JP3471930B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体画像あるいは動画
を形成するためレンチキュラープレートを用いたイン
クジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、ファクシミリ、プリン
タ、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ等の情
報処理システムの性能が急速に向上し、このような情報
処理システムの出力媒体である被記録媒体の種類も紙、
布、プラシチックシート、OHP用シート等、多岐にわ
たって開発されている。
【0003】また、一方でコンピュータの性能向上に伴
い、3次元コンピュータグラフィックスのみならず、今
後飛躍的に市場規模が増大することが予想されるバーチ
ャルリアリテイ(仮想現実空間)等の3次元画像に対す
る関心が高まり、このような3次元画像をプリント出力
するための新たなプリント媒体が求められている。その
ため、記録用紙等の平坦な被記録媒体上に記録された3
次元画像情報を立体視するための様々な方法および手段
が提案されている。
【0004】画像を立体視するための方法は、両眼視差
を利用したものと、空間像形成を利用したものとが知ら
れている。両眼視差を利用したものは、立体視用眼鏡を
用いたアナグリフ方式、偏光眼鏡方式、時分割シャッタ
方式等と、眼鏡を用いないレンチキュラー方式が代表的
である。一方、空間像形成を利用したものは、ホログラ
ムが代表的である。
【0005】上記レンチキュラー方式は、立体視用眼鏡
が不要であることから、印刷物等の立体静止画や、テレ
ビ画像等の立体動画として研究開発が進められている。
【0006】ここで、レンチキュラー方式について簡単
に説明する。この方式では、概略半円筒状の突起部(円
弧状凸部)を複数持つレンズ集合体として作用する表面
と、このような突起部を持たない平坦な裏面とを有する
レンチキュラープレートと、該シートの裏面に一体的に
配したプリント層とからなるレンチキュラープリント媒
体が用いられる。
【0007】また、プリント層に記録される立体画像
は、2眼方式のものと多像方式のもとがある。2眼方式
の場合、観察者の左右の眼にそれぞれ対応した原画像が
プリント層に記録される。そして、観察者がレンチキュ
ラープレートを介してプリント層上の画像を観察した際
に、両眼視差により立体視することが可能となる。
【0008】その原理を図11を用いて説明する。参照
符号21はレンチキュラープレート、22は画像が形成
されているプリント層である。プリント層2はレンチキ
ュラープレート21を構成する円筒レンズ23の略焦点
位置にあり、その上には2つの画像AとBを各々図11
の紙面垂直方向に切断して細分したものがレンチキュラ
ープレート内の1つの円筒レンズに各々対応させて交互
に配列されている。画像A,Bは円筒レンズの焦点位置
にあるので、視点EA ,EB の方向によってAあるいは
Bのいずれかの画像だけが見える。この画像A,Bを左
右の視差による像にすれば立体画像になり、A,Bを異
なる像にすれば、視差により複数の画像を見ることがで
き、A,Bの像を動画の連続する像とすることで、視差
の位置を連続的に移動させることで動画を表現すること
も可能である。また2値に限らず3値,4値などより多
くの画像を同様に1つの円筒レンズ内に配置することも
でき、この場合、立体画像においては立体視できる角度
(視点の方向)が拡がり、動画においては動画像の数を
増やせるという効果がある。
【0009】また、画像記録に用いられる記録装置は、
高密度かつ正確に高速印字が可能な記録方法を採用する
ものであることが望ましい。そのような記録方法とし
て、インクジェット記録方式がもっとも好適な方法であ
ろう。なぜなら、インク滴を吐出してプリント層に非接
触かつ直接付着させる低騒音なノンインパクト記録が達
成できるからである。また、それによって高密度かつ高
速な記録動作および該動作の制御が可能かつ容易となる
からである。したがって、インクジェット記録方式を採
用した記録装置は、従来から情報処理システムの出力手
段、例えば複写機、ファクシミリ、電子タイプライタ、
ワードプロセッサ、ワークステーション等の出力末端と
してのプリンタ、あるいはパーソナルコンピュータ、ホ
ストコンピュータ、光ディスク装置、ビデオ装置等に具
備されるハンディまたはポータブルプリタとして利用さ
れ、かつ商品化されている。もちろん、このような場
合、インクジェット記録装置は、これらシステム固有の
機能、使用形態等に対応した構成をとる。なお、レンチ
キュラープレートにインクジェット記録装置で記録を行
う場合、インクの定着を考慮して記録を行う表面に、イ
ンク吸収性に優れたプリント層を設けることが望まし
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記レンチキ
ュラープリント媒体の製作方法において画像の描かれた
プリント層(例えば記録紙)とレンチキュラープレート
とを貼り合わせる必要があるので、その手間とコストが
かかってしまという問題がある。
【0011】またプリント層上の画像列とレンチキュラ
ープレート上の円筒レンズ列とを位置合わせする必要が
あるため、あまり細かいピッチのものを作るのは難しか
った。このため高解像の画像が得られず、レンチキュラ
ープレートによる立体画像や複数の像を用いた動画の表
現は、解像度が低く精細性に欠け、迫力のよい画像とな
る。
【0012】あるいは立体画像で紙面上の画像列とレン
チキュラープレート上の円筒レンズ列との位置ずれがあ
る場合、正面から見たときに立体視できなくなったり、
ひどい場合は左右の目で見るべき画像が逆転してしま
い、立体画像として成立しなくなってしまうという問題
もあった。
【0013】さらに画像列とレンチキュラープレート上
