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、トリフルオロメタンスル
ホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸メチル、トリフ
ルオロメタンスルホン酸エチル、ベンゼンスルホン酸、
ベンゼンスルホン酸メチル、ベンゼンスルホン酸エチ
ル、p−トルエンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸
メチル、p−トルエンスルホン酸エチル等を開始剤とし
て用いて行なわれる。
【0044】N−置換アゼチジンの開環重合及びポリ
(N−プロピレンカルボベタイン)変性シリコーンの製
造に用いる溶媒としては、酢酸エチル、酢酸プロピル等
の酢酸エステル類、ジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ク
ロロホルム、塩化メチレン等のハロゲン溶媒、アセトニ
トリル、ベンゾニトリル等のニトリル系溶媒、N,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒を
用いることができる。
【0045】上記ポリ(N−プロピレンイミン)鎖とシ
リコーン鎖との連結方法は、次の方法が利用できる。ポ
リ(N−プロピレンイミン)と、オルガノポリシロキサ
ンとを混合し、5〜100℃、好ましくは20〜60℃
の条件で反応させる。混合割合は所望により適宜選ぶこ
とができるが、オルガノポリシロキサン中の前記官能基
1モルに対してポリ(N−アシルアルキレンイミン)
0.1〜1.3モル当量の割合で反応させるのが好まし
い。ポリ(N−アシルアルキレンイミン)が0.1モル
当量未満では、変性率が小さいため本発明で意図するポ
リ(N−アシルアルキレンイミン)の性質を付与させに
くく、また、1.3モル当量を超える量は不要である。
【0046】特公昭63−16418号公報には、上記
ポリ(N−プロピレンカルボベタイン)が結合してなる
オルガノポリシロキサンと同類のベタイン基を有するシ
ロキサン及びその製造法が開示されているが、化粧料に
配合したときの良好な使用感、粉体分散性、化粧持続性
の向上等の効果については挙げられていない。
【0047】本発明の化粧料の中で特に乳化化粧料にお
いて、成分(A)中に含まれる親水性セグメントの働き
により、成分(A)がW/Oエマルションの水滴と連続
相(外相=油相)の界面に配向し、水滴の合一や沈降等
を防止することができる。また、このとき、水滴に対し
成分(A)はエラスティックな性質の保護膜となる。エ
タノール及びシリコーン油を含むW/Oエマルションに
おいて、通常の乳化剤で起こりやすい界面膜の破壊によ
る水滴の合一や沈降による分離に対して、成分(A)は
エラスティックな性質の保護膜となるため、水滴の合一
や沈降が抑制されて安定な乳化物を得ることができる。
このような水滴に対するエラスティックな性質の保護膜
を得るためには、重合体中に特別な性質を示す親水性セ
グメントを含むことが好ましい。
【0048】成分(A)としては、化粧料中で水滴と油
相の界面に配向し、耐低級アルコール(油相にシリコー
ン油を含有する場合には更に耐シリコーン性)の強い水
滴の保護膜を形成することが好ましい。成分(A)単独
の物性として常温・常圧でゴム弾性を示すものが好まし
いが、単独でゴム弾性を示さないものでも、低級アルコ
ール・シリコーン油等の化粧料、特に乳化化粧料を構成
する物質と共存させた時に、水滴と油相の界面に配向
し、同様の効果が得られるものであれば、単独での常温
・常圧の物性は特に制限されるものではない。
【0049】成分(A)の共重合体は1種又は2種以上
を組合わせて用いることができ、全組成中に0.05〜
30重量%配合するのが好ましく、特に0.1〜10重
量%、更に0.1〜5重量%であるのが好ましい。この
範囲内であれば、安定性が充分高く、使用時にべたつき
が生じず、使用感も良好である。
【0050】また、本発明で用いられる成分(B)の活
性成分は、皮膚に対して保湿効果、皮膚柔軟化効果、美
白効果、抗酸化効果又は血行促進効果を有し、セラミド
類、セラミド類似物質、アミノ酸又はその塩、植物抽出
物、美白剤、一重項酸素消去剤、抗酸化剤及び血行促進
剤から選ばれる。
【0051】これらのうち、セラミド類は次の一般式
(6)で表される公知化合物である。
【0052】
【化17】
【0053】〔式中、R21及びR22は同一又は異なって
炭素数8〜26の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭
化水素基を示す。〕
【0054】一般式(6)式中、R21及びR22で示され
る炭化水素基は、炭素数8〜26の直鎖又は分岐鎖のも
ので、飽和でも不飽和のものでもよく、具体例として
は、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、ウンデシ
ル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサ
デシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エ
イコデシル、ヘネイコシル、ドコシル、トリコシル、テ
トラコシル、ペンタコシル、ヘキサコシル、ノネニル、
デセニル、ドデセニル、ウンデセニル、トリデセニル、
テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘ
プタデセニル、オクタデセニル、ノナデセニル、エイコ
セニル、ヘンエイコセニル、ドコセニル、トリコセニ
ル、テトラコセニル、ペンタコセニル、ヘキサコセニ
ル、ノナジエニル、デカジエニル、ドデカジエニル、ウ
ンデカジエニル、トリデカジエニル、テトラデカジエニ
ル、ペンタデカジエニル、ヘキサデカジエニル、ヘプタ
デカジエニル、オクタデカジエニル、ノナデカジエチ
ル、エイコサジエニル、ヘンエイコサジエニル、ドコサ
ジエニル、トリコサジエニル、テトラコサジエニル、ペ
ンタコサジエニル、ヘキサコサジエニル、2−ヘキシル
デシル、2−オクチルウンデシル、2−デシルテトラデ
シル、イソステアリル基等が挙げられる。これらの炭化
水素基は、1個以上の水酸基が置換していてもよい。
【0055】R21としては炭素数15〜23の直鎖アル
キル基が、特にペンタデシル、ヘプタデシル及びトリコ
シル基が好ましく、R22としては炭素数15〜23の直
鎖の飽和又は不飽和のアルキル又はアルケニル基が、特
にペンタデシル、ヘプタデシル及びペンタデセニル基が
好ましい。一般式(6)で表されるセラミドのうち、特
に好ましい化合物は一般式(6)中のR21及びR22がそ
れぞれ上述の特に好ましい範囲の基である場合を組合わ
せた化合物である。
【0056】また、セラミド類似構造物質としては、次
の一般式(7)〜(11)で表されるものが挙げられ
る。
【0057】
【化18】
【0058】〔式中、R23は炭素数10〜26の直鎖又
は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R24
炭素数9〜25の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭
化水素基を示し、Y1 及びZ1 は水素原子又は水酸基を
示し、aは0又は1の数を示し、cは0〜4の整数を示
し、b及びdは0〜3の整数を示す。〕
【0059】
【化19】
【0060】〔式中、R25及びR26は同一又は異なっ
て、炭素数1〜40の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和
のヒドロキシル化されていてもよい炭化水素基を示し、
27は炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン
基又は単結合を示し、R28は水素原子、炭素数1〜12
の直鎖若しくは分岐鎖のアルコキシ基又は2,3−ジヒ
ドロキシプロピルオキシ基を示す。ただし、R27が単結
合のときR28は水素原子である。〕
【0061】
【化20】
【0062】〔式中、R25aは炭素数4〜40のヒドロ
キシル化されていてもよい炭化水素基を示し、R27a
炭素数3〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、
28aは炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖のアルコキシ
基を示す。〕
【0063】
【化21】
【0064】〔式中、R25、R26、R27a及びR28aは前
記と同じ意味を示す。〕
【0065】
【化22】
【0066】〔式中、R25、R26及びR27は前記と同じ
意味を示し、R28bは水素原子、炭素数1〜12の直鎖
若しくは分岐鎖のアルコキシ基又は2,3−エポキシプ
ロピルオキシ基を示す。ただし、R27が単結合のときR
28bは水素原子である。〕
【0067】これらのセラミド類似構造物質は公知の方
法〔例えば、ポリッシュ・ジャーナル・オブ・ケミスト
リー(Po.J.Chem.)52,1059(197
8);同52,1283(1978);特開昭54−1
17421号公報、同54−144308号公報、同5
4−147937号公報、同62−228048号公
報、同63−216852号公報、特開平8−3192
63号公報〕に準じて製造することができる。
【0068】一般式(7)中R23で示される炭素数10
〜26の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基
としては、前記のR21及びR22中の炭素数10〜26の
ものが挙げられ、R24で示される9〜25の直鎖又は分
岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基としては、前記のR
21及びR22中の炭素数10〜26のものが挙げられる。
23としては炭素数12〜18の直鎖の飽和アルキル基
が、特にテトラデシル、ヘキサデシル基びオクタデシル
基が好ましく、R24としては炭素数9〜18の直鎖の飽
