JPH09132309A - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

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JPH09132309A
JPH09132309A JP29119295A JP29119295A JPH09132309A JP H09132309 A JPH09132309 A JP H09132309A JP 29119295 A JP29119295 A JP 29119295A JP 29119295 A JP29119295 A JP 29119295A JP H09132309 A JPH09132309 A JP H09132309A
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JP
Japan
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substrate
transport
transfer
carry
cassette
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Application number
JP29119295A
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English (en)
Inventor
Kozo Yoshida
幸造 吉田
Denichi Inokuchi
傳一 井之口
Katsumi Shimaji
克己 嶋治
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP29119295A priority Critical patent/JPH09132309A/ja
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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッド用等の小型角型基板を搬送ロ
ーラにより搬送しながら、基板の適切な搬送及び生産効
率の向上を達成する。 【解決手段】 幅方向に延び、搬送方向に並設されて回
転駆動される複数本の搬送ローラ40を搬入部12〜搬
出部26に亘って配置し、これにより基板Bを搬送する
ように基板搬送装置38を構成した。搬送ローラ40の
軸方向に基板Bの短辺寸法に対応した細軸部分41を所
定間隔で3箇所形成し、これらの細軸部分41で基板B
を受けるようにして、3枚の基板Bを並列に搬送できる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶用ガラス角型
基板、サーマルヘッド用角型基板、イメージスキャナー
ヘッド用角型基板等の各種角型基板を搬送しながら基板
に所定の処理を施すように構成された基板処理装置に適
用される基板搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、液晶用ガラス角型基板等の精
密電子基板の製造においては、例えば、洗浄処理部や乾
燥処理部といった複数の処理部を配設し、搬送ローラに
よって被処理基板(以下、基板と略す)を水平な状態に
支持して搬送しつつ各処理部において処理を施すように
した装置が知られている。
【0003】上記のように搬送ローラにより基板を搬送
する方法は、主に、大型基板を製造する装置に適用され
ており、サーマルヘッド用等の小型角型基板の製造に用
いられることは殆どなかった。すなわち、サーマルヘッ
ド用等の小型で細長の角型基板では、基板の長辺方向を
搬送方向に一致させて搬送させると基板一枚当たりの搬
送に時間がかり搬送効率が悪く、一方、基板の短辺方向
を搬送方向に一致させて搬送すると基板が搬送ローラ間
から脱落したり、あるいはローラ間に嵌まり込む等、適
切な搬送が望めないといった理由によるものである。
【0004】そこで、サーマルヘッド用等の小型角型基
板の製造においては、一般に、図8に示すように、回転
