JP3468197B2 - 可変増幅装置の利得測定方法 - Google Patents
可変増幅装置の利得測定方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサーボ制御のアナロ
グ信号取り込みなどに用いられる利得可変の可変増幅装
置及びその利得測定方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、LSIの高集積化と高精度化に伴
い、LSIの評価、特性測定にも高精度の機器が必要と
され、コスト、時間の負担が増大しつつある。 【0003】以下、図面を参照しながら従来の可変増幅
装置について説明する。図2は従来の可変増幅装置の回
路図である。以下、各ブロックについて説明する。 【0004】1は被増幅信号が入力される入力端子、2
は基準電圧が印加される基準電圧端子である。 【0005】3は可変減衰器であり、倍率が可変であっ
て被増幅信号の利得調整を行う。可変減衰器3は、ラダ
ー抵抗4、挿入抵抗群5、スイッチ群6から構成され
る。 【0006】4はラダー抵抗であり、入力端子1と基準
電圧端子2とに両端がそれぞれ接続されて位置の異なる
複数個の出力端を有し、この例では5個の抵抗R1〜R
5からなる。 【0007】5は挿入抵抗群であり、ラダー抵抗6の複
数個の出力端T1〜T5に対してスイッチ群6の5個の
スイッチS1〜S5とそれぞれ直列になるように接続さ
れ、5個のスイッチS1〜S5でラダー抵抗4の複数個
の出力端T1〜T5のうちのいずれを選択した(オンに
した)ときにも可変減衰器3の出力抵抗が一定値となる
ように抵抗値が設定される。この例では5個の抵抗r1
〜r5からなる。 【0008】6はスイッチ群であり、ラダー抵抗4の複
数個の出力端T1〜T5にそれぞれ接続されて利得切り
換え時に所定の一箇所から出力される利得調整された被
増幅信号を選択して固定利得増幅器7へ供給する。この
例では5個のスイッチS1〜S5からなる。 【0009】7は固定利得増幅器であり、可変減衰器3
と直列に接続されたオペアンプ等からなる。 【0010】以上のように構成された従来の可変増幅装
置の利得測定について、以下に説明する。入力端子1に
入力された被増幅信号はラダー抵抗4に入力され、基準
電圧端子2に与えられた電圧を基準にし、スイッチ群6
のスイッチS1〜S5のオンオフの選択状態に従った倍
率で信号が出力される。スイッチ群6からの出力信号が
固定利得増幅器7に入力され、増幅信号が出力端子8か
ら得られる。したがって、スイッチ群6のオンにするス
イッチS1〜S5を順次選択することによって出力端子
8から各出力レベルを得ることができ、入力電圧と出力
電圧の比から各利得を測定することができる。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】一般的に、高減衰率の
利得を測定する際、入力電圧に上限が有る場合、基準端
子の電圧と出力端子の電圧の差異が小さくなり、高精度
の測定が必要となり、利得の測定に困難を伴う。 【0012】このような背景から、上記従来の構成で
は、以下に説明するような問題があった。この問題を、
図2を参照しながら説明する。図2の可変減衰器3にお
いて、スイッチ群6のスイッチS4をオン、スイッチS
1〜S3、S5をそれぞれオフにした場合、入力端子1
から見た可変減衰器3の利得はラダー抵抗4の比で、 【0013】 【式1】 【0014】のように表現される。以上の式では、分子
<<分母の関係から基準電圧端子1の電圧と可変減衰器
3の出力電圧の差異は微小となり、利得の測定には高い
精度を必要とする。 【0015】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、従来の可変増幅装置に新たに入力端子を備え、高減
衰率の可変減衰器の利得を低減衰率の部分に分けて測定
することにより、安定で高精度な可変増幅装置の利得測
定を可能とすることを目的とする。 【0016】 【0017】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の可変増幅装置の利得測定方
