JP3466827B2 - インクジェット記録ヘッド及び該インクジェット記録ヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド及び該インクジェット記録ヘッドの製造方法

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JP3466827B2 JP23045096A JP23045096A JP3466827B2 JP 3466827 B2 JP3466827 B2 JP 3466827B2 JP 23045096 A JP23045096 A JP 23045096A JP 23045096 A JP23045096 A JP 23045096A JP 3466827 B2 JP3466827 B2 JP 3466827B2
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に搭載されて用いられるインクジェット記録ヘッ
及び該インクジェット記録ヘッドの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットヘッドは、一般的に一つ
のインク流路を有する樹脂成形部と、一つのインク吐出
用の電気抵抗素子を実装した基板とによって構成されて
おり、樹脂成形部品をバネ部材で荷重する構成となって
いる。
【0003】図10はこのような一般的なインクジェッ
トヘッドの構成を示す図であり、(a)はその要部を示
す側断面図、(b)は上面図となっている。以下、この
図10により従来のインクジェットヘッドの封止工程に
ついて説明する。
【0004】従来構成のインクジェットヘッドは、アル
ミプレート101上にインク吐出用抵抗素子を具備した
基板102を接着固定し、更にインク流路部を具備する
樹脂成形部材103を該基板上にバネ部材104によっ
て荷重圧接するものである。また、その後該基板と該樹
脂成形部の隙間の封止及び接着のために塗布される封止
剤は、図10中の上方A方向よりアルミプレート上若し
くは基板上に容易に滴下され、密着後隙間によって発生
する毛管力により所定の封止をおこなっている。図10
中、105はインク吐出口を示している。
【0005】この構成においては、封止剤滴下点は広い
範囲(図10の斜線部の滴下可能領域)に及び、様々な
インク液室形状、更にインク液室が複数色用に分離して
いる場合においても封止剤滴下点を最適化することが容
易であり、且つ封止材塗布量の管理においても、封止剤
滴下点が平面であるため必要な封止領域と毛管力との関
係により、必要十分な封止材塗布量の決定、管理が容易
である。
【0006】以上の理由により、従来構成のインクジェ
ットヘッドは、安定した封止工程が得られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
より高解像度且つ高精細な画像形成が求められており、
インクドットの高密度化が必要となっている。このイン
クドットの高密度化を実現するためには、インクの小液
滴化、処理液によるインクの紙面定着性を向上させる必
要があり、また小液滴の処理液とインクの紙面上におけ
る着弾精度及び複数色のインク液滴の着弾精度は、個々
のインクジェットヘッドと処理液吐出ヘッドを高精度で
組み合わせることにより得る必要がある。
【0008】そこで、個別のヘッドを高精度で組み合わ
せることなくインクドットの高着弾精度を得るために、
一つの樹脂成形部材によって二つのインクジェットヘッ
ドを構成する場合において、基板側より封止を行う必要
が生じ、その際基板の投影面積より小さい従来のインク
液室の周囲部の形状では十分な封止剤の滴下領域が得ら
れず、滴下量管理に支障をきたし、隙間封止不足若しく
はインク流路内への封止剤あふれといった封止安定性が
得られないという問題点があった。
【0009】本発明は、上記のような問題点を除去する
ためになされたもので、樹脂成形部と基板の接合時の隙
間の封止性を安定させ、従来構成のヘッドと同等の封止
工程の安定性を得ることができ、高解像度且つ高精細な
画像が得られるインクジェット記録ヘッドを提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るインクジェット記録ヘッドは、次のよ
構成をとる
【0011】(1)インクを吐出するための熱エネルギ