和アルキル基が、特にノニル、ペンタデシル及びヘプタ
デシル基が好ましい。一般式(7)で表されるセラミド
類似構造物質のうち、特に好ましい化合物は一般式
(7)の中でR23及びR24がそれぞれ上述の特に好まし
い範囲の基である場合を組合わせた化合物である。
【0069】また、一般式(8)中、R25及びR26で示
される炭素数1〜40の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽
和のヒドロキシル化されていてもよい炭化水素基として
は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデ
シル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデ
シル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノ
ナデシル、ヘンエイコシル、ドコシル、ノナコシル、ト
リアコンチル、イソステアリル、イソヘプタデシル、2
−エチルヘキシル、1−エチルヘプチル、8−ヘプタデ
シル、8−ヘプタデセニル、8,11−ヘプタデカジエ
ニル、2−ヘプチルウンデシル、9−オクタデセニル、
1−ヒドロキシノニル、1−ヒドロキシペンタデシル、
2−ヒドロキシペンタデシル、15−ヒドロキシペンタ
デシル、11−ヒドロキシヘプタデシル及び11−ヒド
ロキシ−8−ヘプタデセニル等が挙げられる。
【0070】R25としては炭素数8〜26の直鎖又は分
岐鎖のアルキル又はアルケニル基が好ましく、例えばオ
クチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシ
ル、オクタデシル、ドコシル、トリアコンチル、イソス
テアリル、2−エチルヘキシル、2−ヘプチルウンデシ
ル及び9−オクタデセニル等が挙げられる。R25として
特に好ましい炭化水素基は炭素数12〜22の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基であり、例えばドデシル、テトラデ
シル、ヘキサデシル、オクタデシル、ドコシル及びメチ
ル分岐イソステアリル基等が挙げられる。
【0071】R26としては炭素数9〜25の直鎖又は分
岐鎖のアルキル又はアルケニル基が好ましく、例えばノ
ニル、ウンデシル、トリデシル、ペンタデシル、ヘプタ
デシル、ヘンエイコシル、ノナコシル、イソヘプタデシ
ル、1−エチルヘプチル、8−ヘプタデシル、8−ヘプ
タデセニル、8,11−ヘプタデカジエニル、1−ヒド
ロキシノニル、1−ヒドロキシペンタデシル、2−ヒド
ロキシペンタデシル、15−ヒドロキシペンタデシル、
11−ヒドロキシヘプタデシル及び11−ヒドロキシ−
8−ヘプタデセニル等が挙げられる。R26として特に好
ましい炭化水素基は炭素数11〜21の直鎖及び分岐鎖
のアルキル基であり、例えばウンデシル、トリデシル、
ペンタデシル、ヘプタデシル、ヘンエイコシル及びメチ
ル分岐イソヘプタデシル基等が挙げられる。
【0072】R27は炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖
のアルキレン基又は単結合を示し、アルキレン基として
は例えばメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメ
チレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、1−メチル
エチレン、1−メチルトリメチレン、2−メチルトリメ
チレン、1,1−ジメチルエチレン、1−エチルエチレ
ン、1−メチルテトラメチレン、2−エチルトリメチレ
ン等が挙げられる。R27としては炭素数1〜6の直鎖の
アルキレン基が好ましく、このうちメチレン、エチレン
及びトリメチレンが特に好ましい。
【0073】R28は水素原子、炭素数1〜12の直鎖若
しくは分岐鎖のアルコキシ基又は2,3−ジヒドロキシ
プロピルオキシ基を示し、アルコキシ基としては例えば
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ヘキシル
オキシ、オクチルオキシ、デシルオキシ、1−メチルエ
トキシ及び2−エチルヘキシルオキシ等が挙げられる。
28としては水素原子、炭素数1〜8のアルコキシ基及
び2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ基が好ましく、
このうち水素原子、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシ、1−メチルエトキシ、2−エチルヘキシルオ
キシ及び2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ基が特に
好ましい。
【0074】セラミド類似構造物質(8)のうち、特に
好ましい化合物は、一般式(8)中のR25、R26、R27
及びR28がそれぞれ上述の特に好ましい範囲の基である
場合を組合わせた化合物である。
【0075】一般式(9)中、R25aで示される炭素数
4〜40のヒドロキシル化されていてもよい炭化水素基
としては、具体的にはセラミド類似構造物質(8)のR
25からメチル、エチル及びプロピルを除いた基が挙げら
れ、R25と同様の基が好ましい。R27a で示される炭素
数3〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基としては、具
体的にはセラミド類似構造物質(8)のR27において例
示したアルキレン基からメチレン及びエチレンを除いた
基が挙げられる。R27aとしては炭素数3〜6の直鎖の
アルキレン基が好ましく、このうちトリメチレンが特に
好ましい。R28aで示される炭素数1〜12の直鎖又は
分岐鎖のアルコキシ基としては、セラミド類似構造物質
(8)のR28と同様の基が挙げられ、同様の基が好まし
い。
【0076】また、一般式(10)中、R25、R26、R
27a 及びR28a は上記と同様の意味を示し、同様の基が
好ましい。
【0077】また、一般式(11)中、R25、R26及び
27は上記と同様の意味を示し、R28bは水素原子、炭
素数1〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルコキシ基又は
2,3−エポキシプロピルオキシ基を示す。R25、R26
及びR27として具体的には、セラミド類似構造物質
(8)と同様の基が挙げられ、同様の基が好ましい。R
28bの炭素数1〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルコキ
シ基としては、セラミド類似構造物質(8)のR28と同
様の基が挙げられ、水素原子R28と同様のアルコキシ基
及び2,3−エポキシプロピルオキシ基が好ましい。
【0078】これらのセラミド類及びセラミド類似構造
物質は、1種又は2種以上を組合わせて用いることがで
き、全組成中に0.01〜50重量%配合するのが好ま
しく、特に0.01〜20重量%、更に0.1〜10重
量%配合すると、使用感、保湿効果、肌荒れの予防・改
善効果、シワ形成の予防・改善効果及び安定性の点でよ
り好ましい。
【0079】
【0080】
【0081】また、本発明で用いられる成分(B)の活
性成分のうち、アミノ酸又はその塩としては、例えばオ
ルニチン、トリプトファン、リジン、アルギニン、ヒス
チジン、カナバニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、
セリン、アラニン、グリシン、ロイシン、イソロイシ
ン、プロリン、スレオニン、バリン、メチオニン、シス
チン、システイン、ハイドロキシプロリン、フェニルア
ラニン、チロシン、ヒドロキシリジン、トリメチルグリ
シン、アスパラギン酸ナトリウム、アスパラギン酸カリ
ウム、アスパラギン酸マグネシウム、アスパラギン酸カ
ルシウム、グルタミン酸ナトリウム、グルタミン酸カリ
ウム、グルタミン酸マグネシウム、グルタミン酸カルシ
ウム、グルタミン酸塩酸塩、システイン塩酸塩、ヒスチ
ジン塩酸塩、ヒスチジン酢酸塩、ヒスチジン燐酸塩、リ
ジン塩酸塩、リジン酢酸塩、オルニチン塩酸塩、オルニ
チン酢酸塩、トリプトファン塩酸塩、アルギニン−グル
タミン酸塩、オルニチン−グルタミン酸塩、リジン−グ
ルタミン酸塩、リジン−アスパラギン酸塩、オルニチン
−アスパラギン酸塩、ε−アミノカプロン酸等が挙げら
れる。これらのうち、アルギニン、リジン、ヒドロキシ
リジン、ヒスチジンが好ましく、特にアルギニンが好ま
しい。
【0082】これらのアミノ酸又はその塩は、1種又は
2種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に
0.0001〜15重量%配合するのが好ましく、特に
0.001〜10重量%、更に0.01〜8重量%配合
すると、保湿効果、シワ形成の予防・改善効果、肌荒れ
の予防・改善効果、使用感及び安定性により優れるので
好ましい。
【0083】また本発明で用いられる成分(B)の活性
成分のうち、植物抽出物としては、例えばアシタバ、ア
ズキ、阿仙薬、アボガド、アマチャ、アマチャツル、ア
ルテア、アルテカ、アルニカ、アルモンド、アロエ、ア
ンズ、イラクサ、イリス、ウイキョウ、ウコン、エイジ
ツ、オウゴン、オウバク、オウレン、オオムギ、オク
ラ、オトギリソウ、オドリコソウ、オノニス、オランダ
カラシ、カキ、カッコン、カノコソウ、カバノキ、ガ
マ、カミツレ、カモミラ、カラスムギ、カンゾウ、キイ
チゴ、キウイ、キナ、キューカンバー、キョウニン、ク
クイナッツ、クチナシ、クマザサ、クルミ、ケイヒ、ク
ワ、グンジョウ、ゲンチアナ、ゲンノショウコウ、厚
朴、高麗人参、ゴボウ、ゴマ、小麦、コンフリー、コ
メ、サザンカ、サフラン、サンザシ、サンショウ、シイ
タケ、ジオウ、シコン、シソ、シナノキ、シモツケソ
ウ、シャクヤク、ショウキョウ、ショウガ、ショウブ、
シラカバ、スイカヅラ、スギナ、ステビア、セイヨウキ
ズタ、セイヨウサンザシ、セイヨウニワトコ、セイヨウ
ネズ、セイヨウノコギリソウ、セイヨウハッカ、セー