の円筒レンズ列のピッチずれがあると、ある部分で位置
を合わせてもその部分から離れていくと次第にずれが生
じ、モアレが出て画質を非常に落としてしまうという問
題もあった。
【0014】これらの問題への対処の方法もこれまでに
いくつか提案されている。
【0015】例えば特開平4−136836号公報に
は、レンチキュラープレートの円筒レンズに嵌合する切
り欠きを設けたローラーで搬送して、裏面にサーマルヘ
ッドによって印字することによって、円筒レンズと画像
とのずれを解消する方法が開示されている。しかしこの
場合、円筒レンズの表面に直接切り欠きのついたローラ
ーを接触させるので、傷や汚れをつけやすいといった問
題や、紙よりも硬質のプレートに接触することによるヘ
ッドの損傷、また印字品位の低下やランニングコストが
比較的高いといった問題が考えられる。
【0016】また特開平5−216138号公報には、
レンチキュラープレートの裏面に感光層を設け、レーザ
ービーム走査で描画する方法が開示されている。この場
合は本公報の中でも述べられているようにレンチキュラ
ープレートによる光の散乱等によりハレーションを生じ
るのでアンチハレーション層が必要となったり、カラー
化するのに感光層の構成が複雑になるという問題があ
る。あるいはプレートが感光層を持つため光に当てない
等保存にも注意しなければならないという問題もある。
さらに本件にはレンチキュラープレート上の円筒レンズ
の母線方向に光を通し、円筒レンズの凸部がそれを遮断
することで円筒レンズの位置合わせを行う方法も開示さ
れているが、この方法では検出のための光路が長くなる
ので、レンチキュラープレートの幅が広い場合や斜行し
て搬送された場合は検出が難しくなる。
【0017】したがって、本発明は上記問題点を解決
し、画像とレンチキュラープレートとの相対的な位置ず
れを検出し、容易に位置合わせすることが可能なインク
ジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にもとづくインクジェット記録装置の第1の
形態は、凸面のレンチキュラーレンズが複数配列された
表面部と平坦な裏面部とを有するとともに、画像が形成
される画像形成領域と、前記画像形成領域に隣接して設
けられた余白部領域とが設けられたレンチキュラープレ
ートからなる被プリント媒体を搬送するための搬送手段
と、前記被プリント媒体上へインクを吐出することによ
り入力画像情報を記録するための記録手段と、前記搬送
手段および前記記録手段の駆動を制御する制御手段とを
有するインクジェット記録装置において、前記レンチキ
ュラープレートの前記余白部領域に対し、前記レンチキ
ュラーレンズの配列方向に沿って、前記記録手段により
ずらし量を変えながら識別用画像を記録する手段と、前
記記録手段により前記識別用画像を記録した後に、所定
のタイミングで前記レンチキュラープレートの搬送を停
止させ、前記レンチキュラープレートに対する画像の記
録を一時停止させる手段と、前記複数のレンチキュラー
レンズと該レンチキュラーレンズに対応した前記画像と
の位置ずれを前記余白部領域に記録される前記識別用画
像に基づいて検出する位置ずれ検出手段と、 前記位置ず
れ検出手段によって検出された前記複数のレンチキュラ
ーレンズと該レンチキュラーレンズに対応した前記画像
との位置ずれに応じて前記レンチキュラープレートの前
記画像形成領域に対する画像の記録を制御する手段とを
有することを特徴とするものである。
【0019】
【0020】
【0021】好ましくは、上記レンチキュラープレート
は透明または半透明な部材からなり、また上記レンチキ
ュラープレートの表面部に対向して、上記識別用画像を
見やすくするための背面板が設けられており、さらに好
ましくは上記背面板は白色の板部材である。
【0022】好ましくは、上記識別用画像を見やすくす
るためのバックライトが設けられている。
【0023】本発明にもとづくインクジェット記録装置
の第2の形態は、凸面のレンチキュラーレンズが複数配
列された表面部と平坦な裏面部とを有するレンチキュラ
ープレートからなる被プリント媒体を搬送するための搬
送手段と、前記被プリント媒体上へインクを吐出するこ
とにより入力画像情報を記録するための記録手段と、前
記搬送手段および前記記録手段の駆動を制御する制御手
段とを有するインクジェット記録装置において、 前記記
録手段を搭載したキャリッジを主走査方向へ走査する主
走査手段と、 前記キャリッジ上に設けられた、前記搬送
手段によって搬送される前記レンチキュラープレートへ
光を照射する光センサと、 前記光センサによる検知信号
に基づいて、前記複数のレンチキュラーレンズと、該レ
ンチキュラーレンズに対応した前記画像との位置ずれを
検出する手段と、 を有し、 前記レンチキュラーレンズの
配列方向と前記主走査方向とが一致するようにして前記
搬送手段によって搬送される前記レンチキュラープレー
トに対し、前記走査手段によるキャリッジを走査するこ
とによって前記光センサを前記レンチキュラーレンズの
表面部に対して走査し、 前記制御手段は、前記光センサ
の走査によって得られる前記表面部の凹凸の周期的変化
に関する検知信号に基づいて前記記録手段の駆動を制御
することを特徴とするものである。
【0024】
【0025】
【0026】好ましくは、上記制御手段は上記光センサ
の走査によって得られる上記表面部の凹凸の周期的変化
に関する検知信号をトリガーとし、該凹凸の周期的変化
の開始から所定時間後に上記記録手段からのインク吐出
を行うようにして上記記録手段の駆動を制御する。
【0027】好ましくは、上記制御手段は上記光センサ
の走査によって得られる上記表面部の凹凸の周期的変化
に関する検知信号を電気的もしくは光学的に分割し、該
分割された信号をトリガーとして上記記録手段の駆動を
制御する。
【0028】好ましくは、さらに上記キャリッジの位置
を検出するためのリニアエンコーダを具備する。