ーを発生する抵抗素子をそれぞれ実装している二つの基
板と、該二つの基板の前記抵抗素子を実装している側同
士に挟み込まれている樹脂成形部材と、を備え、該樹脂
成形部材の、前記二つの基板に挟み込まれている両側に
インク吐出用のインクノズルと該インクノズルに連通す
るインク液室とがそれぞれ設けられているインクジェッ
ト記録ヘッドであって、前記樹脂成形部材は、前記イン
ク液室の周囲の、前記インク液室のインク吐出方向に対
する側面側及びインク吐出方向と反対側の部分に、前記
基板より外形が大きく且つ前記基板と所定の間隔を有す
る封止用の面を有し、該封止用の面と前記基板とに挟ま
れた領域の、少なくとも前記インク液室の外周部分が封
止剤によって封止されている。
【0012】(2)上記(1)のヘッドにおいて、イン
ク流路及びインク液室は、単色用の1室である
【0013】(3)上記(1)のヘッドにおいて、イン
ク流路及びインク液室は、複数色用に分割されている(4)上記(3)のヘッドにおいて、複数色用に分割さ
れているインク液室同士の間には隙間が形成され、該隙
間が前記封止剤によって封止されている。
【0014】()上記(1)ないし(何れかの
ヘッドにおいて、封止用の面は、該封止用の面の外周
端部よりインク液室の壁に向って幅及び深さが減少
該封止用の面の、前記インク液室の外周部分と同一
の高さとなるテーパー部が続いて形成されている。
【0015】()上記()のヘッドにおいて、封止
用の面は、該封止用の面の外周端部よりインク液室の
壁に向って幅及び深さが減少し該封止用の面の、前
記インク液室の外周部分と同一の高さとなるテーパー部
が続いて形成され、テーパー部内の前記インク液室同
士の間に形成された隙間に対応する位置に所定の幅及び
深さを有する溝が設けられている。
【0016】()上記()のヘッドにおいて、テー
パー部内の溝は、幅0.08〜0.1mmで深さ0.5〜
1.0mmである。また、上記の目的を達成するため、本
発明に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法は、次
のような構成をとる。 (8)インクを吐出するための熱エネルギーを発生する
抵抗素子をそれぞれ実装している二つの基板と、両側に
インク吐出用のインクノズルと該インクノズルに連通す
るインク液室とをそれぞれ有し、該両側を前記二つの基
板の各抵抗素子を実装している側に挟み込まれている樹
脂成形部材と、を備え、前記樹脂成形部材が、前記イン
ク液室の周囲の、前記インク液室の側面側及びインク吐
出方向と反対側の部分に、前記基板よりも外形が大きく
且つ前記基板と所定の間隔を有する封止用の面を有し、
該封止用の面と前記基板とに挟まれた領域の、少なくと
も前記インク液室の外周部分が封止剤によって封止され
ているインクジェット記録ヘッドを製造するためのイン
クジェット記録ヘッドの製造方法であって、前記二つの
基板を用意する工程と、前記樹脂成形部材を用意する工
程と、前記二つの基板と前記樹脂成形部材の前記両側と
を接合する工程と、前記封止用の面に封止剤を滴下して
該封止用の面と前記基板とに挟まれた領域に封止剤を導
入する工程と、を有する。 (9)上記(8)のヘッドの製造方法において、前記樹
脂成形部材を用意する工程は、該樹脂成形部材を一体成
形する工程を含む。 (10)上記(8)のヘッドの製造方法において、前記イン
ク液室は、単色用の1室である。 (11)上記(8)のヘッドの製造方法において、前記イン
ク液室は、複数色用に分割されている。 (12)上記(11)のヘッドの製造方法において、前記複
数色用に分割されているインク液室同士の間には隙間が
形成されており、前記封止樹脂を導入する工程は、該隙
間に前記封止剤を導入する工程を含む。 (13)上記(8)ないし(12)のヘッドの製造方法にお
いて、前記封止用の面は、該封止用の面の外周端部より
インク液室の壁に向かって幅及び深さが減少し 、該封止
用の面の、前記インク液室の外周部分と同一の高さとな
るテーパー部が続いて形成されており、前記封止剤を導
入する工程は、前記テーパー部に前記封止剤を滴下する
工程を含む。 (14)上記(12)のヘッドの製造方法において、前記封
止用の面には、該封止用の面の外周端部よりインク液室
の壁に向かって幅及び深さが減少し、該封止用の面の、
前記インク液室の外周部分と同一の高さとなるテーパー
