JP3468231B2 - 画像処理装置、画質制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画質制御方法、プログラム及び記録媒体

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JP3468231B2
JP3468231B2 JP2001200933A JP2001200933A JP3468231B2 JP 3468231 B2 JP3468231 B2 JP 3468231B2 JP 2001200933 A JP2001200933 A JP 2001200933A JP 2001200933 A JP2001200933 A JP 2001200933A JP 3468231 B2 JP3468231 B2 JP 3468231B2
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    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/55Optical parts specially adapted for electronic image sensors; Mounting thereof

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像に対して撮影
シーンに応じた処理を行うための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ユーザが撮影シーンに応じた
撮影モードを選択することによって、撮影シーンに最適
な制御を行うデジタルスチルカメラ(以下、「デジタル
カメラ」という。)や銀塩カメラなどの撮像装置が知ら
れている。ポートレート、スポーツ、風景、夜景などの
複数の撮影モードから一の撮影モードをユーザが目的に
応じて選択して撮影することにより、撮影シーンにふさ
わしい画像が取得できる。
【0003】撮影モードのそれぞれには、レンズ系の絞
り、シャッタースピード、フラッシュ発光等の露出制御
に関するパラメータが予め設定されており、撮像装置は
これらのパラメータに従って制御を行う。例えば、ポー
トレートシーンに適する撮影モードでは、絞りを開放側
にする等のパラメータが設定されている。絞りが開放側
になることによって被写界深度が浅くなり、背景がぼけ
て主被写体(人物)のみが美しく引き立つような画像を
取得できる。
【0004】また、デジタルカメラなどのデジタル撮像
装置では、取得した画像に対して画像処理を施すことが
可能であるため、撮影モードには上記露出制御に加え、
ホワイトバランス補正、γ補正などの画像処理に関する
パラメータも同様に設定されている。これにより、撮影
シーンに応じて最適な画像処理を施すことも可能とな
り、より効果的な画像を取得することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような撮像装置では、ユーザがこれから撮影するシーン
を判断していずれかの撮影モードの選択操作を行わなけ
ればならず、煩わしいとともにとっさのシャッターチャ
ンスに対応できない。このため、標準的な撮影モードで
撮影されることが多くなり、せっかくの機能が活かされ
ないことが多かった。
【0006】これに対応するため、撮影シーンを判別し
て最適な撮影モードを自動的に選択する機能を有する撮
像装置が提案されている。このような撮像装置では、撮
影モードを自動的に選択する自動選択設定にしておけば
煩わしい操作を必要とせず、容易に撮影シーンにふさわ
しい画像を取得することができる。しかしながら、自動
判別であることから撮影シーンによっては誤判別を行う
可能性があり、誤判別のまま撮影を行うと撮影シーンに
適した撮像制御は行われない。特に、相反するような効
果を狙う撮影シーンと誤判別した場合は、取得される画
像に非常に大きな影響を与えることとなり、画質に著し
い劣化を生じさせることがあった。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、撮影モードにおける最適な制御を実現しつつ、
自動選択設定時の撮影シーンの誤判別時においても取得
される画像の画質の著しい劣化を防止することができる
技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、画像処理装置であって、画像の
撮影時のモード選択設定が、ユーザの指定により撮影シ
ーンに応じた複数の撮影モードから一の撮影モードを選
択する手動選択設定と、前記撮影シーンを自動判別して
前記複数の撮影モードから一の撮影モードを選択する自
動選択設定と、のうちいずれかであるかを判定する判定
手段と、前記判定手段によって前記モード選択設定が前
記手動選択設定であるとして判定された場合と前記自動
選択設定であるとして判定された場合とで、前記画像の
画質に関するパラメータを相違させて設定するパラメー
タ設定手段と、を備えている。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の画像処理装置において、前記パラメータの基準値と、
前記撮影モードに応じた前記パラメータの最適値と、を
記憶する記憶手段をさらに備え、前記パラメータ設定手
段は、前記手動選択設定における前記パラメータを前記
最適値に設定し、前記自動選択設定における前記パラメ
ータを前記最適値と前記基準値との間の値に設定するこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1または
2に記載の画像処理装置において、前記画像を撮像する
撮像手段、をさらに備え、前記パラメータは、前記画像
の取得時の露出制御に関する露出制御パラメータを含む
ことを特徴とする。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項3に記載
の画像処理装置において、前記露出制御は、絞り制御、
シャッタースピード制御、フラッシュ発光制御のうち少
なくとも1つを含むことを特徴とする。
【0012】また、請求項5の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記パラ
メータは、前記画像に対する画像処理の制御に関する画
像処理制御パラメータを含むことを特徴とする。
【0013】また、請求項6の発明は、請求項5に記載
の画像処理装置において、前記画像処理は、ホワイトバ
ランス補正処理、γ補正処理、シャープネス処理、コア
リング処理、色補正処理のうち少なくとも1つを含むこ
とを特徴とする。
【0014】また、請求7の発明は、画像の撮像時のモ
ード選択設定が、ユーザの指定により撮影シーンに応じ
た複数の撮影モードから一の撮影モードを選択する手動
選択設定と、前記撮影シーンを自動判別して前記複数の
撮影モードから一の撮影モードを選択する自動選択設定
と、のうちいずれかであるかを判定する判定工程と、前
記判定工程によって前記モード選択設定が前記手動選択
設定であるとして判定された場合と前記自動選択設定で
あるとして判定された場合とで、前記画像の画質に関す
るパラメータを相違させて設定するパラメータ設定工程
と、を備えている。
【0015】また、請求項8の発明は、プログラムであ
って、コンピュータを、画像の撮影時のモード選択設定
が、ユーザの指定により撮影シーンに応じた複数の撮影
モードから一の撮影モードを選択する手動選択設定と、
前記撮影シーンを自動判別して前記複数の撮影モードか
ら一の撮影モードを選択する自動選択設定と、のうちい
ずれかであるかを判定する判定手段と、前記判定手段に
よって前記モード選択設定が前記手動選択設定であると
して判定された場合と前記自動選択設定であるとして判
定された場合とで、前記画像の画質に関するパラメータ
を相違させて設定するパラメータ設定手段と、を備える
画像処理装置として機能させる。
【0016】また、請求項9の発明は、コンピュータ読
み取り可能な記録媒体であって、請求項8に記載のプロ
グラムを記録してあることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。
【0018】<1.デジタルカメラの構成>図1ないし
図3は、画像をデジタルデータとして取得する画像処理