【0029】好ましくは、上記制御手段は、上記光セン
サの走査によって得られる上記表面部の凹凸の周期的変
化に関する検知信号をトリガーとして上記記録手段の駆
動を制御する第一の制御モードと、上記リニアエンコー
ダの検出信号をトリガーとして上記記録手段の駆動を制
御する第二の制御モードとを選択的に実行する。
【0030】好ましくは、上記制御手段は、上記記録手
段が主走査方向へ移動する際に、上記光センサの走査に
よって得られる上記表面部の凹凸の周期的変化に関する
検知信号が出力される領域と上記リニアエンコーダの検
出信号が出力される領域とが重なり合うオーバラップ領
域で上記光センサから出力される信号および上記リニア
エンコーダから出力される信号間の位置合わせを行う。
【0031】好ましくは、上記光センサが上記記録手段
によって記録された画像の有無を判断することによっ
て、上記記録手段によるインクの吐出状態を確認する。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】好ましくは、上記光センサは上記被記録媒
体の種類を判別するための手段として利用される。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】好ましくは、上記記録手段は、上記レンチ
キュラープレート上にテストパターンを印字し、上記フ
ォトインタラプタは、上記テストパターンを主走査方向
に沿って逆送することによって読取り、さらに、上記リ
ニアエンコーダは、上記記録手段の印字位置から上記フ
ォトインタラプタの読取り位置までの上記記録手段の移
動量を検知することによって、上記フォトインタラプタ
の光照射位置と上記記録手段のインク吐出位置とのオフ
セット量が計測される。
【0042】
【0043】好ましくは、上記制御手段は、上記レンチ
キュラープレートに配列される上記レンチキュラーレン
ズ同士の境界面における光の乱反射によって得られる、
上記表面部の凹凸の周期的変化に関する検知信号に基づ
いて上記記録手段の駆動を制御する。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【作用】レンチキュラープレート上のレンチキュラーレ
ンズに対して画像の位置を合わせしつつ、レンチキュラ
ープレート裏面に直接記録するので、レンチキュラープ
レートの表面から観察したときに鮮明な立体画像を得る
ことができる。
【0054】
【実施例】以下、図面を参照して、レンチキュラープレ
ート10を用いた本発明によるインクジェット記録装
ついて説明する。
【0055】<第1の実施例>図1、図2、図3、およ
び図4は、本発明の一実施例を説明するための図で、図
1は本発明のもとづく記録装置の概略的構成を説明する
ための模式的斜視図、図2はレンチキュラープレートの
平面図、図3は位置ずれ検出を説明するためのフローチ
ャート、そして図4は位置ずれ検出マークの一例を示す
図である。
【0056】図1において、参照符号1はインクジェッ
ト記録装置、2はインクを吐出するインクジェット記録
ヘッド、3は記録ヘッド2を装着しているキャリッジ、
4はキャリッジ3を固定しているベルト、5はベルト4
を駆動する第1のモーター、6はレンチキュラープレー
ト10を搬送するための搬送ローラー、7はローラー6
を駆動する第2のモーターである。記録ヘッド2とキャ
リッジ3は一体となって、ベルト4により主走査方向
(図中、矢印A方向)に走査される。この際、搬送ロー
ラ6によって副走査方向(図中、矢印B方向)へ搬送さ
れるレンチキュラープレート10の裏面に記録ヘッド2
から吐出されたインクが付着して定着することにより画
像が記録される。レンチキュラープレート10は、概略
半円筒状の突起部(円弧状凸部、以下円筒レンズともい
う)9を複数持つレンズ集合体として作用する表面と、
このような突起部を持たない平坦な裏面8とを有する。
この実施例では、裏面8にインクの記録性を高める材料
がコーティングされている。このコーティングの材料は
PVA(ポリビニールアルコール)など従来インクジェ
ット記録装置用のOHPシート等にインク受容層として
塗布される公知の技術によるもので良い。このレンチキ
ュラープリント媒体10は、インクジェット記録装置1
にセットされる際に、プリント層8の裏面が記録ヘッド
側に向くようにして配置される。
【0057】また、上記レンチキュラープリント媒体1
0は、図2に示すように、副走査方向Bに沿って上記記
録ヘッド2によって所定の画像記録がなされる立体画像
印字部と位置ずれ検出用のパターンを印字するための余
白部とを有する。
【0058】以下、図3を用いて本実施例のインクジェ
ット記録装置による記録動作について説明する。
【0059】給紙(S−1)が行われた後、まず最初
に、余白部に位置ずれ検出用のパターンを印字する(S
−2)。位置ずれ検出用のパターンとしては、例えば図
4に示すようなパターンが考えられる。このパターンは
立体視したときにピラミッドを上空から見たように見え
るパターンで、このパターンをレンチキュラープレート
の円筒レンズの配列方向に対しずらし量を変えてプリン
ト層上に複数印字する。
【0060】この位置ずれ検出用のパターンを形成した
時点で、一旦記録動作は自動的に停止される(S−
4)。ここでインクジェット記録装置1の使用者が、前
ステップで印字された位置ずれ検出用パターンの中から
最適位置を判断する(S−4)。上記のピラミッド型の
パターンではピラミッド型がまさにまっすぐ上空から見
たように見える位置が最適位置である。
【0061】ここで、レンチキュラープレートは、透明
な材料からなるものなので位置ずれ検出用のパターンの
形成されている余白部が見にくい場合が考えられる。こ
のような場合は、この余白部の停止位置に背後板を具備
して見やすくすることが考えられる。この背面板は白色
のものが特に見やすくさせる効果は大きい。あるいは、