ジ、ゼニアオイ、センキュウ、センブリ、桑白皮、ダイ
ズ、ダイソウ、タイム、チャ、チョウジ、チンピ、月見
草、ツバキ、ツボクサ、テウチグルミ、トウキ、トウキ
ンセンカ、トウニン、トウヒ、トウモロコシ、ドクダ
ミ、トマト、ニンジン、ニンニク、ノバラ、バクガ、麦
門冬、パセリ、ハダカムギ、ハトムギ、ハッカ、パパイ
ヤ、ハマメリス、バラ、ヒノキ、ヒマワリ、ビワ、フキ
タンポポ、ブドウ、プラセンタ、ヘーゼルナッツ、ヘチ
マ、ベニバナ、ボダイジュ、ボタン、ホップ、マカデミ
アナッツ、マツ、松笠、マロニエ、メリッサ、メリロー
ト、モモ、モヤシ、ヤグルマギク、ヤシ、ユーカリ、ユ
キノシタ、ユリ、ヨクイニン、ヨモギ、ライムギ、ラッ
カセイ、ラベンダー、リンゴ、レイシ、レタス、レモ
ン、レンゲソウ、ローズマリー、ロート、ローマカミツ
レ、茵陳蒿、キンミズヒキ、キササゲ、アスナロ、ホル
トソウ、ヒキオコシ、キジツ、センキシ、ハコベ、浮き
草、カワラヨモギ、イチョウ、キキョウ、キク、クマザ
サ、ムクロジ、レンギョウ等から得られる抽出物が挙げ
られる。
【0084】これらの植物抽出物は、各植物の全草又は
その葉、樹皮、根、枝等の1又は2以上の箇所(以下
「原体」と称する)を乾燥し又は乾燥することなく粉砕
した後、常温又は加温下に、溶剤により抽出するか又は
ソックスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出すること
により得ることができる。ここで、使用される溶剤は特
に限定されず、例えば水;メチルアルコール、エチルア
ルコール等の1級アルコール;プロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール;
酢酸エチルエステル等の液状脂肪酸低級アルキルエステ
ル;ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素;エチルエーテ
ル、アセトン等の公知の溶媒が挙げられ、これら溶媒
は、1種又は2種以上を組合わせて使用することができ
る。このうち、抽出溶剤としてはエチルアルコール、
1,3−ブチレングリコールが好ましい。
【0085】原体からの好ましい抽出方法の具体例とし
ては、乾燥粉砕物100グラムに50v/v%エタノー
ル1000mlを加え、室温で時々攪拌しながら3日間抽
出を行う。得られた抽出液を濾過し、濾液を5℃で3日
間放置したのち再度濾過して、上澄みを得る。以上のよ
うな条件で得られた植物抽出物は、抽出された溶液のま
ま用いても良いが、更に必要により、濃縮、濾過等の処
理をしたものを用いることができる。
【0086】これらの植物抽出物は、1種又は2種以上
を組合わせて用いることができ、乾燥固形分に換算して
全組成中に0.0001〜20重量%配合するのが好ま
しく、特に0.0001〜10重量%、更に0.000
1〜5重量%配合すると、保湿効果、シワ形成の予防・
改善効果、肌荒れの予防・改善効果、肌のはり、弾力の
衰え、顔色のくすみ等の予防・改善効果、シミ・ソバカ
スの予防・改善効果が得られ、また使用感及び安定性に
より優れるので好ましい。
【0087】これらの植物抽出物のうち、特にカミツ
レ、チャ、カッコン、チョウジ、カンゾウ、ビワ、トウ
ヒ、高麗人参、シャクヤク、サンザシ、麦門冬、ショウ
ガ、松笠、桑白皮、厚朴、茵陳蒿、阿仙薬、黄ゴン、ア
ロエ、アルテア、シモツケ、オランダガラシ、キナ、コ
ンフリー、ローズマリー及びロートの抽出物から選ばれ
る1種又は2種以上の植物抽出物を用いると、相乗的に
美白効果が増強され、シミ・ソバカスを有効に予防・改
善することができると共に、保湿効果及び肌荒れ予防・
改善効果も著しく高めることができる。
【0088】これらのうち、カミツレ抽出物は、カミツ
レ〔Matricaria chamomilla L.
(Compositae)〕の花を水若しくはメタノー
ル、エタノール、プロパノール、プロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール等の親水性有機溶媒又
はこれらの混合溶媒で抽出することにより抽出液として
得ることができ、また当該抽出液を乾燥して乾燥粉末の
形態で得ることができる。また、ヒマシ油、パーシック
油、流動パラフィン、大豆油、ミリスチン酸イソプロピ
ル、低級脂肪酸トリグリセリド、中級脂肪酸トリグリセ
リド、ヒマワリ油、ジカプリン酸ネオペンチルグリコー
ル、スクワラン等の親水性有機溶媒又はこれらの混合溶
媒で抽出することにより得ることができる。本発明にお
いては、このようにして得られるカミツレ抽出物の1種
又は2種以上を組合わせて用いることができる。
【0089】かかるカミツレ抽出物には、一般にアズレ
ン、カマズレン、ウンベリフェロン、7−メトキシクマ
リン、マトリシン、マトリカリン、タラキサステロー
ル、ルペオール、アピイン、クロマン、スピロエーテル
等が含まれている。ここで、カミツレの好ましい抽出方
法としては、例えば次の方法が挙げられる。
【0090】カミツレの花を乾燥し、細切する。それに
スクワランを加え、時々攪拌しながら室温から50℃ま
で浸漬した後、圧搾分離して抽出液を得る。この抽出液
を濾過してカミツレ抽出エキスとする。
【0091】これらの植物抽出物を用いる場合には、美
白効果及び安定性の点から、全組成中に乾燥固形分に換
算して0.00001〜5重量%配合するのが好まし
く、特に0.0005〜3重量%、更に0.001〜2
重量%配合すると、充分な美白効果、保湿効果、肌荒れ
予防・改善効果が得られ、また使用感及び安定性にも優
れるので好ましい。
【0092】また、植物抽出物のうち、スギナ、ゲンチ
アナ、ハマメリス、ボタン、キンミズヒキ、キササゲ、
アスナロ、オルトソウ、ヒキオコシ及びキジツの抽出物
から選ばれる1種又は2種以上を用いると、相乗的に、
皮膚老化防止効果が増強され、シワ形成を有効に予防・
改善することができると共に、保湿効果及び肌荒れ予防
・改善効果を著しく高めることができる。
【0093】これらの植物抽出物を用いる場合には、乾
燥固形分に換算して、全組成中に0.00001〜20
重量%配合するのが好ましく、特に0.0001〜10
重量%、更に0.0001〜5重量%配合すると、充分
なシワ形成の予防・改善効果、肌のはり、弾力の衰え、
顔色のくすみ等の予防・改善効果、保湿効果、肌荒れ予
防・改善効果が得られ、また使用感及び安定性により優
れるので好ましい。
【0094】また、本発明で用いられる成分(B)のう
ち、美白剤としては、通常の化粧料に用いられるもので
あれば特に制限されず、例えばL−アスコルビン酸及び
その誘導体、ハイドロキノン誘導体、コウジ酸及びその
誘導体、胎盤抽出物等が挙げられる。
【0095】これらのうち、アスコルビン酸及びその誘
導体としては、特に限定されるものではなく、例えばL
−アスコルビン酸リン酸エステルの1価金属塩であるL
−アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩、L−ア
スコルビン酸リン酸エステルカリウム塩、2価金属塩で
あるL−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム
塩、L−アスコルビン酸リン酸エステルカルシウム塩、
3価金属塩であるL−アスコルビン酸リン酸エステルア
ルミニウム塩、またL−アスコルビン酸硫酸エステルの
1価金属塩であるL−アスコルビン酸硫酸エステルナト
リウム塩、L−アスコルビン酸硫酸エステルカリウム
塩、2価金属塩であるL−アスコルビン酸硫酸エステル
カリウムマグネシウム塩、L−アスコルビン酸硫酸エス
テルカルシウム塩、3価金属塩であるL−アスコルビン
酸硫酸エステルアルミニウム塩、L−アスコルビン酸の
1価金属塩であるL−アスコルビン酸ナトリウム塩、L
−アスコルビン酸カリウム塩、2価金属塩であるL−ア
スコルビン酸マグネシウム塩、L−アスコルビン酸カル
シウム塩、3価金属塩であるL−アスコルビン酸アルミ
ニウム塩等が好ましいものとして挙げることができる。
【0096】また、ハイドロキノン誘導体としては特に
限定されるものではなく、例えばハイドロキノンと糖の
縮合物、ハイドロキノンに炭素数1〜4のアルキル基を
一つ導入したアルキルハイドロキノンと糖の縮合物等が
挙げられ、これらのうち好ましいものとしては例えばア
ルブチン等を挙げることができる。
【0097】また、コウジ酸及びその誘導体としては特
に限定されるものではなく、例えばコウジ酸、コウジ酸
モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モ
ノパルミテート、コウジ酸モノステアレート、コウジ酸
モノシンナモエート、コウジ酸モノベンゾエート等のモ
ノエステル、コウジ酸ジブチレート、コウジ酸ジパルミ
テート、コウジ酸ジステアレート、コウジ酸ジオレエー
ト等のジエステル等を好ましいものとして挙げることが
できる。
【0098】また、胎盤抽出物としては水溶性プラセン
タエキスとして一般に市販され化粧品原料として使用さ
れているものを用いることができ、例えば牛や豚又はヒ
ト等の哺乳動物の胎盤を洗浄、除血、破砕、凍結等の工
程を経て、水溶性成分を抽出した後、更に不純物を除去
して得られるものを挙げることができる。
【0099】これらの美白剤のうち、特にアルブチン、
コウジ酸及び水溶性プラセンタエキスが好ましい。
【0100】これらの美白剤は、1種又は2種以上を組
合わせて用いることができ、美白効果、乳化安定性及び
使用感の点から、全組成中に0.01〜30重量%配合
するのが好ましく、特に0.01〜10重量%、更に
0.01〜5重量%配合すると、充分な美白効果が得ら
れると共に、使用感及び安定性により優れ、好ましい。
【0101】
【0102】
【0103】また、本発明で用いられる成分(B)の活
性成分のうち、一重項酸素消去剤又は抗酸化剤として
は、例えばαカロチン、βカロチン、γカロチン、リコ
ピン、クリプトキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチ
ン、イソゼアキサンチン、ロドキサンチン、カプサンチ
ン、クロセチン等のカロチノイド;1,4−ジアザシク