装置であるデジタルカメラ1の外観構成の一例を示す図
であり、図1は正面図、図2は背面図、図3は底面図で
ある。図1に示すように、デジタルカメラ1は、箱型の
カメラ本体部2と直方体状の撮像部3とから構成されて
いる。
【0019】撮像部3の前面側には、撮影レンズである
マクロ機能付きズームレンズ301および光学ファイン
ダ31が設けられる。また、カメラ本体部2の前面側に
は左端部にグリップ部4、中央上部に内蔵フラッシュ
5、および上面側にはシャッタボタン8が設けられてい
る。
【0020】一方、図2に示すように、カメラ本体部2
の背面側には、略中央に撮影画像のモニタ表示(電子ビ
ューファインダに相当)、記録画像の再生表示等を行う
ための液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Dis
play)10が設けられている。また、LCD10の下方
に、デジタルカメラ1の操作を行うキースイッチ群22
1〜226および電源スイッチ227が設けられる。
【0021】さらに、カメラ本体部2の背面側には、
「撮影」と「再生」との間でカメラの動作モードを切り
替える動作切替スイッチ14が設けられる。動作モード
が「撮影」に設定されると写真撮影を行って被写体に関
する画像を生成することが可能とされ、動作モードが
「再生」に設定されるとメモリカードに記録された画像
が読み出されてLCD10に再生される。動作切替スイ
ッチ14は2接点のスライドスイッチであり、下方位置
にスライドセットすると動作モードが「撮影」となり、
上方位置にスライドセットすると動作モードが「再生」
となる。
【0022】また、カメラ背面右側には、4連スイッチ
230が設けられ、各種操作を行うことが可能となって
いる。例えば、動作モードが「撮影」の際にはボタン2
31,232を押すことによりズーミング倍率の変更が
行われる。
【0023】撮像部3の背面には、図2に示すように、
LCD10をオン/オフさせるためのLCDボタン32
1とともに、モード選択設定を切り替えるモード選択設
定切替ボタン322が設けられる。モード選択設定切替
ボタン322を押下することによって、撮影モードをユ
ーザが指定する手動選択設定と、撮影シーンを判別して
撮影モードを自動的に選択する自動選択設定とを切り替
えることができる。
【0024】本実施の形態のデジタルカメラ1の撮影モ
ードには、標準的な制御を行う「標準」とともに、撮影
シーンに応じて「ポートレート」「スポーツ」「風景」
「夕景」「夜景」の6種類あり、撮影シーンにふさわし
い画像が得られるようになっている。例えば、「ポート
レート」では人物の肌がなめらかに写るようにし、人物
が美しく引き立つ画像が取得できるように制御される。
「スポーツ」では、被写体の一瞬の動きを捉えるととも
に、メリハリのついた画像を取得できるように制御され
る。「風景」では、人物と背景の両方にピントが合い、
くっきりとした画像を取得できるように制御される。
「夕景」では、夕方の赤みを残し雰囲気のある画像を取
得できるように制御される。「夜景」では、光源等の色
を鮮やかに再現する画像を取得できるように制御され
る。また、「標準」では、撮影シーンを限定せずに標準
的な制御がなされる。なお、これらの制御内容の詳細に
ついては後述する。
【0025】手動選択設定時には、キースイッチ群22
1〜226を介しての操作により、上記の複数の撮影モ
ードから一の撮影モードの選択が受け付けられる。一
方、自動選択設定時には、撮影シーンが自動的に判別さ
れて上記の複数の撮影モードから一の撮影モードが自動
的に選択される。
【0026】カメラ本体部2の底面には、図3に示すよ
うに、カードスロット17が設けられる。カードスロッ
ト17は、撮影された画像等を記録するための着脱自在
なメモリカード91等を装填することができる。
【0027】<2.デジタルカメラの内部構成>次に、
デジタルカメラ1の内部構成について説明する。図4は
撮像部3における各構成の配置の概略を示す図である。
また、図5はデジタルカメラ1の構成を示すブロック図
である。
【0028】図4に示すように、撮像部3におけるズー
ムレンズ301の後方位置の適所にはCCD303を備
えた撮像回路が設けられている。また、撮像部3の内部
には、ズームレンズ301のズーミング倍率の変更と収
容位置、撮像位置間のレンズ移動を行うためのズームモ
ータM1、自動的に合焦を行うためにズームレンズ30
1内のフォーカスレンズ311を移動させるフォーカス
モータM2、ズームレンズ301内に設けられた絞り3
02の開口径を調整するための絞りモータM3とが設け
られている。
【0029】図5に示すように、ズームモータM1、フ
ォーカスモータM2、絞りモータM3は、カメラ本体部
2に設けられたズームモータ駆動回路215、フォーカ
スモータ駆動回路214、絞りモータ駆動回路216に
よってそれぞれ駆動される。また、各駆動回路214〜
216は、カメラ本体部2の全体制御部270から与え
られる制御信号に基づいて各モータM1〜M3を駆動す
る。
【0030】CCD303は、ズームレンズ301によ
って結像された被写体の光像を、R(赤)、G(緑)、
B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素
信号の信号列からなる信号)に光電変換して出力する。
【0031】タイミングジェネレータ314は、カメラ
本体部2のタイミング制御回路202から送信される基
準クロックに基づきCCD303の駆動制御信号を生成
するものである。タイミングジェネレータ314は、例
えば、積分開始/終了(露出開始/終了)のタイミング
信号、各画素の受光信号の読出制御信号(水平同期信
号、垂直同期信号、転送信号等)等のクロック信号を生
成し、CCD303に出力する。
【0032】信号処理回路313は、CCD303から
出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナログ
信号処理を施すものである。信号処理回路313は、C
DS(相関二重サンプリング)回路とAGC(オートゲ
インコントロール)回路とを有し、CDS回路により画
像信号のノイズの低減を行い、AGC回路でゲインを調
整することにより画像信号のレベル調整を行う。
【0033】次に、カメラ本体部2のブロックについて
説明する。
【0034】カメラ本体部2内において、A/D変換器
205は、画像の各画素の信号を例えば12ビットのデ
ジタル信号に変換(A/D変換)するものである。A/
D変換器205は、タイミング制御回路202から入力
されるA/D変換用の基準クロックに基づいて各画素信
号(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。
【0035】タイミング制御回路202は、タイミング
ジェネレータ314、A/D変換器205に対する基準
クロックを生成するように構成されている。タイミング
制御回路202は、全体制御部270によって制御され
る。
【0036】A/D変換器205によって変換されたデ
ジタル信号は、画像処理部240及び全体制御部270
にそれぞれ入力される。画像処理部240に入力される
デジタル信号は、画像処理部240において各種画像処
理が施され、撮影画像としてメモリカード91へ記憶さ
れたり、ライブビュー表示画像として利用される。一
方、全体制御部270に入力されるデジタル信号は、全
体制御部270が被写体からの入射光の輝度、色バラン
ス、コントラスト等を演算するために利用される。
【0037】図6は、画像処理部240の構成を示すブ
ロック図である。WB(ホワイトバランス)補正部24
1は、撮影光源の分光特性の違いによる色バランスのず
れを補正(ホワイトバランス補正)するものである。W
B補正部241は、変換テーブルを用いて画素のR、
G、Bの各色成分の値を変換する。変換テーブルの各色
成分のそれぞれの変換係数は全体制御部270により画
像ごとに設定される。通常は、全体制御部270により
入射光の色バランスが判定されてこの結果に基づく変換
係数が入力され、WB補正部241において白い物が白
くなるように補正が行われる。
【0038】γ補正部242は、画像の階調特性を一般
的な表示デバイスのγ特性に適合するように補正(γ補
正)するものである。γ補正部242は予め設定された
γ補正テーブルを有し、このγ補正テーブルを用いて各
