JP3470047B2 - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

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JP3470047B2 JP25350098A JP25350098A JP3470047B2 JP 3470047 B2 JP3470047 B2 JP 3470047B2 JP 25350098 A JP25350098 A JP 25350098A JP 25350098 A JP25350098 A JP 25350098A JP 3470047 B2 JP3470047 B2 JP 3470047B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の筒状ケーシ
ング部品が車幅方向に直列に配設されて構成される自動
車用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の自動車用空気調和装
置として、冷媒を流通させて空気を冷却するエバポレー
タとエンジン冷却水を流通させて空気を加熱するヒータ
コアとを備え、車室内の冷暖房を行うものが知られてい
る(例えば、特公平7−106685号公報参照)。こ
のものでは、ダクト状に構成された空気調和装置をイン
ストルメントパネルの裏側(車体前方側)に車幅方向に
延びるように配設し、上記空気調和装置の上流側にエバ
ポレータを内蔵させ、下流側にヒータコアを内蔵させる
ようにしている。
【0003】また、このような自動車用空気調和装置に
おいて、上記エバポレータを内蔵したクーラケーシング
と上記ヒータコアを内蔵したヒータケーシングとを別体
に形成し、両者を接合させたものが知られている(例え
ば、実公平5−1451号公報参照)。このものでは、
空気を吸入して送風するインテークブロアユニットと、
上記クーラケーシングと、上記ヒータケーシングとが直
列に連結されており、上記インテークブロアユニットか
ら送風された空気は、クーラケーシング、ヒータケーシ
ングの順に通過して空調され、その後に車室内へと吹き
出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
自動車用空気調和装置においては、例えば、右ハンドル
車の場合には、上記インテークブロアユニット、ヒータ
ケーシング、及び、クーラケーシングを車幅方向の中央
位置から左側に配設する一方、左ハンドル車の場合には
上記インテークブロアユニット及び各ケーシングを車幅
方向の中央位置から右側に配設する必要がある。
【0005】このため、右ハンドル車用のインテークブ
ロアユニット及び各ケーシングと、この右ハンドル車用
のインテークブロアユニット及び各ケーシングに対し左
右対称に形成された左ハンドル車用のインテークブロア
ユニット及び各ケーシングを別個に2種類用意する必要
があり、これにより、製造コストが増大してしまうとい
う不都合がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、自動車用空気
調和装置の部品を右ハンドル車及び左ハンドル車に対し
て共用化させることにあり、これによりコストの低減化
を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車室内空気若しくは車室外
空気を取り入れる空気取入口を有するインテークブロア
ユニットと、車幅方向略中央位置に配設され車室内側に
開口した調和空気吹出口を有するセンタダクトとの間で
互いに車幅方向に連結され、上記インテークブロアユニ
ットから取り入れられた空気を加熱するヒータコアが内
蔵された筒状ヒータケーシングを備えた自動車用空気調
和装置を前提としている。このものにおいて、上記セン
タダクトを、車幅方向の一方に開口した第1流入口と、
この第1流入口と同一形状を有し車幅方向の他方に開口
した第2流入口と、これら一対の流入口のいずれかにも
着脱可能であってそのいずれか一方の流入口を封止する
流入口カバーとを備えたものとし、上記ヒータケーシン
グに、上記第1流入口及び第2流入口のいずれにも着脱
可能に接続される流出口を形成する一方、この流出口に
対し車幅方向に相対向して流入口を形成し、かつ、上記
ヒータコアを車両の前後方向から着脱可能に取り付け
る。そして、上記インテークブロアユニットを、上記ヒ
ータケーシングの流入口に対し着脱可能に取り付けられ
空気を送風するブロア部と、このブロア部に相対向して
上記ヒータケーシングの流入口に対し着脱可能に取り付
けられ、上記空気取入口が形成されたインテーク部とを
備える構成とするものである。
【0008】上記の構成の場合、センタダクトの第1流
入口に対しヒータケーシングの流出口を接続し、このヒ
ータケーシングの流入口に対しインテークブロアユニッ
トを接続して上記センタダクトの第2流入口を流入口カ
バーで封止すれば、車幅方向中央位置から一側に向かっ
て延びる右ハンドル車用または左ハンドル車用のいずれ
かの一方の自動車用空気調和装置が構成される。
【0009】一方、上記ヒータケーシングの流出口はセ
ンタダクトの第2流入口に対しても接続可能であるた
め、上記ヒータケーシングの流出口をセンタダクトの第
2流入口に対し接続し、このヒータケーシングに対しイ
ンテークブロアユニットを接続して上記センタダクトの
第1流入口を流入口カバーで封止すれば、車幅方向中央
