JP3466275B2 - 紡糸液および酸化スズファイバーの製造方法 - Google Patents

紡糸液および酸化スズファイバーの製造方法

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JP3466275B2 JP13404694A JP13404694A JP3466275B2 JP 3466275 B2 JP3466275 B2 JP 3466275B2 JP 13404694 A JP13404694 A JP 13404694A JP 13404694 A JP13404694 A JP 13404694A JP 3466275 B2 JP3466275 B2 JP 3466275B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化スズファイバーの
製造方法、並びにそれらに用いられる紡糸液に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスセンサにおいては感度及び応答速度
の改善の観点から酸化スズのファイバ−形状での提供が
強く望まれてきた。一方、高分子材料に導電性を付与す
る目的でカ−ボンファイバ−等の添加が行われている
が、カ−ボンを用いた場合、それ自体黒色のため材料の
明彩色化が図れない、また非常に軽いため飛散し易い等
の問題点があった。このため、金属繊維や金属酸化物の
粉末を添加することが行なわれている。金属繊維は高い
導電性を有するものの長時間経過すると表面が酸化ある
いは腐食して導電性が低下するという欠点がある。また
従来の金属酸化物粉末は導電性が金属繊維ほど高くない
ので高分子材料に導電性を付与するためにはどうしても
比較的多量に添加せざるを得ず、高分子材料が本来有す
る物性を低下させる欠点があった。耐薬品性、耐熱性に
優れる酸化スズにおいても導電性を付与した粉末形状で
の添加が試みられている。ところで、導電性付与の効果
は導電性付与材料のアスペクト比が大きいほど、高くな
ることが知られている。このため、導電性を有する酸化
スズのファイバ−化が求められていた。
【0003】しかしながら、従来の固相反応法ではファ
イバ−を製造することは困難であった。このため、特開
昭60−5997号、特開昭60−161337号、特
開昭60ー158199号において、溶融析出法によっ
て酸化スズを製造する方法が提案されている。しかしな
がら、これらの方法では1000℃以上の高温、及び何
日間にもわたる反応時間を必要とする。しかも得られる
酸化スズファイバーの形状は直径1μm以下、長さが3
mmと限られていた。該ファイバーは直径が小さすぎる
ため取り扱いが困難で複合材料として用いる場合、その
機能を充分に発揮させることができずその用途が限られ
てしまうという問題があった。また、長径が小さすぎる
ためペーパ状物等を作製することが困難であった。
【0004】本発明者らは、驚くべきことに高価で且つ
不安定で取り扱いが難しいスズアルコキシドを原料とし
て用いることなく、スズ化合物及びアルコ−ルを主成分
とする溶液を用いると曳糸性が現れ、この溶液から紡
糸、加熱することにより、容易にしかもきわめて安価に
酸化スズファイバ−が得られることを見いだし、既に提
案した(特開平4ー35287、特開平5ー11790
6、特開平5ー179512)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記紡
糸液を用いて紡糸した場合、紡糸してから加熱処理する
までの間に紡糸後のゲルファイバーが高い相対湿度の雰
囲気に接すると、糸形状が保持されず軟化して崩れると
いう現象が生じる場合が出てきた。また、紡糸時におい
ても湿度が高いと紡糸が安定的に行えず切断することも
あった。そこで、紡糸時および/または紡糸後の雰囲気
中の湿度に左右されることなく、常に安定して所定の形
状に紡糸できる製造方法について鋭意研究を重ねた。
【0006】
【課題を解決するための手段】その結果、紡糸液中に含
まれるハロゲンの存在がゲルファイバーの湿度安定性に
