JP3472366B2 - 植物の栽培装置 - Google Patents

植物の栽培装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロックウール等の通水
性又は通気性を持つ固形培地に用いて計画的な植物栽培
が可能な植物の栽培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生花は切り花や鉢花として商品化
されている。切り花は、生産地で根が切除されて販売さ
れ、鉢花は、根付きの花卉が鉢単位で販売される。切り
花は、根が切除されているため、購入者が生育すること
を目的としたものではなく、長時間に亘って活かすこと
は不可能である。これに対し、鉢花は、土や苔等を培地
にして鉢植えされているため、購入者の管理によっては
長時間に亘って活かし、連続的な発芽や開花が可能であ
る。購入者が生花を購入する目的にもよるが、鉢花は、
蘭等に代表されるように、発芽や開花等の期待がある点
で切り花にはない優れた特徴を持っている。セントポー
リア等のように切り花に適さない植物にあっては尚更で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
根付き植物が切り花にない特徴を有するにしても、一定
の品質で生育し、それを連続的にかつ効率よく提供する
ことは生育管理に相当な工夫を要する。このような栽培
方法としては水耕栽培がある。この水耕栽培は、植物を
植え付けた培地に養液を計画的に供給することにより、
その生育を均一化できる点で有利である。この水耕栽培
には、実公平2−33660号「水耕栽培器材」や特開
平5−123068号「毛管水耕栽培装置」等、各種の
ものが提案されている。
【0004】しかしながら、これらの器材や栽培装置を
用いても、栽培植物を単位にして培地毎に商品化する場
合には、培地からはみ出した根を過剰に損傷する等の不
都合があり、生産地では生育状態が優良であったもの
が、顧客が入手したときには生育状態が悪化する等の不
都合がある。また、培地に根がはみ出すと、鉢植えのも
のに比較し、品位が低下してしまうことにも改善の余地
がある。
【0005】そこで、本発明は、植物の生育管理が容易
で均一な生育状態が得られる植物の栽培装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の植物の栽培装置
は、例えば、図1に例示するように、通水材料で形成さ
れて水分の通過が可能な通水性基台(通水性スラブ2)
と、この通水性基台上に設置され、前記通水基台上に
養液(18)を保持させる吸水性部材(吸水性マット
4)と、この吸水性部材を覆って設置され、栽培される
植物の根の通過を阻止する防根シート(6)と、防根部
材(防根シート30)で筒状に形成されてその上面が開
放されかつ底面側が前記防根シートで塞がれる筒状体に
収納されて、柱状を成し、植えつけられた前記植物の根
がその成長により前記防根シートに接触可能に前記防根
シート上に載置される培地(8)と、この培地が設置さ
れた前記防根シートの上部近傍に設置されるとともに養
液の供給量を制御する制御弁(14)を備えて前記防根
シート上に養液(18)を供給し、該養液を前記培地の
前記底面側から前記植物に吸収させる第1の養液供給手
段(給水管12)と、前記培地又は前記植物の上方に設
置されて養液を圧送するポンプ(26)とともにその供
給量を制御する制御弁(24)を備えて養液(18)を
前記培地又は前記植物の上方から滴下させ、その養液を
前記植物に吸収させる第2の養液供給手段(ミストノズ
ル20)とを備え、前記植物の成長時期に前記第1又は
前記第2の養液供給手段の一方又は双方を用いて供給さ
れる養液により前記植物、前記培地及び前記吸水性部材
を湿潤状態に維持させることを特徴とする。
【0007】また、本発明の植物の栽培装置において、
前記植物は、バラであることを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】本発明の植物の栽培装置にあっては、栽培すべ
き植物は、ロックウール等の保形性を有する培地に植え
付けられる。培地は、頒布すべき植物が栽培可能な大き
さを単位とし、その根張り量を想定した形状又は大きさ
であって保形性を有する。この保形性は、培地材料自体
が形状を保持する性質を持つ場合の他は、保形部材や保
形材料で形状を保持させた場合等を含むものである。ま
た、この培地の周壁は、防根部材で包囲され、植え付け
られた植物の根が突出するのを防止することができる
また、植物の発芽、発根ないし育苗期、生育期、開花期
に応じて第1又は第2の養液供給手段を選択的に又は双
方を用いて養液又は水分を供給することができる。防根
シート上には第1の養液供給手段を通して養液を供給す
ることができ、また、培地上又は植物には第2の養液供
給手段によって培地の上方から必要な水分又は養分を滴
下して供給することができるので、養液供給の調整によ
り、植物の生育状態を制御でき、開花時を揃えることが