画素データの値を補正する。本実施の形態では、図7に
示す5つのγ補正テーブルLUT1〜LUT5を使用す
る。図において、横軸は画像信号の入力値を示し、縦軸
はγ補正回部242からの出力値を示している。通常
は、表示デバイスの特性に適合したγ補正テーブルLU
T3を使用するが、撮影モードに応じてγ補正テーブル
LUT1〜LUT5を選択的に使用する。γ補正テーブ
ルLUT1を用いた場合は、入力値におけるわずかな差
が出力値において拡大されるため、明暗がよりはっきり
としコントラストを強調した画像を取得することとな
る。また、γ補正テーブルLUT5を用いた場合は、コ
ントラストの強調を抑えて柔らかな階調を持つ画像を取
得することとなる。いずれのγ補正テーブルLUTを用
いるかは、全体制御部270により画像ごとに設定され
る。
【0039】画素補間部243は、欠落色画素の補間を
行い、各画素がRGB3色のデータを有するようにする
ものである。例えば、CCD303の撮像面がベイヤー
配列で各色成分に対応づけられた画素配列となっている
場合、各画素はベイヤー配列に対応するRGBのうちの
各1色についての輝度成分を検出するように構成されて
いる。したがって、各画素が全ての色成分についてのデ
ータを有するように画素補間処理を行うことによって画
像のカラー化が行われる。
【0040】色補正部244は、RGBの3色からなる
画素のデータをYCrCb(輝度成分Yと色差成分C
r,Cb)へ色空間の変換を行う。これとともに、画像
の彩度を強調して、画像の閲覧時に好ましい色で再現さ
れるように色を補正する色補正処理(色再現処理)を行
う。本実施の形態では、次の数1ないし数3に示す変換
式によって変換を行う。
【0041】
【数1】
【0042】
【数2】
【0043】
【数3】
【0044】数1における変換マトリクスM1は一般的
な色空間変換用のマトリクスである。また、数2,数3
に示す変換マトリクスM2,M3は、変換マトリクスM
1とは輝度成分Yに対する係数は同一であるが、色差成
分Cr,Cbに対する係数は相違しており、より色差成
分Cr,Cbを拡大するような係数となっている。つま
り、変換マトリクスM2,M3によって変換を行うこと
で彩度のみを強調することができる。変換マトリクスM
2と変換マトリクスM3では、変換マトリクスM3の方
がより彩度を強調するものとなっており、変換マトリク
スM1〜M3の変更により彩度を強調する度合いを変更
することができる。色補正部244は、変換マトリクス
M1〜M3を予め有しており、いずれの色変換マトリク
スM1〜M3を用いるかは全体制御部270により画像
ごとに設定される。
【0045】アパーチャコントロール処理部245は、
高周波成分を強調して画像の解像感を高めるシャープネ
ス処理とともに、画像のノイズを除去するコアリング処
理を行う。図8は、アパーチャコントロール処理部24
5の構成を示すブロック図である。図に示すように、ア
パーチャコントロール処理部245は、HPF(ハイパ
スフィルタ)251と、LPF(ローパスフィルタ)2
54と、アンプ252と、コアリング処理部253と、
加算器255を備えている。
【0046】入力された画像信号は、HPF251によ
って高周波成分(エッジ成分)が抽出され、抽出された
高周波成分に対しアンプ252においてゲイン調整がな
され、エッジ成分が強調される。そして、コアリング処
理部253によって所定の値以下の成分(ノイズ成分)
が除去される。さらに、LFP254によって平滑化さ
れた信号が加算器255によって加算され出力信号とさ
れる。このようにして、エッジ強調処理(シャープネス
処理)がなされるとともに、ノイズ成分の除去された画
像とされる。
【0047】図9(a)〜(c)は、本実施の形態にお
けるアンプ252及びコアリング処理部253の処理特
性を示す図である。図9において、横軸はHPF251
から出力された値を入力したときのレベルであり、縦軸
はアンプ252及びコアリング処理部253における処
理が行われた後の出力レベルである。
【0048】アンプ252は、図に示す傾斜部分の傾き
G(Ga〜Gc)を持った変換を行う。すなわち、傾き
Gは高周波成分のゲイン値に相当し、符号Gcのように
傾きが大きい場合にはエッジ強調度合は大きく、符号G
aのように傾きが小さい場合にはエッジ強調度合は小さ
くなる。
【0049】また、コアリング処理部253は、HPF
251から出力された値の絶対値が図に示すコアリング
量C(Ca〜Cc)以下であれば0に変換する。つま
り、コアリング量Cの大小によって、ノイズ成分を除去
する量が決定される。本実施の形態ではコアリング量C
aが最も小さく、コアリング量Ccが最も大きくなって
いる。なお、これらの傾きG及びコアリング量Cは全体
制御部270により画像ごとに設定される。
【0050】図5に戻り、画像メモリ209は、画像処
理部240から出力される画像のデータを記憶するメモ
リである。画像メモリ209は、1フレーム分の記憶容
量を有している。すなわち、画像メモリ209は、CC
D303がn行m列の画素を有している場合、n×m画
素分のデータの記憶容量を有し、各画素のデータが対応
するアドレスに記憶される。
【0051】VRAM(ビデオRAM)210は、LC
D10に再生表示される画像のバッファメモリである。
VRAM210は、LCD10の画素数に対応した画像
データを格納することが可能な記憶容量を有している。
【0052】動作モードが「撮影」の際の撮影待機状態
では、LCDボタン321(図2参照)によってLCD
表示がオン状態となっているときに、LCD10にライ
ブビュー表示が行われる。具体的には、撮像部3から所
定間隔ごとに得られる各画像に対して、A/D変換およ
び画像処理部240において各種の信号処理を施した
後、全体制御部270が画像メモリ209に格納される
画像を取得し、それをVRAM210に転送すること
で、LCD10に撮影された画像を表示する。そして、
LCD10に表示される画像を所定時間ごとに更新する
ことで、ライブビュー表示が行われる。ライブビュー表
示により、撮影者はLCD10に表示された画像により
被写体を視認することができる。
【0053】また、動作モードが「再生」の場合、メモ
リカード91から読み出された画像が全体制御部270
で所定の信号処理が施された後、VRAM210に転送
され、LCD10に再生表示される。
【0054】フラッシュ制御回路217は、内蔵フラッ
シュ5の発光を制御する回路であり、全体制御部270
からの発光開始信号に基づいて内蔵フラッシュ5を、所
定時間発光させる。
【0055】カードインターフェイス212は、カード
スロット17を介してメモリカード91への画像の書き
込みおよび読み出しを行うためのインターフェイスであ
る。
【0056】操作部250は、上述した、各種スイッ
チ、ボタンを包括するものであり、ユーザによって操作
入力される情報は、操作部250を介して全体制御部2
70に伝達される。
【0057】全体制御部270は、マイクロコンピュー
タからなり、撮影機能及び再生機能を集中制御するもの
である。全体制御部270は、その本体部となるCPU
271と、上述した撮像部3内およびカメラ本体部2内
の各部材の駆動を有機的に制御するためのプログラムが
記憶されたROM273と、演算作業を行うための作業
領域となるRAM272を備えている。なお、メモリカ
ード91等の記録媒体に記録されているプログラムをカ
ードインターフェイス212を介して読み出し、ROM
273に格納することができるようになっている。
【0058】全体制御部270は動作モードが「撮影」
の際にシャッタボタン8により撮影が指示されると、画
像メモリ209に取り込まれた画像のサムネイル画像
と、JPEG方式で圧縮された圧縮画像とを生成し、撮
影画像に関するタグ情報とともに両画像をメモリカード
91に記憶する。タグ情報には、絞り値、シャッタスピ
ード、撮影時のフラッシュのオンオフ、撮影モードとと
もに、モード選択設定が手動選択設定で撮影されたもの
であるか、自動選択設定で撮影されたものであるかなど
の情報が記載される。
【0059】<3.撮影シーン自動判別>また、全体制
御部270は、モード選択設定が自動選択設定である場
合は、撮影シーンを自動的に判別して適切な撮影モード
の選択を行う。以下、「標準」「ポートレート」「スポ
ーツ」「風景」「夕景」「夜景」の6種類の撮影シーン