移動される無端状の搬送ベルト80を用い、この搬送ベ
ルト80上に、短辺方向を搬送方向に一致させた状態で
基板Bを載置し、この搬送ベルト80の回転移動に伴い
基板Bを搬送することで、基板Bの適切な搬送と、搬送
効率の確保を達成するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、搬送ベ
ルトを用いて基板を搬送する搬送方法は、搬送ローラを
用いて基板を搬送する搬送方法に比べてパーティクルが
発生し易く、そのため、サーマルヘッド用等の小型角型
基板の製造においてもローラ搬送を採用して基板を搬送
できる方が処理品質を確保する上で望ましい。
【0006】また、サーマルヘッド用等の細長基板の製
造装置においては、図8に示すように、処理部82で処
理を終えた基板Bを専用のカセット84に収納すること
が行われるが、サーマルヘッド用等の細長の基板Bの製
造装置においては、スペース効率等を考慮して、搬送ベ
ルト80に向かって開口し、かつ長辺方向が搬送方向と
平行となるようなカセット84を搬送ベルト80の側方
に配置する場合が多い。そのため、短辺方向を搬送方向
に一致させて基板Bを搬送するベルト搬送の装置では、
ロボット等により基板Bを水平面上で90°だけ回転さ
せてカセット84に基板Bを収納する必要があり、これ
がタクトタイムの短縮化を妨げる原因の一つとなってい
る。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、サーマルヘッド用等の小型角型基板の
製造において、基板を搬送ローラにより搬送しながら、
基板の適切な搬送及び生産効率の向上を達成することが
できる基板搬送装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る基板搬送
装置は、所定の処理を施すための処理部において長方形
の細長の角形基板を水平に搬送する基板搬送装置であっ
て、上記基板の短片方向を幅方向としてこの方向に延び
るとともに、基板の長辺方向を搬送方向としてこの方向
に並設されて回転駆動される複数本の搬送ローラにより
搬送経路が形成され、上記各搬送ローラが、複数の基板
をその幅方向に並列支持可能で、かつ各基板の幅方向の
移動を規制し得るように構成されることにより、上記搬
送経路に、その幅方向に複数の基板を並列搬送可能とす
る複数の単位搬送経路が基板搬送方向に亘って形成され
てなるものである。
【0009】この装置によれば、基板の長辺方向と搬送
方向とが一致した状態で、しかも搬送ローラの幅方向に
複数の基板が並べられた状態で、搬送ローラの回転に伴
い基板の搬送が行われる。このように長辺方向と搬送方
向とが一致した状態で搬送が行われることにより適切な
基板の搬送が行われ、また、複数の基板が並列搬送され
ることにより基板の搬送効率が高められる。そのため、
サーマルヘッド等の長方形の細長基板に対する処理にお
いて、搬送ローラにより基板を適切に搬送しながらも搬
送効率が十分に確保される。
【0010】請求項2に係る基板搬送装置は、請求項1
記載の基板搬送装置において、上記搬送経路の側方に、
搬送経路に向かって開口し、かつ長辺方向が搬送方向と
平行となる基板収納カセットが配置されるものであっ
て、上記基板収納カセットに対応して、長辺方向を搬送
方向に一致させた状態を維持しつつ基板を搬送方向と直
交する方向に移動させて、上記基板収納カセットからの
基板の取出しもしくは基板収納カセットへの基板の収納
の少なくとも一方を可能とする基板移載手段が上記搬送
経路に設けられてなるものである。
【0011】この装置によれば、搬送経路にある基板が
搬送方向と直交する方向に移動させられるだけで基板収
納カセットに対して基板の出し入れが行われる。そのた
め、カセットに対する基板の出し入れに際して基板の回
転動作が不要となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。図1は本発明の基板搬送装置の一例
が適用される基板処理装置を概略的に示す平面図であ
る。同図に示す基板処理装置10は、サーマルヘッド用
の小型の細長角形基板(以下、基板Bという)に所定の