できる等、均一な植物栽培が実現される。
【0011】通水性基台は、1又は2以上の培地が設置
可能な板状部材であって、ロックウール等で形成され
る。この通水性基台の上には、吸水性部材が設置され、
その上に防根シートが敷設される。この防根シートの上
には1又は2以上の培地が設置され、各培地には、栽培
すべき植物が種、移植苗、挿し穂、球根等、適正な生育
条件に応じて植え付けられる。
【0012】そして、栽培に当たっては、防根シート上
に養液を供給する。この養液は、防根シート上から培地
に供給されるとともに、吸水性部材及び通水性基台側に
供給される。養液が毛管現象によって培地に浸透し、植
え付けられた植物の根に供給される。防根シート上の養
液は重力によって吸水性部材側に落下して吸い込まれ、
吸水性部材側で飽和した養液は通水性基台側に吸い込ま
れる。
【0013】生育した植物は、その根を培地内に這わ
せ、培地を基礎として自立する。そして、その根は、防
根部材によって培地内に規制され、防根部材が設置され
ていない底面側に延びる。植物には重力による生理があ
り、培地の表面側に突出することは少なく、仮に突出し
ても空気に触れて退化することが経験的に知られてい
る。そして、培地の底面側に出た根は、防根シートで通
水性基台側への進入が妨げられるが、培地と防根シート
の間で生育する。防根シート上には養液が供給される結
果、培地の下面側の根はこの養液に触れて養液の吸収が
行われる。
【0014】そして、栽培された植物は、栽培途上のス
ペーシング時には、培地を単位として植物を移動させ、
培地間の間隔を開け、また、生育状態の悪いものや病害
虫に侵されたものは除くことができる。また、出荷ない
し頒布は、培地を単位として行うことができる。
【0015】また、培地には、その周壁部及び底面部を
防根部材で覆った培地を用いることにより、培地の底面
側からの根の張り出しを防止でき、スペーシング時や頒
布時の移動の際に根を傷めることがなく、自然な生育状
態を維持することができる。
【0016】また、植物の発根期ないし育苗期には、植
物を植え付けた培地及び植物に対して水分又は養液を噴
霧することにより、培地及び植物を湿潤状態に維持す
る。この結果、発芽期ないし発根期から育苗期には、植
物にとって適当な湿り気がその生育に影響を与えるた
め、水分又は養液又はこれら双方を供給することで、培
地及び植物を湿潤状態に維持することとし、植物の萎
凋、枯死等を防止し、生育を促進させる。
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の植物の栽培装置の実施例
を示している。通水性基台として通水性スラブ2が設置
され、この通水性スラブ2は、通水性を成す板状部材で
ある、例えば、ロックウール等で形成される。この通水
性スラブ2の上には、吸水性を持つ部材として吸水性マ
ット4が設置されている。この吸水性マット4は、通水
性スラブ2の上面を覆うように例えば、通水性スラブ2
の上面と同一形状、同一面積で設定されている。
【0020】この吸水性マット4上には、防根部材とし
て防根シート6が被せられ、この防根シート6は、吸水
性マット4の上面を覆うとともに、通水性スラブ2の側
面部側に垂下されている。即ち、通水性スラブ2の側面
部は、防根シート6によって覆われている。
【0021】そして、防根シート6の上面には、1又は
2以上の培地8が設置される。この実施例では、複数の
培地8が一定の間隔Dを設けて設置され、間隔D内には
防根シート6上に養液として水分、養分又はこれら双方
を供給するための第1の養液供給手段として複数の給水
管12が設置されている。各給水管12には、電磁弁等
の制御弁14を介して養液タンク16が連結され、養液
18が一定の時間間隔で所定量だけ供給される。
【0022】また、培地8の上方には、養液として、水
分、養分又はこれら双方を滴下する第2の養液供給手段
としてミストノズル20が設置されている。このミスト
ノズル20には、給水管22が電磁弁等の制御弁24及
びポンプ26を介して連結され、養液タンク16の養液
18が導かれている。
【0023】そして、培地8は、保形性部材で形成さ
れ、一定の保形性を有する。この培地8は、図2に示す
ように、例えば、ロックウール等で形成され、その形状
は、栽培すべき植物28に応じた容積、或いは、生育し
た植物28の出荷、頒布時の便宜から所定の大きさ又は
形状に設定されている。この大きさは植物28の根張り
を抑制できるので、培地8によって植物28の生育制御
を行うことができる。この実施例の場合、立方体を成し
ている。そして、この培地8には、その周壁部を包囲す
る防根部材として防根シート30が巻き付けられ、植物
28からの根32を培地8内に規制させている。この場
合、培地8は防根シート30で周壁部を覆われ、その底
面側は開放状態にあるため、生育した根32は、養分を
求めて底面から延び出す。
【0024】このような栽培装置を用いた栽培方法につ
いて説明する。
【0025】a.栽培される植物 培地8には、種、移植苗、挿し穂、球根等の形態で栽培
