JP3467169B2 - バリ取り装置及びバリ取り方法 - Google Patents

バリ取り装置及びバリ取り方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形済のリー
ドフレームから樹脂バリを除去する際に用いて好適なバ
リ取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、樹脂封止タイプの半導体装置や
樹脂パッケージを採用した気密封止タイプの半導体装置
を製造する場合は、トランスファモールド等による樹脂
成形時にリードフレームとモールド金型の僅かな隙間か
ら樹脂がにじみ出たり、アウターリードとダムバーとの
間に樹脂が充填されるなどして樹脂バリが発生する。こ
の樹脂バリは、例えば外装処理後に剥離すると、リード
フレームの素地が露出してアウターリードのはんだ濡れ
性、耐食性等を損なうことから、外装処理前に除去して
おく必要がある。
【0003】そこで従来においては、樹脂成形後に上述
の樹脂バリを除去するため、図4に示すようなバリ取り
装置が用いられている。図示したバリ取り装置30は、
主として、繰出部31、バリ取り部32、水洗部33及
び収納部34によって構成されている。繰出部31は、
樹脂成形済のリードフレームを一枚ずつ繰り出すもの
で、そこから繰り出されたリードフレームの樹脂バリを
バリ取り部32で除去するようになっている。水洗部3
3は、バリ取り部32から送出されたリードフレームを
水洗するもので、その水洗後のリードフレームを収納部
34で順次収納するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のバリ取り装置30においては、水洗部33を通過した
湿潤状態のリードフレームを、そのまま収納部34でカ
セット等に積載して収納するようになっているため、樹
脂成形されたパッケージ同士が水分の介在で貼り付き、
これに起因してリードフレームの搬送不良等が発生して
いた。また、リードフレームに水分が付着した状態で収
納することから、次工程の仕掛かり時にリードフレーム
に錆が発生しやすいという問題があった。そこで現状で
は、バリ取り装置30から取り出したリードフレームを
カセット等に収納したまま、別途、オーブン等を用いて
乾燥させるようにしている。しかし、一旦、カセット等
に収納した複数枚のリードフレームを完全に乾燥させる
にはかなりの時間を必要とし、非常に効率の悪いものと
なっていた。また、オーブン等による乾燥処理でパッケ
ージ同士の貼り付き強度が更に高められる虞れもあっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂成形後で
かつ外装処理前にリードフレームのバリ取りを行うバリ
取り装置であって、樹脂成形済のリードフレームを繰り
出す繰出部と、この繰出部から繰り出されたリードフレ
ームの樹脂バリを除去するバリ取り部と、このバリ取り
部から送出されたリードフレームを水洗する水洗部と、
この水洗部から送出されたリードフレームを乾燥する乾
燥部と、この乾燥部から送出されたリードフレームを収
納する収納部とを備えるものである。さらに、乾燥部
は、水洗部から送出されたリードフレームを収納部へと
搬送するフレーム搬送機構と、このフレーム搬送機構に
よって搬送されるリードフレームを加熱乾燥する加熱処
理部とを有し、フレーム搬送機構は、収納部側に配設さ
れた第1回転軸と水洗部側に配設された第2回転軸との
間に架け渡された複数本の搬送ベルトを有するととも
に、第1回転軸側のベルト配列ピッチを第2回転軸側の
ベルト配列ピッチよりも狭く設定してなるものである。
【0006】上記構成からなるバリ取り装置において
は、繰出部、バリ取り部及び水洗部を経たリードフレー
ムが乾燥部に送られ、そこで乾燥処理されてから収納部
へと送られる。これにより、水洗済のリードフレームが
湿潤状態のまま収納部に収納されることがなくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明に係
るバリ取り装置の全体構成を示す概略図である。図示し
たバリ取り装置1は、主として、樹脂成形済のリードフ
レームを繰り出す繰出部2と、この繰出部2から繰り出
されたリードフレームの樹脂バリを除去するバリ取り部