ロオクタン、2,5−ジメチルフラン、2−メチルフラ
ン、2,5−ジフェニルフラン、1,3−ジフェニルイ
ソベンゾフラン、αトコフェロール、βトコフェロー
ル、γトコフェロール、dトコフェロール、ヒスチジ
ン、トリプトファン、メチオニン、アラニン又はそのア
ルキルエステル;ジブチルヒドロキシトルエン、ブチル
ヒドロキシアニソール、アスコルビン酸、タンニン酸、
エピカテキン、エピカロカテキン、エピカテキンガレー
ト、エピカロカテキンガレート等のタンニン類、ルチン
等のフラボノイド等が挙げられる。これらのうち、カロ
チン、トコフェロール、アスコルビン酸、タンニン酸、
エピカテキンガレート、エピカロカテキンガレートが好
ましい。
【0104】これらの一重項酸素消去剤又は抗酸化剤は
1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、全組
成中に0.001〜5重量%配合するのが好ましく、特
に0.01〜2重量%、更に0.01〜1重量%配合す
ると、高いシワ形成予防・改善効果が得られ、また使用
感及び安定性の点で好ましい。
【0105】
【0106】
【0107】
【0108】
【0109】
【0110】
【0111】
【0112】
【0113】
【0114】
【0115】
【0116】
【0117】
【0118】
【0119】また、本発明で用いられる成分(B)の活
性成分のうち、血行促進剤としては、通常化粧品、医薬
部外品、医薬品等に用いられている剤をそのまま用いる
ことができる。特に、化合物としては、特開昭62−8
7506号公報に記載されている血管拡張剤であるビタ
ミンEのエステル化物、ニコチン酸エステル又はオロチ
ン酸エステルや、特開昭62−195316号公報に記
載されている末梢循環促進剤であるビタミンEのエステ
ル化物、酢酸エステル又はコハク酸エステルが用いら
れ、この他にニコチン酸アミド、ニコチン酸メチル等が
用いられる。
【0120】また、血行促進効果のある植物抽出物とし
て、1986年発刊のフレグランスジャーナル臨時増刊
号第6巻や1979年発刊のフレグランス ジャーナル
臨時増刊号第1巻等に明記されているエキス類、例えば
アルニカ、サンザシ、キナ、サルビア、ボダイジュ、オ
タネニンジン、トショウ、マンネンロウ、オトギリソ
ウ、イチョウ、メリッサ、オノニス、マロニエ、センブ
リ、ニンニク、カミツレ、サイム、ハッカ、イラクサ、
トウガラシ、ショウガ、ホップ、西洋トチノキ、ラベン
ダー、ニンジン、カラシナ、ケイ、マツ、センキュウ、
ニワトコ、ヤマゼリ、ハシリドコロ、ボタン、ヤマモ
モ、ドクダミ、コウホネ、シブガキ、トウキンセンカ、
グビジンソウ、リンドウ、ブドウ、ハマボウフウ、ダイ
ダイ、ユズ、ショウブ、ナツミカン、ハマメリス、メリ
ーロート、ウイキョウ、サンショウ、シャクヤク、ユー
カリ、ヨモギ、エンメイソウ、コメ、クララ、ショウキ
ョウ、チョウジ等の植物抽出物などが用いられる。
【0121】これらの植物抽出物は、例えばこれらの植
物の葉、根、茎、花等を水及び/又は親水性有機溶媒を
用いて抽出して抽出液を得る方法;更にこのような抽出
液から、凍結乾燥、噴霧乾燥、減圧留去等により粉末を
得る方法などが挙げられる。親水性有機溶媒としては、
例えばメタノール、エタノール等が挙げられ、特にエタ
ノールが好ましい。これらの溶媒は単独でも、2種以上
を組合わせて使用してもよく、また、水とこれらの親水
性有機溶媒を混合して使用してもよい。これらの抽出溶
媒の使用量は特に制限されず、また得られた抽出液はそ
のまま、又は更に濃縮、精製して用いることができる。
また、これらの植物抽出物の市販品も好適に用いること
ができる。
【0122】これらのうち、化合物としては、ニコチン
酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸ア
ミドが好ましく、植物抽出物としては、センブリエキ
ス、オトギリソウエキス、イチョウエキス、アルニカエ
キス、キナエキス、ハマメリスエキス、トウキンセンカ
エキス、マロニエエキス、エンメイソウエキス、サルビ
アエキス、ハマボウフウエキス、サンショウエキス、米
胚芽油、ボダイジュエキス、ショウキョウチンキ、チョ
ウジ抽出液が好ましい。
【0123】これらの血行促進剤は、1種又は2種以上
を組合わせて用いることができ、通常有効成分として
(植物抽出物の場合は乾燥固形分として)全組成中に
0.001〜10重量%配合するのが好ましく、特に
0.01〜5重量%、更に0.05〜3重量%配合する
と、肌のはり、弾力の衰え、顔色のくすみ等の予防・改
善効果、保湿効果、肌荒れの予防・改善効果、シワ形成
の予防・改善効果、シミ・ソバカスの予防・改善効果が
高まると共に、使用感及び安定性により優れ、好まし
い。
【0124】成分(B)の活性成分は、上記の各種成分
を1種又は2種以上組合わせて用いることができ、その
合計量は全組成中に5〜60重量%、特に10〜40重
量%であるのが好ましい。
【0125】更に、本発明の化粧料には、本発明の効果
を損なわない範囲において、上記必須成分の他に通常化
粧品や医薬部外品、医薬品等に用いられる各種任意成分
を必要に応じて適宜配合することができる。このような
任意成分としては、例えば精製水、エタノール、界面活
性剤、油性成分、シリコーン類、フッ素系油剤、紫外線
防御剤、粉体、油ゲル化剤、被膜形成剤、皮脂分泌抑制
剤、柔軟剤、pH調整剤等が挙げられる。
【0126】具体的には、界面活性剤としては、特に制
限されず、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、
両性界面活性剤等のいずれをも好適に使用することがで
きる。非イオン界面活性剤としては、例えばポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビト
ール脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油アルキル硫酸エステル、ポリオキシエチレンヒマ
シ油、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、グ
リセリン脂肪酸エステル、アルキルリン酸エステル、ポ
リオキシエチレンアルキルリン酸エステル、脂肪酸アル
カリ金属塩、アルキルグリセリルエーテル等が挙げられ
る。
【0127】また、アニオン界面活性剤としては、直鎖
又は分岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩、直鎖又は
分岐鎖のアルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩、アル
キル基又はアルケニル基を有するアルキル又はアルケニ
ル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン
酸塩、不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテ
ルカルボン酸塩、アルキル基又はアルケニル基を有する
α−スルホ脂肪酸塩又はエステル、アシル基及び遊離カ
ルボン酸残基を有するN−アシルアミノ酸型界面活性
剤、アルキル基又はアルケニル基を有するリン酸モノ又
はジエステル型界面活性剤等が挙げられる。
【0128】両性イオン界面活性剤としては、アルキル
基、アルケニル基又はアシル基を有するイミダゾリン系
両性界面活性剤、カルボベタイン系、アミドベタイン
系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン系又
はアミドスルホベタイン系両性界面活性剤等が挙げられ
る。更に、ポリエーテル変性シリコーン、特開平4−1
08795号公報記載のシロキサン誘導体等のシリコー
ン含有界面活性剤や、パーフルオロアルキル基を有する
界面活性剤等を使用することもできる。
【0129】これらの界面活性剤を配合する場合には、
全組成中に0.01〜20重量%、特に0.1〜5重量
%配合するのが好ましい。
【0130】また、油性成分としては、特に制限され
ず、揮発性、不揮発性いずれでもよく、例えば固体状又
は液体状パラフィン、ワセリン、クリスタルオイル、セ
レシン、オゾケライト、モンタンロウ、スクワラン、ス
クワレン等の炭化水素類;ユーカリ油、ハッカ油、ツバ
キ油、マカデミアナッツ油、アボガド油、牛脂、豚脂、
馬脂、卵黄脂、オリーブ油、カルナウバロウ、ラノリ
ン、ホホバ油;グリセリンモノステアリン酸エステル、
グリセリンジステアリン酸エステル、グリセリンモノオ
レイン酸エステル、パルミチン酸イソプロピル、ステア
リン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン
酸イソプロピル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコー
ル、フタル酸ジエチル、乳酸ミリスチル、アジピン酸ジ
イソプロピル、ミリスチン酸セチル、乳酸ミリスチル、
アジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸セチル、乳酸
セチル、1−イソステアロイル−3−ミリストイルグリ
セロール、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸
−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−オクチルド
デシル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコ
ール、オレイン酸−2−オクチルドデシル、トリイソス
テアリン酸グリセロール、ジ−パラメトキシケイヒ酸−
モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル等のエステル
油;ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸等の高級
脂肪酸等が挙げられる。これらの油性成分を配合する場
合には、全組成中に0.001〜50重量%、特に0.