法は、被増幅信号を入力する第1の入力端子と基準電圧
を入力する第2の入力端子とに両端がそれぞれ接続され
て位置の異なる複数個の出力端を有する利得調整用のラ
ダー抵抗と、前記ラダー抵抗の複数個の出力端のいずれ
かに接続された第3の入力端子と、前記ラダー抵抗の複
数個の出力端のそれぞれに接続されて利得切り換え時に
所定の一箇所から出力される利得調整された被増幅信号
を選択して固定利得増幅器へ供給する複数個のスイッチ
とを備えることを特徴とする可変増幅装置の利得測定方
法であって、前記複数個のスイッチのうち、前記第3の
入力端子が接続されたスイッチを導通状態にして前記第
1の入力端子から見た前記可変増幅装置の第1の利得を
求める第1のステップと、前記複数個のスイッチのう
ち、ある1つを導通状態にして前記第3の入力端子から
見た前記可変増幅装置の第2の利得を求める第2のステ
ップと、前記第1、第2の利得を加算して前記第1の入
力端子から見た前記可変増幅装置の利得を求める第3の
ステップとを備えるものである。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 【0019】図1は本発明の実施の形態における可変増
幅装置の回路構成を示す回路図である。図1において、
1〜8は従来の技術で説明した同符号のものと対応す
る。異なるのは、ラダー抵抗6の任意の箇所に備えた測
定用入力端子9を備えたことである。この例ではT2の
部分に測定用入力端子9を設けている。 【0020】以上のように構成された本発明に係わる可
変増幅装置の利得の測定について、以下に説明する。入
力端子1に入力された信号はラダー抵抗4に入力され、
基準電圧端子2に与えられた電圧を基準にし、挿入抵抗
群5の抵抗r1〜r5の何れかを通じ、スイッチ群6に
おけるスイッチS1〜S5のオンオフの選択状態に従っ
た倍率で信号が出力される。この信号が固定利得増幅器
7に入力され、増幅信号が得られる。このスイッチ群6
からの出力信号が固定利得増幅器7に入力され、増幅信
号が出力端子8から得られる。したがって、スイッチ群
6におけるオンにするスイッチS1〜S5を順次選択す
ることによって出力端子8から各出力レベルを得ること
ができ、入力電圧と出力電圧の比から各利得を測定する
ことができる。これは前記入力端子1を測定用入力端子
9にした場合も同様である。 【0021】ここで、測定用入力端子9を付加したこと
による作用について、図1を参照しながら説明する。図
1の可変減衰器3において、スイッチ群6のスイッチS
4をオン、スイッチS1〜S3、S5をそれぞれオフに
した利得を求める場合に、2つのステップに分けて行
う。 (第1のステップ)スイッチ群6のスイッチS2をオ
ン、スイッチS1、S3〜S5をそれぞれオフにし、入
力端子1から見た可変減衰器3の利得を以下のように求
める。 【0022】 【式2】 【0023】(第2のステップ)スイッチ群6のスイッ
チS4をオン、スイッチS1〜S3、S5をそれぞれオ
フにし、測定用入力端子9から見た可変減衰器3の利得
を以下のように求める。 【0024】 【式3】 【0025】(第3のステップ)スイッチ群6のスイッ
チS4をオン、スイッチS1〜S3、S5をそれぞれオ
フにした可変減衰器3の利得を、(式2)と(式3)と
の和で求める、これは 【0026】 【式1】 【0027】の結果と同じになる。 【0028】ここで、本実施の形態に係わる可変増幅装
置の利得測定によると(式2)と(式3)とでは分子<
分母の関係から基準電圧端子1の電圧と可変減衰器3の
出力電圧の差異は従来の(式1)の場合ほど微小となら
ない。 【0029】ここで、従来の可変増幅装置による利得測
定方法と、本願の可変増幅装置による利得測定方法とを
具体的数値を用いて比較する。スイッチS5をオンにし
た場合の利得を求める場合について考える。ここで、各
々の構成要素の有する値を以下のように定める。 1.入力端子1に印加する電圧:3V 2.入力端子2に印加する電圧:1.5V 3.測定用入力端子9から印加する電圧:3V 4.抵抗値(r1,r2,r3,r4,r5)=(10、4、2、1、