影響することを見い出し本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、アルコ−ルにハロゲン化
スズ化合物を溶解してなり、且つ該溶液中のハロゲンと
スズの原子数の比(X/Sn)が1.55以上1.80
未満であることを特徴とする紡糸液である。
【0008】他の発明は、アルコールにハロゲン化スズ
化合物および周期律表第V族元素化合物を溶解してな
り、且つ該溶液中のハロゲン、スズおよび周期律表第V
族元素の各原子数が次式の関係にあることを特徴とする
紡糸液である。
【0009】
【数2】
【0010】ここで、NSnは溶液中のスズと周期律表第
V族元素の原子数の総和に対するスズの原子数の比であ
り、Nvは溶液中のスズと周期律表第V族元素の原子数
の総和に対する周期律表第V族元素の原子数の比であ
り、X、SnおよびVはそれぞれ溶液中のハロゲン、ス
ズおよび周期律表第V族元素の原子数を表わす。
【0011】更に他の発明は、上記各紡糸液を紡糸し、
次いで加熱処理することを特徴とする(導電性)酸化ス
ズファイバ−の製造方法である。
【0012】次に本発明を更に具体的に説明する。
【0013】本発明に用いるアルコールは、後述のハロ
ゲン化スズ化合物を溶解するものであれば何ら制限され
ない。これらアルコールを一般式ROHで表わすと、R
はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチ
ル基等の非置換アルキル基、2ーメトキシエチル基、2
ーエトキシエチル基、2ーヒドロキシエチル基、1ーメ
トキシー2ープロピル基、メトキシエトキシエチル基、
2ーフェニルエチル基、フェニルメチル基等の置換アル
キル基、アリル基等の非置換アルケニル基、2ーメチル
ー2ープロペニル基、3ーメチルー3ーブテニル基等の
置換アルケニル基等が挙げられる。
【0014】上記の置換アルキル基、置換アルケニル基
における置換基の具体例としては、上記したRの具体例
に見られるメトキシ基、エトキシ基等のアルコキシル
基、ヒドロキシル基、フェニル基等のアリール基、メチ
ル基、エチル基等のアルキル基の他に、アミノ基、シア
ノ基、Cl原子、Br原子、I原子、F原子等のハロゲ
ン等が挙げられる。
【0015】これらアルコ−ルの具体例として、メチル
アルコ−ル、エチルアルコ−ル、プロピルアルコ−ル、
ブチルアルコ−ル、オクチルアルコール、2ーメトキシ
エタノール、2ーエトキシエタノール、エチレングリコ
ール、1ーメトキシー2ープロピルアルコール、メトキ
シエトキシエタノール、2ーフェニルエチルアルコー
ル、ベンジルアルコ−ル、アリルアルコール、2ーメチ
ルー2ープロペンー1ーオール、3ーメチルー3ーブテ
ンー1ーオール等を挙げることができる。特に、メチル
アルコール、エチルアルコールはハロゲン化スズ化合物
の溶解度が高く好ましい。上記アルコールは通常単独で
用いられるが,ハロゲン化スズ化合物との反応性,ある
いはハロゲン化スズ化合物の溶解性等を制御するために
2種類以上のアルコールの混合物を用いることもでき
る。
【0016】本発明に用いるハロゲン化スズ化合物のハ
ロゲンは、Cl、Br、I、F原子である。このハロゲ
ン化スズ化合物のなかでも、塩化スズ、臭化スズが価
格、安定性の点から好ましい。具体的には、SnC
2、SnCl2・2H20、SnBr2、SnI2、Sn
2等が挙げられ、特に、SnCl2、SnBr2、Sn
Cl2・2H2Oが好ましく用いられる。また該ハロゲン
化スズ化合物において有機化合物で修飾したもの、例え
ばSn(CH3)2Cl2等を使用してもよい。
【0017】上記ハロゲン化スズ化合物とアルコールの
配合割合は、ハロゲン化スズ化合物がアルコ−ルに均一
に溶解する範囲であれば、特に制限されない。ただし、
あまりにハロゲン化スズ化合物の割合が低い場合は曳糸
性を示さないのでかなり濃縮する必要があり、アルコ−
ルが無駄になる。また、ハロゲン化スズ化合物の濃度が
あまりにも高いと沈澱が生じ均一な紡糸液が得られな
い。従って、使用するハロゲン化スズ化合物とアルコ−
ルの種類によってその配合割合は異なるが、一般的には
アルコ−ルに対するハロゲン化スズ化合物の使用割合は