3と、このバリ取り部3から送出されたリードフレーム
を水洗する水洗部4と、この水洗部4から送出されたリ
ードフレームを乾燥する乾燥部5と、この乾燥部5から
送出されたリードフレームを収納する収納部6とによっ
て構成され、特に従来装置との比較では、水洗部4と収
納部6との間に乾燥部5を設けた点が異なっている。
【0008】図2は上述した乾燥部5の好適な実施形態
を示す下部平面図であり、図3はその全体側面図であ
る。図示した乾燥部5は、水洗部4から送出されたリー
ドフレーム7を収納部6へと搬送するフレーム搬送機構
8と、このフレーム搬送機構8によって搬送されるリー
ドフレーム7を加熱乾燥する加熱処理部9と、この加熱
処理部9のフレーム搬送方向上流側でリードフレーム8
にエアーを吹き付ける水切り部10とを有している。
【0009】フレーム搬送機構8は、モータ11を駆動
源としたもので、そのモータ出力軸にはカップリング1
2を介して、上下一対の第1回転軸13a,13bの一
方(図例では下側の第1回転軸13a)が連結されてい
る。各々の第1回転軸13a,13bの端部には、それ
ぞれ平歯車14a,14bが取り付けられ、これらの平
歯車14a,14b同士が噛み合っている。この構成に
より、モータ11が回転駆動すると、その駆動力がカッ
プリング12を介して下側の第1回転軸13aに伝達さ
れ、さらにその駆動力が平歯車14a,14bを介して
上側の第1回転軸13bに伝達されることから、上下の
第1回転軸13a,13bが互いに同期して回転するよ
うになっている。
【0010】また、第1回転軸13a,13bに対して
は、その間に加熱処理部9と水切り部10とを介在させ
て、上下一対の第2回転軸15a,15bが対向状態に
配設されている。このうち、下側の第1回転軸13aと
第2回転軸15aとの間には複数本(図例では6本)の
搬送ベルト16a,16a,…が架け渡されている。一
方、上側の第1回転軸13bと第2回転軸15aとの間
には2本の搬送ベルト16b(図3では1本のみ表示)
が互いに平行に架け渡されている。これらの搬送ベルト
16a,16bは、いずれも断面略円形の、いわゆる丸
ベルトであり、それぞれのループ途中に設けられたテン
ションローラ17a,17bにより所定の張力をもって
支持されている。また、第1回転軸13a,13b及び
第2回転軸15a,15bは、それぞれの軸端が一対の
サイドプレート18,18にベアリング等を介して回転
自在に支持されている。
【0011】ここで、第1回転軸13a及び第2回転軸
15aの各外周面には、軸方向における搬送ベルト16
aの動きを規制するために、それぞれ所定のピッチで複
数のガイド溝(不図示)が形成され、これらのガイド溝
に1本ずつ搬送ベルト16aが嵌め込まれている。さら
に、第1回転軸13a側のベルト配列ピッチP1 は、第
2回転軸15a側のベルト配列ピッチP2 よりも狭く設
定されている。ちなみに本実施形態では、ベルト配列ピ
ッチP1 ,P2 の比を、P1 :P2 =13:10に設定
している。これにより、搬送ベルト16a,16a,…
の平面的な配置形態としては、リードフレーム7の搬送
方向に対して回転軸端部寄りの搬送ベルト16aほど傾
きが大きくなるため、ベルト全体で見ると第2回転軸1
5aから第1回転軸13aに向かって徐々に回転軸中央
寄りに収束する形態となる。
【0012】さらに、上述した上下一対の第2回転軸1
5a,15bのうち、上側の第2回転軸15bには1本
乃至2本の搬送ベルト19が引っ掛けられている。この
搬送ベルト19は、先述の搬送ベルト16a,16bと
同様に断面略円形の丸ベルトで、水洗部4に近接するプ
ーリ20との間に掛け渡されている。プーリ20は、第
2回転軸15bに片持ち状態で枢支されたアーム21の
自由端に回転自在に支持され、これによって自由に上下
動できるようになっている。一方、搬送ベルト19の下
方には、所定の間隙を隔ててフレームガイド22が対向
状態に配設されており、このフレームガイド22に案内
されて水洗部4側からリードフレーム7が取り込まれる
ようになっている。
【0013】この構成では、先述の如く一対の第1回転
軸13a,13bが同期して回転すると、それぞれの回
転力が搬送ベルト16a16bを介して第2回転軸15
a,15bに伝達され、さらに上側の第2回転軸15b