のいずれかであるかを判別する撮影シーン判別処理につ
いて説明する。
【0060】図10は、シーン判別処理に係るデジタル
カメラ1の機能を示すブロック図である。図10におい
て、WB演算部261、測光演算部262、コントラス
ト演算部263、距離演算部264、AF制御部26
5、露出制御部266、画像処理制御部267及びシー
ン判別部275は、全体制御部270のプログラムによ
って実現される機能を機能ブロックとして表している。
【0061】シーン判別部275は、操作部250から
設定されたモード選択設定が手動選択設定であるか自動
選択設定であるかを判定し、自動選択設定である場合は
シーン判別処理を行う。シーン判別処理は、撮影レンズ
の焦点距離f、撮影倍率β、輝度Bv、色バランス(R
/G比,B/G比)及び被写体動作静止情報の各情報を
用いて行われる。
【0062】焦点距離fは、ユーザによって設定された
ズームレンズ301のズーミング倍率をズームモータ駆
動回路215から取得することによって算出される。な
お、本実施の形態において焦点距離fは、35mmフィ
ルムカメラにおける換算値を使用する。
【0063】また、撮影倍率βは、焦点距離fと撮影距
離Lによって、次の数4によって算出される。
【0064】
【数4】
【0065】ここで撮影距離Lは主被写体までの距離で
あり、AF制御を行うAF制御部265から合焦するフ
ォーカスレンズ311の位置の情報を取得し、距離演算
部264によって算出される。なお、本実施の形態のA
F制御は、A/D変換器205からの信号のコントラス
トをコントラスト演算部263により評価し、コントラ
ストがもっとも高くなるようにフォーカスレンズ311
の位置を駆動させるコントラストAF方式が採用されて
いる。なお、測距センサ等が別途設けられているとき
は、測距センサからの情報によって撮影距離Lを求めて
もよい。
【0066】また、輝度Bvは、A/D変換器205か
らの信号に基づいて測光演算部262によって算出され
る。
【0067】色バランス(R/G比,B/G比)は、A
/D変換器205からの信号に基づいてWB(ホワイト
バランス)演算部261によって算出される。WB演算
部261は、信号のRGBのそれぞれの平均値を算出
し、Gの値に対するR及びBの比(R/G比,B/G
比)を算出する。なお、算出された色バランスは画像処
理部240の制御を行う画像処理制御部267にも入力
されホワイトバランス補正にも使用される。
【0068】被写体動作静止情報は、被写体が動作して
いるか否かの情報であり、距離演算部264が連続的に
算出する撮影距離Lの変化から、シーン判別部275が
判定する。撮影距離Lの変化が所定値以上となった場合
は動被写体と判定し、所定値未満であれば静止被写体と
判定する。
【0069】シーン判別部275は上記のようにして取
得した撮影レンズの焦点距離f、撮影倍率β、輝度B
v、色バランス(R/G比,B/G比)及び被写体動作
静止情報の各情報からファジィ推論を用いて撮影シーン
の判別処理を行う。図11は撮影シーン判別処理の流れ
を示す図である。
【0070】まず、焦点距離f、撮影倍率β、輝度B
v、色バランスから図12ないし図15に示すメンバシ
ップ関数に基づいて、各撮影シーンそれぞれについての
確からしさの度合いを算出する(ステップS101)。
各撮影シーンの度合いは、0から1までの数値で与えら
れる。なお、上記メンバシップ関数は予めROM273
などに記憶されている。
【0071】図12は焦点距離fについてのメンバシッ
プ関数であり、図中、符号Fa1〜Fa6で示す関数
は、それぞれ「ポートレート」「標準」「スポーツ」
「風景」「夕景」「夜景」のメンバシップ関数を示して
いる。また、図13は輝度Bvについてのメンバシップ
関数であり、図中、符号Fb1〜Fb6で示す関数は、
それぞれ「ポートレート」「標準」「スポーツ」「風
景」「夕景」「夜景」のメンバシップ関数を示してい
る。また、図14は撮影倍率βについてのメンバシップ
関数であり、図中、符号Fc1〜Fc6で示す関数は、
それぞれ「ポートレート」「標準」「スポーツ」「風
景」「夕景」「夜景」のメンバシップ関数を示してい
る。
【0072】例えば、ある焦点距離fに対する撮影シー
ンの度合いを算出する際には、図12において焦点距離
fの値(横軸)に対して、撮影シーンそれぞれのメンバ
シップ関数(例えば「ポートレート」であれば関数Fa
1)との交点を求め、その横軸を読み取ることで各撮影
シーンの度合いを求める。同様にして、輝度Bv、撮影
倍率βに対する各撮影シーンの度合いも求められる。
【0073】また、色バランス(R/G比,B/G比)
に対する各撮影シーンの度合いは、図15に示す横軸が
R/G比、縦軸がB/G比で表される2次元座標に対し
て、算出された色バランス(R/G比,B/G比)をプ
ロットすることによって決定される。図15において、
符号Ba〜Bcで示す領域は「夕景」に関する度合いを
示す領域であり、中央部の領域Baに近くなるほど「夕
景」の度合いが上がる。また、符号Aa〜Acで示す領
域は「夕景」以外の各撮影シーンに関する領域であり、
中央部の領域Aaに近くなるほど「夕景」以外の各撮影
シーンの度合いが上がる。
【0074】このようにして、焦点距離f、撮影倍率
β、輝度Bv、色バランスの4つの入力情報それぞれに
対する各撮影シーンごとの度合いが算出される。そし
て、各撮影シーンごとに4つの度合いが加算されて、各
撮影シーンそれぞれについての最終的な度合いが算出さ
れる。
【0075】次に、被写体動作静止情報が動被写体、か
つ、「スポーツ」の度合いが所定値(本実施の形態では
1.6)を越えるか否かが判定され(ステップS10
2)、条件が成立する場合は、撮影シーンが「スポー
ツ」であると判別される(ステップS103)。
【0076】一方、ステップS102にて条件が成立し
ない場合は、撮影倍率βが所定値(本実施の形態では1
/150)を越えるか否かが判定され(ステップS10
4)、越える場合はステップS105へ、越えない場合
はステップS106へ進む。
【0077】ステップS105では、上記で算出された
各撮影シーンの度合いの最大値が判定される。そして、
「ポートレート」の度合いが最大値となる場合は、撮影
シーンは「ポートレート」であると判別される(ステッ
プS107)。また、「ポートレート」以外の撮影シー
ンの度合いが最大値となる場合や最大値が複数存在する
場合は、撮影シーンは「標準」と判別される(ステップ
S108)。
【0078】ステップS106でも、同様に、上記で算
出された各撮影シーンの度合いの最大値が判定される。
そして、「夕景」の度合いが最大値となる場合は撮影シ
ーンは「夕景」であると(ステップS109)、「夜
景」の度合いが最大値となる場合は撮影シーンは「夜
景」であると(ステップS110)、「風景」の度合い
が最大値となる場合は撮影シーンは「風景」であるとそ
れぞれ判別される(ステップS111)。また、「夕
景」「夜景」「風景」以外の撮影シーンの度合いが最大
値となる場合や最大値が複数存在する場合は、撮影シー
ンは「標準」と判別される(ステップS112)。
【0079】以上のようにして、シーン判別部275は
撮影シーンの判別を行うことができ、この判別結果によ
って対応する撮影モードを選択する。選択した撮影モー
ドは、露出制御部266及び画像処理制御部267に入
力される。
【0080】なお、モード選択設定が手動選択設定であ
る場合は、操作部250によって選択された撮影モード
は、シーン判別部275を介して、露出制御部266及
び画像処理制御部267に同様に入力される。また、シ
ーン判別部275は、撮影モードを露出制御部266及
び画像処理制御部267に入力する際には、モード選択
設定が手動選択設定であるか自動選択設定であるかの情
報も同時に入力する。
【0081】<4.制御内容>シーン判別部275から
入力された撮影モード及びモード選択設定に基づいて、
露出制御部266は露出制御を行い、画像処理制御部2
67は画像処理制御を行う。露出制御部266と画像処
理制御部267はそれぞれ、ROM273などに予め記
憶されている制御テーブルを参照して、露出制御、画像
処理制御を行う。
【0082】図16は露出制御に関する制御テーブル
(露出制御テーブル)51の一例を示す図であり、図1
7及び図18は画像処理に関する制御テーブル(画像処