005〜30重量%配合するのが好ましい。
【0131】シリコーン類としては、通常化粧料に配合
されるものであれば特に制限されるものではなく、例え
ばオクタメチルポリシロキサン、テトラデカメチルポリ
シロキサン、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリ
シロキサン、メチルフェニルポリシロキサンのほか、オ
クタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロ
ペンタシロキサン等のメチルポリシクロシロキサン、ト
リメチルシロキシケイ酸、更には、アルキル変性シリコ
ーン、ポリエーテル・アルキル変性シリコーン、アルキ
ルグリセリルエーテル変性シリコーン、特開平6−72
851号公報記載の変性オルガノポリシロキサン等の変
性シリコーン等が挙げられる。これらのシリコーン類を
配合する場合には、全組成中に0.001〜50重量
%、特に0.005〜30重量%配合するのが好まし
い。
【0132】フッ素系油剤としては、常温で液体のパー
フルオロ有機化合物であるパーフルオロポリエーテル、
フッ素変性シリコーンが好ましく、例えばパーフルオロ
デカリン、パーフルオロアダマンタン、パーフルオロブ
チルテトラハイドロフラン、パーフルオロオクタン、パ
ーフルオロノナン、パーフルオロペンタン、パーフルオ
ロデカン、パーフルオロドデカン、フッ素変性シリコー
ン、一般式(12)
【0133】
【化23】
【0134】(式中、R31、R33、R34及びR35は同一
でも異なってもよく、それぞれフッ素原子、パーフルオ
ロアルキル基又はパーフルオロアルキルオキシ基を示
し、R32はフッ素原子又はパーフルオロアルキル基を示
し、a1、b1及びc1は分子量が500〜100,00
0となる0以上の数を示す。ただし、a1=b1=c1
0となることはない。)で表されるパーフルオロポリエ
ーテルなどが挙げられる。ここで、かっこ内に示される
各パーフルオロ基はこの順で並んでいる必要はなく、ま
たランダム重合でもブロック重合でもかまわない。かか
るパーフルオロポリエーテルとしては、特に粘度が5〜
5,000cs(センチストークス)の液体状のものが好
ましく、例えば次の一般式(13)
【0135】
【化24】
【0136】(式中、d1及びe1は分子量が500〜1
0,000となる数を示し、d1/e1は0.2〜2であ
る。)で表されるFOMBLIN HC−04(平均分
子量1,500)、同HC−25(同3,200)及び
同HC−R(同6,600)(以上モンテフロス社製)
や、次の一般式(14)
【0137】
【化25】
【0138】(式中、f1は4〜500の数を示す。)
で表されるデムナムS−20(重量平均分子量25,0
00)、同S−65(同4,500)、同S−100
(同5,600)及び同S−200(同8,400)
(以上ダイキン工業社製)などの市販品を使用すること
ができる。
【0139】また、フッ素変性シリコーンとしては、例
えば下記一般式(15)〜(18)で表される構造単位
の1以上と、下記一般式(19)で表される構造単位と
を有するものを挙げることができる。
【0140】
【化26】
【0141】〔式中、Rf及びRf′は、同一又は異な
っていてもよく、炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖のパ
ーフルオロアルキル基又は次式:H(CF2g1−(g1
は1〜20の整数を示す)で表されるω−H−パーフル
オロアルキル基を示し;R36、R39及びR40は、同一又
は異なっていてもよく、炭素数1〜20の直鎖若しくは
分岐鎖の脂肪族炭化水素基又は炭素数5〜10の脂環式
若しくは芳香族炭化水素基を示し;R37は、水素原子、
炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素
基、炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族炭化水素
基、炭素数1〜20のパーフルオロアルキル基又は次
式:H(CF2g1−(g1は1〜20の整数を示す)で
表されるω−H−パーフルオロアルキル基を示し;R38
は、炭素数2〜6の二価の炭化水素基を示し;X2及び
2は、単結合、−CO−又は炭素数1〜6の二価の炭
化水素基を示し;i1は2〜16の数を示し、j1及びk
1それぞれ1〜16の数を示し、h1は1〜200の数を
示し、w1は0〜20の数を示し、v1は0〜200の数
を示す〕
【0142】一般式(15)〜(19)で表される構造
単位において、Rf及びRf′で示されるパーフルオロ
アルキル基としては、直鎖及び分岐鎖のいずれのものも
用いることができ、例えば、CF3−、C25−、C4
9−、C613−、C817−、C1021−、H(CF2
2−、H(CF24−、H(CF26−、H(CF28
−、(C37)C(CF32−などを挙げることができ
る。また、H(CF2g−におけるgとしては、6〜2
0の整数が好ましい。R36、R39及びR40で示される炭
化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、ノニル基、デシル基等の直鎖アルキル
基;イソプロピル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ネ
オペンチル基、1−エチルプロピル基、2−エチルヘキ
シル基等の分岐鎖アルキル基;シクロペンチル基、シク
ロヘキシル基等の環状アルキル基;フェニルナフチル基
等の芳香族炭化水素基などを挙げることができる。ま
た、R38で示される二価の炭化水素基としては、炭素数
2〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基が好ましく、特
にエチレン基、プロピレン基が好ましい。
【0143】このような構造単位を有するフッ素変性シ
リコーンとしては、例えば、下記一般式(20)
【0144】
【化27】
【0145】〔式中、Z2及びZ3は少なくとも一方は一
般式(15)〜(18)から選ばれる構造単位を示し、
残余は単結合を示し、v1、R39及びR40は前記と同じ
意味を示す〕で表されるもの、又は下記一般式(21)
【0146】
【化28】
【0147】〔式中、Z4は、一般式(15)〜(1
8)から選ばれる構造単位を示し、R41は炭素数1〜2
0の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素基又は炭素数
5〜10の脂環式若しくは芳香族の炭化水素基を示し、
1は0〜200の数を示し、v1、R39及びR40は前記
と同じ意味を示す〕で表されるものを挙げることができ
る。
【0148】一般式(15)〜(19)で表される構造
単位及び一般式(20)、(21)で表されるフッ素変
性シリコーンにおける各式中の基としては、化粧くずれ
防止及び使用性を考慮した場合、下記のものが好まし
い。Rf及びRf′としては、炭素数6〜20の直鎖若
しくは分岐鎖のパーフルオロアルキル基又は次式;H
(CF2q1−(q1は6〜20の整数を示す)で表され
るω−H−パーフルオロアルキル基が好ましい。R36
39及びR40としては、同一又は異なっていてもよく、
炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖の脂肪族炭化水素基が好
ましい。R37としては、水素原子、炭素数6〜20のパ
ーフルオロアルキル基又は次式;H(CF2q1−(q1
は6〜20の整数を示す)で表されるω−H−パーフル
オロアルキル基が好ましい。R38としては、炭素数2〜
4の二価の炭化水素基が好ましい。X2及びY2は、単結
合、−CO−又は炭素数1〜4の二価の炭化水素基が好
ましく、i1は2〜10、特に2〜5の数が好ましく、
1及びk1は、それぞれ2〜10、特に1〜6の数が好
ましく、h1は1〜100、特に1〜10の数が好まし
く、w1は0〜20、特に0〜5の数が好ましく、v1
0〜100、特に0〜10の数が好ましい。なお、一般
式(21)で表されるフッ素変性シリコーンの構造単位
の配列は、交互でもブロックでもランダムでもよい。
【0149】更に、フッ素変性シリコーンの好ましい例
としては、一般式(16)及び一般式(19)で表され
る構造単位を有する、特開平5−247214号公報に
記載された重合度2〜200のフッ素変性シリコーン、
一般式(17)で表される構造単位を有する特開平6−
184312号公報に記載された重合度2〜200のフ
ッ素変性シリコーン、市販品である旭硝子社製のFSL
−300、信越化学工業社製のX−22−819、X−
22−820、X−22−821、X−22−822及
びFL−100、東レダウコーニングシリコーン社製の
FS−1265などを挙げることができる。
【0150】これらのフッ素系油剤を配合する場合に
は、全組成中に2〜98重量%、特に5〜60重量%配
合すると、使用感が良好となるため、好ましい。
【0151】また、紫外線防御剤としては、特に限定さ
れず、通常用いられる紫外線散乱剤、油溶性紫外線吸収
剤、水溶性紫外線吸収剤のいずれをも好適に使用するこ
とができる。これらのうち、紫外線散乱剤としては、例
えば酸化チタン、微粒子酸化チタン(特開昭57−67
681号公報)、酸化亜鉛、微細亜鉛華(特開昭62−
228006号公報)、薄片状酸化亜鉛(特開平1−1
75921号公報)、酸化鉄、微粒子酸化鉄、酸化セリ
ウム、酸化ジルコニウム等が挙げられ、これらはシリコ
ーン、金属石鹸、N−アシルグルタミン酸、パーフルオ