処理を施す装置であって、基板Bの搬入部12と搬出部
26とを備え、これらの搬入部12と搬出部26の間に
基板Bに所定の処理を施すための複数の処理部を直列に
備えている。
【0013】具体的には、搬入された基板Bを洗浄する
基板洗浄部14と、洗浄された基板Bを加熱して乾燥さ
せるとともに、所定温度まで冷却させる第1乾燥部16
と、基板Bの表面にレジスト塗布のための密着強化剤を
塗布する密着強化処理部18と、フォトレジスト液を塗
布する薄膜形成部20と、基板端縁に形成された不要な
薄膜を除去する端縁処理部22と、端縁処理後の基板B
を乾燥させる第2乾燥部24とが設けられ、これらの各
処理部14〜24がこの順番で上記搬入部12と搬出部
26との間にライン状に配設されている。
【0014】図2に示すように、基板処理装置10に
は、上記搬入部12から各処理部14〜24を経て搬出
部26に至る基板搬送装置38が配置されており、搬入
部12で搬入された基板Bがこの基板搬送装置38によ
り左方から右方に向かって搬送されつつ各処理部14〜
24において所定の処理が施された後、搬出部26から
搬出されるようになっている(図1に基板Bの流れを矢
印で示す)。
【0015】上記搬入部12には、基板搬送装置38の
側方にカセット載置台30a〜30cが設けられ、これ
らが基板Bの搬送方向(以下、単に搬送方向という)に
一列に並設されるとともに、これらの各カセット載置台
30a〜30cにそれぞれ多数の基板Bを収納したカセ
ット32a〜32cが載置されている。カセット載置台
30a〜30cは、それぞれ図外の移動機構に連結され
ており、この移動機構の駆動によりカセット32a〜3
2cを上下動及び搬送方向と直交する方向に移動させ得
るように構成されている。
【0016】各カセット32a〜32cは、それぞれ図
外のAGV(自動搬送装置)によりカセット載置台30
a〜32cに搬入されるようになっており、位置決めさ
れた状態でカセット載置台30a〜30b上にセットさ
れている。
【0017】各カセット32a〜32cは、いずれも基
板搬送装置38側に向かって側面が開口した同一形状の
箱型を有しており、その内部には、上下に複数の基板収
納部が形成され、これらの各基板収納部にそれぞれ基板
Bが収納されている。具体的に説明すると、各基板収納
部には、カセット32a〜32cの内壁に、基板Bの搬
送方向両側から突出する一対の支持片35(図4に示
す)が設けられており、基板Bの長手方向両端縁部がこ
れらの各支持片35によって受けられることにより長辺
方向を搬送装置に平行にした状態で各カセット32a〜
32c内に基板Bが収納されている。
【0018】一方、上記搬出部26にも、基板搬送装置
38の側方にカセット載置台34a〜34cが設けら
れ、これらが搬送方向に一列に並設されるとともに、こ
れらの各カセット載置台34a〜34cに、多数の基板
Bを収納するカセット36a〜36cがそれぞれ載置さ
れている。なお、各カセット載置台34a〜34c及び
各カセット36a〜36cの構成は、それぞれ上記搬入
部12のカセット載置台30a〜30b及び各カセット
32a〜32cと同一構成となっている。
【0019】上記基板搬送装置38は、図2に示すよう
に、搬入部12から搬出部26に亘って所定の間隔で配
設される多数の搬送ローラ40を有しており、図外の駆
動手段によりこれらの搬送ローラ40が回転駆動される
ことにより、基板Bを下方から支持して水平に搬送する
ように構成されている。
【0020】各搬送ローラ40には、図3に示すよう
に、その軸方向に基板Bの短辺寸法に対応した細軸部分
41が所定の間隔で同図では三箇所形成されており、こ
れらの細軸部分41で基板Bが支持されることにより搬
送ローラ40の軸方向に3枚の基板Bが並列に支持され
得るようになっている。つまり、このように搬送ローラ
40が構成されることで、上記基板搬送装置38による
基板Bの搬送経路に、その搬送経路に亘って、搬送方向
と直交する方向に3枚の基板Bを同時に搬送することが
できる3列の単位搬送経路が形成されている。なお、以
下の説明においては、搬送ローラ40の軸方向において