0.5)kΩ (従来の可変増幅装置による利得) 出力電圧V0を次式で求める。 【0030】 【式4】 【0031】よって利得Gpriを次式で求める。 【0032】 【式5】 【0033】(本発明の可変増幅装置による利得) (1)第1のステップ 入力端子1から3V入力し、S2をオンにして出力電圧
V0aを測定する。 【0034】 【式6】 【0035】その時の利得Gaを、次式で求める。 【0036】 【式7】 【0037】(2)第2のステップ 測定用入力端子9から3V入力しS5をオンにして出力
電圧V0bを測定する。 【0038】 【式8】【0039】その時の利得Gbを、次式で求める。 【0040】 【式9】 【0041】(3)第3のステップ 利得Gaと利得Gbとを加算して、利得Gtotalを求め
る。 Gtotal=−23.5db−7.4dB=−30.9d
B このように、可変減衰器のラダー抵抗に必要に応じて測
定用入力端子を設け、高減衰率の可変減衰器の利得を低
減衰率の部分に分けて測定することにより、安定で高精
度な可変増幅装置の利得測定が可能となる。 【0042】 【発明の効果】本発明によれば、可変減衰器のラダー抵
抗に必要に応じて測定用入力端子を設けたことで、高減
衰率の可変減衰器の利得を低減衰率の部分に分けて測定
することができ、安定で高精度な可変増幅装置の利得測
定を実現することができる。
グ信号取り込みなどに用いられる利得可変の可変増幅装
置及びその利得測定方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、LSIの高集積化と高精度化に伴
い、LSIの評価、特性測定にも高精度の機器が必要と
され、コスト、時間の負担が増大しつつある。 【0003】以下、図面を参照しながら従来の可変増幅
装置について説明する。図2は従来の可変増幅装置の回
路図である。以下、各ブロックについて説明する。 【0004】1は被増幅信号が入力される入力端子、2
は基準電圧が印加される基準電圧端子である。 【0005】3は可変減衰器であり、倍率が可変であっ
て被増幅信号の利得調整を行う。可変減衰器3は、ラダ
ー抵抗4、挿入抵抗群5、スイッチ群6から構成され
る。 【0006】4はラダー抵抗であり、入力端子1と基準
電圧端子2とに両端がそれぞれ接続されて位置の異なる
複数個の出力端を有し、この例では5個の抵抗R1〜R
5からなる。 【0007】5は挿入抵抗群であり、ラダー抵抗6の複
数個の出力端T1〜T5に対してスイッチ群6の5個の
スイッチS1〜S5とそれぞれ直列になるように接続さ
れ、5個のスイッチS1〜S5でラダー抵抗4の複数個
の出力端T1〜T5のうちのいずれを選択した(オンに
した)ときにも可変減衰器3の出力抵抗が一定値となる
ように抵抗値が設定される。この例では5個の抵抗r1
〜r5からなる。 【0008】6はスイッチ群であり、ラダー抵抗4の複
数個の出力端T1〜T5にそれぞれ接続されて利得切り
換え時に所定の一箇所から出力される利得調整された被
増幅信号を選択して固定利得増幅器7へ供給する。この
例では5個のスイッチS1〜S5からなる。 【0009】7は固定利得増幅器であり、可変減衰器3
と直列に接続されたオペアンプ等からなる。 【0010】以上のように構成された従来の可変増幅装
置の利得測定について、以下に説明する。入力端子1に
入力された被増幅信号はラダー抵抗4に入力され、基準
電圧端子2に与えられた電圧を基準にし、スイッチ群6
のスイッチS1〜S5のオンオフの選択状態に従った倍
率で信号が出力される。スイッチ群6からの出力信号が
固定利得増幅器7に入力され、増幅信号が出力端子8か
ら得られる。したがって、スイッチ群6のオンにするス
イッチS1〜S5を順次選択することによって出力端子
8から各出力レベルを得ることができ、入力電圧と出力
電圧の比から各利得を測定することができる。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】一般的に、高減衰率の
利得を測定する際、入力電圧に上限が有る場合、基準端
子の電圧と出力端子の電圧の差異が小さくなり、高精度
の測定が必要となり、利得の測定に困難を伴う。 【0012】このような背景から、上記従来の構成で
は、以下に説明するような問題があった。この問題を、