ロアルキルリン酸エステル等で表面処理したものであっ
てもよい。これらの形状、大きさ、形態は特に限定され
ず、ゾルなどの形態で使用してもよい。
【0152】また、油溶性紫外線吸収剤としては、安息
香酸系のものとして、パラアミノ安息香酸(以下、PA
BAと略す)、グリセリルPABA、エチルジヒドロキ
シプロピルPABA、N−エトキシレートPABAエチ
ルエステル、N−ジメチルPABAエチルエステル、N
−ジメチルPABAブチルエステル、N−ジメチルPA
BAアミルエステル、オクチルジメチルPABA等が;
アントラニリック酸系のものとして、ホモメンチル−N
−アセチルアントラニレート等が;サリチル酸系のもの
として、アミルサリチレート、メンチルサリチレート、
ホモメンチルサリチレート、オクチルサリチレート、フ
ェニルサリチレート、ベンジルサリチレート、p−イソ
プロパノールフェニルサリチレート等が;桂皮酸系のも
のとして、オクチルシンナメート、エチル−4−イソプ
ロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピル
シンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナ
メート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプ
ロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−
メトキシシンナメート、2−エチルヘキシル−p−メト
キシシンナメート、2−エトキシエチル−p−メトキシ
シンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメ
ート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメー
ト、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシ
ンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル
ジパラメトキシシンナメート等が;ベンゾフェノン系の
ものとして、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4′−メチ
ルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチル
ヘキシル−4′−フェニルベンゾフェノン−2−カルボ
キシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベン
ゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフ
ェノン等が;その他のものとして、3−(4′−メチル
ベンジリデン)−dl−カンファー、3−ベンジリデン
−dl−カンファー、ウロカニン酸エチルエステル、2
−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2′−
ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメ
タン、4−メトキシ−4′−t−ブチルジベンゾイルメ
タン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボニリデン)
−3−ペンタン−2−オン、特開平2−212579号
公報記載のベンゼン ビス−1,3−ジケトン誘導体、
特開平3−220153号公報記載のベンゾイルピナコ
ロン誘導体等が挙げられる。
【0153】水溶性の紫外線吸収剤としては、ジエタノ
ールアミンp−メトキシシンナメート、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリ
ウム、テトラヒドロキシベンゾフェノン、メチルヘルペ
リジン、3−ヒドロキシ−4−メトキシ桂皮酸ナトリウ
ム、フェルラ酸ナトリウム、ウロカニン酸等や、セイヨ
ウノコギリソウ、アロエ、ビロウドアオイ、ゴボウ、サ
ルビア等の動植物のエキスで紫外線吸収作用をもつもの
等が挙げられる。
【0154】これらの紫外線防御剤のうち、特に酸化亜
鉛、酸化チタン、微粒子酸化チタン、微細亜鉛華、薄片
状酸化亜鉛、微粒子酸化鉄、オクチルジメチルPAB
A、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、
4−メトキシ−4′−t−ブチルジベンゾイルメタン、
1−(3,4−ジメトキシフェニル)−4,4−ジメチ
ル−1,3−ペンタンジオンが好ましい。
【0155】これらの紫外線防御剤を配合する場合に
は、全組成中に0.1〜40重量%、特に0.1〜30
%、更に1〜20%配合するのが好ましい。
【0156】粉体としては、例えばマイカ、タルク、セ
リサイト、カオリン、ナイロンパウダー、ポリメチルシ
ルセスキオキサン等の体質顔料;パール等の無機顔料;
赤色202号、赤色226号、黄色4号、アルミニウム
レーキ等の有機顔料などが挙げられる。また、これらの
粉体は、シリコーン処理、金属石鹸処理、アミノ酸処
理、脂肪酸処理、アルキルリン酸エステル処理、N−ア
シルグルタミン酸処理、パーフルオロアルキルリン酸エ
ステル処理等によるフッ素処理などの表面処理を行った
ものであってもよい。
【0157】これらの粉体を配合する場合には、全組成
中に0.001〜50重量%、特に0.005〜30重
量%配合するのが好ましい。
【0158】油ゲル化剤としては、例えばパルミチン酸
デキストリン、ステアリン酸デキストリン等のデキスト
リン脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらの油ゲル
化剤を配合する場合には、全組成中に0.001〜20
重量%、特に0.01〜5重量%配合するのが好まし
い。
【0159】被膜形成剤としては、例えばポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナト
リウム等のビニルポリマー類;キトサンプルランエマル
ション、アクリル酸アルキル共重合エマルションのエマ
ルション系;可溶性コラーゲン、加水分解エラスチン;
シルク抽出液等のポリペプタイド系;分子量20000
から4000000のポリエチレングリコール等が挙げ
られる。これらの被膜形成剤を配合する場合は、全組成
中に0.01〜30重量%、特に0.05〜20重量%
配合するのが好ましい。
【0160】更に、皮脂分泌抑制剤としては、過剰皮脂
に起因する毛穴周りの色素沈着や肌荒れ、にきび等を予
防するものであり、例えば「フレグランス ジャーナル
No.10(1994年)」に掲載され、一般に皮脂分
泌抑制剤として使用されている抗男性ホルモン剤、生薬
エキス、収斂剤、その他成分等を用いることができる。
【0161】具体的には、抗男性ホルモン剤としては、
例えばオキセンドロン、17−α−メチル−β−ノルテ
ストステロン、クロマジノンアセテート、サイプロテロ
ンアセテート、スピロノラクトン、ヒドロキシフルタミ
ド、エストラジオール、エチニルエストラジオール等が
挙げられる。
【0162】生薬エキスとしては、例えばクルミの葉、
オウゴン、セージ、ホップ、ローズマリー、オトギリソ
ウ、ハッカ、カミツレ、何首鳥、黄連、黄柏、黄苓、重
薬、陳皮、人参、シャクヤク、トウシシ、プロポリス、
タクシア、タンニン、ハマメリス、ボタン、樺木ター
ル、ローヤルゼリー、コウボエキス等の抽出エキスが挙
げられる。
【0163】収斂剤としては、例えばスルホ石炭酸亜
鉛、酸化亜鉛、アルミニウムヒドロキシクロライド、ア
ラントインジヒドロキシアルミニウム等が挙げられる。
その他、ビタミンB6、13−シス−レチノイン酸、ビ
タミンE、グリチルレチン酸、サリチル酸、ニコチン
酸、パントテン酸カルシウム、アゼライン酸ジカリウ
ム、10−ヒドロキシウンデカン酸、12−ヒドロキシ
ステアリン酸等も皮脂分泌抑制剤として用いることがで
きる。
【0164】これらのうち、特にエストラジオール、ス
ルホ石炭酸亜鉛、酸化亜鉛、ローヤルゼリー、10−ヒ
ドロキシウンデカン酸、12−ヒドロキシステアリン酸
が好ましい。
【0165】これらの皮脂分泌抑制剤を配合する場合に
は、全組成中に0.01〜10重量%、特に0.1〜5
重量%(生薬エキスの場合は乾燥固形分として)配合す
るのが好ましい。
【0166】柔軟剤としては、特に限定されるものでは
ないが、例えばα−ヒドロキシ−イソ酪酸、α−ヒドロ
キシ−イソカプロン酸、α−ヒドロキシ−n−カプロン
酸、α−ヒドロキシ−イソカプリル酸、α−ヒドロキシ
−n−カプリル酸、α−ヒドロキシ−n−カプリン酸、
乳酸、α−ヒドロキシステアリン酸、クエン酸、グリコ
ール酸等のα−ヒドロキシ酸類、リジン、アルギニン、
ヒスチジン、オルニチン、カナバニン等の塩基性アミノ
酸類、ε−アミノカプロン酸、尿素、2−ヒドロキシグ
アニジン−2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルグア
ニジン等のアミン類の他、特開昭62−99315号公
報や特開平2−178207号公報に記載されているペ
プチド類、特開平6−293625号公報に記載されて
いるトリメチルグリシン等が挙げられる。これらの柔軟
剤を配合する場合には、全組成中に0.05〜10重量
%、特に0.2〜5重量%配合するのが好ましい。
【0167】pH調整剤としては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の金属水酸化