搬入部12及び搬出部26に近い側(図3では左側)の
細軸部分41によって形成される単位搬送経路を第1搬
送経路38aとし、他を順に第2搬送経路38b,第3
搬送経路38cとして説明する。
【0021】上記基板搬送装置38において、搬入部1
2及び搬出部26に対応する部分には、さらに、カセッ
ト32a〜32cから第1〜第3搬送経路38a〜38
cにそれぞれ基板Bを搬入し、あるいは第1〜第3搬送
経路38a〜38cにある基板Bを各カセット36a〜
36cに収納する機構(基板移載機構)が設けられてい
る。
【0022】詳しくは、図2に示すように、カセット3
2aに収納された基板Bを第3搬送経路38cに搬入す
る搬入機構44と、カセット32bに収納された基板B
を第2搬送経路38bに搬入する搬入機構46と、カセ
ット32cに収納された基板Bを第1搬送経路38aに
搬入する搬入機構48とが設けられ、これらの各搬入機
構44,46,48が搬入部12の各カセット32a〜
32cに対応して設けられている。一方、搬出部26に
ついては、第1搬送経路38aにある基板Bを搬出して
カセット36aに収納する搬出機構50と、第2搬送経
路38bにある基板Bを搬出してカセット36bに収納
する搬出機構52と、第3搬送経路38cにある基板B
を搬出してカセット36cに収納する搬出機構54とが
設けられ、これらの搬出機構50,52,54が搬出部
26の各カセット36a〜36cに対応して設けられて
いる。
【0023】これらの各搬入及び搬出機構は、いずれも
基本構成は共通しており、以下、上記搬入機構48を例
にこれらの搬入及び搬出機構について説明する。
【0024】図2及び図4に示すように、搬入機構48
は、例えば搬送ローラ40を挟んで搬送方向に配置さ
れ、搬送方向と直交する方向においてカセット載置台3
0cと第1搬送経路38aとに亘って伸びる一対のベル
トコンベア48a,48bから構成されている。
【0025】各ベルトコンベア48a,48bは、それ
ぞれ搬送方向と直交する方向に伸びるフレーム64と、
このフレーム64の長手方向両端に軸支されて図外のモ
ータにより回転駆動される一対のプーリ60と、これら
のプーリ60に掛け渡される無端状のベルト62とを有
している。上記各フレーム64は、搬送ローラ40の下
方に配設されるエアシリンダ66の出力軸67に連結さ
れており、これより上記エアシリンダ66へのエア圧の
給排切換えに応じてベルトコンベア48a,48bが搬
送ローラ40の上方に位置する駆動位置(同図の二点鎖
線に示す位置)と、搬送ローラ40の下方に位置する退
避位置(同図の実線に示す位置)とに変位するように搬
入機構48が構成されている。
【0026】そして、この搬入機構48において、ベル
トコンベア48a,48bが上記駆動位置に配置された
状態で上記プーリ60が駆動されることにより、上記ベ
ルト62が回転移動してカセット32cから基板Bを引
き出して第1搬送経路38aの上方に移動させる。そし
て、基板Bが第1搬送経路38aの上方に達するタイミ
ングでプーリ60の駆動が停止され、この後、上記ベル
トコンベア48a,48bが退避位置に移動させられる
ことにより、基板Bが搬送ローラ40上に載置されて基
板Bが第1搬送経路38aに搬入されるようになってい
る。
【0027】このような搬入機構48の作動において
は、上記カセット載置台30cが上下動させられるとと
もに、搬送方向と直交する方向に搬入機構48に対して
相対的に進退移動され、これにより図4に示すように、
上記ベルトコンベア48a,48bの端部(図4では左
側端部)がカセット32cの内部に若干介在して、搬入
すべき基板Bの先端部下面に接するようにカセット32
cと搬入機構48の相対的な位置関係がセットされるよ
うになっている。
【0028】以上は、搬入機構48の構成であるが、搬
入部12に対応する他の搬入機構44,46も、ベルト
コンベアによる搬送ストロークが第2及び第3搬送経路
38b,38cにそれぞれ対応して設定されている以外
は上記搬入機構48と同一の構成となっている。また、
搬出部26に対応する各搬出機構50,52,54もベ
ルトの回転移動方向が異なる以外は、搬入部12に対す