理制御テーブル)52の一例を示す図である。
【0083】露出制御テーブル51は、図16に示すよ
うに、撮影モードのそれぞれに対して、絞り・シャッタ
ースピード及びフラッシュ発光の露出制御に関する制御
内容が対応付けられている。一方、画像処理制御テーブ
ル52は、図17及び図18に示すように、撮影モード
のそれぞれに対して、ホワイトバランス補正処理、γ補
正処理、シャープネス処理、コアリング処理、色補正処
理の画像処理に関する制御内容が対応付けられている。
【0084】各制御内容は、モード選択設定が手動選択
設定であるときと、自動選択設定であるときのそれぞれ
について設定されている。これらの制御内容は、実際に
は数値コード等のコンピュータに扱いやすい形式で記載
されており、画質に関するパラメータの値として取得さ
れる。
【0085】露出制御部266は、露出制御テーブル5
1を参照して、シーン判別部275から入力された撮影
モード及びモード選択設定に対応する値を取得して、取
得した値を露出制御パラメータとして設定する。そし
て、露出制御部266は、この露出制御パラメータに基
づいて露出制御を行う。
【0086】また、画像処理制御部267は、画像処理
制御テーブル52を参照して、シーン判別部275から
入力された撮影モード及びモード選択設定に対応する値
を取得して、取得した値を画像処理パラメータとして設
定する。画像処理制御部267は、この画像処理パラメ
ータに基づいて画像処理制御を行う。
【0087】制御テーブル51,52において、「標
準」モードに対応付けられた制御内容はデジタルカメラ
1における標準的な制御内容である。この制御内容は、
手動選択設定時と自動選択設定時とでその内容は同一で
あり、パラメータの基準値となる。この制御内容によっ
て撮影が行われた場合は、撮影シーンに依存されない無
難な画像を取得することとなる。
【0088】また、手動選択設定時の制御内容は、各撮
影モードに応じたパラメータの最適値が設定されてい
る。すなわち、手動選択設定時の制御内容で撮影が行わ
れた場合は、撮影モード応じて最大の効果が奏された画
像を取得することとなる。
【0089】一方、自動選択設定時の制御内容は、各撮
影モードに応じたパラメータの最適値と、上記パラメー
タの基準値との間の値が設定されている。換言すれば、
パラメータが最適値である場合に得られる効果よりも、
制限された効果を得るような値が設定されている。
【0090】シーン判別部275は、実用上十分な精度
で撮影シーンの判別を行うが、特殊な条件が重なった場
合などにおいては誤判別を行う可能性がある。自動選択
設定時に、パラメータを各撮影モードに応じた最適値に
設定したとすると、相反するような効果を狙う撮影シー
ンと誤判別した場合は、取得される画像に非常に大きな
影響を与え、画質に著しい劣化を生じさせる可能性があ
る。
【0091】従って、自動選択設定時には、パラメータ
の値を、最適値と基準値との間の値に設定することによ
り、撮影モードに応じての効果が奏されるが、その効果
は手動選択設定時よりも効果が弱い画像を取得すること
となる。すなわち、誤判別が起きた場合であっても、画
質への著しい劣化を防止することができることとなる。
【0092】<4−1.露出制御>次に、露出制御テー
ブル51に記載された露出制御の具体的な内容について
説明する。
【0093】露出制御テーブル51において「絞り・シ
ャッタスピード」は、いわゆるAE制御に関する制御内
容を示している。露出制御部266は、この制御内容を
パラメータとして設定する。そして、当該パラメータに
基づいて絞り値及びシャッタースピードを決定し、絞り
モータ駆動回路216及びタイミング制御回路202に
制御信号を送信する。
【0094】「標準」モードでは、測光演算部262か
ら取得される被写体の輝度に基づいて、絞り値とシャッ
タスピードを標準プログラムに従って演算するように設
定されている。
【0095】「ポートレート」モードにおいて手動選択
設定時は、絞り値は開放(F値=2.8)で、絞り優先
でAE制御がなされる。これは、被写界深度を浅くし
て、背景がぼけて主被写体(人物)のみが美しく引き立
つような画像の取得を目的としている。自動選択設定時
は、絞り値の最適値(F値=2.8)よりも1段絞った
値(F値=4)が設定される。これにより、撮影シーン
誤判別の場合においても背景がぼけすぎることを防止す
ることができる。
【0096】「スポーツ」モードにおいて手動選択設定
時は、シャッタースピードを高速(1/500秒)に
し、シャッタースピード優先でAE制御がなされる。こ
れは、動きの激しい被写体の一瞬の動きを捉えることを
目的としている。自動選択設定時は、シャッタースピー
ドの最適値(1/500秒)よりも一段遅い速度(1/
250秒)に設定される。シャッタースピードを高速に
すると絞り値は比較的開放側となりピントの合う主被写
体以外はぼけた画像となりがちであるが、上記のように
シャッタースピードを落とすことにより撮影シーン誤判
別の場合においても主被写体以外がぼけすぎることを防
止することができる。
【0097】「風景」モードにおいて手動選択設定時
は、絞り値を絞り込み(F値=16)、絞り優先でAE
制御がなされる。これは、被写界深度を深くして、主被
写体(人物)と背景の両方にピントの合った画像の取得
を目的としている。自動選択設定時には、絞り値の最適
値(F値=16)よりも1段開けた値(F値=11)が
設定される。絞り302を絞ると、シャッタースピード
は比較的遅くなり手ぶれが発生しやすくなるが、上記の
ように絞り値を開けることにより撮影シーン誤判別の場
合においても手ぶれの発生を防止することができる。
【0098】「夕景」または「夜景」モードにおいて手
動選択設定時は、絞りは開放(F値=2.8)で、絞り
優先でAE制御がなされるとともに、シャッタースピー
ドの速度の制限はない。これは、夕方や夜の被写体の輝
度が低い場合に、できるだけ露光量を増加させることを
目的としている。自動選択設定時には、シャッタースピ
ードを1/8秒までに制限する。このようにシャッター
スピードを制限することによって、撮影シーン誤判別の
場合においても極端な手ぶれの発生を防止することがで
きる。また、ユーザが意識しないうちにシャッタースピ
ードが長時間となりすぎることを防止することができ
る。
【0099】露出制御テーブル51において「フラッシ
ュ発光」は、内蔵フラッシュ5を発光させるための制御
内容を示している。露出制御部266は、この制御内容
をパラメータとして設定する。そして、当該パラメータ
に基づいてフラッシュ制御回路217に制御信号を送信
してフラッシュ発光制御を行う。
【0100】「標準」モードでは、測光演算部262か
ら取得される被写体の輝度が、手ぶれ限界輝度BvH
(APEX値)以下となる場合に内蔵フラッシュ5を発
光させるように設定されている。なお、手ぶれ限界輝度
BvHは以下の数5により算出される。
【0101】
【数5】
【0102】数5において、fは記述の焦点距離fであ
り、Av0は絞り302の開放絞り値、SvはCCD3
03の感度値(フィルム感度値への換算値を使用)であ
る。
【0103】「ポートレート」モードにおいて手動選択
設定時は、被写体の輝度が手ぶれ限界輝度BvH−2
(APEX値)以下となった場合に内蔵フラッシュ5を
発光させる。つまり、「標準」モードよりも暗い輝度レ
ベルで発光させる。これは、フラッシュ光によって被写
体(人物)の顔などが白くなりすぎ単調な画像となるこ
とを防ぐためである。自動選択設定時には、内蔵フラッ
シュ5を発光させる被写体の輝度は、最適値(手ぶれ限
界輝度BvH−2以下)よりも、明るい輝度レベル(手
ぶれ限界輝度BvH−1以下)に設定される。内蔵フラ
ッシュ5を発光させる輝度レベルを暗くすると手ぶれが
発生しやすくなるが、上記のように明るい輝度レベルに
設定することによって撮影シーン誤判別の場合において
も手ぶれの発生を防止することができる。
【0104】なお、「フラッシュ発光」の制御内容にお
いて、「スポーツ」及び「風景」モードにおいては、
「標準」モードと同一の設定がなされる。また、「夕
景」または「夜景」モードにおいては、内蔵フラッシュ
5を使用してもフラッシュ光が届かないため発光禁止の
設定がなされる。
【0105】<4−2.画像処理制御>次に、画像処理
制御テーブル52に記載された画像処理制御の具体的な
内容について説明する。