の回転力が搬送ベルト19を介してプーリ20に伝達さ
れることになる。
【0014】一方、加熱処理部9は、リードフレーム7
の搬送方向から見て略コ字形をなす熱風ノズル23を有
している。この熱風ノズル23は、上述のフレーム搬送
機構8によって搬送されるリードフレーム7に熱風を吹
き付けるもので、上下方向から搬送ベルト16a,16
bを跨ぐように配設されている。熱風ノズル23には、
図示せぬ加熱手段(ヒータ等)により加熱された熱風を
供給するためのダクト24が連結されている。また、熱
風ノズル23の内側の対向面には、それぞれ複数の送風
孔25,25,…がマトリクス状に配列されており、ダ
クト24を介して供給された熱風はそれらの送風孔2
5,25,…からリードフレーム7に向けて吹き出す構
成となっている。ちなみに本実施形態では、各々の送風
孔25の孔径をφ5mmに設定するとともに、その配列
ピッチを10mmに設定している。また、送風孔25か
ら吹き出す熱風の温度を、100℃±10℃の条件で設
定している。
【0015】これに対して水切り部10は、リードフレ
ーム7の搬送方向と直交する状態で配設された上下一対
のエアーブローパイプ26,26を有している。これら
のエアーブローパイプ26,26は、上述した第2回転
軸15a,15bと熱風ノズル23との間で、搬送ベル
ト16a,16bを上下方向から挟むように配設されて
いる。また、各々のエアーブローパイプ26には、所定
のピッチで複数の吹出孔26aが明けられ、これらの吹
出孔26aからリードフレーム7に向けて圧縮エアーが
吹き出す構成となっている。
【0016】ちなみに本実施形態では、エアーブローパ
イプ26,26によるリードフレーム7の水切り処理を
効率良く行うために、上側のエアーブローパイプ26の
吹出孔(不図示)を下側の第2回転軸15aに向けて設
定するとともに、下側のエアーブローパイプ26の吹出
孔26aを上側の第2回転軸15bに向けて設定し、こ
れによってエアーブローパイプ26,26から吹き出し
た圧縮エアーがリードフレーム7に斜めに当たるように
調整している。また、エアーブローパイプ26,26に
よる圧縮エアーの圧力を約4.5kg/cm2 に設定し
ている。
【0017】続いて、本実施形態におけるバリ取り装置
の動作について説明する。先ず、バリ取り対象となる樹
脂成形済のリードフレーム7は、例えばカセット等に所
定枚数だけ収容された状態で繰出部2にセットされ、こ
の繰出部2から図示せぬローディング機構によって一枚
ずつ繰り出される。
【0018】こうして繰り出されたリードフレーム7
は、図示せぬフレーム搬送系によってバリ取り部3に送
られ、そこでリードフレーム7の樹脂バリが除去され
る。ちなみに、バリ取り部3での処理としては、ガラス
ビーズやプラスチック粒等の研磨材(メディア)を均一
に混合してなる液体を、圧縮エアーを用いてノズルによ
り高速噴霧体としてリードフレーム7に吹き付ける液体
ホーニング法を利用したものや、数百kg/cm2 の高
圧水をノズルよりリードフレーム7に噴射してバリを取
る高圧水法を利用したものなどが考えられるが、本発明
に係るバリ取り装置はそのいずれを採用したものであっ
てもかまわない。
【0019】次いで、バリ取り部3を通過したリードフ
レーム7は水洗部4に送られ、そこでリードフレーム7
やそのパッケージ部分に付着残留している樹脂バリが水
洗加工によってきれいに取り除かれる。
【0020】続いて、水洗部4を通過したリードフレー
ム7は乾燥部5へと送られる。この乾燥部5では、先
ず、搬送ベルト19とフレームガイド22との間にリー
ドフレーム7の先端部分が挿入される。このとき搬送ベ
ルト19は、リードフレーム7の上面側に接触した状態
となる。この状態でリードフレーム7は、第2回転軸1
5bとプーリ20の回転に伴う搬送ベルト19の周回移
動に従い、図3の左側から右側へと搬送されていく。
【0021】次に、リードフレーム7は、上下一対の第
2回転軸15a,15bの間を通過して搬送ベルト16
a,16bへと受け渡される。このとき、水切り処理部
10のエアーブローパイプ26,26からは常時圧縮エ
アーが吹き出しており、そのエアーブローパイプ26,
26の間を通過することで、リードフレーム7全体に圧
縮エアーが吹き付けられる。これにより、リードフレー
ム7(パッケージ部分も含む)に付着していた水滴が瞬