周りがあまり明るくない場合など背面板の代わりにバッ
クライト照明手段を具備しても見やすくする効果は得ら
れる。
【0062】このように最適位置を判断した後、使用者
はその位置の入力をインクジェット記録装置1のキー操
作もしくはインクジェット記録装置1に出力しようとす
るホストコンピューターへの入力で行う(S−5)。
【0063】このようにして位置の入力が行われた後、
今度は実際に印字しようとする立体画像用のパターンの
印字が開始される(S−6およびS−7)。このときの
印字は先に入力された最適位置に位置合わせされて行わ
れる。この位置合わせ手段は、インクジェット記録装置
1の主走査方向にレンチキュラープレートの円筒レンズ
の配列方向が一致する場合は、ヘッド2からのインク吐
出タイミングをずらして行い、インクジェット記録装置
1の副走査方向にレンチキュラープレート10の円筒レ
ンズの配列方向が一致する場合は、レンチキュラープレ
ートの送りタイミングをずらして行う。あるいは、いず
れの場合においても画像データをずらして行っても良
い。
【0064】なお、この印字はレンチキュラープレート
の裏面から行われるので、印字される画像は、本来見よ
うとする画像を鏡像反転したものになる。もちろんレン
チキュラープレート用の画像なので、複数のもとの画像
を短冊状に分割し、順次継ぎ合わせた画像である。
【0065】<第2の実施例>図5は、本発明の第2の
実施例によるインクジェット記録装置に具備されるキャ
リッジに搭載されたインクジェット記録ヘッドおよびフ
ォトインタラプタの構成を説明するための模式的側面図
である。ここで参照符号3〜9は、実施例1と同じ構成
要素を示すものであるが、この実施例のレンチキュラー
プレート1010は特に余白部を持っていない。参照符
号11はいわゆる反射型のフォトインタラプタで、光源
のLEDと受光素子が一体となったものである。フォト
インタラプタ10はキャリッジ3に下向きに固定され、
記録媒体へLEDからの光を照射、反射光を受光するよ
うになっている。図中の白ヌキ矢印はキャリッジ3の走
査方向、すなわちインクジェット記録装置1の主走査方
向で、フォトインタラプタ11による検出がヘッド2の
吐出に先立って行えるように、フォトインタラプタ11
の方が前方に配置されている。またインクジェット記録
装置1の副走査方向すなわちレンチキュラープレート1
0の給紙方向は本図面の垂直方向になる。このフォトイ
ンタラプタ11の検出位置とヘッド2のインク吐出位置
とのオフセット量は、例えば後に述べる方法により正確
に把握されている。
【0066】次に本実施例による位置ずれ検出の原理を
説明する。図5に示すようにフォトインタラプタ10か
らの光は透明なレンチキュラープレート10を透過し下
面の円筒レンズ9に達する。円筒レンズ9の面において
は、フォトインタラプタ11からの光は円筒レンズ9ど
うしの境界面では乱反射されるので検出される光量は多
くなり、それ以外のところでは光はほとんど透過するの
で検出光量は少ない。したがって、円筒レンズ9の配列
方向にキャリッジ3あるいはローラー6を走査した場
合、フォトインタラプタ11の出力は図6に示すよう
に、円筒レンズ9どうしの境界を通過する毎に高出力部
をもつ周期的な波形になる。この波形からレンチキュラ
ープレート10の円筒レンズ9どうしの境界が検出で
き、この位置情報に基づいて印字を行えば立体画像用の
パターンを円筒レンズ9の列に対して所定の位置で印字
することができる。
【0067】また図6の周期的波形をそのままトリガー
として、レンチキュラープレート10の各円筒レンズに
含まれる画像の数に一致する回数だけ各々所定時間後に
ヘッド2からのインク吐出を行えば、画像を形成する各
ドットの位置を、レンチキュラープレート10の円筒レ
ンズ9の各々を基準として合わせ込むことができるの
で、画像と円筒レンズ列とのピッチずれを起こすことな
く画像形成ができる。
【0068】さらに、図6の波形を公知の手段によって
電気的もしくは光学的に分割することにより、各円筒レ
ンズ内にインクを吐出すべき位置がより正確に検知でき
その結果各像の印字位置精度を高めることができる。
【0069】各円筒レンズ9に対する画像位置は、通常
は各円筒レンズの中心線に複数画像の中心位置を合致さ
せるが、大画面のレンチキュラープレート等で画面内の
視差を考慮する場合にはそれに応じて画像位置をずら
す。
【0070】インクジェット記録装置によっては主走査
方向に関してリニアエンコーダを具備してインク吐出の
トリガーとしているものもあるが、その場合でもレンチ
キュラープレートの印字中のフォトインタラプタ11の
波形をトリガーとするように切り換えるのが望ましい。
すなわち、印字中はフォトインタラプタ11の出力をト
リガーとし、印字以外の例えばホームポジションや予備
吐出位置にキャリッジを移動させるときはリニアエンコ
ーダの出力をトリガーとする。
【0071】またこれらフォトインタラプタ11の出力
とリニアエンコーダの出力の間のキャリブレーションを
行う必要があるが、これは図7のように両者の検出領域
をオーバーラップさせ、そこで行えば良い。
【0072】さらに、このようなリニアエンコーダを持
つインクジェット記録装置においては、前述のフォトイ
ンタラプタ11の光照射位置とヘッド2のインク吐出位
置とのオフセット量を以下の方法で計測することができ
る。すなわちヘッド2でテストパターンを印字した後、
逆送したフォトインタラプタ11で読み取り、印字位置
からフォトインタラプタ11の読み取り位置までのヘッ
ド2の移動量をリニアエンコーダで検知すれば良い。
【0073】カラープリンターの場合はこのオフセット
量を各色個別に計測することができる。ただしフォトイ
ンタラプタ11の発光波長で検出可能な色に限られる。
フォトインタラプタ11のLEDが560nm付近の波
長の緑色を発光するものであれば通常のカラープリンタ
ーに使用される黒,シアン,マゼンタ,イエローの全色