部が続いて形成され、該テーパー部内の前記インク液室
同士の間に形成された隙間に対応する位置に所定の幅及
び深さを有する溝が設けられており、前記封止剤を導入
する工程は、前記テーパー部に前記封止剤を滴下する工
程と、前記溝の毛管力により前記隙間に前記封止剤を導
入する工程と、を含む。 (15)上記(14)のヘッドの製造方法において、前記テ
ーパー部内の溝は、幅0.08〜0.1mmで深さ0.5
〜1.0mmである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1〜図
9に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明に係るインクジェットヘッド
の外観を示す斜視図である。また、図2はそのインクジ
ェットヘッドの詳細構成を示す分解斜視図ある。
【0019】同図において、1はインクジェットヘッ
ド、2はあらかじめインク流路及びインク液室が形成さ
れ、更にインクノズル、インク吐出口が形成されている
樹脂成形部、3はインク吐出用の電気抵抗素子を実装し
た基板、4はアルミプレート、5は基板3を樹脂成形部
2に押圧し固定するバネ部材、6は基板3と本体装置で
あるプリンターを電気的に接続する配線基板、7は樹脂
成形部2に形成された上記のインク吐出口、8は樹脂成
形部2のインク流路とホルダーユニットのインク流路を
連結するゴム部材である。
【0020】上記樹脂成形部2は、一体成形されたもの
であり、インク流路、インク液室、インクノズル、及び
インク吐出口7は成形あるいはレーザー加工によって成
形される。
【0021】インクノズル及びインク吐出口7は、高精
度で加工が行われるものであり、これにより紙面へのイ
ンクドット及び処理液の着弾精度も向上する。また、こ
れらの樹脂成形部分は、インクに侵されにくい材料が選
ばれる必要があり、具体的な材料としてはポリサルフォ
ンが望ましいが、他の成形材料でも良い。
【0022】インク吐出用の電気抵抗素子を具備する基
板3は、熱エネルギーにより膜沸騰をインクに生じさせ
て記録を行うものであり、Si基板上に複数の列状に配
設された抵抗素子と、これに電力を供給するAl等の電
気配線とが成膜技術によって形成され、シフトレジスタ
と駆動用トランジスタが内蔵されている基板である。こ
の基板3と樹脂成形部2は高精度で組み立てられる必要
がある。
【0023】配線基板6は上記基板3とプリンター本体
とを電気的に接続するものであり、片側は基板3とTA
Bでつながっており、反対側はプリンター本体から電気
信号を受けるためのコネクションパッドを有している。
このコネクションパッド部は、精度良く樹脂成形部2に
接着固定されている。
【0024】また、インク吐出用の抵抗素子を具備する
基板3は、アルミプレート4を介しバネ部材5によって
樹脂成形部2に押圧されて固定されている。
【0025】図3は上述のインクジェットヘッド1の樹
脂成形部2の内部構成を示す斜視図である。同図中、1
1は封止を行うための封止面、12はこの面11に続い
て形成されたテーパー溝部、13はインクノズル、14
はインク液室である。
【0026】この構成にて、封止を行うための封止面1
1は、樹脂成形部2が略水平にてインク液室14の外周
部つまり液室14のインク吐出方向に対する側面側及び
反吐出方向の後端側に、基板3の投影面積より大きく且
つ接合時に該基板との間に所定の間隔を有するように配
設されており、またテーパー溝部12を具備している。
【0027】上記封止面11に具備されるテーパー溝部
12は、図3に示すように液室壁に近付くに連れて幅方
向(c,e部)、深さ方向(f部)ともに減少し、最終
的に封止面11と同一の高さとなる構成となっている。
このテーパー溝部12は、樹脂成形部2が複数色に分割
されている場合はその色間分離部に対応して配設し、最
も封止剤塗布量管理が厳しい色間封止時に封止剤滴下に
用いる。
【0028】また樹脂成形部2のインク液室14が単色
用一室である場合は、テーパー溝部12を設ける位置は
これに制限されず、インク液室周囲の形状によって決ま
る最も封止剤滴下に適した点に設ければ良い。更にテー
パー溝の数についても、複数色、単色に関係なく樹脂成
形に弊害を及ぼさなければ制限はない。
【0029】このテーパー溝部12は、液室壁より離れ
るにしたがって広く、深くなる構造であるため、過剰に