位置から他側に延びる左ハンドル車用または右ハンドル
車用のいずれか他方の自動車用空気調和装置が構成され
る。
【0010】このように、上記センタダクトの車幅方向
の両側に同一形状の流入口を形成し、ヒータケーシング
の流出口を上記センタダクトの第1及び第2の両流入口
のいずれにも接続可能にすることによって、右ハンドル
車用と左ハンドル車用との部品を共用化することが可能
になり、コストの低減化を図ることが可能になる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ヒータケーシングの流出口がセンタダクト
の第1流入口若しくは第2流入口のいずれか一方に接続
された状態から上記ヒータケーシングを上記センタダク
トから取り外し、上記ヒータケーシングを上記センタダ
クトを中心として水平に略180度回転させ上記ヒータ
ケーシングの流出口を上記センタダクトの第1流入口若
しくは第2流入口のいずれか他方に接続させた状態にお
いて、インテークブロアユニットのインテーク部を、上
記ヒータケーシングの流入口に対し接続可能に構成する
ものである。
【0012】上記の構成の場合、ヒータケーシングをセ
ンタダクトを中心として水平に略180度回転させて右
ハンドル車用と左ハンドル車用とのいずれの空気調和装
置にも用いるようにすれば、上記右ハンドル車用の空気
調和装置に用いられる場合と、左ハンドル車用の空気調
和装置に用いられる場合とでは、上記ヒータケーシング
の車両の前後方向に対して反転した状態になる。このた
め、上記インテーク部をヒータケーシングが上記のいず
れの状態でも、その流入口に対し取り付け可能に構成す
ることにより、右ハンドル車用の空気調和装置でも左ハ
ンドル車用の空気調和装置でも、上記インテーク部を上
記ヒータケーシングに取り付けることが可能になる。そ
の結果、右ハンドル車用の空気調和装置、及び、左ハン
ドル車用の空気調和装置で上記インテーク部が共用化さ
れる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、ヒータケーシングを車両の
前後方向に対称に形成し、このヒータケーシングの前側
及び後側の両側壁にヒータコアが挿入可能なヒータコア
挿入口をそれぞれ形成する。そして、一方のヒータコア
挿入口から上記ヒータコアを挿入した際に他方のヒータ
コア挿入口を封止する挿入口カバーを備える構成とする
ものである。
【0014】上記の構成の場合、右ハンドル車用及び左
ハンドル車用のいずれの空気調和装置を構成する場合で
あっても、上記ヒータケーシングの前後両側の側壁にヒ
ータコア挿入口を形成することにより、車両前後方向の
前側(エンジンルーム側)にヒータコア挿入口が開口す
ることになり、このエンジンルーム側のヒータコア挿入
口から上記ヒータコアを挿入することにより、このヒー
タコアに接続されるエンジン冷却水配管を最適にレイア
ウトすることが可能になる。一方、車両前後方向の後側
(車室内側)のヒータコア挿入口は挿入口カバーにより
封止されるため、上記ヒータケーシングは筒状のケーシ
ングとして構成することが可能になる。
【0015】請求項4記載の発明は、車室内空気若しく
は車室外空気を取り入れる空気取入口を有するインテー
クブロアユニットと、このインテークブロアユニットに
連結され、上記インテークブロアユニットから流入した
空気を冷却するエバポレータが内蔵された筒状クーラケ
ーシングと、このクーラケーシングに連結され、上記ク
ーラケーシングから取り入れられた空気を加熱するヒー
タコアが内蔵された筒状ヒータケーシングと、このヒー
タケーシングに連結され上記ヒータケーシングから流入
した空気を車室内側に開口した調和空気吹出口から車室
内に吹き出す車幅方向略中央位置に配設されたセンタダ
クトとを車幅方向に備えた自動車用空気調和装置を前提
としている。このものにおいて、上記センタダクトを、
車幅方向の一方に開口した第1流入口と、この第1流入
口と同一形状を有し車幅方向の他方に開口した第2流入
口と、これら一対の流入口のいずれかにも着脱可能であ
ってそのいずれか一方の流入口を封止する流入口カバー
とを備えたものとし、上記ヒータケーシングに、上記第
1流入口及び第2流入口のいずれにも着脱可能に接続さ
れる流出口を形成する一方、この流出口に対して車幅方
向に相対向して流入口を形成し、かつ、上記ヒータコア
を車両の前後方向から着脱可能に取り付ける。そして、
上記クーラケーシングを、上下対称に形成し、上記ヒー
タケーシングの流入口に対し着脱可能に接続される流出
口を形成する一方、この流出口に対して車幅方向に相対
向して流入口を形成する。そして、上記センタダクトの
第1流入口若しくは第2流入口のいずれか一方に接続さ
れた上記ヒータケーシング及びこのヒータケーシングの
流入口に接続された上記クーラケーシングをそれぞれ取
り外し、上記ヒータケーシングを上記センタダクトを中
心として水平に略180度回転させ上記ヒータケーシン
グの流出口を上記センタダクトの第1流入口若しくは第
2流入口のいずれか他方に接続させると共に、上記クー
ラケーシングを上記センタダクトを中心として上下に略
180度回転させた状態において、上記ヒータケーシン
グの流入口と上記クーラケーシングの流出口とを互いに
接続可能となるように形成する。そして、上記インテー
クブロアユニットを、上記クーラケーシングの流入口に
対し着脱可能に取り付けられて空気を送風するブロア部