モル比で0.02〜0.5が好ましい。この割合で配合
して透明で均一な溶液とした後、更に必要に応じてアル
コールを蒸発させて濃縮し所望の粘度を有する紡糸液と
する。
【0018】本発明の紡糸液は、基本的には上記アルコ
ールおよびハロゲン化スズ化合物からなるが、更に得ら
れる酸化スズファイバーの導電性を高めるために、周期
律表第V族元素化合物(以下第V族化合物という)を含
有させることができる。この第V族化合物は、後述する
加熱処理によって最終的には酸化物となって酸化スズ中
に固溶する。
【0019】第V族化合物としては、バナジウム化合
物、ニオブ化合物、タンタル化合物、アンチモン化合
物、あるいはビスマス化合物等の周期律表第V族元素の
化合物が挙げられる。
【0020】具体的には、バナジウム化合物として、V
Br3、VCl2、VCl3、VCl4、VOBr2、VO
Br3、VOCl3、VF3、VF4、VF5、VI3・6H
2O、バナジウムのアルコキシドが挙げられ、ニオブ化
合物として、NbCl5、NbF5、NbBr5、NbO
Cl3、ニオブのアルコキシドが挙げられ、タンタル化
合物として、TaBr5、TaCl5、タンタルのアルコ
キシドが、アンチモン化合物として、SbCl3、Sb
Cl5、SbBr3、オキシ塩化アンチモン、あるいはア
ンチモンのアルコキシドが、また、ビスマス化合物とし
ては、BiCl3、BiI2、ビスマスのアルコキシド等
が挙げられる。
【0021】上記第V族化合物の配合割合は、酸化スズ
ファイバーに導電性を付与したい場合、酸化物換算で酸
化スズに対して0.1〜25mol%が好ましい。上記
割合があまりにも低いと得られる酸化スズファイバ−の
導電性が小さく、またあまりに高くしても導電性付与の
効果は飽和する。
【0022】ハロゲン化スズ化合物および第V族化合物
とアルコールの溶解方法は、特に限定されない。攪拌
下、ハロゲン化スズ化合物に、又はハロゲン化スズ化合
物と必要に応じて加える第V族化合物の混合物にアルコ
−ルを滴下する方法、あるいは攪拌下、アルコールにハ
ロゲン化スズ化合物、並びに必要に応じて第V族化合物
を同時に又は順次溶解させる方法等を用いることができ
る。
【0023】本発明において、上記アルコール、ハロゲ
ン化スズ化合物、並びに必要に応じて第V族化合物を含
有する溶液において、該溶液中に第V族化合物を含まな
い場合はハロゲンとスズの原子数の比、即ちX/Sn
を、1.55以上1.80未満に、第V族化合物を含有
する場合には、ハロゲンとスズと第V族元素の各原子数
の関係が次式
【0024】
【数3】
【0025】を満足するように調整することが重要であ
る。
【0026】ここで、NSnは溶液中のスズと第V族元素
の原子数の総和に対するスズの原子数の比であり、Nv
は溶液中のスズと第V族元素の原子数の総和に対する第
V族元素の原子数の比であり、X、SnおよびVはそれ
ぞれ溶液中のハロゲン、スズおよび第V族元素の原子数
を表わす。
【0027】即ち、上記ハロゲンとスズの原子数比X/
Sn、あるいはハロゲンとスズおよび第V族元素との原
子数の関係X/(Sn+V)が上記範囲にある紡糸液を
用いて紡糸すると安定的に紡糸することができ、また紡
糸されたゲルファイバーが高湿度雰囲気下においても形
状を維持し取り扱いがきわめて容易になる。尚、ハロゲ
ン系第V族化合物を添加する場合は、上記式におけるハ
ロゲンとしてはハロゲン化スズ化合物中に存在するハロ
ゲンの他に第V族化合物由来のハロゲンも勘案しなけれ
ばならない。
【0028】ハロゲンとスズの原子数比X/Sn、ある
いはハロゲンとスズおよび周期律表第V族元素の原子数
の関係X/(Sn+V)が上記範囲より大きくてもゲル
ファイバーを紡糸することが可能であるが、得られるフ
ァイバーが高湿度雰囲気下で軟化し形状が崩れやすくな
るため湿度の制御等が必要になる。また、上記ハロゲン
とスズの原子数比X/Sn、あるいはハロゲンとスズお
よび周期律表第V族元素の原子数の関係X/(Sn+
V)が上記範囲よりも小さいと、一旦紡糸したゲルファ
イバーは高湿度下において安定であるが、時間の経過と
ともに紡糸液中に沈澱が生じ紡糸液が不安定になるとい