図2を参照しながら説明する。図2の可変減衰器3にお
いて、スイッチ群6のスイッチS4をオン、スイッチS
1〜S3、S5をそれぞれオフにした場合、入力端子1
から見た可変減衰器3の利得はラダー抵抗4の比で、 【0013】 【式1】 【0014】のように表現される。以上の式では、分子
<<分母の関係から基準電圧端子1の電圧と可変減衰器
3の出力電圧の差異は微小となり、利得の測定には高い
精度を必要とする。 【0015】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、従来の可変増幅装置に新たに入力端子を備え、高減
衰率の可変減衰器の利得を低減衰率の部分に分けて測定
することにより、安定で高精度な可変増幅装置の利得測
定を可能とすることを目的とする。 【0016】 【0017】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の可変増幅装置の利得測定方
法は、被増幅信号を入力する第1の入力端子と基準電圧
を入力する第2の入力端子とに両端がそれぞれ接続され
て位置の異なる複数個の出力端を有する利得調整用のラ
ダー抵抗と、前記ラダー抵抗の複数個の出力端のいずれ
かに接続された第3の入力端子と、前記ラダー抵抗の複
数個の出力端のそれぞれに接続されて利得切り換え時に
所定の一箇所から出力される利得調整された被増幅信号
を選択して固定利得増幅器へ供給する複数個のスイッチ
とを備えることを特徴とする可変増幅装置の利得測定方
法であって、前記複数個のスイッチのうち、前記第3の
入力端子が接続されたスイッチを導通状態にして前記第
1の入力端子から見た前記可変増幅装置の第1の利得を
求める第1のステップと、前記複数個のスイッチのう
ち、ある1つを導通状態にして前記第3の入力端子から
見た前記可変増幅装置の第2の利得を求める第2のステ
ップと、前記第1、第2の利得を加算して前記第1の入
力端子から見た前記可変増幅装置の利得を求める第3の
ステップとを備えるものである。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 【0019】図1は本発明の実施の形態における可変増
幅装置の回路構成を示す回路図である。図1において、
1〜8は従来の技術で説明した同符号のものと対応す
る。異なるのは、ラダー抵抗6の任意の箇所に備えた測
定用入力端子9を備えたことである。この例ではT2の
部分に測定用入力端子9を設けている。 【0020】以上のように構成された本発明に係わる可
変増幅装置の利得の測定について、以下に説明する。入
力端子1に入力された信号はラダー抵抗4に入力され、
基準電圧端子2に与えられた電圧を基準にし、挿入抵抗
群5の抵抗r1〜r5の何れかを通じ、スイッチ群6に
おけるスイッチS1〜S5のオンオフの選択状態に従っ
た倍率で信号が出力される。この信号が固定利得増幅器
7に入力され、増幅信号が得られる。このスイッチ群6
からの出力信号が固定利得増幅器7に入力され、増幅信
号が出力端子8から得られる。したがって、スイッチ群
6におけるオンにするスイッチS1〜S5を順次選択す
ることによって出力端子8から各出力レベルを得ること
ができ、入力電圧と出力電圧の比から各利得を測定する
ことができる。これは前記入力端子1を測定用入力端子
9にした場合も同様である。 【0021】ここで、測定用入力端子9を付加したこと
による作用について、図1を参照しながら説明する。図
1の可変減衰器3において、スイッチ群6のスイッチS
4をオン、スイッチS1〜S3、S5をそれぞれオフに
した利得を求める場合に、2つのステップに分けて行
う。 (第1のステップ)スイッチ群6のスイッチS2をオ
ン、スイッチS1、S3〜S5をそれぞれオフにし、入
力端子1から見た可変減衰器3の利得を以下のように求
める。 【0022】 【式2】 【0023】(第2のステップ)スイッチ群6のスイッ
チS4をオン、スイッチS1〜S3、S5をそれぞれオ
フにし、測定用入力端子9から見た可変減衰器3の利得
を以下のように求める。 【0024】 【式3】 【0025】(第3のステップ)スイッチ群6のスイッ