と、このブロア部に相対向して上記クーラケーシングの
流入口に対し着脱可能に取り付けられ、上記空気取入口
が形成されたインテーク部とを備えたものとし、上記イ
ンテーク部とブロア部とを、上記クーラケーシングを上
記センタダクトを中心として上下に略180度回転させ
た状態における上記クーラケーシングの流入口に対しそ
れぞれ接続可能に構成するものである。
【0016】上記の構成の場合、センタダクトの第1流
入口に対しヒータケーシングの流出口を接続し、このヒ
ータケーシングの流入口に対しクーラケーシングの流出
口を接続する。そして、上記クーラケーシングの流入口
に対しインテークブロアユニットのブロア部及びインテ
ーク部を接続して上記センタダクトの第2流入口を流入
口カバーで封止すれば、車幅方向中央から一側に向かっ
て延びる右ハンドル車用若しくは左ハンドル車用のいず
れか一方の空気調和装置が構成される。
【0017】一方、上記ヒータケーシングを上記の配置
状態からセンタダクトを中心として水平に略180度回
転させた状態にして上記ヒータケーシングの流出口をセ
ンタダクトの第2流入口に接続させる。上記クーラケー
シングは上記の配置状態から上記センタダクトを中心と
して上下に略180度回転させた状態して上記クーラケ
ーシングの流出口を上記ヒータケーシングの流入口に接
続させる。そして、上記インテークブロアユニットをク
ーラケーシングの流入口に接続して上記センタダクトの
第1流入口を流入口カバーで封止すれば、車幅方向中央
から他側に延びる左ハンドル車用若しくは右ハンドル車
用のいずれか他方の自動車用空気調和装置が構成され
る。
【0018】このように、上記センタダクトの車幅方向
の両側に同一形状の流入口を形成し、ヒータケーシング
を上記センタダクトの左右の流入口のいずれにも接続可
能に形成し、クーラケーシングを上下対称に形成し、上
記ヒータケーシングを前後に反転させた状態と、クーラ
ケーシングを上下に反転させた状態とで互いに接続可能
に構成し、かつ、上記インテーク部とブロア部とを、上
記クーラケーシングを上下に反転させた状態のいずれの
状態でも互いに接続可能に構成することによって右ハン
ドル車用と左ハンドル車用と空気調和装置の部品を共用
化することが可能になり、コストの低減化を図ることが
可能になる。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、ヒータケーシングを車両の前後方向に対称
に形成し、このヒータケーシングの前側及び後側の両側
壁にヒータコアが挿入可能なヒータコア挿入口をそれぞ
れ形成する。そして、一方のヒータコア挿入口から上記
ヒータコアを挿入した際に他方のヒータコア挿入口を封
止する挿入口カバーを備える構成とするものである。
【0020】上記の構成の場合、右ハンドル車用及び左
ハンドル車用のいずれの空気調和装置を構成する場合で
あっても、上記ヒータケーシングの前後両側の側壁にヒ
ータコア挿入口を形成することにより、車両前後方向の
前側(エンジンルーム側)にヒータコア挿入口が開口す
ることになり、このエンジンルーム側のヒータコア挿入
口から上記ヒータコアを挿入することによりこのヒータ
コアに接続されるエンジン冷却水配管を最適にレイアウ
トすることが可能になる。一方、車両前後方向の後側
(車室内側)のヒータコア挿入口は挿入口カバーにより
封止されるため、上記ヒータケーシングは筒状のケーシ
ングとして構成することが可能になる。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、ヒータケーシングに、この
ヒータケーシング内と連通する中空を有するフランジ部
を外方に突出するように一体形成し、上記フランジ部
に、一対の開口部を相対向して開設し、一方の開口部に
インテーク部が着脱可能に取り付けられ、他方の開口部
にブロア部が着脱可能に取り付けられるよう構成するも
のである。
【0022】上記の構成の場合、ヒータケーシングにイ
ンテーク部及びブロア部が取り付けられるフランジ部を
一体成形することにより、部品点数の低減化、及び、組
付け工数の低減化が図られ、コストを低減させることが
可能になる。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項4記載の発
明において、クーラケーシングに、このクーラケーシン
グ内と連通する中空を有するフランジ部を外方に突出す
るように一体成形し、上記フランジ部に、一対の開口部
を相対向して開設し、一方の開口部にインテーク部が着
脱可能に取り付けられ、他方の開口部にブロア部が着脱
可能に取り付けられるよう構成するものである。
【0024】上記の構成の場合、クーラケーシングにイ
ンテーク部及びブロア部が取り付けられるフランジ部を
一体成形することにより、部品点数の低減化、及び、組
付け工数の低減化が図られ、コストを低減させることが
可能になる。
【0025】請求項8記載の発明は、請求項4記載の発
明において、ヒータケーシングの流入口と、クーラーケ
ーシングの流入口とを略同一形状に形成し、インテーク
ブロアユニットを、上記ヒータケーシングの流入口及び
クーラケーシングの流入口のいずれにも接続可能に形成
された流出口と、この流出口に連通し、インテークブロ
アユニットのインテーク部及びブロア部が着脱可能に取
り付けられる流入口とが形成された中空状のユニット本
体を備える構成とするものである。