を検出できる。このように各色のオフセット量を計測し
て、各色のインクを個別に最適のタイミングで吐出する
ことにより、カラープリンターで起こりがちな画像内の
色ずれを最小限に抑えることができる。
【0074】あるいは、印字後に印字された部分をフォ
トインタラプタ11で観察し、印字が確かに行われたか
どうかを確認することもでき、インクジェット記録装置
としての機能がさらにもう1つ追加できる。
【0075】<第3の実施例>第2の実施例ではフォト
インタラプタ11によりレンチキュラープレート10下
面の円筒レンズ9の凹凸そのものを検出しているが、こ
れに限らずレンチキュラープレート10の一部に位置検
出専用マークをつけてそれをフォトインタラプタ11で
読み取ってもよい。この場合の位置検出用マークとして
は単純な線パターンで良い。あるいは複数本の線パター
ンを用いれば、フォトインタラプタ11の検出信号のS
/Nが上がり、検出精度の更なる向上が見込める。
【0076】<第4の実施例>図8、図9、および図1
0は本発明にもとづくインクジェット記録装置の他の例
を説明するための図で、図8は装置全体の構成、図9は
インクジェット記録ヘッド周辺の構成、そして図10は
フォトインタラプタ出力を説明するための図である。参
照符号1〜9は実施例1と同じであるが、レンチキュラ
ープレート10の円筒レンズ列9の配列方向がインクジ
ェット記録装置1の副走査方向に一致しており、また余
白部を持っていない点が異なる。図中、白矢印Cはレン
チキュラープレート10の給紙される方向である。これ
までの実施例ではキャリッジ3上にフォトインタラプタ
11が設けられていたが、ここではインクジェット記録
装置1の本体上に透過型フォトインタラプタ12が設け
られている。フォトインタラプタ12の検出がヘッド2
の吐出に先立って行えるように、給紙方向に関してヘッ
ド2よりも先にプレート8が来る位置に配置されてい
る。また第2の実施例と同様にヘッド2の吐出位置とフ
ォトインタラプタ11の検出位置とのオフセットは予め
わかっている。また、図9にに示すように、フォトイン
タラプタ12がレンチキュラープレート10に光を透過
させて検出を行っており、光が円筒レンズ9どうしの境
界部に当たると光が散乱されるので、それ以外の時に比
べ出力が低くなる。従って出力波形は図10に示すよう
な形状を示し、図6とは逆転した波形になる。この波形
により円筒レンズ列9中の境界部の位置を知り、これと
前述のオフセット値から、レンチキュラープレート10
の円筒レンズ列9に画像を正確に合わせ込むことができ
る。
【0077】レンチキュラープレートは一般にPC(ポ
リカーボネイト)やPP(ポリプロピレン)等のプラス
チックで製作される。また、その厚さも円筒レンズ列の
ピッチ、像数、材料の屈折率で決まるため余り薄くでき
ない場合がある。このため、レンチキュラープレートは
円筒レンズの長手方向には硬くて曲げにくいものが多
い。一方インクジェット記録装置の搬送路は必ずしも直
線状でなく、曲がりくねった経路をとる場合がある。そ
のような場合でも、本実施例のように、その凹凸のため
に良く曲がる円筒レンズ列の配列方向をインクジェット
記録装置の副走査方向に一致させることで、レンチキュ
ラープレートでも紙に劣らない搬送性を持たせることが
できる。
【0078】また、通常インクジェット記録装置で紙に
印字する際に問題となるのが、紙がインクを給紙するた
めに波打ってしまうコックリングと呼ばれる現象であ
る。このコックリングの波打ちによって紙がヘッドのノ
ズル面を擦ってしまうことを防ぐために、通常はノズル
面と印字面の距離をある程度離している。この距離は、
印字精度の観点からすれば0.7mm以下にしたいのだ
が、そうはなっていない場合が多い。ところが、レンチ
キュラープレー地を印字する際にはプレートがプラスチ
ック製なのでコックリングの波打ちが無い。したがっ
て、この場合はヘッドのノズル面と印字面の距離を本来
望ましい0.7mm以下に設定することができる。この
設定の仕方は、レンチキュラープレート専用プリンター
にする場合は固定で良いし、そうでない場合は通常の紙
のときとレンチキュラープレートのときとでメカ的に設
定値を切り換えられるようにしておけば良い。
【0079】さらに、本実施例においてフォトインタラ
プタ11を、プレート搬送方向に向かって左右に2個設
けることで、プレート搬送の斜行を検出することができ
る。円筒レンズの1ピッチ以上ずれるとわからなくなる
が、その程度ならメカ精度で抑えることは難しくない。
この場合検出した斜行を補正する方法としては、レンチ
キュラープレートの副走査方向の給紙量を左右で差を持
たせるように制御するというメカ的な方法や、斜行量に
合わせて印字しようとする画像データを変換するという
ソフト的な方法が適用できる。
【0080】このプレートの搬送に関しては、本実施例
ではローラー6がレンチキュラープレート10の円筒レ
ンズ列9のある表面側を摩擦力で保持して搬送を行って
いるが、この場合円筒レンズ列9の凹凸のためプレート
とローラーの間に隙間ができてしまう。したがって、搬
送のために十分な摩擦力が得られない場合があったり、
給紙量としても誤差を生じやすい。そこで、別な機構と
してレンチキュラープレート10の裏面側を摩擦力で保
持する方法が考えられる。この方法ならば、プレートの
平面側を保持するので、プレートとローラーの間に隙間
ができず、摩擦力も十分で、給紙量の誤差も最小限に抑
えられる。その結果印字された画像の品位も高いレベル
に維持される。
【0081】<第5の実施例>通常、インクジェット記
録装置で印字するのは白い紙であり、その上にインクを
吐出することでインクが紙に吸収されて白地の上に画像
が形成される。したがって、透明体であるレンチキュラ
ープレートに印字した場合、インクの打たれていない場
所は向こうが透けて見えるという状態になり、画像上も
違和感がある。これを防止するにはプレート上隙間なく