る各搬入機構44,46,48と同一の構成となってい
る。
【0029】以上のように構成された上記基板処理装置
10における基板Bの搬送動作について説明する。
【0030】基板処理装置10の稼働中は、各搬入機構
44,46,48の作動に伴い、図2に示すように、搬
入部12において、カセット32aから第3搬送経路3
8cに、カセット32bから第2搬送経路38bに、カ
セット32cから第1搬送経路38aにそれぞれ基板B
が搬入され、搬送ローラ40の回転駆動に応じて各基板
Bが搬送経路に沿って搬送される。
【0031】このとき、例えば、先ずカセット32aか
ら第3搬送経路38cに基板Bが搬入され、この基板B
がカセット32bに対応する位置に達するタイミングで
カセット32bから第2搬送経路38bに基板Bが搬入
され、さらに、これらの基板Bがカセット32cに対応
する位置に達するタイミングでカセット32cから第1
搬送経路38aに基板Bが搬入されるといった具合に、
所定のタイミングで搬入機構44,46,48が同時に
作動することにより、3枚の基板Bが搬送方向と直交す
る方向に並列に並べられた状態とされ、この状態で基板
Bが各処理部14〜24に亘って搬送されるようになっ
ている。
【0032】そして、各処理部14〜24での処理が完
了した基板Bに対しては、各搬出機構50,52,54
の作動により、第1搬送経路38aにある基板Bがカセ
ット36aに、第2搬送経路38bにある基板Bがカセ
ット36bに、第3搬送経路38cにある基板Bがカセ
ット36cにそれぞれ収納される。
【0033】このときも、基板Bの搬入時同様に、所定
のタイミングで各搬出機構50,52,54が同時に作
動することにより、並列に並べられた3枚の基板Bのう
ち、先ず、第1搬送経路38aにある基板Bがカセット
36aに収納され、次に、第2搬送経路38bにある基
板Bがカセット36bに収納され、最後に、第3搬送経
路38cにある基板Bがカセット36bに収納される。
【0034】以上説明したように、上記基板処理装置1
0においては、基板Bの長辺方向と搬送方向とが一致さ
せられた状態で、しかも搬送ローラ40の幅方向に複数
の基板Bが並べられた状態で、搬送ローラ40の回転に
伴い基板Bの搬送が行われるように基板搬送装置38が
構成されているので、上述のように搬送ローラ40によ
りサーマルヘッド等の細長基板Bを適切に搬送可能にし
ながらも、基板Bの搬送効率が十分に確保される。その
ため、従来のようなベルト搬送を用いることなくサーマ
ルヘッド等の細長基板Bの処理を行うことができるの
で、ベルト搬送を用いていた従来のこの種の装置に比
べ、パーティクルの発生を効果的に防止してサーマルヘ
ッド等の細長基板Bの処理を行うことができる。
【0035】しかも、このようにローラによる搬送を採
用したことにより、ベルトによる搬送を採用していた従
来装置に比して上記乾燥部16,24における処理効率
を高めることができるという利点もある。
【0036】すなわち、ベルトによる搬送を採用してい
た従来装置の乾燥部では、基板がベルト上に載置されて
いるため搬送経路の上方にのみヒータを配置して基板を
乾燥させざるを得なかったが、ローラによる搬送を採用
した上記基板処理装置10では、図5に示すように、搬
送経路の上下にヒータ23a,23bを配し、各搬送ロ
ーラ40の間を介して下方からも基板Bを乾燥させるこ
とができる。そのため、一連の処理工程のなかで比較的
時間を要していた乾燥処理時間を大幅に短縮することが
可能となり、その結果、サーマルヘッド用の小型基板B
の処理効率を効果的に向上させることができる。特に、
下側のヒータ23bとして遠赤外線ヒータ等の放射熱源
を用いることにより、基板Bの下面側からであっても効
果的に基板Bの乾燥処理を行うことができる。
【0037】また、上記実施形態の基板処理装置10に
おいては、上述のように、長辺方向と搬送方向とが一致
した状態で基板Bが搬送され、搬出部26におけるカセ
ット36a〜36cへの基板Bの収納は、基板搬送装置
38に設けられた搬出機構50,52,54により基板
Bをそのままの状態で搬送方向と直交する方向に移動さ