塗布された封止剤の封止面11からの排除部となってお
り、封止剤の過剰塗布時に発生するインク液室内への封
止剤のあふれを防止する効果を併せ持っている。
【0030】図4は樹脂成形部2の詳細を示す図であ
り、(a),(b)はそれぞれ基板接合後の図3のB,
C方向からの矢視図となっている。封止面11は基板側
端部より0.5mm以上(a部)、後端部より0.9mm以
上(b)部の平面である、また基板3との高さ方向の間
隔(d)部は、0.2mm〜0.3mmが最も適している。
【0031】この構成をとることによって、封止剤滴下
点の選択自由度が上がり、インク液室14と基板3の接
合時に生じる隙間を封止するのに必要十分な封止剤が表
面張力によってd部のインク液室壁を伝ってインク液室
14と基板3の接合面の隙間に到達し、その後接合面の
隙間によって発生する毛管力によって所定の隙間封止を
行うことが可能となる。
【0032】図5にテーパー溝部内に複数のインク液室
の色間分離部に対応し設けた溝部15の一例を示す。図
示のように、テーパー溝部内に幅0.1mm〜0.08mm
(h部)、深さ0.5mm〜1.0mm(g部)の溝部15
を設けることで、インク液室14が複数に分割されてい
る場合において、各インク液室間を分離封止する際に、
テーパー溝部内に設けられた溝部15の毛管力により、
分離封止に必要十分な量の封止剤のみ色間分離部に導入
される。
【0033】この効果により、非常に封止剤塗布量管理
が厳しい色間分離封止においても更に安定した封止性を
得ることが可能となっている。このテーパー溝部12
は、インク液室14が一つの場合においても、封止面内
の平面部への封止剤供給機能を持つため、複数色用のイ
ンク液室14を具備するインクジェットヘッドのみに制
限されるものではない。
【0034】また、図6に樹脂成形部2と基板3の接合
状態を示す。
【0035】上記構成の本実施例のインクジェットヘッ
ド1は、図7に示すように、ホルダーユニット17及び
インクタンクユニット16と結合し、インクジェットカ
ートリッジとして使用される。またインクジェットヘッ
ド1は、ゴム部材8、封止剤等の連結剤によってホルダ
ーユニット17と気密接合され、ねじ等により固定され
る。更に、ホルダーユニット17には分離可能なインク
タンクユニット16が装着され、ここからインクジェッ
トヘッド1にインクが供給される。
【0036】図8は本実施例のインクジェットヘッド1
を有するインクジェットカートリッジ20が搭載された
インクジェットプリンターの要部を模式的に示す斜視図
である。インクジェットカートリッジ20は、キャリッ
ジ部18に搭載されて前述の配線基板6内のコネクショ
ンパッドが電気的に接合し、印字信号の伝達、インクジ
ェットヘッド温度のセンシング等を行う。
【0037】また、キャリッジ部18が左右に走査する
ことにより印字を行う。更に、回復ユニット19によっ
てインクジェットヘッド1内のインク充填及び気泡除去
を行う。また本実施例のインクジェットヘッド1を一つ
または二つ搭載することによって、Bk(黒)インク、
カラーインク、定着用処理液、インク濃度の異なる同色
インク等の同時印字が可能となり、より高解像度で高精
細な画像形成が可能となる。
【0038】ここで、上述の封止面11を具備しない場
合は、図9に示すように接合面と封止剤滴下点との高さ
方向間隔が大きくなること(d<<i)で多量の封止剤
滴下が必要となり、隙間封止の封止剤塗布量管理が困難
となって封止安定性が得られないが、上記のように封止
面11を設けることで、安定した封止性を得ることが可
能となる。また、樹脂成型部2の液室周囲全体を基板3
との接合面に近付け、i部の寸法を減少させる手段もあ
るが、成型品が肉圧となることでヒケ等が発生し、寸法
精度を守ることが困難となり好ましくない。
【0039】このように、本発明は高精度なヘッド組み
合わせを行うことなく高着弾精度を獲得可能とするため
に、一つの樹脂成型部材に二つのインク流路部を設け、
インク流路部を基板により挟み込む構成においても、樹
脂成型部品に封止面を設けることによって、封止剤滴下
に十分な領域を確保し、封止剤滴下量の管理が容易とな
り、従来構成のヘッドと同等の封止工程の安定性が得ら
れる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
樹脂成形部に封止面を具備することにより、従来構成の