【0106】画像処理制御テーブル52において「ホワ
イトバランス補正」は、WB補正部241におけるホワ
イトバランス補正処理の制御内容を示している。画像処
理制御部267は、この制御内容をパラメータとして設
定する。そして、当該パラメータに基づいて、ホワイト
バランス補正に用いる変換係数を決定しWB補正部24
1に送信する。
【0107】「標準」モードでは、WB演算部261か
ら取得される色バランス(R/G比,B/G比)に基づ
いて、白い物が白くなるように変換係数が算出されるオ
ートホワイトバランス設定となっている。
【0108】「夕景」または「夜景」モードにおいて手
動選択設定時は、取得される色バランスとは無関係に、
予め設定されたデーライト(標準昼光)に基づく変換係
数を固定的に使用する。これは、「夕景」モードであれ
ば夕方の赤みのある雰囲気を残した画像、「夜景」モー
ドであれば色の付いた光源(ネオンサインなど)の色を
反映させる画像の取得を目的としている。自動選択設定
時は、最適値であるデーライトによる変換係数と、基準
値であるオートホワイトバランスによる変換係数との平
均値を、変換係数とする設定がなされる。デーライトに
基づく変換係数を使用した場合は色バランスずれの補正
はほとんどなされず、照明光源の色の傾向が残されてし
まうが、上記のように平均値の変換係数を使用すること
により、撮影シーン誤判別の場合においても照明光源の
色の傾向が残りすぎることを防止することができる。
【0109】なお、「ホワイトバランス補正」の制御内
容において、「ポートレート」「スポーツ」及び「風
景」モードにおいては、「標準」モードと同一の設定が
なされる。
【0110】画像処理制御テーブル52において「γ補
正」は、γ補正部242におけるγ補正処理に使用する
γ補正テーブルLUTを示している。画像処理制御部2
67は、記載されたγ補正テーブルLUTをパラメータ
として設定し、γ補正部242に送信する。
【0111】「標準」モードでは、一般的な表示デバイ
スの特性に適合したγ補正テーブルLUT3(図7参
照)を使用する設定となっている。
【0112】「ポートレート」モードにおいて手動選択
設定時は、コントラストの強調を抑えるγ補正テーブル
LUT5が使用される。これは、被写体(人物)の肌が
なめらかに美しく描写される画像の取得を目的としてい
る。自動選択設定時には、最適値となるγ補正テーブル
LUT5と、基準値となるγ補正テーブルLUT3との
平均的な特性を有するγ補正テーブルLUT4が使用さ
れる(図7参照)。これにより、撮影シーン誤判別の場
合においてもコントラストの低下によって画像が単調に
なりすぎることを防止することができる。
【0113】「スポーツ」モードにおいて手動選択設定
時は、コントラストをより強調するγ補正テーブルLU
T1が使用される。これは、メリハリのついたダイナミ
ックな画像の取得を目的としている。自動選択設定時に
は、最適値となるγ補正テーブルLUT1と、基準値と
なるγ補正テーブルLUT3との平均的な特性を有する
γ補正テーブルLUT2が使用される(図7参照)。こ
れにより、撮影シーン誤判別の場合においてもコントラ
ストを強調しすぎた画像となることを防止することがで
きる。
【0114】なお、「γ補正」の制御内容において、
「風景」「夕景」及び「夜景」モードにおいては、「標
準」モードと同一の設定がなされる。
【0115】画像処理制御テーブル52において「色補
正」は、色補正部244における色補正処理に使用する
変換マトリクスを示している。画像処理制御部267
は、記載された変換マトリクスをパラメータとして設定
し、色補正部244に送信する。
【0116】「標準」モードでは、一般的な色空間変換
用のマトリクスである変換マトリクスM1を使用する設
定となっている。
【0117】「風景」または「夕景」モードにおいて手
動選択設定時は、彩度を強調する度合いの強いマトリク
スM3が使用される。これは、「風景」モードにおいて
は青空や芝生の色などを強調することによる色鮮やかな
画像、「夕景」モードにおいては、夕焼け空の赤みを強
調することでより雰囲気のある画像の取得を目的として
いる。自動選択設定時には、最適値となるマトリクスM
3よりも、彩度の強調度合いを抑えたマトリクスM2が
使用される。これにより、撮影シーン誤判別の場合にお
いても、色を強調しすぎた画像となることを防止するこ
とができる。
【0118】なお、「色補正」の制御内容において、
「ポートレート」「スポーツ」及び「夜景」モードにお
いては、「標準」モードと同一の設定がなされる。
【0119】画像処理制御テーブル52において「シャ
ープネス」は、アパーチャコントロール処理部245の
シャープネス処理における高周波成分のゲイン値を示し
ている。このゲイン値は(図9に示す傾斜部分の傾きG
に相当)は、「標準」モードにおけるゲイン値を1とし
て相対値で示されている。画像処理制御部267は、記
載されたゲイン値をパラメータとして設定し、アパーチ
ャコントロール処理部245に傾きGを送信する。
【0120】「ポートレート」モードにおいて手動選択
設定時は、高周波成分の強調度合いが弱いゲイン値
(0.8)が設定される。これは、画像のエッジ強調を
抑えて、被写体(人物)の肌がなめらかに美しく描写さ
れる画像の取得を目的としている。自動選択設定時は、
最適値となるゲイン値(0.8)と、基準値となるゲイ
ン値(1)の中間値のゲイン値(0.9)が設定され
る。これにより、撮影シーン誤判別の場合においても、
エッジ強調度合いを抑えることによる画像の解像感の低
下を防止することができる。
【0121】「スポーツ」または「風景」モードにおい
て手動選択設定時は、高周波成分を強調する度合いの強
いゲイン値(1.2)が設定される。これは、画像のエ
ッジ強調を強めることにより、「スポーツ」モードでは
遠距離にある主被写体がくっきりとする画像、「風景」
モードでは背景までくっきりとする画像の取得を目的と
している。自動選択設定時には、最適値となるゲイン値
(1.2)と、基準値となるゲイン値(1)の中間値の
ゲイン値(1.1)が設定される。これにより、撮影シ
ーン誤判別の場合においても、エッジ強調の強すぎる画
像となることを防止することができる。
【0122】なお、「シャープネス」の制御内容におい
て、「夕景」及び「夜景」モードにおいては、「標準」
モードと同一の設定がなされる。
【0123】画像処理制御テーブル52において「コア
リング」は、アパーチャコントロール処理部245(コ
アリング処理部253)のコアリング処理におけるコア
リング量Cを示している。画像処理制御部267は、記
載されたコアリング量をパラメータとして設定し、アパ
ーチャコントロール処理部245に送信する。
【0124】「標準」モードでは、最も小さいコアリン
グ量Ca(図9(a)参照)に設定される。
【0125】「夜景」モードにおいて手動選択設定時
は、最も大きいコアリング量Cc(図9(c)参照)に
設定される。これは、被写体の輝度が低いために信号処
理回路313のAGC回路でのゲインが増加するのに応
じて、ノイズが増幅されてしまうためである。増幅され
たノイズを除去するためにコアリング量Cが大きく設定
される。自動選択設定時には、最適値となるコアリング
量Ccと、基準値となるコアリング量Caの間のコアリ
ング量Cbに設定される。これにより、画像のノイズ以
外の高周波成分を除去してしまうことを防止することが
できる。
【0126】なお、「コアリング」の制御内容におい
て、「ポートレート」「スポーツ」「風景」及び「夕
景」モードにおいては、「標準」モードと同一の設定が
なされる。
【0127】<5.動作概略>次に、デジタルカメラ1
の動作の概略について説明する。図19はデジタルカメ
ラ1の動作の流れを示す図である。
【0128】まず、シーン判別部275が、操作部25
0から設定されたモード選択設定が、自動選択設定であ
るか手動選択設定であるかを判定する(ステップS1
1)。
【0129】自動選択設定であった場合は、シーン判別
部275は記述の撮影シーン判別処理を行う。これによ
り、撮影シーンを判別して適切な撮影モードを選択する
(ステップS12)。選択した撮影モードと、モード選
択設定が自動選択設定である旨の情報を、露出制御部2
66及び画像処理制御部267に入力する。
【0130】続いて、露出制御部266は露出制御テー