インクを打って埋めつくすという手段もあるが、すべて
の画像には対応できない。
【0082】そこで、第1の実施例で述べたレンチキュ
ラープレートの裏面のインクの記録性を高めるコーティ
ングに白顔料または白染料を混入させておくことによっ
て、記録画像観察時の画像の標識が容易となる。白顔料
としては酸化チタンなどの従来知られたもので良い。こ
のようにレンチキュラープレートに白顔料を混入させて
インク記録層を設けることで、インクジェット記録装置
で通常の白紙に印字を行った場合と同様の画質が得られ
る。
【0083】また別な手段として、白インクを吐出する
ヘッドを別途設け、画像をレンチキュラープレートの裏
面に印字した後に、その上から全面に白インクをかける
という方法によっても、同様の効果を得られる。この場
合、最初に打った画像形成用インクと白インクが混ざり
合うのを防止するために両者の印字タイミングをなるべ
く離して、画像形成用インクが一旦乾いてから白インク
を打つようにするのが望ましい。あるいは、インクジェ
ット記録装置にインク定着機能があれば、画像形成用イ
ンクを定着させた後に白インクを打つようにするのが望
ましい。
【0084】<第6の実施例>インクジェット記録装置
において、そのインクが常温では固体で、ヘッドが熱を
加えることによって液化して吐出し、紙などの印字媒体
に付着すると熱を奪われて再固化するものを用いること
ができる。
【0085】このようなインクを用いれば、レンチキュ
ラープレートに、第1の実施例で述べたような記録性を
高めるコーティングを特に施さなくても、十分高いイン
ク保持性が得られる。
【0086】また、第5の実施例の後半で述べたような
画像形成後に白インクを印字する場合、本実施例のイン
クを用いれば媒体に付着した瞬時に固化するので、画像
形成用インクと白インクとが混ざり合うという問題が解
消でき特に好適である。
【0087】<第7の実施例>インクジェット記録装置
によっては、印字を確実に行わせるために、LED等の
光源と光センサの組合わせを用いた検出機能をもつもの
がある。その例としては、第2の実施例で述べたような
色間のインク吐出位置のレジストレーション検出機能や
印字確認機能であるが、それ以外にインク吐出検出機能
やインク残量検知機能等がある。これらに使われる光源
や光センサと第2もしくは第4の実施例におけるフォト
インタラプタとを兼用することで、光源や光センサ自体
のみならず周辺の回路をも節約することができ、装置と
してのコストダウンや消費電力の削減が見込める。
【0088】インク吐出検出機能は、上述のような印字
確認機能でも同様の目的を達成することができるが、そ
の他に光センサを装備して、ヘッド2から吐出されるイ
ンク滴を直接検出するものがある。インク残量検知機能
は、インクタンクに光を透過あるいは反射させ、インク
タンク内のインク残量によって光強度が強弱することを
利用して、インク残量あるいはインク残量が所定値以上
かどうかを検出するものである。
【0089】インクジェット記録装置本体の構成によっ
て異なるが、これらの機能の構成要素である光源と光セ
ンサの両方あるいは少なくとも一方と、第2、第4の実
施例におけるレンチキュラープレート10の位置検出用
センサとしてのフォトインタラプタとを兼用することが
上述の理由から望ましい。
【0090】また第2の実施例の図6ないし第4の実施
例の図10の波形は、レンチキュラープレート10では
なく、通常の紙やOHP用紙といった媒体が搬送された
ときには、平坦な波形になる。これによってレンチキュ
ラープレート10とそれ以外の媒体とを判断することが
できる。
【0091】以上の実施例から明らかなように、本発明
にもとづくインクジェット記録装置は、画像とレンチキ
ュラープレート10との相対的な位置ずれ検出手段と位
置合わせ手段とを持つインクジェット記録装置によっ
て、レンチキュラープレート10上の円筒レンズ列に画
像を位置合わせしつつレンチキュラープレート10裏面
に非接触で直接記録することによって、手間とコストを
省き、且つ記録装置側とプレート側の両者において簡単
な構成で高画質の立体画像や動画を実現するものであ
る。
【0092】第2に、レンチキュラープレート10上の
円筒レンズの位置をセンサで読み取って、各円筒レンズ
に対して位置合わせしつつ、レンチキュラープレート1
0裏面に直接記録することによってピッチずれをも排除
することができる。
【0093】第3に、本発明の用途のために設けたセン
サを他の用途にも併用することで、コストの上昇無しに
インクジェット記録装置としての一層の機能アップを達
成することができる。
【0094】第4に、副走査方向とレンチキュラープレ
ート10の円筒レンズの配置方向を一致させて給紙を行
うことにより、レンチキュラープレート10を印字する
ためにより高精度なインクジェット記録装置を実現する
ことができる。
【0095】第5に、レンチキュラープレート10の裏
面を摩擦力により保持して給紙を行うことにより、レン
チキュラープレート10を印字するためにより高精度な
インクジェット記録装置を実現することができる。
【0096】第6に、インクジェット記録装置のヘッド
のノズル面からレンチキュラープレート10の印字面で
ある裏面までの距離をなるべく小さくすることにより、
レンチキュラープレート10を印字するためにより高精
度なインクジェット記録装置を実現することができる。
【0097】第7に、インクジェット記録装置によって
画像を印字した上から全面に白色インクをかけることに
より、レンチキュラープレート10をインクジェット記
録装置で印字した画像の品位を簡単に向上させることが
できる。
【0098】第8に、常温で固体で、ヘッド内で熱を加
えられて液化して吐出し、印字媒体に付着することによ
って冷却され再固化して定着するインクを用いることに
より、インクジェット記録装置によるレンチキュラープ