すべき植物28が植え付けられる。図1及び図2は、植
物28としてバラの挿し木を示している。
【0026】b.育苗期の養液供給 育苗期には、培地8に植え付けられた植物28に対して
ミストによる生育を基本とし、ミストノズル20を通し
て灌水を行う。即ち、養液として水分を培地8及び植物
28に対して噴霧する。この場合、給水管22を通して
水を供給し、培地8の乾燥を防止する。この結果、植物
28は湿潤状態に保持され、豊かな生育が促進される。
この育苗には、植物28によって種、移植苗、挿し穂、
球根等の各種の形態があるが、何れの場合にも、育苗に
は遮光を行って、極度な乾燥による枯死を防止する。
【0027】c.発根期、発芽期又は根張り期の養液供
給 育苗期と同様の処理で植物28に対してミストノズル2
0と給水管12による養液供給を行うとともに、適当な
遮光を行う。十分な根張りが生じた場合には、培地8の
下面側に養液を求めて根32が伸び、防根シート6上に
成長する。培地8の下面側は防根シート6との間に隙間
34が生じていることから、この隙間34部分に根が成
長する。この根の成長は、植物28の生育上重要な要素
となる。なお、挿し木の場合、遮光によって発根を促す
ことができる。
【0028】d.成長期及び開花期の養液供給 植物28の成長期から開花期に向かっては、給水管12
による培地8の底面側からの養液供給を行う。この場
合、培地8の下面側には、植物28の根32が成長して
防根シート6上に伸び、防根シート6上に吸水性マット
4から染みだしている養液18を吸収する。そして、乾
燥期には、湿度環境に対応してミストノズル20による
水の噴霧を併用することにより、萎凋や枯死を防止でき
る。
【0029】e.スペーシング処理及び間引き処理 植物28が育苗期から成長期に至る過程では、植物28
の間隔Dを開けるスペーシングが必要となる。この場
合、培地8は可搬性があるので、培地8を単位として植
物28を防根シート6上を移動させ、適当な間隔Dを開
ける。
【0030】また、複数の培地8間では栽培された植物
28に生育の不揃いが生じるが、その場合には、等級等
を付して培地8を単位として植物28の配列を組み替
え、生育状態の揃った植物28群を形成する。この結
果、栽培される植物28の均一性を栽培床で調整でき
る。
【0031】f.出荷 栽培した植物28は、培地8を単位として防根シート6
上から移動させ、頒布するためのダンボール容器に移し
換えて出荷する。この場合、ダンボール容器には、培地
8とともに植物28が搬入され、培地8には適当な養液
が含浸されていることから、搬送途上や倉庫等で保管さ
れる場合にも萎凋、枯死等の不都合は生じない。
【0032】次に、図3及び図4は、挿し木によるバラ
の栽培方法を示している。
【0033】図3の(A)に示すように、培地8にはバ
ラの生育を予定した体積のロックウール等の保形性のあ
る通水性材料で形成されたブロック体を用いる。この実
施例の場合、立方体を成すブロック体の周壁部に予め防
根シート30を巻き付けて培地8とする。栽培する植物
であるバラは、その成木から挿し木に適する長さの枝を
切り取って培地8に挿し、図1の防根シート6上に設置
する。間隔Dは、当初は狭くてもよく、生育状態に応じ
て適当なスペーシングを施す。
【0034】育苗期には、遮光カーテン等で栽培環境を
暗く保ち、ミストを主体として高湿度化を図る。この結
果、図3の(B)に示すように、発根を生じ、根32が
培地8内に延びる。
【0035】そして、外気温度を上昇させると、発芽が
促進され、図3の(C)に示すように、芽36が出る。
このとき、ミストと給水管12による底面側からの養液
供給を行う。
【0036】図3の(D)に示すように、新しい茎38
が成長した段階では、遮光、温度及び湿度を調整し、順
化を図る。この段階の茎38は、強度的に弱く、自立が
難しい。茎38及び葉40を充実させるために茎38の
切除、即ち、ピンチを行う。
【0037】図3の(E)に示すように、茎38にピン
チを施し、この場合には先端側を切除すると、茎38が
太く成長するとともに、葉40が充実し、切除部分42
の近傍から新芽44が生じる。このようにして育苗処理
を経た後、スペーシング処理を行う。このスペーシング
処理は、培地8を単位として移動し、培地8の間に、予
定する成木長や横方向への拡がりを考慮して所定の間隔
Dを設定する。また、このとき、生育状態に応じて選別
し、生育状態の等しいものをグループ化し、発育不良や
病害虫に侵されたものは廃棄する。同時にピンチも行
い、枝振りを整える。
【0038】このスペーシングの後、培地8には、給水
管12による底面側からの養液供給を行って、生育を図
る。図4の(A)は成木状態、即ち、開花前の状態であ
り、蕾46が形成されている。そして、図4の(B)は
培地8内の根張りを示している。このように、本発明の
栽培方法及び栽培装置によれば、バラ等の植物を挿し木
から豊かな成木に至るまで計画的に生育させ、出荷する
ことができる。
【0039】次に、図5は、培地8の他の実施例を示し
ている。前記実施例では、培地8の周壁部のみを防根シ