物、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、
ジイソプロパノールアミン、尿素、ε−アミノカプロン
酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、リン酸水素ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸、乳酸、コハク
酸、酒石酸等の有機酸類、グリシンベタイン、リジンベ
タイン等のベタイン類等が挙げられる。本発明の化粧料
は、これらのpH調整剤等により、pH2〜11、特にpH3
〜10の領域とするのが好ましい。
【0168】更に、その他の成分としては、例えば硫酸
マグネシウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、塩化マ
グネシウム、塩化ナトリウム等の無機塩;パラベン、デ
ヒドロ酢酸及びその塩等の防腐剤;エデト酸及びその
塩、メタリン酸及びその塩等の金属イオン封鎖剤;6−
ヒドロキシヘキサン酸、8−ヒドロキシウンデカン酸、
9−ヒドロキシウンデカン酸、10−ヒドロキシウンデ
カン酸、11−ヒドロキシウンデカン酸エチル等のヒド
ロキシ酸及びその塩;色素、薬効成分、香料などが挙げ
られる。
【0169】本発明の化粧料は、常法に従って製造する
ことができる。また、本発明の化粧料は、一般の皮膚化
粧料に限定されるものではなく、医薬部外品、外用医薬
品等の包含するものであり、その剤型も目的に応じて任
意に選択することができ、クリーム状、軟膏状、乳液
状、ローション状、溶液状、ゲル状、パック状、パウダ
ー状、スティック状等とすることができる。
【0170】また、本発明の化粧料は、種々の形態、例
えば水/油型乳化化粧料、油/水型乳化化粧料、クリー
ム、化粧乳液、化粧水、油性化粧料、パック剤、口紅、
ファンデーション、皮膚洗浄剤、ヘアートニック、整髪
剤、養毛剤、育毛剤等の化粧料とすることができる。
【0171】
【発明の効果】本発明の化粧料は、成分(A)の共重合
体と、成分(B)の活性成分とを併用することにより、
相乗的に保湿効果、肌荒れの予防・改善効果、肌のはり
・弾力の衰え・顔色のくすみ等の予防・改善効果、シワ
形成の予防・改善効果及びシミ・ソバカスの予防・改善
効果が高められ、更に使用感及び安定性に優れたもので
ある。特に、本発明化粧料を乳化化粧料とした場合に
は、その乳化安定性が極めて良好である。
【0172】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、
例中の%は特記しない限り重量基準であり、植物抽出物
の配合量は乾燥固形分に換算した値で示した。また、合
成例において、重量平均分子量はゲル浸透型液体クロマ
トグラフ法によりクロロホルムを展開溶媒として求めた
ものであり、値はポリスチレン換算値である。
【0173】合成例1 (アルキルピロリドン変性シリ
コーンの合成) メチルハイドロジェンポリシロキサン500g(SiH
にして2.91モル、重量平均分子量100,000、
SiH当量172)に塩化白金酸の5%イソプロピルア
ルコール溶液2.0gを加えて窒素雰囲気下で攪拌しな
がら、ここにN−(3−プロペニル)ピロリドン382
g(3.06モル)を系内の温度が60℃を超えないよ
うな速度で滴下した。滴下終了後系内を65℃に保ち、
更に3時間攪拌を続けて室温に戻した。これにエタノー
ル3,530gを加えて均一溶液にし、更に活性炭粉末
10gを加えて30分間室温で攪拌した後活性炭を濾別
した。得られた溶液を減圧下で濃縮し、エタノール及び
未反応のN−(3−プロペニル)ピロリドンを留去し
て、アルキルピロリドン基を側鎖に有するメチルポリシ
ロキサン847g(収率98%)を無色透明ゴム状固体
として得た。重量平均分子量は155,000であっ
た。また、FT−IRスペクトルにおいて、Si−H伸
縮振動吸収(2125cm-1)は見られなかった。
【0174】合成例2 (糖由来残基含有シリコーンの
合成) アミン当量が996、重量平均分子量が108,000
であるγ−アミノプロピル変性ジメチルポリシロキサン
200g(アミノ基にして0.201モル)、δ−グル
コノラクトン39.3g(0.221モル)、及びメタ
ノール200gを混合し、窒素雰囲気下で激しく攪拌し
ながら、8時間加熱還流した。この溶液をメタノールで
3倍に希釈し、室温で激しく攪拌している10リットル
の水に滴下した。攪拌を止めて沈澱を濾取し、水洗後減
圧乾燥して、糖由来残基含有ジメチルポリシロキサンを
無色透明弾性固体として204g(収率86%)得た。
溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の
結果、アミノ基は残存していないことがわかった。ま
た、シリコーンセグメントの含有率は86%であった。
【0175】合成例3 (カルボベタイン変性シリコー
ンの合成) 硫酸ジエチル30.6g(0.198モル)と1−(2
−カルボエトキシエチル)アゼチジン1498.2g
(9.53モル)を脱水した酢酸エチル3,058gに
溶解し、窒素雰囲気下15時間加熱還流し、末端反応性
ポリ(N−プロピレンイミン)を合成した。ここに、側
鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(分
子量110,000、アミン当量4,840)800g
(アミノ基にして0.165モル)の50%酢酸エチル
溶液を一括して加え、12時間加熱還流した。反応混合
物を減圧濃縮し、N−プロピレンイミン−ジメチルシロ
キサン共重合体を淡黄色固体(2,212g、収率95
%)として得た。得られた反応混合物をジエチルエーテ
ル5,000gに溶解し、β−プロピオラクトン824
g(11.4モル)を室温で添加し、一昼夜室温で反応
させた。得られた溶液を減圧濃縮し、N−プロピレンカ
ルボベタイン−ジメチルシロキサン共重合体を淡黄色固
体として得た。
【0176】実施例1(エッセンス) 下記組成のエッセンスを常法に従って製造した。得られ
たエッセンスは保湿効果、肌荒れの予防・改善効果、肌
のはり・弾力の衰え・顔色のくすみ等の予防・改善効
果、シワ形成の予防・改善効果及びシミ・ソバカスの予
防・改善効果が相乗的に高められ、更に使用感及び乳化
安定性においても良好な結果を示した。
【0177】(評価方法) (1)皮膚の保湿効果、肌荒れの予防・改善効果、肌の
はり・弾力の衰え・顔色のくすみ等の予防・改善効果、
シワ形成の予防・改善効果、シミ・ソバカスの予防・改
善効果及び使用感:専門パネラー20名に2カ月間各化
粧料を使用してもらい、官能評価を行った。
【0178】(2)乳化安定性:各化粧料を50℃で1
カ月保存し、その状態を目視により評価した。
【0179】 (成分) (重量%) 共重合体(合成例1) 2.0 セラミド1) 1.0 スギナ抽出物(スギナ抽出液BG:丸善製薬社製) 0.5 アクリル酸系ポリマー (ペムラン TR−2:B.F.グットリッチ社製) 0.2 アクリル酸系ポリマー (カーボポール981:B.F.グットリッチ社製) 0.2 キサンタンガム 0.1 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 アルブチン 2.0 クエン酸ナトリウム 1.0 酸性ヘテロ多糖類2) 0.1 イチョウ抽出物(イチョウ葉抽出液BG:丸善製薬社製) 0.5 エタノール 5.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 L−アルギニン 0.4 香料 0.1 精製水 バランス 1)一般式(6)において、R21=C1531,R22=CH
3(CH216=CHのもの 2)特開昭64−10997号公報の実施例1に準じて製
造したチューべローズのカルス由来の酸性ヘテロ多糖
【0180】実施例2(ローション) 下記組成のローションを常法に従って製造した。得られ
たローションは保湿効果、肌荒れの予防・改善効果、肌
のはり・弾力の衰え・顔色のくすみ等の予防・改善効
果、シワ形成の予防・改善効果及びシミ・ソバカスの予
防・改善効果が相乗的に高められ、更に使用感及び乳化
安定性においても良好な結果を示した。
【0181】 (成分) (重量%) 共重合体(合成例2) 2.0 セラミド類似構造物質3) 3.0 ハマメリス抽出物 (ハマメリスリキッド:一丸ファルコス社製) 0.5 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 牛胎盤抽出物(ビオファルコCP-12:一丸ファルコス社製) 1.0 アルテア抽出物 (ファルコレックスアルテア:一丸ファルコス社製) 0.2 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.0 酸性ヘテロ多糖類2) 0.1 クエン酸ナトリウム 1.0 エタノール 5.0 グリセリン 0.5 センブリ抽出物(センブリ抽出リキッド:丸善製薬社製) 0.5 L−アルギニン 0.2 香料 0.1 精製水 バランス 1)一般式(8)において、R25=C1633,R26=C13
27,R27=C36,R28=OCH3のもの
【0182】実施例3(パック剤) 下記組成のパック剤を常法に従って製造した。得られた
パック剤は保湿効果、肌荒れの予防・改善効果、肌のは
り・弾力の衰え・顔色のくすみ等の予防・改善効果、シ
ワ形成の予防・改善効果及びシミ・ソバカスの予防・改
善効果が相乗的に高められ、更に使用感及び乳化安定性
においても良好な結果を示した。