レート10への印字品位を向上させることができる。
【0099】第9に、レンチキュラープレート10の裏
面にインク受容層を設けることにより、インクジェット
記録装置によるレンチキュラープレート10への印字品
位を向上させることができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にもとづ
ンクジェット記録装置は、レンチキュラープレート上
のレンチキュラーレンズに対して画像の位置を合わせし
つつ、レンチキュラープレート裏面に直接記録するの
で、レンチキュラープレートの表面から観察したときに
鮮明な立体画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづくインクジェット記録装置およ
びレンチキュラープレートの概略的構成を説明するため
の斜視図である。
【図2】本発明にもとづくインクジェット記録装置に適
用されるレンチキュラープレートの一例の平面図であ
る。
【図3】本発明にもとづくインクジェット記録装置の動
作の一例を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明にもとづくインクジェット記録装置に適
用される位置ずれ検出用パターン(識別用画像)の一例
を表す図である。
【図5】本発明にもとづくインクジェット記録装置の記
録ヘッドおよび光センサの概略的構成を説明するための
模式的側面図である。
【図6】本発明にもとづくインクジェット記録装置に適
用されるフォトインタラプタの出力波形図である。
【図7】本発明にもとづくインクジェット記録装置に適
用されるフォトインタラプタとリニアエンコーダの検出
領域の図である。
【図8】本発明にもとづくインクジェット記録装置およ
びレンチキュラープレートの概略的構成を説明するため
の斜視図である。
【図9】本発明にもとづくインクジェット記録装置に適
用されるフォトインタラプタまわりの構成図である。
【図10】本発明にもとづくインクジェット記録装置に
適用されるフォトインタラプタの出力波形図である。
【図11】従来のインクジェット記録装置に適用される
レンチキュラープレートによる立体画像あるいは動画の
原理図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置 2 ヘッド 3 キャリッジ 6 ローラー 8 レンチキュラープレート裏面 9 レンチキュラーレンズ(円筒レンズ) 10 レンチキュラープレート 11 反射型フォトインタラプタ 12 透過型フォトインタラプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B41J 11/42 B41J 3/00 F 19/18 3/04 101Z B41M 1/40 104F 5/00 3/10 101J (72)発明者 尾坂 勉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−136836(JP,A) 特開 平3−116130(JP,A) 特開 平5−216138(JP,A) 特開 平5−188498(JP,A) 特開 平3−88664(JP,A) 特開 昭61−217457(JP,A) 特開 平4−49072(JP,A) 特開 昭51−56225(JP,A) 特開 平1−236287(JP,A) 特開 平5−96733(JP,A) 実開 昭62−102550(JP,U) 実開 昭60−105162(JP,U) 実開 昭60−60756(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 35/00 - 37/06 B41J 2/01 - 2/21 B41J 11/00 - 11/70

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凸面のレンチキュラーレンズが複数配列
    された表面部と平坦な裏面部とを有するとともに、画像
    が形成される画像形成領域と、前記画像形成領域に隣接
    して設けられた余白部領域とが設けられたレンチキュラ
    ープレートからなる被プリント媒体を搬送するための搬
    送手段と、前記被プリント媒体上へインクを吐出するこ
    とにより入力画像情報を記録するための記録手段と、前
    記搬送手段および前記記録手段の駆動を制御する制御手
    段とを有するインクジェット記録装置において、 前記レンチキュラープレートの前記余白部領域に対し、
    前記レンチキュラーレンズの配列方向に沿って、前記記
    録手段によりずらし量を変えながら識別用画像を記録す
    る手段と、 前記記録手段により前記識別用画像を記録した後に、所
    定のタイミングで前記レンチキュラープレートの搬送を
    停止させ、前記レンチキュラープレートに対する画像の
    記録を一時停止させる手段と、前記複数のレンチキュラーレンズと該レンチキュラーレ
    ンズに対応した前記画像との位置ずれを 前記余白部領域
    に記録される前記識別用画像に基づいて検出する位置ず
    れ検出手段と、 前記位置ずれ検出手段によって検出 された前記複数のレ
    ンチキュラーレンズと該レンチキュラーレンズに対応し
    た前記画像との位置ずれに応じて前記レンチキュラープ
    レートの前記画像形成領域に対する画像の記録を制御す
    る手段とを有することを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記レンチキュラープレートの表面部に
    対向して、前記識別用画像を見やすくするための背面板
    が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のインク
    ジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記背面板は白色の板部材であることを