ート30で覆って根の張り出しを防止したが、図5に示
すよように、通水性を持つ防根シート30によって培地
8の周壁部及び底面部を覆ってもよい。このようにすれ
ば、培地8の内部に根32を囲い込むことができ、スペ
ーシング時や出荷時、培地8を移動する際に根32を損
傷することがなく、植物28の生育状態を妨げることが
ない。
【0040】なお、実施例では、挿し木を例に取って説
明したが、本発明は、種、移植苗、挿し穂、球根等の形
態の植物を栽培することができ、挿し木に限定されるも
のではない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 a.保形性を有する培地を単位として養液によってバラ
等の植物を栽培でき、培地とともに植物を移動させて生
育時の調整を行い、培地とともに顧客に頒布することが
でき、顧客は頒布を受けた植物を栽培時と同様の状態に
維持、管理でき、長期に亘って花卉の生育を行うことが
できる等、植物の生育管理が容易で均一な生育状態を実
現できる。 b.植物の栽培時、植物を植え付けた培地及び植物に対
して水分又は養液を噴霧、かん液することにより、培地
及び植物を湿潤状態に維持することができ、植物にとっ
て適当な湿りけが与えられて生育を図ることができる。 c.この栽培装置によれば、観賞に適するバラ等の花卉
を一定の品質で計画的に生産することができる等、植物
の生育管理が容易で均一な生育状態を得ることができ
る。 d.作業の単純化及び分業化が容易になり、切り花栽培
の採花労働作業の短縮を図ることができ、期待されてい
る花卉生産の経営規模拡大のためのシステム化に寄与す
ることができる。 e.清潔で無臭の鑑賞用花卉商品の生産が可能となり、
従来、土を使用した鑑賞用花卉の欠点である不衛生感、
特に、虫や臭いの発生等、室内鑑賞上の障害を除くこと
ができ、鑑賞価値の向上を図ることができる。 f.保形性を有する培地を単位として鑑賞花卉や鑑賞用
鉢との組合せや交換、寄せ植え等の自由度が高められ、
需要者の工夫と相俟って利用場面の拡大、鑑賞価値の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の植物の栽培装置を説明するための断面
図である。
【図2】植物を植え付けた培地を示す断面図である。
【図3】バラの栽培方法を示す図である。
【図4】植物の生育状態を示し、(A)はそのバラの成
木を示す図、(B)はその根張り状態を示す図である。
【図5】植物を植え付けた培地の他の実施例を示す断面
図である。
【符号の説明】
2 通水性スラブ(通水性基台) 4 吸水性マット(吸水性部材) 6 防根シート 8 培地 12 給水管(第1の養液供給手段)14 制御弁 18 養液 20 ミストノズル(第2の養液供給手段)26 ポンプ 28 植物 30 防根シート(防根部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小長井 雅昭 静岡県富士市西柏原新田201番地 高木 産業株式会社内 (72)発明者 山口 隆英 静岡県富士市西柏原新田201番地 高木 産業株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−34762(JP,U) 実開 平3−31843(JP,U) 実開 昭63−28352(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通水材料で形成されて水分の通過が可能
    な通水性基台と、 この通水性基台上に設置され、前記通水基台上に養液
    を保持させる吸水性部材と、 この吸水性部材を覆って設置され、栽培される植物の根
    の通過を阻止する防根シートと、防根部材で筒状に形成されてその上面が開放されかつ底
    面側が前記防根シートで塞がれる筒状体に収納されて、
    柱状を成し、植えつけられた前記植物の根がその成長に
    より前記防根シートに接触可能に前記防根シート上に載
    置される 培地と、 この培地が設置された前記防根シー
    トの上部近傍に設置されるとともに養液の供給量を制御
    する制御弁を備えて前記防根シート上に養液を供給し、
    該養液を前記培地の前記底面側から前記植物に吸収させ
    る第1の養液供給手段と、 前記培地又は前記植物の上方に設置されて養液を圧送す
    るポンプとともにその供給量を制御する制御弁を備え
    液を前記培地又は前記植物の上方から滴下させ、そ
    液を前記植物に吸収させる第2の養液供給手段と、 を備え、前記植物の成長時期に前記第1又は前記第2の
    養液供給手段の一方又は双方を用いて供給される養液に
    より前記植物、前記培地及び前記吸水性部材を湿潤状態
    に維持させることを特徴とする植物の栽培装置。
  2. 【請求項2】 前記植物は、バラであることを特徴とす
    る請求項1記載の植物の栽培装置。
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