チS4をオン、スイッチS1〜S3、S5をそれぞれオ
フにした可変減衰器3の利得を、(式2)と(式3)と
の和で求める、これは 【0026】 【式1】 【0027】の結果と同じになる。 【0028】ここで、本実施の形態に係わる可変増幅装
置の利得測定によると(式2)と(式3)とでは分子<
分母の関係から基準電圧端子1の電圧と可変減衰器3の
出力電圧の差異は従来の(式1)の場合ほど微小となら
ない。 【0029】ここで、従来の可変増幅装置による利得測
定方法と、本願の可変増幅装置による利得測定方法とを
具体的数値を用いて比較する。スイッチS5をオンにし
た場合の利得を求める場合について考える。ここで、各
々の構成要素の有する値を以下のように定める。 1.入力端子1に印加する電圧:3V 2.入力端子2に印加する電圧:1.5V 3.測定用入力端子9から印加する電圧:3V 4.抵抗値(r1,r2,r3,r4,r5)=(10、4、2、1、
0.5)kΩ (従来の可変増幅装置による利得) 出力電圧V0を次式で求める。 【0030】 【式4】 【0031】よって利得Gpriを次式で求める。 【0032】 【式5】 【0033】(本発明の可変増幅装置による利得) (1)第1のステップ 入力端子1から3V入力し、S2をオンにして出力電圧
V0aを測定する。 【0034】 【式6】 【0035】その時の利得Gaを、次式で求める。 【0036】 【式7】 【0037】(2)第2のステップ 測定用入力端子9から3V入力しS5をオンにして出力
電圧V0bを測定する。 【0038】 【式8】【0039】その時の利得Gbを、次式で求める。 【0040】 【式9】 【0041】(3)第3のステップ 利得Gaと利得Gbとを加算して、利得Gtotalを求め
る。 Gtotal=−23.5db−7.4dB=−30.9d
B このように、可変減衰器のラダー抵抗に必要に応じて測
定用入力端子を設け、高減衰率の可変減衰器の利得を低
減衰率の部分に分けて測定することにより、安定で高精
度な可変増幅装置の利得測定が可能となる。 【0042】 【発明の効果】本発明によれば、可変減衰器のラダー抵
抗に必要に応じて測定用入力端子を設けたことで、高減
衰率の可変減衰器の利得を低減衰率の部分に分けて測定
することができ、安定で高精度な可変増幅装置の利得測
定を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる可変増幅装置の回路図
【図2】従来の可変増幅装置の回路図
【符号の説明】
1 入力端子
2 基準電圧端子
3 可変減衰器
4 ラダー抵抗
5 挿入抵抗群
6 スイッチ群
7 固定利得増幅器
8 出力端子
9 測定用入力端子
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H03G 3/10
H03G 3/00
H03H 7/24
G01R 31/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 被増幅信号を入力する第1の入力端子と
基準電圧を入力する第2の入力端子とに両端がそれぞれ
接続されて位置の異なる複数個の出力端を有する利得調
整用のラダー抵抗と、前記ラダー抵抗の複数個の出力端
のいずれかに接続された第3の入力端子と、前記ラダー
抵抗の複数個の出力端のそれぞれに接続されて利得切り
換え時に所定の一箇所から出力される利得調整された被
増幅信号を選択して固定利得増幅器へ供給する複数個の
スイッチとを備えることを特徴とする可変増幅装置の利
得測定方法であって、 前記複数個のスイッチのうち、前記第3の入力端子が接
続されたスイッチを導通状態にして前記第1の入力端子
から見た前記可変増幅装置の第1の利得を求める第1の
ステップと、 前記複数個のスイッチのうち、ある1つを導通状態にし
て前記第3の入力端子から見た前記可変増幅装置の第2
の利得を求める第2のステップと、 前記第1、第2の利得を加算して前記第1の入力端子か
ら見た前記可変増幅装置の利得を求める第3のステップ
とを備えることを特徴とする可変増幅装置の利得測定方
法。
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