JP3467721B2 - フェースアウト陳列棚用のセパレータ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、商品陳列棚用セパ
レータ装置に関し、より詳細には、商品陳列棚におい
て、棚板上の陳列商品を仕切ったり、商品、例えばコン
パクトディスクの表紙面を前面に位置させて陳列するた
めのフェースアウト陳列棚用セパレータ装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】マルチメディアの発達に伴い、オーディ
オ用コンパクトディスク、コンピュータソフト用コンパ
クトディスク、ＭＤ、ＤＭＤ等のソフトウェア商品が多
数販売されるようになっている。これらの商品は、販売
促進のため、商品内容が容易に理解できるよう、表紙面
を前面にして陳列されることが好ましい。このような陳
列を行うため、木製棚板にあっては、図３に示すような
透明板等で作ったコの字形のセパレータ(30)を置いた
り、また図４に示すような透明板等で作った箱状セパレ
ータ(32)を単に棚板に置いたりし、スチール製棚にあっ
ては、図５に示すようなセパレータ(34)を設置し、陳列
物をこれらに立て掛け、フェースアウト陳列させてい
る。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかし、図３および図
４に示すような陳列では、客が商品をいじったりするこ
とにより、商品およびセパレータ(30)、(32)が左右に容
易に移動してしまうという欠点があり、図５のようなセ
パレータ(34)では、自由に左右方向の間隔を調節できな
いという欠点がある。 【０００４】本発明の課題は、上記欠点を解消したフェ
ースアウト陳列棚用セパレータ装置を提供することにあ
る。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明によれば、陳列棚の背板に当接するととも
に、棚板の上面に当接するようにした取付板部と、該取
付板部中央からほぼ直角に前方に延出するセパレータ板
部と、前記取付板部の裏面のほぼ中央より突設され、陳
列棚板の背板に設けた多数の取付孔のうちの任意の孔に
嵌合しうる１個の取付軸とを備えることを特徴とするフ
ェースアウト陳列棚用のセパレータ装置が提供される。 【０００６】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。図１、図２に示すように、本発
明のフェースアウト陳列棚用セパレータ装置は、四角形
をした取付板部(12)と、この取付板部(12)の中央からほ
ぼ直角に前方へ延出するセパレータ板部(14)とを含み、
平面視形状がほぼＴ字状となっている。 【００１０】セパレータ板部(14)の前方の縁部(15)は、
商品(18)に当接するので、商品(18)を傷つけないように
丸みをつけることが好ましい。 【００１１】また、本セパレータ装置は、上下位置に関
係なく使用できるよう、上下方向かつ左右方向に対称的
であることが好ましい。セパレータ板部(14)の延出長さ
は、後述するように商品(18)を立て掛けできるよう、棚
板(20)の奥行きよりも短いことが好ましい。 【００１２】取付板部(12)の裏面のほぼ中央には、１個
の取付軸(16)が突設され、取付軸(16)は、陳列棚(20)の
背板(22)に設けられた多数の取付孔(24)のうちの任意の
孔に嵌合するようになっている。取付孔(24)は、めくら
孔または貫通孔のいずれでもよく、孔径は、取付軸(16)
が密に嵌合できるよう、取付軸(16)の外径とほぼ等しく
なっている。 【００１３】上記取付板部(12)とセパレータ板部(14)と
取付軸(16)とは、プラスチック、例えば透明なアクリル
樹脂により一体成形することができる。 【００１５】このように、陳列商品(18)の大きさに応じ
た所定の間隔となるよう、複数のセパレータ装置の取付
軸(16)を、棚板(20)の背板(22)の取付孔(24)に挿入でき
る。また、陳列物品と同じ商品を、陳列商品とセパレー
タ装置との間の空間に積み重ねたり縦に並べて多数の商
品を保管し、客が陳列商品と同じ商品を取り易くするこ
とができる。 【００１６】 【発明の効果】本発明のセパレータ装置を使用すれば、
任意の取付孔(24)に取付軸(16)を挿入するだけで、適宜
陳列商品(18)の大きさに応じて、左右に移動自在にフェ
ースアウト陳列が可能となる。従って、客に対しては、
商品の内容を十分に検討できる機会を与えつつ、販売状
況に応じて、陳列を迅速に変えることが可能となり、販
売促進に寄与することができる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明のセパレータ装置を棚板へ取付けた状態
を示す縦断側面図である。 【図２】図１に示すセパレータ装置の後方斜視図であ
る。 【図３】従来の木製棚用セパレータ装置を示す斜視図で
ある。 【図４】従来の別の木製棚用セパレータ装置を示す斜視
図である。 【図５】従来のスチール棚用セパレータ装置を示す斜視
図である。 【符号の説明】 (12)取付板部 (14)セパレータ板部 (15)縁部 (16)取付軸 (18)陳列商品 (20)棚板 (22)背板 (24)取付孔

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) A47F 5/00 A47F 7/00 A47B 57/58 A47B 81/06

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 陳列棚の背板に当接するとともに、棚板
   の上面に当接するようにした取付板部と、該取付板部中
   央からほぼ直角に前方に延出するセパレータ板部と、前
   記取付板部の裏面のほぼ中央より突設され、陳列棚板の
   背板に設けた多数の取付孔のうちの任意の孔に嵌合しう
   る１個の取付軸とを備えることを特徴とするフェースア
   ウト陳列棚用のセパレータ装置。