インクジェットヘッドと同等の封止工程の安定性を得る
ことが可能になるという効果があり、高解像度で高精細
な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインクジェットヘッドの外観を
示す斜視図
【図2】 図1のインクジェットヘッドの詳細構成を示
す分解斜視図
【図3】 樹脂成形部の内部構成を示す斜視図
【図4】 図3の樹脂成形部の詳細を示す説明図
【図5】 テーパー溝部の一例を示す斜視図
【図6】 樹脂成形部と基板の接合状態を示す斜視図
【図7】 インクジェットカートリッジの外観を示す斜
視図
【図8】 インクジェットプリンターの要部を示す斜視
【図9】 封止面のない樹脂成形部を示す説明図
【図10】 従来のインクジェットヘッドの構成を示す
説明図
【符号の説明】
1 インクジェツトヘッド 2 樹脂成形部 3 基板 4 アルミプレート 5 バネ部材 6 配線基板 7 インク吐出口 8 ゴム部材 11 封止面 12 テーパー溝部 13 インクノズル 14 ノズル液室 15 溝部 16 インクタンクユニット 17 ホルダーユニット 18 キャリッジ部 19 回復ユニット 20 インクジェットカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/05 B41J 2/16

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するための熱エネルギーを
    発生する抵抗素子をそれぞれ実装している二つの基板
    と、前記二つの基板の抵抗素子を実装している側同士に
    挟み込まれている樹脂成形部材と、を備え、該樹脂成形
    部材の、前記二つの基板に挟み込まれている両側にイン
    ク吐出用のインクノズルと該インクノズルに連通するイ
    ンク液室とがそれぞれ設けられているインクジェット記
    録ヘッドであって、 前記樹脂成形部材は、前記インク液室の周囲の、前記イ
    ンク液室のインク吐出方向に対する側面側及びインク吐
    出方向と反対側の部分に、前記基板よりも外形が大きく
    且つ前記基板と所定の間隔を有する封止用の面を有し、
    該封止用の面と前記基板とに挟まれた領域の、少なくと
    も前記インク液室の外周部分が封止剤によって封止され
    ていることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記インク液室は、単色用の1室である
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘ
    ッド。
  3. 【請求項3】 前記インク液室は、複数色用に分割され
    ていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット
    記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記複数色用に分割されているインク液
    室同士の間には隙間が形成されており、該隙間が前記封
    止剤によって封止されていることを特徴とする請求項3
    記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記封止用の面は、該封止用の面の
    周端部よりインク液室の壁に向って幅及び深さが減少
    該封止用の面の、前記インク液室の外周部分と同一
    の高さとなるテーパー部が続いて形成されていることを
    特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のインクジ
    ェット記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記封止用の面は、該封止用の面の
    周端部よりインク液室の壁に向って幅及び深さが減少
    該封止用の面の、前記インク液室の外周部分と同一
    の高さとなるテーパー部が続いて形成され、テーパー
    部内の前記インク液室同士の間に形成された隙間に対応
    する位置に所定の幅及び深さを有する溝が設けられてい
    ることを特徴とする請求項記載のインクジェット記録
    ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記テーパー部内の溝は、幅0.08〜