時に吹き飛ばされるため、リードフレーム7から効率良
く水気を取り除くことができる。
【0022】次いで、リードフレーム7は、搬送ベルト
16a,16bに挟持された状態で、第1回転軸13
a,13b及び第2回転軸15a,15bの同期回転に
伴う搬送ベルト16a,16bの周回移動に従い、加熱
処理部9の熱風ノズル23へと送り込まれる。この熱風
ノズル23では、ダクト24を介して供給された熱風が
各送風孔25から吹き出しており、そこから吹き出した
熱風がリードフレーム7の表裏面に当てられる。これに
より、リードフレーム7に残っている水気が熱風の吹き
付けによって蒸発させられるため、リードフレーム7全
体を完全に乾燥させることができる。
【0023】その後、乾燥部5を通過したリードフレー
ム7は収納部6へと送られ、そこで図示せぬアンローデ
ィング機構によりカセット等に収納される。
【0024】このように本実施形態のバリ取り装置にお
いては、水洗部4を水洗したリードフレーム7を乾燥部
5に取り込み、そこで水切り処理部10により水滴を除
去したのち、乾燥処理部9での熱風の吹き付けによりリ
ードフレーム7を乾燥させるようにしたので、収納部6
ではリードフレーム7を乾燥させた状態で収納させるこ
とができる。これにより、水分の介在によるパッケージ
同士の貼り付きや、水分の付着によるリードフレーム7
の錆の発生を防止することが可能となる。
【0025】また本実施形態においては、第1回転軸1
3aと第2回転軸15aとの間に複数本の搬送ベルト1
6bを架け渡すようにしたので、例えば取り扱うリード
フレーム7の最大幅に応じて搬送ベルト16bの配列幅
を設定しておけば、リードフレーム7の品種(幅)が変
更になる場合でも、段取り替えなしで対応することが可
能となる。
【0026】また、複数の搬送ベルト16aを第1回転
軸13aと第2回転軸15aとの間に架け渡すにあたっ
て、第1回転軸13a側のベルト配列ピッチP1 を第2
回転軸15a側のベルト配列ピッチP2 よりも狭く設定
していることから、例えば前段の搬送ベルト19によっ
てリードフレーム7が斜めに傾いて搬送された場合で
も、回転軸端部寄りの搬送ベルト16aの傾きによりリ
ードフレーム7の姿勢を正規の向き、つまりリードフレ
ームの搬送方向に沿うように矯正することができる。さ
らに、リードフレーム7に対する搬送ベルト16aの接
触位置は、第2回転軸15a側から第1回転軸13a側
にリードフレーム7が搬送されるに従って徐々に内側に
変位することから、リードフレーム7のほぼ全面にわた
って熱風を吹き付けることができる。これにより、リー
ドフレーム7と搬送ベルト16aの接触に伴う乾燥ムラ
を防止することが可能となる。
【0027】加えて本実施形態においては、上下の搬送
ベルト16a,16bに丸ベルトを採用し、これによっ
てリードフレーム7との接触状態が線状になるようにし
ているため、搬送ベルト16a,16bとリードフレー
ム7との接触面積を極力小さくすることができる。これ
により、熱風ノズル23を通過する際には、リードフレ
ーム7の表裏面がほぼ全域にわたって開放された状態と
なるため、熱風ノズル23からの熱風を効率良くリード
フレーム7に吹き付けることが可能となる。
【0028】さらに本実施形態におけるフレーム搬送機
構8は、通常の平ベルト等によるコンベア搬送と同様に
リードフレーム7を水平搬送する方式を採用しているこ
とから、既存設備にも容易に取り付けることができる。
【0029】なお、本実施形態においては、リードフレ
ーム7との接触状態を線状とするためのベルト構造とし
て丸ベルトを例に挙げたが、これ以外にも例えば、断面
三角形や断面四角形の角形ベルトを採用し、その一角部
分をリードフレーム7との接触部にするなど種々の変形
例が考えられる。また、搬送ベルト16a,16bに平
ベルトを採用した場合は、そのベルト全体に多数のパン
チング孔を明けておくことで、リードフレーム7の乾燥
ムラを有効に防止することができる。さらに、熱風ノズ
ル23の構成としても、上述したコ字形の一体構造のも
のに限らず、上下別々のノズル構造を採用してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明のバリ取り装
置によれば、水洗部から送出されたバリ取り済みのリー