ブル51の自動選択設定時の制御内容を参照して、露出
制御パラメータを設定する。同様に、画像処理制御部2
67は、画像処理制御テーブル52の自動選択設定時の
制御内容を参照して、画像処理制御パラメータを設定す
る(ステップS13)。
【0131】一方、手動選択設定時には、シーン判別部
275はユーザにより操作部250を介して選択された
撮影モードを取得し(ステップS14)、この撮影モー
ドと、モード選択設定が手動選択設定である旨の情報
を、露出制御部266及び画像処理制御部267に入力
する。
【0132】続いて、露出制御部266は露出制御テー
ブル51の手動選択設定時の制御内容を参照して、露出
制御パラメータを設定する。同様に、画像処理制御部2
67は、画像処理制御テーブル52の手動選択設定時の
制御内容を参照して、画像処理制御パラメータを設定す
る(ステップS15)。このようにして、露出制御部2
66及び画像処理制御部267は、モード選択設定が手
動選択設定であると判定された場合と、自動選択設定で
あると判定された場合とで、画質に関するパラメータを
相違させて設定することとなる。
【0133】次に、ユーザによりシャッタボタン8が押
下される(ステップS16)と、露出制御部266は、
設定された露出制御パラメータに基づいて、絞り値及び
シャッタースピードを決定するとともに、内蔵フラッシ
ュ5の発光の有無を決定する。これにより露出制御部2
66は、撮影モード及びモード選択設定に応じた露出制
御を行うこととなる。そして、設定された露光時間(シ
ャッタースピード)だけCCD303は露光して、被写
体の画像が取り込まれる(ステップS17)。
【0134】露光の後、CCD303から出力される画
像信号は、信号処理回路313で所定のアナログ信号処
理が施され、A/D変換器205において12ビットの
画素データに変換されたのちに画像処理部240に入力
される。画像処理部240に入力された画像は、WB補
正部241、γ補正部242、画素補間部243、色補
正部244及びアパーチャコントロール処理部245に
より、それぞれ上述した画像処理が行われる。これらの
画像処理は、設定された画像処理制御パラメータに基づ
いて、画像処理制御部267の制御の元に行われる。従
って、撮影モード及びモード選択設定に応じた画像処理
が行われることとなる(ステップS18)。画像処理部
240において一連の画像処理が行われた画像は、画像
メモリ209に記憶される。
【0135】続いて、全体制御部270により、画像メ
モリ209に取り込まれた画像のサムネイル画像と、J
PEG方式で圧縮された圧縮画像とが生成され、撮影画
像に関するタグ情報とともに両画像をメモリカード91
に記憶される(ステップS19)。
【0136】以上のようにすれば、撮影時のモード選択
設定が手動選択設定と自動選択設定とのいずれかである
かを判定し、撮影シーンの誤判別の可能性のない手動選
択設定時には画質に最大の効果を奏するパラメータを設
定し、撮影シーンの誤判別の可能性のある自動選択設定
時には画質の効果を抑えるパラメータを設定することが
できる。すなわち、ユーザが自分で撮影モードを選択す
る場合は撮影シーンに最大の効果の奏された画像を取得
することができるとともに、自動で撮影モードが選択さ
れた場合の誤判別時においても無難な画像を取得するこ
とができる。
【0137】<6.変形例>以上、本発明の実施の形態
について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定
されるものではない。例えば、上記実施の形態における
デジタルカメラ1の全体制御部270によるソフトウェ
ア処理で実現されている機能のうちの一部または全部を
専用の回路により実現されてもよい。また、上記実施の
形態において画像処理部240における処理は、すべて
の処理が行われる必要はなく、その一部のみが行われる
ようにしてもよい。
【0138】また、デジタルカメラ1の画像処理部24
0(WB補正部241、γ補正部242、画素補間部2
43、色補正部244、アパーチャコントロール処理部
245を含む)等の各処理部は、ハードウェアによる処
理で実現されてもよく、ソフトウェアによる処理で実現
されてもよい。
【0139】画像処理部240における処理をソフトウ
ェア処理により実現することで、本実施の形態に係るデ
ジタルカメラ1において実行したような画像処理を、一
般的な汎用のコンピュータによっても実現することが可
能である。図20は、このような場合の画像処理システ
ム7の構成を示す図である。
【0140】画像処理システム7は、撮影画像を画像処
理を行わずにそのままメモリカードに保存するデジタル
カメラ71と、メモリカードに保存された撮影画像の画
像処理を行うコンピュータ72とから構成される。
【0141】デジタルカメラ71は、上記実施の形態の
デジタルカメラ1と同様の構成のものを使用することが
できる。ただし、デジタルカメラ71は、露出制御は上
記実施の形態と同様に行い、画像処理は一切行わずに撮
影画像をメモリカードに保存する。このとき同時に、画
像の撮影時の撮影モードと、モード選択設定が手動選択
設定であるか自動選択設定であるかの情報をタグ情報と
して保存する。
【0142】コンピュータ72は、CPU、ROM、R
AM、記憶装置、ディスプレイ、メモリカード読取装置
等を備えた汎用のコンピュータで構成される。コンピュ
ータ72には、予め磁気ディスク、光ディスク、光磁気
ディスク等の記録媒体73を介してプログラムが内部に
インストールされている。これにより、汎用のコンピュ
ータ72が本発明に係る処理を行う画像処理装置として
利用することが可能となる。また、上記実施の形態にお
ける画像処理制御テーブル52と同様のテーブルが、所
定の記憶装置に記憶されている。
【0143】図21は、上記プログラムに従って、コン
ピュータ72のCPU等が演算処理を行うことによって
実現される機能を示すブロック図である。図21におい
て、画像処理制御部75、画像処理部76はそれぞれ、
上記実施の形態における画像処理制御部267、画像処
理部240と同様の機能を有している。
【0144】図22は、コンピュータ72の画像処理の
流れを示すブロック図である。コンピュータ72は、図
19に示す処理のうち画像処理に係るものとほぼ同様の
処理を行う。
【0145】まず、メモリカードに記憶された撮影画像
710が読み出される(ステップS71)。そして、モ
ード選択設定判定部74が、撮影画像710のタグ情報
から撮影画像71の撮影時のモード選択設定が自動選択
設定と手動選択設定のいずれかであるかの情報を判定す
る。そして、撮影画像710の撮影時における撮影モー
ドも取得し、モード選択設定の判定情報とともに、画像
処理制御部75に入力する(ステップS72)。
【0146】画像処理制御部75は、自動選択設定であ
った場合は画像処理制御テーブルの自動選択設定時の制
御内容を参照し、手動選択設定であった場合は手動選択
設定時の制御内容を参照して画像処理制御パラメータを
設定する(ステップS73,S74)。すなわち、モー
ド選択設定が手動選択設定であると判定された場合と、
自動選択設定であると判定された場合とで、画質に関す
るパラメータを相違させて設定することとなる。
【0147】そして、画像処理制御部75の制御の元
に、設定された画像処理制御パラメータに基づいて、画
像処理部76にて撮影画像710に対して画像処理が行
われる(ステップS75)。
【0148】以上のようにすれば、上記実施の形態に係
るデジタルカメラ1を、デジタルカメラ71とコンピュ
ータ72とからなる画像処理システム7として構築する
ことも可能である。これによれば、デジタルカメラ71
が行うべき処理量の低減を図ることができる。なお、コ
ンピュータ72が行う画像処理は上記実施の形態の画像
処理部240で行う全ての処理を行う必要はなく、一部
の処理をデジタルカメラ71で行い、残った処理のみを
コンピュータ72で行うようにしてもよい。
【0149】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1ないし
9の発明によれば、手動選択設定で処理の結果として得
られる画像と、自動選択設定で処理の結果として得られ
る画像とで画質を相違させることができるため、自動選
択設定の場合に、手動選択設定の内容に拘束されずに、
著しい画質劣化を生じさせないようなパラメータ値を設