せることにより行われるため、従来装置のように、いち
いち基板を回転させて基板をカセットに収納する必要が
ない。そのため、そのような回転動作が要求されない
分、従来装置に比してタクトタイムの短縮化を図ること
ができ、またそのような複雑な動作を行う装置が不要と
なる分、装置の簡略化を図ることができるという利点も
ある。なお、本実施形態においては、基板を搬入及び搬
出する機構としてベルトコンベアが用いられているた
め、この点でパーティクルの発生が懸念されるが、これ
らの機構は上述のように処理部14〜24の外に配置さ
れており、しかも搬送ストロークは搬送経路とその側方
のカセットとの間の極めて短い距離であるため基板の処
理品質に影響を与える虞は殆どない。但し、これらの機
構部分に対応して局所的に集塵設備等を設けるようにす
れば簡単な設備で確実にパーティクルを排出でき、上記
のような懸念を完全に解消することができる。
【0038】なお、以上は本発明の基板搬送装置が適用
される基板処理装置の一実施形態であって、その具体的
な構成等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更
可能である。
【0039】例えば、上記搬出部26及び基板搬送装置
38を図6に示すように構成してもよい。すなわち、第
3搬送経路38cにある基板Bを収納するためのカセッ
ト36c,カセット載置台34c及び搬出機構54を、
基板搬送装置38を挟んで、第1搬送経路38aにある
基板Bを収納するためのカセット36a等に対向して配
置するようにしてもよい。この場合、搬出機構54は、
上記搬出機構50と同一の搬送ストロークを有するよう
に構成すればよい。このような構成によれば、第3搬送
経路38cにある基板Bを搬出するための搬送ストロー
クが短くなるため、基板Bの搬出効率を高めることがで
きる。また、搬出部26における搬送方向の構造をコン
パクト化できるという利点もある。勿論、このような構
成を搬入部12にも採用すれば、基板Bの搬入効率をも
高めることができる。
【0040】また、図7に示すように、搬入部12と搬
出部26が隣合うように2つの基板処理装置10を並設
したり、あるいは全体がU字状となる基板処理装置10
を構成し、例えば、同図に示すように搬入部12と搬出
部26の対応する各カセット載置台上方に亘って高架の
レール70を設けるとともに、このレール70に、吸着
によってカセットを吊上げ及び平面上で回転可能に支持
する搬送装置72を移動可能に装着し、これにより基板
搬入後の搬入部12のカセット32a〜32cをそれぞ
れ搬送装置72により吊上げて180°回転させて搬出
部26のカセット載置台34a〜34cにそれぞれセッ
トすることができるように基板処理装置10を構成して
もよい。これによれば、基板搬入後は、基板搬入用のカ
セットをそのまま基板搬出用のカセットとして用いるこ
とができるので、カセットを有効に利用することができ
る。
【0041】さらに、上記実施形態の基板搬送装置38
は、搬送ローラ40の軸方向三個所に細軸部分41を形
成し、この細軸部分41で基板Bをそれぞれ支持するこ
とにより3枚の基板Bを並列に搬送し得るように構成さ
れているが、例えば、単一構造のローラに複数の鍔部材
を装着することにより相対的に細軸部分を形成して基板
Bを並列に搬送できるようにしてもよい。また、並列に
搬送する基板Bの数は3枚に限られず、2枚でもよく、
また4枚以上のより多くの基板Bを並列に搬送できるよ
うに基板搬送装置38を構成しても構わない。
【0042】また、上述のように鍔部材を設ける場合に
は、鍔部材を軸方向に移動可能に設けるようにし、これ
によって基板Bのサイズ変更に効果的に対応できるよう
にしてもよい。さらに、軸方向の寸法が異なる複数の細
軸部分を搬送ローラに形成したり、あるいは上記鍔部材
の配設間隔を適宜設定することにより寸法の異なる複数
種類の基板Bを同時に並列に搬送できるように基板搬送
装置38を構成するようにしてもよい。
【0043】さらに、基板Bを搬入するための搬入機構
44,46,48及び搬出するための搬出機構50,5
2,54も基板Bの搬送経路への搬入及び搬出を行う機