う問題が出てくる。紡糸液中に沈澱が生じるとゲルファ
イバー組成が不均一になるだけでなくノズルの目詰まり
を起こし実質的に防止が出来なくなる。
【0029】従って、本発明で相対湿度75%の雰囲気
下で15分間以上紡糸後のゲルファイバーを放置しても
ファイバー形状を保持し、しかも紡糸液を10時間放置
しても紡糸液中に沈澱を生じないことを一応の基準とし
た場合、上記ハロゲンとスズの原子数比X/Sn、ある
いはハロゲンとスズおよび周期律表第V族元素の原子数
の関係X/(Sn+V)を上記範囲に制御することが重
要となる。
【0030】上記ハロゲンとスズの原子数比、又はハロ
ゲンとスズおよび周期律表第V族元素の原子数の関係を
制御する方法は特に限定されず、公知の方法を何等制限
なく用いることができる。
【0031】例えば、アニオン交換樹脂によってハロゲ
ンイオンを除去する方法、ハロゲン化物として沈澱させ
て除去する方法、加熱蒸発によりハロゲンを除去する方
法等通常の方法を用いることができる。加熱蒸発の場
合、ハロゲンはハロゲン化水素として蒸発するのではな
いかと推定される。
【0032】また、紡糸液を調製する際に最初からハロ
ゲンとスズの原子数の比X/Snが小さいハロゲン化ス
ズ化合物、例えばSnCl2、SnCl2・2H2O、S
nBr2 等のスズが2価である化合物を用いることは前
記範囲に容易に制御し得るため有効である。
【0033】本発明の紡糸液の安定性を向上させるため
に、アセチルアセトン、アセト酢酸エチル、マロン酸ジ
エチル等のカルボキシル基を2個以上有する化合物をス
ズの錯化剤として、またハロゲン化スズ化合物の加水分
解、重縮合反応を調整すると推定されるアンモニア等を
適宜含有させてもよい。紡糸方法は特に制限はなく、従
来の紡糸方法を用いることができる。例えば、紡糸ノズ
ルから紡糸液を押し出す方法等が挙げられる。得られる
ファイバーの長径、及び直径等は前記紡糸液の粘度、ノ
ズル径あるいは紡糸ノズルから紡糸液を押し出す速度等
を調整することによって任意に制御することができる。
【0034】紡糸して得られるゲルファイバーの加熱処
理は、ゲルファイバーからアルコールなどの有機溶媒、
あるいは水などを除去してファイバーの骨格を強くし、
場合によっては更に結晶化させる温度で行われる。紡糸
液から紡糸したままのゲルファイバーはそのままでは十
分な機械的強度を示さない。機械的強度はゲルファイバ
ーを加熱処理することで発現する。該加熱処理温度は得
られるファイバーに機械的強度を付与できる温度範囲内
で有れば特に限定されない。加熱処理温度が低い場合に
はファイバー中にアルコール、水などが残存するために
十分な機械的強度が生じない。また、加熱処理温度が高
すぎると酸化スズの分解が進行したり、あるいはファイ
バー中の結晶粒が成長し過ぎ強度が低下するなどの問題
が生じる。上記理由により、加熱処理温度は250〜1
550℃の範囲が好ましい。更に好適には300〜15
00℃の温度で加熱処理することが好ましい。
【0035】第V族化合物を添加して、得られるファイ
バーの導電性を向上させたい場合もまた加熱処理が必要
である。紡糸液から紡糸したままのゲルファイバーはそ
のままでは絶縁体であり、導電性はゲルファイバーを加
熱処理することで発現する。該加熱処理温度は得られる
ファイバーに導電性を付与できる温度範囲内であれば特
に限定されない。一般に、加熱処理温度が低い場合には
ファイバー中にアルコールなどの有機物、水等が残存す
るため、また第V族化合物が酸化物の形態にならず酸化
スズと充分に固溶しないため導電性が生じない。また加
熱処理温度が高すぎると、ファイバー中の第V族化合物
が揮散し導電性が低下する、酸化スズの分解が進行す
る、ファイバー中の結晶粒が成長し過ぎ強度が低下する
などの問題を生じる。このため、加熱処理温度として2
50℃〜1550℃の温度範囲が好ましい。さらに好適
には、300℃〜1500℃の温度で加熱処理すること
が好ましい。
【0036】また、加熱処理は通常空気中で行われる
が、特に導電性の高いファイバーを得たいときには、窒
素、アルゴン、水素、アルゴンと水素の混合ガスなどの
還元性雰囲気下や真空中で加熱処理を行うことができ