【0026】上記の構成の場合、ヒータケーシングに接
続されたクーラケーシングの流入口に対しユニット本体
を接続し、インテークブロアユニットを構成すれば、車
室内の冷暖房を行う通常仕様の車両の空気調和装置が構
成される。一方、例えば、寒冷地仕様の車両のように冷
房を必要としない車両、すなわちエバポレータを備えな
い車両の場合には、クーラケーシングをなくしてヒータ
ケーシングの流入口に対して上記ユニット本体を接続し
てインテークブロアユニットを構成すれば、寒冷地仕様
の車両の空気調和装置を構成することが可能になる。こ
のように、右ハンドル車用と左ハンドル車用、及び、寒
冷地仕様車と通常仕様車との部品の共用化が図られ、コ
ストをより一層低減させることが可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0028】図1は、本発明の実施形態に係る自動車用
空調装置Aが配設されたインストルメントパネル95を
示し、このものは、上記空気調和装置Aが車両の車幅方
向略中央位置から右側に配設された左ハンドル車用の自
動車用空調装置を示している。そして、図2または図3
において、1は車両の車幅方向中央位置に配設されるセ
ンタダクト、3はヒータコア31が内部に配設されるヒ
ータケーシング、5はエバポレータ51が内部に配設さ
れるクーラケーシング、7はブロア部73及びインテー
ク部75を有するインテークブロアユニット、91は上
記センタダクト1の第1流入口11に着脱可能に取り付
けられてこの第1流入口11を封止する流入口カバーの
一つである第1流入口カバーであり、上記空気調和装置
Aは、上記センタダクト1,ヒータケーシング3,クー
ラケーシング5,インテークブロアユニット7、及び、
第1流入口カバー91が互いに接続して構成されてい
る。
【0029】尚、図2または図3において、左手前側が
車室内側、右奥側がエンジンルーム側であり、右手前側
が車幅方向右側、左奥側が車幅方向左側である。
【0030】上記センタダクト1は、左右対称、すなわ
ち車幅方向に向いた面に対し対称に構成に構成されてい
る。そして、上記センタダクト1には調和空気吹出口1
3,15,17が形成されており、この調和空気吹出口
はそれぞれ上端で上方に開口し図示省略のウインドウガ
ラスに向けて空調空気を吹き出すデフロスタ吹出口13
と、その後側で後方に開口し乗員の頭部及び胸部に向け
て空調空気を吹き出すためのセンタベンチレーション吹
出口15と、その下端で左右方向に開口し乗員の足元に
向けて空調空気を吹き出すためのフット吹出口17とで
ある。そして、上記センタダクト1の左右の両側部に
は、上記ヒータケーシング3が取り付けられる第1流入
口11及び第2流入口19が形成されている。この各流
入口11,19は、互いに同一の矩形状に形成されてい
る。また、上記センタダクト1の内部には、各吹出口1
3,15,17の開閉切替を行う図示省略の開閉ダンパ
が配設されている。この開閉ダンパは、上記第1流入口
カバー91または後述する第2流入口カバー93に配設
された操作片によって作動されるようになっている。
【0031】上記ヒータケーシング3は、前後対称に構
成、すなわち車両前後方向に向いた面に対し対称に構成
されている。そして、上記ヒータケーシング3はその車
幅方向の両側部分に流出口33及び流入口35が開口し
て略筒状に形成されている。上記流出口33は車幅方向
左側に開口し上記センタダクト1の第1及び第2流入口
11,19のいずれにも着脱可能に接続されるように形
成されている一方、上記流入口35は車幅方向右側に開
口し上記クーラケーシング5の流出口53が接続するよ
うに形成されている。そして、上記ヒータケーシング3
の前側及び後側の両側壁には、エンジン冷却水により空
気を加熱するヒータコア31を挿入するためのヒータコ
ア挿入口37,39が開口しており、このヒータコア挿
入口37,39は、上記各側壁の下方位置であって、流
入口35の側から流出口33の側に向かって上方に傾斜
して形成されている。また、上記ヒータケーシング3の
内部には、上記ヒータコア31側に空調空気を通過させ
るか否かを選択切替するための切替ダンパが配設されて
おり(図示省略)、この切替ダンパは上記ヒータケーシ
ング3の前後の両側壁に配設された操作片41によって
作動するようになっている。そして、上記ヒータコア3
1がエンジンルーム側のヒータコア挿入口39から挿入
されれば、車室側のヒータコア挿入口37は挿入口カバ
ー43によって封止されるようになっている。また、こ
のヒータケーシング3上面の前側及び後側の縁部には、
車体側に取り付けるための取付ブラケット45,45が
形成されている。
【0032】上記クーラケーシング5は、上下対称、す
なわち上下方向に向いた面に対し対称に構成に構成され
ている。そして、上記クーラケーシング5には、その車
幅方向の左側側面の略中央位置に流出口53が形成され
る一方、右側側面の略中央位置には、上記クーラケーシ
ング5内と連通する中空を有するフランジ部55が外方
に突出して一体成形されている。上記流出口53は上記
ヒータケーシング3の流入口35に着脱可能に接続され
るよう形成されている一方、上記フランジ部55には、
その上面及び下面にそれぞれ流入口としての開口部6
3,65が形成されており、後述するインテークブロア
ユニット7のインテーク部75が上記フランジ部55の
上面側に取り付けられ、ブロア部73がその下面側に取