構としての一例であって、勿論、いわゆる水平関節型の
スカラ型ロボット等を用いて基板Bの搬送経路への搬入
及び搬出を行うようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板搬送
装置によれば、基板の長辺方向と搬送方向とが一致した
状態で、しかも搬送ローラの幅方向に複数の基板が並べ
られた状態で、搬送ローラの回転に伴い基板の搬送が行
われる。このように長辺方向と搬送方向とが一致させら
れた状態で搬送が行われることにより適切な基板の搬送
が達成され、また、複数の基板が並列搬送されることに
より基板の搬送効率が高められる。そのため、サーマル
ヘッド等の細長基板をローラ搬送により搬送しながら
も、適切に基板を搬送しつつ生産効率を高めることがで
きる。従って、サーマルヘッド等の細長基板の処理に際
してローラ搬送を有効に用いることができ、サーマルヘ
ッド等の細長基板の処理においてもパーティクルの発生
を効果的に防止することができる。
【0045】特に、搬送経路の側方に、搬送経路に向か
って開口し、かつ長辺方向が搬送方向と平行となるよう
に基板収納カセットが配置される場合には、長辺方向を
搬送方向に一致させた状態を維持しつつ基板を搬送方向
と直交する方向に移動させることができる基板移載手段
を搬送経路に設けることにより、基板収納カセットに対
する基板の出し入れに際して従来装置のような基板の回
転動作が不要となる。そのため、そのような回転動作が
要求されない分、従来装置に比してタクトタイムの短縮
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される基板処理装置の構成を示す
概略平面図である。
【図2】搬入部、搬出部及び基板搬送装置の構成を示す
上記基板処理装置の要部拡大図である。
【図3】搬送ローラの構造を示す図2におけるC−C断
面図である。
【図4】搬入機構の構成を示す図2おけるA−A断面図
である。
【図5】第2乾燥部の構成を示す断面略図である。
【図6】搬出部の変形例を示す平面図である。
【図7】基板処理装置の変形例を示す平面図である。
【図8】従来装置を示す平面概略図である。
【符号の説明】
10 基板処理装置 12 搬入部 14 基板洗浄部 16 第1乾燥部 18 密着強化処理部 20 薄膜形成部 22 端縁処理部 24 第2乾燥部 26 搬出部 38 基板搬送装置 38a 第1搬送経路 38b 第2搬送経路 38c 第3搬送経路 40 搬送ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の処理を施すための処理部において
    長方形の細長の角形基板を水平に搬送する基板搬送装置
    であって、上記基板の短片方向を幅方向としてこの方向
    に延びるとともに、基板の長辺方向を搬送方向としてこ
    の方向に並設されて回転駆動される複数本の搬送ローラ
    により搬送経路が形成され、上記各搬送ローラが、複数
    の基板をその幅方向に並列支持可能で、かつ各基板の幅
    方向の移動を規制し得るように構成されることにより、
    上記搬送経路に、その幅方向に複数の基板を並列搬送可
    能とする複数の単位搬送経路が基板搬送方向に亘って形
    成されてなることを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記搬送経路の側方に、搬送経路に向か
    って開口し、かつ長辺方向が搬送方向と平行となる基板
    収納カセットが配置されるものであって、上記基板収納
    カセットに対応して、長辺方向を搬送方向に一致させた
    状態を維持しつつ基板を搬送方向と直交する方向に移動
    させて、上記基板収納カセットからの基板の取出しもし
    くは基板収納カセットへの基板の収納の少なくとも一方
    を可能とする基板移載手段が上記搬送経路に設けられて
    なることを特徴とする請求項1記載の基板搬送装置。
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