る。
【0037】更に、該加熱処理に際し、ゲルファイバー
中に存在する水、アルコール等の揮発成分を、乾燥によ
って除去することが良好な酸化スズファイバーを得るた
めに望ましい。かかる乾燥は、加熱処理と同時に行って
も良いが、加熱処理前に予め行う方が良好なファイバー
を得るためには好ましい。これらの場合、乾燥温度は得
られるファイバーにクラックが発生することを防止する
ために、出来るだけ低い温度で行うことが好ましいが、
溶媒に沸点の高いアルコールを用いた場合には、余り低
すぎると乾燥に長時間を要し、効果的でない。一般的な
乾燥温度は室温〜300℃の範囲とすることが好まし
い。
【0038】本発明の、第V族化合物を含有する紡糸液
から得られる導電性酸化スズファイバーの比抵抗値は、
第V族化合物の種類、添加量、焼成雰囲気及び焼成温度
等によって大きく変わるが、通常、103〜10ー1Ω・
cmの値をとることができる。
【0039】また、本発明によって得られる(導電性)
酸化スズファイバーは、結晶質、非晶質のいずれでも取
りうるが、導電性の観点からは結晶質の方が好ましい。
【0040】
【発明の効果】本発明の紡糸液を用いることにより、高
い湿度雰囲気下においても糸の切断、崩れなどを起こす
ことなく常に安定的に所定の形状の紡糸を行えるように
なった。又、紡糸後に、糸が湿度の高い雰囲気に接して
も軟化して形状が崩れることもなくなり、次の加熱工程
へ極めてスムースに移行することができるようになっ
た。この結果、工業的に安定した操業が可能となり生産
性が向上した。
【0041】
【実施例】本発明を以下実施例によって具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。
【0042】実施例1 塩化第一スズ(SnCl2)10g(0.05モル)、
三塩化アンチモン(SbCl3)1g(0.004モ
ル)をメタノール100ml(2.47モル)に溶解さ
せ均一で透明な溶液にした。その後、エバポレータによ
る濃縮とメタノールの添加を繰り返し塩素とスズおよび
アンチモンの原子数の関係Cl/(Sn+Sb)が1.
62である高粘性のゾルからなる紡糸液とした。このと
き、1.55NSn+1.60Nv=1.55であり、
1.80NSn+2.70Nv=1.87である。この紡
糸液を圧力を加えて紡糸ノズルから押し出し相対湿度5
5%の雰囲気下でドラムに連続的に巻き取った。得られ
たファイバ−を室温で1日放置後、2℃/minの速度
で120℃まで昇温しその温度で30分間保持した。そ
の後10℃/minの速度で500℃まで昇温しその温
度で30分間保持して加熱処理をおこなった。得られた
ファイバーは平均30μmの直径を有し、ケイ光X線分
析により、アンチモンが仕込組成通りファイバー中に存
在していることが確認された。また、X線回折の結果、
酸化スズのピークを有すること、アンチモンはその酸化
物などのピークはみられず酸化スズ中に固溶しているこ
とが確認された。得られたファイバ−の比抵抗は平均8
×10ー1Ω・cmであった。紡糸直後のゲルファイバー
を相対湿度75%の雰囲気下に1時間放置したが軟化す
ることなくファイバー形状を保持した。
【0043】実施例2 臭化第一スズ(SnBr2)13.9g(0.05モ
ル)、三塩化アンチモン(SbCl3)1g(0.00
4モル)をメタノ−ル100ml(2.47モル)に溶
解させ均一で透明な溶液にした。その後、エバポレータ
による濃縮とメタノールの添加を繰り返し臭素と塩素と
スズ及びアンチモンの原子数の関係[(Br+Cl)]
/(Sn+Sb)が1.70である高粘性のゾルからな
る紡糸液とした。このとき、1.55NSn+1.60N
v=1.55であり、1.80NSn+2.70Nv=
1.87である。この紡糸液を圧力を加えてノズルから
押し出し相対湿度55%の雰囲気下でドラムに連続的に
巻き取った。得られたファイバ−を室温で1日放置後、
2℃/minの速度で120℃まで昇温しその温度で3
0分間保持した。その後10℃/minの速度で500
℃まで昇温しその温度で30分間保持して加熱処理をお
こなった。得られたファイバーは平均40μmの直径を