り付けられるようになっている。また、このクーラケー
シング5の上面及び下面には、車体側に取り付けるため
の取付ブラケット57が車幅方向に並んで形成されてい
る(下面側の取付ブラケットは図示省略する)。このク
ーラケーシング5の車両前後方向の前側壁には、冷媒に
より空気を冷却するエバポレータ51を挿入するための
エバポレータ挿入口61が開口しており、このエバポレ
ータ挿入口61は上記前側壁の上部位置から下部位置ま
で鉛直に開口している。
【0033】そして、上記ヒータケーシング3の流入口
35と、クーラケーシング5の流出口53とは、上記ヒ
ータケーシング3を前後に180度反転させた状態と、
クーラケーシングを上下に180度反転させた状態とで
も、互いに接続可能に形成されている。
【0034】上記インテークブロアユニット7は、上記
クーラケーシング5のフランジ部55の下面側に対し着
脱可能に取り付けられるブロア部73と、車室内空気取
入口78及び車室外空気取入口79を有し上記フランジ
部55の上面側に対し着脱可能に取り付けられるインテ
ーク部75とにより構成されている。
【0035】上記インテーク部75の内部には、上記車
室内空気取入口78と車室外空気取入口79との開閉を
切り替える切替ダンパ(図示省略)が配設されており、
この切替ダンパは側面に取り付けられた操作片によって
作動されるようになっている。
【0036】また、上記ブロア部73及びインテーク部
75は、それぞれ上記クーラケーシング5のフランジ部
の上面側及び下面側のいずれにも取り付け可能に構成さ
れている。
【0037】つぎに、上記空気調和装置の組立について
説明する。
【0038】図3に示すように、センタダクト1の第1
流入口11に対し第1流入口カバー91を取り付ける一
方、第2流入口19に対しヒータケーシング3の流出口
33を接合させる。次いで、このヒータケーシング3の
流入口35に対しクーラケーシング5の流出口53を接
合させ、上記クーラケーシング5のフランジ部55の上
面側にインテーク部75を取り付け、下面側にブロア部
73を取り付ける。この状態で上記ヒータケーシング3
の前側(エンジンルーム側)のヒータコア挿入口39か
らヒータコア31を挿入し、後側(車室内側)のヒータ
コア挿入口37を挿入口カバー43によって封止する。
また、上記クーラケーシング5のエバポレータ挿入口6
1からエバポレータ51を挿入する。このようにすれ
ば、図2に示すように、左ハンドル車用の空気調和装置
Aを構成することができる。
【0039】そして、上記空気調和装置Aを右ハンドル
車用の空気調和装置に構成するには、図4に示すよう
に、クーラケーシング5を、センタダクト1を中心とし
て水平に略180度回転させてセンタダクト1の左側位
置で流出口53をこのセンタダクト1の方に向けて配設
させる。次いで、ヒータケーシング3は、センタダクト
1を中心として上下に略180度回転させてセンタダク
ト1の左側位置で流出口33をこのセンタダクト1の方
に向けて配設させる(同図の一点鎖線参照)。この配列
で、上記各ケーシング1,3,5を接合し、上記クーラ
ケーシング5のフランジ部55に対しブロア部73及び
インテーク部75を取り付け、上記クーラケーシング5
のエバポレータ挿入口61からエバポレータ51を挿入
する。そして、ヒータケーシング3の前側(エンジンル
ーム側)のヒータコア挿入口37からヒータコア31を
挿入し、後側(車室内側)のヒータコア挿入口39を挿
入口カバー43によって封止すれば、図5に示すよう
に、上記センターダクト1から車幅方向左側に向かって
ヒータケーシング3、クーラケーシング5、インテーク
ブロアユニット7の順番に配設された右ハンドル車用の
空気調和装置Bを構成することができる。この右ハンド
ル車用に構成した空気調和装置Bでは、上記センタダク
ト1の第2流入口19に第2流入口カバー93を取り付
ける。なお、この第2流入口カバー93は、第1流入口
カバー91に対して上記センタダクト1の切替ダンパを
作動させる操作片の位置が対称となるように構成されて
いる。
【0040】このように、上記センタダクト1の車幅方
向の両側に同一形状の流入口11,19を形成し、ヒー
タケーシング3を上記センタダクト1の左右の流入口1
1,19のいずれにも接続可能に形成し、クーラケーシ
ング5を上下対称に形成し、かつ、上記ヒータケーシン
グ3を前後に反転させた状態と、クーラケーシング5を
上下に反転させた状態とで互いに接続可能に構成するこ
とによって右ハンドル車用と左ハンドル車用と空気調和
装置A,Bの部品を共用化することが可能になり、コス
トの低減化を図ることができる。
【0041】そして、上記ヒータケーシング3を前後対
称に形成して、前後両側の側壁にヒータコア挿入口3
7,39を形成することにより、右ハンドル車用及び左
ハンドル車用のいずれの空気調和装置を構成する場合で
あっても、上記車両前後方向の前側(エンジンルーム
側)にヒータコア挿入口が開口することとなり、このエ
ンジンルーム側のヒータコア挿入口から上記ヒータコア
31を挿入することにより、上記右ハンドル車及び左ハ
ンドル車のいずれにおいてもヒータコア31に接続され
るエンジン冷却水配管を最適にレイアウトすることがで
きる。一方、車両前後方向の後側(車室内側)のヒータ
コア挿入口は挿入口カバー43により封止されるため、
上記ヒータケーシング3は筒状のケーシングとして構成
することができる。