【0183】 (成分) (重量%) 共重合体(合成例3) 2.0 ジプロピレングリコール 3.0 セラミド1) 1.0 ポリエチレングリコール 3.0 1,3−ブチレングリコール 1.0 アクリル酸系ポリマー(セピゲル305;セピック社製) 3.0 ポリビニルアルコール 12.0 乳酸 0.5 アロエ抽出物(アロエ抽出液:丸善製薬社製) 0.1 牛胎盤抽出物(ビオファルコCP-12:一丸ファルコス社製) 1.0 アルテア抽出物 (ファルコレックスアルテア:一丸ファルコス社製) 0.2 酸性ヘテロ多糖類9) 0.1 クエン酸ナトリウム 1.0 グリセリン 0.5 オトギリソウ抽出物(オトギリソウ抽出液:丸善製薬社製) 0.5 L−アルギニン 0.2 エタノール 0.1 香料 0.1 精製水 バランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−110633(JP,A) 特開 平7−242518(JP,A) 特開 平7−173395(JP,A) 特開 平7−133352(JP,A) 特開 平7−69828(JP,A) 特開 平5−112423(JP,A) 特開 平8−268832(JP,A) 特開 平6−293623(JP,A) 特開 平6−247835(JP,A) 特開 平8−225428(JP,A) 特開 平8−92055(JP,A) 特開 平7−101849(JP,A) 特開 平5−245836(JP,A) 特開 平10−13965(JP,A) 特開 平3−287509(JP,A) 特表 平9−501728(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B); (A)次のi)〜iii)の群から選ばれる共重合体; i)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖
    のケイ素原子の少なくとも1個に、下記一般式(1) 【化1】 〔式中、mは2〜8の整数を示す。〕 で表される基が結合してなる共重合体、 ii)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側
    鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、糖由来残基が結合
    してなる共重合体、 iii)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は
    側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を含
    むアルキレン基を介して結合する、下記一般式(2) 【化2】 〔式中、Rは水素原子、炭素数1〜22のアルキル
    基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリール基又は
    アルコキシカルボニルアルキル基を示し、rは1〜5の
    数を示す。〕 で表される繰り返し単位からなるポリ(N−プロピレン
    カルボベタイン)が結合してなる共重合体、 (B)セラミド類、セラミド類似構造物質、アミノ酸又
    はその塩、植物抽出物、美白剤、一重項酸素消去剤、抗
    酸化剤及び血行促進剤から選ばれる活性成分 を含有する皮膚化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(A)の共重合体i)が、一般式
    (1)で示される基が結合するケイ素原子数が分子内の
    全ケイ素原子数の10〜90%であり、重量平均分子量
    が1,000〜500,000の共重合体である請求項
    1記載の皮膚化粧料。
  3. 【請求項3】 成分(A)の共重合体ii)の糖由来残
    基が糖ラクトンアミドアルキル基である請求項1記載の
    皮膚化粧料。
  4. 【請求項4】 共重合体ii)が、シリコーン鎖を40
    〜97重量%含み、重量平均分子量が1,000〜50
    0,000の共重合体である請求項1又は3記載の皮膚
    化粧料。
  5. 【請求項5】 成分(A)の共重合体iii)が、オル
    ガノポリシロキサンセグメントとポリ(N−プロピレン
    カルボベタイン)セグメントとの重量比が98/2〜4
    0/60で、重量平均分子量が1,000〜500,0
    00の共重合体である請求項1記載の皮膚化粧料。
  6. 【請求項6】 ヘテロ原子を含むアルキレン基が、次の
    一般式 【化3】 のいずれかで表されるものである請求項1記載の皮膚化
    粧料。
  7. 【請求項7】 成分(B)が、次の一般式(6)〜(1
    1) 【化4】 〔式中、R21及びR22は同一又は異なって、炭素数
    8〜26の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素
    基を示す。〕 【化5】 〔式中、R23は炭素数10〜26の直鎖又は分岐鎖の
    飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R24は炭素数9
    〜25の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基
    を示し、Y及びZは水素原子又は水酸基を示し、a
    は0又は1の数を示し、cは0〜4の整数を示し、b及
    びdは0〜3の整数を示す。〕 【化6】 〔式中、R25及びR26は同一又は異なって、炭素数
    1〜40の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和のヒドロキ
    シル化されていてもよい炭化水素基を示し、R27は炭
    素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基又は単
    結合を示し、R28は水素原子、炭素数1〜12の直鎖
    若しくは分岐鎖のアルコキシ基又は2,3−ジヒドロキ
    シプロピルオキシ基を示す。ただし、R27が単結合の
    ときR28は水素原子である。〕 【化7】 〔式中、R25aは炭素数4〜40のヒドロキシル化さ
    れていてもよい炭化水素基を示し、R27aは炭素数3
    〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、R28a
    は炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖のアルコキシ基を示
    す。〕 【化8】 〔式中、R25、R26、R27a及びR28aは前記
    と同じ意味を示す。〕 【化9】 〔式中、R25、R26及びR27は前記と同じ意味を
    示し、R28bは水素原子、炭素数1〜12の直鎖若し
    くは分岐鎖のアルコキシ基又は2,3−エポキシプロピ
    ルオキシ基を示す。ただし、R27が単結合のときR
    28bは水素原子である。〕 で表されるセラミド及びセラミド類似物質から選ばれる
    ものである請求項1〜6のいずれか1項記載の皮膚化粧
    料。
  8. 【請求項8】 成分(B)が、アミノ酸及びその塩から
    選ばれる1種又は2種以上のものである請求項1〜6の
    いずれか1項記載の皮膚化粧料。
  9. 【請求項9】 成分(B)が、L−アスコルビン酸及び
    その誘導体、ハイドロキノン誘導体、コウジ酸及びその
    誘導体並びに胎盤抽出物から選ばれる1種又は2種以上
    のものである請求項1〜6のいずれか1項記載の皮膚化
    粧料。
  10. 【請求項10】 成分(B)が、植物抽出物から選ばれ
    る1種又は2種以上のものである請求項1〜6のいずれ
    か1項記載の皮膚化粧料。
  11. 【請求項11】 植物抽出物が、カミツレ、チャ、カッ
    コン、チョウジ、カンゾウ、ビワ、トウヒ、高麗人参、
    シャクヤク、サンザシ、麦門冬、ショウガ、松笠、桑白
    皮、厚朴、茵陳蒿、阿仙薬、オウゴン、アロエ、アルテ
    ア、シモツケ、オランダガラシ、キナ、コンフリー、ロ
    ーズマリー及びロートの抽出物から選ばれる1種又は2
    種以上のものである請求項10記載の皮膚化粧料。
  12. 【請求項12】 植物抽出物が、スギナ、ゲンチアナ、
    ハマメリス、ボタン、キンミズヒキ、キササゲ、アスナ
    ロ、ホルトソウ、ヒキオコシ及びキジツから選ばれる1
    種又は2種以上のものである請求項10記載の皮膚化粧
    料。
  13. 【請求項13】 成分(B)が、カロチン、トコフェロ
    ール、タンニン酸、エピカテキンガレート及びエピカロ
    カテキンガレートから選ばれる1種又は2種以上のもの
    である請求項1〜6のいずれか1項記載の皮膚化粧料。
  14. 【請求項14】 成分(B)が、ニコチン酸トコフェロ
    ール、ニコチン酸アミド、酢酸トコフェロール、センブ
    リエキス、オトギリソウエキス、イチョウエキス、アル
    ニカエキス、キナエキス、ハマメリスエキス、トウキン
    センカエキス、マロニエエキス、エンメイソウエキス、
    サルビアエキス、ハマボウフウエキス、サンショウエキ
    ス、米胚芽油、ボダイジュエキス、ショウキョウチンキ
    及びチョウジ抽出液から選ばれる1種又は2種以上のも
    のである請求項1〜6のいずれか1項記載の皮膚化粧
    料。
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