有し、ケイ光X線分析により、アンチモンが仕込組成通
りファイバー中に存在していることが確認された。ま
た、X線回折の結果、酸化スズのピークを有すること、
アンチモンはその酸化物などのピークはみられず酸化ス
ズ中に固溶していることが確認された。得られたファイ
バ−の比抵抗は平均8×10ー1Ω・cmであった。紡糸
直後のゲルファイバーを相対湿度75%の雰囲気下に1
時間放置したが軟化することなくファイバー形状を保持
した。
【0044】実施例3 メタノールの代わりにエタノールを100ml、SbC
3 1gの代わりにSb(OC25)3を1.13gを用
いることおよび塩素とスズとアンチモンの原子数の関係
Cl/(Sn+Sb)が1.65であること以外は実施
例1と同様に行なった。このとき、1.55NSn+1.
60Nv=1.55であり、1.80NSn+2.70N
v=1.87である。得られたファイバ−をケイ光X
線、X線回折により分析した結果、アンチモンが固溶し
た結晶質の酸化スズであることが確認された。得られた
ファイバ−の比抵抗は平均8×10ー1Ω・cmであっ
た。また、紡糸直後のゲルファイバーを相対湿度75%
の雰囲気下に1時間放置したがファイバー形状を保持し
た。
【0045】実施例4 メタノールの代わりに2ーエトキシエタノールを用いる
こと以外は実施例1と同様に行なった。得られたファイ
バ−をケイ光X線、X線回折により分析した結果、アン
チモンが固溶した結晶質の酸化スズであることが確認さ
れた。得られたファイバ−の比抵抗は平均8×10ー1Ω
・cmであった。また、紡糸直後のゲルファイバーを相
対湿度75%の雰囲気下に1時間放置したがファイバー
形状を保持した。
【0046】実施例5 三塩化アンチモン(SbCl3)1g(0.004モ
ル)の代わりに、TaCl5 0.945g(0.00
26モル)を用いること以外は実施例1と同様に行ない
Cl/(Sn+Ta)=1.62とした。このとき、
1.55NSn+1.60Nv=1.55であり、1.8
0NSn+2.70Nv=1.84である。得られたファ
イバ−をケイ光X線分析、X線回折の結果、タンタルが
仕込組成通り固溶した結晶質の酸化スズであることが確
認された。得られたファイバ−の比抵抗は平均8×10
2Ω・cmであった。また、紡糸直後のゲルファイバー
を相対湿度75%の雰囲気下に1時間放置したがファイ
バー形状を保持した。
【0047】実施例6 三塩化アンチモン(SbCl3)1g(0.004モ
ル)の代わりに、NbCl5 0.712g(0.00
26モル)を用いること以外は実施例1と同様に行ない
Cl/(Sn+Nb)=1.70とした。このとき、
1.55NSn+1.60Nv=1.55であり、1.8
0NSn+2.70Nv=1.84である。得られたファ
イバ−をケイ光X線分析、X線回折により分析した結
果、ニオブが仕込組成通り固溶した結晶質の酸化スズで
あることが確認された。得られたファイバ−の比抵抗
は、平均8×102Ω・cmであった。また、紡糸直後
のゲルファイバーを相対湿度75%の雰囲気下に1時間
放置したがファイバー形状を保持した。
【0048】実施例7 実施例1において、三塩化アンチモンを加えないこと以
外同様に行い、Cl/Sn=1.60とした。得られた
ファイバ−のX線回折の結果、結晶質の酸化スズである
ことが確認された。得られたファイバ−の比抵抗は平均
8×104Ω・cmであった。また、紡糸直後のゲルフ
ァイバーを相対湿度75%の雰囲気下に1時間放置した
がファイバー形状を保持した。 実施例8 実施例2において、三塩化アンチモンを加えないこと以
外は同様に行い、Br/Sn=1.60とした。得られ
たファイバ−のX線回折の結果、結晶質の酸化スズであ
ることが確認された。得られたファイバ−の比抵抗は、
平均8×104Ω・cmであった。また、紡糸直後のゲ
ルファイバーを相対湿度75%の雰囲気下に1時間放置
したがファイバー形状を保持した。
【0049】実施例9 実施例1において、Cl/(Sn+Sb)を1.75に
すること以外は同様に行った。このとき、1.55NSn
+1.60Nv=1.55であり、1.80NSn+2.