ドフレームを乾燥部で乾燥させてから収納部に収納する
構成となっているため、従来のように水洗済のリードフ
レームが湿潤状態のまま収納部に収納されることがなく
なる。これにより、リードフレーム同士が水分の介在で
張り付くことがなくなるため、それに起因したリードフ
レームの搬送不良等を未然に防止することが可能とな
る。また、収納部で収納されるリードフレームには水分
の付着がないため、次工程の仕掛かり時にリードフレー
ムに錆が発生することも皆無となる。さらに、水洗後の
リードフレームを乾燥部で個別に乾燥するため、乾燥効
率としてもきわめて良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバリ取り装置の全体構成を示す概
略図である。
【図2】実施形態における乾燥部の下部平面図である。
【図3】実施形態における乾燥部の全体側面図である。
【図4】従来のバリ取り装置の全体構成を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 バリ取り装置 2 繰出部 3 バリ取り部 4 水洗部 5 乾燥部 6 収納部 7 リードフレーム 8 フレーム搬送機構 9 加熱処理部 10 水切り処理部 13a,13b 第1回転軸 15a,15b 第2回転軸 16a,16b 搬送ベルト 23 熱風ノズル 26 エアーブローパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−31669(JP,A) 特開 平9−17934(JP,A) 特開 平6−204378(JP,A) 実開 昭58−23810(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/50 H01L 21/50

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形後でかつ外装処理前にリードフ
    レームのバリ取りを行うバリ取り装置であって、 樹脂成形済のリードフレームを繰り出す繰出部と、 前記繰出部から繰り出されたリードフレームの樹脂バリ
    を除去するバリ取り部と、 前記バリ取り部から送出されたリードフレームを水洗す
    る水洗部と、 前記水洗部から送出されたリードフレームを乾燥する乾
    燥部と、 前記乾燥部から送出されたリードフレームを収納する収
    納部とを備え 前記乾燥部は、前記水洗部から送出されたリードフレー
    ムを前記収納部へと搬送するフレーム搬送機構と、この
    フレーム搬送機構によって搬送されるリードフレームを
    加熱乾燥する加熱処理部とを有し、 前記フレーム搬送機構は、前記収納部側に配設された第
    1回転軸と前記水洗部側に配設された第2回転軸との間
    に架け渡された複数本の搬送ベルトを有するとともに、
    前記第1回転軸側のベルト配列ピッチを前記第2回転軸
    側のベルト配列ピッチよりも狭く設定してなる ことを特
    徴とするバリ取り装置。
  2. 【請求項2】 前記乾燥部は、前記加熱処理部よりもフ
    レーム搬送方向上流側に、前記フレーム搬送機構によっ
    て搬送されるリードフレームにエアーを吹き付ける水切
    り処理部を有することを特徴とする請求項記載のバリ
    取り装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱処理部は、前記リードフレーム
    に熱風を吹き付ける熱風ノズルを有することを特徴とす
    る請求項記載のバリ取り装置。
  4. 【請求項4】 前記複数本の搬送ベルトを、前記リード
    フレームに対して線状に接触可能に形成してなることを
    特徴とする請求項記載のバリ取り装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送ベルトが断面略円形の丸ベルト
    であることを特徴とする請求項4記載のバリ取り装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のバ
    リ取り装置を用いてリードフレームのバリ取りを行うこ
    とを特徴とするバリ取り方法。
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