【0042】また、上記クーラケーシング5を上下対称
に形成することにより、車体側への取付ブラケット57
をエンジンルーム側に配設させることができる。このた
め、車室内側に取付ブラケットが突出することが回避さ
れて空気調和装置のレイアウトを効率的に行うことがで
きる。
【0043】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、例えば図6に示すよ
うに、クーラケーシング5に対しフランジ部55が別体
に形成されてもの、すなわち、クーラケーシング5とし
て、その側面に流入口67が形成され、この流入口67
に接続される流出口77が形成された中空状のユニット
本体71を備えるようにしてもよい。このとき、上記ユ
ニット本体71の流出口77と、クーラケーシング5の
流出口67とを同一形状に形成し、かつ、上記クーラケ
ーシング5の流入口55と、上記ヒータケーシング3の
流入口35とを同一形状に形成すれば、上記ユニット本
体71の流出口77をヒータケーシング3の流入口35
に接続することができる。このため、例えば寒冷地仕様
車のように冷房を必要としない車両、すなわちクーラケ
ーシング5を備えない車両の場合には、図7に示すよう
に、クーラケーシング5を省略して、上記ヒータケーシ
ング3に対しインテークブロアユニット7を取り付けた
空気調和装置Cにすることができる。このように、右ハ
ンドル車用及び左ハンドル車用の部品の共用化を図るこ
とのみならず、寒冷地仕様車と通常仕様車との部品の共
用化も図ることができ、製造コストを大幅に低減させる
ことができる。
【0044】さらに、上記のようにクーラケーシングを
備えない寒冷地仕様車の場合には、クーラユニット5に
一体成形されたフランジ部55と同様のフランジ部をヒ
ータケーシング3に対し一体形成してもよい。この場合
には、上記フランジ部が一体成形されたヒータケーシン
グの流出口が、例えばセンタダクト1の第1流入口11
に接続された状態と、この状態から上記ヒータケーシン
グを上記センタダクト1から取り外し、このヒータケー
シングを上記センタダクト1を中心として水平に略18
0度回転させて上記ヒータケーシングの流出口を上記セ
ンタダクト1の第2流入口19に接続させた状態とのい
ずれの状態のフランジ部に対しても、インテークブロア
ユニット7のインテーク部75が、接続可能になるよう
構成すればよい。このようにすれば、部品の共用化を図
ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における自動車用空気調和装置によれば、センタダク
トの車幅方向の両側に同一形状の流入口を形成し、ヒー
タケーシングの流出口を上記センタダクトの左右の両流
入口のいずれにも接続可能にすることによって、右ハン
ドル車用と左ハンドル車用との部品を共用化することが
でき、コストの低減化を図ることができる。
【0046】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、右ハンドル車用であ
っても、左ハンドル車用であっても、インテークブロア
ユニットのインテーク部をヒータケーシングに取り付け
ることができ、その結果、右ハンドル車用の空気調和装
置、及び、左ハンドル車用の空気調和装置で上記インテ
ーク部を共用化することができる。
【0047】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または請求項2記載の発明による効果に加えて、右ハ
ンドル車用及び左ハンドル車用のいずれの空気調和装置
を構成する場合であっても、ヒータコアに接続されるエ
ンジン冷却水配管を最適にレイアウトすることができ
る。一方、上記ヒータケーシングは、ヒータコアが挿入
されていない挿入口に対し挿入口カバーを取り付けるこ
とにより筒状のケーシングとして構成することができ
る。
【0048】請求項4記載の発明によれば、センタダク
トの車幅方向の両側に同一形状の流入口を形成し、ヒー
タケーシングを上記センタダクトの左右の流入口のいず
れにも接続可能に形成し、クーラケーシングを上下対称
に形成し、かつ、上記ヒータケーシングを前後に反転さ
せた状態と、クーラケーシングを上下に反転させた状態
とで互いに接続可能に構成し、かつ、インテーク部とブ
ロア部とを上記クーラケーシングを上下に反転させた状
態のいずれの状態でも互いに接続可能に構成することに
よってすることによって右ハンドル車用と左ハンドル車
用と空気調和装置の部品を共用化することができ、コス
トの低減化を図ることができる。
【0049】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
4記載の発明による効果に加えて、右ハンドル車用及び
左ハンドル車用のいずれの空気調和装置を構成する場合
であっても、ヒータコアに接続されるエンジン冷却水配
管を最適にレイアウトすることができる。一方、上記ヒ
ータケーシングは、ヒータコアが挿入されていない挿入
口に対し挿入口カバーを取り付けることにより筒状のケ
ーシングとして構成することができる。
【0050】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1または請求項2記載の発明による効果に加えて、部品
点数の低減化、及び、組付け工数の低減化を図ることが
でき、コストを低減させることができる。
【0051】請求項7記載の発明によれば、上記請求項