70Nv=1.87である。得られたファイバ−をケイ
光X線、X線回折により分析した結果、アンチモンが固
溶した結晶質の酸化スズであることが確認された。得ら
れたファイバ−の比抵抗は平均8×10ー1Ω・cmであ
った。また、紡糸直後のゲルファイバーを相対湿度75
%の雰囲気下に1時間放置したがファイバー形状を保持
した。
【0050】実施例10 実施例1において、Cl/(Sn+Sb)を1.78に
すること以外は同様に行った。このとき、1.55NSn
+1.60Nv=1.55であり、1.80NSn+2.
70Nv=1.87である。得られたファイバ−をケイ
光X線、X線回折により分析した結果、アンチモンが固
溶した結晶質の酸化スズであることが確認された。得ら
れたファイバ−の比抵抗は平均8×10ー1Ω・cmであ
った。また、紡糸直後のゲルファイバーを相対湿度75
%の雰囲気下に1時間放置したがファイバー形状を保持
した。
【0051】実施例11 Cl/Sn=1.70とすること以外実施例7と同様に
行った。得られたファイバ−のX線回折の結果、結晶質
の酸化スズであることが確認された。得られたファイバ
−の比抵抗は平均8×104Ω・cmであった。また、
紡糸直後のゲルファイバーを相対湿度75%の雰囲気下
に1時間放置したがファイバー形状を保持した。 実施例12 Cl/Sn=1.78とすること以外実施例7と同様に
行った。得られたファイバ−のX線回折の結果、結晶質
の酸化スズであることが確認された。得られたファイバ
−の比抵抗は平均8×104Ω・cmであった。また、
紡糸直後のゲルファイバーを相対湿度75%の雰囲気下
に1時間放置したがファイバー形状を保持した。 実施例13 Cl/Sn=1.55とすること以外実施例7と同様に
行った。得られたファイバ−のX線回折の結果、結晶質
の酸化スズであることが確認された。得られたファイバ
−の比抵抗は平均8×104Ω・cmであった。また、
紡糸直後のゲルファイバーを相対湿度75%の雰囲気下
に1時間放置したがファイバー形状を保持した。この紡
糸液は、10時間放置しても沈澱は生じなかったが、2
4時間放置後には紡糸液中に一部沈澱が析出した。 実施例14 紡糸液中の塩素とスズおよびアンチモンの原子数の関係
Cl/(Sn+Sb)を1.55にすること以外実施例
1と同様に行った。このとき、1.55NSn+1.60
Nv=1.55であり、1.80NSn+2.70Nv=
1.87である。得られたファイバーは平均30μmの
直径を有し、ケイ光X線分析により、アンチモンが仕込
組成通りファイバー中に存在していることが確認され
た。また、X線回折の結果、酸化スズのピークを有する
こと、アンチモンはその酸化物などのピークはみられず
酸化スズ中に固溶していることが確認された。得られた
ファイバ−の比抵抗は平均8×10ー1Ω・cmであっ
た。紡糸直後のゲルファイバーを相対湿度75%の雰囲
気下に1時間放置したが軟化することなくファイバー形
状を保持した。この紡糸液は、10時間放置しても沈澱
は生じなかったが、24時間放置後には紡糸液中に一部
沈澱が析出した。
【0052】実施例15 紡糸液中の塩素とスズおよびアンチモンの原子数の関係
Cl/(Sn+Sb)を1.83にすること以外実施例
1と同様に行った。このとき、1.55NSn+1.60
Nv=1.55であり、1.80NSn+2.70Nv=
1.87である。得られたファイバーは平均30μmの
直径を有し、ケイ光X線分析により、アンチモンが仕込
組成通りファイバー中に存在していることが確認され
た。また、X線回折の結果、酸化スズのピークを有する
こと、アンチモンはその酸化物などのピークはみられず
酸化スズ中に固溶していることが確認された。得られた
ファイバ−の比抵抗は平均8×10ー1Ω・cmであっ
た。紡糸直後のゲルファイバーを相対湿度75%の雰囲
気下に1時間放置したが軟化することなくファイバー形
状を保持した。
【0053】比較例1 三塩化アンチモン(SbCl3)を添加しないことおよ
び紡糸液中の塩素とスズの比Cl/Snを1.90にす
ること以外は実施例1と同様に行なった。得られたファ
イバ−のX線回折の結果、結晶質の酸化スズであること