定できる。
【0150】また特に、請求項2の発明によれば、手動
選択設定ではパラメータが最適値に設定されるため、撮
影シーンに適合した画像を取得することができる。これ
とともに、自動選択設定ではパラメータが最適値と基準
値との間の値に設定されるため、無難な画像とすること
ができ、撮影シーンの誤判別による画質劣化を防止する
ことができる。
【0151】また特に、請求項3の発明によれば、露出
制御パラメータを相違させることによって、手動選択設
定で処理の結果として得られる画像と、自動選択設定で
処理の結果として得られる画像とで、露出に関する画質
を相違させることができる。
【0152】また特に、請求項4の発明によれば、絞り
制御、シャッタースピード制御、フラッシュ発光制御の
うち少なくとも1つに関する画質を相違させることがで
きる。
【0153】また特に、請求項5の発明によれば、画像
処理パラメータを相違させることによって、手動選択設
定で処理の結果として得られる画像と、自動選択設定で
処理の結果として得られる画像とで、画像処理によって
画質を相違させることができる。
【0154】また特に、請求項6の発明によれば、ホワ
イトバランス補正処理、γ補正処理、シャープネス処
理、コアリング処理、色補正処理のうち少なくとも1つ
に関する画質を相違させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置であるデジタルカメ
ラの正面図である。
【図2】デジタルカメラの背面図である。
【図3】デジタルカメラの底面図である。
【図4】撮像部における各構成の配置の概略を示す図で
ある。
【図5】デジタルカメラの構成を示すブロック図であ
る。
【図6】画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図7】γ補正テーブルの例を示す図である。
【図8】アパーチャコントロール処理部の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】アンプ及びコアリング処理部の処理特性を示す
図である。
【図10】シーン判別処理に係るデジタルカメラの機能
を示すブロック図である。
【図11】撮影シーン判別処理の流れを示す図である。
【図12】焦点距離についてのメンバシップ関数の一例
を示す図である。
【図13】輝度についてのメンバシップ関数の一例を示
す図である。
【図14】撮影倍率についてのメンバシップ関数の一例
を示す図である。
【図15】色バランスについてのメンバシップ関数の一
例を示す図である。
【図16】露出制御テーブルの一例を示す図である。
【図17】画像処理制御テーブルの一例を示す図であ
る。
【図18】画像処理制御テーブルの一例を示す図であ
る。
【図19】デジタルカメラの動作の流れを示す図であ
る。
【図20】画像処理システムの構成を示す図である。
【図21】コンピュータの機能を示すブロック図であ
る。
【図22】コンピュータの画像処理の流れを示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 5 内蔵フラッシュ 51 露出制御テーブル 52 画像処理制御テーブル 72 コンピュータ 73 記録媒体 91 メモリカード 240 画像処理部 275 シーン判別部 322 モード選択設定切替ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 基浩 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−161174(JP,A) 特開 平8−9244(JP,A) 特開2001−75141(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 - 5/247 G03B 7/00 - 7/28

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理装置であって、 画像の撮影時のモード選択設定が、ユーザの指定により
    撮影シーンに応じた複数の撮影モードから一の撮影モー
    ドを選択する手動選択設定と、前記撮影シーンを自動判
    別して前記複数の撮影モードから一の撮影モードを選択
    する自動選択設定と、のうちいずれかであるかを判定す
    る判定手段と、 前記判定手段によって前記モード選択設定が前記手動選
    択設定であるとして判定された場合と前記自動選択設定
    であるとして判定された場合とで、前記画像の画質に関
    するパラメータを相違させて設定するパラメータ設定手
    段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記パラメータの基準値と、前記撮影モードに応じた前
    記パラメータの最適値と、を記憶する記憶手段をさらに
    備え、 前記パラメータ設定手段は、 前記手動選択設定における前記パラメータを前記最適値
    に設定し、 前記自動選択設定における前記パラメータを前記最適値
    と前記基準値との間の値に設定することを特徴とする画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像処理装置
    において、 前記画像を撮像する撮像手段、をさらに備え、 前記パラメータは、前記画像の取得時の露出制御に関す
    る露出制御パラメータを含むことを特徴とする画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像処理装置におい
    て、 前記露出制御は、絞り制御、シャッタースピード制御、
    フラッシュ発光制御のうち少なくとも1つを含むことを
    特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の画
    像処理装置において、 前記パラメータは、前記画像に対する画像処理の制御に
    関する画像処理制御パラメータを含むことを特徴とする
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像処理装置におい
    て、 前記画像処理は、ホワイトバランス補正処理、γ補正処
    理、シャープネス処理、コアリング処理、色補正処理の
    うち少なくとも1つを含むことを特徴とする画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 画像の撮像時のモード選択設定が、ユー
    ザの指定により撮影シーンに応じた複数の撮影モードか
    ら一の撮影モードを選択する手動選択設定と、前記撮影
    シーンを自動判別して前記複数の撮影モードから一の撮
    影モードを選択する自動選択設定と、のうちいずれかで
    あるかを判定する判定工程と、 前記判定工程によって前記モード選択設定が前記手動選
    択設定であるとして判定された場合と前記自動選択設定
    であるとして判定された場合とで、前記画像の画質に関
    するパラメータを相違させて設定するパラメータ設定工
    程と、を備えることを特徴とする画質制御方法。
  8. 【請求項8】 コンピュータを、 画像の撮影時のモード選択設定が、ユーザの指定により
    撮影シーンに応じた複数の撮影モードから一の撮影モー
    ドを選択する手動選択設定と、前記撮影シーンを自動判
    別して前記複数の撮影モードから一の撮影モードを選択
    する自動選択設定と、のうちいずれかであるかを判定す
    る判定手段と、 前記判定手段によって前記モード選択設定が前記手動選
    択設定であるとして判定された場合と前記自動選択設定
    であるとして判定された場合とで、前記画像の画質に関
    するパラメータを相違させて設定するパラメータ設定手
    段と、を備える画像処理装置として機能させるためのプ
    ログラム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のプログラムを記録して
    あることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
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