4記載の発明による効果に加えて、部品点数の低減化、
及び、組付け工数の低減化を図ることができ、コストを
低減させることができる。
【0052】請求項8記載の発明によれば、上記請求項
4記載の発明による効果に加えて、右ハンドル車用と左
ハンドル車用、及び、寒冷地仕様車と通常仕様車との部
品の共用化を図ることができ、コストをより一層低減さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】左ハンドル車のインストルメントパネル内に配
設された空気調和装置を示す斜視説明図である。
【図2】左ハンドル車用の空気調和装置を示す斜視図で
ある。
【図3】左ハンドル車用の空気調和装置を示す分解斜視
図である。
【図4】左ハンドル車用の空気調和装置と右ハンドル用
の空気調和装置とに用いる場合の各部品の配置構成を示
す分解斜視説明図である。
【図5】右ハンドル車用の空気調和装置を示す図2対応
図である。
【図6】クーラケーシングに対しユニット本体が取り付
けられる構成の空気調和装置を示す図3対応図である。
【図7】クーラケーシングのない左ハンドル車用の空気
調和装置を示す図2対応図である。
【符号の説明】
1 センタダクト 3 ヒータケーシング 5 クーラケーシング 7 インテークブロアユニット 11 第1流入口 13,15,17 調和空気吹出口 19 第2流入口 31 ヒータコア 33 流出口(ヒータケーシング) 35 流入口(ヒータケーシング) 37,39 ヒータコア挿入口 43 挿入口カバー 51 エバポレータ 53 流出口(クーラケーシング) 55 フランジ部 63,65 開口部(クーラケーシング流入
口) 67 流入口(クーラケーシング) 71 ユニット本体 73 ブロア部 75 インテーク部 78 車室内空気取入口(空気取入口) 79 車室外空気取入口(空気取入口) 91 第1流入口カバー(流入口カバ
ー) 93 第2流入口カバー(流入口カバ
ー) A,B,C 空気調和装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−104936(JP,A) 特開 平8−164728(JP,A) 特開 平11−291743(JP,A) 特開 平9−263117(JP,A) 特開 平8−127223(JP,A) 特開 平10−6741(JP,A) 実開 昭61−172809(JP,U) 実開 昭57−47411(JP,U) 実開 平6−44601(JP,U) 特公 平7−106685(JP,B2) 実公 平5−1451(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 - 3/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内空気若しくは車室外空気を取り入
    れる空気取入口を有するインテークブロアユニットと、
    車幅方向略中央位置に配設され車室内側に開口した調和
    空気吹出口を有するセンタダクトとの間で互いに車幅方
    向に連結され、上記インテークブロアユニットから取り
    入れられた空気を加熱するヒータコアが内蔵された筒状
    ヒータケーシングを備えた自動車用空気調和装置におい
    て、 上記センタダクトは、車幅方向の一方に開口した第1流
    入口と、この第1流入口と同一形状を有し車幅方向の他
    方に開口した第2流入口と、これら一対の流入口のいず
    れかにも着脱可能であってそのいずれか一方の流入口を
    封止する流入口カバーとを備え、 上記ヒータケーシングには、上記第1流入口及び第2流
    入口のいずれにも着脱可能に接続される流出口が形成さ
    れる一方、この流出口に対し車幅方向に相対向して流入
    口が形成され、かつ、上記ヒータコアが車両の前後方向
    から着脱可能に取り付けられ、 上記インテークブロアユニットは、上記ヒータケーシン
    グの流入口に対し着脱可能に取り付けられ空気を送風す
    るブロア部と、このブロア部に相対向して上記ヒータケ
    ーシングの流入口に対し着脱可能に取り付けられ、上記
    空気取入口が形成されたインテーク部とを備えているこ
    とを特徴とする自動車用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 ヒータケーシングの流出口がセンタダク
    トの第1流入口若しくは第2流入口のいずれか一方に接
    続された状態から上記ヒータケーシングを上記センタダ
    クトから取り外し、上記ヒータケーシングを上記センタ
    ダクトを中心として水平に略180度回転させ上記ヒー
    タケーシングの流出口を上記センタダクトの第1流入口
    若しくは第2流入口のいずれか他方に接続させた状態に
    おいて、インテークブロアユニットのインテーク部は、
    上記ヒータケーシングの流入口に対し接続可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の自動車用空気
    調和装置。
  3. 【請求項3】 ヒータケーシングは車両の前後方向に対
    称に形成され、このヒータケーシングの前側及び後側の
    両側壁にはヒータコアが挿入可能なヒータコア挿入口が
    それぞれ形成され、 一方のヒータコア挿入口から上記ヒータコアを挿入した