    特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記識別用画像を見やすくするためのバ
    ックライトが設けられたことを特徴とする請求項1から
    請求項3の何れかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 凸面のレンチキュラーレンズが複数配列
    された表面部と平坦な裏面部とを有するレンチキュラー
    プレートからなる被プリント媒体を搬送するための搬送
    手段と、前記被プリント媒体上へインクを吐出すること
    により入力画像情報を記録するための記録手段と、前記
    搬送手段および前記記録手段の駆動を制御する制御手段
    とを有するインクジェット記録装置において、 前記記録手段を搭載したキャリッジを主走査方向へ走査
    する主走査手段と、 前記キャリッジ上に設けられた、前記搬送手段によって
    搬送される前記レンチキュラープレートへ光を照射する
    光センサと、 前記光センサによる検知信号に基づいて、前記複数のレ
    ンチキュラーレンズと、該レンチキュラーレンズに対応
    した前記画像との位置ずれを検出する手段と、を有し、 前記レンチキュラーレンズの配列方向と前記主走査方向
    とが一致するようにして前記搬送手段によって搬送され
    る前記レンチキュラープレートに対し、前記走査手段に
    よるキャリッジを走査することによって前記光センサを
    前記レンチキュラーレンズの表面部に対して走査し、 前記制御手段は、前記光センサの走査によって得られる
    前記表面部の凹凸の周期的変化に関する検知信号に基づ
    いて前記記録手段の駆動を制御することを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記光センサの走査によ
    って得られる前記表面部の凹凸の周期的変化に関する検
    知信号をトリガーとし、該凹凸の周期的変化の開始から
    所定時間後に前記記録手段からのインク吐出を行うよう
    にして前記記録手段の駆動を制御することを特徴とする
    請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は前記光センサの走査によ
    って得られる前記表面部の凹凸の周期的変化に関する検
    知信号を電気的もしくは光学的に分割し、該分割された
    信号をトリガーとして前記記録手段の駆動を制御するこ
    とを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装
    置。
  8. 【請求項8】 さらに前記キャリッジの位置を検出する
    ためのリニアエンコーダを具備することを特徴とする請
    求項5から請求項7の何れかに記載のインクジェット記
    録装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記光センサの走査に
    よって得られる前記表面部の凹凸の周期的変化に関する
    検知信号をトリガーとして前記記録手段の駆動を制御す
    る第一の制御モードと、前記リニアエンコーダの検出信
    号をトリガーとして前記記録手段の駆動を制御する第二
    の制御モードとを選択的に実行することを特徴とする請
    求項8に記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記記録手段が主走
    査方向へ移動する際に、前記光センサの走査によって得
    られる前記表面部の凹凸の周期的変化に関する検知信号
    が出力される領域と前記リニアエンコーダの検出信号が
    出力される領域とが重なり合うオーバラップ領域で前記
    光センサから出力される信号および前記リニアエンコー
    ダから出力される信号間の位置合わせを行うこと特徴と
    する請求項9に記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記光センサが前記記録手段によって
    記録された画像の有無を判断することによって、前記記
    録手段によるインクの吐出状態を確認することを特徴と
    する請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記光センサは前記被記録媒体の種類
    を判別するための手段として利用されることを特徴とす
    る請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記録手段は、前記レンチキュラー
    プレート上にテストパターンを印字し、 前記フォトインタラプタは、前記テストパターンを主走
    査方向に沿って逆送することによって読取り、さらに、 前記リニアエンコーダは、前記記録手段の印字位置から
    前記フォトインタラプタの読取り位置までの前記記録手
    段の移動量を検知することによって、前記フォトインタ
    ラプタの光照射位置と前記記録手段のインク吐出位置と
    のオフセット量が計測されることを特徴とする請求項5
    に記載のインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、前記レンチキュラー
    プレートに配列される前記レンチキュラーレンズ同士の
    境界面における光の乱反射によって得られる、前記表面
    部の凹凸の周期的変化に関する検知信号に基づいて前記
    記録手段の駆動を制御することを特徴とする請求項5に
    記載のインクジェット記録装置。
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