    0.1mmで深さ0.5〜1.0mmであることを特徴とす
    る請求項記載のインクジェット記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 インクを吐出するための熱エネルギーを
    発生する抵抗素子をそれぞれ実装している二つの基板
    と、両側にインク吐出用のインクノズルと該インクノズ
    ルに連通するインク液室とをそれぞれ有し、該両側を前
    記二つの基板の各抵抗素子を実装している側に挟み込ま
    れている樹脂成形部材と、を備え、前記樹脂成形部材
    が、前記インク液室の周囲の、前記インク液室の側面側
    及びインク吐出方向と反対側の部分に、前記基板よりも
    外形が大きく且つ前記基板と所定の間隔を有する封止用
    の面を有し、該封止用の面と前記基板とに挟まれた領域
    の、少なくとも前記インク液室の外周部分が封止剤によ
    って封止されているインクジェット記録ヘッドを製造す
    るためのインクジェット記録ヘッドの製造方法であっ
    て、 前記二つの基板を用意する工程と、前記樹脂成形部材を
    用意する工程と、前記二つの基板と前記樹脂成形部材の
    前記両側とを接合する工程と、前記封止用の面に封止剤
    を滴下して該封止用の面と前記基板とに挟まれた領域に
    封止剤を導入する工程と、を有することを特徴とするイ
    ンクジェット記録ヘッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記樹脂成形部材を用意する工程は、該
    樹脂成形部材を一体成形する工程を含むことを特徴とす
    る請求項8記載のインクジェット記録ヘッドの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記インク液室は、単色用の1室であ
    ることを特徴とする請求項8記載のインクジェット記録
    ヘッドの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記インク液室は、複数色用に分割さ
    れていることを特徴とする請求項8記載のインクジェッ
    ト記録ヘッドの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記複数色用に分割されているインク
    液室同士の間には隙間が形成されており、前記封止樹脂
    を導入する工程は、該隙間に前記封止剤を導入する工程
    を含むことを特徴とする請求項11記載のインクジェッ
    ト記録ヘッドの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記封止用の面は、該封止用の面の外
    周端部よりインク液 室の壁に向かって幅及び深さが減少
    し、該封止用の面の、前記インク液室の外周部分と同一
    の高さとなるテーパー部が続いて形成されており、前記
    封止剤を導入する工程は、前記テーパー部に前記封止剤
    を滴下する工程を含むことを特徴とする請求項8ないし
    13の何れかに記載のインクジェット記録ヘッドの製造
    方法。
  14. 【請求項14】 前記封止用の面には、該封止用の面の
    外周端部よりインク液室の壁に向かって幅及び深さが減
    少し、該封止用の面の、前記インク液室の外周部分と同
    一の高さとなるテーパー部が続いて形成され、該テーパ
    ー部内の前記インク液室同士の間に形成された隙間に対
    応する位置に所定の幅及び深さを有する溝が設けられて
    おり、前記封止剤を導入する工程は、前記テーパー部に
    前記封止剤を滴下する工程と、前記溝の毛管力により前
    記隙間に前記封止剤を導入する工程と、を含むことを特
    徴とする請求項12記載のインクジェット記録ヘッドの
    製造方法。
  15. 【請求項15】 前記テーパー部内の溝は、幅0.08
    〜0.1mmで深さ0.5〜1.0mmであることを特徴と
    する請求項14記載のインクジェット記録ヘッドの製造
    方法。
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