    際に他方のヒータコア挿入口を封止する挿入口カバーを
    備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の自動車用空気調和装置。
  4. 【請求項4】 車室内空気若しくは車室外空気を取り入
    れる空気取入口を有するインテークブロアユニットと、
    このインテークブロアユニットに連結され、上記インテ
    ークブロアユニットから流入した空気を冷却するエバポ
    レータが内蔵された筒状クーラケーシングと、このクー
    ラケーシングに連結され、上記クーラケーシングから取
    り入れられた空気を加熱するヒータコアが内蔵された筒
    状ヒータケーシングと、このヒータケーシングに連結さ
    れ上記ヒータケーシングから流入した空気を車室内側に
    開口した調和空気吹出口から車室内に吹き出す車幅方向
    略中央位置に配設されたセンタダクトとを車幅方向に備
    えた自動車用空気調和装置において、 上記センタダクトは、車幅方向の一方に開口した第1流
    入口と、この第1流入口と同一形状を有し車幅方向の他
    方に開口した第2流入口と、これら一対の流入口のいず
    れにも着脱可能であってそのいずれか一方の流入口を封
    止する流入口カバーとを備え、 上記ヒータケーシングには、上記第1流入口及び第2流
    入口のいずれにも着脱可能に接続される流出口が形成さ
    れる一方、この流出口に対して車幅方向に相対向して流
    入口が形成され、かつ、上記ヒータコアが車両の前後方
    向から着脱可能に取り付けられ、 上記クーラケーシングは、上下対称に形成され、上記ヒ
    ータケーシングの流入口に対し着脱可能に接続される流
    出口が形成される一方、この流出口に対して車幅方向に
    相対向して流入口が形成され、 上記センタダクトの第1流入口若しくは第2流入口のい
    ずれか一方に接続された上記ヒータケーシング及びこの
    ヒータケーシングの流入口に接続された上記クーラケー
    シングをそれぞれ取り外し、上記ヒータケーシングを上
    記センタダクトを中心として水平に略180度回転させ
    上記ヒータケーシングの流出口を上記センタダクトの第
    1流入口若しくは第2流入口のいずれか他方に接続させ
    ると共に、上記クーラケーシングを上記センタダクトを
    中心として上下に略180度回転させた状態において、
    上記ヒータケーシングの流入口と上記クーラケーシング
    の流出口とは互いに接続可能となるように形成され、 上記インテークブロアユニットは、上記クーラケーシン
    グの流入口に対し着脱可能に取り付けられて空気を送風
    するブロア部と、このブロア部に相対向して上記クーラ
    ケーシングの流入口に対し着脱可能に取り付けられ、上
    記空気取入口が形成されたインテーク部とを備え、 上記インテーク部とブロア部とは、上記クーラケーシン
    グを上記センタダクトを中心として上下に略180度回
    転させた状態における上記クーラケーシングの流入口に
    対しそれぞれ接続可能に構成されていることを特徴とす
    る自動車用空気調和装置。
  5. 【請求項5】 ヒータケーシングは車両の前後方向に対
    称に形成され、このヒータケーシングの前側及び後側の
    両側壁にはヒータコアが挿入可能なヒータコア挿入口が
    それぞれ形成され、 一方のヒータコア挿入口から上記ヒータコアを挿入した
    際に他方のヒータコア挿入口を封止する挿入口カバーを
    備えていることを特徴とする請求項4記載の自動車用空
    気調和装置。
  6. 【請求項6】 ヒータケーシングには、このヒータケー
    シング内と連通する中空を有するフランジ部が外方に突
    出するように一体形成され、 上記フランジ部には、一対の開口部が相対向して開設さ
    れ、一方の開口部にインテーク部が着脱可能に取り付け
    られ、他方の開口部にブロア部が着脱可能に取り付けら
    れるよう構成されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の自動車用空気調和装置。
  7. 【請求項7】 クーラケーシングには、このクーラケー
    シング内と連通する中空を有するフランジ部が外方に突
    出するように一体成形され、 上記フランジ部には、一対の開口部が相対向して開設さ
    れ、一方の開口部にインテーク部が着脱可能に取り付け
    られ、他方の開口部にブロア部が着脱可能に取り付けら
    れるよう構成されていることを特徴とする請求項4記載
    の自動車用空気調和装置。
  8. 【請求項8】 ヒータケーシングの流入口と、クーラー
    ケーシングの流入口とが略同一形状に形成され、 インテークブロアユニットは、上記ヒータケーシングの
    流入口及びクーラケーシングの流入口のいずれにも接続
    可能に形成された流出口と、この流出口に連通し、イン
    テークブロアユニットのインテーク部及びブロア部が着
    脱可能に取り付けられる流入口とが形成された中空状の
    ユニット本体を備えていることを特徴とする請求項4記
    載の自動車用空気調和装置。
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