が確認された。得られたファイバ−の比抵抗は、平均8
×104 Ω・cmであった。又、紡糸直後のゲルファ
イバーを相対湿度75%の雰囲気下に放置したところ5
分後に軟化してファイバー形状が崩れた。
【0054】比較例2 紡糸液中の塩素とスズの比Cl/Snを1.80にする
こと以外は比較例1と同様に行なった。得られたファイ
バ−のX線回折の結果、結晶質の酸化スズであることが
確認された。得られたファイバ−の比抵抗は、平均8×
104Ω・cmであった。又、紡糸直後のゲルファイバ
ーを相対湿度75%の雰囲気下に放置したところ15分
後に軟化してファイバー形状が崩れた。
【0055】比較例3 紡糸液中の塩素とスズの比Cl/Snを1.50にする
こと以外比較例1と同様に行った。この紡糸液を2時間
放置したところ、多量の沈澱が析出しゲルファイバーの
紡糸を行うことができなかった。
【0056】比較例4 紡糸液中の塩素とスズおよびアンチモンの原子数の関係
Cl/(Sn+Sb)を1.90にすること以外実施例
1と同様に行った。このとき、1.55NSn+1.60
Nv=1.55であり、1.80NSn+2.70Nv=
1.87である。得られたファイバ−をケイ光X線、X
線回折により分析した結果、アンチモンが固溶した結晶
質の酸化スズであることが確認された。得られたファイ
バ−の比抵抗は平均8×10ー1Ω・cmであった。ま
た、紡糸直後のゲルファイバーを相対湿度75%の雰囲
気下に放置したところ10分後に軟化してファイバー形
状が崩れた。
【0057】比較例5 紡糸液中の塩素とスズおよびアンチモンの原子数の関係
Cl/(Sn+Sb)を1.50にすること以外実施例
1と同様に行った。このとき、1.55NSn+1.60
Nv=1.55であり、1.80NSn+2.70Nv=
1.87である。この紡糸液を2時間放置したところ、
多量の沈澱が析出しゲルファイバーの紡糸を行うことが
できなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01N 27/16 G01N 27/16 B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01G 19/04 C01G 19/02 D01F 9/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルコ−ルにハロゲン化スズ化合物を溶
    解してなり、且つ該溶液中のハロゲンとスズの原子数の
    比(X/Sn)が1.55以上1.80未満であること
    を特徴とする紡糸液。
  2. 【請求項2】 アルコールにハロゲン化スズ化合物およ
    び周期律表第V族元素化合物を溶解してなり、且つ該溶
    液中のハロゲン、スズおよび周期律表第V族元素の各原
    子数が次式の関係にあることを特徴とする紡糸液。 【数1】 [式中、NSnは溶液中のスズと周期律表第V族元素の原
    子数の総和に対するスズの原子数の比であり、Nvは溶
    液中のスズと周期律表第V族元素の原子数の総和に対す
    る周期律表第V族元素の原子数の比であり、X、Snお
    よびVはそれぞれ溶液中のハロゲン、スズおよび周期律
    表第V族元素の原子数を表わす。]
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の紡糸液を紡糸
    し、次いで加熱処理することを特徴とする酸化スズファ
    イバ−の製造方法。
JP13404694A 1993-12-21 1994-06-16 紡糸液および酸化スズファイバーの製造方法 Expired - Fee Related JP3466275B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100362148C (zh) * 2006-04-21 2008-01-16 东南大学 静电纺丝法制备低密度多孔二氧化锡纳米纤维激光靶材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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